いくつになっても結婚してないシャアは駄目オトコ10

1 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/05(金) 14:24:24 ID:???
何の因果か真っ二つのアクシズに取り残され、
自炊生活を送り始めた、アムロとシャア・・・

ところが無人のはずのアクシズには、何と・・!?

         ,-―- 、
        /ロ≠   ヽ
        .i    ノ|ノ)从)  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       ヾ、 イ' l l |l <   12人のプルズがいました
         ゞl|、 ヮ,.イ!  .\_________
        . リへ.!]、リ

詳細は>>2-5あたり

まとめサイト(月光蝶氏編集)
ttp://axis2000.hp.infoseek.co.jp/log/dame/dame.html

前スレ:いくつになっても結婚してないシャアは駄目オトコ9
ttp://anime.2ch.net/test/read.cgi/x3/1134050614/


2 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/05(金) 14:25:47 ID:???
2ゲトc

3 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/05(金) 14:27:20 ID:???
3ゲトc

4 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/05(金) 14:28:16 ID:???
4ゲトc

5 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/05(金) 14:28:34 ID:???
アクシズの愉快な仲間たち。主食はスパム、おやつはプリン。

シャア・アズナブル…アクシズ一家の転落王。
 この歳にして手に入れた友人と幼女に囲まれた生活に、人生をやり直している気分との発言も飛び出す元総帥。
 でもアクシズ弾劾裁判だけは勘弁な!

アムロ・レイ…アクシズ一家の良心。
 シャアに人生を狂わされている機械オタの元ヒッキー(連邦軍エースパイロット)。
 腐れ縁が続いて一緒にアクシズで漂流生活を送る羽目に。
 技術力を生かして今日もアクシズのどこかで修理作業中。家事万能、漂流一家の大黒柱。

プル達…ニュータイプの少女エルピー・プルをベースにグレミー・トトが兵器として作り出した12人のクローン。肉体年齢は10歳。
 プルA〜Lとぞんざいな命名でモルモット扱いされていた上に、アクシズの冷凍睡眠カプセルに6年間も放置されていた。
 漂流中のシャアとアムロに解放され、騒々しくも平和な毎日を送っている。


6 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/05(金) 14:29:09 ID:???
6ゲトc

7 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/05(金) 14:30:01 ID:???
プルA…多分姉妹で一番オリジナルの「プル」に似た性格(甘いものとお風呂が大好き。天真爛漫)
    喫茶店跡でみつけたレシピが宝物。いつかチョコパフェ食べたいな。
プルB…姉妹中では最もプルツーに似ている(責任感が強く、独立独歩を愛する)
    たまには一人になりたくて散歩します。 12姉妹中ではあまり目立たないけど、やる時はやります。
    アムロが遭難しかけた時救出した功労者の1人。
プルC…おとなしくて無口。恥ずかしがりや。お裁縫はじめました。
    ちょっとだけアムロを意識してますが、まだまだコドモです。
プルD…オヤジっぽい。豪快に笑ったり人情話で泣いたり。はっきり物を言う。
    メカの扱いも得意。難しい事を考える前にまず手を動かしてみるタイプか。
    でも裁縫なんかは苦手らしく、他の娘に袋を作ってもらったりしている。
プルE…無口無表情。ア○ナミ系。ママに潜在的甘えッ子。
   「バカなの?」とか天然でマジメに訊いてしまうところはまだちょっと年齢の割に幼いかも。
   「がんばれ」「まけるな」のくじけない魂も持つ、12姉妹の白眉(実は「お父さん」も結構気に入っているらしい)。
プルF…辛口お姉さん系(セイラ風)。ちょっと寒がり。優しさ装いつつトゲがある。昨今名言増大中。
   (実は閻魔帳(ガクガクブルブル)をつけている・・その中身を知った者は(あうあうあうあうあうあ))
プルG…普通の「プル」の性格だが、男言葉で喋る俺女。Eと仲良し。
    星座に夢見る少女らしい面も。シャアの王子様らしい面をちょっとだけ意識。
    星座事件でも、某ミュージック事件でも(笑)、シャアの方が悪いのに
    きっぱり流したり、「ワルカッタヨ(TT)」と、謝ったりする所は好漢。竹を割ったような娘かな。
プルH…やり手の電波娘。NT能力12人中最強。実は策略家か!?
    時々ララァになっていた(笑)が、最近は本人も段々目覚めつつある(恋するIなどの影響か)。
    成長して、だんだん死者たちの業を乗り越えつつあるかも。
プルI…マジメで理路整然と喋る。シャアと日夜壮絶なディベートを繰り広げるプチギレン。
    シャアの得体の知れない面や怖い面をちょっと知りながらもダメ男と急速接近(笑)、
    自分の心が自分で割り切れないのに戸惑う乙女。
プルJ…軍人気質。シャアを「大佐」と呼ぶ。不器用に大佐ラブ、恋のためなら命賭けます。
    IやHと違って、演技や計算で自分や他人を誤魔化す事が全然出来ない分、恋はいつも体当たり。
    でも自分の気持ちに素直な分、恋の悩みも少ないかも。最近Iと結んだ淑女協定でちょっと複雑かな?
プルK…人当たりがよく落ち着いている(ミライ風)。誰に対しても敬語で喋る。
    伝記作者のように、日常生活を静かに送りながら全てを見ているヒトになるのかも。
プルL…怖がりですぐに泣く。末っ子系。マイナス感情に敏感。宝物の「お父さん」をいつも抱いている。
ハロ部隊…度重なる改造を加えられ、今その機能を正確に把握してるのはアムロのみ。


8 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/05(金) 14:42:18 ID:???
何で頭部コクピットボコ殴りにされたのにシャアは生きてるんですか

9 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/05(金) 14:59:42 ID:???
ZZ厨か

10 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/05(金) 15:43:11 ID:???
止めろって煽り

11 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/05(金) 15:48:39 ID:???
>>8-10
漂流スレへようこそ

12 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/05(金) 15:50:31 ID:???
自演なん?

13 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/05(金) 16:09:36 ID:???
もう10か…感慨深いな

14 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/05(金) 17:09:16 ID:???
新スレ乙

15 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/05(金) 17:34:29 ID:???
1乙厨煽りは簡便な

16 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/05(金) 19:44:27 ID:???
妙な心配はするだけ損。

17 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/06(土) 19:25:27 ID:???
人がいない?

18 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/06(土) 21:52:37 ID:???
1乙

19 名前:月光蝶 :2006/05/07(日) 11:04:37 ID:???

ttp://axis2000.hp.infoseek.co.jp/log/dame/dame.html

GW終了更新。
(中の人は某温泉から帰って来た)

長い漂流の歴史には、常に浮き沈みはあった。
漂流するアクシズの運命は、職人さんと応援団の心のままに……


20 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/07(日) 12:52:09 ID:lcv/Hfdg
情操教育とは感情や情緒を育み、創造的で、個性的なこころの働きを豊かにするための教育、道徳的な意識や価値観を養うための教育で、小中学校の教科では、特に道徳、図工、音楽、保健体育などを指していわれるものである。
彼らもかつて戦場で血に塗れ続け、現在も一般道徳的には問題のある駄目な大人達ではあったが、仮にも“親”としての自覚を持った以上、娘の幸福のために情操教育には人一倍頭を悩めるのだ・・・

〜深夜、シャアの個室にて〜
アクシズが一日の営みを終える頃、シャアは昼間の駄目親父からもう一つの顔、航海士としての顔に変わる。とは言えここ最近はデプリ帯の通過や隕石群との遭遇の予定はないため、コースの割り出しと航海計画を確認する程度で休養を取るのが優先事項であるのだが。
そんな弛緩した状況下に似つかわしくない真剣な表情でシャアは手元の端末を操作していた。
そこへ様子を見かねたようにアムロがやってくる。
アムロ「こんな時間まで・・・、休むのも俺達の仕事だぞシャア・・・それはゲームか?」
シャアが行っていた事、それはゲームのテストプレイだった。
シャア「アムロか。何、これはプル達の情操教育の為にこの私自らがセレクトし、改造
    した物だ。」
アムロはディスプレイの画面を見た。馬が映っており、調教、登録、休養などのコマンドがある。
アムロ「これは競馬か?競走馬を育成しているようだが・・・」
元々地球生まれのアムロは競馬とは何かを詳しく知っている。かつてカラバに居た頃に部隊の連中と道楽で遊びに行ったことはあり、貴重な男の時間だったと記憶している。
アムロ「なるほどな、教育上はあまりギャンブルと言う物には感心出来んが個人的にはや
    りたいことは理解出来る。1つの命を責任を持って生み出す、育てる、才能を発
    揮させる事、それらはただ集団生活をしているだけでは全員が得られる感覚では
    ない。娯楽といえば戦闘シュミレーターばかりのあの子達にはこういうのも悪く
    ないかもな。」
シャア「フッ、そうだろうアムロ。昨今の子供は街を守るゲームで率先して街を壊滅させ
    たり他人のMS(モノ)を勝手に盗み出すような嘆かわしい行為を平然と行う、それ
    は不幸だ!!」
アムロ「・・・何か何処かで聞いたことのあるような凡例だが、あの子達が人として間違
    った方向に行くとは考えられんし、行かせるつもりはないぞ。」
シャア「甘いぞアムロ!以前のままごと(36歳スレ)を見てもまだ分からないのか!?あの
    娘らの将来に望ましい展開にならなかったのも、元はといえば貴様の責任なのだ
    ぞ?」
アムロ「な、何を言うんだ、シャア!!貴様のような鬼畜に言われたくはないっ!!」
シャアのような男に娘の教育に悪影響を及ぼすと言われ逆上したアムロはシャアに飛び掛かろうとした!
シャア「フッ、それだ。貴様のこのドメスティックバイオレンスが子供の情操教育に悪影
    響に悪影響を及ぼす事に何故気付かないのか!?」
アムロ「うっ!!」


21 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/07(日) 12:57:09 ID:???
シャア「・・・認めたくはないがあの子達もいずれは大人として私達から巣立つ日が来るの
だ。自分のやりたい事を見付ける者、誰かに恋をする者、母として子を宿す者も
居るだろう・・・。そのような時に今のような行為が常識と考えればどうなるか分か
らん貴様ではないだろう!!」
シャアの一言に予想外の衝撃を受けるアムロ。一瞬、脳裏にある少年の姿が浮かんだ。
仕事ばかりで親としてまともに出来ていなかった両親。あろう事か愛人を囲い、息子である彼にその存在を知られている。自己を許容する事を教えずにいたために鬱屈した感情とコンプレックスが彼に不要な衝突を生じさせ、多くの悲劇を生んだ。
アムロ「カミーユ・ビダン・・・」
シャア「分かったらその手をどけてもらおうか?」
アムロが力無くその手を離す。シャアは無言で端末を操作しなおす。
アムロが部屋を出ようとしたその時、シャアが独りごとのように呟いた。
シャア「だが、その純真さがなければ人は変われないのかも知れない。アムロ、私はあの
子らを本当に導けるのだろうか?」
アムロ「・・・出来るさ。そのために俺達は生きている。」
シャア「・・・そうか、そうだな。アムロ、1杯付き合え。」
そう言うとシャアは秘蔵の一本『グラナダ大吟醸』を出そうと戸棚を開けた。
その瞬間、アムロのニュータイプとしての勘がとんでもない物を感じ取る。
アムロ「・・・シャア、折角の所なんだがその、何だ。『キャスバルスタリオン4(クワトロ)』ってのはどういうゲ
ームなんだ?」
キャスバルスタリオン、かつてグリプス戦役後期に地球圏を中心にアングラで流行した美少女ゲーム(18禁)である。
主人公が持ち前の行動力と種馬の如き精力で多くの女性と一夜を共にする(その後は通常の3倍の速度で撤退する)という内容のゲームであるが、インターフェイスが素晴らしく上出来であったが為に非常に人気を博したシリーズである。
実はシャア自身が主人公のモデルとして制作サークルを立ち上げていたのだ。
シャア「・・・認めたくないものだな、若さ故の過ちという物は・・・。」
いや、若くは無い。既にこの時御歳28歳でありました。

22 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/07(日) 16:56:06 ID:???
(アムロとシャアが持っていたゲームのあのタイトル、妙に気になるな・・・
どれ、アクシズで私がアクセスできるデータだけでも調べてみるか)

プルI「こ、これは―-赤い彗星と呼ばれた男が・・・・・・堕ちたものだな・・・」

プルJ「た、大佐がこんなものを・・・」

プルI「弾劾裁判モノだな・・・・・・J、至急関係者の招集を」

プルJ「は、はい今すぐに!」

・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

シャア「ハッ!?」
シャア「ゆ、夢か・・・・・・やはりこのゲームは忌わしき記憶とともに封印すべきなのか、ララァ・・・」

プルH「大佐・・・」

シャア「プルH・・・か、どうしたんだね、まだ朝食には随分早いぞ?」

プルH「いえ、その・・・」

シャア「なんだね、言いたいことがあるならはっきり言いたまえ」

プルH「立ち絵と、ジョウジの枚数、増やして欲しかったって女の人が・・・」

シャア「!?・・・まさか、ララァが・・・・・・」

プルH「いえ、サブヒロインを名乗る方が10人ほど」

シャア「・・・・・・・・・ポカーン」

プルH「それにしても・・・これだけの女性を泣かせるなんて、大佐は罪な人ですね」

シャア「認めたくないものだな、全員実在の人物をモデルにしたことは!」

23 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/07(日) 18:12:12 ID:dJiz1WEW
Studio-74さんの壊れたシャアを思い出したw

24 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/08(月) 13:35:02 ID:???
最近になってシャア板に来るようになって、ついこの前このスレを見つけたんだけど・・・

まとめサイトで37歳スレのプルLがプレゼントをみんなにあげる話を読んで、年甲斐も無く泣いちゃいましたwリアルでw

25 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/08(月) 15:37:03 ID:???
>>24
新しい住人さん、いらっしゃい

26 名前:かくれんぼ@アクシズ(1/21) :2006/05/08(月) 22:46:27 ID:???
「改装巡航艦ザンジオンより定時連絡。航行は順調、万事問題なし。特筆すべきこともなし」
いかにも面倒臭そうな口調で淡々と日課を朗読し、銀髪の男は軽く欠伸を噛み殺した。
「記録者、カーズ・エドワード」
最後に記録者名を告げ、レコーダーのスイッチを切ろうと手を伸ばす。
と、そこでようやく思い出したように、カーズは肩をすくめてもう一度口を開いた。
「追伸。アクシズとの航路交差まで72時間――」
ひとつ鼻を鳴らし、一応付け加える。
「現在のところ、新たな発見無し」
そこで、今度こそレコーダーを止めた。
これで今日の定時連絡は終わり。後は、データが記録されたチップを載せた通信管を地球圏の収集ステーション
めがけて射出するだけである。長年にわたる戦争状態の結果広範囲にデブリが流れている昨今、これが無事に地
球圏まで届くとは限らないが、レーザー通信をやろうにも遠すぎてどうにもならず、電波はミノフスキー粒子に
よる干渉で不安定極まりなく使い物にならない。仕方なく、報告を義務付けられた場合は前時代的な手紙の真似
事をすることになる。それも、ほとんどボトルメールだ。
まあ、運がよければお偉いさんの元に届くこともあるだろう。
そう思いつつ、カーズは少し離れたところにいるオペレーターに声を掛けた。
「エイミ。今日の分の記録、撃ち出しといてくれ」
金色の髪をショートボブにまとめている女――外見上がどうであれ、少女と呼べば彼女自身に怒られる――、エ
イミ・ロマノフが、ニコリ、と笑って答える。
「了解です! でも、ホント、いよいよですね」
「まだ早ぇよ。あと三日もあるじゃねーか」
心なしか瞳を輝かせながら言うエイミに苦笑して応じ、ふと、気になった人物のことを尋ねる。
「そういえば、リュウはどうした? あいつ、ちゃんと観測やってんだろうな」
「サウス曹長ですか?」
キョトン、と目をしばたかせ、エイミは顔に、知らないんですか?、と書いて告げた。
「一昨日から、アイザックの整備に余念がありませんよ。あと、あちこちの神様仏様に安全祈願してるみたいで
 す。あ、観測報告は、ちゃんと出てますよ」
「あのヤロウは……どうせMS降りて上陸するってぇの」
軽く頭を抱えつつ唸り、カーズは席を立つ。
「ま、俺もヤツのケツひっぱたくついでにゲルググの整備でもしてくるか。じゃ、あとは任せたぞ、エイミ」
そう言い残してデッキに向かうカーズを見送りつつ、エイミはポツリと呟いた。
「あの、順番逆なんじゃ……?」
特設アクシズ調査隊。
いろんな意味で、何かと問題を抱えているのであった。

27 名前:かくれんぼ@アクシズ(2/21) :2006/05/08(月) 22:48:17 ID:???
「ザンジバル級?」
最大級に難しい顔で、アムロは鸚鵡返しに訊く。
航路やデブリの状況を調査するため日常的に行われている宙域観測において重大な問題が発見されたと、アムロ
をはじめアクシズ・ファミリーがミーティングルームに集められた。
その冒頭でシャアが告げたのは、稼動状態にあるザンジバル級巡洋艦とアクシズの航路が交差する、というもの
だった。
シャアは、アムロの言葉に、うむ、とひとつ頷いてから付け加えた。
「正確に言うと、その改装艦のようだ。そうでもなければ、こんなところまで来ることはできんよ」
確かに、ザンジバル級は地球圏での活動――もっと言うなら、地球侵攻――を前提とした船であり、木星へと向
かう道程にあるアクシズに今の段階で追いすがることは不可能だ。要員の死を前提としていない限りは。
いや、問題はそこにあるわけではない。
アムロは、ギリ、と奥歯を噛み締めた。
明らかに稼動状態にあるザンジバル級が、数日中にアクシズと航路を交差させる。
その情報を告げるのに、何故プルたちまで集めたのか。
確かに、いつの頃からか彼らの命運を左右するような極めて重大な問題の対処に際しては、プルたちの意向も重
要なファクターとして聴取し、反映するのがアクシズの慣わしとなってはいる。
しかし、今回ばかりは少しばかり事情が異なるだろう、とアムロは思うのだ。
これでは、内々に処理してしまうことも出来ない。
最悪、プルたちに大人の汚い面を、自分とシャアの外道としての顔を、晒してしまうことになる。
それを承知の上で彼女らをこの場に集めたのであれば、殴り倒す程度では済まさない。
そう思いつつ、アムロは硬い表情のままシャアの言葉を待った。
「で、どうするかというところだが」
アムロの思いを知ってか知らずか、すまし顔でシャアは続ける。
「ジオン残党にせよ、連邦にせよ、今の我々が関わるのは得策ではあるまい。木星への旅路も確固たるものとな
 った今、軍とは出来る限り関わるべきではない。まあ、スパム以外の食事にありつけるかもしれん、というの
 は少々魅力的ではあるが」
少しだけおどけたように言ってから、シャアは決然と表情を改め宣言した。
「然るに、我々の採るべき道はひとつ!」
ババーン、と擬音を響くような調子で、傍らに立っていたプルFが、極めて不自然に壇上に置かれていたボード
の掛け布を引っぺがす。
そこには――


【かくれんぼ@アクシズ】


そんな、阿呆なことが大書されていた。
ちなみに、著名はプルF。
イヤになるくらい、達筆。

28 名前:かくれんぼ@アクシズ(3/21) :2006/05/08(月) 22:49:29 ID:???
さすがに深刻どころか真面目な顔も持続出来ず、呆れ顔で頭を抱えるアムロ。
「あのなぁ、シャア……」
その言葉を遮って、プルJが追従する。
「なるほど! ほとぼりが冷めるまで雲隠れしてやり過ごすんですね。さすが大佐です!」
それういう言い方をされると、それはそれで傷付くのだが。
内心そう思いつつも、シャアは頷く。
「その通り。幸い、地の利は我々にある。このタイミングでかくれんぼをしたという事実は、古今例が無い。し
 かし相手も延々アクシズに留まるわけにはいかない以上、かくれんぼで煙に巻くチャンスが生まれる。彼我の
 航路から算出されたランデブータイムは2日と無いはずだ。諸君らであれば、この作戦を成し遂げられるだろ
 う」
「シャア。お前、遊んでるだろ?」
先刻までとは別の意味で目が据わっているアムロ、呆れを主成分としつつもドスの効いた声で言ってシャアを睨
む。
壇上に並んですまし顔のシャアとプルFを眺めつつ、プルIがシャアに毒されていることを嘆くプルFも別の意
味でシャアに毒されているなぁ、などと思い頭を抱え、プルBが声を絞り出す。
「And now, for something completely different.」(それで、話は変わるんだけど)
そしてもちろん、すかさず割り込んだプルDが明らかなカメラ目線で合いの手を入れる。
「It's!」(始まるよっ!)
唐突にリバティベルが流れ始め、プルFが素早くボードを裏返す。
と、そこには。


【Axis Family's Flying Circus(空飛ぶアクシズ一家)】


「……いや、悪い。そうじゃなくって」
何故か都合よく準備されていたラジカセをプルEからひったくってスイッチを切り、なんとも微妙なツラでこめ
かみを押さえ自身の発言を訂正するプルB。
音楽が切れたので、プルFもすかさずボードを裏返しタイトルを元に戻す。
「え〜、なんだよ、Bにしちゃ珍しくノリがいいと思ったのに」
いかにも不満げにブーたれるプルD。
何の話だ。
そう思いつつも、プルBは気力を総動員して話を戻す。

29 名前:かくれんぼ@アクシズ(4/21) :2006/05/08(月) 22:50:34 ID:???
「正直、相談してくれるのは嬉しいけど、そういった問題への対処は私たちの手には余る……と思ったんだけど
 な。放っておくとどこまで悪乗りするかわからないから、一応話には加わるよ。その上で言わせてもらうけど、
 そういう重大事項はもう少しちゃんと検討すべきだ。少なくとも、いきなり『かくれんぼ』はないだろう?」
至極ごもっともなプルBの意見。
しかし、一点だけ間違いがある。
シャアを筆頭とする芸人集団ofアクシズは、放っておくと悪乗りする、のではない。
放っておかなくても悪乗りしてしまう、のである。
「その件に関してはとりあえず棚上げにして、どこに隠れるかという相談だが」
まずはシャアが口火を切り、それにプルDが乗った。
「いや、それはとりあえず棚上げさせてもらって、どんな仕掛けを作るかって相談なんだけど」
「そこは棚上げにしといてさ。ネタの方向性を決めときたいよな」
更にプルGが火に油を注ぎ、一巡してシャアがガソリン投入。
「うむ。それは一旦棚に上げるとして、さて我々は何をどれだけ棚上げしたかという話なんだが」
たちまち4件もの問題の棚上げに成功する問題棚上げ委員会。
真面目なプルBが、ふるふると怒りに身を震わせる。
が、彼女が罵声を浴びせかけるよりも早く、コホン、とひとつ咳払いをして真面目派筆頭プルIが呆れた声で言
った。
「馬鹿話はそこまで。いい加減、アムロの忍耐力も限界に近いぞ?」
見れば、プルIの言う通り白い悪魔は発動寸前。
つまりシャアの命運も風前の灯というところであったのだが。
「ふむ、アムロ君。君も大人なら、もう少し余裕のある紳士的態度を取りたまえ」
「やかましい! お前は英国紳士か! 遊んでる場合じゃないだろう!?」
いけしゃあしゃあとたしなめる(?)シャアに、さすがのアムロも怒声を上げる。
そこで英国紳士が出てくるあたり、アムロも微妙に毒されているのだが。
「では訊くが、真面目にやっていればザンジバル級を止められるとでも? しかめっ面しく雁首そろえたところ
 で、宇宙を往く船は止まらんよ」
嘲るように言うシャア。
少しでも冷静さを取り戻そうと大きく深呼吸をして、アムロは応じる。
「そういう問題じゃない。とりあえず結論はおくとして、お前の考えを聞かせろ。おふざけはナシでな」
アムロ自身は冷静になったつもりでそう言ったのだが、その問い掛けをすること自体、既にシャアの術中にある
ことには気付かない。
だから、シャアは殊更に冷ややかな笑みを浮かべて嘲るのだ。
「何だ、そんなことかね?」

30 名前:かくれんぼ@アクシズ(5/21) :2006/05/08(月) 22:51:51 ID:???
「軽く言うけどな……」
「簡単な話のはずだ」
反駁するアムロを遮って、シャアは続ける。
「我々は、何だ? ジオンの神輿と、連邦の英雄さまだろう。そしてプルたちは? この子らを、ニタ研あたり
 に放り込みたいのか?」
そんなことは判っている。
そう応じようとして、しかし、アムロはそれを口にすることは出来なかった。
投降は、言語道断。さりとて、船の連中を実力行使で追い返すなり葬るなりしたとしても、その行為自体がアク
シズ健在のサインとなってしまう。
言葉に詰まるアムロに人の悪い笑みを見せつけ、シャアは肩をすくめる。
「理解したか? 選択肢など、最初から存在していないのだよ」
その通りだ。してやられた。
さすがに面白くなさそうな顔でアムロは黙り込む。
「では、話を戻すぞ」
それ以上はシャアも追求せず続けた。
「このタイミングでかくれんぼをしたという事実は、古今例が無い」
「そこまで戻るのかよ!」
思わず立ち上がってツッコミを入れるアムロ。
不貞腐れた顔をしていられたのも実に僅かな間だった。
「冗談だ」
すまし顔で言うシャアをひと睨みし、アムロは深く息をはいて座り直す。
アムロがいつもの顔つきを取り戻すのを確認して、シャアは改めて状況を説明した。
「緊急避難用のシェルターは、幾つかある。動力も酸素も通常の系統からは独立した、それも半ば秘匿されたも
 のであるから問題は無いだろう」
「VIP用の隠し部屋みたいなものか?」
アムロの問いに、シャアは芝居めいた表情で肩をすくめる。
「まさしく、だな。ハマーンの頃、いや、更に遡ってマハラジャの頃から、アクシズは一枚岩ではなかった。自
 然、権力者はもしもに対する備えをする、というわけだ」
事実、ハマーンはグレミー・トトによる叛乱を許しているし、シャアがネオ・ジオンを再興した際にも多くの将
兵が彼に従った。
いかにジオン・ズム・ダイクンの遺児であり、行方知れずとなったミネバ・ラオ・ザビに代わる錦の御旗となり
うる人物であったとしても、一年前は敵であった男に、だ。
それは、ハマーン政権下のアクシズにもシャアのシンパが多数残存していたことの証左に他ならない。
「ただ、問題はある」
とりあえず、過去の諸々は棚に上げることにして、シャアは現状の問題点を告げる。
「これらの施設に関してだが、ここにいる全員が入るだけの規模のものは存在しない。少なくとも、二手に分か
 れる必要が出てくる。無論、ザンジバル級が近くにいるうちは無線通信は不可。通常系統の通信も危うい。そ
 してシェルターは、先ほど言った特性上互いに連絡が取れるようには出来ていない。然るに、我々は自ら分断
 の危険を冒すことになる」

31 名前:かくれんぼ@アクシズ(6/21) :2006/05/08(月) 22:52:51 ID:???
「ザンジバル級到着まで、どのくらい余裕がある?」
腕組みしつつほんの少し考えてから、アムロが訊いた。
シャアは、顎に手を当て自身に確認するように淡々と答える。
「無線に関しては、既に危うい。意図的にミノフスキー粒子が散布されているわけでもないからな。その他に関
 して、断言は出来んが二日というところだろう」
何かの計算が噛み合ったのだろう、短くひとつ頷いて、アムロが言う。
「シェルター間にホットラインを引く。一日あれば充分だ」
「相手が上陸してきた場合に備えて、監視装置を設置してもらおうと思っていたんだがな」
僅かに渋い顔をして応じるシャアに、アムロは少しばかり不審を滲ませた視線を送る。
「それは、必要に応じてだ。最悪、ハロを使う。オートメンテ設備を稼動させておけば、動いていても不思議は
 ないだろう? 各ターミナルの赤外線通信も使える。後は、管理サーバーに流すデータをシェルターにも送る
 ようにしておけばいいさ」
どうやら、この期に及んでシャアがプルたちによからぬ事をしないか疑っている様子。
少々煽り過ぎたか、などと思いため息をつき、シャアは話を進めた。
「では、もうひとつの問題だ。我々が生活していた痕跡を、どうやって誤魔化すか。こちらの方が、遥かに難し
 い」
その言葉に、アムロが難しい顔で付け加える。
「俺たちの機体が見つかると、やばいな」
アムロの危惧に、シャアは幾らか言い辛そうに応じた。
「MSを隠蔽する場所の算段はついている。但し、ドムを含めると現在稼動中の全機体分は無い。一機は、解体
 するなりして隠蔽せざるを得んな」
その説明を受け、プルたちの間に奇妙な緊張が走る。
まさか、νガンダムやサザビーを解体するとは思えない。
となると、せっかく苦労して組み上げ、カスタマイズしたプルズ・ドムの一機が、哀れ部品に戻ってしまう、と
いうことになる。
プルたちも、それ相応に自分たちの機体に愛着を持っているから、どの機体が、というところで水面下の争いが
発生するのは必至であった。
しかし、意外にもプルDが唸りつつも提案する。
「それに関してはさ、私にやらせてくれよ。そういうの、得意だしさ。もちろん、私らの機体に細工するし」
それを聞いて、機体を共用するプルB、プルGが眉をひそめるが、どのみちいずれかの機体を対象とせねばなら
ない上に時間がないのを理解しているからか、反対の声までは上げなかった。
「判った。では、それはプルD中心であたってくれ」
こじれそうだと思っていた話題がすんなりと収まってくれたことに胸を撫で下ろしつつ、シャアは説明を締める。
「その他、色々と偽装工作をせねばならんのだが……基本は、私とアムロの指示で作業してもらう。もちろん、
 気付いたこと、気になることはすぐに言ってくれると有難い」
そこで一息つき、シャアはプルたちを見回しつつ言った。
「さて、いつまで隠蔽工作に時間を使えるか、確たる判断材料が無いのでね。シェルターの位置はこの後すぐにア
 ムロに伝えるとして、万一の場合すぐに動けるよう先にチーム分けをしておきたい。これに関しては、君たちの
 意思を尊重する」

32 名前:かくれんぼ@アクシズ(7/21) :2006/05/08(月) 22:53:48 ID:???
「ふむ。では、順に各々どちらのチームに入るか宣言せよ。それで分割する上での問題があれば、そのとき改め
 て検討する」
シャアの言葉を受け、こういう時にはまとめ役になるプルIが姉妹たちに選択を求める。
「アムロんとこ〜」
プルA、神速。超神速。ほとんど脊髄反射。名付けてAクイック。はいたまの技だが。
「ここは、アムロだな」
プルB、負けじとばかりにBクイック。
これで、なんとなく名前順という流れが出来上がってしまったらしく、プルCに視線が集中する。
「えっと、よろしくね、アムロ」
少しばかり恥ずかしそうに告げるプルC。
それを見て、プルDが唸る。
「時代はアムロか……私も乗り遅れるわけには!」
総帥、アムロをやり込めた直後だから少しは、と期待していたものの、のっけからアムロに4連敗。
宣言した四人がアムロの周りに集まっているさまなど見ると、敗北感もひとしお。
と、五人目のプルEはトテトテと歩いて、orzなシャアの頭をナデナデする。
「え〜っと、プルEはシャアチームってことでいいのね?」
プルEがコクリと頷くのを確認して、プルFは続けた。
「次は私か……何かしでかしそうなのは、シャアね」
幾らか挑発的な笑みを浮かべて、そのまま壇上に留まる。
「迷うなぁ……でもま、オレがEの護衛しなきゃな」
そう言って、プルGは壇上に。どうやら、リーダーの周りに集合、という流れまで出来た模様。
プルHは、プルIに軽く微笑みかけて口を開いた。
「そんなプレッシャーをかけなくても分かってるわ」
どうせ、1チームに策士が固まるのは云々と、余計な気を使うんでしょうし。
そう思いつつ、軽やかにアムロの前に進む。
「私はアムロチームね」
その様子に、ホッとしたような恥ずかしいような微妙な表情を浮かべつつも、プルIは当前のようにシャアの隣
に立つ。
「訊くのか? 私に?」
もちろん、今や姉妹たちにとって次の人と同じくらい当たり前の選択であった。
「や、やはりここ一番では大佐に分があるかと」
それでも、律儀に何か言い訳じみた言葉でアタフタとするから、プルJは面白い。周りから見ている分には。
「それじゃ、私もシャアね。ふふ、心配したかしら? プルL」
少しだけ悪戯っぽく笑って、気配りの人プルKが壇上に。
「じゃ、じゃあアムロ! これで半々だし、それがいいよね! ね?」
プルLが、妙に力説しつつアムロの下へ。
「ふむ。異論は?」
最後に、プルIがシャアに問う。
「問題は無い。ちょうど良いシェルターが二つある。位置的には少々離れているが、かえって都合がいいかもし
 れん」
頷いて答え、シャアは場を締めた。
「では、早速詳細を打ち合わせ、工作に取り掛かろう。あまり時間は無いのでな」

33 名前:かくれんぼ@アクシズ(8/21) :2006/05/08(月) 22:54:53 ID:???
隠蔽作戦が発動され、各々の作業が開始された。
アムロはシャアが見繕ってきたシェルター間のホットラインと監視システム整備。
さすがに居住領域全てをカバーする監視網を敷くことは時間的に無理という判断から、アムロの提案に基づき自
動充電型のハロを幾つか外装を偽装の上で稼動させて動的にカバーする手筈になっている。
シャアは、まずMSの移動。その後、プルたちに割り当てられた作業を随時監督。
とりあえずMSの移動を終わらせたシャアは、前準備だけをさせて待たせているプルJの下へ向かった。
「大佐。言われた通り、掃除機からダストパックを集めておきましたが」
「ああ。では、作業に移るとしよう」
プルJに頷きかけ、シャアはダストパックのひとつを手に取る。
「どうなさるんですか、大佐」
不思議そうに尋ねるプルJに、シャアは作業の目的を説明した。
「うむ。可能な限り、生活の臭いを消す必要がある」
「と言いますと?」
「人が暮らしていない部屋というものは、自然と埃が積もるものだ。今回は、そのために埃を各部屋に撒いてゆ
 く」
「なるほど!」
得心いったように頷き、プルJはシャアと共に作業を開始。
「可能な限り自然に汚れたように見せかけねばならん」
「了解です、大佐」
「ハロ」
「塊を落とさないように注意しろ」
「意外に難しいものですね」
「ハロハロ」
「……ちょっと待て」
「はい?」
「ハロハロ。ゴミ。ソウジ。ハロ」
ふと気付くと、彼らの後ろからハロ掃除仕様が追ってきていた。
手が回らない場所の掃除をしてくれる便利なハロだが、いかんせん、見た目には埃を食っているようにしか見え
ないシュールなヤツである。
「ちぃ! アムロ、何故私の邪魔をする!」
そこへ現れたプルFが、呆れたように指摘する。
「別に、お掃除ハロを稼動させておけば埃が積もってなくても不自然ではないのではなくって?」
「「あ」」
声をそろえて呆けてしまうシャア及びプルJ。
「えぇい! 完璧な作戦にならんとは!」
シャアの叫びに答えたのは、何事かと思い顔を出したプルK。
「シャア、それは文章がおかしいわ。完璧『に』作戦にならない、が正しいと思うの」

34 名前:かくれんぼ@アクシズ(9/21) :2006/05/08(月) 22:57:09 ID:???
「……ここは、偽装の必要も無いな」
呆れたように呟くシャアに、隣に立つプルIが同意する。
「全くだ」
近くにいた者たちも、彼らの目が何を捉えているか確認すると、揃って苦笑交じりに同意する。
唯一の例外は、たまたま部品を取りに訪れたアムロ。
つまり、このMt.ガラクタのオーナーである。
「いや! ここまで整理された宝の山を見たら、きっと不審に思われる!」
少し離れたところで作業中のプルFとプルK、思わず顔を見合わせ呟いた。
「整理された……?」
「宝の山……?」
そりゃそうだ。
アムロ以外の者の目には、どう見ても無分別に積み上げられたゴミの山にしか見えないのだから。
「くそ! シャア、お前も手伝え! 何とか偽装しないと……」
顔色を変えて喚くアムロ。
シャアは、さすがに呆れ果てた顔でかぶりを振った。
「余計過ぎる心配だ。次に行くぞ」
トドメとばかりに、様子を見ていたプルEがポツリと呟く。
「念の過ぐるは不念」
「ふむ、難しい言葉を良く知っている。賢いな、プルEは」
そう褒めて、プルEの頭を撫でつつシャアは次なる作業へと向かった。

「農園、どうしましょう……」
困った顔で呟くのはプルKだ。
確かに、食糧事情を考えると放棄するわけにもいかない施設であり、今回の偽装工作では最大の難物とも言える。
「土壌プラントの第二農園はともかく、水耕プラントを止めるわけにはいかんのでな」
シャアが言う、それがギリギリのラインであった。
施設を完全に放棄してしまえば、首尾よく招かれざる客が立ち去ったとしても全員揃って餓死である。
そこへ、カートに山ほど資材を乗せたプルBがやって来た。
「シャア。言われてた資材、持ってきたけど?」
頷いて、シャアは作業を説明する。
「一時的にだが、ここの隔壁を封鎖する。とりあえず、臭いものには蓋、というわけだ」
などと言いつつも、何故か農園に足を踏み入れるシャア。
「隔壁に作業、じゃないの?」
不思議そうに訊くプルLに、シャアは振り向いて答えた。
「その前に、潜伏中に必要となる食料を収穫しておかねばならん」
「は? 潜伏中は非常食だろ?」
訝しげな顔をするプルBに、シャアは力説する。
「いや、それでは彩りに欠ける。やはり、食事にも赤は欠かせない色だと常々……」
「K、L。封鎖作業手伝って。アレはダメっぽいから」
皆まで聞かず呆れ顔で協力を要請するプルB。
さしものプルKも、力なくかぶりを振りつつ応じる。
「そうね。時間がありませんものね」
こうして、危うくシャアは農園もろとも封鎖されかけたのであった。

35 名前:かくれんぼ@アクシズ(10/21) :2006/05/08(月) 22:58:24 ID:???
「あーあ。しばらくシミュレーターともお別れかー」
プルAが、いかにも残念そうに漏らす。
「仕方ないでしょ。何日かなんだから、我慢しようよ?」
苦笑しつつたしなめるプルCに、わかってるよ、と肩をすくめて見せて、プルAは軽口を叩く。
「どーせなら、EXAMディスクでもお土産に持たせてあげよっか?」
それを聞きとがめたプルIが、少しばかり強い調子で注意する。
「プルA! 不謹慎だぞ」
さすがに驚いてプルIを見るプルA。
彼女の視線を追って、プルAはプルIの言わんとするところを理解した。
確かに、プルEの前でこの話は、ちょっとまずかったかもしれない。
そう思ってバツが悪そうに頭を掻くが、当のプルEは何度か目を瞬かせただけで、本当に何でもないといった塩
梅でポソリと呟く。
「大丈夫」
プルEは、サーバー配線の偽装作業を続けながら、ごく当然のように続けた。
「シャアが助けてくれる」
その言葉に、プルIはプルEがいつの間にか強くなっていることを喜ぶべきか、将来的な競合対象として警戒す
べきか、ほんの少しの間だけ無益な思索に意識を奪われる。
「こちらはどうだ。作業は進んでいるかな?」
そこへ、絶妙に悪いタイミングでシャアが顔を出す。
「おー。ウワサのヒト登場!」
「……何の話かね?」
彼にとってはいきなりなプルAの言葉に、怪訝な顔をするシャア。
そういった諸々があって、プルIは僅かに機嫌を悪くした。

「シャアは進入禁止!」
いきなり締め出しを食らうシャア。
「む。しかし、作業状況を確認せんわけには……」
「ダメと言ったらダメ」
食い下がるシャアであったが、対するプルFは頑として譲らない。
フラリ、といった雰囲気で現れたプルHが、心持ち意地悪な笑みを浮かべてシャアに訊く。
「あら、シャア。シャワールームに、何の御用?」
入れてもらえないで当たり前であった。
なにせシャアだけに、この機に仕掛けを作ったり抜け道を探したりしないという疑いが払拭できない。
ウンウン、と頷きつつ、プルFが忠告する。
「復旧後最初に使われる施設をサウナ室にしたくなければ、おとなしくお退きなさい。カモフラージュの合否は、
 後からアムロに判断してもらうわ」
さすがに、弾劾裁判と抱き合わせられてはかなわない。
未練たらたらながらも、シャアはプルFに従うことにした。

36 名前:かくれんぼ@アクシズ(11/21) :2006/05/08(月) 22:59:30 ID:???
あれこれ作業が進んで、MSデッキ。
プルズ・ドムBDG仕様に対する一時的な隠蔽処置が進んでいるはずであった。
指揮を執るのは、機械工作、というか日曜大工にある意味優れた手腕を持つプルD。
プルD本人にやる気があることもあり、バラすだけならそれほど神経を使うこともあるまい、と、割と安心して
いたのだが。
目の前に鎮座する珍妙な物体に、さすがのシャアも、ポカン、と間抜けな顔で呆けてしまった。
「う〜ん、イイねぇ!」
プルDが嬉しそうに唸り、その隣でプルGが満面の笑みで頷く。
シャアは、痛む頭を抱えつつ、とりあえず訊いた。
「これは、いったい何だ?」
「何って、偽装工作」
何を言い出すのやら、と、キョトン、とした表情でプルDが答えた。
プルGが、その言葉を継ぐ。
「ちょっと、ドムには見えないでしょ!」
確かに、どこから見てもドムには見えない。
見えないのだが。
「キャッチコピーは、『土星の矢に気をつけろ!』ってコトで。ウン」
抜群に珍妙なポーズなどとりつつ、わけのわからないキャッチコピーまで披露するプルD。
プルズ・ドムBDG仕様は、通常の装甲を外され何かの翼をモチーフにしたと思われるゴテゴテした装飾に飾り
立てられ実用価値不明な逆V字型の翼を背負い剣だの盾だのを持たされ、もはやドムとしての原型を微塵も残し
ていなかった。
どこをどうやればここまでの改装が出来るのか、というくらい、ある意味見事な出来栄えではあったが。
「……解体だ」
苦虫を1ダースばかりまとめて噛み潰したようなツラですげなく宣告するシャア。
「えー! なんでだよ!」
「せっかく横断幕まで用意したのに」
口々に不満を述べ立てるプルD及びプルG。
いつの間に用意したものやら、デカデカとキャッチコピーが書かれた横断幕まで披露する。
プルFの流麗な文字には及ばないが、これはこれで奇妙な――むしろ、珍妙な――味のある殴り書きのような字
体は、この改装のコンセプトを如実に示すような気がした。
「いや、隠蔽作業だからな。目立っても仕方ないだろう?」
怒る気力もなく、ため息混じりに諭すシャアであったが。
『シャア、そこにいるか?』
不意に、壁際の通信ターミナルからプルIの声が流れてくる。
「うむ。何かあったか?」
シャアが応じると、プルIは緊迫した様子で告げた。
『ザンジバル級に動きがあった。MSが2機、こちらに向かってくるようだ』
その知らせに、シャアは舌打ちをしつつ応じる。
「アムロは?」
『既にサロンで待機中だ。そちらも急いでくれ』
「了解した。プルDとプルGを連れて、すぐに行く」
どうやら、このアトランジャー(仮)に関しては、とりあえず放置しておくより他ないようだ。
そう思いつつ、シャアはプルD、プルGの方に向き直り撤収を告げた。
なお、シャアがプルIと通信している間に、せっかくだからコレも広げておこうぜぇ、地球圏から来るぞぉ、気
をつけろぉ、などと珍妙な遣り取りをしながら、プルDとプルGが横断幕を展開していたのはご愛嬌である。

37 名前:かくれんぼ@アクシズ(12/21) :2006/05/08(月) 23:00:33 ID:???
「集合ー!」
随分とくたびれたゲルググを降りてMSデッキに立ち、背の高い銀髪の男、カーズ・エドワードが声を上げた。
ようようアイザックのコックピットから抜け出してきた童顔美少年といったタイプの男、リュウ・U・サウスが、
いやいやながら、といった塩梅でそれに応じる。
「いや、集合ったって自分と少佐の二人しかいませんよ? エイミは船ン中だし」
何を無粋なことを、と顔に書いて、カーズはぞんざいに言った。
「いいんだよ、お約束なんだから」
「この前時代的な探検ルックも、ですか?」
うんざりした顔で訊くリュウ。
したり、とばかりに頷いて、カーズが答える。
「その通り。アフリカ時代に着慣れてるしな!」
「そのアフリカ戦線を思い出すからイヤなんですよ!」
「我々の目標は二つ!」
リュウの抗議をキッチリ無視し、カーズが宣言する。
「アクシズ稼動状態の確認! アクシズ航路の確認! シャア大佐並びにアムロ・レイの生死確認! ……あ、
 三つか」
「……いいから。お約束は、もういいから!」
入り口に立った段階で既に疲れ果てているリュウ・U・サウス、涙ながらに訴えた。
「うう……アフリカ方面軍屈指の良識派と言われた少佐が、なんでこんなことに」
「リュウ……」
真剣な目つきで、カーズは打ちひしがれるリュウに声を掛ける。
「人は変わっていくものだゾ?」
「全力でイヤな方向に変わらんで下さい!」
すかさずツッコミを入れ、リュウは顔を歪めながら続けた。
「さっさと調べて帰りましょうよぉ。何か、マジで気味悪いですよ、ココ」
別にニュータイプの素養があるではないが、それでも長く索敵手を務めてきた経験と勘からか、今のアクシズが
尋常ではないことを敏感に察知して警戒するリュウ。
しかし、幽霊の正体見たり枯れ尾花。
もとより豪胆なカーズが、その程度のことで怯むはずもない。
「あーったく情けねぇ。お前、そんなんじゃエイミにも笑われるぞ?」
「そう思うんだったら、エイミを上陸させりゃいいでしょ。本人も希望してたんだし」
不満顔でブーたれるリュウに、カーズは憮然とした表情で言い返す。
「バカヤロ。ナイトシェイドからの借りモンを危険な目にあわせられるもんかい」
「やっぱ危険なんじゃないスか! あと、エイミを傷モンにする可能性が一番高いのは少佐だと思うッス」
ガスッ!
「相変わらず一言多いな、リュウ?」
「……カーズ少佐も、相変わらず口より手がお早いようで」
特設アクシズ調査隊。
返す返すも、いろんな意味で、何かと問題を抱えている部隊――ぶっちゃけ、問題児集団――であった。

38 名前:かくれんぼ@アクシズ(13/21) :2006/05/08(月) 23:01:43 ID:???
「たいしたモンも無いな。正直、拍子抜けだぞ」
「連邦接収時に、あれこれ片付けられたらしいですしね。何も無くて当然ですよ」
他愛ない会話を交わしつつ、カーズとリュウは格納庫の奥へと進む。
すると。

【土星の矢に気をつけろ!】

横断幕を背に、アトランジャー(仮)が二人をお出迎え。
急激に濃密な気配を漂わせるダメ空間。
「おい、これは……」
さすがにイヤな汗を流しつつ声を掛けるカーズに、リュウはなんとも微妙なツラで応じた。
「居るんですね、今の少佐ばりにダメなヒトって……」
「誰がダメなヒトだーーーっ!」
脊髄反射で鉄拳制裁をかましつつ叫ぶカーズ。
「そうじゃなくて、何でこんなものがあるのかってことだ!」
あわや、のっけからアクシズ一家の存在露呈? と思われたが。
物理的に痛む脳天を押さえつつ、リュウは携帯ターミナルに指を走らせる。
「以前の構造図で見ると、この辺ってハマーン様の時代には技術部の試験区域だったんですよ。珍妙なのはとも
 かく、見たことの無い機体があっても不思議じゃないです」
そうは言われても、カーズは渋い表情のままだ。
「それにしても、連邦が接収しなかったのは何故だ? 幾らあいつらの目が節穴だからって、これだけ目立つモ
 ンを見過ごすとは思えん」
その疑問に、奇妙な方向性で達観したようにイヤそうな顔をして、リュウが答える。
「真面目に取り合う気がしなかったんでしょ? 俺なら、見なかったことにしますよ。っていうか、見なかった
 ことにしませんか?」
たっぷり五秒考えて、カーズは頷いた。
「……一理ある。ソノ線でいこう」
宇宙の船旅は孤独で長い。
精神衛生のためには、そういった判断も必要となるのである。

39 名前:かくれんぼ@アクシズ(14/21) :2006/05/08(月) 23:02:49 ID:???
一方、監視モニターで彼らの様子を見ていたシャアは、ある意味最大の問題点になってしまったダメスポットが
スルーされたことにホッと胸を撫で下ろしていた。
次いで、ニヤリ、と笑みを浮かべてホットラインの呼び出しを鳴らす。
呼び出された側では、隠蔽作戦のダメ行為に関してプルDにお説教を開催中のアムロが、怪訝な顔で呟く。
「シャアからのホットライン? 定時連絡には、早いはずだよな」
首をひねるアムロ。
「ああっと、私が出るよ!」
その隙を突いて、プルDがアムロの下を脱しコンソールに張り付く。
「こちら白組、Dでーす」
相手がプルDであることを確認したシャアは、人の悪い笑みに唇を歪めて言った。
「プルDか。悪いが『プルBを』頼む」
応じるように、これまた人の悪い笑みを浮かべたプルDがプルBに振り返る。
「あいよ! 『プルB』御指名だよ!」
「私を?」
怪訝な表情で、プルDと交代するプルB。
「もしもし? 何の用だ?」
「ああ、プルB。ひとつ君に聞いておきたいことがあってな」
真剣な表情で言うシャアに、まさか自分の作業に何らかの不手際があったのか、などと疑いつつプルBが訊く。
「何を?」
最大限真面目そうな顔で、シャアは問い掛けた。
「桃太郎は、自分の出生の秘密を知っていたかどうか?」
「……」
「どう思う?」
「知るかッ!!」
思い切り叫び、殴るような勢いで通信を切るプルB。
横で聞いていたアムロも、あんまりなダメ会話に頭を抱える。
と、部屋の隅ではプルDがプルHに耳打ちをしていた。
「H。Bだぜ、B」
「ふふ。承知したわ、B、ね」
二人揃って、ニヤリ、とイヤな笑みを浮かべる。
これはつまり、状況が彼女らの望む方向に転がってきたことを示すサインであった。

40 名前:かくれんぼ@アクシズ(15/21) :2006/05/08(月) 23:03:47 ID:???
明りが落とされているため真っ暗な居住区を、ヘッドランプの光を頼りに探索する上陸隊の二人。
「ん……うわぁっ!」
リュウが、突然悲鳴を上げた。
「どうした、リュウ!」
少し離れたところに居たカーズが、さすがに色めきたってリュウの下へと駆け寄ると。
「何だ、ハマーン様の胸像じゃねーか」
T字路の壁際に鎮座していたものを確認して、カーズは腰を抜かしているリュウの頭を軽く殴る。
「あー、ビックリしたぁ。暗闇でイキナリこんなものが出てきたら、心臓に悪いですよ」
モニター越しに様子を見ていたシャアは、リュウの意見に大きく頷いたとかなんとか。
「ビビリ過ぎだっての。とはいえ、お前がこのザマじゃ、この先問題ありか。電気系統が生きてないか、調べて
 みるかね?」
言いつつサッサと離れるカーズ。
「ま、待ってくださいよ」
慌てて後を追うリュウであったが。
ゴトリ。
何か、聞こえた。
振り向く。
ハマーンの胸像以外には、何も無い。
首をひねり前を向いて歩き始めるリュウ。
と、彼の視界の外では『どんでん返し』の要領でハマーンの像からキシリアの像に変化した胸像が、ゴトゴト音
を立てつつリュウを追う。
リュウが振り向く。
素早くハマーン像に戻り停止。
歩き出す。
即座にキシリア像になって追跡。
モニタリングしていたプルたちの間では、期せずして『後ろー、後ろー!』という声が掛けられていたとか。
振り向く。
ハマーン像停止。
歩く。
キシリア像追跡。
振り向く。ハマーン。歩く。キシリア。振り向く。ハマーン。歩く。キシリア。
振り向く。ハマーン。歩く。キシリア。振り向く。ハマーン。歩く。キシリア。
振り向く。ハマーン。前を向く。キシリア。首をひねる。ハマーン。振り向く。キシリア。
「……」
振り向けば目の前に、暗闇に浮かぶキシリア様の胸像。
「どぅわぁぁぁ〜〜〜〜っ!!」
腰を抜かし四つんばいになって逃げ出すリュウ・U・サウス。
そこで、パッと周囲の明りがともった。
「どうした、リュウ!」
漸く電気系統のスイッチを探り当てて明りをつけたカーズが、色めきたってリュウの下へ駆け寄る。
「きっ、キシリア! キシリア様がっ! 追って! 目の前! キシリア様っ!」
イマイチ文章になっていない言葉を並べ立て、像がある方向を見ないように指差しながらカーズにすがりつくリ
ュウ。
が、その時点では胸像はハマーンに戻って元の位置にある。
「おめーは、いい加減にしろ! 何もないじゃねーかっ!」
そう言って殴りつけるカーズ。
「あれ……で、でも、確かにですね!」
カーズとハマーン像へ交互に目を向けながら、リュウは首をひねった。

41 名前:かくれんぼ@アクシズ(16/21) :2006/05/08(月) 23:05:00 ID:???
シャア・アズナブルは、フェアな人物ではない。
アムロ・レイとは同じ土俵で勝負せねば気が済まない、というのは稚気に過ぎず、本来的には善し悪しは別とし
て極めてアンフェアなことを平気でする人間である。もっとも、万事大抵の場合優位を得るためにはそれ相応に
事前の努力が必要であるから、フェアでないことを非難するのは筋違いかもしれない。
人生は、スポーツではないのだから。
ともあれ、アムロは気付くべきであった。
突然集合を掛けられたにもかかわらず、何故プルFが題字などというものを作成していたのか。
プルBの問題提起に冗談で答えるシャアに、何故プルDやプルGが乗ったのか。
プルEが、都合よくラジカセを持ち込んでいたのは、何故か。
あまりのダメトークに誤魔化されてしまったが。
要するに、最初から仕込みだったのである。
プルD、プルE、プルF、プルG、それにプルH。
この辺りは、最初からシャアによって行動指針を伝えられ、複数あるプランのうち状況に応じて行動するよう打
ち合わせられていた。
実は先刻の通信、プルBを呼び出したのは『プランBを実行に移す』というサインなのである。
隠れているだけでは埒が明かない。
アムロにした説明に嘘は無いが、それもまた事実であるとシャアは認識していた。
相手が上陸してきた場合、何とかして早急にお引取り願うよう努力する必要があるだろう、と。
監視システムをアムロに設置させたのもその布石。
上陸してきた相手がどのような手合いであるかを確認せねば、どういった手法を用いるのが追い出すのに最適か
判断がつかない。
その判断をつけたのが、アトランジャー(仮)に対する反応だった、というのが少々予定外ではあるが。
ともかく、シャアは作戦にGOサインを出したわけである。
プランB……上陸者を精神的に追い詰めて追っ払っちゃえ作戦。
少々ダメな方向に傾いてしまうのは、このアクシズ故とご容赦願いたい。
もちろん、それを許容できない人物も居るには居るのだが――
「どういうことだ、シャア! 隠れてやり過ごすって話だったろ!?」
ホットライン越しにアムロが怒鳴る。
無理も無い。
いつの間にかプルDとプルHがシェルターを抜け出して行方をくらました挙句、先刻の動く胸像のダメプレイだ。
もうこれは、シャアに一杯食わされたとしか考えようが無いのである。
シャアもここに至っては隠すつもりも無いらしく、すまし顔で答えた。
「ふむ。しかし、徒に時を浪費するのも考え物だろう、と」
「……何が言いたいんだ?」
「うむ。つまり、悪戯に時を消費する方がよかろう、と」
「何考えてンだバカヤロウ!?」
「アムロ君……」
思わず汚いイントネーションの言葉で叫ぶアムロに、シャアは真面目を装った顔で言う。
「同志になれ。そうすれば、プルたちも喜ぶ」
「やかましいッ!!」
怒鳴りつけ、もはや勘弁ならんと飛び出そうとするアムロ。
シェルターが外からロックされていることに気付いたのは、その五秒後だった。

42 名前:かくれんぼ@アクシズ(17/21) :2006/05/08(月) 23:06:05 ID:???
「ったく、多少自動人形が動いてるってだけだろうが。いつまでもビクビクしてんじゃねーよ」
「すみません……」
カーズによるリュウへのお説教をBGMに、二人はアクシズ内部の調査を続けていた。
時折ハロが動き回っている以外には何も無い。カーズにとってはそうだ。
が、リュウはその後、カーズの見ていないところで背を預けた壁から出てきた大量の腕に腰を抜かしたり、突然
足元から出てきたホラーな人影に運悪く股間を強打され悶絶したり、はたまたカーズの後を付いて昇った階段が
いきなり滑る坂道になって転げ落ちたり(もちろん、カーズが顔を出した時にはただの階段に戻っていた)と、
もういろんな意味で『おうちに帰りたい』状態に追い込まれていた。
と、突然眼前の扉が開く。
「うわっ!」
思わず身構えるリュウであったが。
「ハロ、ハロ。オソウジ」
お掃除ハロが、コロコロ転がってゆく。
カーズはその様子を見て、処置なし、とばかりに頭を振る。
「くそっ! 何なんだよ、ここは!」
さすがに面白くないのだろう、苛立ちをあらわにして壁に拳を打ち付けるリュウ。
すると。
コーーーン。
どこからともなく降ってきた洗面器(金属製)がリュウの頭にクリーンヒット。
「〜〜〜〜!!」
声にならない罵声を胸にダンッダンッダンッと地団駄を踏むリュウ。
当然。
カーーーーン。
カコーーーーン。
ガコーーーーーン。
今度は金ダライが小・中・大とリュウを直撃。
「むぅ……」
面白がったカーズが壁を蹴りつけると。
ポトリ、とハロが落ちてきてコロコロと転がって行く。
金ダライでフラフラのリュウ、足元をすくわれ転倒。
「なかなか楽しいな」
「少佐ぁ〜〜〜っ!」
あんまりな扱いにリュウが抗議の声を上げるが。
「うりゃっ!」
カーズが一際気合を入れてダンッと床を踏みしめると。
「うわわっ!」
仕掛け人のプルD、落下。
しかもイイ感じに、ニードロップonリュウのみぞおち。
「ヤベッ!!」
悶絶するリュウを踏み台に、プルDは脱兎のごとく逃げ去る。
「……子供?」
さすがに、カーズも怪訝そうな顔で呟いた。
リュウの言っていた戯言の数々も、規模はともかく子供の悪戯だとしたら、ありえない話でもない。
少し、真剣に探索する必要性があるか、などとも思うのだが。
「あー、ザンジオン? エイミか? リュウが、いろんな意味でもうダメだわ。デッキまで連れてくから、予備
 のハイザックで迎えをよこしてくれ」
とりあえず、完全に沈黙したリュウ・U・サウス曹長をどうにかしなければならなかった。

43 名前:かくれんぼ@アクシズ(18/21) :2006/05/08(月) 23:06:59 ID:???
モニターで様子を見ていたシャアは、短く舌打ちをした。
「まずいな」
呟いて、傍らのプルIに顔を向ける。
「全員に、戻るよう伝えてくれ。プルDとプルHにも、こちらに入るよう」
そう言って立ち上がり、シャアは扉へと向かった。
「大佐、どちらへ?」
慌てて声を掛けるプルJ、シャアは肩をすくめて応じる。
「私は、少々フォローをしてくる。何、心配は要らんよ」
「大丈夫なの?」
プルFの問いに、少し悪戯っぽく笑う。
「私を誰だと思っている? それよりも、心配性の白い悪魔を多少なり安心させてやらねばな。全員が揃い次第、
 ホットラインで連絡を入れてやってくれ」
そう言い残し、止める間もなくシャアは踵を返した。

「やれやれ……」
気絶したリュウをアイザックに叩き込み、迎えのハイザックに引き渡した後、残ったカーズは独りごちる。
「亡霊はともかく生存者が居るとなれば、ちと厄介か?」
頭を振りつつ、居住区へと向かう通路に足を向ける。
と。
「!」
通路の向こう側に、何かが見えた。
赤い色の、何かが。
誘うように奥に消える『何か』。
いや、足音が響いている以上、人だろう。
「っと、待ちやがれ!」
言葉に従うわけが無いと判っていながら叫び、カーズは後を追った。
そして、どれくらい走っただろう、随分と、日頃鍛えているカーズの息が上がってしまうくらいには長く鬼ごっ
こに興じた果てに、その人物は居た。
「エドワード少佐か」
もう居ないはずの男は、カーズに向かって尊大なようでいて自然な威風に満ちた声と態度で語り掛ける。
あの頃のままに。
「シャア……大佐?」
確認するように、小さく語り掛ける。
ふっと笑みを浮かべ、シャアが言った。
「グレイ・シャイアン少佐は元気かな?」
ああ、間違いない。
グレイの名を出す以上、これは本物のシャア・アズナブルだ。

44 名前:かくれんぼ@アクシズ(19/21) :2006/05/08(月) 23:07:52 ID:???
「生きて……おられたのですか?」
確信しつつも、カーズは慎重に確認を求めた。
相手がシャア・アズナブルであれば、呑まれぬためには慎重にならざるを得ない。
「死んださ。シャア・アズナブルは、この世のものではない」
くつくつと笑って答え、シャアは付け加える。
「死者でなければなるまい? 歴史は、もうダイクンの息子を必要とはしていないはずだ」
芝居じみたシャアの態度に、カーズは飲まれるどころかかえって腹をくくり、少しばかり砕けた調子で訊いた。
「では何故、俺の前に現れたんです? 俺は、連邦政府からアクシズの調査を命じられている……」
「さほど親しくないとはいえ、見知った顔を見かけたものでな――そうか、あれは連邦籍だったか」
幾らか驚いた様子のシャアに、カーズは頷く。
「食いっぱぐれのネオ・ジオン兵をあてがうには、丁度いい塩梅の仕事だったんでしょうよ。船もジオンの廃物
 利用、物資も武装も最低限だ」
なるほど、と、肩をすくめ、心持ち嘲るような声でシャアは言った。
「しかし、わざわざハマーン派をよこすとは、連邦も気の利いた嫌がらせをしてくれる」
「ええ。グレイたちを人質に取る程度には、気が利いてますね」
「ふむ。苦労しているようだな」
言葉を交わしつつ、二人は互いの出方を伺う。
あのホルスターに収まった兇器は、抜かれることがあるのか――
「あなたが消えたおかげで、ジオンはボロボロだ。スペースノイドの未来も暗い」
噛み締めるように、カーズはそう口にする。
これに対する答えで、判るはずだ。
シャア・アズナブルという男が。
死んだはずの男が、何を思うのか。
「その程度のものは照らせる光であったはずだ。あれは、な」
答えるシャアの顔は、いっそ晴れ晴れとしたものだった。
総帥と呼ばれた頃の、気難しく浮世離れした英雄の顔ではない。
カーズは、初めてシャア・アズナブルに幾ばくかの親近感すら抱く。
「いずれ巣立たねばならない人類。その先駆けたるスペースノイドは――」
カーズに皆まで言わせずに頷き、笑うようにシャアは言った。
「そうだ。いい加減、ダイクンの巣より発たねばなるまい」
――ああ、なるほど。シャア・アズナブルは、確かに死んだのだ。『あの』シャア・アズナブルは。
そう思い、カーズは奇妙な満足感を覚えた。
この程度のことで、長い航海の苦労が全て洗われるように思えるとは、自分も案外ロマンチストらしい。
「しかし」
ふと、先刻チラリと見た少女の姿を思い起こし、悪戯心たっぷりにカーズは続けた。
「シャア大佐がロリコンだという噂、あながち間違いではなかったようですね」
「……誤解だな。シャア・アズナブルは死んだのだし、死者に鞭打つような噂を流してはくれるなよ?」
何か含むところでもあるのか、僅かに動揺を見せつつ応じるシャアに笑みを浮かべ、カーズは訊く。
「地球圏に戻られるご予定は?」
「いずれは観光にでも」
すまし顔で答えるシャア。
カーズは、満足げに頷き踵を返す。
「では、亡霊のことは忘れましょう。あなたが、そう望むように。それが、ネオ・ジオン少佐カーズ・エドワー
 ドとしての、最後の忠勤だ」
それだけ告げて敬礼も残さず立ち去るカーズを、シャアも満足そうな微笑で見送った。

45 名前:かくれんぼ@アクシズ(20/21) :2006/05/08(月) 23:08:51 ID:???
半日もせぬうちに避難体制は解除され、アクシズ一家はシェルターから這い出て来た。
復旧作業も開始されており、数日のうちには元の生活が戻ってくるだろう。
もっとも、シャアは白い悪魔からの追及を逃れるため、フラリフラリとあちこちを逃げ回っていたが。
今は、ふと立ち寄った展望台から、離れ行くザンジオンを見送っている。
エドワード少佐が話のわかる相手であったのは僥倖だった。私は、運がいい。
と。
カツリ、と微かに響いた靴音にシャアは振り向いた。
「プルIか」
そこに見出した相手に微笑を浮かべて問う。
「どうした? プルJは一緒ではないのか」
「協定相手とはいえ、常に行動を共にしているわけではない。一々互いの行動に目を光らさねばならぬほど信頼
 が無いわけでもないしな。ああ、ついでに言うと、アムロも暫くはこちらの方には来ぬはずだ」
呆れたような顔で応えてから、ふっ、と優しげに相好を崩して問う。
「良かったのか? これで」
「何が、かな? 言わぬが華、との言葉もあるが、あまりに言葉少なくては余計な混乱を生む」
韜晦するような、シャアの言葉。
分かっているだろうに、と肩をすくめ、プルIは多分に儀礼的な意味合いを込めて訊いた。
「ジオンの船だったのだろう? お前のシンパが、少なくともお前に好意的な者が、いなかったとは思えないが」
それを利する腹積もりはなかったのか、と視線で尋ねる。
シャアは、改めて宇宙に目を向け、去り行く船を眺めつつ答えた。
「いつぞや、言ったはずだが。全ては、星の彼方だと」
そうでなければならない。
人類にニュータイプへの、父が語り己が執着した進化への産道が開けたのか。
あの光が、人々に何をもたらしたのか、それはもはや死者である自分の手を離れてしまったこと。
それでも、シャア・アズナブルが歴史の表舞台に立たねばならぬとすれば、それはなんと進歩の無いことか。
シャア・アズナブルは歴史にとって死者でなければならないのだ。
あるいは、それが叶わぬ宿命だとしても。
かぶりを振り、シャアは付け加える。
「今は、このままでいい。死人は、素直に死んでおくさ」
プルIは、コツン、とシャアの胸に額をぶつけた。
そのまま、懐に抱かれるように潜り込む。
「少し、こうしていてくれるか? お前の真実を疑うではないが、私とて、不安になることがある」
「こうしていると、私は弾劾裁判が不安だが」
「茶化すな。日頃苦労しているのだ、たまの褒美ぐらい、いいだろう?」
その言葉の主体と客体は、果たしてプルIなのかシャアなのか。
そう思いはしたが、存外心地よかったので、暫くそのまま身を委ねたままでいた。

なお。
この様子は監視のためにバラ撒かれていたハロを通してしっかり記録されており、然るにシャアが吊るされたり
プルIがプルJから吊るし上げを食らったりという面白愉快な事態になったりするのだが、それはまた別のお話。

46 名前:かくれんぼ@アクシズ(21/21) :2006/05/08(月) 23:09:51 ID:???
「改装巡航艦ザンジオンより定時連絡」
欠伸を噛み殺しながら、カーズは日課となった定時報告をレコード・チップに吹き込んでいた。
「アクシズはガチでお化け屋敷ですたい。これ以上は堪忍してつかあさい」
ふざけた言い回しで調査の打ち切りを告げ、いつも通り音声署名で締めくくる。
「記録者、カーズ・エドワード」
と、ふと思いつき、ボリボリと頭を掻きながら、いかにも面倒臭そうな顔で付け加えた。
「追伸。アクシズ内部通路の崩落にてリュウ・U・サウス曹長が負傷。非常に危険であるため、以後調査の際は
 内部への上陸を避けるよう強く警告する。以上」
そこでレコーダーのスイッチを切り、少し離れたところに居るエイミに声を掛ける。
「うっし、今日の報告終わり。エイミ、撃ち出しといてくれや」
その内容と態度に、度が過ぎた天真爛漫と評されるエイミ・ロマノフも、さすがにイヤな汗をかきつつ訊く。
「……いいんですか、カーズさん? こんな報告上げちゃって」
悪戯っぽく笑って、カーズは答えた。
「構やしないよ。誰も、結果なんざ期待しちゃいねぇ」
あの暗い鉱山衛星の中で、逞しくも愉快な悪戯の数々を仕掛けてきた相手。
もっとも、その被害者はことごとくリュウで、実際目にしたのはほんの一瞬だったが。
何故だかは知らないが、あの少女はエイミ以上に底抜けの明るさを誇っているように思えた。
その輝きがあるのなら、アクシズも眩い楽園なのかもしれない。
その光が共にあるのなら、亡霊が迷い出ることは、もう無いだろう。
それでいいさ。
そう思って、カーズは声を上げて笑った。
まあ、そういうのが12人も居ることやら、亡霊がもう一人居ることやらは、最後までカーズの知るところでは
なかったが。



――その頃、地球圏。
一年戦争以来のキャリアを誇る連邦随一の名物艦長は、苛立たしげに叫ぶのが日課になっていたという。
「ザンジオンの報告はどうなっている!?」


期待してた人、約一名。

47 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/08(月) 23:11:53 ID:???
お蔵入りとなっていたネタを景気付けに。
埋め立て用にと思って書いていたがGW最終日をTRPGで潰してしもうたために間に合わなんだ……
今回のゲストの出典が素でわかった人は、私と同じお年寄りです。(w
ちと冗長になってスマソ。

48 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/08(月) 23:38:09 ID:CbpE6xtn
神降臨GJ!
この芸風、私の尊敬するSS書きの駄目な人のモノですね!まさか本人様?

土星の矢、デス様、パイソン、裸の嗜み英国紳士etc...堪能致しました。

49 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/08(月) 23:45:11 ID:???
>48
この堂に入ったパイソンっぷり、自分もご本人降臨と見ました。

50 名前:月光蝶 :2006/05/09(火) 00:02:02 ID:???
>>48

ま・・まさか…………
筋肉とか雑記○の人………


51 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/09(火) 00:14:58 ID:???
新スレ早々、VGJ!!

このGW、なにも出来なかった漏れに比べて…(`・ω・´)GJ!!

52 名前:47 :2006/05/09(火) 00:37:18 ID:???
>>48-50
間違いなく人違いでございますです。このテの文体はココでしか使いませんし。
Wな師匠のトコROMってて月光蝶氏のお導きでココに流れ着いたのは確かですがね!(w

……つか、ソコまで影響されてたか、私ゃ…… orz

53 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/09(火) 01:00:51 ID:???
>47
何はともあれGJ!感動した!

54 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/09(火) 01:29:58 ID:???
>>47
GJです。楽しめました。でも元ネタわかんねえっす ・゚・(ノД`)・゚・

55 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/09(火) 07:53:34 ID:???
>>47
GJです

前スレで少し紛糾してたネタがこうも見事に収まるとは思ってませんでした

56 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/09(火) 23:26:44 ID:???
GJ!
このノリの良さは前スレの「もしも〜」の人?
面白かったです!

57 名前:47 :2006/05/11(木) 00:56:18 ID:???
>>54
ゲストキャラの解説は「あるある大辞典」の方で。
個々のネタは……魂(のダメな部分)で感じてやって下さい。(w

>>56
それは正解。(w

では、また潜伏します。

58 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/12(金) 12:37:26 ID:???
保守の行動は愛

59 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/13(土) 11:48:58 ID:???
プルA「明日は母の日だよ!」

60 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/13(土) 21:33:27 ID:???
プルB「アムロにプレゼントを贈ったら怒られそうだけど…日頃の感謝の気持ちは伝えたいな」

61 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/13(土) 21:48:07 ID:???
>>60
プルL「あのね、あのね、肩たたき券がいいと思うの」

62 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/13(土) 21:56:15 ID:???
(▼∀▼)<来月は父の日があるぞ(ボソ)

63 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/13(土) 22:08:12 ID:???
プルD「あっ、そっか。じゃあアムロへのプレゼントは父の日まで取っておく?」(悪気なし)

64 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/14(日) 03:03:22 ID:???
まとめに行って見て来たが実に良スレ。今まで知らなかったのがもったいない。
で、漂流したいので旧シャア板で他に良ss系スレがあったら教えてくれると助かる。

65 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/14(日) 11:20:51 ID:???
俺はあとはバーとニュー位しか知らないな。
笑いと萌えの雑居なら密室もアリか。

66 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/14(日) 11:59:33 ID:???
快男児

67 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/14(日) 12:10:54 ID:???
アムロと俺の関係・・・はちと違うか
プルを虐待するスレ、というのがあったけど落ちたみたいだな

68 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/14(日) 13:36:43 ID:???
>>65 66
検索しても分かんない。スレタイで教えてくれ

69 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/14(日) 13:53:42 ID:???
>68
お前のようなガキに教える義理は無い、失せな。

70 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/14(日) 16:13:52 ID:???
>>69はおなじみのツンデレw

旧シャア板でSSの良スレは
・ニューガンダムにシャクティが乗ってるんだけど
・歴代主人公が兄弟だったら
・密室に閉じ込められたプルツーとシャア
・シャアがバーを始めました ※SSというよりキャラもの
とかかな(他の人と激しくかぶってるけどw)

まあでもスレ違いなのでこの話題はこの辺にしといた方がいいよね
>>64も覗いた際にはお礼とか感想は各スレで

71 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/14(日) 17:00:01 ID:???
みんなサンクス
漂流してきます(・д・)ゝ

72 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/14(日) 20:39:46 ID:???
>69はプルB

73 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/14(日) 21:44:50 ID:???
Bってツンデレか?

74 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/14(日) 22:05:12 ID:???
(▼∀▼)スパム入りのゴーヤチャンプルーのあの美味しさ・・・子供達
    にも食べさせてあげたのだが・・・
ヾ;゚ー゚ノ そうは言うが・・タマゴとゴーヤと豆腐が無い。
     いくらなんでもそれ抜きでは・・・
ヾ▼Д▼)・・・・・・
(ヒュルルルル・・ドォン!!)

        ハ,,ハ  
       ('<`∀´∩_ ウリをどこかのスレに歓送しる!!
      /ヽ   〈/\ お別れ時には贈り物を持つようにさせるが礼儀ニダ!!
     /| ̄ ̄ ̄|.\/
       | ..犬鍋..|/
        ̄ ̄ ̄
現在の所持品:ゴーヤx20kg、タマゴx1t、豆腐x100kg
       キムチ、白米10t、スパム10000缶、小麦10t、塩1t
       砂糖2t、味噌1t、乾燥肉1t、ニンニク500kg、乾燥玉蜀黍1t
       ガンダムF90V、コンビーフ缶詰x1t、☆貝柱x1t、カップラーメンx2t
       鮭とば500kgetc・・・
ヾ▼Д▼)・・・・・
ヾ;゚Д゚ノ・・・・・
('<`∀´・・・・・何だニカ?

ヾ▼∀▼)何も言わずに・・・
ヾ;゚∀゚ノ食べ物を全部ここにおいて立ち去れ。
('<`∀´・・・断ったら?

ヾ▼∀▼)その時は・・・
ヾ;゚∀゚ノブラックハロ部隊が君を処分する。
('<`Д´・・・了解したニダ・・まだ死にたくないニダ



プルA「わぁ〜〜すごい量の食料!!これどうしたの!?」
プルB「新しい補給艦でも見つけたのか?」
ヾ▼∀▼)まぁ、そんなところだ。
ヾ;゚∀゚ノこれで、まだまだ食いつなげるぞ。とりあえず今夜はゴーヤチャンプルーだ!!
プル一同「「わ〜い!!」」

ヾ▼∀▼)所でアムロ・・所持品の中にガンダムタイプがあったようだが?
ヾ;゚∀゚ノ・・・確かにそうだが、νガンダムもあるし別にいいさ。
    何かトゲみたいのが色々付いてたし、シールドも無かったし・・・
ヾ▼∀▼)それもそうだな・・・

75 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/15(月) 00:26:43 ID:???
>>74
これはいくらなんでも都合が良すぎだろ。何でもありになっちゃう

76 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/15(月) 00:55:20 ID:???
(▼∀▼)・・・ハッ!?なんだ夢か・・

77 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/15(月) 01:17:04 ID:???
シャア「やあ、おはよう。今日の朝ご飯は何かね? 沖縄料理のゴーヤーチャンプルーだったりするのかな?」
アムロ「ん。沖縄風ポークたまご、たまご抜きだ。」
シャア「・・それはポークたまごとは言わないだろう?」
アムロ「アクシズでは、そういうのさ。」

78 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/15(月) 02:33:09 ID:???
馴染み過ぎだwww

79 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/15(月) 08:50:44 ID:???
>>69-70
トロワ日記も加えてやってくれないか

80 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/15(月) 14:48:03 ID:???
      r'⌒⌒⌒'
      (ミ"""メ""ミ)
      (▼∀▼ )   この私がフィギュアを踊ろうと言うのだ、アムロ!!
    /⌒'   ~ `)
    (  く ノ | イ
    ヽ,_'ァ__ , .|
      ノヽ\._λ_ )
     ./   ノ|  ノ
     ( -く  |ー(
     \ └,.| .)
      ,┘/ (__)

♪SEX BOMB SEX BOMB You are SEX BOMB!


81 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/15(月) 20:14:09 ID:A91QAXOa

   /           ヽ   ヽ、    ヽ
   lイ       /   /Jヽ  /u`ヽ   人
  /     {   /{   (   / /  _ノ-, ニヽ、}
  | !   〉、 {ーヽ、_ ィ { イヽ=_´∠三ニ_チイ
  lイ   {/'ヽ!≧ー_-く{    ,三/ f:r_jヽ ヽー' !
   {   ヽヽ`ニ! {。O:} }ニヽ  {、、,  ヽ-゚' /-l} ヽ
   ヽ 、 了 'ゝ,二 ノ三}  `    ̄ 三=、lj ノ  l/⌒ヽ
   ノ! トv| ニ‐´   三rー         ` {   !ノヽ
    l ハヽ| ´ {!  三{ ___         l! リ / ) /
     ヽト }!   !j   Vハ ヘヽ      {j ノ_ノ/- ' /
    /ヽハ       `二 _          /´ /
-―_ ´   jハ      i´, -−`ヽl      (_ /
´--ァ-!     ーヽ     ー ´ ̄ ̄    /,、`ーヽ- '-‐ ´ 邪 気 が 来 た か ! !
 /  |      /\    ー 三ヽ    |  ヽ




82 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/16(火) 10:14:59 ID:???
また夫婦喧嘩の流れですか?

83 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/16(火) 20:03:28 ID:???
金メダリストのプルシェンコワロス

84 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/16(火) 22:33:08 ID:???
夫婦喧嘩とか言っちゃう鬼子は一日酸素なしの刑

85 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/16(火) 22:49:38 ID:???
  , -v-、
 ( _ノヾ )☆.。.:*・゜    ☆.。.:*・゜
 O ・_ ・ノ)
 /^ ¥ ^\          
 7    ヽ~~  ☆.。.:*・゜
  '〜〜〜'           ☆.。.:*・゜
   U U           
☆.。.:*・゜      ☆.。.:*・゜          ・・・ららぁ・・が・みえ・・る?!


86 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/16(火) 23:49:08 ID:???
ttp://www.youtube.com/watch?v=N8vXfS6YLHw&search=sex%20bomb

プルI「これか?シャアが突然あのような肉襦袢を着込んでスケートを始めた元ネタは。」
プルF「シャアは不潔です、鬼子です!あんな事、金メダリストがするはずありません!」
プルD「あたしゃ楽しかったけどね、元ネタ次第じゃ弾劾裁判で決まりじゃないの?」
                   :
                   :
プルF「ウソよ!こんなの認めないわ!!世界一のフィギュアスケーターがこんな事・・・」
プルA「わ〜、そのまんまだね〜!」
プルJ「貴様ら!大佐が何の意味も無くあんな真似をするわけないだろう!」
プルI「ウム、些か納得行かない点も多いが認めざるを得まい、シャアは無罪だ。」
プルK「でもJもIも本当は肉襦袢無しのシャアとペアスケートしたいのよね〜!?」
プルI&J「な!!」
プルH「ふふふ、駄目よK。氷上のシャアはアムロとペアを組むの、そりゃあもうくんずほぐれ(ry」
プルC「えぇ!!(だ、駄目よC、アムロはそんな趣味ないわ。ああ、でもそれはそれで王子様みたいで・・・)」
プルF「嫌〜!!ヨゴレはヤヲイの世界を汚すの!そんなの駄目よ!私が認めないわ〜!!!!」
プルJ「な、何を言ってるんだ貴様ら!!いい加減そのおかしな妄想を止めんか!!」
プルI「J、お前に一つ忠告をしよう・・・、世の中には知らない方が良い世界もあるのだ。」
プルJ「だから何の事だ!?お前は知っているのか?」
プルI「私は知り過ぎたのだよ・・・、もう後戻りが出来ない位に。」

こうして、アクシズにも思春期がやって来て、少女達は大人になる。
両親の不徳の致す所ではありますが、
まあ立派な・・・とまでは行かなくてもせめて人並み・・・は望めなくともまあ元気であればそれで良いかなと思いながらも悩むアムロなのであった。

アムロ「ベルトーチカ、君がカミーユとシャアを見て息を荒くしていた理由が今更になってようやく判ったよ・・・。」

87 名前:86 :2006/05/16(火) 23:51:30 ID:???
いつも多彩なネタで我々を楽しませてくれるWの師匠に愛を込めて・・・

88 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/17(水) 00:01:30 ID:???
享年40歳

89 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/17(水) 07:26:07 ID:???
>>86
もちろん一発ネタだよね…?

90 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/17(水) 12:39:27 ID:E8rqg8/t
>89
はい、何と無く皆が寝静まった夜にプルシェンコでググったらとても凄いモノを見たんでせっかくだからその時の感想書いてみました。
ついでにヤヲイネタが浮かんだのでマズイと思いつつやっちまいました。

91 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/17(水) 15:00:12 ID:???
ベルトーチカは中の人繋がりでカミーユとブライトに昂奮してたのだったw

92 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/17(水) 16:49:01 ID:tRQ+Mw0K
ホモだもの

93 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/17(水) 23:05:52 ID:???
>>86を見て小一時間ほどよーく考えた




シャア大佐でも結構違和感なくね?

94 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/17(水) 23:54:59 ID:???
>93
Σ(゚д゚ )ハッ


脳裏に浮かんだ絵は作画:トニたけだったがw

95 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/18(木) 11:20:22 ID:???
赤いひよこでも飼おうよ

96 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/18(木) 22:01:00 ID:???
ひよこはカラースプレー吹きかけられると早死にしちゃうよ

97 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/20(土) 02:31:50 ID:???
プルL「何か動物飼ってみたい」

98 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/20(土) 10:08:14 ID:???
つ【シーモンキー飼育セット】

99 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/20(土) 12:34:03 ID:???
つ【赤蓑虫】

100 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/20(土) 23:26:15 ID:???
100ゲトc

101 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/22(月) 21:32:54 ID:???


102 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/22(月) 23:25:58 ID:???
>>68
もう行き着いたかもしれないが。

http://anime.2ch.net/test/read.cgi/x3/1145637685/l50

ここでSS書ている職人さんも神技来てると思う。けっこう好き。

103 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/24(水) 11:02:49 ID:???
人いないねー

104 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/24(水) 23:18:41 ID:???
電波状況が悪いんじゃない?

105 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/25(木) 21:19:18 ID:???
>>102
お、感謝

106 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/25(木) 21:37:09 ID:???


     、       /⌒ヽ, ,/⌒丶、       ,
       `,ヾ   /    ,;;iiiiiiiiiii;、   \   _ノソ´
        iカ /    ,;;´  ;lllllllllllllii、    \ iカ
        iサ'     ,;´  ,;;llllllllllllllllllllii、    fサ
         !カ、._  ,=ゞiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii!! __fカヘ.
       /  `ヾサ;三ミミミミミミ彡彡彡ミヾサ`´ 'i、
       i'   ,._Ξミミミミミミミ彡/////ii_   |
       |  ;カ≡|ヾヾヾミミミミミミ、//巛iリ≡カi  |
        |  iサ  |l lヾヾシヾミミミミミ|ii//三iリ `サi  |
       |  ,カ ,カll|l l lヾリリリリリ川川|爪ミミiリllカ、カi  |
        |  ;iサ,サ |l l l リリ川川川川|爪ミミiiリ サi サi  |
        |   iカ ;カ, |l l リリリリ川川川川l爪ミミilリ ,カi カi  |
       |  iサ ;サ, |リ リリ川川川川川l爪ミミiリ ,サi サi  |
       |  iサ ;iカ, | リ彡彡川川川川|爪ミミiリ ,カi :サ、 |
       ,i厂 iサ, |彡彡彡彡ノ|川川|爪ミミリ ,サi `ヘ、
      ,√  ,:カ, |彡彡彡彡ノ川川|ゞミミミリ  ,カi   `ヾ
     ´    ;サ,  |彡彡彡彡川川リゞミミリ  ,サi
         ;カ,  |彡彡彡彡リリリミミミシ   ,カi
         ,;サ,   |彡彡ノリリリリミミミシ    ,サi
        ;メ'´    i彡ノリリリリリゞミミシ     `ヘ、
       ;メ      ヾリリリリノ巛ゞシ       `ヘ、
      ;メ        ``十≡=十´         `ヘ、
                 ノ    ゞ





107 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/25(木) 21:41:22 ID:???
エロネタまだぁ?

108 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/25(木) 21:46:06 ID:???
ゴキ○リ出現で全員避難したので当分は無理です。

109 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/25(木) 22:21:24 ID:???
                   ,r ' "     ゛' ー 、
                  r "            ゛- 、
                ,r'゜                ヽ
.               /  /                ヽ
              / /     /,.^、\       ヽ  ヽ
             i /    ./ イ/l./ ! liヽ\    ヽ  l.   i
.             { i  /  /‐|、.i,'  l .! |ヽ\i  ヽ  l.  !.   !
             {, |   !.  !イ ! l  ヽ| !ヽ、 !ヽl !.  !  l.   l
             !i、! ! l  ! .'。=、、    ‐-、!.|i |. !  l     !
.              !l、|.ヽヾ〈i::::::::!    .。=、、 !|! ノ / /   / えっちしよ?
               ヽ|ヽ l. ゛ー'    .l::::::::)〉 l /  .  ,/
                l.  ;""" <   ゛'- '  / / .// /
.               l. .,.ヘ       """" ////!/
               i ./.  ヽ、 ヽ    ,  '/ /
.               { /.    ゜、- ' ゜ ./ /
.               l. i      i      / /! ,,,,,,,____
                '´ ,....-─-ノ    / / .ト.-─- ::::/  "''ヽ
               /r'"::::;.r"~     '" ./::::/ "ヽ      \
            ,. -<''~:::,.r'"       /::::/    .i"''''' ─- ,, .i
           ,i   `/        /::::::::/      i ̄~"'''''' - .i
           ,i    /       ,.r'''''ヽ ,,,iヽ     .i ̄i"''''i''' -..i
           i _ io       .i /     ヽ    i:::::i::::::::i::::::i i
           ヽi::::::i        i       i l    .i::::i::::::::i:::::i: i
           / i:::::i        ヽ      ',i   . i:::i::::::::i::::::i i
          /   i:::i         `''' -ヽ    ',    i::i:::::::::i::::::i i
         /   .ヾi          ',::::::::',    ',   i:i::::::::::i::::::i i
        .i     /           .',:::::::',    ' , i:i::::::::::i::::::i i
        ヽ   ./            ',::::::',     ヽi:i::::::::::i::::::i i
         `- "/     ソ        i:::::::',     〕:i::::::::i::::::i i
           ./               ヾ- ヽ    ./::i::::::::i::::::i i
          /                ヽ  `'' --"-==)-'"""~
         /.                  ',
         ,i.  ヽ                ',
        ,i                    i
        i                    i
        .i.      `、    ./         i
        i       ヽヽ、 /         .i
        .i        `"i'i          i
        i         i.i          i
         i,_      ノ,i          ./
         ヽ, ̄"''''''''''"~ .ヽ、_____,,..,r'"i
         'i  ̄ ̄~"'''''"─--=..,__,,,-==-"i
          .',        i         i'


110 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/25(木) 22:27:03 ID:???
H*゚ ー ゚ノ ??

111 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/26(金) 05:26:46 ID:???
スレ違いだとは思うが保守がてら言わせてくれ
密室スレが死んでしまったorz
あれは良スレだったと思うんだがなぁ……最後の最後に妙なのがわいてなし崩し的にThe.END
職人さんも散ってしまった……
以上チラ裏愚痴スマソ。虐待スレも死んだし密室は容量ヤバいしでここぐらいしか思い付かなんだ
取り合えずアクシズ押してくる……

112 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/26(金) 05:34:28 ID:???
↓↓↓↓以下普通にドゾー

113 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/26(金) 13:16:21 ID:???
誰も聞いてないのに良スレ良スレうるさくて
保管庫があってもおかしくない、過疎って落ちるから誰か補完するなら今のうち
なんてのたまってるから周りに馬鹿にされるんだよ

114 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/26(金) 15:00:51 ID:???
そうだねぇ、良スレ良スレって言うほど厨が集まりやすくなるからね
なるべく目立たないスレタイだといいんだけどね。

あと、もうこの話題はここでストップしよう。終わり

115 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/26(金) 15:36:00 ID:???
 / ̄ ̄/_7_7 __/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7
..  ̄ .フ ./  /__  __  / ./__  __  / ./__  __  /  /__  __  / /__  __  /    _
 __/  (_ _./  //  /  ._./  //  /  _./  //  /   _./  //  / . _./  //  / _7_7 / /
/__.ノゝ_/ |_ノ |_/.    |_ノ |_/  . |_ノ |_/   |_ノ |_/   . |_ノ |_/    ノ_/
             \\\              //
             \ \ \\\  r'⌒⌒ヽ    ///  //
              \ \  (⌒\ ( rνyy'ソ⌒レm)///          スレ違いの話題をこれ以上続けるとこうだ!
             \\ (mJ \ ヽヽヾ#゚Д゚ノ/ レm)レm)/    
             \\ \\(mJ(mJ∩]¶[ イレm)レm)レm)/     
           (´⌒;; \\ (mJ(mJ(mJ| .|/ノハλ) //レm)/;;⌒`) ;;⌒`)
 (´⌒;;   (´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;/(mJ(mJ#Д▼||l レm)/;;⌒`);;⌒`)       私は何もしていないだろ!!
  (´⌒;; (´⌒;; \从从从从从(___へ_ノ ゝ__ノ从从从从从//;;⌒`);;

116 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/27(土) 00:29:07 ID:???
混沌としてきた今こそマターリネタを

117 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/28(日) 12:12:10 ID:???
シャア「ええい!ただでさえアクシズは物資が不足しているというのにクレクレばかりじゃ供給が追い付かんではないか!
   せめてプラントを拡大して自給体制を整えなくては…。」


アムロ「野菜だけではなく外から代替食品を獲得しなくてはたんぱく質の補給が追い付かんぞ、シャア!!」

シャア「止むを得ん…、ここは近隣の宇宙船に補給を打診してみるか…。」

118 名前:通りすがりの傲慢な人 :2006/05/28(日) 12:21:34 ID:???
肉が無いのなら、大豆で代用すれば良いでしょう?

119 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/28(日) 13:19:45 ID:???
         ,i.  ヽ                ',
        ,i                    i
        i                    i
        .i.      `、↓   ./         i
        i       ヽヽ、 /         .i
        .i        `"i'i          i
        i         i.i          i
         i,_      ノ,i          ./
         ヽ, ̄"''''''''''"~ .ヽ、_____,,..,r'"i
         'i  ̄ ̄~"'''''"─--=..,__,,,-==-"i
          .',        i         i'
どぞ

120 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/28(日) 13:33:36 ID:???



ヾ▼Д▼)・・・・・ どれ味わってみるか

121 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/28(日) 13:45:19 ID:???
ごくり

122 名前:プルA :2006/05/28(日) 14:35:07 ID:???
パンがなければプリンを食べればいいんだね〜!

123 名前:プルL :2006/05/28(日) 22:39:52 ID:???
わたしはパンがなければおにぎりがたべたいよ、アムロ。

124 名前:プル全員 :2006/05/29(月) 01:15:42 ID:???
>>119-120
キモッ

125 名前:シャア :2006/05/29(月) 01:18:34 ID:???
>120は偽者だ!そんな蔑んだ目で私を見下ろさないでくれ

126 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/29(月) 12:44:34 ID:???
ヾ;゚ー゚ノ とりあえず空気を和ますために、最近見つけた本を参考に豆腐ケーキとやらでもチャレンジしてみるか
ヾ▼Д▼)材料あるのか?
ヾ;゚ー゚ノ まだ読み始めたばかりだからわからん…まあそれなりに出来たらお慰み、って奴だ

最近、料理を作るにもレシピ考えるにも、この材料なら
アクシズ一家でも食えるだろうかとか考えてる自分に困るw

127 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/30(火) 00:27:08 ID:???
アクシズに大豆ってあったっけ。
あれば大分料理の幅もタンパク原の幅も広がるねぇ。

128 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/30(火) 00:31:07 ID:???
         ,i.  ヽ                ',
        ,i                    i
        i                    i
        .i.      `、↓   ./         i
        i       ヾ▼Д▼)         .i
        .i        `"i'i          i
        i         i.i          i
         i,_      ノ,i          ./
         ヽ, ̄"''''''''''"~ .ヽ、_____,,..,r'"i
         'i  ̄ ̄~"'''''"─--=..,__,,,-==-"i
          .',        i         i'
ここ


129 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/30(火) 00:36:39 ID:???
きもいな

130 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/30(火) 03:43:03 ID:???
>>128

プルズ「ま さ か の 時 の
      ⌒⌒ヽ     ⌒⌒ヽ    ⌒⌒ヽ
    (γ ノ|ノ)从 ) (γ ノ|ノ)从 ) (γ ノ|ノ)从 )
     ‖*`∀´ノ  ‖*´ー`ノ  ‖*^∀^ノ
     丿~ † ~ヾ  丿~ † ~ヾ   丿~ † ~ヾ
     ん  八  ) ん 人  )  ん 人  )
     んU〜Uゝ  んU〜Uゝ   んU〜Uゝ

           ア ク シ ズ 弾 劾 裁 判!」


131 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/30(火) 07:49:57 ID:???
>>128
自分じゃ面白いと思っているのかもしれないけど空気読めてなくてウザいよ

132 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/30(火) 12:40:49 ID:???
なんで最近このスレ荒んでんの?

133 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/30(火) 13:12:54 ID:???
どっかのスレが落ちて居場所のなくなった職人とやらが流れ込んで来てんジャネーノ

134 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/30(火) 19:58:27 ID:???
大豆かどうかはともかく、何らかの乾燥した豆ならあってもおかしくないかも。
本来スパムは主食にならないけど、豆ならなるよね。


135 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/30(火) 20:45:59 ID:???
豆は穀物程じゃないけど保存効くしな
煮豆の缶詰とか保存食にありそうだよな

136 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/31(水) 01:56:00 ID:???
豆の缶詰・・・エリア88・・・

137 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/31(水) 09:48:08 ID:???
豆と桃の缶詰を混ぜて、親の仇のような形相で、食う・・・・

138 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/31(水) 22:23:58 ID:???
うはっ
えろいな、起っちまったじゃねーかw

139 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/05/31(水) 23:51:26 ID:???
やめろって、またプルの豆と桃AAが来るぞ

140 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/01(木) 01:35:36 ID:???
ポークビーンズの缶詰もあるよ
火で温めて、缶から直接すくって食べると美味い

141 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/01(木) 01:37:51 ID:???
個人的にはぜんざいの缶詰も好きだけど
さすがにアクシズには置いてないかな

142 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/03(土) 20:25:27 ID:???
シャアがいつもなめてるから小豆のようになってるよ

143 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/03(土) 20:38:32 ID:???
テンプレ読んでない人なのかな

144 名前:140−141 :2006/06/03(土) 23:06:55 ID:???
テンプレって1と5と7のことだよね
読んだけど何かまずいこと書いちゃったかな
邪魔しちゃってごめん

145 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/03(土) 23:21:11 ID:???
何、このスレにやたらきしょい下ネタを投下する厨が居てな…。

わざとでないなら気にしないでやってくれ。

146 名前:144 :2006/06/03(土) 23:33:09 ID:???
そういう意味だったのか
ピンと来なかったこっちが悪かった

147 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/04(日) 12:21:24 ID:???
ttp://www.mpsnet.co.jp/HobbyNet/ProductOne.aspx?pno=23361
名前に注目

148 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/04(日) 21:34:43 ID:???
なんつーか・・このスレ見てたらアクシズ一家にタチコマを一機
あげたくなった。タチコマがいればブルズの遊び相手にもなるし農作業はできるし
力持ちだし・・・

149 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/04(日) 21:46:45 ID:???
>>148
タチコマがいたらシャアいらないんじゃね?
アムロとプルズとタチコマだけで生活成り立っちゃうよ
仕事をなくしたシャアがますます駄目親父と化していく様が目に浮かぶようだ

だからアムロはメカキチの癖にタチコマとかド●えもんとか青い未来型ロボットを作らないだな

150 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/04(日) 21:47:13 ID:???
>タチコマ
アムロなら自力で作れそうな気がス

151 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/04(日) 21:51:27 ID:???
で、アクシズに危機が迫ると「ぼ〜くらはみんな〜いきている〜」を
歌いながら特攻するわけか

152 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/04(日) 22:52:13 ID:???
>>148
さりげなく“ブルズ”と書いてあるところを俺は見逃さない!!

それはともかく、結構ハロが役に立ってないかい?

153 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/05(月) 23:41:50 ID:???
逆に考えるんだ。
「毎朝ハロとタチコマに優しく起こされればどんなにか幸せだろう。」と考えるんだ

154 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/05(月) 23:47:35 ID:???
そういや、タチコマの中の人ってシャアの中の人の嫁さんだ。

155 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/06(火) 01:12:55 ID:???
新参者ながら、ネタ投稿をしたいのだけど…文章にできん…。ネタはそこそこ頭の中におもいついているのだけど…。
職人さんの偉大さがひしひしとわかってきました…。

156 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/06(火) 01:15:29 ID:???
このスレは公安9課に監視されています。
  iミ三!  -ヽ、       / |hヽ  !ヽ |   /ム<´ ̄ >- 、   lハi|  . ト、      /  、
 i´ヾ !  .__ `-;--r;:='、. lイ i ヽ i ! /  `ヾ'´    \   ヾi、 ! l バ┬t-イ、ト、、 ゙、   /
 l /)゙i   i´ ) !  i!、.ノ  i|  l.  | ,j/               `ヽ._ヾ、゙:、N,゙ヨi_ト、i、 | >i;:ニミ、 ト. /
 ヾ:( l   `゙´ :i  |l    リ l |  /        /、∧       ヾ''''7゙YN ヾ-'`  ゙l ''゙(._)゙ヽ!l /
  iヽ、 ヽ    r_:_.. ;.)   /  | |. /         トv'-‐i l 、     l レ'   l.    /      //   /
\ヽ ゙、 !           |  /l /     l  |     | | ゙、     |、l    ゙:、   _ _     ,イ!/   /r
  ヾ\      -─一'  ノ / H1   l /∧. |    | ∧r、!、 i  リ《 ///\ ゙三ー   ,イ/   //_i..
、  `ヽ\    ‐''''"'' ;'// // l、 | l /i:!-ヾi、   ,.l/‐ヘ.l!ヽ.l l/  V/ノ=  ゙i:、    //  /'/
;\    | i 丶、.. --‐' V..ノ'  ヘ、i ハ!,r'7'ヾ゙    "'7ヾヽ iレi'|   \    ) `''' ´ // /''Y
  `丶-''ー──  ''"´ノ'" /  iヾ|   ゝ '       ゙ー'   ! i |  \ \  ii `ヽ   ! ,べ'7   _
     i` ー── '"/ _/    ゙、!i      i      ,リi/     ヽ V      l /   ! /
     ヽ、____,..-i   |         | i、          / fリ     |  .|    i!     \j´
            l  l.        | !:、    rー-,   _/f/1       |   !    l!       l
              l   l     ,.-| H !r、  `三==ラ!"´| ト 、.    l   l   ,. 、!       ヽ
              ‐-、!  \   i:  | |y''| \    / l\.| | ||    ノ  /`Tヽ  ヾ、     ノ
             〉       |:  l. レ l    ̄   |  ! l、_リ    ,. r'i>l      ` ─‐ '"



157 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/06(火) 22:20:44 ID:???

                     ,. -─ 、, - 、_,. -─- 、
                    / ,.   /::,. '´       ̄``ヽ、    ,. - 、
                      , ' , '   ,':::/  _,. /,.イ      ::::ヽ‐<⌒ヽ::ヽ.
                  / /    {::/  /-レ‐トl 、   iヽ  :::::.ヽ::ト、.::. ヽハ
                    / /   ,ィトl /、-‐テ、トヽト、   -l-、_ : :ハ::::}',::  }:::i
                / /   / /,l-il  ヽ.Lシ!  ヽ リ-テ、` L ! レ' l  リ:::.|
                  /./ / /,f{ >ト、        リ _Lシト、_リ l ト、 レ/i::.:.!
               / / / / ヽ、!       !    ` "´ ハハ! ,r':./.:.,'
              / / / /    ゙、     r_、     ノソ /,ィ .:/.:.:/
               /...:/  /       ヽ、         / '/   , '.:::〃
          /..:::/  ,ィ /        / .l\      _,.ィ'-'    / ,イ!    <この子とどちらがハッキングが巧いのだろうか?
         /...::/ / / /        /∧! /` ー=<,.r'´   / _,.< l}      
       /...::/ // / /        ,/_ノ }//ア= _,.r'´   _,..=r ' :::::::::\
      / ..://  / /./    _,../ヽァ⌒fj/ ,.r '' ´     _rf--ニヽ::::::::::::::::::}
.   / ..://   /  //   /ィ/  ゝ'/ /   ,. -‐ '´ H /  \::::::::::::|
.  /  .:,ィ/    /  〃 ,r' /.::/   //イ  _,. <._   .::l l /     l:::::::::::l
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158 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/06(火) 23:50:24 ID:???
プルL「Cちゃん、何作ってるの〜?」
プルC「ん〜?この前、探索の時に見つけた、タチコマっていう人形あったでしょう?それが可愛かったから、ちょっとぬいぐるみを作ってるの」
プルL「へぇ〜…。Cちゃんって器用なんだね!いいなぁ〜」
プルC「よかったら、出来たらLにあげようか?材料はまだ残ってるし…」
プルL「え…いいの?」
プルC「うん。こういうの作るの好きだから…ちょっと待っててね…はい、出来上がり」
プルL「わぁい!ありがとう、Cちゃん!大事にするね!」
プルC「ふふ、どういたしまして」


プルG「あれ?Lじゃん。何大事そうに持ってんだ?」
プルL「あ、Gちゃん…。あのね…」
プルG「…それって、タチコマ…だっけ?この前見つけたプラモの」
プルL「うん。Cちゃんがね、作ってたの。それを、Lにくれたの」
プルG「へぇ…いいなぁ。俺もほしいなぁ。Cはどこにいんの?」
プルL「何時ものみんなの部屋だよ」
プルG「ありがと」


プルG「C−−!俺にもタチコマくれー!」
プルC「きゃあ!…ジ、G?ビックリしたぁ…。どうしたの急に?」
プルG「Lがタチコマぬいぐるみ持ってるの見たぞ〜。不公平だぞ〜。俺にもくれよ〜」
プルC「…まあいいけど…Gもこういうの好き?」
プルG「わ、悪いかよぉ…」
プルC「ふふ、ちょっとからかってみただけよ。…じゃあ、ちょっと時間かかるから、あとで来てね?」



159 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/06(火) 23:51:10 ID:???
20分後

プルC「はい、出来たよ。大事に扱ってね?」
プルG「わかってるって。じゃあ、ありがとな〜」

プルG「へへ…やっぱかわいいなぁ…」
プルI「ん?Gではないか」
プルJ「何を大切そうに持ってるの?…それはタチコマ?」
プルG「おう、I、J。これ、プルCに作ってもらったんだぜ。いいだろ〜」
プルI「ふむ…よく出来てるな…やはり、Cは器用な子だな」
プルJ「そうね…うらやましい」
プルG「じゃ!俺は収穫があるからこのへんで〜」


プルI「…Cよ。少し頼みがある」
プルC「何、I?(まさか)」
プルJ「あ、あのね…ちょっと大変かもしれないんだけど…私たちにも、タチコマ人形を作ってくれないかなぁ…なんて」
プルC「え…まあ、いいけど…」
プルJ「あ、あとね…もし、出来たらで良いから…赤いカラーにしてほしいなぁなんて…」
プルC「はは…何とかしてみるね…」
プルI「すまんな…今度、こちらのプリンを少しあげるから…」
プルC「ううん、いいのよ。私作るの好きだし(ただ…ちょっとさすがに疲れてきたけど)」

と、少しプルCがため息をついて、二人の分のタチコマ人形を作ろうとしたとき、他の姉妹たちが飛び込んできた。

プルA「C−!私にもタチコマ作ってー!」
プルD「あ、A!私が先だぞ!というわけでつくってくれよ〜!」
プルK「よろしかったら…作ってくれませんか?もちろん手伝いますよ?」
プルC「うわわ!皆、何時の間に?!ちょ、ちょっと待ってじゅ、順番にー!…!」






プルC「ごめんなさい、アムロにも手伝わせちゃって…」
アムロ「はは、いいんだよ別に。プルCは、優しい子だね」
プルC「そ、そんなことないよ…。わ、私はただ…皆が喜んでくれるかなぁと思って…」
アムロ「その気持ちは、皆にも伝わってるさ。…ほら、これは僕からのささやかなご褒美。今日一日がんばったからね」
プルC「…あ、ありがとう…アムロ。…あ、あのこれ…私が作ったの…あ、アムロにあげるね?」
アムロ「ありがとう、プルC。大切にするね」

そういって、アムロはプルCの頭を軽くなでた。プルCは、正直今日一日が大変だったと思っていたが、それも含めて、今幸せなんだろうなと思い、
少し顔を赤らめて、満面の笑みを見せた。



と、その様子を影からうらめし…いやうらやましそうに、プルBは見つめていた。

プルB「ああ、私は…私は…!」
プルB「私はあの(アムロが持っている)タチコマになりたい…!!」
プルG「いや、アムロと一緒になりたいなら混ざってくりゃいいのに…」

今日もアクシズは平和である。


160 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/06(火) 23:55:03 ID:???
とりあえず、攻殻をネタにしてみましたよ、と。
過去スレは全部一通り読んでみたけど、やっぱり一人ひとりの性格を上手く表現するのが難しいと思いました。
とりあえず、シャア、出番なくてごめんよ…。

161 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/07(水) 00:30:22 ID:???
じゃ次はイングラム出して

162 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/07(水) 00:49:17 ID:???
タチコマのマスコットぽさがこの一家にお似合いなのであって
とマジレスしてみる

163 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/07(水) 04:11:06 ID:???
>>160
プルJ「・・ゼェゼェ・・大佐が・・・」
アムロ「ん?シャアがどうかしたのか?」
プルJ「自分の部屋から出てきてくれないんです。よく聞くと、すすり泣く声も聞こえますし・・・」


164 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/07(水) 06:06:23 ID:???
>>163
アムロ「新兵が良くかかる病気じゃないのか?」
プルJ「た、大佐は病気になったのですか!?み、みんなに知らせてきます!!」
アムロ「プルJ、そういう意味じゃな……って、これは話が大きくなりそうな予感が……」


165 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/07(水) 11:50:57 ID:???
そう言えば、攻殻の小説でフチコマ(漫画版タチコマ)のAI積んだ人工衛生が漂流してたな。

・・・アクシズとランデブーてもデブリ扱いで蹴られてそうだ(´・ω・`)

166 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/07(水) 15:43:03 ID:???
ランデブーする事になれば、フチコマ側から何らかのアクションがあると思う。

167 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/07(水) 17:40:05 ID:???
この流れで逝くと、アムロが「タチコマ」ならぬ「ハロコマ」なんて作ったりしそうな気がするのは俺だけだろうか。

168 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/07(水) 19:51:07 ID:???
プルA「なになに?ハロのコマ作るの?」
プルK「コマといえば、地球でかつて人気のあった玩具でしたね。それは楽しみです」

アムロ「そ、そうか(いや、作るのは容易いがそれはただのハロのイラストが描かれたコマなのでは)」

169 名前:160 :2006/06/08(木) 01:56:10 ID:???
「大変だ、皆!」

病気、その言葉をアムロから聞いたプルJは、慌ててプルズの部屋に入っていった。
何事かと、その場にいたプルズの視線がプルJに集まっていった。Jは少し息を呑んだ後、取り乱したように言った。

「大佐が…大佐が病気になって…って、何だその疑心に満ちた目は!」
「いや、だってなぁ…」
「あのシャアが病気にかかるとは…思えないし…」

もっとも、といえばもっともである。あのアムロのオラオラを何度食らっても、すぐに立ち上がる体力や気力がある
あのシャアが、病気に掛かるとは到底思えない。そして、何かまた企んでいるのではないかという考えも、少し浮かんでしまうのもまた事実である。

「部屋から出てきてくれないし、すすり泣き声も聞こえるし…何処かお体を悪くしたのに違いない…」
「杞憂だと思うなぁ…(タチコマもらえなかったこと、悲しいんだろうなぁ、シャア)」
「まあ、本当に病気だったら大変ですし、様子を見に行きましょうよ(一人だけですものねぇ…ちょっと可愛そうといえば…かわいそうですよね)」

とまあ、状況からしてそれしか思いつかないプルズは、恋は盲目、という言葉が似合うプルJにちょっと苦笑いをしてしまった。
それを見たプルJは少しムッとしたが、すぐに気を取り直して、他の姉妹を先導してシャアの部屋へと向かった。
シャアの部屋の前に立つ。やはり、ドアはロックされていて開かない。しかたなく、プルJは軽くノックしてみた。

「大佐、大丈夫ですか?何処かお体が痛むのですか?」
「お〜いシャア、出てこ〜い。出てこないと〜アクシズ裁判にかけるぞ〜!」
「(ちょ、ちょっとG!)」
「(冗談だ冗談!これで出てくればいいだろ)」

しかし、全く反応は返ってこなかった。不気味なほどに、だ。
普通ならばアクシズ裁判という言葉に反応して、シャアは出てくるだろう。しかし、なぜか今回は出てこなかった。
いつの間にか、すすり泣きも聞こえなくなっている。気配だけが、部屋から漂っている。

「ぶ、不気味だなぁ…シャアのやつ、死んでないよ、なぁ?」
「そ、そんなことあるわけないだろう!?あるわけ…ないじゃないか…」
「と、兎に角アムロに報告するぞ!」

珍しく取り乱したプルIが、Cと共にすぐさまアムロの元へと走っていった。異変に気がついたアムロは作業を一度中断して、
プルズがいるシャアの部屋の前へと走っていった。

「どうしたんだ?シャアのやつ…」
「あ、アムロ…シャアが…出てこないのです。いくら声をかけても…」
「何!?あの男…、どうしたんだ?何時ものように拗ねているだけかと思ったが…。
ともかく、この扉をあけないかぎりにはな…おい、シャア!聞こえているか、シャア!返事をしろ!」

声と共に、思念でもシャアを呼びかけてみるが、全く反応がない。さて、大事になってきた。
アムロはコントロール室に行き、シャアの部屋のロックを解除する作業に取り掛かった。
プルズもまた、その様子を後ろから心配そうにのぞいていた。時に、IとJ、二人の表情は特に心配そのものだった。

「…よし、開いた。プル達は部屋の前で待っていてくれ。俺が様子を見てくる。何があるかわからないからね…」

そういって、アムロはコントロール室を出た。その後ろをプル達が恐る恐るついていく。
そして、アムロはシャアの部屋の付近に着くとプル達を一旦待機させ、自分はシャアの部屋へと入ろうとした。
扉が素早く開き、シャアの部屋の全貌が見える。きっちりと整頓された部屋の中央に、シャアが倒れていた。

「シャア!どうしたんだ、シャア!」
「お、おお…アムロか…。た、助けてくれ…」
「どうしたんだ、一体!何かにやられたのか!?」
「い、いや…そういうわけではなくてな…実は、だな…(ゴニョゴニョ)」
「…はあ!!?」





170 名前:160 :2006/06/08(木) 01:59:36 ID:???
「…というわけで、ただシャアは農作業中に足を踏み外して、転んで背中を打った。何とか部屋にたどり着いて寝ていたが、
あまりの痛さに思わず泣いてしまっていたけど、暫くして眠っていたのだとさ」

と、アムロはベッドに寝込んでいるシャアを背中に、後から来たプルズに事情を説明をし終えていた。
事実を知ったプルズ達は安堵の表情を浮かべていた。

「よかった〜。悪い病気じゃなかったんですね、大佐」
「無事でなりよりだ」
「しっかし、シャアも意外と抜けてるんだなぁ〜」
「面目ない。心配をかけてしまったようだな。だが、もう大丈夫だぞ」
「というわけだ。そろそろ食事の時間だから、皆食堂に集まっていてくれ。俺はもうちょっとこの男の治療をするからな」
「は〜い」

先ほどの重い空気はなくなり、プルズは軽快にその場を後にした。それを見届けたアムロは、大きなため息をついてからベッドで寝込んでいるシャアを見下ろした。

「…これでいいんだな」
「…すまん」
「…情けない。いい大人がタチコマ人形を貰えなかっただけで泣いて、その上で不貞寝したらそのままベッドから落ちて背中を打って声が出なくなるとは…」
「ふん!お前はいいだろうな!プルCからタチコマ人形をもらえたのだからな!構ってもらえない苦しみ、お前にも味合わせたいくらいだ!」
「…ふぅ…悪かったよ。全く。食事はあとで運んできてやるから、今日一日は寝ろよ」
「そうさせてもらう」

そういって、シャアはベッドにもぐりこんでしまった。全く、この男がジオンの総帥をやっていたとは到底思えない。
しかしながら、やはり何処か不憫な気がしなくもないアムロは、今度何か赤いものでも作ってやろうと、少し思ったのだった。



171 名前:160 :2006/06/08(木) 02:00:44 ID:???
暫くして、プルズが就寝した頃。
シャアは痛みが残っていて眠れなかったので、仕方なく近くにおいてあった読みかけの本を手に取り、読書を始めていた。
とその時、ドアの向こうから足音が聞こえてきた。忍び足、のつもりだったのだろうが、もう辺りは静かだし、所々で音が響いてしまっているので意味がない。

「プル達のうちの誰か…か?」

シャアは読書を一旦やめ、その足音を聞いていた。足音は、ドアの丁度前でふっと消えた。

「誰かな?ドアは開けっ放しにしているので入りたまえ」
「ひゃ!」

シャアの突然の声に、気づかれていないと思っていたであろうドアの向こうの人物は声をあげてしまった。
そして、少し間が空いた後、中に入ってきたのはプルJであった。

「Jか…こんな遅くになにをしているのだね?もう寝る時間だろうに」
「いえ…あの、その…こ、これを…!大佐に上げます!」

Jは顔を真っ赤に染めて、何かを両手で持っていた大切な何かを、シャアに突き出した。
シャアは突然のJの行動に驚きながらも、その小さな両手にあるものを覗き込んだ。

「これは…赤タチコマの人形かな…?」

そう、それはタチコマ人形だった。形は少しいびつで、糸は解れている部分もあった。
そして、Jの手には絆創膏がいくつかはられていた。

「は、はい…ちょっといびつですが…よろしければ、もらって…いらなかったら、もって帰ります!」
「いや、ありがとう、J。一生懸命作ってくれたのだな。Jはいい子だな…私からも何かあげられるものがあればいいのだが…」
「いや、そんな!そんなの別に…構いません…」
「いやいや、それでは悪いだろう…そうだな…これはどうかな」

と、シャアは突然Jの手を握り、その甲にキスをした。それにひどく驚いたJは、一気に顔を真っ赤に染め上げて、その場から走り去ってしまった。

「ヾ,▼д▼ノむ…少し刺激が強かったかな?…しかし、本当にうれしいな……あ、涙が…」

「(び、びっくりしたぁ…でも…喜んでくれた…)」

不幸の後には、必ず幸福がやってくる。どこの誰かわからない人物が残した言葉を、少しシャアは信じてみたいと思った。



172 名前:160 :2006/06/08(木) 02:06:13 ID:???
あまりにシャアが不憫だし、いいネタが貰えたので、後日談書いてみました。
書き始めて数時間…もう夜中じゃないか;
なんだか中途半端ものになってしまった…トリアエーズ精進します。
ああ、駄目だ眠い。

173 名前:月光蝶 :2006/06/08(木) 02:54:26 ID:???
>>172
そしてトリアーエズこの月光蝶からGJだ!

・・・うう・・・寝る暇が無い・・・・・
(ネマス。・・・こ・・更新する暇が無い・・・)

174 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/08(木) 13:53:08 ID:???
GJ
>>アムロは、今度何か赤いものでも作ってやろうと、少し思ったのだった。
ここで何故か噴いちまったぜ

175 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/09(金) 23:57:38 ID:???
>>174
きっとペガサス流星拳で真っ赤にされる総帥を連想したからジャマイカン

176 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/10(土) 00:56:30 ID:???
ハロがこんな物を見つけたようです。
(洞爺湖と書かれた木刀)
(斬鉄剣と書かれた赤い金属バット)


177 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/10(土) 16:29:17 ID:???
>>176
(斬鉄剣と書かれた赤い金属バット)

ちょwwwホリックwww

178 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/10(土) 17:33:43 ID:???
>>176
むしろ木刀は奈良や京都が本流かとw

179 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/10(土) 18:53:09 ID:???
>>176
(洞爺湖と書かれた木刀)
ちょwww白夜叉www


180 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/10(土) 19:03:47 ID:???
>>176
今、銀時の格好したアムロと侑子の格好したシャアが木刀と金属バットでチャンバラしてるのを想像した。

181 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/11(日) 00:23:15 ID:???
>>178
(侑子の格好したシャア)
・・・(°д°)・・・

182 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/11(日) 00:32:01 ID:???
それなんてキャシー?

183 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/11(日) 00:43:21 ID:???
マルとモロの格好したプル's
ハァーー(-´д`-)ーーン

184 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/11(日) 12:11:51 ID:???
この流れで逝くと、アムロは四月一日だな。

185 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/11(日) 13:42:16 ID:???
じゃあハロはモコナか。

186 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/11(日) 14:21:45 ID:???
個人的には・・・

アムロ>百目鬼
シャア>四月一日
ララァ>ヒマワリ

のほうがシックリト・・・

187 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/11(日) 15:28:12 ID:???
>176-186
さっぱりわけが分からん。

188 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/11(日) 15:40:13 ID:???
同意、他のスレに逝って

189 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/11(日) 17:37:03 ID:???
元ネタがわからないからってそんなに叩くなよ。
大人になろうぜ。

190 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/11(日) 19:24:39 ID:???
「モコナ」って名前からすると、CLAMPの作品も入ってるのかねえ。
プルズはともかく、あの絵柄バリバリのアムロやシャアは見たくないかも。

思いたってランバ・ラル隊のクランプのAA探したが見つからないね。

ヾ ゚ー゚ノ「シャア、廃棄されたエリア11から見つけたものだ。マンガが少しあったぐらいだ」
ヾ▼ー▼ノ「航海の役には立たないが、暇つぶしはメンタルケアになる」

ヾ▼∀▼ノ「ほう!」
ヾ ゚ー゚ノ「何か面白いものでもあったのか」
ヾ▼∀▼ノ「これは『カードキャプターさくら』という旧世紀の少女マンガだな。
       大きなお友達にも人気があったもので、今でも収集しているマニアもいるそうだ」
ヾ ゚ー゚ノ「大きなお友達ってお前みたいなのか」
ヾ▼∀▼ノ「何のことだ。私はこんなもの初めて見るぞ」
ヾ ゚ー゚ノ(……)
ヾ▼Д▼ノ「…な、何だ表紙は幼女なのに、中身はロリータファッションのおっさんではないか!」
ヾ ゚∀゚ノ「シャア、貴様のロリコン趣味を呪うがいい。
      それはさくらに見せかけて、ソーラレイ開発者のアサクラ技術大佐を描いた「カードキャプタ ァサクラ」だ!」
ヾ▼Д▼ノ「アムロ、図ったなアムロ!」

アサクラ技術大佐…ソーラレイの責任者。本編で「ゲルドルバ照準!」って言ってた中年男。
             また後付設定で、0083登場のシーマ・ガラハウの上司としてコロニーへの毒ガス散布をやらせたが、
             戦後はそれをシーマの独断に仕立て上げ、アクシズへ徹底する残存艦隊から追い出した。

ヾ▼Д▼ノ(そういえばあのアサクラという男はアクシズにも逃げてきていたのにいつの間にか居なくなっていたが、
       個人的趣味に関する怪文書がばら撒かれてハマーンに追い出されたという噂、案外本当だったのかも知れんな)

191 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/11(日) 20:52:51 ID:???
木刀とバットはそれぞれ元ネタが違うよ。
木刀は銀魂、バットはclampのxxxHOLICだったと思う。

192 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/11(日) 23:45:48 ID:???
>>191
どっちにしろ知らないから解説してもらってもお礼が言えない…

まぁそれはそうと>>190は久しぶりにオモロかった。
オチが好きだな。こうなると、そういうのにやたら詳しい解説役の少女が欲しくなるくらいだ。

193 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/11(日) 23:59:06 ID:???
あと、ホリックは他のクランプの作品と
絵がだいぶ違う。

194 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/12(月) 00:44:16 ID:???
銀魂ネタしかわからないけど、なんとなくバットネタを思いついたので投稿


ぶ…

「(…何?今の音…)」
アクシズの夜、プルズが共同で使っている寝室で、プルCはふと変な音に気がつき、目を覚ました。
何処かで聞いた、気味の悪い音。しかもそれは、刻々と大きくなっていく。

ぶ…ぶぶ…

「(…まさか…そんなわけ、ね…)」
と、布団の中で、自分の中で芽生えてきたいやな予感を振り払うかのように、深く潜り込む。
しかし、音はそんなプルCを現実に戻そうとしていた。

ブブブ!カサカサ…

「(か、確定ー!)」
と、プルCが体をこわばらせた瞬間、何か気持ち悪い、足の多い生物が、プルCの顔に舞い降りてきた。
そして、それと同時にプルCは一気にボルテージを上げて、限界を突破して、悲鳴を上げながら飛び上がるようにおきた。

「キャーーー!!」
「どどどどうしたんだ、ってどわー!!」

プルCの悲鳴にいち早く反応し、飛び起きたプルGはあわてて電気をつけたが、次の瞬間、黒い物体に襲われて後ろに転んでしまう。

「むぅ…一体どうしたのだぁ…って、うわー!出たー!」
「キャーキャー!!」

連鎖的に、プルIとFが起き上がったが、タイミング悪く、あのあれが襲い掛かってきた。彼女達はあわててベッドから飛び起き、緊急回避を行った。
他の姉妹達も起き上がっては同じリアクションを見せ、同じように回避する。流石、地球最強の生命力を持つ生物というか、あのプルズさえも恐怖させる。
ただ一人、寝起きの悪さでは誰でも負けないプルBは除いてであるが。



195 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/12(月) 00:47:30 ID:???
「ごらぁー!!待てぃーー!!」
「人の安眠を妨げるとはいい度胸だー!」
「やらせん、このプルズの寝室は、やらせはせんぞー!」

さて、同じリアクションを見せたところで、今度は姉妹それぞれの行動を見せ始めた。上のセリフはプルGとプルI、そしてプルDである。
どこからともなく取り出したハリセンとスリッパを手に飛び回る黒い物体Gを追い掛け回している。
そして意外にも、彼女らに混じってプルCも参戦していた。

「ここで因縁を切ってみせます!待ちなさい!」

以前アムロの食事防衛戦で見せた勇敢さを、今ここでもまた発揮していた。
一方プルH、プルF、プルJはそれを観戦する形で見守っていた。

「元気ねー…」
「もう夜遅くだというのに…ご…(その名を呼ばないでー!byプルC)相手にご苦労なことですわ…」
「うにゅ…眠い…」
「って…きゃー!こっちに飛ばさないでー!」

まるで他人事のように見ていたが、急にあれが方向転換して彼女らのところへ飛んだので、プルFとH(と抱えられているJ)は散らばるように逃げた。

「…アムロに報告」
「したほうがよろしいんじゃないでしょうか…というか、よく眠れますね、プルBは…」
「す、すごいよねぇ…。でも、そろそろ起きる…よね、流石に」
「こわいよぉ…」

一方、プルA、E、K、Lは一足先に部屋から脱出し、ドアの影から中の様子を伺っていた。もはや条件反射、といってもいいだろう。
あの姿を見るや、A、Eはすたこらさと部屋を飛び出し、Kは足がすくんでしまったLの手を引いて辛くも逃げ出していた。
そして、Kの言葉通り、この騒ぎの中Bだけは幸せそうに、そして無防備に眠っていた。

「あ」

と、散々追い掛け回したところで流石にあれも疲れたか、羽をたたみ、プルBの顔のすぐ横で動きを止めた。
しめたといわんばかりに、プルDは手に持ったハリセンを構えつつ、忍び足であれに近づいていく。

「うごくなよ〜…うごくなよ〜…どっちも」

そして、ある程度接近したところで、プルDは瞳を鋭く光らせ、ここぞとばかりにハリセンを振り上げた。

「おんどりゃーー!!」

懇親の一撃を、あれにぶちかまそうとした。が、しかし力をこめすぎて空振りし、そのままあれはとび立ち、そしてハリセンはプルBの顔に直撃した。

「…う…ん」
「あわわ…ご、ごめんよ、B!…ってそっちかー!」

Dはわざとではないにしろ、折角眠っていたBを起こしてしまったことを悪く思いながらも、
また襲い掛かるあれを迎撃するのに行動を移した。
しかし、プルBは少し声を出しただけで、起きているそぶりはない

196 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/12(月) 00:49:03 ID:???
「…あれでも起きないんだ…」

もはや才能ね、とプルAはBのことを思った。声には出さなかったが、おんなじことを他の姉妹達も思っていた。

「あれ?…起き…た?」

と、AはBの異変に気がついた。Bは体を素早く起こし、布団から体を出し、ベッドから足を下ろしていた。
そして、不意に立ち上がった。この時、あれを一箇所にまとまってたたこうとしていたG達は気がつかなかったが、
観戦組と逃げ組はBのその姿に、何か、恐ろしい顔をし、右手には剣、左手には何か丸いものが沢山ついたもの、
そして、背中には炎のようなオブジェがある像のようなものが浮かんでいるのが見えていた。

「な、何か様子がおかしいですね…?」
「い、い、何時ものBちゃんじゃないよぉ…」

もはやLは半泣きである。あれにではなく、Bに。と、そんなことはお構いなくBはベッド下をなにやら探り始めた。

「あ、そっちにいったぞー!」

その時、あれは混戦状態を抜け出し、再びBの元へ飛んで言った。それに気がついたGは叫びながら振り向いた。
その瞬間。


SMAAAAASH!!!!


という音を、姉妹達は聞こえたような気がする。
そんな中、まるでイ○ミの伝統芸「シェー!」のようなポーズをしながら驚いているGが見たものは、
プルBが灰色の金属バットを振り下ろしていて、あれが跡形もなく…といったら誇張だろうが、とりあえず原型を残さずにつぶれていた。
そして、そんなバットからは白い煙があがり、プルBからは何かプレッシャーとはまた違ったオーラを発していた。

「び、B…?」

Gは恐る恐るBに話しかけた。が、反応はない。

「くか…」
「ね、寝てるー!?」

寝ていた。Bは、完膚なきまでに寝ていた。しかし、オーラはそのままである。
Gは突っ込みを入れたくてしょうがなかったが、今近づけばやられる、そう思い動けなかった。
そうこうしていうちに、眠っているはずのBは、まるで自分の意思であるかのようにテッシュを一枚取り出すと、それでバットを拭き、
そのままベッドの下にしまって、横になって眠ってしまった。
まるで何事もなかったように、幸せそうな表情で、である。

「って何にも無いのかよぉぉ!(ガビーン)」

もはや何がなにやらさっぱりなプルGだった。

197 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/12(月) 00:49:50 ID:???

さて。寝ぼけていたプルJも流石に目を覚まし、姉妹達はプルBの周りに集まりだす。因みに、あれは厳重にティッシュに重ねられてから捨てられた。

「さて、諸君。今回の議題はこのプルBの不可解な行動についてである。あれはどういうことだろうか?」
「さあ…?普段の彼女からは想像ができないけど…寝起きの悪い彼女のことだから…」
「それだけでは説明がつかんな…何か秘密があるはずだ」
「じゃあさ、さっきのバット取り出してみるか?どうせ何したって起きないんだしさ」

現に、彼女達は普段の声の大きさで会話しているが、全くBは起きない。もはや何をされても起きないだろう。

「…気をつけなさいよ」
「わかってるって」

DとFはベッドの下を覗き込む。その様子を他の姉妹達が中腰になって見守る。
Dは軽く手を伸ばし、金属物を掴むと、それをそのまま取り出す。

「取れたー!」

ゼ○ダの伝説ばりにハイテンションでそのバットを掲げたプルDは何かに気がついて、それをおろした。
どうやら、バットに赤ペンキで何かが描かれていた。が、プルDにはよくわからなかった。

「…漢字、ってやつだっけ…?あたし読めないなぁ…」
「私も〜…Jは?」
「私も無理だ…。Kはどうだ?」
「私もこういうのには疎くて…Iは?」
「今解読している…ふむ…ほんき…か…さつ…せい…はまん…?なんだこれは」
「意味がわからないねぇ〜」
「…G?顔色が悪いですわよ?」
「え!?あ、いやなんでもないよ。あははは」

漢字が読めない姉妹達は眉毛を潜めてバットを見つめていたが、ただ一人、ヒクヒクと口を上げていたGには、
意味がわかっていた。

「(違うんだ…それは、本気刈瑠殺生覇曼と書いて「マジカル摂政ハマーン」って読むんだ…って言わないほうがいいだろうなぁ)」

もはやプルGは苦笑するしかなかった。見てはいけないものを見た気がして、早くこの事実を眠って消したかった。
そして、自分が少しでも漢字の知識を手に入れてしまっていたことに、ちょっと後悔を覚えていた。

終わり?

198 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/12(月) 01:00:35 ID:???
どう考えても勢いだけです。本当にありがとうございました。orz

とりあえず、中途半端な流れの乗り方してすいませんでした。
そして前のタチコマネタでは月光蝶氏や>>174氏GJありがとうございました。
とりあえず赤いものは想像に任せますw


199 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/13(火) 02:51:42 ID:???
おっそろしいステッキだな・・・、
血を吸わないと変身できない凶悪仕様なのか・・・?

200 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/13(火) 19:49:04 ID:???
GJ!!

Cが可愛くなってきていい感じですよヽ(;´Д`)ノ

201 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/15(木) 00:54:54 ID:???
> 35 名前: 整理番号774 [sage] 投稿日: 2006/06/14(水) 00:24:49 ID:40QxF3Nx0
> >>33
> 名古屋のイベントは1時間ちょっとだったかなぁ?
> 集まったのは70人程度。男性もチラホラ。
> 体育座りで待ってると、自称チャップリンテイストの出で立ちで現れたこぢが
> 「名古屋は5年ぶりくらい。(街並を覚えてるかと訊かれ)名古屋駅近くの
> 居酒屋兼寿司屋を見ていろいろ思い出した」と挨拶。
>
> だいぶ忘れちゃってゴメンだけど、質問コーナーで出たのはこんな感じ。
> ・好きな名古屋名物は?→ウナギはあんまり好きじゃないけど、さっきひつまぶしを食べた。
> ・好きな食べ物は?→ハンバーグやカレーなどお子様メニュー。酒は焼酎。つまみはイカ。
> ・名古屋近郊で開催中のガンダム展、行きたい?→行きたい!俺、昔シャアだったから!!
> ・アルバムでお気に入りの曲は?→全部。
> ・音作りはどうやって?→いつもは鍵盤で作ることが多いけど今回はギターで作った。
> ・曲作りの発想は?→トイレでひり出す!散歩中、入浴中にも浮かびやすい。
> ・今後の野望は?→体重を6kg落とす。50年後はカッコイイおじいちゃんになりたい!
>
> その後は握手&サイン会、集合写真という流れだった。
> 全体的にほのぼのしてたよ。
★☆ MALICE MIZER 65 ☆★
http://music4.2ch.net/test/read.cgi/visualb/1149944760/



      人__人__人__人__人__人__人__人__人
    Σ                     て
    Σ  俺、昔シャアだったから!!    て人__人_
    Σ         俺、昔シャアだったから!!  て
     ⌒Y⌒Y⌒Y)                     て
             Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
 _______
 |__       ヽ(゜∀゜)ノ
 |\_〃´ ̄ ̄ ヽ..ヘ(   )ミ
 | |\,.-〜´ ̄ ̄   ω > (∀゜ )ノ
 \|∫\   _,. - 、_,. - 、 \ (  ヘ)
   \   \______ _\<
    \  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
      \||_______ |

202 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/16(金) 01:03:55 ID:???
あげほしゅ

203 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/17(土) 19:40:03 ID:???
 |__       ヽ(゜∀゜)ノ
 |\_〃´ ̄ ̄ ヽ..ヘ(   )ミ
 | |\,.-〜´ ̄ ̄   ω > 
        ,i.  ヽ                ',
        ,i                    i
        i                    i
        .i.      `、↓   ./         i
        i       ヾ▼Д▼)         .i
        .i        `"i'i          i
        i         i.i          i
         i,_      ノ,i          ./
         ヽ, ̄"''''''''''"~ .ヽ、_____,,..,r'"i
         'i  ̄ ̄~"'''''"─--=..,__,,,-==-"i
          .',        i         i'
なんかエロいな

204 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/17(土) 22:51:45 ID:???
そんなことより
みんな、明日は父の日だぞ

205 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/17(土) 23:10:30 ID:???
もとい駄目親父ことシャアの日だな。ネタ投稿できたらいいなぁ〜。

206 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/18(日) 23:59:15 ID:???
父の日が終わる…

207 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/19(月) 00:00:13 ID:???
おわた・・・

208 名前:シャアは二度殴られる(1/3) :2006/06/19(月) 00:00:15 ID:???
シャア「突然だがアムロ君。今日が何の日か分かるかね?」
アムロ「本当に突然だな。…父の日だろ?それくらい知っている。…まさか、シャア。何かほしいなどとほざくのではないだろうな?」
シャア「まあ、近いが違うな。この物資が唯でさえ少ないアクシズの中だ。そんなわがままを言うほど私は落ちておらんよ。それよりも頼みがある」
アムロ「何だ、頼みって」
シャア「まずは話を聞いてほしい。実は昨夜このような夢を見てな…」


私、シャア=アズナブルは、アムロがアクシズの外でデプリを撤去しているのを好機に、
ハロたちの監視を潜り抜け、プルズが入浴しているであろう浴室の一歩手前、更衣室にいた。

シャア「ふふふ…アムロめ、私を一人にしたのが間違いだったようだな。
    君はいいプルズの母親だが、君の油断がいけないのだよ。とりあえずプルズヾ*▼Д▼ノハァハァ」

ここぞとばかりに私は念願のプルズの入浴シーンを覗こうとした。…まあ待て。殴りたい気持ちはわかるが、少し待ってくれ。
夢の中くらい許してくれ。マジで。
まあ、こんなそんなでドアから入浴シーンを覗こうと、ゆっくり、慎重に歩いた。どんな罠があるか分からないからな。
そして、後一歩でドアの前に立てると思ったその時だった。

「ヾ;▼Д▼ノ(むむ!この背中を過ぎる白い悪魔のようなプレッシャー!アムロが戻ってきたというのか!?ええぃ、完全な作戦にならんとは!)」

と考えつつも、早々とここから逃げ出すことを考え、私は身構えながら振り向いた。
しかし、そこにいたのはアムロでもシアーハロアタックでもなく、一人のプルCだった。
なぜ白い悪魔のプレッシャーを感じたのかわからず、そしてなぜ入浴しているはずのプルCが、服を着てここにいるのかが不思議だったが、とりあえず私は嘘をつくことにした。

プルC「……」
シャア「あ、いや、これはだね…そう!ゴキブリだ!ゴキブリが中に入り込んできたのだよ!それを見かけた私が退治しようと思って夢中になっていたら、
    いつの間にか更衣室にいたというわけさ。今から入浴するのかな?気をつけて入りたまえよ?」

われながら、わざとらしい嘘だと思う。…ハンマーをしまってくれ。話は最後まで聞くものだ。そしてあくまで夢の中だ。
ともあれ、ゴキブリとなればプルCも怖がるだろうし、信憑性が高いと思ったのだろう。何とか弾劾だけは避けようと思った。
しかし、プルCは怖がるどころか声も出してくれない。いや、声は出しているのだが、俯いていて、しかも小さな声だから聞こえなかった。

プルC「…ロ…ら…」
シャア「ん?何だね、プルC?」

ここで聞きなおしたのが、私の過ちだった。今思えば、この隙に逃げるべきだったか。
プルCはキッと私を睨みながら、それでいて声を抑えて言った。

209 名前:シャアは二度殴られる(1/3) :2006/06/19(月) 00:01:06 ID:???
プルC「アムロがいないから…シャアは平気でこういうことができるんですね」
シャア「ま待ってくれ、ご、誤解だ!C!私はただゴキブリを追って…!」
プルC「でもアムロがいないから…シャアを縛る人がいないの。だから、蓑虫にも出来ないの」

このあたりから、プルCの様子がおかしかった。まるで、何か、恐ろしいものが取り付いているような様子だった。

プルC「アムロがいないから…ハロを作ってシャアを懲らしめることが出来ないの」
シャア「あ、あの…プルCさん?」
プルC「アムロがいないから…誰もシャアをオラオラすることができないの」
シャア「…(そろそろ、逃げたほうがいいのだろうか)ってうごぁ!」

危険を感知し、そう思った瞬間、プルCは私の腰めがけて突進し、私を押し倒した。
そう、俗に言うマウントポジションというやつだ。油断していたとはいえ、その時のプルCの力は異常だったな。

シャア「ぐ!…なんのつもりかね、プルC!」
プルC「だから、私がアムロに代わってシャアを修正してあげます!」
シャア「ぬぇぇい!しかし…非力の君が私を抑えたままに出来るかな…って動けん!?なぜだ、なぜ動けん!?」
プルC「無駄です。…しかし、私は非力だからあなたにはダメージを与えられないと思うの」
シャア「な、何を言って…ププププププププププププルCさん!?それはメリケンサックではないのかね!?ちょ、両手に装着して…やめ…それはシャレに…」

あわてる私を尻目に、プルCの瞳が底光した光を発し、口は笑っているが目が笑っていない。
そう、まるでアムロが私を粛清する時のような…そんな表情だ。

シャア「ままままま待てプルCさん、いやプルC様!もう覗きはしない!約束する!そうだ!これからはアムロの手伝いをまじめにやろう!
    私に同意してくれ!アムロも喜ぶ!だから…」
プルC「何か言い残すことは?」
シャア「ゴメンナサイ」

/ ̄ ̄/_7_7 __/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7
..  ̄ .フ ./  /__  __  / ./__  __  / ./__  __  /  /__  __  / /__  __  /
 __/  (_ _./  //  /  ._./  //  /  _./  //  /   _./  //  / . _./  //  /
/__.ノゝ_/ |_ノ |_/.    |_ノ |_/  . |_ノ |_/   |_ノ |_/   . |_ノ |_/
             \\\              //
             \ \ \\\  γ'⌒⌒ヽ    ///  //
              \ \  (⌒\ ( Cノ|ノ从))⌒レm)///  この軟弱者!それでも男ですか!
             \\ (mJ \ ヽヽ‖#゚Д゚ノ/ レm)レm)/   
             \\ \\(mJ(mJ∩  イレm)レm)レm)/
           (´⌒;; \\ (mJ(mJ(mJ| .|/ノハλ) //レm)/;;⌒`) ;;⌒`)
 (´⌒;;   (´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;/(mJ(mJ#Д▼||l レm)/;;⌒`);;⌒`)   ちょ、まっそれはプルFが言うべきhわおyわほ 
  (´⌒;; (´⌒;; \从从从从从(___へ_ノ ゝ__ノ从从从从从//;;⌒`);;

210 名前:シャアは二度殴られる(3/3) :2006/06/19(月) 00:02:03 ID:???
プルC「これに懲りたらもう覗きなんてやめてくださいね!でないと…もっとひどい目にあわせますから」
シャア「…はい(Cよ…その強さはどこから)」
プルB「最低だな」
シャア「B!?それにお前達、何時の間に?!」
プルD「いつも何時も・・・あたし達を覗きやがって…。この変質者!」
プルF「軟弱者!」
プルE「・・・変態」
シャア「ま、待ってくれ…そこまで言う必要が…」
プルI「懲りない男め。お前なんか馬に蹴られて死んでしまえ」
シャア「あ、Iまで…私が何をしたというのだ(してるじゃないか)」
プルJ「…大佐…」
シャア「おお、J・・・こんな哀れな私を許してくれ…」
プルJ「最低です。さようなら」
シャア「!!Jまでそんな…待ってよ!待ってくれよ!どこへ行くんだよ!帰ってきてくれよ!何で遠ざかるんだ!?待って…

・・・・・・・・・

………



シャア「あうおう…あう・・・あ、夢か…」

シャア「とまあ、ここで起きたわけだ。全く、後味の悪い夢だった。幸い、正夢にはならなくてすみそうだが、
    しかし、唯でさえお前に憧れているプルCだ。何時真似するかわからん。前の裁縫バサミ事件もあるしな…。レディは御淑やかにならねばな。
    という事で今後はオラオラをひかえ…って、アムロさん?その構えは何だ?てうわないわおsyh!」
アムロ「現実世界だけではなく夢の世界でも皆に迷惑をかけているとは…!望みどおり本家のを食らわしてやる!」

/ ̄ ̄/_7_7 __/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7
..  ̄ .フ ./  /__  __  / ./__  __  / ./__  __  /  /__  __  / /__  __  /
 __/  (_ _./  //  /  ._./  //  /  _./  //  /   _./  //  / . _./  //  /
/__.ノゝ_/ |_ノ |_/.    |_ノ |_/  . |_ノ |_/   |_ノ |_/   . |_ノ |_/
             \\\              //
             \ \ \\\  r'⌒⌒ヽ    ///  //
              \ \  (⌒\ ( rνyy'ソ⌒レm)/// 
             \\ (mJ \ ヽヽヾ#゚Д゚ノ/ レm)レm)/ こんな大人、修正してやるぅぅぅ!!
             \\ \\(mJ(mJ∩]¶[ イレm)レm)レm)/
           (´⌒;; \\ (mJ(mJ(mJ| .|/ノハλ) //レm)/;;⌒`) ;;⌒`)
 (´⌒;;   (´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;/(mJ(mJ#Д▼||l レm)/;;⌒`);;⌒`)  結局この落ちか…ぐふっ
  (´⌒;; (´⌒;; \从从从从从(___へ_ノ ゝ__ノ从从从从从//;;⌒`);;




211 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/19(月) 00:15:02 ID:???
何とか父の日に間に合わせようとしたけど無 理 で し たorz
しかもあせるあまりにタイトルを間違えるという凡ミスまで…。
とりあえず、クライマックスUCでカミーユに修正させれてきます。

ところで、未来ネタ(『静寂を破って』や『老いる過去、育つ未来』系)を思いついたのですが、
今度投稿してもいいですかね?やっぱりスレの終わりあたりにやるのがベストでしょうか?

212 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/19(月) 19:11:55 ID:???
そんなにこだわることは無いと思うよ
正直、今ちょっと寂れてきてる感じするし

213 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/20(火) 21:22:31 ID:???
遅ればせながら>>198>>211
お二方ともGJ!!

214 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/23(金) 07:32:35 ID:???
保守

215 名前:12years after〜BとD編〜 :2006/06/25(日) 01:01:02 ID:???
BとD編

月面都市フォンブラウン。アナハイム・エレクトロニクス社の地下MS運用テスト場。
ここに、黒と白で彩られた一機のMSが、まるで何かに警戒するように身構えていた。
一瞬ジェガンにも見えるその機体には、ただ左腕よりも少し大きめのシールドがつけられているだけで、
ビームサーベルはおろか、バルカン砲さえも面影がなかった。
型式番号は、FD−02C。通称GCカスタムは、その運用目的を治安維持活動や災害救助活動用として、
アナハイム・エレクトロニクス社多目的MS研究部で開発された連邦警察用MSだ。
今はまだテスト段階だが、実用化されれば、コロニー内部の警察などに配備される手筈になっている。

「…」

それを操縦しているのは、どうやら女性のようだ。白いノーマルスーツで身を包み、頭には同じ色のヘルメットが被されている。
レバーに手を添え、軽く息を吸い、そして吐くという行動を繰り返していた。

「!」

その呼吸が、10セット続き、そして終えたと同時に、建物の影から一体のギラ・ドーガが突っ込んできた。
側面からの強襲だというのに、そのパイロットは素早く反応し、機体を回転させ、GCカスタムの右手を左腕とシールドの間に突っ込ませた。
その間に、ギラ・ドーガはビームトマホークをGCカスタムの頭めがけて振り下げる。
しかし、GCカスタムは的確にそれを避け、ビームトマホークが空振りした隙を狙い、シールドから取り出した右手に持たせた長細い棒のようなものを、
ギラ・ドーガの胴体の間接部分に刺す。刺された部分から小さな電気が漏れ、そしてギラ・ドーガは動きを止めた。
GCカスタムがそれを確認して、棒を取り出そうとした時、もう一体、今度はマフティーの騒乱時、反連邦組織が使っていたメッサーが飛び出してきた。
メッサーは完全にGCカスタムの背後をついた。しかし、それにもかかわらず、パイロットは凄まじい反応でそれを感知し、
強引に棒を引っこ抜いて機体の踵を返し、切りかかろうとしたメッサーの腕を掴んで投げ飛ばした。
重い機体が背中からたたきつけられ、轟音が鳴り響くが、パイロットは構わずGCカスタムを操り、馬乗り状態になって、先ほどの棒を
メッサーに刺した。先ほどのギラ・ドーガと同じように、メッサーは動きを止めた。
それを確認したGCカスタムは馬乗りから立ち上がり、棒をシールドの間に差し込んでしまい、そのまま佇む。

216 名前:12years after〜BとD編〜 :2006/06/25(日) 01:03:08 ID:???
『近接戦闘テスト終了!ベラさん、お疲れ様でした!』

と、一息を置いて、テスト場に放送が流れた。若い男性の声が、テスト場中に響き渡る。
それと同時に、周りから整備班がせわしなく走ってきて、ギラ・ドーガやメッサーの回収作業に取り掛かった。
それを尻目に、GCカスタムは膝をつき、まるで騎士が姫を迎えるかのような体勢をして、ハッチを開いた。
パイロットがそこから飛び降り、テスト場出口付近にいる中年男性の下へと歩いていった。

「お疲れさまです、ベラさん。今回はどうでしたか?」

中年男性は、落ち着いた表情で、敬語でベラと呼ばれた女性パイロットに声をかけた。
ベラはヘルメットを頭から外して、横だけ少し長く、他は短いオレンジ色の髪を振りながら言った。

「今回は動きがいいですね。前回のものよりも反応がよくなっている」

中年男性の横を通り、そのまま本社に戻るエレベーターまでの通路をベラは歩いた。
それに後ろからついていきながら、中年男性は少し表情を柔らかくしていった。

「それはよかった。やはり、ベラさんにテストパイロットを頼んだのが正解でしたね。ベラさんの操縦は、癖がないですからね。
このまま納入してもいいくらいですよ」
「そうですかね?自分ではそう感じませんが。…そういえば、武器は電磁警棒だけなんですか?」
「いや、リボルバーカノンを搭載させます。まあ、警察用ですから、それ以上の武装は無理ですからね。射撃テストはまた
そのリボルバーカノンが出来次第という事になります」
「そうですか。…ところで、ディルナはどこにいます?」

ベラはエレベーターのボタンを押しながら言った。男性は少し考えたあといった。

「…たぶん、職場ではないですかね。最近彼女寝てませんから、どんな状態かはわかりませんけど」
「そうですか。ありがとう、カリウスさん」
「いえ、どういたしまして」

217 名前:12years after〜BとD編〜 :2006/06/25(日) 01:07:48 ID:???
カリウスに見送られながら、ベラを乗せたエレベーターは上へと向かっていった。
さて、ここまで来て、分かる人にはわかるだろう。そう、この女性、ベラはプルズの一人、プルBである。
あのアクシズの漂流生活からはや12年の月日が流れようとしていた。
プルズはそれぞれ違う名前と身分を持ち、それぞれの生活を送っていた。
プルBも例外ではない。彼女はMS乗りになることを決め、現在はアナハイム・エレクトロニクス社所属のテストパイロットをしている。
因みに、ディルナはプルDのことである。彼女はテストパイロットではなく、整備班兼MS設計の仕事をこなす毎日を送っている。

「…あ」

と、そのプルDがいる事務室に向かう途中、エレベーターのガラス窓から、地球が見えてきた。
青く美しい地球。その地にたどり着いた時の風の香り、土の触感。今でも忘れられない。
離れ離れになっている今も、11月にはあの地に集まることを約束している。残念なことに、木星旅団にいるプルFは暫く不参加になっていたが、
今年は丁度ここへ戻ってくるらしい。去年はプルBとDも仕事の関係上いけなかったから、余計に楽しみになっていた。

「…そろそろ、手紙が来る頃かな…」

電子メールが主流の今。古臭いアナログな手紙がその合図。

「ファープルスコー…ファープルスコー…ナデナデシテー…」

事務室に入ると、わけの分からない言葉を発しながら、長い髪を適当にまとめている女性、プルDが自分の机に頭を預けて、魂が半分抜け出した状態でいた。
が、とりあえずプルBは無視して、隣の自分の机の椅子に座り、書類をまとめ始めようとした。

「あ」

と、プルBは机の上に置かれている手紙に気がついた。宛名は、ベラ。送り主は、酒場レッドスター。
来た。

「おい、D…」
「ファープルスコー…ファープルスコー…ナデナデシテー…ファーヌルポコー…」
「何時まで変な声を出してるんだ。とりあえずガッさせてもらう!」

と言って、未だファー○ー状態から抜け出せないプルDの頭にヘルメットを落とした。

「モルスァ!」

頭にヘルメットの直撃を受け、意味不明な悲鳴を上げた。



218 名前:12years after〜BとD編〜 :2006/06/25(日) 01:09:06 ID:???
「…いったぁあい!何するんだよ!…ってB!?」

飛び起きて、プルDは眼の下の隈を見せながらプルBに怒鳴った。
それを一度ため息を吐いた後、自分の席につきながらプルBは言った。

「Bじゃない。今はベラだろ。何旧世紀の人形になっているんだ、お前は」
「うるさいなぁ…もう、2日も寝てないんだよ。…なんだ、テスト終わったの?」
「ああ、終わったよ。全く…また狐親父にいびられたの?」
「…新型のMSのコストパフォーマンスが悪いってさ…設計最初からやり直し。あの狐親父・・・」
「で、やけ酒ならぬ、やけゲームか。全く、仕事中だというのに」
「…げっ、バレたか…まあいいじゃん、Bもやる?いっき」
「いや、遠慮しておく。それよりもほら、これ」
「…ああ〜そうか。もうこんな季節だったね。去年はいけなかったからね〜」
「そうだなぁ。まさか、火星まで遠征とは思わなかったからな。ま、今年はそんなに忙しくないだろうし、
大丈夫だろう。…前みたいな失態は見せたくないけど」

前みたいな失態、という言葉を聞いてプルDは苦笑した。2年前、新作のMSをテストを兼ねて借りて、パーティ会場へと向かったが、
途中コントロールが聞かなくなり、何とか不時着を成功させたものの、機体は中破。
その時はマッド・サイエンティスト化したアムロとやけになったプルDのおかげで何とか復活したが。

「今年は大丈夫だよ。第15回MS競技大会用の機体、完成したんだ〜。後は、ベラの調整次第で間に合うよ〜」
「そうか…。それは楽しみだが…また余計なものをつけたんじゃないだろうな?」
「よくぞ聞いてくれました!今回はなんと、有線型ながらロケットパンチの装着に成功!また、変形機構もつけて、大気圏突入も可能!
うふふ〜、まだまだつけるぜー!」
「(またスーパーロボットネタか…やれやれ)」
「最終的にはゲッ○ー線投入を…」
「やめんか!」

最初は聞き流していたプルBだったが、すぐに冗談ではなくなりつつある状況になってきたので、どこからかハリセンを取り出して、
プルDの頭をすっぱたいた。

「何だよー!いいじゃんかー!」
「いや、よくないでしょ…ああ、駄目だ。頭が痛いな…」

専用機ということで、何回か設計図を見せてもらっていたが、その時はブレスト○ァイヤーやら○レートブースターやら、
色々と危険なものが書き込まれていたため、プルBは修正をしたはずなのだが…。どうやら、秘密裏に色々と付け足されてしまったらしい。
これがプルDだけの思考ならばよかったのだが、こういう人間はアナハイムMS開発部にはいやというほどいる。
その筆頭が、プルDなのだ。

「(…アナハイムに入ってから、段々アムロに似てきたんじゃないか?この子は…)」
「それにしても、楽しみだなぁ〜。元気にしてるかなぁ…」
「もう、シャアも年だからね…今年も、連邦の基地に着艦許可をもらっておいてくれたようだよ。
まだまだ元気なようだね」
「はは、全くだねぇ…はぁ…早くあいたいなぁ〜」
「そうだなぁ…」

頬杖をついて、プルBはふと思いにふけた。プルDも同じように思いにふけた。
一年、短くも長いその時間。二人は、少し、アクシズの生活のことを思い出して、懐かしい思いに駆られた。
そして、プルBは、今平和に暮らしているであろうアムロのことを思い出し、少し、淋しい思いになった。

プルE、G、I編に続く。

219 名前:12years after〜BとD編〜 :2006/06/25(日) 01:10:05 ID:???
おまけ

   ⌒⌒ヽ
 ( Dノ|ノ)从)
  ‖* ゚∀゚ノ <ロケットパンチなぞ序章です!偉い人(プルB)にはそれがわからんのです!

   ⌒⌒ヽ
 ( Bノ|ノ)从)
  ‖; `Д´ノ <オーケーD、ロケットパンチは認める。だからその天空剣って名前がつけられている
        巨大剣を装備するのはやめてくれ。Vの字切りとか無理だから!

               
   r'⌒⌒^'、  
  ( rνyy'ソ  
   ヾ ゚∀゚ノ <D…成長したな!俺はうれしいぞ…!  


220 名前:211 :2006/06/25(日) 01:24:09 ID:???
駄文失礼します。とりあえず、宣言どおり&>>212氏の助言から、未来ネタ〜B&D編〜を
投稿してみました。
とりあえずいろんな作品やスレからパク…オラージュしてみました。あと、無駄にオリジナルMS&設定も…。
なんというか、無駄に長くなり…申し訳ございませんorz
もっと戦闘シーンに迫力が出ればなぁ。

とりあえず、全員分できたらなぁ…と思っております。



221 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/25(日) 01:26:10 ID:???
なんかメッチャ楽しそうだな3人ともw

222 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/25(日) 01:54:27 ID:???
GJ!!
楽しまさせていただきました、次回も期待してます!!

223 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/25(日) 02:59:44 ID:???
GJ!!
Dの寝言に禿藁

224 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/26(月) 00:23:45 ID:???
百年を遙かに過ぎてるだろうにいっきかw

225 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/26(月) 22:56:21 ID:???
密かにカリウス君が生き残っている罠www

226 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/27(火) 01:18:55 ID:???
GJ!
なんとなくDがハード屋になってるならEはソフト屋になってる気がする

227 名前:12years after〜EとGとI編〜 :2006/06/28(水) 00:16:36 ID:???

プルBとプルDがそんなこんなしている時、プルGとプルI、そしてプルEはサイド6で暮らしていた。
サイド6のとあるコロニーのとある映画館。繁盛しているわけではないが、このコロニー唯一の映画館ともあって、人は多い。
この大きくとも小さくともない映画館のホールの中間あたりの席に、3人は座っていた。

「うう…ひっく…」
「うるさい…」
「…」

上映されているのは、『GOD FATHER』という、聖職者でありながら暗殺者としての運命付けられている神父と、
一人の盲目の少女との悲哀アクション映画だ。物語も終盤で、佳境の部分を迎えていた。
左のでこが見えるほど前髪が短い女性、プルGは涙をボロボロと流して映画を見ていた。
それに対し中央の髪が長く、メガネをかけた女性プルIは、その声を鬱陶しく思いつつ見ていた。
右の、二人の中間あたりの髪の長さの女性プルEは無表情のまま見ていた。
そんなそれぞれの表情を浮かべている三人。だが。

「「「ぽり…」」」

それぞれの手に持っているポップコーンをほおばるタイミングは同じだった。

さて、映画も終わり、三人は映画館から出てきた。プルGは伸びをしながら、清清しい表情で二人の前に立って言った。

「いやぁ、面白かっただろ?俺、もう3回目だけど、ぜんぜん飽きないんだよなぁ」
「呆れた。よくもまあ、三回もいける時間と金があるな」
「それ、俺の家に居候しているお前が言える言葉じゃないよな…イリア」

プルIがメガネを光らせながら言った言葉にすぐさまGが突っ込みを入れる。

228 名前:12years after〜EとGとI編〜 :2006/06/28(水) 00:17:43 ID:???
実は1年前までは、ここではプルGが一人、他の姉妹と離れて暮らしていた。
意外に思われるかも知れないが、彼女の夢はジュニアスクールの先生になることだった。そのため、サイド6の大学に通い、
必死に勉強を重ねて、そのまま教員免許を取り、そして今、夢がかなって学校の教師をやっている。
そんなある日のこと。プルGがすんでいるマンションのチャイムがなったので、プルGはインターフォンをとった。

「はい」
「私だゲルダ、イリアだ。開けてくれ」
「何だ、イリアか。ちょっと待ってろ」

地球に住んでいるはずの彼女が何故、何の連絡も無しに、ここに訪れたのか。少し疑問に思いつつも、
玄関のドアを開ける。すると、大きな鞄を地面に置いたプルIと、先ほどのインターフォンの画像からはわからなかったが、
プルEが立っていた。彼女も同じように大きな鞄を地面に置いていた。

「何だぁ、エレンも来てたのか。…二人で旅行とは、また奇妙だね」
「旅行じゃない、引越しだ。連邦警察MS一課に入れてな…配属先がここに決まったから、引っ越してきた」
「…同じく。私も…ここの総合病院に配属されたの」
「へぇ…ということは、このマンションに引っ越してきたという事か?」

そりゃうれしいな、とプルGは素直に喜んでいたが、IとEは首を横に振った。

「何だ、違うのかよ?」
「うむ…なぁ、エレン」
「…うん」
「いっせのせで言うぞ?では、いっせのせ」

「「本日よりお世話になります」」

…一分間の沈黙が続いた。プルGは右手をドアノブに添えたまま、IとEは頭を下げたままの状態で固まっていた。
やっとの事理解したプルGは素早い動きでドアを閉めようとしたが、それ以上の素早さでIとEが防いだ。

「何をする、ゲルダ。われらプルズ、一心同体であの生活をこなしてきたではないか」
「…一緒に住もう」
「要は単なる穀潰しじゃねぇか!俺一人だけでも食っていくの大変だって言うのに、二人も養えるか!」
「人間の知恵はそんな物だって乗り越えられる!それに、それは無職3人組の場合だろう?私は公務員だし、Eだって看護婦だ。
家計だって楽になるだろうに」
「…私料理覚えた…」
「まあ、そういわれちゃあ、そうだけど…食費が三倍に膨れるだろうが!」
「節約すればどうという事はない!」
「…どうという事はない」
「兎に角!俺の部屋は狭いんだから!後二人も収容できねぇってどわぁぁぁあ…」

この勝敗は、ドアノブと共に吹き飛び、管理人にこっぴどく怒られたプルGの負けで収まった。


229 名前:12years after〜EとGとI編〜 :2006/06/28(水) 00:18:29 ID:???
「あの時は壮絶だったな。軽く、5mは吹き飛んでいた」
「…誰のせいだと…」

まるで他人事…というより実際にそうなのだが、プルIは自転車の鍵をはずしながら冷静に言った。
呆れつつも、同じく自転車を取り出しているプルGはまんざらではないという思いになっていた。
まあ、一緒に住むのは悪くはない。寧ろ、喜ばしいことだけど。
しかし、唯でさえ狭かった部屋がさらに狭くなり、チャンネルの取り合いは日に日に激しさを増していった。

「…でも、ゲルダ…楽しそう」

プルEはIの自転車の後ろ部分に器用に乗りながらプルGに言った。Gは少し顔を赤らめていった。

「そ、そうかなぁ。まあ、俺も満更じゃないけどよ」
「…あ、雪だ」

自転車をこいで、暫くした後、プルIはふと白い粒に気がつく。コロニー内では珍しい降雪だ。
どうやら、今日はたまたま雪を降らし、季節感を出す日らしい。

「…ゆきかぁ。明日、積もるかな…そうしたら、雪合戦でも学校でやるんだけどなぁ」
「もうすっかり先生だな。アクシズの中では、考えられなかったが…人間、変わるものだな」
「ものっすごい失礼だな、それ」
「…そういえば、そろそろ休暇もらわないと…」
「ああ〜…」

そろそろ、シャアから手紙が来る頃かとプルGはふと思い出した。

「今年の理由はなににすっかなぁ〜」
「私も理由を考えておかねばならないな…」
「…私も」
「…」
「…」
「…」
「やっぱ、世帯慣れすると、大変だよなぁ…」
「そうだな」
「…アクシズが懐かしい…」

何も気にせず、アムロやシャアや他の姉妹たちと暮らしていた毎日。決して、裕福ではなかったが、
世間のことなど気にせず、楽しく暮らしていたのは確かだ。
無論、今は今で楽しく暮らしているのは変わりないのだが。

「シャアが恋しいんだろ」
「…何を言うか。あいつは、今Jと幸せに酒場経営ではないか。それを、私がとやかく言うつもりはない」
「そういう意味でいったんじゃないだけどなぁ」
「…まだあきらめてない?」
「少なくとも、まだ負けを認めていない」

素直じゃない、とGとEは顔を合わせて苦笑してみせる。IはIで、少し顔を赤らめていた。
その後、連邦警察で問題になっている男の話やら変な生徒の話やら、
会話をしているうちに、彼女達は自分達のマンションにたどり着いた。


230 名前:12years after〜EとGとI編〜 :2006/06/28(水) 00:20:20 ID:???
「到着〜…っと。あ、何か来てるな…」

キーホルダーにつけた鍵をくるくると回しながら、プルGはポスターを覗く。
すると、二通の手紙が入っていた。一通はプルE宛の、彼女にお世話になっていた患者からの
感謝の手紙…という内容は後から分かった…であった。そしてもう一通は。

「おお〜い。愛しのCからの手紙だぞ〜」
「…いい加減にせんか!貸せ!」

怒りながらも、プルIはGから手紙を奪い取り、部屋に入った後それを読み上げる。
GやEも呆れながら後についていき、コタツに体を入れてIの言葉に聞き入った。

「愛しの娘達へ。今年も、段々と寒くなってきたな。体は壊していないか?
今年も、私の店でパーティを開こう。今年は、Fも丁度地球に帰ってこれるという知らせが来た。
つまり、全員が久方ぶりに集まれることとなる。こんなにうれしいことはない。
毎年のことだが、空港で待っている。それぞれのチケットは封筒に入れておいたから、
遅れないように気をつけてくれたまえ。では、11月に会おう。
酒場レッドスター店長より
Ps
Gへ。教師になってもう一年が過ぎるか。セクハラは受けていないか?子供達にいじめられていないか?
これからも大変だろうが、一家の大黒柱…という表現は変かもしれんが、がんばってくれ。

Eへ。看護婦としての暮らしはどうだ?今度、ぜひとも私の個人的な治療を…といいたいところだが、Jの視線が痛いので、
   命にかかわる仕事は大変だろうが、がんばってくれと一言記しておく。詳しい話は、祝宴の時に。

Iへ。連邦警察MS一課への入隊、おめでとう。反連邦組織が多い今、治安維持の仕事は大変だろうが、Iならばきっと大丈夫だろう。
   そうそう。Jがお前に会いたがっていたぞ。今度、ゆっくり話を聞いてやってくれ。
では、壮健に」
「相変わらずだなぁ。よくもまあ、チケット三枚…というか、全員分用意するだけの財産があるな」
「…何処か悪いのかな?」
「…いや、唯のスケベ根性だと思うぞ…」
「…ふん、まあ、それだけ元気だという事だ。まだまだ、生きてもらわなければならんからな」
「やっぱり、恋しいんじゃん。Jが会いたがってるって、淑女協定の名の下、決着をつけたいという事なんじゃないのかぁ〜?」
「馬鹿を言うな。シャアは、私とJの所有物ではない。…自然と、彼が決めてくれるさ」
「はぁ〜クールだねぇ…」
「Iは大人・・・」

プルGは手紙を微笑みながら見ているIを見て、何か、寂しい思いに駆られた。
プルEも、病院で好青年な医者といい関係になっているとかないとか。本人はあまり語ろうとしないが、
以前生徒を病院に連れて行ったとき、割合仲良くやっているようだから、おそらく、いい関係なんだろう。
プルGだって、恋沙汰に興味がないわけではない。寧ろ、恋をしたいと思っている。
そして…プルKはすでに結婚していて、つい3ヶ月前に子供が生まれましたという手紙をもらった。

「(俺だって…ああ〜俺のところにも、白馬の王子様が来てくれればなぁ〜)」

ベランダから、コロニーの風景を覗く。プルG。その瞳に、星の涙を流した。

「おお〜い、ゲルダ〜そろそろ食事にしよう」
「…おなか減った」
「へぇへぇ…愛しの姉妹のために作りますよ(ま、どうにでもなるかな)」

しかし、すぐに楽観的な性格に戻って、プルGは気を取り直した。それに。

「スパム、スパム!ラブリースパム!ワンダフルスパム…葱しかないぃぃぃ〜…!」

冷蔵庫の中身に落胆し、一人、自転車を駆って、婦人達と壮絶な戦いをしているうちに忘れてしまっていたとさ。


プルK、L編に続く


231 名前:12years after〜EとGとI編〜 :2006/06/28(水) 00:21:21 ID:???
おまけ
     .       ⌒⌒ヽ
      〃∩ (I ノ|ノ)从 )
      ⊂⌒ ‖◎∀◎ノ たまの休みは寝て過ごす〜♪
        `ヽ_つ ⊂ノ  


    ⌒⌒ヽ 残念…   
  (G ノ|ノ)从 ) .
   ‖#`∀´ノ    ⌒⌒ヽ
   / つ つ∩ (I ノ|ノ)从 )
   と_)_)⊂⌒ (◎д◎‖ 
         `ヽ_つ ⊂ノ

     ⌒⌒ヽ
   (I ノ|ノ)从 )
   (◎д◎‖⌒⊃
   ∪∪|ノ)从 ∩  
    ∩(`∀´ / ノ  今日の買出し当番は…
     ヽ    ノ
      (_(_つ




⌒)⊃ ヤダ ――――― !
∪´ \
\  \
          ⌒⌒ヽ
       (G ノ|ノ)从 )
        (`∀´ #‖ お前だ!しかもタイムセールだぜ!
      (( ⊂ ⊂  ヽ
          (_(_つ


   ⌒⌒ヽ
 (I ノ|ノ)从 )
  ‖#・д・ノ 全く、人遣いの荒いやつめ。いいだろう、卵3パックかってやるさ
  ( O┬O,  
◎-ヽJ┴◎キコキコキコ




    ⌒⌒ヽ                           
  (γ ノ|ノ)从 )                      
   ‖* ゚ー゚ノ<今日Gじゃなかったっけ?

    ⌒⌒ヽ                           
  (γ ノ|ノ)从 )                      
   ‖; `ー´ノ<そ、そうだったっけ?


232 名前:211 :2006/06/28(水) 00:29:22 ID:???
毎度、コピペ改造&駄文申し訳ございません。
そして、たくさんのGJ、ありがとうございました。大変恐縮でございます。
しかし、これで引き返せない状況だと思うとうひぃ〜。
今回は、E、G、Iの三人の未来ネタを…。
Eに関しては、以前ナースになりたいというSSを読んだので、実現してみました。
Iは軍人…ではなく、警察組織に入れてみました。
Gは…なんとなく教師にしてみたら面白いのでは的にw

ちなみに、カリウスさんは、>>225氏のコメントを見て気づきました。
そうか…いたなぁ…ガトゥーさんの部下に…。

とりあえず、次の二人も頑張って、早めに書こうと思います。

233 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/28(水) 01:26:38 ID:???
長編乙です
正直言うと>>215-219はGJだけど>>227-231は・・・
B&D編だけで綺麗に完結してるから数合わせのために
無理にネタ作らなくて良かったんじゃないかな
ともあれ他のプル達の未来像も楽しみにしています
マターリ書かれて下さい

234 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/28(水) 07:52:05 ID:???
>>227
GJ!
IとEのコンビに妙にワロタ

>>233
初めから全員分書く(書きたい)って仰っているんだから、
B&D編だけで綺麗に完結も糞も無いだろう。
無条件にマンセーしろとは言わないが、
自分の好みに合わないからって数合わせ扱いにしなさんな。

235 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/28(水) 10:23:57 ID:???
乙!
未来ネタって難しそうだから他人事ながら心配してたけど、面白いよ
ちゃんとプルズの未来って感じが出てると思う
今後とも楽しみにしてます

>>233
何が気に入らんのかは知らんがコメントとかもちゃんと嫁

236 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/28(水) 23:51:33 ID:???
みんなに聴こう

237 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/29(木) 23:18:23 ID:???
まぁ、未来を確定されると萎える部分はあるな。好きな連載中小説のエピローグを突然
出されると皆も困るだろ?特に過程を楽しむ類の話だと。
確か以前書いた人の未来話は話の本筋以外の確定的未来はうまくぼかしていたよね。

ふと、昔、自作ドム話を読んで激しく萎えたのを思い出したw

238 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/29(木) 23:27:18 ID:???
ターリマターリ楽しんでいるのでGJ!!
まぁ結末に関しては、色々とあり得る訳だしねー。


239 名前:237 :2006/06/29(木) 23:31:12 ID:???
ごめん、自分の文読み返したら一番書きたいこと忘れてた
話を作るために未来を確定させるのはOKだけど
未来を確定させるために話を作るのはNGでしょ。
そういう意味でオレも二つ目のSSは後者的な匂いが強いと思う。

240 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/29(木) 23:49:00 ID:???
パラレルという便利な言葉があるじゃないか。
未来話は今までいくつもあったんだし、
今回のも「未来を確定させるための話」なんてまったく思わない。

自分の考える未来と異なる未来話はパラレルとして
華麗にスルーすればいいじゃんw

241 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/30(金) 00:16:02 ID:???
自分>>233が言いたかったこと的確に表現してくれてサンクス
E・G・I編は雰囲気をぐっと変えてドタバタに焦点を絞って
名前も仕事も住処も謎なままにしてたら面白かったと思う
ただ、これは作者さんがオレ設定を書きたかったわけじゃなく
話を作ってくうちに小ネタ的な掛け合いの方が面白くなってきて
勢いで書いた物に初期設定をねじ込んだ為ではないかと
(自分が同じ経験があるからそう思ったのですが)
マターリ書いてほしいと言ったのはそういうのが勿体無いからで
今後のSSも期待してます

242 名前:211 :2006/06/30(金) 01:36:22 ID:???
どうも、211です。
自分の作品で、議論が起こってしまいましたね…本当に申し訳ございません。

構想としては最初、全員集合話を考えていたのですが、その過程として、それぞれの未来を
書いておいたほうがわかりやすいし、話も盛り上げやすいと思ったのです。
だから、全員分を書きたいと言いましたし、こうやって書いているわけですが…。
確かに、自分としてもオレ設定を強く出しすぎたと反省しております。
しかしながら、ただ、自分としては彼女達の未来を「確定する」つもりは全くありませんでしたし、今でもありません。
彼女達の進む未来というのは、幾万幾億という数で存在しているわけで、
自分が今書いているものも、そのたった一つに過ぎないと思うわけです。
>>237氏や>>241氏が考えている彼女達の未来と、自分の考えているものは、別の人間だから違うのは当たり前ですし、
それはすごくいいことだと思うのです。
>>226氏の予想コメントをもらった時は、ああ〜こういう未来もあるなぁという事も考えてましたし、すごく楽しかったです。
だから自分としては、「自分の考えた、幾万幾億の中の一つに過ぎない未来話」で、
あくまでパラレルとして、皆さんを楽しませることができればな、と思って書きました。

すいません。ただの言い訳に過ぎませんね。しかし、本当に確定するつもりで書いたわけではないのです。
…正直、これからどうしようか、書こうかやめようか…迷っています。
とりあえず、もうちょっと落ち着いてから、よく考えてみようと思います。

失礼しました。

243 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/30(金) 10:47:24 ID:???
過疎ぎみのスレで折角書いてくれる職人さんに俺がこう思うからああすべきだと
意見を押し付けて否定するようじゃな…何のためのパラレルって言葉よ?
昔からこれほど未来モノにうるさかったっけ?だんだん懐狭くなってきてないかここ
人のSSが自分の妄想と違うんなら、その自分視点で書けばいいじゃない
早い者勝ちじゃないし、それも多数ある可能性の一つで、そうやって
このスレの基本設定がじわじわ固まっていったんだしそれが持ち味だ
>>241は勝手な想像で言いすぎ、俺は>>211氏のSSからは
>>242で言っているような事を最初から感じながら読んでいたけど…

やりすぎで萎えるってのは理解できるが、まだそれ程書いてないし
それに、過去にもっと賛否両論の未来確定SSだって受け入れてきただろう
俺は>>211氏にはふんばって書ききってもらいたい

244 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/30(金) 12:51:24 ID:???
漂流家族の投稿ネタを楽しむスレだし、詳細設定な未来ネタはスレ埋め投稿も結構あったんで問題になるような話じゃないと思う。スレの流れに合わないなら脳内夢オチでも良いし。

過去猛烈に批判殺到したネタといえば不幸連鎖でいきなりシャアが死ぬ投稿が
あったようなw

245 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/30(金) 17:54:58 ID:???
議論が起こるって事はまだ人がいるんだなここ。
この過疎っぷりは心配してたんだが
皆ROMってただけかwwww



>>211氏GJ

246 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/30(金) 18:50:33 ID:???
ま、245以外は全て俺の自演なんだがw

247 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/30(金) 22:07:56 ID:???
>>245
荒らしがいたから皆嫌がって様子見してんだと思う
今もいるようだけど

プル達の将来予想は何度か話題になってるけど異論なく
ほぼ確定してるのはFくらいかな
Fはセイラさん口調だけど性格は逆で好奇心旺盛だから
下手すりゃ外宇宙まで行っちゃいそうだ

248 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/30(金) 22:14:17 ID:???
>>246 荒らしキモ異

        ,i.  ヽ                ',
        ,i                    i
        i                    i
        .i.      `、↓   ./         i
        i       ヾ▼Д▼)         .i
        .i        `"i'i          i
        i         i.i          i
         i,_      ノ,i          ./
         ヽ, ̄"''''''''''"~ .ヽ、_____,,..,r'"i
         'i  ̄ ̄~"'''''"─--=..,__,,,-==-"i
          .',        i         i'
かえれ

249 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/06/30(金) 22:38:32 ID:???
未来話はハッピーエンドだったらどんなのでも嬉しい

250 名前:246 :2006/07/01(土) 00:01:18 ID:???
話題を転換させようとボケてみたら
荒らしになってしまっていたのかorz

251 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/01(土) 00:15:27 ID:???
まぁ、タイミングが悪かったな。このスレ時々異様なまでにギスギスするから
ボケずにスルーしとけ。俺はそうして過疎化に一役かっている。

252 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/01(土) 01:01:44 ID:???
AA見るかぎり>>246より>>248が荒らしに見える件

253 名前:247 :2006/07/01(土) 01:04:25 ID:???
>>250
マジボケだったなら謝る
ただ面白い流れなら自演と言われてもネタ氏GJと思えるが
こういう流れで言われたら腹立つぞ
ここはまだマターリだけど、他所のスレでは注意した方が良いと思う
でも248を呼びこんだのは俺らしい
正直すまん

254 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/01(土) 03:00:26 ID:???
お前らの情熱が伝わってくる!!なんだか嬉しいものだな!!


255 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/01(土) 18:23:14 ID:???
>>254禿同
        ,i.  ヽ                ',
        ,i                    i
        i                    i
        .i.      `、↓   ./         i
        i       ヾ▼Д▼)         .i
        .i        `"i'i          i
        i         i.i          i
         i,_      ノ,i          ./
         ヽ, ̄"''''''''''"~ .ヽ、_____,,..,r'"i
         'i  ̄ ̄~"'''''"─--=..,__,,,-==-"i
          .',        i         i'


256 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/01(土) 22:04:11 ID:???
>>255
オマエがキモイ
いい加減にAA荒らしは止めれ

257 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/01(土) 22:09:13 ID:???
モチツケ、コイツは単に「自分一人だけ面白いと思っている」だけの
脳の配線のコマッタちゃんだ。先天的な障害みたいなもんだと思えばハラもたたんだろ?
人の言葉が理解できないから下手にかまうと躾の失敗した犬みたいに
「相手にしてもらえた。これでいいんだ」と誤解してしまうぞ?

258 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/02(日) 11:17:09 ID:???
そうそう、重度の癌患者を看取る様に穏やかな眼で見てやれ

259 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/02(日) 12:46:42 ID:???
>>258
父親を癌で亡くした俺には無理。
てか、その喩えはちょっと無神経だとオモ



早朝の歓楽街の道端で酔いつぶれているおっちゃんを見る目くらいで丁度いいかと

260 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/02(日) 13:13:32 ID:???
同意。俺にもその喩えはキツイ。
というかそれの経験無い人にしても無神経すぎる…

261 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/02(日) 13:27:07 ID:???
>>259
潰れてたら歩行の邪魔になるくらいで大した害は無いけどな
妄想とかまで起こしてる重度の依存症患者は駄目だわ
スルーしようにも粘着するし、本人に病識が無いから治療できないし
病院とかはどうにも手に負えなかったら最悪診療拒否ができるけど
生きてる限り縁が切れない家族の人はホント大変だと思う

262 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/02(日) 14:50:58 ID:???
それ
セイラさんの愚痴か?

263 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/02(日) 15:31:19 ID:???
キバヤシ「>>261がセイラ・マス女史の発言だとすると総帥は幼女依存症だと言うことになるんだ!」
チェリー「な、なんだっt……ていうか寧ろ幼女欠乏症だと思うけど……」
一同(……納得……)
赤い人「これでは道化だよ……」

264 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/02(日) 15:42:50 ID:???
スンマセン、某スレとごっちゃになりました。
スルーして下さい

265 名前:211 :2006/07/02(日) 19:17:22 ID:???
どうも、211です。大分気持ちが落ち着いたので、結論を出そうかと思います。
結論としては、これ以上自分が未来ネタの続きを書いて、また混乱を生じるのも
駄目かな、と思いつつ、全員書くという言葉を出した以上、途中で投げ出すわけには行かないという
勝手な思いがありまして。
それにまだまだネタが出来ないので、何処かのサーバーからテキスト形式でUPしようかと思います。
これならスルーもしやすいでしょうし。
不本意ながらも、混乱を起こした事、深くお詫びいたします。

ところで、MOTHER3にプルGに性格がそっくりなキャラがいて、
クロスオーバーとは言わなくても、何かネタがないだろうかと思って練ろうと思っても
何も思いつかない…

>>264
ドンマイ!一瞬でどこのスレかわかってしまったww

266 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/02(日) 19:44:24 ID:???
>>262
「いっそ死んでくれれば」か?
依存症患者の家族が辛いのはマトモだった時を知ってるから
セイラさんも優しいキャスバル兄さんの記憶があるだけに
憎さ百倍なんだろうな

267 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/02(日) 23:38:26 ID:???
>>265
このスレに普通に書き込んでも問題ないと思うよ。
ほとんどの人が未来ネタは自分の脳内と違ったらスルーで済ませてたし。
それよりもいつ流れるかわからないろだにあげられて読めなくなる方がずっとめんどくさい。

268 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/02(日) 23:54:26 ID:???
>>265
ほんの数人の意見に左右されることはないと思うよ。
ほとんどの人がパラレルで処理できると思うし、その程度の技術は持ってると信じてる。
少なくとも、俺は楽しめたよ。

269 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/03(月) 00:13:54 ID:???
何度でも言うけど、俺も続けてここで書いてもらいたい
大多数の人が別に何の問題があるか、未来パラレルだろ?って分かってる
だいたい211の態度も文もネタにも落ち度があるとは感じないし
よっぽど問題あれば擁護より批判が上回るだろ
アドバイスだか知らんが違う考え方を封じたい奴は少ないけど必ずいるもんだから
テメーで好きに書いてみろ、くらいに思って気にしないほうがいい

270 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/03(月) 01:45:21 ID:???
>265
ここで普通に書いて下さい。楽しみに待っていますので…パラレルじゃなくても良いくらいだと期待しているしパラレルとしても参考に出来る。そんな良SSになりそうな予感。

271 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/03(月) 03:10:54 ID:???
>>265
ぶっちゃけるとここは2chだ、気を使いすぎると何も出来なくなるぞと。
そういうことだと思いますw

272 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/03(月) 12:06:18 ID:???
>>265
批判的な意見もあれば好意的な意見もあるわけだから自信喪失せずに続けて下さいな
住人全員が総批判しているわけではないので続編を投下しても問題ないと思う

273 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/03(月) 23:16:55 ID:???
批判と言っても叩かれたわけでなしそれも2篇のうちの後のだけだし
そこまで気を回す必要は無いと思います
というよりネタもできてないうちから心配し過ぎw


274 名前:211 :2006/07/05(水) 00:00:26 ID:???
211です。>>267氏、>>268氏、>>269氏、>>270氏、>>271氏、>>272氏、>>273氏。
未熟者の自分に、暖かいアドバイス、本当にありがとうございます。
とりあえず、がんばって投稿していきたいと思います。

やっとこさ半分あたりまで出来たので、もうちょっとで出来そうです。
ご期待に添えられるかはわかりませんが、やれるところまでやってみようと思います。

275 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/05(水) 06:13:58 ID:???
>>274
がんば!がんば!俺は応援しているぞ!!

276 名前:270 :2006/07/05(水) 23:49:47 ID:???
あーもしかして褒め過ぎると逆にプレッシャー?
勘違いしないで、ただ続きが気になっただけだからね(ツンデレ)

277 名前:12Years After〜KとL編〜 :2006/07/06(木) 01:43:23 ID:???
地球の、どこにでもある町の少し外れた場所。ここに、名もない孤児院が存在していた。
決して裕福な感じはなく、寧ろ貧しい感じが出ているが、そこの庭で遊ぶ子供は幸せそうな表情でいた。
そんな孤児院の夜。

「そして、白の騎士と赤の騎士は12人の少女を救い、世界は平和になりましたとさ、おしまい」

大勢の子供達と一人の女性に囲まれた、絵本を持った若い女性、プルKは絵本を読み終えると、
それをそっと、閉じた。

「今日はこれでお休み」
「ええ〜!?」
「そんなぁ。お母さんのお話、もっと聞きたいよぅ」

プルKの言葉に、子供達の不満そうな声があがる。好奇心旺盛で、プルKの作る絵本が好きな子供達だ。
それはプルKにはよくわかっていたし、予想通りといえばそうなのだが、苦笑は抑えられない。

「だぁめ。今日はもうお休み。また明日聞かせてあげますから」
「そうだよ。あんまり困らせちゃ駄目だよ。もうお休み」
「…はぁ〜い」

プルKに、更に促され、またもう一人の女性、プルLにも促されてしまった子供達は不満な顔は残しながらも、
仕方なく二階の寝室へと向かっていった。子供達を寝かすために、プルLもその後ろをついていく。

「…ふぅ…」

プルKは苦笑しながらため息を吐いた。育ち盛りの子供達、わがままなのは元気な証拠なので好ましいのだが。

「(…やっぱり、貴方達はすごい人でしたね…アムロ、シャア)」

台所へ行く途中、ふとプルKはアクシズでの生活を思い出した。貧しくも楽しく過ごしていたあの頃。
わがままな自分達を、愚痴は少しこぼしていたけど、健やかに育ててくれたあの二人は、プルKにとって、
かけがいのない人だし、絵本に出てきた騎士そのものだと思う。立場が同じになった今でも、そう思っていた。いや、余計に思うようになった。
思い出した原因は、久方ぶりに手紙が届いたからだろう。
祝宴の招待状。始めは育児のために断ろうかと思ったが、事情を知っている夫が子供を引き受けてくれるといってくれた時は、
思わず涙が出そうになった。幸せになったと思う。


278 名前:12Years After〜KとL編〜 :2006/07/06(木) 01:44:41 ID:???
成り初めは、夫、ジャックがボランティアで孤児院を手伝ってくれたこと。始めは言いお兄さんとしてか思っていなかったが、
段々と優しさに触れていくうちに、抑え切れない感情がわきあがってきた。たぶん、あの頃J達も同じ気持ちになっていたのだろう。
しかし、それと同時に身分を隠している自分がいやになってきたというのも、事実だった。
騙している自分が嫌い。でも、真実を話して嫌われるのも嫌だった。その葛藤に、プルKは苦悩した。
だが、抑えられない感情に負け、プルKはジャックに真実を話すことにした。

「…あの…」
「あ、あのさ!大事な話を…って、どうかしたのかい?」
「…え!?いや、私は…あの…あの、ですね?私も、大事な話があるんです…。あの…本当に、大事な話です」

プルKは、爆発し、はち切れそうな思いを必死に抑えながら、ジャックに対し、真実を語った。
アクシズのこと、アムロやシャアのこと。自分が、クローンであること。全てを、話した。

「ごめんなさい…今まで騙していたようなことをして…でも…あなたのことが…」

とうとう、泣いてしまった。思いが、はち切れた。
話を聞き、そしてそんなプルKを見ていたジャックは唖然としていたが、少し経って、一回息を吐いた後言った。

「オレも…オレも、実は…キエラさんに…いや、キエラに黙っていたことがあるんだ。オレ、実はネオジオンの兵士だったんだ。
シャア総帥についていって、ギラドーガに乗って…たぶん、アムロさんのνガンダムも見た。
…あの戦争の後、名前変えて、地球に潜伏してたんだ。…考えてみれば、本当に怖いことをしたんだって、こっちに来てから分かったよ。
…だから、罪滅ぼしにならないのは分かっていたけど、戦争で親を失った子供達の世話をしているキエラの手伝いをしたかったんだ。
でも…段々、キエラのことが好きになって…」
「…」
「…あ、あのさ…オレが言えることじゃないと思うんだけど…あんまり、悪い過去にとらわれちゃ駄目だよ。そうじゃないと、
アムロさんやシャア総帥との楽しい思い出も、暗闇に飲み込まれちまう。…過去は変えられないけど…。
でも、未来は作れるんだって、ここでわかったんだ。…でも、ありがとう。怖かっただろう?
オレも、怖かった。でも、キエラは話してくれた。だから、オレも話そうと決心がついたんだ。
これで、お互い隠し事はない。だから…キ、キエラ…結婚しよう。もう泣かないで」
「ありがとう…ジャックさん。ありがとう…でも、涙が止まりません」

ジャックの言葉にようやく笑顔を見せたプルKだったが、涙は止まることなくほほを流れ、
思わず顔をジャックの胸に押し付けてしまった。それに戸惑ったジャックだったが、顔を赤らめながらも、
プルKをやさしく抱擁してあげた。

「K…じゃない、キエラちゃん…ご飯まだ…?って」
「ああー!ジャック兄ちゃんがお母さん泣かしてるー!」
「やっつけろー!」

と、そんなところを、同居して経営を助けているプルLと子供達が発見してしまった。
どうやら勘違いして、ジャックがプルKをいじめて泣かしてしまったと思い、一斉にジャックにかかっていった。
しかも、プルLもである。

「あた!ちょと!誤解だって、あたた!ロ、ローラちゃん!その人形でなぐら、ぶべら!!」

大の大人とはいえ、多勢に無勢。プルLや子供達に追い掛け回されて、人形やら何やらで殴られて、ジャックは逃げ惑うしかなかった。

「キエラちゃんいじめちゃ駄目!」
「そうだそうだ!ローラ姉ちゃんの言うとおりだ!」
「だからいじめてないって!キ、キエラ助けて!」
「あらあら…うふふ…」

そんな微笑ましい光景をプルKは最初呆然と見ていたが、自然と笑みが浮かんできた。
そんなこんなで、ジャックはひどい目にあったと泣き、プルKは呆れながらもそれを慰め、
そして、二人はアムロとシャアに報告をしに行った。

279 名前:12Years After〜KとL編〜 :2006/07/06(木) 01:47:03 ID:???
早すぎるのではないか?とアムロには言われたが、もう数年も付き合いがあるような関係だったし、
何より人が好かったジャックの態度とプルKの決心を気に入り、それ以上アムロは何も言わなかった。
大変だったのはシャアへの報告と説得だった。

「み、認めんぞぉぉ!け、結婚などー!私は認めん、みとめんぞぉぉ!!」

予想通りといえば予想通りか。シャアは興奮気味に猛反対をした。

「落ち着いてください、お父様!ジャックはいい人です!」
「そ、総帥!いや、お義父さん!娘さんを…キエラ、いやKさんを僕にください!」
「どこぞの馬の骨とも分からぬ若造に、私の大事な娘を安々と渡せるか!あと義父さんってよぶのではない!」
「いいや、呼ばせてもらいます!お義父さん!」

ギャーギャーと、店の中まで聞こえてきた。この会話を店の掃除をしていたプルJは、
家を防音仕様にしておいて、本当によかったと思いつつ、苦笑を抑えられなかった。
幸い、今日は定休日。店には自分達以外誰も来ていないので、会話を聞かれることはないが、
この会話はちょっと、微笑ましいとともに小恥ずかしい。

「ぬええぇぇい!まだ言うか!…しょうがない…ジャック君といったか」
「は、はい!」
「私と、シミュレーターでのMS模擬戦をしよう。それで、私を倒せたら、結婚を認める。どうだね?」
「…!」
「お、御父様!それは無理難題というのでは!?」
「いや、このくらいの覚悟がなくては、娘をやることなどできん。…どうだね?ジャック君
機体は双方の好きな機体。私はサザビーでやるが…特別ファンネルだけは使わない。
もし、私がファンネルを使うようなことがあれば、その時は私の負けだ」
「…わかりました。その勝負、乗ります。彼女と結婚できるのであれば、どんな試練でも」
「うむ。では、地下室に案内しよう。K、君はそこで待っていたまえ。男同士の決着は、男同士だけでつける」
「…わかりました。ジャック、無理しないでくださいね」
「うん、わかってる」

ふん、と一回鼻で勢いよく息を吐くと、ジャックは地下室へ向かうシャアの後をついていった。
地下室につくと、そこにはサザビーが飾られていた。アクシズから持ち帰り、緊急時に残しているのだろうか?
その機体のカラーは白くなっていたし、所々パーツが変わっているような気もするが、紛れもなく第二次ネオジオン戦争でシャアが搭乗していた機体だ。
何ともいえない、威圧感を、ジャックは感じていた。

「準備は良いかね?私はいつでもいいぞ」
「…はい」

ジャックは覚悟を決め、シミュレーターのパイロット席に座り、操作して、愛機であったギラドーガを選んだ。

「頼むぞ…」

ギラドーガに全てを託し、シャアとの戦いが始まった。
その二人の背中を、プルKは不安な表情で見送るしかなかった。そこへ、掃除を中断してこちらに来たJが肩をたたく。

「大丈夫よ、K。大佐だってわかってる。…娘の門出に、親がうれしくないわけないじゃない」
「…そう、ね」

Jの言葉に励まされたものの、プルKは、ただ祈ることしか出来なかった。ジャックが勝てる可能性は低い。
しかし、0%じゃない。Kは唯ひたすら、待った。
一時間。二時間。三時間。何時間が経っただろうか?祈りつかれていたKはうとうとと顔をこっくりさせていた。
すると、目の前に影が現れ、不意にKの肩をたたく。それに驚いたKは前を向いた。そこには、ジャックの姿。

280 名前:12Years After〜KとL編〜 :2006/07/06(木) 01:48:09 ID:???
「…ジャック」
「お待たせ。…勝ったよ、お義父さんに」
「御父様は?」
「たぶん、地下室でぐったりしていると思う。ただの、持久戦になっちゃったけど…」

ジャックの言葉に、プルKは小さな笑みを浮かべた。そして、急に起き上がり、ジャックへと抱きついた。
ジャックは突然のプルKの行動に、体を支えきれず、敢え無く後ろに倒れてしまった。

「ご、ごめんなさい!だ、大丈夫ですか?」
「い、いや大丈夫…。びっくりしたけど…。お義父さんは、娘をよろしくって」
「そうでしたか…よかった…ジャック。本当に…」

新たな夫婦の誕生の瞬間を見守っていたプルJは、ゆっくりとその場から立ち去り、シャアがいる地下室へと向かった。
案の定、ぐったりとした表情を浮かべて、パイロット席に座っているシャアを発見したプルJはそっと肩に手を乗せる。

「大丈夫ですか?大佐」
「か、彼の体力は底無しかね?まさか、ここまで根性があるとはな…」
「彼、キックボクシングをやられていたそうですよ。
それに、大佐も、年をとられたという事です。あまり、無理しないでくださいね」
「むぅ…」

Jに諭されながらも、半分納得のいかない表情を浮かべているシャアは、ため息を大きく吐いた。
最後は紛れもなく、シャアの油断だった。暗礁空域を利用し、ジャックはグレネードをひそかに設置して、
シャアをおびき出す。おびき出されたシャアはビームマシンガンの乱射を避けるが、見事にグレネードのところに
誘引されてしまい、並外れた反応で直撃は免れたものの、ジャックはすぐさま突貫し、ビームトマホークでサザビーの肩を切り裂いた。
そして、後は言わなくとも分かるだろう。シャアの、体力切れによる集中力の途切れが、敗因となった。

「まあ、彼ならば大丈夫だろう…ここは、黙って門出を見送ろうじゃないか…」
「もう、素直にそういえばいいのに…」
「愛する娘が結婚する時ほど、父親として寂しいものはない…それ以上に、うれしいが」
「そう、ですね…私も何時かは…」

Jの最後の小さな、小さな言葉は、シャアに届くことはなかった。
さて、この一ヵ月後、結婚式があがり、晴れてプルK、ジャックの二人は夫婦となった。
13人の身内と孤児院の子供達で盛り上がったその結婚式は、豪勢ではなかったが、
Kにとって最高の思い出となった。

「…生まれてきては、いけない生命だったかもしれない。でも私は…」

生まれてよかった。ただ、今はそう思いたい。戦争の道具として死んでいった姉妹たちや
死んでいった人たちのことを思うと、胸が苦しくなるが、今は…精一杯、この生活を続けていきたい。
そう、プルKは思った。

281 名前:12Years After〜KとL編〜 :2006/07/06(木) 01:50:06 ID:???
「Kちゃん。皆寝かしてきたよ」

と、そんなプルKの元へ、子供達を寝かしてきたLが上の階から降りてきた。
はっと、プルKは意識を戻し、台所のほうからプルLのほうへ視線を送った。

「ありがとう、L。…ごめんなさいね、何時も手伝ってもらって…」

蛇口から水を出し、皿を洗いながらKはLに言った。Lもまた皿を洗いながら、少し笑みを浮かべていった。

「いいのよ。私、この家の居候なんだし…。Kちゃんだって、自分の子供だけじゃなく、あの子達のせわもしなくちゃいけないから、
すごく大変だろうし…私、何にもできないけど、Kちゃんのお手伝い、したいなってずっと思ってるから」

容姿はもう大人の風貌だというのに、性格はほとんど変わらない、プルLに、プルKは少し笑みをこぼした。
プルLも、この家にずっと住んでいる。彼女の場合、経営を助けたいという一身で、昼に町のパン屋の手伝いをしている。
控えめでおっちょこちょいだが、一生懸命働いているいい娘という評判で、彼女に思いを寄せる町の男もいる。

「ふふ、Lは変わらないのですね。アクシズの頃からずっと…。でもね、何にも出来ないなんて誰も思っていないわ。
Lはやさしい子。人の良い所や美しいところをすぐに気がついてくれる子。皆、Lのことが好きだった」
「そんな…私は…」
「でも、そろそろお父さんから離れなさいね」
「う…んもう!仕事している時はお留守番させてるよぅ!何時までも子供じゃないよぅ!」

ただ…未だにプルLは肩身外さずお父さん人形を持ち歩いている。流石に、仕事場に持ち込むという事はなかったが。
時々、子供達に馬鹿にされては顔を赤くして反論している姿を、プルKはくすくすと笑いながら見守っていた。
と、プルLが必死に反論した時、リビングから小さな泣き声が聞こえてきた。

「あらあら。お姉ちゃんの大きい声にびっくりしちゃったかしら?」
「あ…あぅ…。ごめんなさい…」
「冗談ですよ…。はいはい、今行きますよ」

洗物を中断し、足をすこし急がせて、リビングに向かった。ゆりかごの中にいる赤ん坊、プルKとジャックの娘が、おぎゃあおぎゃあと
声を上げて泣いていた。

「いい子いい子…」

しかし、プルKが抱き上げ、赤ん坊をあやすと、赤ん坊は少しずつ泣き止み、そして気持ちよさそうに眠りについていった。

「わぁ…やっぱり、Kちゃんはすごいなぁ…。うふふ、可愛い」
「本当に。…お金持ちにもならなくていい、偉くならなくても良い。…優しい子に育ってほしい…。
何処かの本に、そんな母親の言葉がありましたけど、私も、同じ気持ちです…」
「そうだね…。私も、子供欲しいなぁ…」
「そのためには、Lも良い人を見つけて、アムロとシャアを命一杯悲しませてあげちゃいなさい。
それが、彼らにとっての幸せでもあるんですから」
「…うん…」

すやすやと、リビングに響き渡るは赤ん坊の寝息と、暖炉の炎の、小さな火の粉を飛ばす音。
そんな中、KとLは、かけがいのない幸せを、ずっと感じていた。

A、C、F、アムロ編に続く。


282 名前:12Years After〜KとL編〜 :2006/07/06(木) 01:51:05 ID:???
おまけ

   ⌒⌒ヽ
 ( Kノ|ノ)从)
  ‖* ´ー`ノ<シャア、アムロ…私は結婚します。ジャックと共に、幸せになりますね。




  r'⌒⌒⌒'、
 ( ミ""メ""ミ )
  ヾつД▼ノ <大事な、大事な娘がぁぁぁ!はなれちゃったよぁぁぁ!(バンバン!!)

   ⌒⌒ヽ
 ( Gノ|ノ)从)
  ‖; `Д´ノ<いいから落ち着けぇ!床バンバン叩くなぁ!せっかくの結婚式で…

   ⌒⌒ヽ
 ( Aノ|ノ)从)
  ‖ll ´Д`ノ<わぁぁ!何首つろうとしてるのぉぉ!?シャアァァア!?

  r'⌒⌒⌒'、
 ( ミ""メ""ミ )
  ヾつД▼ノ <Kが!娘が!Kが娘がぁぁぁおぎゃあぁぁ!

   ⌒⌒ヽ
 ( Jノ|ノ)从)
  ‖ TДTノ<大佐おちついてぇぇ!

    r'⌒⌒^'、
   ( rνyy'ソ     パーン
    ヾTдT) モウヨサナイカ!!
   ⊂彡☆))ДT)・∵ ▼ ▼ ゴフゥ!

  r'⌒⌒^'、
 ( rνyy'ソ
  ヾTДTノ<KはKの幸せを見つけたんじゃないか!父親として、見守るべきじゃないのか!?

  r'⌒⌒⌒'、
 ( ミ""メ""ミ )
  ヾつД▼ノ<あ、アムロ…そ、そうだな…お前の言うとおりだ!
        よおぉし!父親として、Kを見守るぞぉぉ!激しく!!

  r'⌒⌒^'、
 ( rνyy'ソ
  ヾTДTノ<それでこそシャアだぁぁぁ!!

   ⌒⌒ヽ
 ( Lノ|ノ)从)
  ‖ll ´Д`ノ<騒いでないで結婚式の準備手伝ってよぅ…。


283 名前:211 :2006/07/06(木) 01:55:01 ID:???
どうも。夜中に長文失礼します。やっとこさKとL編ができあがったので投稿しました。
今回はかなり時間の流れがめちゃくちゃなので、ちょっと読む時に混乱するかもしれません。
申し訳ない;。とりあえず、後はA,C,F、アムロ。J、H、シャア。そして全員集合。
ですので、あと三話、お付き合いしていただければと思います。

おまけ…元ネタ知っている人がいたらすごいかもしれませんww

284 名前:月光蝶 :2006/07/06(木) 03:22:42 ID:???
>>283

GJだ。
・・・熱き魂に応えッ!!再び更新するッ!!
ttp://axis2000.hp.infoseek.co.jp/log/dame/dame.html

・・・・議論がある都度思うが、やはり善意と伊達と酔狂に支えられた物語は、長生きする何かを備えていると思う。
アクシズの旅路に栄あれ。

ね・・・寝る時間がorz。



285 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/06(木) 11:17:18 ID:???
>>211
良い物語をありがとう。
続きもwktkして待っています。

>>月光蝶氏
更新乙であります!
くれぐれもお体を大切に・・・。

286 名前:211 :2006/07/06(木) 23:16:12 ID:???
しまったレス返しを忘れていた…。
>>275氏、>>276
ありがとうございました。プレッシャーに弱い性格ですが、何とかやってみます。

>>月光蝶氏
更新お疲れ様です!しかし、お体には十分お気をつけてくださいね。
いつでも応援しております!

>>285
良い物語といってくれてありがとうございます。
次回も、ご期待にこたえられるよう、がんばってみます。

287 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/07(金) 23:34:05 ID:???
季節感のないアクシズで、縁日気分を味わう為に…

ヾ ゚ー゚ノ「白い綿菓子か」
ヾ▼∀▼ノ「それとも赤いリンゴ飴か」

ヾ ゚ー゚ノヾ▼∀▼ノ「今夜のおやつのご注文は、DOTCH?」

288 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/07(金) 23:50:19 ID:???

H*´ー`ノ「とりあえず、BとCとLの3人、それからIとJの2人は決まりとして
      他のプルはどちらを選ぶかしらね」

B*`д´ノ「な、何を根拠にそんな事を…」

D*^∀^ノ「じゃあどっち選ぶのB?
      あっ、ボクはふわふわして美味しそうだからアムロの綿菓子ね♪」


L*´ヮ`ノ「…ねぇ、アムロ。わたし、リンゴ飴のほう選んでもいい?」

ヾ ゚ー゚ノ「Lがそうしたいなら、変に気に使わなくても大丈夫だよ。
      でも、何か理由でもあるのかい?」

L*´ヮ`ノ「うん…あのね、リンゴ飴ぺろぺろして、ベロが赤くなったとこ、見てほしいの」

そんなアムロとプルLの会話を聞いて、プルBも悩んだ末にリンゴ飴を選んだのだそうな。

289 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/08(土) 00:04:21 ID:???
L可愛いよ、L

290 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/08(土) 00:23:38 ID:???
最近はリンゴだけじゃなくいろいろあるよ
イチゴ飴とかアムロが好きそうだ

291 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/08(土) 00:28:01 ID:???
>>290
イチゴ飴っつーと、紐のついた奴を思い出すオサーンな俺がいるorz

292 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/08(土) 00:44:22 ID:???
>291
三角の頂点にラムネが付いてるタイプを所望(懐w

293 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/08(土) 11:01:56 ID:???
昨日は七夕でしたね

294 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/08(土) 20:25:44 ID:???
ちゃんと願い事したか?

295 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/08(土) 21:29:55 ID:???
        ,-Ψ-、
       /△Y△ヽ
      <(´∀`)>  見せてもらおうか連邦のMSの性能とやらを
    /⌒'   ~ `)
    (  く ノ | イ
    ヽ,_'ァ__ , .|
      ノヽ\._λ_ )
     ./   ノ|  ノ
     ( -く  |ー(
     \ └,.| .)
      ,┘/ (__)


  γ⌒⌒^',
.  (γ^^^^^'!
   ヾ_ ゚ー゚.ノ 親父にだってぶたれた事ないのに
  (^i=¶ = )
.   | ̄ ‡ ̄|
   (__)_)




296 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/08(土) 23:09:50 ID:???
プルA→「お腹一杯、チョコパフェが食べられる日が来ますよ〜に」
プルC→「お裁縫が上手くなりますように」





297 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/08(土) 23:12:10 ID:???
シャア→「いつまでもこの幸せが続きますように」

298 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/09(日) 07:08:47 ID:???
七夕は旧暦に行うのが我が家の伝統
でも宇宙育ちには太陰暦は理解できんだろうな

299 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/09(日) 22:35:12 ID:???
地球基準の太陽暦ですら役に立たないぞ。

300 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/09(日) 23:21:42 ID:???

  ,r'⌒⌒ヽ
 ( _ノ牛ネイ) 
  ヽ;`皿´ノ<つまり話をまとめるとクェスは俺のものなんだよ!!!!  
  /  並 ヽ




 _| ̄|○ さて、ラーカイラムに帰るか・・・明日も早いし

301 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/09(日) 23:34:22 ID:???
>300
(何故ここにいるのだ?) (迷子か?)
     ,r'⌒⌒⌒'、       r'⌒⌒^'、
    ( ミ"""メ""ミ)     ( rνyy'ソ
     ヾ ▼Д▼ノ      ヾ ゚Д゚ノ

302 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/09(日) 23:50:52 ID:???
迷い魂だな
またHが変なの受信したのか?w

303 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/10(月) 00:42:44 ID:???
まぁせっかく300ゲットしたんだからスパム丼の一杯くらいは食っていって
それから帰りなギュネイ

304 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/10(月) 00:52:18 ID:???
  ,r'⌒⌒ヽ
 ( _ノスパム) 
  ヽ;`皿´ノ …  
  /  並 ヽ

305 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/10(月) 11:08:55 ID:???
>>304
おまえおもしろいなw

306 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/12(水) 00:27:15 ID:???
源氏物語を読みました。

307 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/12(水) 00:55:53 ID:???
>306はギュネイか?
来週の金曜までにレポート提出な

308 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/12(水) 15:07:51 ID:???
このスレってちゃんと(?)ギュネイもクェスもチェーンも死んでるんだよな

309 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/12(水) 22:16:10 ID:???
シャアの反乱の後だからね
平行世界ではクェスとか生き残ってるようだが

310 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/14(金) 18:55:27 ID:???
水戸(>>310)市民が保守

311 名前:月光蝶 :2006/07/15(土) 02:28:12 ID:???
>>310

某スレが切り替わったんで連動更新
ttp://axis2000.hp.infoseek.co.jp/log/dame/dame.html

保守乙!



312 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/15(土) 07:44:58 ID:???
月光蝶氏も乙です!
連日の暑さで頭が茹っててネタが浮かばないので
ログ読み返してマターリしてます

313 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/15(土) 11:02:05 ID:???
>>311
いつも乙です

314 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/15(土) 19:04:47 ID:???
.                            l   'i') ゛'" .ノ l,、r' l
.                           ri  /       ,、ィ゛
                          ノ、"ヽ/      ,,、'r‐゛
                      ,,、r‐'"゛  ヾ((‐'''""-、r''゛
                   ,、r''"゛      ,、ゝr'''""-i/゛ヽ
                  ,、ィ'゛      ,、-'゛  /   .l:..:.:/
               ,、ィ'"      ,、‐'"   ./    l/」'、
.             /        /      l     l.」.;.i'゛
           ,、r゛        /       'i     lゝ'゛
           i゛       /        ./   ノ i'
.          l      ,,,、/r--'''ア'^Y'''‐-、,,./.     i'
.          l    -‐''゛゛゛/..:.:/.;.;.;l''"゛゛:/      i
           l ,,、r''フ゛.::..:/.:.:/.;/;:;:;;:;l.:..:.l.;,i゛     l
         /゛.:.::.:/:.:..../.:.::..:/./.;;..;.;.;l.::;;:l.:.l、,.     l、  あぁ〜ん、ダメ〜ん。
        ヽ:..:/./.:..;..;/..;./::./i.:/---リ.::.;;.l.:.l \   l.:.l
         i.:.:.:.:/..;.:;/.:.:.:;l;./ l:',i"'‐--i,i.:l..l l \.:.:\, l.:.:l  あつ〜〜
.         l//.;;.;;i.:.l.:l.:;;/;;vi ; -‐-、,;l.:lヽl.:.:\.:.:.:"'‐、iヽ
          l l.;.;.l.;.l.:l.:..k'゛   〃  l、.:l ヽ、.:.\.:.:.:.:.:/
          l  l.;.;l.;.;.l..:.;;i゛、‐‐、    ノ,、ィ   ゛'‐、.:.゛''フl
.          l  l.;:.;l..l.:.:.;.、 ヽ_,,)   /        ゛'''/l
          l  l.;.;;l.;l.:.;.;.;.ヽ     /         /.;.l
          l  l.;..;l.;l.:.:;.;.;.l゛ヽ、,,,、-i         l/.:.;.;.l

315 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/15(土) 19:06:03 ID:???
         l   l.;.;l.:l.:;.;..;;l.:::..,、l /.:l         l,i.:..;;.;.;l
         l ,,,、r‐''゛l.:.;;..、.l'"゛/ /.:ll.:l         〉.;;..;;..:l
         l  ノ ,,、'.r''v'゛ノ ,、ィ.::ll.:l l        /.;.;.;.;.;.:、.l
        l、,,、'-‐''''''‐、,ヽ.:.:、r-'、,、.;lil l       /.;.;.;.;.;.;、;\
       /,、'゛     ,,、‐=--、,,、..:.:l  l     /;l.:.:;.;;;;.;.;;;.l.:;ヽ
      /(:...     /  ( ゚::  ゛''‐'i、  l,,,、r‐'゛ l l.;.;.;.;l.;.;.;.;lヽ.;l,
      / '、     ,i          )、    /  l.;.;.;l l.;.;.:l )リ
     ,'   ヽ    .;l         ノ゛、  / /   ヽ.;.l .l;.;l i゛
     i   l.l     リ、       '゛  l    /    l\.l.;l
     l    l.l                l         l \
     l   l l                l         l/ゝ
.     l   l  l                /l         r'、゛
     l   l  l               / l l      //
    l   l  l               /r‐'i l   r‐‐'゛ノ
    l   l   l             /ノ  l、 '、 / /"゛
    ト‐-、,l、,,,,,,l             ,'    l__k'゛ l


316 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/15(土) 19:08:22 ID:???
           l              \
           l   ;            ヽ、
            l   `;             ヽ、
             l、                 "'、
            l             l       ヽ
            l               l        ヽ
.            〉  、         l         ヽ
            /    \.       l          'i
.           /      \      l          'i
          /        \.     l          'i
ビチビチ

317 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/15(土) 19:45:36 ID:???

       
  (;´皿`)  ヤバイ カイテルホウガ タッテクル  
_(ヽηノ_
  ヽ ヽ


318 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/15(土) 19:57:10 ID:???
もう夏なんですね。いろいろな意味で。

319 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/15(土) 20:05:28 ID:???
まあ、サカリがついてるのは、何時もの事だが

320 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/15(土) 23:56:36 ID:???
月光蝶殿お疲れ様です!

とりあえずネタイクゾー。

321 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/16(日) 00:00:28 ID:???
「や〜やや〜や〜や〜」

アクシズのある日。プルGはジャージに体操着という格好をして、第二農場の農路を歩いていた。
道端で拾った枝を片手に、左に右にと振り、意味もない鼻歌を歌いながら歩く彼女の表情は少しご機嫌だ。
プルGは、こういう散歩道を鼻歌交じりに歩くのが割りと好きだった。

「や〜やや〜…ん?」

と、少し歩き、水路の近くに来た時。プルGの耳に、何かの声が聞こえてきた。
鼻歌をやめて聞き入ると、それはプルズの中の誰かの泣き声。
場所は水路のほうからだった。プルGは駆け足で水路へと向かっていった。
すると、そこにはプルLがぺたりと、水路に座り込んでいた。腕の中には、少しぬれているお父さんが抱きかかえられていた。

「L、どうしたんだよ」
「ひっく…あ、Gちゃん!あの、あのね…ひっく…」
「ああ、ちょっと待ってろ。今そっち行ってやるから」

嗚咽を出しながら、必死に説明しようとするLをなだめ、Gは水路に飛び降りた。
少し滑りそうになったが、何とか持ち堪え、Lのところへ歩み寄る。

「怪我、してるじゃん。転んだ…って言うにはちょっと変な感じだけど」
「あ、あのね…ひっく…お父さんが…ね、ひっく…」

Lの必死の説明によれば、散歩道を歩いている時に転び、その拍子にお父さんが水路に落ちてしまった。
それをLが懸命に取ろうとしたが、腕の長さが足りず、そのまま落ちてしまったらしい。
水路はプル達が間違って落ちてしまっても大丈夫なよう、堀は浅めに出来ているが、どうやら足をくじいてしまったようだ。
あと、転んだ時に擦り剥いてしまったようだ。

「う〜ん…ちょっと、派手にすりむいてるなぁ…」
「うん…痛いよう…」
「ちょっと痛いかもしれないけど…」

といって、突然プルGは自分の体操着の下の部分を破き始めた。突然の行動に、Lは戸惑いながら言った。

「Gちゃん!?駄目だよぅ。アムロに怒られ…イタッ!」
「ほら動くなって。大丈夫だから。…ほら、これでいいよ」

Lを抑えながらも、すりむいていた左の膝に破いた体操着を巻き、応急処置をとる。

「挫きは…う〜ん、今はむりかぁ。とりあえず、ここから出ようぜ。ほら」
「え…うん…」

Lの足の具合を見て、Gはこの場での応急処置は無理だと感じ、Lに背中を向けた。
おそらく、乗っかれという事なのだろう。Lも、素直にプルGの背中に乗っかった。

「ちゃんとつかまってろよな」

そういって、プルGはLを背負いながら、水路を登り、作業をしているであろうシャアのところへと向かった。

322 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/16(日) 00:03:13 ID:???
「ごめんね、Gちゃん…本当に、ごめんね…」

プルLは自分がプルGに迷惑をかけてしまったと思い、泣きながらGに謝罪する。
そんなLの様子を少し見たプルGは、視線をまっすぐ前にしながら言った。

「何謝ってるんだよ。お互い、困ってたら助け合う、だろ?姉妹なんだから」
「…でも、私Gちゃんに…ううん、皆に助けてもらってばかり…私は何にも出来ない子なのに…」
「…」

今にも号泣しそうな様子で、プルLは震えた声で言った。その様子を耳で感じたGは少し苦笑しつつ、
昔のことを思い出しながら、Lに優しく話しかけた。

「確かにな、昔はLのことを世話の焼ける子だな〜って思ってたよ。ドジでさ、怖がりで…。
そういえば、一度だけ夜中トイレ連れて行ってあげたなぁ〜」
「…うん…」
「でもさ、そういうの全部含めてLなんだ、って思うんだ。そんで、そこから成長していくのもまた、
Lだけが出来ることなんだって。だってさ、昔なら、さっきのとこでお父さん人形を落としたら、
川辺で泣いているはずなのに、Lは頑張って取ろうとしたじゃん。Lだって成長してるんだ」
「成、長…」
「だから、何にも出来ない子なんて言うなよ。Lだって頑張れば出来る子なんだ。
頑張ればいいんだ。簡単だろ?」
「う、うん…頑張る…私、頑張るよ、Gちゃん」
「そうそう!頑張れ、L!」

やっと泣き止み、笑顔を戻したプルLを見て、プルGもまた満足そうに笑顔を見せたが、
自分の言った言葉にちょっと恥ずかしさを覚え、軽く顔を赤らめていた。
その後、暫くプルLはプルGの背中に顔を埋めながら、静かに体を預けていた。
その時、ふと、Lは思った。



323 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/16(日) 00:04:10 ID:???
「(…)」
「…どうかした?」

自分の背中をじっと見つめているプルLに気がついて、プルGは話しかけてみた。
プルLはもう少しプルGの背中を見た後、答えた。

「Gちゃんは…おねえちゃんだね…」
「な、いきなりなんだよ。…俺達、誰が姉か妹かなんて、別に決めてないだろ」
「うん、そうなんだけど…。なんとなく、Gちゃんはおねえちゃんって感じがするの。
…ちょっとおとこのこっぽいけど、やさしくって、たよりになる…おねえちゃんってかんじ…」
「…」

こっぱずかしくなったのか、プルGは顔を赤くして顔を背けてしまった。

「あ、なんとなくなの…ごめんね、変な事いって…」
「…んじゃ、そのおねえちゃんが、大好きなプルLを負ぶって風になっちゃうぞ〜それ!」

そんなGの様子を見て、困惑した表情で弁解するLだったが、開き直ったGはLを負ぶったまま
小道を走り始めた。

「きゃ!」
「はは!気持ちいいだろ、L!」

突然の行動に、プルLはぎゅっとGの体を抱きしめた。が、それにも関わらず、Gは笑いながら
小道を走ったり、少し外れて農園内を走ったりした。
始め、プルLは怖がって眼をつぶっていたが、少しずつ慣れてきて、眼を開けた。
気持ちよい風。プルLの髪が風によって流れる。
段々と、Lも楽しくなったのか、笑顔を見せ、キャッキャと少しはしゃぎ始めた。
それから暫く、シャアに出会うまで、二人は笑顔を見せながら風になっていた。
Lは、この日のGに感謝しつつ、ゆっくりでもいいから、何か自分でも誇れることをやってみよう、そう思い始めた。
でも今は、願わくば今は、この気持ちよい風を何時までも感じていられますように
そう、思っていた。

324 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/16(日) 09:22:10 ID:???
プルGかわいいよ

325 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/16(日) 17:44:48 ID:???
         /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`..、
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         /::::::::::::::::::::::::::::::::::::,ィ::/''ヾィ;;::::::::::::::::::::::::ヽ
      /:o::::::::::::::::::::::::::::::::〃ィ   .:7::::::::::::::::::::::::::ヽ
        i:゚::::::::::::::::::::::::::::::∠///   .:!,ィ:::::::::::::::::::::::::o',
      i:::::::::::゚::::::::::::::::::∠ケー!ェz_., ..i!.!::::|:|!::::::::::::::::::゚:',
      |:::::::::::::::::::::::::::|.:ヤ〃テy、   i!:.:!:::|!i.';:::::::::::::::::i::|
      |::::::::::::::::::::::::::|.:. ゞ='イ `   ヽ :ヽトi!、!::::::::::::::!|:|
      |::::::::::::::::::::::::::|.:''レヽヽ    ,  ≧tト,ト/:::::::/::::!i!
      !イ::::::::::::::::::::::|!      ,...j   ゞ'イC::::::::/!:::!,!
    、_ソ i!;::::::::::::::::::ト、',.     ,..._ ´  ヽv、'j:::::::://:/ィ
,. -‐―‐-、/ヽ|ト、∧::::ト!ヽ'.   ::~       /イ::::::/ .!/  >はは!気持ちいいだろ
:.:      \,_イ__)ヾ!ヽ:::ヽ、  _,..........'´:::::::::::/ /
          `ー-_ ,___` .! レ!:::/!:::::/:://   ・・・あっ、気持ちいい。。。
        ,...._,. -:::..f_''ィj`....,ー、zェ!:// !/|://
      .:/:. ´  '';;::.:.:.:.:.:.:. '  ` `  .イ
     .:/:.:.              ヽ   `、Zェ__
     :!:.:.:.                 ',       ` ‐- 、._
     .:i!. :.:.:.               イ、           ',`:-、,
     .:ト、. .:.:.:.........         ,.イ              '、;:Y
     /:::::`...,__:.:.:.:.:.o:.:.:.:.:.:._;::.:.:ィ:.'´:    ヽ. \....        Y
    ,ィ::::::::::::::: ̄.:.:.:.:.:.:.:.:´.:.:.゚:.:.:.:.:      ヽ.: \:.:.:........    !
    / ヽ. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.゚:.:.:.:.:.:.:.:.:.:         ',   ` 、:.:.:.:.:.。. ノ


>>G


326 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/17(月) 10:26:24 ID:???
>>321
末っ子L萌え〜
なんかLは将来ナースとか保育士になりそうな気がする
自分がお姉ちゃん達にしてもらったこと子供達に返すの
お姉ちゃんなGも萌え
男の子ぶってってもある時期を過ぎたら一転女の子らしくなりそう
想像力が刺激される作品GJです

327 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/17(月) 15:47:01 ID:???

       
  (;▼Д▼)  ヤバイ カイテルホウガ タッテクル  
_(ヽηノ_
  ヽ ヽ



328 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/17(月) 17:02:22 ID:???

 / ̄ ̄/_7_7 __/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7
..  ̄ .フ ./  /__  __  / ./__  __  / ./__  __  /  /__  __  / /__  __  /
 __/  (_ _./  //  /  ._./  //  /  _./  //  /   _./  //  / . _./  //  /
/__.ノゝ_/ |_ノ |_/.    |_ノ |_/  . |_ノ |_/   |_ノ |_/   . |_ノ |_/
             \\\              //
             \ \ \\\  r'⌒⌒ヽ    ///  //
              \ \  (⌒\ ( rνyy'ソ⌒レm)///  貴様という奴は!!
             \\ (mJ \ ヽヽヾ#゚Д゚ノ/ レm)レm)/   
             \\ \\(mJ(mJ∩]¶[ イレm)レm)レm)/
           (´⌒;; \\ (mJ(mJ(mJ| .|/ノハλ) //レm)/;;⌒`) ;;⌒`)
 (´⌒;;   (´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;/(mJ(mJ#Д▼||l レm)/;;⌒`);;⌒`)    
  (´⌒;; (´⌒;; \从从从从从(___へ_ノ ゝ__ノ从从从从从//;;⌒`);;



329 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/17(月) 17:55:08 ID:???

                             キ
                    \           ャ
                   \  \ \ ゴ
                     ・,‘  ・,‘\\
       r'⌒⌒^'、.・,‘    ・,‘ ・,‘ 《《《lli》   ア
       ( rνyy'ソ      ・,‘・,‘ ・,‘#)Д▼)・,‘   !
       ヾ #゚д゚ノ        ":"・ ∴/つ つ     !
       (つ  ノ⌒ー-,,  ・,‘   i.⊂二_ /
        ⊂/_ Y丿ヽ、  ""-,,,,,   i|・,‘ じ.
        (_)   ヽ   i  "-,,i |
                )  |   ii ||||,,
               /  |  ̄ ̄ ̄|| ヽ
             /   il  i|   |  ヽ   |
       \ \  |  (  )(  )( )( )  | |
             |  |   |  |   |  |
        \ \( ヽ|   |  |  .|  .|  | |
         \\ ヽ  ヽ 人 人 人 ノ / / /
           \\´ー’"  "  "  "///

330 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/17(月) 18:13:22 ID:???
大佐の命が…削られていきますぅ

331 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/17(月) 18:38:00 ID:???
>>330
この程度で総帥はやられませんよ

332 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/17(月) 22:11:33 ID:???
G*`−´ノ「全く…シャアはどこへ行ったんだよ…あ、アムロー!」
ヾ ゚ー゚ノ「おや?プルGにL…L!怪我しているじゃないか!大丈夫かい!?」
L*´ワ`ノ「うん、Gちゃんが助けてくれたの」
ヾ ´ー`ノ「そうか…G、ありがとうな。今包帯とか持ってくるから、食堂まで
    送ってくれるかな?」
G*`∀´ノ「OK。それよりアムロ。シャアのやつどこ言ったか知らない?
      農園にいるはずなのに、さっきから見かけないんだよなぁ」
L;´ワ`ノ「あ…Gちゃん上…」
G*`Д´ノ「上…?…あ…シャア…」

上を向くと、そこには宙吊りになっている芋虫が。顔が通常の三倍はれていた。
反応しないところを見ると、気絶しているようだ。

ヾ;゚∀゚ノ「いやぁすまない。ちょっとね…」
G;`Д´ノ「事情は、シャアのために聞かないことにするよ…」

これが精一杯の優しさだった。

1時間後…

G*`∀´ノ「しっかし、おねえちゃんかぁ〜。結構いいもんだなぁ〜へへ」
G*`Д´ノ「…となると、やっぱりシャアは父ちゃんなんだろうなぁ。
      母ちゃんであるアムロに勝てた覚えないし」
G;`Д´ノ「というか、アムロに勝てるやつって…」

「ちょっとー!アムロ、また部屋汚くしてー!これじゃ整理した意味ないじゃないのー!」
「す、すまない…。というか、これでも俺としては片付いて…」
「全然です!何ですかこの散らかった書類の山は!これじゃどこに何があるか分からないでしょ!」
「いや俺はわか…」
「駄目です!大体この場所で火事があったらどうするつもりですか!さあ、掃除しますよ!」
「…ハイ」

G;`Д´ノ「いた…」

プルズ内のおっかあ事プルC。今日も張り切ってアムロの部屋の掃除をしています。

333 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/17(月) 22:18:53 ID:???
>>332
ちょっとプルCのキャラ変わりすぎじゃないか?
もうちょっと控えめなイメージだと思うが

334 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/17(月) 22:24:43 ID:???
ホントに初期のCはLの次に気弱、ってか優しい性格だったけど
いまは、Lのお姉ちゃんて事で成長してるよね。
木星に到着する頃にはああなってるかもw

335 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/18(火) 08:37:43 ID:???
自分の得意分野だと人は強気になるものだ
家事万能アムロの唯一の欠点が自分の部屋の掃除
これを口実にアムロの部屋に入り浸れるんだから
おとなしめのプルCだってはりきるさ

336 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/18(火) 21:58:45 ID:???
普段は「アムロは私がいないと駄目なんだから」状態だけど、
なにかあったときにフッと昔のCに戻ってアムロの裾でも握ってたら可愛いな。

337 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/19(水) 03:08:15 ID:???
すごいいい・・・・・・・

338 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/19(水) 17:52:49 ID:???
プルC頑張ってプルC

339 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/19(水) 18:00:31 ID:???
           /:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
         /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
       i::::::::::::::::/i:::::(‐、;_ヽ-、ヽ::::::::::::::',
       /::::::::::::::イ、| ヽヾ~" `'゛ `t ト、::::::::',
      /::::::::::::;::|        ,、‐'' ` 'i::::::::',
      |:::::::::::┌!     i ./‐-i、,,   7:::::::〉
      `|::::::::/ _,,、->_ '-ニ'`ゞ-'' ゛ ‐'ッ_::::|_
        |::::::ゝ'゛7、i )i 〉i "''      "'!i゛ i
       '、:::::::`ニ_'‐`"´ /iii-、          |!i i
        \::::三_   〈iiiiiiヾ´       |.j/      俺 を 幸 せ に し て く れ
         ヽト"''      /`"',,ッ    |
           !、ゝ.    〈,,、-‐~      /|
           ヽ,ゝ、    "~´     / i
              \       /   i
                i`ヽ、 .,,___/  _,,,|...,,,___
                  i_,,..、-,―ニl ̄ |     〉 i`、
              /    i |iiiii|   |     i .| |  ,.....,,,...,,,,_
              ィ'"~|     |  |iiiii|   |      | | |/7iii/ /ii/ \,,_,--、,
       ,..、,,-ヾ"~´|  |     |  |iiiii|  |     ヾン /ii/ /iii /"''==, .、``‐、
-----―i  |ii|  |iii |  |     i  |iiii|-、_|_,,,,,,-―'  /ii/  /iii i      \\ \
  / ̄|  |iii|  |iii| \ !、_,,...、-___|__>iiii|,,....-ー''"   /iii/  |iiii| |i       ヽヽ

340 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/19(水) 21:55:56 ID:???
>>340
前にそんな話あったな
途中で立ち消えたけど

341 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/19(水) 21:59:04 ID:???
自己レスしてどうする…
>>340じゃなくて、>>339だた

342 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/20(木) 00:21:01 ID:???
マフティーにならなければ幸せになる道もあろう
正史ではマフティーは身元不明だ

343 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/21(金) 22:12:44 ID:???
落ちて死にそう
保守あげ

344 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/21(金) 22:31:35 ID:???

 / ̄ ̄/_7_7 __/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7
..  ̄ .フ ./  /__  __  / ./__  __  / ./__  __  /  /__  __  / /__  __  /
 __/  (_ _./  //  /  ._./  //  /  _./  //  /   _./  //  / . _./  //  /
/__.ノゝ_/ |_ノ |_/.    |_ノ |_/  . |_ノ |_/   |_ノ |_/   . |_ノ |_/
             \\\              //
             \ \ \\\  r'⌒⌒ヽ    ///  //
              \ \  (⌒\ ( rνyy'ソ⌒レm)///  ハサにするのめんどくせい!!
             \\ (mJ \ ヽヽヾ#゚Д゚ノ/ レm)レm)/   
             \\ \\(mJ(mJ∩]¶[ イレm)レm)レm)/
           (´⌒;; \\ (mJ(mJ(mJ| .|/ノハλ) //レm)/;;⌒`) ;;⌒`)
 (´⌒;;   (´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;/(mJ(mJ#Д▼||l レm)/;;⌒`);;⌒`)    
  (´⌒;; (´⌒;; \从从从从从(___へ_ノ ゝ__ノ从从从从从//;;⌒`);;




345 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/21(金) 23:09:18 ID:???
なんだ、また会いに来てくれたのかい?


        ,i.  ヽ                ',
        ,i                    i
        i                    i
        .i.      `、↓   ./         i
        i       ヾ▼Д▼)         .i
        .i        `"i'i          i
        i         i.i          i
         i,_      ノ,i          ./
         ヽ, ̄"''''''''''"~ .ヽ、_____,,..,r'"i
         'i  ̄ ̄~"'''''"─--=..,__,,,-==-"i
          .',        i         i'



346 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/22(土) 00:55:37 ID:???
プルJ「…?うわわ!大佐、どうしたんですか!?そんなところに顔を!?」
シャア「お、おお…プルJよく来た。先ほど、デブリかなにかが衝突しなかったか?」
プルJ「え、ええ…あ、まさか…」
シャア「うむ、そのせいで岩の亀裂に頭を挟まれるという、まるで漫画のような展開になってしまったのだ。
    J、少し手伝ってくれ。出れそうで出れないのだ」
プルJ「わ、わかりました!大佐の危機です、助けないなんてとんでもない!
   しかし…どうしましょうか?」
シャア「先ほどもいったが、もう少しで出れそうなんだ。少しそっちから顔を押してくれ。
    私もこちらから出ようとしよう」
プルJ「わかりました!精一杯押させていただきます!」
シャア「うむ。ではいくぞ…ぬ、おおおおおお!!」
プルJ「ん〜〜〜!!…っはあ!!はあ…駄目ですね…」
シャア「も、もう少しなんだがなぁ…。うむ…こんなところをアムロに見られたら…!
    しかし…これは意地を張ってる場合じゃないような気もするが…」
プルJ「増援を呼んできましょうか?」
シャア「いや、もう少しがんばってみるとしよう。ぬぇぇぇぇいい!」
プルJ「(大佐…駄目、これじゃあ大佐の体力が持たない…どうすればいいの?
    こういうとき、大きな力を瞬間的に発揮できれば…。でも、そんなこと…)」

シャアが一人血管を浮かべながら顔を抜こうと必死に奮闘しているのを見ていたプルJは
ある事を思い出した。それは、つい数日前の事。プルGとC、そしてプルFの会話からだった。

プルG『やっぱさ〜恋人にキスなんかされた時には、男ってがんばっちゃうんだろうなぁ〜』
プルC『そ、そうなの…?』
プルK『まあ、突然にでもされた時には、驚いて瞬間的な力が発揮されるかもしれないけど。
   キス一つでがんばる人なんて、今さらいないんじゃなくって?』
プルG『まあ、恋人同士なんて、キスなんかは日常茶飯事かもしれねぇしなぁ〜』
プルC『…////』
プルF『あら、C。もしかして、アムロと恋人になる夢でも見てるの?顔真っ赤よ』
プルG『うわ、本当だ。こいつぅ、大人しい癖に結構やるじゃねぇか』
プルC『ちちちちち違うわよ!何言ってるのよ、もう!』

この会話をなんとなく聞いていたプルJだったが、記憶にはとどめていたので、今ここでまた思い出してしまったのだ。

プルJ「(た、大佐とキス…。そ、そそそんなことしたらIに何を言われるか…。
   だ、だけどしょうがないわよね…。お、驚かすのが目的なんだから)」
シャア「ぼっぴぃぃぃぃぃん!!はあはあはあ…ジェ、J。そこで見ていないで手伝ってくれ」
プルJ「(よ、よし行きましょう。やるわよ、J!)た、たたた大佐!」
シャア「ん?何だね?…」

あまりの恥ずかしさに通常の三倍赤くなったプルJだったが、意を決して、シャアの顔を軽く持ち、
そのまま勢い任せに、額にキスをした。突然のプルJの行動に、シャアは黙り込んでしまった。

プルJ「(し、しまったいやだったかな…)た、大佐?」
シャア「我が…」
プルJ「え?」
シャア「我が青春に一片の悔いなぁぁぁぁぁし!!ぐほ!」
プルJ「やったぁ!大佐、抜けましたね…ってきゃああ!大佐、首が、首がぁ!
   しっかりしてください、たいさぁ!」

突然シャアが叫びだし、そのままの勢いで顔を引っこ抜いたが、勢いあまって首を逆側にひねってしまった。
そんなシャアに気がつき、プルJは号泣しながら穴からシャアを覗いていた。
が、暗闇でわからなかったものの、シャアの顔はまさに、一片の悔いを残さなかった漢のものだった。

シャア、アクシズの一室にて昇天す(笑)

ヾ;▼Д▼)<シンデナイシンデナイデスヨ。

347 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/22(土) 00:59:31 ID:???
ギャア誤字を見つけて見事に撃沈。
K→Fでお願いしますorz

348 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/22(土) 01:12:55 ID:???
>>346
GJ!!

ナイスねた返し。

349 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/22(土) 10:55:35 ID:???
>>346みたいな方がいるとすごく助かるね

350 名前:泣きたい時に笑いたいと 1/12 :2006/07/22(土) 17:09:41 ID:???
その空気は、水の匂い。重く…肺を塞ぐような水の匂い。
全身にまとわりつく不快感。重く立ちこめる空気が身に抱きつき、粘り着くような湿気が首筋を撫でる。
人の体温を連想させる温み。澱んだ濁りを持った空気が、まるで抱きつくように…すがりつくように、身体に重くのしかかる。
しかし、それは体温ではない。人の重みでもない。
それは、心。
思いとなって流れ込む他人の心と…重いとなって縛る自分の心。そして…

「…ムロ、アムロ…?」
心配そうな響きを込めた声と、肩を小さく揺する小さな手。
「アムロ、だいじょうぶ?ねぇアムロ?」
「…あぁ。心配いらないよ、プルC」
出口の無い思考の迷路から抜け出したアムロはゆっくりと目線を動かして、自分を心配する存在にぎこちなく微笑みかけた。
薄暗い蛍光灯に淡く揺らめく髪。僅かに潤んだ蒼い瞳…
小さく震える唇…自分の肩を支える暖かな。小さな手。
自分が“ここ”で目覚めさせた小さな12の存在の一つ。そして大きな想いで胸を痛める12の存在の、一人。
「ありがとう、プルC。大丈夫だよ?ちょっと眠たくなっただけ」
そう、アムロと呼ばれた青年は微笑むと、少女の頭を撫でてから膝の上に置かれたジャンクに再び目を落とした。
そしてすぐ、オブジェクトに興味と注意を向けると手を忙しく動かし始める。

…小さく、哀しげに揺れる少女の瞳の中で。




351 名前:泣きたい時に笑いたいと 2/12 :2006/07/22(土) 17:10:53 ID:???
「アムロ、アムロ…だいじょうぶ?」
わたしはときどき、アムロと一緒にいます。…と言ってもシャアが妄想するような、変な時間じゃないですけど。
わたしはプルC。戦争をするために作られたクローン人間の一体で、便宜上付けられた“C”が私の名前。
でも今は、もう戦争をする必要は無いんだ、ってアムロ(とシャア)が教えてくれました。
だからと言って…することもなくって…何をしたらいいのか分からなくて。

今。私の目の前ではアムロが無言のまま機械に目を落とし、それをもっとめちゃくちゃに…じゃなくって、わたしたちに役立つような何かに手を加えています。
そしてその脇で一生懸命に縫い物をしているとき、わたしはとても気持ちが落ち着きます。
指を無心に動かしてなにか、誰かに喜んで貰えるような縫い物をしていると感じているとき。
だから、私はそうすることにしました。
あるときはみんなのスカートやブラウスを丁寧に繕って。あるときにはぶかぶかの毛糸のパンツや、真っ赤な深紅のジャージを縫い上げて。
Jにこっそり頼まれた可愛いらしいドレス。Lに頼まれた“おとうさん”の形の帽子。
みんな、わたしがたどたどしく作り上げたものを嬉しそうに受け取ってくれます。

アクシズには何もありません。
だから、無いものは自分たちで作るしかありません。アムロは、その程度のこと…何も知らなかったわたしたちに、自分たちで何かを作ることの嬉しさ・楽しさを教えてくれる人です。
きっと、アムロも自分で何かを作ることが好きな人だから。
だからわたし、アムロの側でお裁縫をしている時間が好きです。
きっと、アムロもそう感じてくれていると思います。
きっと…

眠いのかな。少し、目の端が滲みます…




352 名前:泣きたい時に笑いたいと 3/12 :2006/07/22(土) 17:12:02 ID:???
「今日もこれと言って特筆するべき事由は無い」
「あぁ。…しかしこれを順調、と言っていいのか分からないな」
「順調だろう?アクシズはゆっくりとだが、木星に近づいている」
シャアが呟く。そんな顔すら様になっているのはさすがと言うべきなのだろうか…
シャアと知り合ってから、もう14年。いや…知り合い、というより戦い合いの縁が続いている、というべきか。
1年戦争…あのサイド7への襲撃で銃火を交え。グリプス戦役では一時ながら矛先を並べ…そして、アクシズ落としを画策したシャアを止めるべく最後の戦いに赴いた筈が…今の自分達は小惑星アクシズの分断された岩塊の中、木星へ向かう漂流生活を生きている。
それも、12人の少女たちを抱えて。
「もう気になるのか」
「………」
視線を上げると、そこにいるのは“ダメオヤジ”ではない。自分のよく知っている、シャア・アズナブルという男だった。
「まだ、私の戦いは終わらない…」
「嘯くな、シャア」
言い切った積もりだが、背けた横顔にシャアの鋭い眼光を感じる。
そう、アクシズは順調に航海を続けている。あの日、自分達がアクシズの表面で目覚めて。その内部から忘れ去られていた“娘たち”を起こして。幾つもの騒動と、出来事に包まれながら…
冷たい宇宙空間を漂う、この岩塊でかつて抱いていた使命感や宿命、戦いの一切を忘れてただ生きることに没頭してきた時間。
しかし、最近。
生きることに余裕を見つけると…ふと。そうしたことごとが思い出されるようになってきていた。
…自分の為すべき事。運命が押しつける義務。負わされた債務。
地球圏に戻れば彼には英雄としての責任があり、そしてその中には…目の前にいる男と分かり合えぬ互いの立場に基づく、宿命の対決も含まれている筈だった。
「違うやり方もある筈だ…急激な革命に人が皆、付いていける訳ではない」
「甘いな」
あのときの、アクシズ表面で戦いながら交わした会話を思い出す。そして、かつてエゥーゴ時代に目にした苦い光景…自分たちも味わった、あの苦い気持ち。
「僕は…なんてことを…」と、泣くことしかできなかった自分。
「フォウ…どうして…」と呟き泣いていた、カミーユ。
分かり合えた、と信じた瞬間に手のひらから零れていった命。あのとき、同じ光景を2度も目にしたのに…自分たちは、違う途を進んだ。
人として、革新の道を進むため。
いつか、分かり合えると信じて。
ララァは語る…人は変わっていく、と。いつか、時間をも超えて語り合える、と。
「刻は健やかに流れていく…が、それを待つ人々はただ、甘えているだけに過ぎん」
「お前はそう考えるのか?あの光景を2度も見ておいて!」
「…あ、あの。大佐…」

そのとき、背後で小さな足音が響いた。
か細い肢体をパイロットスーツに包む、どこか硬質感ある澄んだ容貌の…可憐な一面をかいま見せる少女。
「そろそろ、プチモビで船外作業をなさるお時間ですが…あの、その…」
困ったような顔をしてプルJが、おそるおそる声をかける。気遣わしげな、戸惑ったような表情を浮かべながら。
「あぁ。すぐに行こう…そうか、今日はJに指示してもらって作業するんだったな」
「あの、えっと、なにかお話があるようでしたら…」
「なに。大した用事じゃないさ。今のアクシズで必要とされている話ではない…そうだな、アムロ?」
「そうだな。シャア」
そう返答しながら、アムロはさりげなくJの腰に手を回そうとしたシャアを睨み付ける…
「冗談だ」
「?」
すっ。と手を外したシャアは、きょとんとしたJをうながすとそそくさ、その部屋を後にした。
その姿はいつものシャア…であった。
このアクシズでの。

「…順調、か」
そう。アクシズは、順調に航海している。




353 名前:泣きたい時に笑いたいと 4/12 :2006/07/22(土) 17:13:31 ID:???
「シャアーーーっ!!」
華やかな悲鳴と、賑やかな騒ぎ声が響く更衣室・イン・アクシズ。
「もう…またですか」
「こぉの〜、覗くな、スケベオヤジっ!」
「…うる(泣)」
1日の汚れを洗い落とし、躯にたまった疲れをほぐし…さっぱりした気持ちにさせてくれるお風呂。
古来、文明というものが発達してすぐに浴場というものは都市に備えられ…市民と呼ばれる公民権を持った人々の交流の場ともなった。
それは脱衣してありのままを晒し、自らを解放し…湯に身を浸し温まることによって、心身ともにリラックスするからこそ。
そういう場所でこそ、人と人は互いを隠し、偽る衣を脱ぎ去ることによって、本音で語り合うことが出来る…
「そう思うから、私はみんなと語り合おうと…」
「そういうことは覗きの正当化になりません、大佐」
今。私ことシャア・アズナブルは娘たちと忌憚のない語らいをしようとシャワールームに潜入したことにより、追われる身となった。
いやほんと。そりゃ、娘がどれだけ成長したかは親として当然、気になるところであってそこを理解して貰えないとは、まさに不本意極まりな(ry
「シャア、詭弁を言うな。これに関しては“一切”フォローできん」
そう言うと身も蓋もなく聞こえるな、I。
しかし理解して欲しい。この私に疚しい感情はない。ただ純粋にプルたちの心身共に健康に育つ姿を愉しみたいだけであって
無邪気に騒ぎ合うヨウジョを見てハァハァしたいだとか。
性格によって違いが出る脱ぎ方を見てハァハァしたいだとか。
微妙な違いを魅せつつあるプル’sの躯を見てハァハァしたいだとか。
そういうことは無い!………とまでは言い切れないかもしれないが。

…まぁ、ここの生活が楽しいというのは事実だ。それだけは心底から言える。
ここは完全に外界とは隔絶されている。
通信は不可能。誰も訪ねては来ない。何処へも行くことも出来ない。
ここにいるのはアムロとプルたちだけ。私は英雄としてのシャア・アズナブルではなく、一個のシャアとして過ごすことが出来る。
余計な視線も、期待もなく。宿命も意識することなく…
この、アクシズの中では。

「シャア、マテ、マテ」
待てるものか。こう見えてもこのシャア・アズナブルはかつて“ジonの垢い水性”と呼ばれtaオトこ…そうやすヤスと………
なんだ、この異様なプレッシャーはっ!
思わず言語感覚まで狂ってしまいそうなこの圧力…
「 シ ャ ア 」
あ。白い悪 魔  目の ま いやほん   悪  っ たす   t     っ




354 名前:泣きたい時に笑いたいと 5/12 :2006/07/22(土) 17:15:51 ID:???

/ ̄ ̄/_7_7 __/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7
..  ̄ .フ ./  /__  __  / ./__  __  / ./__  __  /  /__  __  / /__  __  /
 __/  (_ _./  //  /  ._./  //  /  _./  //  /   _./  //  / . _./  //  /
/__.ノゝ_/ |_ノ |_/.    |_ノ |_/  . |_ノ |_/   |_ノ |_/   . |_ノ |_/
             \\\              //
             \ \ \\\  r'⌒⌒ヽ    ///  //
              \ \  (⌒\ ( rνyy'ソ⌒レm)/// 
             \\ (mJ \ ヽヽヾ#゚Д゚ノ/ レm)レm)/
             \\ \\(mJ(mJ∩]¶[ イレm)レm)レm)/
           (´⌒;; \\ (mJ(mJ(mJ| .|/ノハλ) //レm)/;;⌒`) ;;⌒`)
 (´⌒;;   (´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;/(mJ(mJ#Д▼||l レm)/;;⌒`);;⌒`)  
  (´⌒;; (´⌒;; \从从从从从(___へ_ノ ゝ__ノ从从从从从//;;⌒`);;

355 名前:泣きたい時に笑いたいと 6/12 :2006/07/22(土) 17:16:53 ID:???
「ふむ…それで、アムロはどうやってその危険を回避したのだ?」
「なんとなく分かる、って言うと語弊があるな…うーん、Bに分かるかな…」
「…わたしには、無理だと?」
「いや、そうじゃなくって。あの機体は、さ」
「むに…♪(すー、すー)」
かつて…連邦の英雄、その若かりし頃の彼の部屋を訪ねた幼なじみの少女は、その部屋の惨状に絶句した、と歴史は語る。
卓上に乱雑に積み重ねられた書類の数々。机上で混沌と整理された工具と、機械らしき物体。足の置き場もないほど床を埋め尽くすモノ、モノ、モノ。
部屋の主だけが整理整頓されたと信じる室内環境。何処にナニがあるのか、創り上げた当人しか把握できない九竜城。
しかし…そんな室内だが、不思議とベッドとその周辺だけは、奇跡的にがらくたの進出を免れていた。そこは少女達が姿を現すたび、勝手にどかしてしまうので…いつかアムロも諦めてそこに物を置くことをしなくなったためであった。
そして…、今日もベッドは無邪気な少女達の声に包まれていた。
ベッドに腰掛け、生真面目な表情でアムロの話を聞くプル。
既にベッドの中に潜り込み、腰掛けるアムロのパジャマの端を握りしめて眠るプル。そのもう片方の腕には“おとうさん”。
そしてアムロの反対側の横に陣取り、無言で糸と針を手繰り続けるプル…
「ア・バオア・クーの戦場は相当、混乱していたと聞く。もちろん私が受けた研究はジオン側から見た戦史に過ぎないが」
「いや。確かに…ホワイトベースも近寄りすぎて、それで沈んでしまったものな」
今日のBとの話題は、1年戦争時の最終決戦…ア・バオア・クーの攻略戦。その中でアムロがただのプログラミングでガンダムを誘導してシャアの乗るジオングを撃墜した、という話だ。
「そしてシャアとMSで一騎打ちをして…全ての武器を使い果たしたあげく、相打ちになった、と。それでホワイトベースに戻って脱出したという訳だな」
「あ、いや。実は脱出する前に生身でシャアと………」
「シャアと?」
「あぁ」
…あぁ、そうだ。生身でも俺とシャアは対面し、そして…あのときも話は決裂した。
−−−今の時代は、ニュータイプを殺し合いの道具としてしか使えない−−−
−−−ほんとうの敵は違う、ザビ家などではない−−−
と。
そして地球に落ちようとするアクシズ表面で。
−−−結局、こんな哀しみだけが広がって地球を押し潰す−−−
シャアはそう言った。
理解は出来る、しかし納得は出来ない…なぜならあまりにもシャアの考えは純粋すぎる。人が皆、そうもたやすく己を変えることなど出来やしない。
そして、シャアはそれを知っている。知りつつ、その範囲に自分を収めつつ、それでも革新を行おうとする…
(自分を、時代の生け贄にしてまで…)
そうまでして、奴は立ち上がった。そして地球がそう易々と変わらない以上、シャアの義憤…は崩れないだろう。
俺の知る、シャアという男はそういう男だった。
「アムロ?」
「あぁいやごめん。Bだってできるさ…そういうときが来れば、だけど」
「…まるでそうなって欲しくない、という口振りだな」
「ならないさ」
「そう………そう、だな。私だって戦いたくは、ない」
きゅ、とパジャマの端を握る躯が蠢いた気がした。
隣で繕いものをする指が、針を誤って…小さく呻く。

確かに、そう…思う気持ちは、嘘ではなかった。
彼女たちだけは。
彼女たちだけは。




356 名前:泣きたい時に笑いたいと 7/12 :2006/07/22(土) 17:19:11 ID:???
「あむろーっ。こっちにコンデンサー置いとくよっ」
「D、きちんとアナハイム製だろうね?」
「だいじょぶだいじょぶ♪」
…確かに、ある程度MSの規格は統一されているから違うメーカー製のものでも使うことは出来るが…
しかしここはアクシズ。手に入る部品は、下手をすると旧ジオニック社製のものであったりツィマッド製であったりする。
あげく、愛機…νガンダムはワンオフの特別に調整され、製造された機体だ。
予定通りの性能どころか、きちんと動かすためにすら、その部品には気を使う。
たった1個の部品と相性が悪かったがために…宇宙空間に出てから機体が制御不能に陥ったのでは、本末転倒だ。
「だーいじょーぶだって。ボクの見立て、信じてよ♪」
Dは陽気に、Vサインまで出して俺に微笑みかけてきた。はすっぱに被った作業帽の下から、緑色の瞳が無邪気に煌めく。
「分かったよ、D。それじゃ、もう少し整備をしていくから…みんなと遊んでおいで?」
「えー?手伝うよ〜」
「大丈夫、手伝いが必要なときはいつも、お願いしているだろう?それにこの作業はすぐ終わるから、さ」
そう言うと、小首を傾げたDは…すぐ、笑みを浮かべると大きく頷いてνからゆっくりと降りていった。
「でも、手伝いが必要だったらすぐに言ってね〜?」
「あぁ、そうするさ」
大きく手を振りながら整備区画から出ていくD…
「さて」
独り言を呟いて、気合いを入れる俺。
そして…想像通り、作業は時間と労力がかかるものだった。

「………?」
気が付くと、アムロはνのコックピットの中で浅い眠りについていた。
微かな明滅と共にモニターが幾つもの文字と記号を繋げて行き…広げっ放しのマニュアルが手から零れ落ち、床で開かれている。
小さな駆動音が機体のどこからか漏れ聞こえ、νは佇立したまま息づいていた…
双眼を模したセンサーの複合体は目の前に写る光景をモニターに映し出し、
その眼で追いきれない周辺の状況は各所に設置されたサブセンサーがそれを補う。
そうして得られた情報が全て、コックピットに集約され…眠りについていた俺の、この周りに集められる。
無味乾燥な、雑然としたMS整備庫の風景。
あちこちに整備用の部品が積み重ねられ、そのあいまに使いもしない資材がいつ来るか分からない出番を待って、置かれたままにされている。
νの隣には赤い機体…サザビーが黙然と立ちつくし、向かいにはプルたちに使わせている1体のドムがモノアイを消したまま、静かに眠っている。
キュベレイカラーのプチモビが手にした回収物をそのまま、ハンガーに固定され…その影から流れる何かが、コックピットに流れていた。
何かに惹かれるように、アムロは手元のコンソールに指示を与える。
『…♪』
「うた…ご…え?」
νのセンサーに捉えられた物音は、歌声だった。
微かな…小さな。
可憐な…繊細な。
透明で…ゆらぎのある。
柔らかでいて、深い音色をくるむように響く歌声…
邪魔をしないよう僅かにνの頭を傾けさせて…更にその歌声を拾いやすくする。
『旅…の…』
『紡ぎ…道に…』




357 名前:泣きたい時に笑いたいと 8/12 :2006/07/22(土) 17:20:16 ID:???

 旅のゆくえの 揺らめく闇に
 希望をきざむ ひとの 切ない思いを
 ひなげしの色で紡ぎ合わせ
 道にしよう

「…」
アムロはコックピットに深々と腰を沈め、瞳を閉じると…静かに、その歌を聴いた。
どこかで昔、聞いたような…しかし初めて聞く歌。
優しく伸びる歌声は、舞い落ちる花びらのようにゆっくりと踊る。
優しく諭すような歌声は、疲れ乾いた心に沁み入るように響く。
優しく和らぐ歌声は、透明なその心を聴衆に伝えるように奏でられる。
静かに流れて…遠くに聞こえ…近くに聞こえ。
瑞々しいその歌声は、νのコックピットを静謐な湖畔のように満たしていた。
「母さん…」
ふっ、とその言葉が喉をついて出たことに驚きは感じない。
優しかったあの頃の母さん…
小さかった自分を抱き上げ、あやしながら微笑みかけてくれた母さん。
仕事で遅くなりがちだった父さんを待ちながら、自分に絵本を読んでくれた。
近所の子供達と遊び、汚れた服のまま家に飛び込むと…悲鳴のように笑いながら
服を脱がせ、男の子ってこうなのかしら、と笑いながらおやつを出してくれた。
大事にしていた木彫りのおもちゃを壊してしまったときは、泣きじゃくる僕をなだめながらきちんと直してくれた。
母さん…

母さん。会いたいよ。
もうあの頃の僕じゃないけど。
母さん…僕に、また温かなホットケーキを焼いてくれるかい?
もう会えないけど。お母さん………




358 名前:泣きたい時に笑いたいと 9/12 :2006/07/22(土) 17:21:34 ID:???
歌声は、自然と止んでいた。アムロはνのコックピットハッチを開け、プチモビへとゆっくり向かう。
そこには積まれた資材に腰掛けた少女…プルが1人、アムロのことを見つめてきた。
「プルE、綺麗な歌声だったね」
「…盗み聞きされていたのですね?」
きっ、と見つめる緑の瞳の持ち主…プルE。
「恥ずかしいから…ここで歌っていたのに」
伏し目がちにこちらを睨むと、頬がうっすら朱に染まる。
姉妹と同じ瞳が揺れ、姉妹と同じ髪が揺れる。
「済まない」
「…そんな素直に謝らないで下さい」
母親に悪戯をしている現場を見られたような少年のような…そんな素直さで頭を下げたアムロに、Eは小さく笑いながら言った。
「もう…。でも、誉めて下さってありがとうございます」
「歌も上手だね。将来は歌手とかになりたいのかな?」
「うーん…」
アクシズの旅だって、永遠に続く訳じゃない…、そういう希望もある。
そういう願いを込めて、アムロはEに聞く。
「君なら人気歌手になれると思うよ?E」
しかしアムロの願いは叶えられなかった。
「…そうですね。私は“お母さん”になりたいです」
「“お母さん”…?」
「はい」




359 名前:泣きたい時に笑いたいと 10/12 :2006/07/22(土) 17:24:40 ID:???
「お母さん…花嫁さんになりたい、ってことかな」
以外と平凡な夢だな、と思う。この年頃の少女なら歌手やアイドル…幾らでもなりたい職業はありそうなものだが。
それとも、このアクシズではまだ、そこまで夢は見れないのかもしれないな…
「そうだね。綺麗な花嫁さんになれると思うな………その時は、もちろん僕も呼んでほしいけど」
勿論、その前に花婿には厳重なテストが必要だが…と、前置きを付けるのを忘れない。
ただではやらん、やらせんぞ…!!
そんなセリフを胸中で呟きながら。
Eが答えを続けた。
「いいえ。普通の“お母さん”でいいの」
「…そうなのかい?」
「はい」
すんなりと、素直な笑顔を浮かべた少女は金糸細工のような髪をひと揺れ、させながら。
「もちろんまだまだ旅は長いし、色々と私も考えたいと思います。でも、私は“お母さん”って言葉に憧れるんです」
ゆっくりと選ぶように言葉を紡ぎながら…E。
緑色の瞳は静かに気持ちを湛え、細い指先がちょっと恥ずかしそうに…編まれる。
そっと…そぉっと、このアクシズで…でも、こことは違うアクシズで。
兵器としての評価を受けていた自分…兵器としての価値以外で、始めて誉められたこと。
「普通がいいの…普通が」
たまたま見つけたCDを聞き、同じように歌い…それを誉められて。
「シャアが言ったんです」

『君はいい声をしているな』
『私が…ですか』
そんなことで誉められると思わなかった自分…相当、変な表情で彼を見たことだろう。
『そうだな…一つ、歌を教えて上げよう。君が将来、自分の子供を持つときになったら歌ってあげるとよい』
『歌…でも、私のようなクローン人間が人の親になれるのですか?』
『なれるさ、普通の母親に、な』

「シャア?」
「はい。あのとき…この歌を教えてくれた時…」

ひとしきり、小声で歌ったシャアはそれを今度はEに歌わせた。更にもう一度、自分で歌ってから一緒に声を合わせて歌い…そして最後に、Eに歌わせて。
『うん、そうだ。君は筋が良い』
『歌の…筋が…良い…、これは評価に値するのですね』
『違う』
はっきり、きびしく、言い切ったシャアはそのまま言葉を繋げる。
『これは君の才能だ。君だけが持つ資質だ。だからこれは評価とかそういうものではない。君自身だ。君の才能だ。決して、人から自分の価値を計られるための物差しではない』
『確かに長所を伸ばせば、君はそれで立って行くことが出来る。しかしそれだけで自分を立たせる必要はない。なぜなら、君はその歌の才能以外にも多くの可能性が有る筈だから』
『…よく分かりません』
『まだ分からなくても構わない。それはこれから、君が一つ一つ学んでいくことだから』

「人は、誰かの上に無理をして立つ必要は無い。誰かのためになろうと、無理をして頑張る必要はない…普通でも、1個の人間として幸せな人生が送れる筈だ、と」
「シャアが…そう言ったのかい」
「えぇ。そして…さっきの歌を教えてくれたとき…」
「?」
「あ。うぅん、なんでもないです、アムロ」

『では一つだけ、教えて下さい』
『なんだい?』
シャアは優しい目をして私の髪を撫でる…姉妹と同じ瞳で見上げる私は…あの頃の私は…シャアにとって、どういう存在に見えたのだろう。
意志を持たない人。兵士として飼育された人。兵器として量産された人間…
『この歌、今、私がシャアに教えてもらったように…シャアは誰に教えてもらったのでしょう』
今の私なら、そして未来の私も…思うだろう。あんな表情を浮かべたシャアはあのとき、たった1度きりだった、と。
『母親から、さ』




360 名前:泣きたい時に笑いたいと 11/12 :2006/07/22(土) 17:25:34 ID:???
Eは小さくアムロが手を振ると、それに答えるようににっこり微笑みながらMSデッキを後にした。
細い肢体はすぐ、通路の向こうに消えて…人の気配が消える。
整備用デッキは古びた側壁もそのまま、錆び付いたクレーンが中途で動きを止めて黙り込む。かつてMSを収めていたハンガーも今は無人…
そんな情景を見回したアムロは、声をかける。
「…シャア」
シャアは、最初からそこにいたかのようにサザビーの足下から現れ、手にしたモノを軽く振って見せた。
「そろそろ一休みしていい頃合いだと思ってな」
「…お前は、いつも休んでいるようにしか思えないが」
「それは大きな誤解だ。いつだって私はプル達と、君と私が無事に帰り着けるように苦心しているのだぞ?」
「訂正だ。休んではいなくても、遊んでいるんだな」
ニヤリと笑ったアムロは、シャアの手にする酒瓶のラベルを見て言う。
「そのアイリッシュモルト…いつ見つけたんだ、シャア」
「なに、ついさっきさ。私の棚から、だが」
しれっと言うシャアは、低重力に設定してあるがため、νガンダムのコックピットから降りてくるアムロを迎えた。
「さて。Eの歌はどうだ?」
「上手いな」
「…酒の話ではないだろうな」
酒瓶を直接、回し飲みしながら…喉を焼くモルトの風合いを楽しみながら…シャアが呟くと、アムロが答える。
「俺はお前ほど酒に強くはないし、歌も上手くはない」
だが、と前置きをして続ける。
「しかしいい声だと思う。正直、プルたちを見ていると…皆、違うんだな」
「あの娘たちは、全員、違う人格さ」
アムロから瓶を取り返して、シャア。
「私は、ただあの娘たちの良い部分を見い出して…伸ばせれば良い、と思っただけだ。それがEの場合は歌だった」
「母親…か」
強い酒精分に噎せながらアムロは呟く。
「Eが言っていたぞ…自分はお母さんになりたい、と」
「私の母は…」
呟くシャアの独り言は、アムロから渡された酒瓶の中から流れる琥珀色の液体と一緒に喉を流れ落ちる。
「…普通、か」
足下に目を落としながら呟く。
「普通に生きてくれればいい…」
「シャア」
「なんだ?」
「実はな…俺の部屋から、アワモリの…コシュが見つかったんだ」
「アワモリ?コシュ?なんだそれは」
「酒、さ。俺の母親の故郷の…古い歴史のあるお酒でな」
「ほぅ」
「知らないなら、幸いだ。どうだ…この酒の味を知りたくないか?」
「…ふむ。なに、モノは同じ酒だしな」
「決まりだ」
パン、と軽く手を払ったアムロは軽々と…いや、ふらりと上体をよろめかせながら立ち上がった。
まだアクシズの旅は続く。
この男の思うところを聞いてやることくらい、どうということはない…
それに、だ。
地球に住む人に絶望し、地球を氷の星にしてしまおうとした男がどうして、少女の運命を気にするのだ?
それだけでも、この男の考えになにがしかの変化が起こっているのかもしれない…
「もしかしたら…あの娘達に教えてもらっているのかもしれないな」
「何か言ったか、アムロ」
「いや、なんでもないさ」
もしそうだとしたら…このアクシズの旅、そう捨てたものでもない。
そう思いながらアムロは、ゆっくりと脚を進めて行く。


もちろん、アムロは気付かない。
アクシズでの旅、自分にとっても…そう、悪いものではないことを。




361 名前:泣きたい時に笑いたいと 12/12 :2006/07/22(土) 17:26:56 ID:???
今晩も、私はアムロと一緒にいます。
アムロは機械。私はお裁縫。
隣り合わせにベッドに座り、一緒に指先を動かしてます。
無言で…無心で。
隣にいる私を気にしてないみたいに機械を弄るアムロ…
そっと、そぉっと…こっそり目線を向けると、あの優しい瞳がちら、と私を向きました。
「…?どうしたんだい、プルC?」
「あ…あのね…うぅん。なんでもないの、気にしないでアムロ」
あわてて両の手でぶんぶんやると、アムロはきょとんとした顔をしながらまた、機械に集中します…
昨日の怖い感じ、しない。
何があったのか…私には分かりません。
でも。
アムロが元気になってくれた。
それが嬉しくて、私は今日も黙ってアムロの隣にいます。

ちくちく…ちくちく…
こうして何気なく時を紡げる、こんな時間が私の幸せ。




362 名前:350 :2006/07/22(土) 17:34:08 ID:???
長文スマソデスタ
ようやく漂流生活が落ち着いた頃の話の積もりデスタ。
Cはやっぱり萌える娘だと思いマスタ。


しかし今更だけど、ズガガされてるシャアの顔のすぐ脇に
「J」って書かれてたのに気付く。
…シャアがJに助けを求めているようにしか見えなくなった…


363 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/22(土) 17:44:45 ID:???
>>350
激しくGJ!!!

364 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/22(土) 17:46:46 ID:???
>>350
GJデスタ。そして、同志よ、って思いマスタ。
ジonの垢い水性ワロタww

365 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/22(土) 18:49:58 ID:???
>>350氏、GJです!
やっぱり書き手によって描写される人物像が少しずつ違うようですね

366 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/23(日) 13:19:58 ID:???

       
  (;▼Д▼)  ヤバイ カイテルホウガ タッテクル  
_(ヽηノ_
  ヽ ヽ




367 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/23(日) 17:44:38 ID:???
Dに萌えた(*´д`)

というか俺ってぼくっ娘の属性持ちだったのか・・・

368 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/23(日) 19:15:59 ID:???
>>350グ―――――ッジョブ!
もともとボクっ娘はGだったんだけどDはつるむうちに染ったのかな
着々とアムロの後継者になりつつありますなw
Eは最近積極的に自分の考えを伝えようとしているようで嬉しい
Cは・・・お父さん、娘さんを俺に下さい!

369 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/23(日) 20:30:00 ID:???
   r'⌒⌒^'、  
  ( rνyy'ソ  
   ヾ ゚∀゚ノ <<<368よ、色々と覚悟は出来ているかな?


370 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/23(日) 23:11:43 ID:???
       
 (▼∀▼;)ファンネルの用意は出来てるよアムロ?やっちゃう?  
_(ヽηノ_
  ヽ ヽ



371 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/24(月) 02:46:12 ID:???

GJ。
素晴らしい。

シャアという人は、常に戦場の雄であり続けようとした。
戦場が無ければ戦場を作ってしまう程に。
でも、いかになんでも、地球から数千万キロの岩塊の中に戦場は作れん罠。
同じ場所にアムロしか居なきゃ、早晩殺し合いになってたかも知れんが。

「人は変わって行くのね」
アクシズで漂流した後のシャアは、アクシズの前とは確実に変わっているだろう。
プルたちのために。
自分の命より大事なものが理想しかないならともかく、生きた娘を大事なものと思っている限り、
シャアは、英雄という愚かな生き物ではなく、当たり前の人間の顔を持つことができるだろう。

ダメじゃないダメ男に:
ttp://homepage3.nifty.com/tohkubo/english/sagittarius/song-ed.html
懐かしい唄を。


372 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/24(月) 09:02:58 ID:???
まぁプル達の事だから無いとは思うが
ろくでもない口先だけの男にひっかかっても
アムロとシャアがその男を秒殺するんだろうな

373 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/24(月) 10:31:39 ID:???
アムロ&シャア「「とりあえず、地球の引力に魂を引かれた男にはプルはやらん」」

374 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/25(火) 01:55:15 ID:???
プルD「ふふ〜ん…ふふ〜ん♪」

夜中、プルズが寝静まっている時、プルDは一人、別室で何かを夢中に書いていた。
それは、その部屋に近づく一つの足音に全く気がつかないほど、熱中していた。

アムロ「おや…?D、まだ寝てなかったのか」
プルD「あ、アムロ。あちゃぁばれちゃったか」

案の定、その足音の主、夜の見回りをしていたアムロに気がつかれてしまった。
しかし、Dは別段驚き慌てる様子を見せず、てへっと舌を出して可愛らしくしていた。

アムロ「あんまり夜更かししちゃ駄目だぞ?…ん?何か描いていたのか?」
プルD「えへへ…皆には内緒だよ?」

アムロは軽く叱ろうと部屋に入った。その時、プルDが向かっていた机の上にある一切れの紙に気がついた。
それは一冊のノートであった。プルDは別段隠そうとする素振も無く、笑顔を見せながらアムロにそのノートを
手渡した。

アムロ「これはMSと…何かのパーツの絵かな?上手く描けてるじゃないか」

お世辞ではなく本心である。たぶん、今のプルDの年と同い年の子供が見たら吃驚だろう。
大人でも例外なくである。

プルD「えへへ、そうかな…」

プルDは照れくさそうに笑った。

アムロ「これはガンダムっぽいけど…下にあるのは…ボード、かな?波乗りしてるみたいだね」
プルD「うん。この前、プルGがスケボーみつけたっしょ?それを応用してMSにも取り付けられないかなぁって
    それはその完成絵なんだ。そんで、明日からジャンクパーツあさって作ろうかなぁと思ってたんだけど…。
    出来る…かな?」

最初はしっかりと、しかし、最後は少し自信がなさげに、プルDは言った。それを聞いたアムロは少し完成絵を眺めて、
眉毛を八の字にしていった。

アムロ「アイデアは斬新だし、すごくいいと思うんだけど、やっぱりパーツが足りないかな…ここじゃ無理だね、残念だけど…」
プルD「う〜ん、そうかぁ。残念だなぁ…」

プルDは至極残念そうな顔をして、アムロから戻ってきた完成絵を見つめていた。
それを見ていたアムロは、少し正直すぎたかと後悔しつつ、改めて言った。

アムロ「でも、このアイディアは斬新だし、これを思いついたプルDはすごいと思うよ。
    アナハイムでも、こういう事を思いついた人は少ないんじゃないかな…」
プルD「そうかな?えへへ、ありがとう、アムロ。ボクのこと、褒めてくれて!」
アムロ「どういたしまして」
プルD「じゃあ、ボクはもう寝るね。お休み〜!」
アムロ「お休み、D」

少し残念がっていたプルDも、すぐに立ち直って、元気に寝室へと向かっていった。
アムロはその後姿を笑顔を見せながら手を振って見送り、そして置き忘れていかれたプルDの絵を見つめて思った。

アムロ「(ガンダムは人殺しの兵器だ…しかし、あの子にとって、ガンダムは憧れの的でもあるんだな…。
    願わくば、この純粋な子が描いたこのガンダムだけは、平和のために、純粋な子供の夢のままにありますように…)」

アムロは、そう願い続けた。そして、プルズの未来もまた、同じように…『光在れ』と。
そう、ずっと願い続けたのだった。
    

375 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/25(火) 02:02:06 ID:???
蛇足的おまけ  

ヾ ゚∀゚ノ「と、言うわけで。D原案のこのアイディアを俺が改良して、サザビーに取り付けようと思うのだが…」
ヾ;▼Д▼ノ「だ、駄目だ駄目だ!それに、材料がたらんだろうに…こういうのは無事木星についてからにしたほうがいいと思うぞ。
      物資も足りないわけだしな」
ヾ ゚∀゚ノ「HAHAHA。物資のことは気にするな。余ったジャンクパーツから作るんだからな。それに何か?お前は可愛い娘の願いを
     踏み壊す気か?」
ヾ;▼Д▼ノ「いや、だからな、そんなつもりはないが…この絵はガンダムだから、ニューにつければいいではないか…」
ヾ;▼Д▼ノ「(それに…今のアムロの眼は、明らかに、悪 霊 だ…これはなんとしてでも防がねば…)」

エウレカ?イヤ、ナンノコトヤラ…


376 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/25(火) 16:52:41 ID:???
ワロタ
今サザビーってどんな感じになってるんだ?

377 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/25(火) 19:30:46 ID:???
>>376

ナイチンゲールになってんじゃね?

378 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/25(火) 19:53:47 ID:???
そういやザクVとのコンパチなんだよね。

379 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/25(火) 20:52:54 ID:???
というかコクピット以外はほぼザクVなんじゃね?

380 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/25(火) 21:04:25 ID:???
一応、引っかかっていたのを回収した事になってる
ただし、破損が酷かった

381 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/25(火) 22:04:55 ID:???
要はサザビーに似たザクVってことですよね

382 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/25(火) 22:08:39 ID:???
本体はサザビーだが、手足の破損していた部分をザクIIIで補ったものだったハズ

383 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/25(火) 22:16:37 ID:???
ジュネレーターはサザビーのよりザクVの方が出力あるから変えてるんじゃね?

384 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/25(火) 22:32:43 ID:???

    (`Д´ ∩ <どいつもこいつもザクV、ザクVって馬鹿にして!
     ⊂   (                             
       ヽ∩ つ  ジタバタ
         〃〃

       ∩
     ⊂⌒(  _, ,_) <…サザビーは伊達じゃないのだ…。
       `ヽ_つ ⊂ノ      
             グスン


385 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/25(火) 23:07:57 ID:???
>>384
かわいい…

386 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/25(火) 23:40:29 ID:???
E*‘−‘ノ <J(>>385)、惚れればあばたもエルボーって言うけど…


387 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/26(水) 15:45:38 ID:???
まあ宇宙での作業は殆どνがやるから・・・



やっぱり赤い粗大g(ry

388 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/26(水) 16:05:47 ID:???
まぁ初代スレあたりでカニ鍋にされてたくらいだからなw

389 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/27(木) 16:56:08 ID:???
もしかしたら地球侵略を企む悪の宇宙人と接触するかもしれんしサザビーは重要だ!

・・・ってサングラスの人が駅前で演説してました

390 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/27(木) 17:22:01 ID:???
駅前?

391 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/27(木) 19:33:07 ID:???
ああ、アムロが趣味で作ったNゲージの駅のことね

392 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/27(木) 22:57:46 ID:???
シャア「実はだな、サザビーはまだ20%も力が発揮されていないのだ。
    サザビー線を浴びることによって、ナイチン・ゲールに、そして真・ナイチン・ゲールに生まれ変わり、
    100%、いや200%の力を出すことが出来るスーパーモビルスーツなのだよ!」
プルD「す、すげぇ!」
プルJ「流石です、大佐!」
プルB「(そんな事言って、あとで困ってもしらないよ…)」
シャア「そして、サザビービームやサザビートマホークなども装備していたのだが…。
   やはり、これではアムロとフェアではないからな。敢えて、サザビーで挑んだというわけさ。
   ナイチン・ゲールは地球そのものを消し去る力を持っているし、危険だからな」
プルJ「流石は大佐…。そこまでお考えとは」
プルD「ね、ねぇ!シャインスパークは!?」
シャア「うむ。使用可能だった」
プルD「うわぁ!うわぁ〜!すげぇ〜!」
プルB「(ほら信じた。全く、アムロに何されてもしらないよっと)」
シャア「いやぁ…しかし、予想外にアムロは強かった。まさか、あそこまでやるとは。
    ま、人類のため、サザビー線などなくなったほうがよかったのだろうな」
アムロ「ほぉ。では、本気で戦えるように、俺がもう一回サザビー線を作ってやろうか?」
シャア「だから必要ないと…アムロ君?そのこぶしは何だね!?いや、ちょ…おまwww!」
プルB「さあ、そろそろ作業の時間だぞ〜っと」
プルD「え〜もうちょっとサザビー線の話したいなぁ」
プルJ「た、大佐!?ちょっとプルB、大佐が…」
プルB「大丈夫だから。ほら行くよ!」

この後、ズガガ神拳を受けたシャアはアムロに散々説教させられたとさ。

シャア「サザビーだって…サザビーだって…かっこいいのだ…クスン」

393 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/28(金) 06:58:53 ID:???
やべぇ大佐カワイスw

394 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/28(金) 07:53:40 ID:???
サザビー線もやっぱり、質量保存の法則を無視する素敵なエネルギーなのかな〜w

395 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/28(金) 11:54:20 ID:???
腹部メガ粒子砲→サザビービーム
ビームトマホーク→サザビートマホーク

サザビー線でおかげでパワーダウンはしないようになるのかなw

396 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/28(金) 12:02:21 ID:???
>>392
プルI<サザビー線?そんな非科学的なものあるわけないでしょ…(バカ…)

397 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/28(金) 16:59:21 ID:sr+2iOq6
サザビー線なんて言わずに、素直にデュートリオンビームと(ry

398 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/28(金) 19:37:16 ID:???
じゃあゲッター線で決まり

399 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/28(金) 22:23:16 ID:???
つ【中央線】

400 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/28(金) 22:36:56 ID:???
妊娠線

401 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/28(金) 22:47:03 ID:???
それよかなんでDはシャインスパーク知ってるんだw

402 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/28(金) 22:59:45 ID:???
書庫のデータファイルに旧世紀のアニメがあったとか

403 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/28(金) 23:57:15 ID:???
電波だ。電波

404 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/29(土) 16:57:27 ID:???
するってえとなにか?元ネタ知りつつはしゃいでみせた訳か……更に哀れだなシャア

405 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/29(土) 18:23:25 ID:???
いやいや、現実とアニメの区別がつかないお年頃なんだろ


ってそんなわけないなw

406 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/29(土) 18:29:41 ID:???
アニメじゃない〜
からしかたないんじゃ??WW

407 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/29(土) 20:35:43 ID:???
D*´∀`ノ←アニメと判っていてもいつか実現できたらいいなという夢見ている純粋心
J*’∀’ノ←原作は全くわからないが大佐=すごいという方程式。おなじみ。
B;`Д´ノ←ちょっといいな、て思ったのをちょっと恥ずかしがってる。

だったらいいなぁ…。

408 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 12:06:04 ID:???
>>404
電波受信といえばHだな

409 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 12:37:16 ID:???
ということは高感度ラジオ状態のHが神谷ボイスで「ゲッタァァァァビィィィィィム!!!」とか絶叫してたわけだな

410 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 13:36:13 ID:???
俺の脳内では神谷にさけびかたをならってるイメージがW
Hの一人二役W

411 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 13:54:04 ID:???
       
 (▼∀▼;)<<もっこりw  
_(ヽηノ_
  ヽ ヽ




412 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 13:56:59 ID:???
どれ、舐めて静めてやろ。


        ,i.  ヽ                ',
        ,i                    i
        i                    i
        .i.      `、↓   ./         i
        i       ヾ▼Д▼)ぺロぺロ・     .i
        .i        `"i'i          i
        i         i.i          i
         i,_      ノ,i          ./
         ヽ, ̄"''''''''''"~ .ヽ、_____,,..,r'"i
         'i  ̄ ̄~"'''''"─--=..,__,,,-==-"i
          .',        i         i'






413 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 14:36:43 ID:???
プルDの絵→サザビー=ザクV疑惑→サザビー線
→シャァァインスパァァァク!→プルH神谷さんと出会う?

何だこの流れはwwww
まさか自分のネタでこんな流れが出来るとはおもわなんだww。

サテ…ナガレタチキッテジネタカンガエルゾー。

414 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 15:10:37 ID:???
           !i _,..::'"li.∧.l!  ゙_」ト、
             , j<.ー-i!  l!-―'"/\
            /゙.,へ、  ┐  i、 /   ヽ.
            .i i   >/\/)゙"‐ 、.   i
            l lレ''"  \jl!レ゙   _,...、ヽ. l
            l! rヲ――--_」Lii--――ヾ. l          わっはっはっは
            l! // <二》 _ 《二>゙ ヾ、!、
           .j.,.ィ゙     ./ ! \_    l!\\
          /'' l!   ,.. '´ ヽ    ゙̄ーr-ノ  ゙ー-、_  
        _/'´  トt-イ  ,_----っ   ,!/      >    まあ、待て
       <.      ゙t'ヽ  ヾ_ _/   /,」      /
         \     `-iヽ  ー =  ,.r 「    _/
          .ィ'''フ''''=、r'"~ヽ __ /i,, `ヽr''"`ヽ、ヽ、
       ,r'"´ ノ"    )=、   ,,..ィ'"´i       ヽ、
       (       ノ  ´ ̄ `Y"´            i
         )     __,,..         レ      _,,,,、       j、、
      r''ヽ. ,.ィ'''i"        J   ,,.ィ'"~  `'ヲ''ー-、ノ、 ヽ、
     / ,,.イ')'"  人        ,,l、        ノt   ) `ヽヽ
    /   /   / `ゝ、       人       ,,イ  jt、 ヽ    i
   f ,   ノ   /、   `ー--;::-ニ"_,ゝ=---‐''"    ノ ヽ、 ヽ  t、、
   )'  f   ノ ヽ、 r  、 f"   `i´ ̄` Y  `ヽ /   ゝ-,ヲ'''   )
.   ( ,.ィ''ーr"~    ヽj  ミi      !    j'   | /       ,r"    ft
   ノ、,ノ   ヽ,     `i  、〉、.__,人,___,..イ、,i" j''       (   ,ノ j
  ( t、    l      i  ヽf     Y    ,j,.  ,/      ) ,.イ´ ノ
  fヽ ヽ、   l      l ヽ、    .|   ノ ,. /     ,.イ '"ノ   ノ
  t i   l、.  t      l  、j`ー‐‐'`ー="レ' j'     // / ,/
  ヽ、 i、   i      l  ヽ  -ニ-  ノ  l     /,,,,ノ ,ィ/
    ヽ、`i  `i、     l   `i     /  ,l    /-,=、ヽv
′   ヽ ヽ、 'i,     人  ヽ    /   ノヽ   ノ''"Y,..ト-、
      `i、,,..=,i、   / ヽ、       /=ィ''i'i''j"  .`=(i-/、


415 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 15:23:05 ID:???
/ ̄ ̄/_7_7 __/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7
..  ̄ .フ ./  /__  __  / ./__  __  / ./__  __  /  /__  __  / /__  __  /
 __/  (_ _./  //  /  ._./  //  /  _./  //  /   _./  //  / . _./  //  /
/__.ノゝ_/ |_ノ |_/.    |_ノ |_/  . |_ノ |_/   |_ノ |_/   . |_ノ |_/
             \\\              //
             \ \ \\\  r'⌒⌒ヽ  プル達のことを少しは考えて行動しろと
              \ \  (⌒\ ( rνyy'ソ⌒レm)/// 
             \\ (mJ \ ヽヽヾ#゚Д゚ノ/ レm)レm)/
             \\ \\(mJ(mJ∩]¶[ イレm)レm)レm)/
           (´⌒;; \\ (mJ(mJ(mJ| .|/ノハλ) //レm)/;;⌒`) ;;⌒`)
 (´⌒;;   (´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;/(mJ(mJ#Д▼||l レm)>>414=412=411);;⌒`)  
  (´⌒;; (´⌒;; \从从从从从(___へ_ノ ゝ__ノ从从从从从//;;⌒`);;
                              ちょっと待てアムロこれは誤解だ

416 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 16:14:36 ID:???
>>415
だから相手にするなって、構うと勘違いしてしつこく居座るぞ

417 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 21:07:14 ID:???
>>414
最近感涙系のネタが投下されないのでそれを考えるのだ!W

418 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 21:29:02 ID:???
>>417で一瞬混乱しました

419 名前:417 :2006/07/30(日) 21:35:45 ID:???
ミスった…>>413でした

吊ってきますOrz

420 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 21:37:10 ID:???
>>419がサウナ室で吊られているぞ!

421 名前:番外編 :2006/07/30(日) 22:08:14 ID:???
プルA「みんな、お風呂に変なのが吊るされてるよ!!!」
プルB「変なの?何だろ?」
プルC「アムロ呼んでくるね」
プルD「またシャアが吊るされてるんじゃないのか?」
プルE「…赤い蓑虫…」
プルF「いえ、シャアではなさそうよ」
プルG「お父さん…じゃないよな?あ、泣くなよ、L!」
プルH「…(電波受信中)…」
プルI「このアクシズには私たち14人のほかに誰もいないはず…」
プルJ「大佐呼んできます!!!」
プルK「ひょっとして…」
プルL「うぅ…Kちゃん知ってるの…?(泣)」

シャア「ほうこれは珍しいお客さんだ」
アムロ「ま、たまにはいいか」

プル's「「「知ってるの???」」」」

シャア「これは『住人』だ。我々にとっては大事な『同士』といったところか」
アムロ「『住人』は何かに失敗すると反省をこめて自らを蓑虫のようにするんだ」

プルD「確かにシャアも反省するときは赤い蓑虫になるもんな」
プルF「まあシャアの場合はアムロに吊るされるわけだけどね」
プルA「そう言えば最近シャアは吊るされてないね」

プル's「「「まさかのときの『弾劾裁判』!!!」」」



ヾ▼Д▼ノ<…という夢をみたのだが、どうかね?
ヾ ゚∀゚ノ<いや、そういわれても…

422 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 22:28:42 ID:???
・・・吊るされたいのか?シャア

423 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 22:31:36 ID:???
赤い蓑虫の住人WWWGJでつ夏といえばプールや海で水遊びですが
今のアムロならウォータースライダーも作れそうだW

424 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 23:06:24 ID:???
そんなシャアが喜びそうなことをアムロがするとは思えない(w

425 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 23:09:51 ID:???
ヾ▼∀▼ノ「アムロ!グレミーはプル用の体操服とジャージにスクール水着も用意していたのだぞ!
       後はプールだけだ!」

ヾ ゚一゚ノ「わざわざ泳ぐためのプールを用意する余裕なんかないぞ! …幼児用ゴムプールならあるが」

426 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/30(日) 23:30:58 ID:???
やっぱり夏はプール&水着の話題が一度は出るな

427 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/31(月) 02:15:51 ID:???
Lならおとうさんにも水着着せて幼児用ゴムプールでもあそびそうだなぁー。
3×4で代わる代わるあそばせるとか

その間シャアは????
アムロに お ま か せW

428 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/31(月) 03:09:04 ID:???
ZZの時に人工の夏を満喫していたハマーン様のプールってアクシズ居住区にあったんだっけ?

429 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/31(月) 08:06:45 ID:???
そ れ だ !

430 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/31(月) 11:42:34 ID:???
>>427
そのあとに吊られるおとうさんの姿が…

もちろん乾燥させるためだけど

431 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/31(月) 12:36:38 ID:???
アクシズ居住区域はZZ時代に消失してる
残ってるのは、鉱物発掘地域

432 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/31(月) 18:44:38 ID:???
鉱山区かぁトロッコレースとかできそうだなぁ

433 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/31(月) 20:55:16 ID:???
下手すると宇宙に飛び出しそうだな

434 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/31(月) 21:18:27 ID:???
一日宇宙漂流になった赤い人ならいたようだがあれはトロッコ刑かWWW

435 名前:413 :2006/07/31(月) 22:42:14 ID:???
さて、ネタイクゾー!とりあえず、プールちょっと出ます。ちょっとだけ。

>>417氏へ
私には感涙モノは無理です;

436 名前:413 :2006/07/31(月) 22:45:30 ID:???
「いやぁ、暑いな」
「ああ、そうだな」
「そういや、俺たちって何歳になったっけ?」
「晴れて12歳になったな。自分の年くらい覚えておけ」
「ああ、そうだな。…じゃあ、こんな幼児用プールに何で二人もはいらなきゃいけないんだよ!」

アクシズのある昼時。シャアが管理している第二農園の水路の近く。ここに、一つの幼児用プールと二人のプルがいた。
一人は髪が短く、でこがはっきりと見えていて、今立ち上がってもう一人に怒っているのがプルG。
対して、その怒声を別段気にせず、プールの水に浸って涼んでいる髪の長く眼鏡(伊達だが)をかけているのがプルIだった。
今、アクシズの第二農園の空調は調子が悪く、何時もよりも暑くなっていた。なので、有無を言わさず夏をかんじることとなっていたのだが、
こういう状況に備え、プルGはちゃっかり幼児用プールを確保しておいていた。アムロに頼んで水を入れてもらい、
グレミーが遺したスクール水着を着て、プールで涼んでいた…のだが、どこから嗅ぎ付けてきたのか、
プルIもスクール水着を来て、有無を言わさずプールに入ってきた。幼児用プールは、狭かった。

「それに他の姉妹に黙ってプールを持ち出していることを知られたら、大変だろうに。まあ、時間の問題だろうがな」
「まあ、そうかもしんねぇけど。はぁ、何が悲しくてこんなやつと一緒にプールにはいらにゃいかんのだ」
「…ふん」

なんというか、プルズは姉妹の仲はいいのだが、この二人の関係だけはどうも違うようだ。
仲が悪い、というわけではないが、シミュレーターでも論争でも、プルGはプルIを常にライバル視していた。
プルIは別段、そんな眼でプルGを見ていないのだが、彼女に負けるのはどうも癪に障るらしく、常に彼女が勝負をものにしていた。
そんな関係が続き、何時しかプルGとプルIはライバルのような関係に固まってしまったようだ。

「お前が勝負に勝てないのは、学習せず、悉く私の策にひっかかっているからだ。もう少し学習能力をつけろ」
「うるさい!今度こそ、俺がシミュレーターで勝ってやるからな!覚悟しろ!」

一度座っていたプルGが急に立ち上がったため、小さなプールの水がはねてプルIにかかる。別に狙ってはいなかったが、
ちょっとしてやったりとおもったプルGは勝ち誇った表情で見下ろし、プルIはリアクションもせず、
眼鏡を外して水を指で払う。

「…お」
「ん?お」

と、ちょっとした間があったあと、プルIは何かに気がついてそちらを向く。プルGも同じく気がつき、
その方向を見ながらゆっくりと座り、様子を伺う。何気ない表情。しかし、何か期待している表情。

「…」
「…」

目線の先にはプルJ。水路をはさみ、少し遠くにいる彼女は二人に気がつかず、ゆったりと散歩をしている。
そして、ゆっくりと彼女の体は下へと下がっていった。

「きゃぁぁぁぁああ!!」

という悲鳴と共に。ついには彼女の姿が消えていった。

「おお〜…よっし」
「うむ」

それを見ていたプルGとプルIは驚愕することなく、ただお互いハイタッチを軽くした。


437 名前:悪友(タイトル入れ忘れた…ウツダ) :2006/07/31(月) 22:49:45 ID:???
「ちょっとぉぉ!誰だ、こんなところに落とし穴作ったのはぁぁ!!」

…前言撤回である。この二人、ライバルではなく悪友同士だった。この様子を見ると、プルJがはまった落とし穴を
作ったのはプルGとプルIなのだろう。

「Jも懲りないなぁ。あれで何回目だ?」
「五回目だ。全く、シャアのことを考えてばかりだから、落とし穴なんぞに引っかかるのだ」
「なんだかなぁ。でも、こういうときにシャアが助けにきたら、いい関係になっちまうんじゃないの?」
「大丈夫だ。シャアなら今後ろで私達を撮影しようとしている」

冷静にプルJに観察していた視線を後ろに変えると、そこにはカメラを持っている赤いジャージのおじさんが一人。体をビクつかせていた。

「…」
「…」
「は、はは。やあ、今日は暑いな。しかし、落とし穴など作ってばかりいてはいけないぞ?
誰かが怪我した後では遅いからな。はっはっは、では私は作業があるからなってうおおお!!?」

…堕ちた。赤いジャージのおじさんは、赤い彗星となって落とし穴に落ちた。
が、身長が有り余っているので、体半分が出てしまっているのが何ともなさけない。

「うわ、ベタ」
「やましい事をごまかす事ばかり考えているから、12歳児の落とし穴なんぞにはまるのだ」

プルIとプルGはもはや成功した時の喜びの表情ではなく呆れた表情でシャアを見ていた。
シャアは少しあっけにとられていたが、すぐに持ち直し、笑って見せた。

「ははは。まあ、せっかくGとIが作った落とし穴だ。父親としてはまってやらねばな、っておおうう!?」

…また嵌った。落とし穴の隣にもう一つ落とし穴を作っておくと言う連鎖的罠にまんまとシャアは引っかかってしまった。
やっぱり身長が余っているので、上半身は外に出てしまっている状況だ。
流石にその様子には笑いを隠しきれず、プルGは腹を抱えて大爆笑し、プルIはくすくすと笑っている。

「ぶっははは!うわぁ〜!引っかかった!」
「…」
「まあ、弾劾裁判やズガガ神拳よりかはましだろ?シャア」
「…これでは道化だよ」

力なく、その場から脱出したシャアはひどく落ち込んだ様子でその場から立ち去った。余程二回引っかかったのが
情けなかったのだろう。赤い人はもはや見る影もなかった。

「あんま落ち込むなよ〜。シャア〜、そのジャージかっこいいぞ〜」
「G、それはけなしてるのとほぼ同じだとおもうぞ」
「はははは…」
「ふふふ…」

何だかんだ言いつつ、彼女らはやっぱり仲良しなのだ。

「こぉらぁぁ!やっと見つけたぞぉぉ!!」
「やっべ!」
「逃げるぞ!」

438 名前:悪友 :2006/07/31(月) 22:50:30 ID:???
 ○」<マチナサイ!  ワ〜ニゲロ>○」   ○」<Jガオコッタゾ〜
「/               「/    「/
/>             />  /> スタコロサッサ

怒った表情のプルJがこちらに走ってくるのを見て、水着のまま、急いで靴を履いて、プルGとプルIは逃げ出した。
その表情はまるで仲良しの姉妹のように輝いていた。

「うわぁぁぁ!」
「きゃああ!」

…そして、落ちとして、二人仲良く自分の作った落とし穴に嵌って終わったとさ。

おしまい

439 名前:悪友(あとぐぁき) :2006/07/31(月) 22:52:21 ID:???
宣言しておいて、こんなネタで申し訳ない;
とりあえず、仲が悪そうで仲がいいプルGとプルIが書けて満足です。

440 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/31(月) 23:08:40 ID:???
GJ乙でしたあたしゃープールネタがみれただけで大満足じゃよ

441 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/01(火) 01:43:08 ID:???
平然とスクール水着を着てるプルIにわらた

442 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/01(火) 19:23:07 ID:???
プルA
久々にりれーにっき、アムロにチョコパフェ製造機を作っててたのんだら
材料が足りないからこんどなーって
いつ作ってくれるのかなぁ??

443 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/01(火) 21:22:03 ID:???
プルB

まあアクシズには生クリームもその代用品もないから仕方ないよ、プルA
そうそう、最近シミュレーターの調子が悪いんだよ

444 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/01(火) 21:57:20 ID:???
プルC

アムロが点検していたから、そろそろ直るんじゃないかな?
プルAも早くチョコパフェが食べられたらいいね。私も食べてみたいなぁ…。
そうそう、新作の服作ってみました。誰か試着してみない?

445 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/01(火) 22:25:46 ID:???
プルD

Eなら着るんじゃないか?
あ、シャア農園でスイカが順調に育ってるよ
今週中には収穫できるらしい

446 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/01(火) 22:51:38 ID:???
           !i _,..::'"li.∧.l!  ゙_」ト、
             , j<.ー-i!  l!-―'"/\
            /゙.,へ、  ┐  i、 /   ヽ.
            .i i   >/\/)゙"‐ 、.   i
            l lレ''"  \jl!レ゙   _,...、ヽ. l
            l! rヲ――--_」Lii--――ヾ. l          わっはっはっは
            l! // <二》 _ 《二>゙ ヾ、!、
           .j.,.ィ゙     ./ ! \_    l!\\
          /'' l!   ,.. '´ ヽ    ゙̄ーr-ノ  ゙ー-、_  
        _/'´  トt-イ  ,_----っ   ,!/      >    お、ニュウのビキニパンツ
       <.      ゙t'ヽ  ヾ_ _/   /,」      /
         \     `-iヽ  ー =  ,.r 「    _/
          .ィ'''フ''''=、r'"~ヽ __ /i,, `ヽr''"`ヽ、ヽ、
       ,r'"´ ノ"    )=、   ,,..ィ'"´i       ヽ、
       (       ノ  ´ ̄ `Y"´            i
         )     __,,..         レ      _,,,,、       j、、
      r''ヽ. ,.ィ'''i"        J   ,,.ィ'"~  `'ヲ''ー-、ノ、 ヽ、
     / ,,.イ')'"  人        ,,l、        ノt   ) `ヽヽ
    /   /   / `ゝ、       人       ,,イ  jt、 ヽ    i
   f ,   ノ   /、   `ー--;::-ニ"_,ゝ=---‐''"    ノ ヽ、 ヽ  t、、
   )'  f   ノ ヽ、 r  、 f"   `i´ ̄` Y  `ヽ /   ゝ-,ヲ'''   )
.   ( ,.ィ''ーr"~    ヽj  ミi      !    j'   | /       ,r"    ft
   ノ、,ノ   ヽ,     `i  、〉、.__,人,___,..イ、,i" j''       (   ,ノ j
  ( t、    l      i  ヽf     Y    ,j,.  ,/      ) ,.イ´ ノ
  fヽ ヽ、   l      l ヽ、    .|   ノ ,. /     ,.イ '"ノ   ノ
  t i   l、.  t      l  、j`ー‐‐'`ー="レ' j'     // / ,/
  ヽ、 i、   i      l  ヽ  -ニ-  ノ  l     /,,,,ノ ,ィ/
    ヽ、`i  `i、     l   `i  ∵  /  ,l    /-,=、ヽv
′   ヽ ヽ、 'i,     人  ヽ ∵∵∵/   ノヽ   ノ''"Y,..ト-、
      `i、,,..=,i、   / ヽ、 ∵▼∵   /=ィ''i'i''j"  .`=(i-/、





447 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/01(火) 23:27:26 ID:???
プルE

ああ、品種改良されてアクシズでも育つようにできると言う…。
スイカ、楽しみね…。小ぶりだけど、大事に育ててきたし…。
それと、今日はプルCが作った服を着てみたわ。プルCって、やっぱり器用だな、って思うの。
今度、お裁縫教えてもらおうかな…。
そういえば、プルGとプルIが泥だらけになってたけどどうしたの?

448 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/02(水) 18:38:13 ID:???
プルF

それはいい考えね、プルE。プルCも喜ぶわよ。
ま、あの二人はおバカなことしてただけみたいだから気にしないの。
何か言い訳は?プルG↓

449 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/02(水) 21:09:06 ID:???
プルG

よっしゃあああ!
ついに5G1分を達成したぜーー!!!
くぁー苦労したなぁー!!泥だらけだぁ???
知らねぇなぁー西瓜ドロでも出たんじゃねーの??

俺はプールであそ………

450 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/02(水) 23:01:32 ID:???
プルH

話は変わるけど、もうすぐオボンだからみんなで「姉さん」たちのお墓参りに行かない?
最近淋しそうにしてるみたいだから。
それに「悪い霊」もウロウロしてるから、アムロも誘いましょう?

451 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/03(木) 17:59:30 ID:???
プルI

またプルHはそんなこと言って…
でも、「姉さん」たちのお墓参りには賛成。

初めてスイカを食べたけど、甘くて美味しかった。
赤い人が一生懸命作っただけのことはある。

452 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/04(金) 11:53:30 ID:???
プルJ

初めてのスイカの味…感動でした(泣)
流石、大佐が私のために…じゃない、私たちのために精魂込めて作ってくれたもの。

プルAとプルF!最近作業をサボりすぎです!
きちんと当番を守ってください!

453 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/04(金) 13:38:00 ID:???
プルK

全く、仕方ないですね、プルAとプルIは。
その分張り切ってアムロやシャアの手伝いをしているのもいますけどね。
スイカと言えば、「種飛ばし」という伝統行事があったらしいですよ。
今度みんなでやってみませんか?

454 名前:訂正 :2006/08/04(金) 13:40:10 ID:???
プルK

あら、一行目で間違えてました。
プルIではなく、プルKでした。
疲れてるのでしょうか…?

455 名前:さらに訂正(汗) :2006/08/04(金) 13:41:58 ID:???
プルK

あら、プルKは私ですよね?
もう何がなにやら……バターン!!!

456 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/05(土) 11:10:39 ID:???
プルL

昨日、Kちゃんが急に倒れちゃった。
アムロとシャアがすぐに対処してくれたおかげで、一晩たったら治ったみたい。
本当によかった…(泣)

原因はスイカの食べすぎなんだって。
Kちゃんにしては珍しいよね(笑)
ああ、でも本当に大したことなくてよかった。
次からは気をつけてね、Kちゃん。

457 名前:紅い玉、命の玉(1/4) :2006/08/05(土) 13:12:28 ID:???
「プルKが倒れただと!?」
シャア農園で作業していた、そこの主に、愛する娘の急の報せが、その姉妹より伝えられた。
「日記を書いているときに気分が悪いと言い出して、そのまま…」
アクシズに暮らす12人の姉妹の一人、プルJが動揺を抑えながら、なんとか事情を説明する。
「話は向かいながら聞く!」
事態の深刻さを察知した農園の主、シャア=アズナブルは、そう言うと同時に駆け出した。

常識的に言えば、12、3歳程度の少女が体調を崩すことはさして珍しいことではない。
しかし、幸か不幸か――もちろんそもそもは不幸なことなのであるが――アクシズの娘たちは
些細な事では体調を崩すことはないように「作られて」いるのである。
つまり裏を返せば、体調を崩すこと、それ自体が些細ではない原因によるものと判断できる。

「プルKの周りで特に変わったことはなかったのか?」
「さぁ、特に…。プルKが危険なところに行ったという話は聞いてませんし、食事もいつも通り
のメニューでしたから。あえて言えば、初めてスイカを食べたことくらいではないかと。でも、
私を含め、他の姉妹たちはみんな何事もありませんし…」
シャアの問いかけに、プルJは考えつくことを全て伝えた。
しかし、原因に結びつくようなものはないように思われた。

(確かに、あえて言えばスイカか…。しかし、アレは農薬など一切使わず、私が精魂込めて大事に
育てたものだし、他のプルたちに影響がないことを考えると…)
シャアは現状で分かる範囲の考察を進めたが、やはり有力な原因に結びつきそうなものはなかった。

458 名前:紅い玉、命の玉(2/4) :2006/08/05(土) 13:13:38 ID:???
「プルKの容態は!?」
「意識はある…が、呂律が回ってない。体温も低くなってる。」
プルKの部屋に駆けつけたシャアに、既に看病を始めていたアムロが容態を説明する。
「あらあしゃああきてくれたんれすねえ」
「喋らなくていい!大人しく休んでいなさい。」
シャアの姿を確認して言葉を発したプルKを、シャアが制した。
「あむろおはきそうれすきもちわるい」
「よし、さあ出すんだ。全部吐き出そう。」
吐き気を催したプルKの口元にバケツを差し出し、アムロは娘の背中を優しくさすった。

「さっきからずっとこんな調子なんだ。」
プルKを寝かしつけると、アムロはため息まじりにそう呟いた。
彼ももともとは一介のパイロットであり、シャアよりもある程度の科学技術には明るいだけの男
である。
これまでも何度かこういう事態を経験しているが、やはり身体の問題については素人と言わざる
を得ない。

「話を聞く限りでは、普段とほぼ同じことをしていたようだ。」
「ああ、何か変わったことをしていたのであれば考えようもあるのだがな。」
大人二人は改めて自分たちの無力さを痛感していた。

「ねてればなおりますかららいじょうぶれすよ」
大人二人の様子を察したプルKが無理に微笑みながら声を搾り出した。
「優しいな、プルKは…」
しかしシャアにとってもアムロにとってもその言葉は重圧にしかならなかった。

459 名前:紅い玉、命の玉(3/4) :2006/08/05(土) 13:15:07 ID:???
「やはり原因は、アレか…」
アムロに看病を任せ、自室の端末でさまざまなデータを検証した結果、シャアはその結論を受け
入れるほかなかった。

プル・シリーズはそれぞれが別のコンセプトのもとに開発された。
その過程で、それぞれの目的に従って遺伝子操作・薬物投与・強化手術・精神操作などが行われた。
つまりプル・シリーズは個体毎に施された「改造」が異なるのである。
そのため、ある物質に対して特定の個体のみに反応が出ることは実は特異なことではないと言える。

一方、シャアに育てられたスイカも、もともとアクシズの生育環境に応じて遺伝操作や薬物処理が
なされたもの(以下、アクシズスイカと呼ぶ)であった。
無論、シャアは現存していた種子を利用したにすぎず、そういった操作を行った当事者ではない。

そのようなデータを照合し、検証したところ、アクシズスイカには、プルKに対してのみ顕著に
作用する成分が含まれていることがわかった。
その作用とは肝機能の一時的低下および中枢神経の一時的な麻痺、すなわち重度の酩酊状態である。

平たく言えば、プルKはアクシズスイカを食べると酔っ払うのだ。

460 名前:紅い玉、命の玉(4/4) :2006/08/05(土) 13:16:51 ID:???
「そういうことだったのか。それなら一安心だな。」
シャアの説明を聞いて、アムロはほっとした。
酔っ払いの対処には、連邦軍時代に嫌というほど経験している。
プルKの容態は依然として軽くはなっていないが、正体不明の病気に対処するよりも、酔っ払いの
看病をしていると思う方がはるかに気が楽なのだろう。

「スイカ作りは今年限りだな。プルKだけ食べられないのでは可哀想だ。」
「いいえみんなおいしそうにたべてましたから…わたしのことはきにしないでください」
体質で食べられないのは好き嫌いで食べないのとは大きく違う、そう考えたアムロがシャアに釘を
刺そうとしたところを、プルKが遮った。
「しかしそういうわけには…」
「わたしはすいかをたべすぎてきらいになりました…わたしのぶんはしまいたちにわけてあげて
くらさい」
アムロの「配慮」を感じ取ったプルKが笑顔でそう答えた。

「それとこんかいのことはわたしがすいかをたべすぎたせいってことにしてください…しゃあ
これからもみんなのためにおいしいすいかをつくってくらさいね」

「優しいな、プルKは。」
この言葉でシャアは救われた。
知らなかったとは言え、プルKを苦しめたのは自分の作ったものなのだ。
娘たちのことを思い、自分の趣味(赤いもの好き)を活かしつつ、丹精込めて育てた作物が、結果
として愛する娘のひとりを害することになってしまった。
しかし、その娘自身が、姉妹たちのことを想い、己の行動を責めることなく、むしろ励まして
くれたことに、シャアは心の奥で涙を流した。
「優しいな、プルKは…」


 ―了―

461 名前:アクシズの囚人 :2006/08/05(土) 13:24:33 ID:???
時系列は言うまでもなく>>455-456の間の出来事です。

スレの流れ見て久々に書いてました。
やはり勢いで書くとまとめが難しいですね。
またしっかりと詰めてから書くようにします。では。




462 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/05(土) 16:15:11 ID:???
ぐぐっぐぐgぐぐぐぐぐぐgぐっじょーーーぶ!!
K可愛いよK

463 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/05(土) 18:38:36 ID:???
>>431
改めて言わせてもらおう

G・J

464 名前:463 :2006/08/05(土) 18:39:39 ID:???
>>461
だった吊ってきます

465 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/05(土) 21:13:13 ID:???
>>461氏GJ!!

Kは健気だなぁ…。

466 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/06(日) 04:05:06 ID:???
>>461
ささいなミスがこんな話に発展するとは、GJ!

467 名前:アクシズ怪談話 :2006/08/07(月) 01:44:23 ID:???
こんばんわ…夏の夜、如何お過ごしでしょうか?どうも、皆の電波党ことプルHです。
夏、と言ってもこちらでは季節などないので、その風物詩を行い、季節感だけでもかんじています。
今回は、アムロが花火を作ってくれたので皆と遊んでいました。あと、シャアがスイカを作ってくれました
・・・さて、夏の風物詩と言えば花火やスイカだけではございませんね?
そう、怪談話。今回はこの不肖、プルHが一つ怪談話をお話してみようとおもいます。
これは、実際にこのアクシズで起こった、不可思議なお話でございます。

468 名前:アクシズ怪談話 :2006/08/07(月) 01:46:33 ID:???
小さな花火大会も終わり、プルズはアムロとシャアに就寝を言い渡されていましたが、
興奮鳴り止まぬ今、眠れるものなど…いや一人、プルLだけはぐっすり眠っていましたが、
ともかく皆は一つの部屋に集まり、プルDが怪談話を話していました…。

「必死に逃げた女性は、近くの交番に駆け込んだんだ。そこには、勤務していた警官がいるはずだから、
そこに着けば助かるとおもったんだろう。案の定、警官が一人、仕事をしていた。女性は取り乱したまま警官に助けを請う。
『おまわりさん、あそこに変な人がいたんです、助けてください!』
すると、警官は作業を止め、ペンを机に置くと、ゆっくりと女性のほうを振り向きながら言った。
『お嬢さんそれは』

「『こ ん な 顔 じ ゃ あ り ま せ ん で し た か ?』」
「〜〜〜〜〜!!!!」

と、プルDが落ちを言おうとしたとき、意表をついてプルAがプルIとプルCの背後に回って、
自分の顔に携帯ライトの光を当てて、急に落ちを言いました。
彼女らの思惑通り、怖がりのプルCと実は怖がりだったプルIは叫び声もあげられないほど体をこわばらせてしまいました。
あの時の二人の顔、本当に忘れられません。

「プププププププププププルルルルルルルAAAAA!!??いいいいきなりなななにをするんだ!!!???」
「あはは〜。大成功!」
「よっしゃ!ということで、のっぺらぼうの話はこれでおわりっと」
「電話みたいな悲鳴だな、I、」

あまりの慌てぶりに、傍から見れば、それはもう愉快な動きをしながらプルIは叫びましたが、
プルAとDはそれを見て、作戦成功と言わんばかりのハイタッチをしていました。
プルCも声には出していませんでしたが、胸を押さえ、大層怖がっている様子でしたね。
まあ…私なんかは普段から霊というものを感じているので、何とも無いわけですが。
それはともかく、ここで一人の人物が立ち上がりました。

「くだらない…」

プルFでした。彼女はため息を吐いた後、読んでいた本を閉じて立ち上がりました。

「何だよ〜。別にいいだろ〜?皆楽しんでいるんだし」
「見え見えなのよ、やろうとしていることが。全く、こんな話のどこが怖いのよ」

さすがプルF、辛口ですね。実際、彼女自身は霊をあんまり怖がっている様子はありませんし、
今回も興味なさそうにゆっくり読書をしていました。それを見ていたプルDは大層悔しそうな表情を
浮かべて言いました。

「う〜ん、プルFには不発かぁ…。ちくしょ〜」
「まあ、私を怖がらせたいのなら、もっと話をこることね…」
「あれ?どこに行くのさ」
「トイレよ」

まだ震えているプルIやプルCを尻目に、プルFはその場から離れてトイレへと向かっていきました。
それを眺めていたほかのプルズでしたが、プルKが切り出して言いました。

「さあさあ、そろそろ寝ましょう。アムロに怒られてしまいますよ」

そうして、私達は眠ったわけです。

469 名前:アクシズ怪談話 :2006/08/07(月) 01:48:31 ID:???
さて、話はプルFの視線にへと移ります。彼女はなれた足取りで、まっすぐにトイレに向かっていました。
流石に夜のアクシズは小寒さを感じさせていました。プルFは少し寒そうに腕を組みながらトイレにへと入ろうとしていました。
と、その時彼女は通路の奥でシャアが歩いているのを見つけました。シャアはプルFのいるトイレの方向とは全く違った方向へと
携帯ライトを照らしながら歩いていました。おそらく、見回りをしていたのでしょう。

「(あら…シャア。ふ〜ん…普段不真面目だけど、こういう事はきっちりやってるのね)」

プルFは少し感心しながらも、あまり気に留めずトイレの中へと入っていきました。

「全く…何がのっぺらぼうだが。本当に物好きよね…」

などと独り言を言いながら、すぐに用を済ませ、手を洗い、その場から出ようとしました。
と、その時プルFは何か大きなものにぶつかり、その場に倒れてしまいました。

「あた!もう、誰よ!…あれ?」

文句を言いながら、上を見上げてみると、プルFが予想していた人物ではなく、シャアがそこに立っていました。

「大丈夫か?すまんな」

シャアは手を差し伸べていました。プルFは混乱しつつもシャアの手を握り、起き上がりました。
プルFが混乱するのも無理はありません。確かに、シャアは自分のいる別の方向へ行ったはず。
そして、自分がトイレに入っていたのはほんの1分程度。こんな短時間に、自分の来た方向へ回れるはずがありませんでした。

「…どうしたのだ?」

しかし、目の前にいる人物はどこをどう見てもシャアでした。見間違えたのだろうか?と、プルFは思ったのでしょう。
プルFは何度か目の前にいるシャアと先ほど見かけたシャアがいた通路を見ました。

「え、ええ?えっと…」
「本当に大丈夫か?」

心配そうに見つめているシャアを見て、プルFは先ほどの人物は見間違え、おそらくアムロなんだろう。
そうだ、自分は疲れているんだと思い込み、その場はしのごうとおもいました。

「あ、ありがとうシャア…大丈夫…」
「ふむ…少し心配だな。部屋まで送ろうか?」
「え…ええ…」

プルFは少し考えた後、恐る恐る頷きました。シャアは時々見せる微笑みをプルFに見せ、手を差し伸べました。
プルFは息を一つ呑んだ後、その手を掴み、ゆっくり立ち上がりました。

「では、行くとしよう」

そういって、シャアとプルFはお互いの手を握ったまま、プルズの部屋へと向かっていきました。
…ここで、プルJとプルIが見ていればどう気持ちになるのでしょうね?
しかし…そんなことを考えられるほど、この時のプルFには気持ちの余裕などあるわけがありませんでした。
先ほどのシャアは本当に見間違えなんだろうか?このシャアは、本当にシャアなのか?
そんなことを考えているうちに、何事も無く、角を曲がればプルズの部屋というところまで来ました。
それでプルFも心に余裕が出来たのでしょう。ひとまず安堵の息を吐いて、シャアの方を見て言いました。


470 名前:アクシズ怪談話 :2006/08/07(月) 01:50:57 ID:???
「ありがとう、シャア…。とりあえずここまでいいわよ…」

誤解を招かぬよう、ここまででと伝えようとした時、プルFはある泣き声に気がつき、体を強張らせました。
よくよく聞くと、それはプルLの泣き声。一体、どうしたというのでしょうか?
プルFは恐る恐る泣き声が聞こえる、角の向こうを覗いてみると、案の定そこにはプルLが膝を抱えて泣いていました。

「なんだ、Lなのね…。全く、驚かさないで下さる?」

内心心が弾けそうなくらい驚いているのですが、それはさて置き、プルLの元へ歩み寄り、しゃがんでプルLの肩にそっと手をおきました。

「どうしたの?またGかDあたりに悪戯されたの?」
「うぅひっく…ひっく…あのね、あのね、Fちゃん…あのねLのね…ひっく」
「落ち着きなさい。まず、私の顔を見てしゃべ…」

何時もの様子のプルLにプルFは最初呆れていましたが、彼女が顔をゆっくり上げたのと同時に言葉を失いました。

「 わ た し の お 顔 が な く な っ ち ゃ っ た の 」
「ひ!」

Fは咄嗟に後ろに転びながら悲鳴を上げて、体を震わせていました。プルLには口、眼、鼻がなかったのです。
そう…プルDが話した怪談話に出てくる、のっぺらぼうのように…。

「それは大変だ」

と、そこへシャアの声が背後から聞こえてきました。妙に落ち着いている声。まさか、とプルFは涙目で震えながら
ゆっくり後ろを振り返ってみると、そこには顔が影で見えないシャアが立っていました。

「 で は F の 顔 を 使 う と い い 」

しかし、すぐに顔がはっきりしました。シャアの顔にも鼻や口がなかったのです。顔の無いシャアは、大きく広げた手を
プルFの顔へと、ずいっと近づけ、掴みかかろうとしました。

「いやぁぁぁぁっぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

プルFは転びそうになりながらも、そこから急いで立ち上がって逃げようとしました。しかし、のっぺらぼうのLが彼女の足を掴み、
プルFは転んでしまいました。

「お顔ぉ!」
「いやぁ!放して!!」

プルFは咄嗟にのっぺらぼうのLを突き飛ばし、無我夢中でその場から逃げ出しました。

「なんで!?!?なんで顔がないの!?!?のっぺらぼう!?いや、そんなこと無くってよ!この世にお化けなんて存在しないのよ!!
そうよ!!あれだって作り話なんだし!!!そう!!あれは二人が私を驚かそうとしているのね!!??
あははは!!Lもやるようになったのね!?じゃあ、アムロにお仕置きしてもらわなくちゃね!?」

もはや半狂乱状態になりながらも、全速力でプルFは逃げていました。
ここまで叫んでいるのですから、誰か気がついてもよかったのでしょうけど、不思議と私達はFの声を聴くことは出来ませんでした。
この時のFも、そんなことはお構い無しに、アムロの部屋にへと飛び込んでいきました。

471 名前:アクシズ怪談話 :2006/08/07(月) 01:52:13 ID:???
「アムロ!?いる!?いるのね!?あのね、聞いてくださる!?シャアとLがね、ふざけているのよ!?
もう、顔に変なメイクして、馬鹿みたい!!ほんと、お仕置きをしてあげてくださいまし!ちょっと、聞いてますアムロ!!??」

薄暗いガラクタ部屋の机に向かっているアムロに、プルFは半笑いと大泣きしながら、必死に説明しましたが、
アムロの反応は全くありませんでした。流石に苛立ったプルFは、アムロの腕を振って怒りました。

「…ああ、勿論聞いているさ。シャアも悪いやつだ。お仕置きしてあげなきゃね…」
「ええ!そうなの!だから、早く!シャアを縛り上げてくださいまし!アム…ロ・・・?」

プルFは、あせりながらも恐怖を感じて震えながらも、アムロの様子の可笑しさに気がつきました。
いや、恐怖を感じていたからこそ、かもしれません…。アムロはゆっくりと椅子から立ち上がりました。

「うん、わかっているよ…。ところで、プルF…君の見たメイクってさ…」


アムロがゆっくりと、プルFのほうへと顔を向けていきます。それと同時に、プルFの心臓音が高く早くなり、
そして涙が眼から流れていきました。
そして…アムロの顔がプルFの瞳に映ったとき、プルFは大きく眼を見開きました。



 こ ん な や つ じ ゃ な か っ た か い ・ ・ ・ ?


 

472 名前:アクシズ怪談話 :2006/08/07(月) 01:57:01 ID:???
…さて、私のお話はここでおしまいになります。え?プルFがどうなったかと?
ふふ、それは皆様のご想像にお任せしましょう…うふふ…。
唯一つ、ちゃんと、無事だ、ということだけは申しておきましょうか。
つまらなく、くだらない怪談話でしたが、お付き合いくださり真にありがとうございました。
ああ、そうそう…あなた方にお客様がいらっしゃっているようですよ?
ほら


あ な た の 後 ろ に も ・ ・ ・ 



473 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/07(月) 03:10:29 ID:???
一人暮らしなのに、トイレいけなくなるじゃないか、どうしてくれるw
GJ!!

474 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/07(月) 17:00:29 ID:???
GJ

475 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/07(月) 19:15:22 ID:???
GJあげ!

476 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/07(月) 20:42:11 ID:???
まさかアムロまで乗ったとはwww


GJ!

477 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/07(月) 22:31:24 ID:???
月光蝶さん元気かなぁ?

478 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/07(月) 23:01:47 ID:???
最近また忙しいんじゃない?

479 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/08(火) 23:44:33 ID:???
40代男だしな

480 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/08(火) 23:53:07 ID:???
480(シャア・レイ)げっと

総帥、お幸せに

481 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/09(水) 12:58:22 ID:???
そしてラストにズガガガ真拳と蓑虫にされるシャア

ぶらーんぶらーん。
シャア「私がこうされるうちは幸せなんだろうな」


482 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/09(水) 20:51:45 ID:???
しみじみしてるな総帥



そしてアムロに見つからないように(デモバレバレww)
コッソリJとIが下ろしてくれるんだよな

483 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/09(水) 22:36:32 ID:???
ズボンを?(ハァハァ

484 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/10(木) 01:32:18 ID:???
ヾ▼д▼)ピキーンブルブル
「ん?なにか激しい悪寒をかんじる の ダ ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜!!」

485 名前:小ネタで申し訳ない :2006/08/10(木) 01:45:45 ID:???
プルBの秘密

キング・キング・キングゲイナー!
プルB「…」
キング・キング・キングゲイナー!
プルB「(ウズウズ)」
キング・キング・キングゲイナー!
プルB「…キング・キング・キングゲイナー(腕振り振り)」
プルD「愛と勇気は言ぉぶぁぁ!」
プルG「感じられればちからぁぁ!!」
プルB「お、お前ら何時の間にここにいたぁ!??」


486 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/10(木) 06:18:29 ID:???
シャアはチョイ悪オヤジだから。

487 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/10(木) 09:38:22 ID:???
シャアはとっつぁん坊や(←誤用の意味の方)ですよ

488 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/10(木) 22:31:17 ID:???
                 ,r'  ̄`   ` ー 、_
:::::::::::::::::...... ....:::::::゜::::::::::.. _, '"           `丶、 ゜.::::::::::::
:. .:::::。:::........ . .::::::::::::, -' "                  ヽ . . . ..::::
:::: :::::::::.....:☆彡::::  f       ,-ィi  ,. -‐ 'ヘ     i、::::::::。
 :::::::::::::::::: . . . ..: :::: {   , ' ⌒/'{{ ヾ;、       ヽ     ヽ.::::::::::::::
::::::...゜ . .:::::::::  丿  /'   〈 ヽ   `_,,. _  ヽ!       }::::........ ..::::
:.... .... .. .     〈  イ ,.-‐ 、     ,.-‐、`  l  ,_  ヽ.... ..
           〉  |  '⌒r'       :::::   ヽ .f ,.、i   |
            { i. | ::::: ヾ >        | k. }|  ノ
           ヽヽ,l    `_ ,.. --- ァ    / ノ´//
             ヾi   <´    /   ゞ_/-´ j
              l    ヽ __/      , | <
               !     -      / ! ノ
                ' ,          /   |
                 ヽ、__ ,,..  -'"      |
:.... .... ..:.... .... ..... .... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
:.... . ∧∧   ∧∧  ∧∧   ∧∧ .... .... .. .:.... .... ..... .... .. .
... ..:(   )ゝ (   )ゝ(   )ゝ(   )ゝ ......... ....................................
....  i⌒ /   i⌒ /  i⌒ /   i⌒ / .. ..... ................... .. . ...
..   三  |   三  |   三  |   三 |  ... ............. ........... . .....
...  ∪ ∪   ∪ ∪   ∪ ∪  ∪ ∪ ............. ............. .. ........ ...
  三三  三三  三三   三三
 三三  三三  三三   三三

 ブライトさん、安らかに眠ってください。

489 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/10(木) 22:54:57 ID:???
↑ブライトさんの涼やかな笑顔がちょっと面白いけど、ここはアクシズだ。ラーカイラムじゃないぞ?

490 名前:今は静かに :2006/08/10(木) 23:06:56 ID:???
シャアはいつに無くシリアスな顔でアムロの部屋に向かっていた。
顔には似つかわしくない荷物を抱えてだが。酒ビンとグラスが三つ。
部屋の前でシャアはアムロに呼び掛ける。
シャア「感じたか?」
少し間が開いたもののやがて扉からアムロが顔を出す。
アムロ「と言う事はお前もか…」
その声には失望が滲み出ていた。
シャア「丁度サザビーをいじっていたので私にも感じられた。ララァのおかげかも知れん。」
アムロ「また仲間が先に逝ってしまった。」
シャア「私も一度は共に戦った身だ。献杯をしてもいいかな。」
アムロ「ああ、飲もう。今は静かに同志のために…」
二人はそうして雑然とした部屋に入った。

491 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/10(木) 23:07:17 ID:???
って…ブライトさん(の中の人)本当にお亡くなりになられていたのか…。
すまん、知らなかったとはいえ不謹慎だった。

ご冥福をお祈りいたします。

492 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/10(木) 23:32:45 ID:???
「ブライト」は死んでないよ

493 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/10(木) 23:56:07 ID:???
快男児として復活

494 名前:490 :2006/08/11(金) 00:02:30 ID:???
>492
分かってはいます
ただ追悼の意味を込めて初投稿させて頂きました。お目汚し失礼しました。

最後に…Amen…


495 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/11(金) 21:58:53 ID:???
ネタスレ的には、

ブライトは何も変わってないが
ブライトの長年の親友を失った、くらいのスタンスで願いたい。

496 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/12(土) 12:15:17 ID:???
>>495同感

497 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/14(月) 00:06:26 ID:???
>>495
ラー・カイラムが舞台なネタスレの方で参考にさせて頂いた。感謝。

498 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/14(月) 10:10:45 ID:???
>>497
見たよー。GJ!

499 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/14(月) 12:38:41 ID:???
495だが
>>497
恐縮だ。元はシャアのバーでそう書いてる人がいたのに感服して引用させてもらった。


500 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/14(月) 17:41:48 ID:???
500get

501 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/14(月) 20:04:55 ID:???
▼д▼)<こういうときは高らかに「五百式!!!」と言うべきだ
      それがガノタに課せられた使命であり、紳士淑女の嗜みというものだ

502 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/14(月) 23:04:47 ID:???
そりゃあんたかナガノ博士ぐらいだよ、シャア





……ごめん、忘れてたビーチャ


503 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/15(火) 15:57:30 ID:???
保守

504 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/16(水) 13:34:06 ID:???
ハァハァ

ふう、やっぱ夏ばてには、幼女監禁スレにかぎるな!

505 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/16(水) 15:58:07 ID:???
マジレスすると
すじまんペロペロするシャアの話が見たい、と言うよりここの住人の願いです職人さんお願いします。





506 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/16(水) 16:55:29 ID:???


プルG「んあ、シャアなに食ってるの?」
シャア「ん?おお、Gか。いやなに、ミノ粉で饅頭を作ってみたんだが。どうだ、試食してみるか?」
プルG「へぇ、珍しい。シャアが親らしいことしてるなんて」
シャア「…」
プルG「な、何すねてるんだよぉ…悪かったよぉ…ほ、ほら俺試食するから元気出せって!」
シャア「…まあ、これくらいでは挫けんよ」
プルG「…ん、おお!ウマー!俺、Cの作ったやつも食ったことあるけど、シャアの奴のほうが美味いよ!
    なんていうか、甘さがうま〜く引き立てられて、それでいて溶けるような味わい…
    これ、本当に美味しいよ!」
シャア「はっはっは!そうか、私も筋が通った饅頭を作れるようになったというわけだな。
    どれ、今日は皆にこれを振舞ってやろうか…っとG、粉がほほについているぞ」
プルG「え?本当か?あちゃあ、俺としたことが、慌てて食いすぎたかなぁ…」
シャア「どれとってやろうか?」
プルG「え?…ひゃう!」
シャア「うむ、取れた。それにしても、この粉もまた調和されたっと…どうした?G」
プルG「…いいいいきなり舐めてるなぁーー!!」
シャア「もげろば!!」

シャアを思いっきり蹴飛ばし、プルGは顔を真っ赤にして、通常の三倍の速度で立ち去っていったとさ。

シャア「ふ、ふふ…Gよ…見事な蹴りなり…私も…嬉しい…ぞ、ぐふ!」
アムロ「お前、そこで何やっているかは知らんが覚悟はいいんだろうな!?」

/ ̄ ̄/_7_7 __/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7
..  ̄ .フ ./  /__  __  / ./__  __  / ./__  __  /  /__  __  / /__  __  /
 __/  (_ _./  //  /  ._./  //  /  _./  //  /   _./  //  / . _./  //  /
/__.ノゝ_/ |_ノ |_/.    |_ノ |_/  . |_ノ |_/   |_ノ |_/   . |_ノ |_/
             \\\              //
             \ \ \\\  r'⌒⌒ヽ  あとで食堂を使う許可を与える!
              \ \  (⌒\ ( rνyy'ソ⌒レm)/// 
             \\ (mJ \ ヽヽヾ#゚Д゚ノ/ レm)レm)/
             \\ \\(mJ(mJ∩]¶[ イレm)レm)レm)/
           (´⌒;; \\ (mJ(mJ(mJ| .|/ノハλ) //レm)/;;⌒`) ;;⌒`)
 (´⌒;;   (´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;/(mJ(mJ#Д▼||l レm));;⌒`);;⌒`) ;;⌒`)   
  (´⌒;; (´⌒;; \从从从从从(___へ_ノ ゝ__ノ从从从从从//;;⌒`);;
                             え?やってることと言ってる事間違っておげろヴぁ!

その後、アムロとシャアと、美味しい饅頭の作り方を知るためと謝るために、CとGが
一生懸命美味しい饅頭を家族全員に振舞ったとさ



507 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/16(水) 19:50:21 ID:???
┌─────┬─────────┐
| ∧ ∧    |                  │
|☆ノ^^ハ))☆,.|NAME:JEANNE    │
|ノリ, ^ー^)li |RANK:GOD-MASTER│
└─────┴─────────┘

【ゴールデンレス】
このレスを他のスレへ貼り付けてください。
そうすればあなたに幸運が訪れます


508 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/16(水) 22:26:31 ID:???
>>506
GJ(w
マジワロス

509 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/18(金) 23:51:37 ID:???
>>508
米トンクス。

続けて、wikiでサザビー線が載っていることをいまさら気がついた記念の一ネタ

シミュレーター室にて

プルD「いっけぇぇぇ!!サザビートマホォォク!」
プルA「わああ!」

シャア「…なあ、アムロ」
アムロ「ん?何だシャア」

プルD「今だ!サザビーレザー!!」
プルF「は、早すぎるわ!きゃああ!」

シャア「なあ、アムロ…」
アムロ「ん?何だ、シャア。何か意見でもあるのか?」

プルD「最後だ!サザビィィビィィム!!」
プルG「そ、そんなぁぁ!MSがゴミ扱いなんて…」

シャア「な あ ア ム ロ 君 」
アムロ「な に か 文 句 で も あ る の か い ?」
シャア「…アリマセン」
アムロ「全く…言いだしっぺはお前なんだからな!
    あの時から、Dがせめてシミュレーターの中だけでもって懇願してきたから、
    彼女の願いをかなえてあげたんだ。これで少しは株が上がるんだから感謝しろ!」
シャア「しかしだなぁ…」
アムロ「通常のサザビーも使用可能になっている。何の文句があるんだ?
    それに安心しろ。このサザビー(サザビー線仕様)は期間限定にしておく」
シャア「そ、そうか…それは安心した…」
プルD「よっしゃあ!!5連勝!ふはは!このボクに勝てる奴はいないのかね!?」
プルG「くっそ〜…なんか、すっごい卑怯な気もするけど、悔しいぜぇ…」
プルI「ここは私に任せろ。D、勝負だ」
プルD「はっはっは!槍でも矢でも降って来いってんだ!」
プルI「では、ドリルでも飛ばしてみようか」
プルD「…え?」

○プルI―(ドリルミサイル)―プルD×

シャア「…あれも、君がプログラミングしたのかね?」
アムロ「いいだろ?ドリル。俺は二号派なんだ(ガンダムと同じで白いしな)」

パッとなってやった。今では反省してる。

510 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/19(土) 15:13:56 ID:???
ひょっとして柔道技の得意なサザビータンクもある?

511 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/20(日) 01:38:52 ID:???
昔を思い出し
リュウさんをキャラ選択できてサザビタンクで大雪山…はぁはぁ W

512 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/20(日) 10:12:02 ID:???
柔道だったらパヤオ君がいるじゃないか!!


by快男児

513 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/20(日) 11:25:34 ID:???
だれかサザビー1.2.3うPきぼんぬ

514 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/20(日) 13:48:04 ID:???
二号はドリルミサイルつけた白い悪mうあなにするやめ(ry

515 名前:月光蝶 :2006/08/20(日) 20:35:42 ID:???
月光蝶は生きている・最新ログ更新!!

ttp://axis2000.hp.infoseek.co.jp/log/dame/dame.html

暑くて死にそうだが生きているorz。
(さらに言えば、サ○ビー線とアクシズ○イカの項をあるある大辞典に書いたのは・・あわわ)
プルズとダメ男達の旅に幸あれ!

516 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/20(日) 23:52:42 ID:???

シャア「今日のお話しは、このトマトとナスのお話しだよ」
シャア「昔々、この時期にはあちらの世界へ旅立った人の魂が帰ってこられる、という言い伝えがあった」
「じゃあ、今はもう戻ってこれないの?」
シャア「さあ・・・どうなんだろうね。宇宙ではあまり・・・(あちらへ渡ってしまった魂が戻ってくる話は)聞かなかったような気がするが」
シャア「あぁ。もしかするとあの世との距離は今よりも、もう少〜し短かったのかもしれないよ」
「へー」
シャア「え〜、どこまで話したかな。そう、あの世、書物によれば彼岸というらしい・・・
からこちらの世界に戻ってくるにはなにか乗り物に乗ってこなければならないのだよ」
「乗り物って・・・なんでですか?」
「わかった!地球に下りるコロニーの人のためだ」
「コロニーってそんなに昔からあったの?」
「ふふっ。プルD。少しだけ正解だ。この世・・・これは此岸(しがん)というんだ。意味はこちらの岸辺、という意味だが」
「あ・・・・・では【彼岸】は岸の向こう側という意味なのですか?」
シャア「それも当たりだよ。プルI。そう。あの世とこの世の間にはとても大きな川がある。そして川が浅くなるこの時期にだけ渡ってくる事が出来るんだ」
「船で渡って来ればいいのにね」
「あー。そういえばそうだよな。泳いで泳げない事も無いだろうし」
「・・・ムニャムニャ(本物の川ってどんなだろう)」
シャア「うん?そこは昔話だからね。かくいう私も何故なのかよくは知らないんだが・・・」
(彼岸では木が生えないからだ、とも言われているわ。大佐)
「?」
「・・・?」
「?」
シャア「(私を導いてくれるのかララァ?)そ、そういう事らしい。まあ浅いとはいえ川なので乗り物を用意してあげるのが魂を迎える側の礼儀になる」
シャア「そこでこのトマトとナス。このようにお箸を挿しトマトを車に、ナスを牛に見立て懐かしい人に会うため戻ってくるのだよ」
「!? シャアこここ、これって本当の話なのか?なにか気配がするような・・・」
「ムニャムニャ(もう食べられないぅ)」
「・・・・・・」
シャア「フフッ。魂が戻ってくるかどうかは分からないけれど、本当のお話だ」
シャア「そして一刻も早く懐かしい人に会えるように。来る時は・・・」
「角の生えたトマトの車で来るのね」
「そうだよ。そうして帰るときはゆっくりと疲れないように・・・」
「ナスの牛さんで帰っていくのですね」
「はい。どちらも良くできたね。A、J。彼岸へ渡った人へも優しい配慮を忘れないというのは、人間らしくていい話じゃないか」
「と、もうこんな時間か。では、今日のお話はこれでお仕舞いだ。みんなお腹を冷やさないようにして寝るんだぞ」
「「「ハーイ」」」
「ムニャムニャ」
「・・・・・」
バタン。

517 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/20(日) 23:56:43 ID:???
内容には一部地域だけの言い伝えや、作者の思い込みが混じっており、
あまり正しくありませんので、鵜呑みには注意してくださいませ。
プルの個性が分からなくなってる節があります。できますればご容赦ください。

518 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/21(月) 01:35:42 ID:???
ずいぶん昔に書き掛けたもの(設定が大分古い)を完成させてみたりしたんだが、投下してもいいかな
とりあえず、明日の朝までの反応を見て決める

519 名前:月光蝶 :2006/08/21(月) 02:41:10 ID:???
>>518

待っているぞ同志(笑)

520 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/21(月) 03:24:52 ID:???
月光蝶さんGJ!
てかお疲れさまですー!!!!( ̄▽ ̄)ノ

投下楽しみにまってますよー!>>518さん

521 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/21(月) 03:26:54 ID:???
>>506>>509>>516
GJ!

522 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/21(月) 08:43:23 ID:???
新作期待

523 名前:コンバット 1/4 :2006/08/21(月) 11:54:31 ID:???
「う、ううっ」
 アムロはあせっていた。
 自分の作ったνガンダムに追い詰められているのだ。
 彼の機体は以前見つけた「RX−78CA」シャア専用ガンダムだ。
 マグネットコーティングに機体の軽量化、推力の向上など自分が乗っていたガンダムより機動力が上がっているのが幸いして致命的なダメージは負っていないが、すでに満身創痍である。
 当時の最新技術である対ビームコーティングが施されたシールドもフィン・ファンネルから打ち出されたビーム1発で打ち抜かれてしまっている。ビームライフルやビームキャノンは掠めるだけで微細な超高温の粒子が装甲に無数の穴を開けていく。
 対してこちらのビームライフルやバルカンはνガンダムの装甲に傷をつけることさえできない。
 15年という時代の流れにアムロは頭を抱えていた。

 事の発端はくだらないことだった。
 プルたちの「本当に旧式のMSでサザビーやガンダムを落とせるの?」という疑問である。
 以前Jのサザビーがシャア専用ザクに、νガンダムがブルーデスティニーに落とされたことがあった。
 しかし、サザビーのときはJがかなり落ち込んでいるという(Jは落ち込んでいなくても勝てなかったといったがスルーされた)、ブルーの時には不測の事態が重なったというハンデがあった。
 そして再び、今度は真っ向から対決してみようという話になったのだ。
 アムロはシャア専用ガンダムのデータで、シャアはシャア専用ザクのデータでνとサザビーを撃破してもらおうということになった。
 対戦相手はくじ引きで決められシャアの相手はDとI、アムロの相手はBとJに決まった。
 やはりくじで先攻になったシャアは華麗な機動でνガンダムを手玉に取り、サザビーにいたっては武器を一つも使わずに撃破してしまった(そもそもザクの火器でνやサザビーにダメージを与えるのは殆ど不可能だが)。
 対するアムロはガンダムの反応の遅さに戸惑っているうちにフィン・ファンネルのビームを左腕に食らい、左足も吹き飛ばされてしまった。
 シャアがやったように肉弾戦を挑んでみても、とにかく反応の遅さに戸惑い返り討ちにされて胸部に大きな傷を負ってしまった。
 ニュータイプの感覚を最大にして必死で防戦をするが、そもそもニュータイプ能力自体プルたちのほうが上である。ただひたすらにジリ貧になっていくばかりだ。

524 名前:コンバット 2/4 :2006/08/21(月) 11:55:34 ID:???
 その後十分ほど粘ったのだが、結局ミサイルの直撃を受けて撃破されてしまったアムロ。
 うーむ、と、頭を掻きながらシュミレータから降りる。
 プルたちの残念そうな気配が胸に痛い。
「はははははは、情けないなアムロ。古いモビルスーツでは自分の実力を発揮できないのか?」
「な、なんだと!!」
 キッと鋭くシャアを睨むが、その程度でシャアをひるませることなど出来はしない。
「事実、負けてしまったではないか。情けないモビルスーツではアムロまで情けなくなってしまうようだな」
「うるさい! しょっちゅうシュミレータで遊んでいたお前と違って、ガンダムの操作感を取り戻すのに時間がかかっただけだ!」
「ほほう! ならば試してみるか! 私はザク! 貴様はガンダムで勝負だ!」
「吠え面かくなよ!」
「そっちこそな!」
 アムロとシャアはそう怒鳴りあうと、呆然とするプルたちを尻目にシュミレータへと乗り込んだ。

525 名前:コンバット 3/4 :2006/08/21(月) 11:56:39 ID:???
 アムロのガンダムとシャアのザクが真正面から接敵する。
 アムロはビームライフルの有効射程内にザクを捉えたとたん6発のビームライフルを連射する。
 エネルギーの消費は激しいが、ザクの機動力ではすべてかわし切る事は不可能なように、体を包み込むように撃ち込む。
 どんなに上手くかわしても1発は当たるはずのその射撃を、シャアは高跳びのような被弾面積が最小になるように頭を正面に向ける動きで避けきる。
 そのまま全くスピードを緩めることなくザクがガンダムにキックを喰らわせた。
 ガゴゴォンッ!!
「チイィッ!」
 ビームライフルは銃身が過熱しておりしばらくは発射不能になっている。
 ブン!と左腕のシールドをザクに叩きつけるがその苦し紛れの攻撃はあっさりかわされ、逆にパンチをコックピットに打ち込まれてしまう。
「グッ…!」
 その衝撃をシミュレータのコックピットはGと振動で再現する。
「甘いな! アムロ!!」
 シャアはガンダムの腕を右手でつかむと、ビームライフルを左手に持っていたヒートホークで叩き切った。そしてガンダムを蹴るとその反作用で離脱していく。
 バァン!
 ビームライフルが爆発し右手の指が二本吹き飛ぶ。
「なめるなぁ!」
 アムロはシールドを投げ捨てるとビームサーベルを引き抜きシャアに肉薄する。
「ぬうッ…!」
 ガンダムのほうが加速力はザクより上である。あっという間にザクに追いつきビームサーベルを振り下ろす。
 ドガッ!
 間一髪でザクは右に身をかわすが左腕を切り飛ばされる。
 しかし、シャアもやられっ放しではない。腰からマシンガンを抜き、脇腹に突きつけて連射する。
 ガガガガガガガガガガッ!!!
 いかにルナチタニウムの堅牢な装甲を持っていてもゼロ距離から打ち込まれれば大打撃を受ける。アムロは必死で身をよじって弾丸を装甲の傾斜で弾く。しかし何発かは直撃し融合炉に甚大な被害を及ぼす。
 爆発こそしなかったものの緊急安全装置が作動しコアファイターに搭載されている融合炉が停止する。
「ま、まずい…!!」
 コアファイターの融合炉はメインのものではないが、大幅なパワーダウンは免れない。しかも先ほどビームライフルの6連射などしてしまったためエネルギーゲインは殆ど空だ。
 ビームサーベルは刃を失いただの筒に成り下がってしまい、動きも目に見えて悪くなる。
 そこにザクの回し蹴りが炸裂する。とっさに体をそらしてかわすも、反応の遅れた右手が逃げ遅れ、ただでさえビームライフルの爆発でダメージを受けていた拳が千切り飛ばされる。
「うおおおぉぉ!!」
 アムロとて転んだらただでは起きない。蹴られた衝撃を回転に変え、残った左の拳をザクに叩きつける。シャアもそれにすぐに反応し、シールドをガードに回すがわずかに間に合わない。不完全な姿勢で拳を受けたせいで体勢を大きく崩してしまう。
 これが最後の勝機だ。それを悟り、アムロはエネルギーゲインの底にわずかに残ったエネルギーをビームサーベルに注ぎ込む。
 シャアも最後の抵抗を見せた。左肩に光剣食い込んだ瞬間、ザクマシンガンがコックピットに突きつけられる。
 ビームの刃が胸に達したときには連弾によってガンダムのコックピットは蜂の巣と化していた。
 両断されたザクが大爆発を起こし、ガンダムも誘爆、両機は電子の宇宙に散った。

526 名前:コンバット 4/4 :2006/08/21(月) 11:58:06 ID:???
「引き分けか…」
「そだね」
「ちぇー、つまんないの」
 そんな事をプルたちが話していると、シミュレーターから出てきた二人がにらみ合っているのに気づく。視線はぶつかり合い火花が散る。背景は超新星爆発だ。
「俺の勝ちだ! ザクのほうが先に爆発したからな!」
「何を言うか、私の勝ちだ! 貴様のほうが先にコックピットを破壊された!」
 プルたちもさすがに呆然とする。
「なんだと!」
「む、来るか!」
二人はファイティングポーズを取り、同時に殴りかかった!
「うおぉぉぉッッ!!!」
「はあぁぁぁッッ!!!」
 二人の拳が交差する!
 ゴシカァン!!
「おお!!」
「出た! クロスカウンター相打ち!!」
 二人は動かない。そして、永遠とも思える長い時間固まっていた二人はほぼ同時にもつれ合うようにしてぶっ倒れた。
「あ、アムロ!」
「シャア、大丈夫か?!」
 その後ドタバタ苦労しながらも二人を何とか医務室まで引きずっていってベッドに寝かせたり、その後また同時に目覚めた二人が
 手近なプルに「どっちが先に倒れた!? どっちが先に起きた!?」などと問い質したりもしたのだが、お話はここで終わってしまう。

527 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/21(月) 12:01:07 ID:???
負けず嫌いなだめ親父たちワロス。
GJ

528 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/21(月) 17:58:24 ID:???
久しぶりに熱い話だったな

529 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/21(月) 22:32:10 ID:???
うん

530 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/21(月) 22:40:40 ID:???
熱いのかけて

531 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/21(月) 22:53:11 ID:???
月光蝶殿お疲れ様です!夏の暑さももうすぐ終わりますゆえ、もう一がんばりですぞ!

コンバット氏GJです!熱血系ながらもやっぱり駄目親父達ワロタw

532 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/22(火) 02:24:53 ID:???
ずいぶん昔のここのネタで、アムロはシミュレーターだとなぜか弱いっての無かったっけ

533 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/22(火) 07:53:39 ID:???
ゴシカァンが不意打ちでフイタwww

534 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/22(火) 20:56:10 ID:???
殺気を感じられないとかじゃなかった

535 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/23(水) 00:32:39 ID:???
確か実際の感覚と違うから、くらいだった気が
アムロ特製、サイコミュ対応シミュレータなら殺気くらい…
しかし、シャアがザクでνやサザビーを落とす情景は確かに想像できるが、
アムロがガンダムでνやサザビーを落とす情景は思い浮かばない…
なぜだろうか?
アムロがシャアに劣るとは全く思わないんだが…

536 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/23(水) 01:00:24 ID:???
>>535
長い戦争に自分から突っ込んで行った赤い衰勢、
シャアは大人気ないからゲームであろうと本気になれる。

長い戦争に巻き込まれ自分や他人の命を守る為戦った、
アムロは自分の命が安全だと判ってるゲームに本気になれない。

アムロは守るものが無いと駄目なんじゃないか。
シャアはもうちょっと(ry

537 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/23(水) 08:51:29 ID:???
>>536
シャアだって大人気あるよ!ほら、IとかJとかに…
あ、「おとなげ」ですか…。

なんかシャアって主役機よりちょっと(あるいはとても)弱い機体でも主役機と同等か
それ以上に戦えるが、なぜか主役機と同レベルあるいはそれを上回る機体に乗れて
も主役機より活躍できないっていうかむしろ負ける、って印象があるな…。

538 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/23(水) 22:00:40 ID:???
下手に余裕があると駄目な人なんですよ。
気が多いんで。

539 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/23(水) 22:13:27 ID:???
アムロがプルズ相手のシミュレーションに本気出せるとは思えんな
アムロの戦いは基本的に何かを守るためであって目の前の敵を排除するのは
そのための手段に過ぎない
敵を倒すことそのものが好きなシャアとは根本的に違うんだよ
それでもシャアが相手だとムキになっちゃうのは習い性か

540 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/23(水) 23:03:10 ID:???
真面目にやっているだろうけど、全力を出し切っているとは思えんな
ただ、シャアは遊びにも手を抜かなさそうだが

541 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/24(木) 00:27:53 ID:???
お前らはシャアのこと、なんにも分かってない


シャアは誰かにいい格好見せようとした時はいつもの数倍の力発揮するわけ

542 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/24(木) 00:33:50 ID:???
なるほど。シャアはアムロにいい所見せようとして・・・



あれ?

543 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/24(木) 09:16:59 ID:???
アッー!

544 名前:久々の伝言板 :2006/08/25(金) 17:42:03 ID:???
アムロ

シャアへ 
うっかり洗剤を間違えてしまいジャージが二着ほど
ピンクに色落ちしてしまった・・・・・


すまない・・・・

545 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/25(金) 20:03:41 ID:???
(((#▼Д▼)))
ガクブル

アムロめ…

546 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/25(金) 21:28:28 ID:???
プルズ(一部除くw)の反応

一年戦争時代のシャアのMSは赤ってよりピンクだし、別にいいじゃんねえ。

547 名前:表裏一体 :2006/08/25(金) 22:04:05 ID:???
「あっ。」

乾燥機からあがった洗濯物をせっせとたたんでいたアムロは、小さな声を上げた。
「どうしたの?」
趣味のお裁縫の合間にアムロを手伝っていたプルCが、その声に気づいて
洗濯物から顔を上げる。

アムロの手の中には、ピンク色のジャージ。
「それって・・・」
「あぁ・・・シャアの赤ジャージ・・・だったものだ。」
「色落ちしちゃったのかな?」
洗剤変えたのがまずかったかなぁと、アムロはため息をついて、丁寧にそれをたたんだ。
「どうするの?」
「仕方ないさ。シャアには俺からちゃんと謝っておく。」
「・・・でも、きっとピンクも似合うよ、シャアなら。」
言外にアムロを慰めて、プルCは同じく色落ちしたシャアのズボンをたたんだ。
「あぁ・・・そうだな。あいつ、顔だけはいいから。何着ててもそこそこ似合うんだよな。」
プルCの気遣いに、アムロは苦笑を浮かべた。

しばらく、二人は黙々と作業を進めていた。

「あっ。」
アムロが、再び小さな声を上げた。
「どうしたの?」
プルCが顔を上げ・・・

「あー・・・」

アムロの手の中には、アムロの作業着があった。
・・・ピンク色の。

「色移り?」
「・・・・・・・そう、だろう、な・・・」
もともとは白かった作業着は、見事にピンク色に染まっていた。
色落ちする洗濯物があれば、色移りする洗濯物があるのは当然である。
シャアの赤ジャージと同じ洗濯機で洗ったのが運の尽きだったわけだ。

「あ、けど・・・」
プルCはぱっと笑顔を浮かべて言った。
「シャアのピンクのジャージと同じ色で、ペア・ルックみたいだよ!」

次の日。
漂白剤で何とか作業着の色を戻そうと、洗濯場で躍起になっているアムロの姿が目撃された。

余談だが、ちょっとうらやましそうにアムロの作業着を眺めていた少女たちが、シャアが赤ジャージを
洗濯する日を、こっそりチェックするようになったかどうか・・・は、定かではない。

おしまい。


548 名前:547 :2006/08/25(金) 22:13:19 ID:???
洗濯物設定とか、よく思い出せないうちに、勢いで書いてしました。
アムロがたたんでた洗濯物は、自分たちの服とか、タオルとかの類で、
プルズの服はないだろうなー・・・と思う・・・

ちなみに自分は、一人暮らししてて、色落ちで洗濯物全滅させた経験があるorz

549 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/26(土) 00:45:14 ID:???
アムロ「済まなかった。お詫びに作業着にツノを付けておいた」
シャア「・・・気持ちは嬉しいが肩パッドにツノとは。まるで旧世紀の悪党ではないか」
アムロ「・・・モヒカンも用意するか?」
シャア「・・・あぁ」
アムロ「!?」

550 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/26(土) 04:40:28 ID:???
プルE「>>549赤いグフ・・・」
プルJ・I(・・・付けてみようか)
プルF「ふふ・・白い肩当てならあるわよ」



その後「白い肩当て」を付けたピンクのジャージ着た二人を見たシャアが
しばらくうなされる夜を過ごすのはまた別のおはなし・・・

551 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/26(土) 20:48:14 ID:???
プルEが看護婦の研修を受けるために行った先の病院に、
カミーユがいたって電波が流れてきた。

552 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/26(土) 22:25:05 ID:???
そういやカミーユが戦後、月で医者をやってるってなんのガンダム漫画だっけ?

553 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/26(土) 22:49:37 ID:???
>>552
ムーンクライシス
メディアワークスから単行本が出てる。

554 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/26(土) 23:10:57 ID:???
>>553

ヒロインが成長したミネバ様なあれか

アンチファンネルシステムの初出漫画だな

555 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/28(月) 18:37:33 ID:???
>551
カミーユはキチガイ産婦人科医になってたと電波が流れてきますた。

556 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/28(月) 22:11:31 ID:???
それは毒電波だ。受信しちゃいかん。

557 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/29(火) 04:03:04 ID:???
生徒会長かよ

558 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/29(火) 10:46:39 ID:???
>>552
カミーユは、元ナ(以下検閲のため削除されました)

559 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/29(火) 23:40:47 ID:???
あれ?ミネバってジュドーと木星に居るんじゃなかった?

560 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/30(水) 00:12:50 ID:???
微妙ですなジュドーと居るのはプルスリーて説もある

561 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/30(水) 09:56:16 ID:???
>>559

ムーンクライシスは宇宙世紀0099年の話だから

ジュドーと行動を共にした(逆襲のギガンティス)のは第二次ネオジオン抗争前の0091年

562 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/30(水) 10:00:30 ID:???
まーどっちも公式とは言いがたいからあんま気にしないのが吉
作品それぞれでパラレル世界みたいなもんだと思った方がいい

563 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/31(木) 00:12:05 ID:???
最近バンダイのゲームに出て来るクロスボーンは公式?

564 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/31(木) 05:28:21 ID:???
信じたくなくても公式です。
いずれ黒歴史になる可能性も否定し切れませんが。

565 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/31(木) 14:03:30 ID:???
クロボンは曲がりなりにも富野関わってるからな。
安彦御大のオリジンなんかも、ほぼ公式と考えて良いのでは。

それに比べると、ムンクラだの逆襲のギガだのはあくまで同人漫画なんだから
扱いとしてはトニたけの漫画やガンダムさんなんかと変わらない。

566 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/31(木) 14:06:12 ID:???
まあそうは言っても公式、非公式に拘らず、上手にネタを組めればそれで良いよな。

567 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/31(木) 17:11:18 ID:???
劇場版Zも同人?

568 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/31(木) 17:56:11 ID:???
Gの影忍は公式・・・・・・・・・だと怖いなぁ

569 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/31(木) 22:16:24 ID:???
そんなこと、このスレ自体が非公式の妄想だからどぉでもええわ

570 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/31(木) 22:54:03 ID:???
>564
「公式は映像作品だけ」ってスタンスは一応崩してないぞ、製作側
クロボンは果てしなく公式に近い扱いってだけで

571 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/31(木) 23:21:25 ID:???
G影の世界はGガンの世界と妙に波長が合いそう…



572 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/01(金) 00:24:28 ID:???
ゲルマンだけで胸焼けです

573 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/01(金) 21:45:03 ID:???
993 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/08/30(水) 02:08:41 ID:???
             ,r‐―‐-、
           /      \
          /   ,ィ       ヽ
         i'   _.j_,j,rj_j,:、_ 、 l
         iト、._j'ji !! ァ-、 !j !;l! トヽ,    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ( .`t.!!/ _!.ヽ='イi ,'  )     |  劇場版Ζの汚点?
          ヽヽ,j   ,--、  j r ィ~\   |  やはりUのハーフムーンラブだろう
           )ヽヽ. ゙=' /l  )ーi l <.   あれは酷い旧作画だった・・・
           ゙t j `ー‐'  」  iト-'~i !.   |  ハーフムーンラブ!
           l  フ┬┬i'~二'iノ二ソノ  .|  ハーフムーンラブ!
           liブ ,i i !└┘!__//_   \____________
        _,.:ヴー、j__j__jr-‐‐'''ー----`エー、_
      _/ /   i' i' i'        /  \ ヽ
     / ト-'"   ,i' i' i'       /    ヽ. )
     i'  l!     !  ! !       j ,il   ,.r'~ヽ
    ,ト、 l     !  ! ,!       / i  / i  ノ
    ! ヽ,!     ! ! ゙i      ,i  レ'   ヽ ヽ
   ( j  '!     ! !  !       j   ,「  ,.:='',T゙イ
     エー-i、    j ,!  i!     l  /∧,/  ヽ. !
    .i!    \   ! !  !      ! ,i i ヽ   \!
    .i     k'   ! !  i.     j j i'  !    ヽ.
    !    ,ネ、  j 十==)j   ,ノ ! j   \    )
    ノj __, ,八  く__」_,.='子‐-ァ、」 //     ゙v'__!
   //   ,!  ] ̄く  く ̄ ̄~「「>'^Y      / ____)
  _凡、_  _ノ j_,.-‐'t‐‐'ナーt‐‐「j  l      レ'"    i
 l/~`ーニニj /   ,!ー十'"`T"~~^TT゙i     l     l



574 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/01(金) 21:45:54 ID:???
995 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/08/30(水) 02:13:42 ID:???
             ,r‐―‐-、
           /      \
          /   ,ィ       ヽ
         i'   _.j_,j,rj_j,:、_ 、 l
         iト、._j'ji !! ァ-、 !j !;l! トヽ,    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ( .`t.!!/ _!.ヽ='イi ,'  )     |  ハーフムーンラブ!
          ヽヽ,j   ,--、  j r ィ~\   |  ハーフムーンラブ!
           )ヽヽ. ゙=' /l  )ーi l <.   ハーフムーンラブ!
           ゙t j `ー‐'  」  iト-'~i !.   |  ハーフムーンラブ!
           l  フ┬┬i'~二'iノ二ソノ  .|  ムーン プリズムパワー メイクアップ!」
           liブ ,i i !└┘!__//_   \____________
        _,.:ヴー、j__j__jr-‐‐'''ー----`エー、_
      _/ /   i' i' i'        /  \ ヽ
     / ト-'"   ,i' i' i'       /    ヽ. )
     i'  l!     !  ! !       j ,il   ,.r'~ヽ
    ,ト、 l     !  ! ,!       / i  / i  ノ
    ! ヽ,!     ! ! ゙i      ,i  レ'   ヽ ヽ
   ( j  '!     ! !  !       j   ,「  ,.:='',T゙イ
     エー-i、    j ,!  i!     l  /∧,/  ヽ. !
    .i!    \   ! !  !      ! ,i i ヽ   \!
    .i     k'   ! !  i.     j j i'  !    ヽ.
    !    ,ネ、  j 十==)j   ,ノ ! j   \    )
    ノj __, ,八  く__」_,.='子‐-ァ、」 //     ゙v'__!
   //   ,!  ] ̄く  く ̄ ̄~「「>'^Y      / ____)
  _凡、_  _ノ j_,.-‐'t‐‐'ナーt‐‐「j  l      レ'"    i
 l/~`ーニニj /   ,!ー十'"`T"~~^TT゙i     l     l



575 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/02(土) 00:34:51 ID:???
12years afterの人〜
アクシズは良い所だぞ〜
早くこ〜い


576 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/02(土) 20:40:53 ID:???
>>575
はいはい、いますよ〜。
ちょっと個人的な理由がありまして、1から書き直しになってました。
間隔もあいちゃったし、これを機にスレの最後の方に投稿しようかなっと思ってたんですが。
どうなんでしょうか?

577 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/02(土) 21:48:49 ID:???
やつたぁ

578 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/02(土) 21:59:59 ID:???
!エロい展開きぼん(´Д`;)/ヽァ/ヽァ


579 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/02(土) 22:54:55 ID:???
まっエロは置いといて
そうだね、その辺は職人次第なんだけど、最近スレさびしいから何か欲しい気もする
他の人はどう?


580 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/02(土) 23:00:36 ID:???
う〜ん確かに何か一発ネタが欲しいな・・・


コピ改でもおkならなんとか書いてみるけど・・・どう?

581 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/03(日) 00:36:50 ID:???
>>580
自分はおkおk。とりあえず見てみたいなぁ。

582 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/03(日) 10:15:37 ID:???
新作期待

583 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/03(日) 11:01:29 ID:???
期待揚げ

584 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/03(日) 14:07:25 ID:???
馬路レスすっとエロい展開きぼん<これが一番盛り上がるって

585 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/03(日) 15:42:57 ID:???
エロねたはスレ違い

586 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/03(日) 15:59:40 ID:???
エロねたやってたスレが落ちたんでないの

587 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/03(日) 18:16:57 ID:???
エロネタイラネ
俺はプルCとアムロがまったり創作活動に勤しんでいたらそれで幸せ。

588 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/03(日) 19:14:40 ID:???
仲間はずれにされたプルLとプルBと(以下10人ほど省略)が寂しそうにしてるよ。

589 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/03(日) 19:44:03 ID:???

 プ ル L は 俺 の 嫁


590 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/03(日) 20:32:50 ID:???
(お父さんに)通報しますた

591 名前:580 駄文だが職人降臨までこれで凌いでくれ :2006/09/03(日) 20:46:33 ID:???
ある日・・台所にて・・・

キャシー「アミー・・・・・・・黄身が欲しい!」
アミー「本気なのかい!?」
キャシー「我慢できないよ!」
アミー「だ、だめ〜!ちょ!あぁ・・・・」
シャア「アミー・・凄いよ・・・・ネバネバだ・・・・」
アミー「あ・・・・あぁ・・・・やめててぇ〜!」
キャシー「ハァハァアミ〜〜〜〜!!」

アミー「キャシ〜〜〜〜!!!・・・・ア!!!」




テロップ【以上アミーとキャシーの三分クッキング(アクシズプリン編)でした】




アミー「アアアァァカスタードが固まりすぎてる・・・だから強く混ぜるなと言ったじゃないか!!」

キャシー「すまんアム・・アミー・・ちょっと楽しかったんだ」

アミー「まただ!!もうこれで36回失敗してるぞ!!
     それと黄身の入れるタイミングが早すぎる!!!さあ撮り直しだ!!」

キャシー「これでは道化だよ・・・」


 それは遡る事三日前、我らが駄目親父ことシャアが晩餐の席での一言が
きっかけであった・・・


592 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/03(日) 20:47:22 ID:???
シャア「アムロ、一つ頼みがある。」

アムロ「なんだ?言っておくがシアーハロは撤去しないぞ。」

シャア「相変わらず手厳しいな・・しかし今夜の頼みは一味違うぞ。」

 そういってシャアは一息つき、グラスを少し傾けてからこう呟いた・・・。

シャア「・・・が作りたい。」

アムロ「は?」

シャア「プリンを作ってみたいのだ!!」

 そういってかつての赤い彗星はグラスをあおったのだった・・・。


同時刻・・廊下にて・・・・

プルL(・・・おしっこも行ったし、アムロのところへ・・ん?)

 そこにはなにやら小声でボソボソと言い争う二人があった・・

プルL(何話してるのかな・・?)

 気が付くと彼女はこっそりと聞き耳を立てていた。

シャア「私だってたまにはプルズに喜ばれたいのだ!!やましい気持ちなど・・・・」

アムロ「しかしプリンの材料は貴重だ!変に失敗して無駄遣いでもされたら・・」

シャア「そう言うところが”ママ”といわれる原因だと何故気付かん!!」

アムロ「言ったな!!駄目親父め!!」

プルL(・・・夫婦喧嘩??)

593 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/03(日) 20:48:11 ID:???
 二人は数回殴りあったのち、またカウンターに座った。そして暫く二人は黙り込んでいたが
シャアが何かを思いついたようで突然喋りだした。

シャア「そうだ・・・料理番組だ・・」

アムロ「何?」

シャア「あの子達にもそろそろ料理と言うものを教えていかなければいけない。
    そのための料理番組を我々が作るのだ!!!」

アムロ「な、なんだって!?」

シャア「そうだ・・・今こそ再び扮装の時がやってきたのだよ!!アムロ君!!」

 そういうシャアの顔は何故か恍惚の表情さえ浮かべていた・・・。

プルL(・・・みんなに伝えなきゃ!)

 プルLは皆の居る寝室へ駆け出していき・・・夜が明けた・・・・。


 朝、例のごとく遅めに起きたアムロの顔にはあたかも強化ほうれん草100%の
青汁を飲んだかのような、苦渋の表情がうかんでいた・・・・。

 そしてアクシズにまた夜が来た・・・プルズには夢見る時間が、大人たち二人には
一方はとても楽しみな、もう一方には苦悩の時間が・・・・。

 そしてシャアは約560個分の材料を消費してようやく「アミーとキャシーのお料理教室」
シリーズ第一弾となる「アクシズプティングの作り方」が完成したのだった・・・。




 それをみたプル達の反応は・・・・各自の想像にお任せするwwwwww

594 名前:・・・・その日の夕食後 :2006/09/03(日) 21:37:19 ID:???

アムロ「今夜のプリンは一味違うぞ〜」

 そういってアムロが冷蔵庫から出してきたのは・・・

プルズ「あ、赤い・・・・」

 そう、うっすらとであるが今日のプリンは間違い無く赤かったのだ!!
アムロ曰く、駄目親父がどうしても赤くしてみたいと言うのでパプリカを
試しに入れたら何とかなってしまったのだそうだ・・・

例の総帥マンセー組は食べるのがもったいなさそうであったが・・さらに
アムロからとんでもない一言が飛び出したときは流石の俺も驚いたが・・・

アムロ「じつはな・・・これはシャアがつくったんだ!!」

・・・・みんな固まってしまった・・無理も無い・・・只でさえ赤いのだ・・おまけにあのシャアが作ったとなれば
尚更だ・・・

しかしプリンそのものはいつもどうりだった・・・アムロの奮闘が頭に浮かんだ

595 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/03(日) 21:48:02 ID:???
>>580氏 >>594氏GJ!

596 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/03(日) 23:54:01 ID:???
GJ!

>>594 は一人称からしてBだな

597 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/04(月) 00:13:32 ID:???
gj!
材料ムダにしすぎだキャシーw

それと、俺って言ってるからGじゃ?

598 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/04(月) 00:41:27 ID:???
卵があったのか

599 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/04(月) 00:56:54 ID:???
いつかの農園で鶏がいたようないないような

600 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/04(月) 01:21:40 ID:???
最悪『黄身っぽい何か』に脳内変換すればおk

601 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/04(月) 07:21:50 ID:???
「では、こちらに予め用意していた完成品がございます。」

602 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/04(月) 10:32:36 ID:???
プリンの元+スキムミルク=アクシズプリン

映像は合成

603 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/04(月) 12:07:00 ID:???
つまりはアクシズプリンとかいうまがい物ではない

本物の『プリン』の作り方だったんだよ!!

604 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/04(月) 19:16:32 ID:???
ー真夜中ー
プルH「・・・・・」
A「どうしたの?ボーっとして・・・」
B「体の調子でも悪いのか?」
アムロ「ん?何かあったのか?」
シャア「どうしたというのかね?こんな時間に・・・」
H「星の声が聞こえるよ・・・みんなにも聞こえるでしょ?」
(ヒィィイイン・・・)

金星  「あれさ、グランドクロス?おまえ参加する?」
木星  「うぃ」
火星  「参加」
地球  「一応いまんとこ」
海王星「あー・・・あれなぁ・・俺公転周期微妙にあわねぇんだよなぁ・・・」
水星  「マジ?」
天王星「周期なげーと大変なんだよなぁ」
土星  「だよな、そっちどーよ?」
冥王星「いや、おれ・・・」
金星  「どしたん?」
冥王星「その、おれ・・・無理なんだ・・・」
海王星「なんで?周期だいじょぶっしょ?」
冥王星「そうじゃなくて・・・」
水星  「なになになに、まさか自転がらみ?あらあらあらきてんじゃねーこれ、うはww」
冥王星「はは・・・そうじゃないよ。そうじゃなくて・・・俺やめるんだ」
木星  「うん?」
冥王星「……惑星・・・止めるんだ」
一同  「…」


プルH「ね?聞こえたでしょ?」
アムロ「これは・・・人はなんて愚かなんだ」
シャア「全くだ・・度し難いな」

605 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/05(火) 03:25:48 ID:???
これ、星の会話の部分はそのまんまどっかで見たことあるぞ。
パクリイクナイ

606 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/05(火) 03:52:07 ID:???
パクリも糞も散々出回ったコピペだと思うが

607 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/05(火) 11:15:58 ID:???
パクリでも面白ければいいと思うけど
これは、ねぇ…

608 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/05(火) 13:01:34 ID:???
運が良ければ乾燥卵黄あたりは見つかってもいいだろ、保存食だから。

609 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/05(火) 18:25:11 ID:???
むしろ「にんにく卵黄」の方がありそう

610 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/06(水) 00:23:34 ID:???
>>608

某QP社が(マヨネーズに使うらしい)乾燥卵のシリーズを売り出してるが、

乾燥卵黄 賞味期限12ヶ月
乾燥全卵 賞味期限12ヶ月
乾燥卵白 賞味期限18ヶ月

どうも卵黄が混じってると劣化が速いみたいね。

卵の大敵は温度と酸化(脂質の酸化)なので、密閉技術の進歩した宇宙世紀なら、
酸素分子を全く通さないようなパッケージで乾燥卵を長期保存しているかも。

SPAMは肉質に味の似た菌類(これは既に現代でも開発されている)から
栽培したんじゃないかと思うが、卵は非常に安いから、乾燥卵を輸入しても
間に合うだろう。

プルズたちの生活だとコストは無関係だから、鶏飼ってもいいかも知れないが、
文字通り鶏が先か、卵が先か(笑)。
どこかで冷凍受精卵を見つけないと、鶏がナマで闊歩してるわけは
・・・ないな。多分。いやきっと。

(ふと「アクシズ最強の生物・ヒヨちゃんは、ド○ル家の守り神である!!」
 というフレーズが・・・こ・・怖すぎる・・)



611 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/06(水) 11:28:43 ID:???
>>610
まさかこの板で動物のお医者さんネタを見るとは思わなかったよw

612 名前:576 :2006/09/06(水) 22:04:16 ID:???
576っす。
やっとこさ例のネタの続きが出来たので、流れ断ち切ってひとまず投稿します。
とりあえず、軽い気持ちで読んでもらえればと思います。

613 名前:12years after(C,F,アムロ編) :2006/09/06(水) 22:09:46 ID:???
またまた、地球のある町の片隅。プルKたちが住んでいたところよりも大きいが、田舎といわれてもしょうがない大きさのその町に、
一軒の服屋があった。その服屋は町でも、丈夫で長持ち。その上デザインもいい事で、少し有名になっていた。

「あらあら。カルラちゃん。今日も綺麗だねぇ」

と、店に来ていた常連のおばさんが、この店の店番カルラの姿を見て、すこしわざとらしくほめていた。
そのカルラ…ことプルCは、少し顔を赤らめながら手を振りながら言った。

「そんなことないですよ。それよりおばさん、その服似合ってますね。綺麗ですよ」
「あらあら。そんなこと言っちゃって…。じゃ、これ買っちゃおうかな…でも安」
「駄目です」

値切ろうとしたおばさんの声をさえぎるように、プルCは笑顔で答えた。

「あらまぁ…まあ、予想通りだったけど。じゃあ、定価で買わせてもらうわぁ。ありがとうね」
「こちらこそ、お買い上げありがとうございます」

予想通りだったのか、それほどがっかりもせず、体に当てていた服をレジに置いた。
プルCは笑顔をそのまま、レジ打ちをして、おつりを渡す。そして、服をきれいにたたんで袋にいれ、
これも渡した。おばさんは手を振り、店を後にした。

「ふぅ…」

レジから離れ、プルCは店に並べている服の整理を開始する。
ここに住んで数年。もはや慣れた作業だが、あの婦人達の値切り交渉を避けるのは未だになれない。
あれが一人だったからよかったものの、複数の時はもっと困難を要する。

「まあ…あの時の生活に比べれば…」

ふと、アクシズの生活を思い出す。
あの時から、裁縫が好きで、そしてアムロを尊敬していた彼女は、何か作る仕事につきたいと思って、
今の仕事についている。苦労も絶えなかったが、それ以上に喜びがあった。
町の人々は、皆優しいし、何よりアムロと一緒に生活できるというのは何よりの喜びだった。

「…でも、もう少し清潔に住んでほしいなぁ」

しかし、不満もある。アクシズでもそうだったが、アムロの無頓着ぶりは眼に余るものがある。
同居しているアムロは、名前を変え、この町でジャンク屋を開いている。
宇宙世紀とはいえ、こういう田舎町では中々電気屋などの店舗があるわけではなく、
そういう意味でアムロのジャンク屋は町の手助けになっていた。そのせいか従業員も増えていったのだが…。

「若奥さんからも言ってくれよ。個室を少しでもいいから片付けてくれって」

…どうやら、彼の部屋は大変なことになっているらしい。書類やら、彼の自作開発物やら。
一度プルCが差し入れを持ってきた時も足の踏み場があるのかないのか、よく分からないところを歩かされた時もあった。

「…言って直るのだったら、今頃直ってます」

それからアムロの無頓着さに呆れたプルCは、食事時など散々アムロに言っているはずなのだが、
あれでも片付いているんだとか、そうかなぁ?とはぐらかされてしまう。
しかも、プルC自体が掃除したとしても、すぐに汚くなってしまうのだから、たまらない。

「色々苦労してるんだな…若奥さんも」
「そうですね…はぁ。ああ、そうそう。私、彼の奥さんじゃありませんよ。娘、みたいなものです」

本当は奥さんといわれてうれしかったのだが、否定せざる得ない。まだ、アムロはプルCのこと、
いや全てのプルのことを娘としか見ていない。それをよしとするもの、しないもの、
プルズの心境は複雑だった。プルCの心境は…言わずもがな。
とまあ、そんなこんな生活を送っている。

614 名前:12years after(C,F,アムロ編) :2006/09/06(水) 22:13:56 ID:???
「やっほ〜!C、遊びに来たよ〜!」

と、思いふけているとドアの鈴が鳴り、来客を知らせる。プルCがドアのほうを見ると、そこには同じくこの町に住んでいる
プルAと、木星から帰ってきたプルFがいた。

「あら、AにF。いらっしゃい」

別段驚くことなく、プルCはにっこりと笑って応対する。
プルAはこの町で喫茶店を開いている。その味は、アクシズ時代のアムロの味を受け継いだもので、
安い、美味い、早いという三拍子が揃った隠れた名店としてなかなか繁盛している。
ただ…時々彼女の気まぐれで味が変わり、それが当たりはずれが大きいというのもまた、
人気の一因…なのかもしれない。
そこに木星より帰還したプルFが訪ね、暫く居候として暮らしているわけだ。
パーティが終わったら、また木星に戻ってしまうらしいが、兎に角、今はAの手伝いをしている生活を
愚痴を言いながらも楽しんでいるようだ。

「お店の方、もういいの?」
「もう閉店してきた。明日もう出発だし、早めに支度しなくちゃね〜!あれの練習もやんなくちゃいけないし」
「Cはまだ営業?随分熱心なのね」
「うん、もうそろそろ閉店にするつもりだったのだけど…。あ、ここではなんだし、中に入って。
コーヒーでも出すわ」
「そうね、そうさせてもらいましょ」
「丁度プリンも持ってきたしね〜。じゃあ、お邪魔しま〜す」

プルAとFは遠慮なく、店の奥、住居スペースのほうに入っていった。
Cも店の札をひっくり返し、外から「CLOSE」の文字が見えるようにしてから鍵を閉め、
そのままAとFの後を追っていった。その足取りのまま台所に入り、電気コンロでお湯を温める。

「慣れた手つきね〜」
「ほんと、大事な夫ができたから、余計にだからじゃなくって?」
「そうだねぇ〜」
「ちょ、ちょっと!何言ってるのよ!」

ニヤニヤと、ここで送られているのであろうプルCとアムロの生活を想像しているプルAとプルFに対し、
プルCは通常の三倍の人が好きそうなくらい顔を真っ赤にして反論した。

「ア、ア、アムロとはそんな関係じゃないんだから!」
「またまた〜。一人前の男と女が同棲なんて、恋人か夫婦のどちらかしかないじゃない」
「そうそう!も〜月に行っちゃってるBがかわいそう…ってこれ以上言わないから、包丁はしまって、ね!」

そんな様子が面白いのか、AとFはさらにCをからかおうとしたが、恥ずかしさの限界を超えたプルCは
ギラリと光る包丁を片手に二人を睨みつけていた。

「全くもう…」
「(まあ、Cも満更じゃないんでしょうけど…)」
「(アムロってそういうところ鈍感だしねぇ〜)」

やっと落ち着いたプルCが差し出したコーヒーと、プルAの喫茶店の目玉商品でもあるプリンを法張りながら、
AとCは考えていた。エプロンに長めのスカートに少し地味めのTシャツ。これだけ見れば若奥さんと見られても可笑しくない。
だが…アムロにはそう見られていないという現実がもどかしい。
と、そんな彼女のところへ一つの影が。


615 名前:12years after(C,F,アムロ編) :2006/09/06(水) 22:18:06 ID:???
「…ん?何だ、AとFか…。いらっしゃい、よく来たね」
「ぶふぅ!!」
「ひゃあ!?」

突如として現れたアムロに驚いて、というよりその格好に驚いてAは顔を真っ赤にして、その顔を腕で隠し、
Fは飲みかけのコーヒーを空に吹いてしまった。
それもそのはず、アムロはアクシズ時代と変わらず…といったらあまり驚く要因などないように思えるが…
タンクトップにおなじみのパンツという格好なのだから、年頃の女性にはショッキングな光景だろう。
それはアクシズで飽きるほど見ている彼女らとて例外ではない。しかも、久しくは見ていなかった。

「ん?どうかしたのかい?」

当の本人は寝ぼけているのか、全く気にすることなく、階段から降りてそのままリビングに向かおうとした。
しかし、プルCはそれ以上に素早く着替えを持ってくると、寝ぼけたアムロを上へと戻していった。

「ほらほらアムロ、寝ぼけちゃって。ちゃんと着替えないとダメじゃない」
「…んあ?ああ…そうだね…」
「もぉ、AもFも来てるんだから、もうちょっとしっかりしてよね!」

叱咤しているプルCの声が遠のき、扉が閉まる音と共に消えていった。
それを黙って見送っていた二人のうち、Fがまず口を開いた。

「夫婦、ねぇ…」
「結構お似合いなんじゃないの?こういうのって、夫婦漫才っていうんでしょ?」
「ちょっと違うような気もするけど…まあ、どちらかが結ばれるにしろ、結ばれないにしろ
あの子達次第ということね」
「言うようになったねぇ、Fも。まあ、恋は押しの一手っていうしねぇ…」
「…」
「…」

なんとなく黙り込んでしまう二人。こほんと咳をしたFは口直しにコーヒーを口に入れ、
Aも顔を少し赤らめてプリンを一口ほおばる。

「そ、そのさ。改めて聞くのも何なんだけど、木星での生活って…どうなの?やっぱりさ、大変なんでしょ?」
「え?ええ。まあね、大変よ。大好きなスパムまみれの生活は、アクシズと対して変わらないけどね。
でも、木星の生活はよくってよ?私の探究心を滾らせてくれる。特に、興味深いのは「木星に眠る伝説の巨神」ね」
「伝説の巨神?何それ?」
「木星の何処かに、遥か昔の文明人が封印したと言われている伝説の巨神。まあ、唯の噂程度にしか
広まってないネタだけど、私は探し出してみせるわ。私の探究心に、終わりなんてものはないもの
いつか外宇宙にも行ってみせるわ」
「いいなぁ、Fってすごいよね!あたし尊敬しちゃうなぁ」
「あら、そういってくれる?嬉しいわ。あなたも、色々旅してみればいいのよ。元々、好奇心の強い性格なのだから。
旅をすれば、新しい自分を見つけられるわよ」
「そうだね〜、やってみたいとは思うけど。あたしも、離れられないような状況になっちゃったしねぇ〜
ま、暇になったら考えてみようかな」

ニカニカと、幼き頃から変わらない、元気で無邪気な笑顔をプルAは見せながら色々なことを思いふけていた。
そんな彼女を見て、プルFは少し苦笑した後、残っていたコーヒーを飲み干した。


616 名前:12years after(C,F,アムロ編) :2006/09/06(水) 22:23:36 ID:???
「ごめんね〜ちょっと立て込んじゃって…」
「いやいや、すまなかったね」

と、そんな所にプルCとすっかり着替えさせられているアムロが上の階から降りてきた。
アムロの着ている服はプルCお手製の服である。

「あら、意外ね。アムロがそんなしっかりした服を着るなんて…」
「はは…俺だって、しっかりする時はするさ」

と言いつつも、少し恥ずかしそうに頭を掻く。
本人も、大きくなった娘達にだらしないところを見られたのが恥ずかしかったようだ。

「もう、しっかりしてくださらないと、プルCの苦労している姿が目に浮かんでしまいますわよ?」
「そぉそぉ。夫婦円満なのはいい事だけど、あんまり迷惑かけちゃダメだよ〜」

プルFとプルAの言葉に、アムロとプルCはきょとんとしながらお互いを見つめ合う。
そして、プルCは顔を真っ赤にして、興奮しながら腕を振り上げた。

「だ、だだから!あ、アアアムロとはそそそそそんな関係じゃないんだから!!」

瞳の中をぐるぐるとさせ、混乱した状態でプルCはぶんぶんと腕を振りながら言った。
しかし、それとは対照的に、アムロは慌てることなく、にこやかに対応した。

「ははは…そうだね、俺もプルCみたいなしっかり者が一緒に暮らしてくれて助かってるよ。
正直、12人の娘が同時に出来た時は複雑だったけど、皆の成長も楽しみになってきたし…
こういうのって幸せっていうんだろうな」

その言葉に、プルCは急に変な落ち着きを取り戻してしまった。しかし、それをごまかすように、
プルCはすぐに微笑んで、アムロの胸にこぶしを当てて言った。

「うん…そうだね。そうよ。じゃあ、その娘に対してもうちょっとしっかりしてほしいなぁ…」
「う…ああ、善処してみるよ」

アムロはうっと唸りながら苦笑して見せた。そんな会話だけでも、プルAとFは少し痛々しく思える。
確かに二人は幸せだろう。しかし…もどかしさが残る。

「(…ま、後はプルC達次第ね…)」
「(…)」

だが、これ以上AもFも干渉すべきではないと、何となく思った。そう、これから先はプルCとアムロの問題である。
彼女がアムロに告白するのか、それとも今の立場に満足して告白をしないのか。
そして、その想いをアムロが受けるか。それは彼女ら次第なのだ。
それを後押しすることが出来ても結果を思い通りにすることは出来ない。する権利などないだろう。
ただ、二人はアムロとプルCが後悔しない結果が残ればそれでいい。そう思っていた。
事態は悪い方向に向かっていないことを唯祈るだけだった。
そして…もう一方の想いの行き先もまた、気がかりだった。

この後、何の発展もなく、ゆったりとした時間と何気ない思い出話で盛り上がり、

「さあ、忘れ物はないな?じゃあ、空港に向かうぞ?」

そして翌日となって、ついに主催者であるシャアが経営しているバーにへと向かうのだった。
まだ行き先のわからない、プルCの思いと共に。

H,J,シャア編に続く

617 名前:12years after(C,F,アムロ編) :2006/09/06(水) 22:24:59 ID:???
おまけ

A*^∀^ノ「というわけで〜めでたく念願の喫茶店を開きました〜。これでパフェも食べ放題、作り放題だね!」
C*´∀`ノ「まあ、食べ放題…っていうわけにはいかないのでしょうけど。とりあえずおめでとう」
ヾ ´ー`ノ「まあ、色々とやってみるんだ。人間、挑戦する心が大事だからね」
A*^∀^ノ「うん、二人ともありがと〜。でね、そのことをプルFに報告したらね、こんな本をくれたの」
ヾ ゚ー゚ノ「どれどれ?」
C ´Д`ノ「『経営者の心得』…『偉人達―経営者編―』…『破産しないための7つの秘訣』…全部経営本…」
A*^∀^ノ「も〜心配してくれるのはいいけど、あたしだって経営くらいできるって!」
ヾ;゚∀゚ノ「まあプルAも大人だし大丈夫だろうけど、一応プルFがAを心配してくれたものだし、読んでみたらどうだい?」
C;´∀`ノ「(…何となく、プルFが心配する気持ちもわかるけどね…)」

618 名前:576 :2006/09/06(水) 22:37:22 ID:???
駄文の上に長くて申し訳ないです。とりあえず、再開しました。
後二話分、なるべく早く書くつもりではいます。
因みに、伝説巨神は言わずもがなうわなにをmをはおいうぁお…

619 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/06(水) 22:53:07 ID:???
乙で〜す♪

620 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/06(水) 23:38:50 ID:???
>>576氏、超GJ!!
Cはやっぱりいいコですねヽ(;´Д`)ノ
可愛さとひたむきさがヽ(;´Д`)ノ

で…重なって申し訳ないですが、自分も
>>587の書き込みでキタ何かを投下します。
Cネタが重なるのは、何かの必然だったのかも…?

621 名前:1/4 :2006/09/06(水) 23:40:09 ID:???
トントントン。
軽いリズムが踊ります、手の中で。
トントントン。
小気味よい振動が耳まで跳ねます。
トントントン…トントントン。
小さく動く包丁がまな板の上で小さく光る度、食材が具材へと変わってゆきます。
赤いキャップはお塩入りの大きな瓶。
白いキャップにリボン付きは甘いお砂糖。
緑色の四角い瓶は砕いたバジル、まぁるい瓶入りカルダモン。
少しづつ…少しづつ、変わってゆく私たちの生活。
ちょっとだけ良くなっていく私たちの生活。
そしてわたし自身も、少しだけ…。
変わってる、と、いいな。
いいな…

「C?」
「わ…きゃ、っ…はぃ!?」
「言われた通り、シャアの農園から取ってきたよ。これかい?」
「あ…、そ、そうですアムロ。これが欲しかったんです」
す、に、ちょっと力を入れ過ぎちゃって。
ちょっと変、な私です。


あの緑色の光に包まれた夜から数え切れない時針が回り。
そのまま生きていくだけでも数えず回ってゆく秒針。
それでも、少女たちが生きていくのに時間は関係なく。
今日までも…そして明日からも…


手編みのエプロンがくるぅりと回ると、端っこで白いハロがにこりと微笑む。
そんなアップリケを施したCは、はにかむような笑顔を浮かべながら、台所。
「今日はちょっぴり辛いクレソンとスパムを合わせた炒め物…
それと、チコリと赤ピーマンのサラダにしようかなって」
「いいのかい?Gは苦いのが嫌だ、ってピーマンよけてたろう」
「許しません」
「…」
にっこり微笑んだ笑顔は、綺麗なだけに恐ろしい。
「ま、まぁあまり無理強いはしない方がいいよ…うん」
もごもごと自分の子供の頃…こういう時の母親の笑顔を思い出しながら、アムロは少女の隣に立つ。
「ア、アムロ?」
「ぼくも手伝うよ。今日はもうなにもすること、ないしさ」
「…はぃ」
小さく答えた横顔に、薄く差した紅の色。
アムロは何も気付かずに、高い棚から食器を取り出した。

622 名前:2/4 :2006/09/06(水) 23:41:03 ID:???
透明な水滴が一筋の流れとなって、白い手を洗う。
指先の中に摘まれた緑の葉が優しく擦られ、ボールに盛られて。
きゅっ。
心地よい音と共に栓が締められ、可憐な腕が水を一振り。
水滴を玉に変えて跳ね飛ばし、大皿にバサッと盛り付ける。
次の瞬間、魔法のように現れたまな板の上、赤くて大きな赤ピーマン、閲兵式のように整列して包丁が踊り…サク、サク。
硬い、瑞々しい感触が、少女の指先に伝わった。
「アムロ。スパムの方はどうですか?」
「あぁ。味付けはやっておいたよ」
細い金髪が額の上で跳ねるたび、14の胃袋を満たす食事が形を整えてゆく。
いつのまにか食事は、多くをCが整えるようになっていた。
それがいつの頃からか…よく分からない。
しかし、Cにとってそれは嫌なことではないのだろう。
ちょっと黄色みの強い金髪がささらと流れるたび、少女の躯が踊るように回る。
腕先が包丁やまな板とダンスを踊るようにリズムを刻み、指先が優しくお皿をエスコート。
細く切られた赤ピーマンと混ぜ合わされて、皿に盛られたチコリの周囲が赤く彩どる。
オリーブオイルと赤唐辛子…削ったにんにくに味付けされたスパムが生ハム代わりにころころサラダを転がる。
「しかし…こんな風に下ごしらえをしておくと、味も変わるものなんだね」
「はい。一手間かけて美味しいと…幸せです。」
全くだ、頷くアムロはクレソンに必要以上の力を込めて短冊切りに切り刻む。
「あまり力を入れると危ないですよ、アムロ」
「あぁ」


アムロは。隣で、スパムと炒めるクレソンを切っています。
私はその間に味付けされたスパムを熱したフライパンへすべらせて…カリッと焦げ目が付くくらいに炒めます。
じゅー、じゅーと脂が跳ねる音がして、いい香りが厨房に拡がって…
その匂いを嗅いだアムロがこっちを見てにっこり、小さく、私に、微笑みかけてきました。
どきり。
「美味しそうだよね…この匂いは、さ」
「でも食べた後にはもう飽きた、って言うんですよ、きっと」
当たり前さ、と笑みをわざとらしくしかめさせて、アムロはまた包丁に視線を向けます。
ドンドンドン…ドンドン。
私の叩く包丁の音と、ちょっと違う音。
その間に私はアムロが取ってきてくれたチコリの花を優しくもぎ取り、根っこは別にしておきます。
薄い青のような…淡い紫のような。細い花弁が幾重にも拡がるような、チコリの花。
口に含むと瑞々しい、甘いお花の味…
は、しませんけど。
それでも花の部分まであまさず食べることが出来て、それでサラダが美味しくなるし。
そんなことを思いながら花に口寄せ、ちょっとだけ、思う。
2人で並ぶ、台所。
普段は1人で立っているから。
意識してちょっと、視線を横に向けます。
それだけなら…
ちょっとだけだから、いいですよね?
少し想うだけの、私の自由。
「あっ」



623 名前:3/4 :2006/09/06(水) 23:42:14 ID:???
小さく声を上げたアムロに、反射的にCは謝ってしまった。
「ごっ、ごめんなさい、アムロ!!」
「…なんでCが謝るんだい?」
逆に不思議そうに尋ね返すアムロ…彼はちょっと眉をしかめて、指先を見ている。
包丁が僅かにNTの指先をかすったらしい。
赤くじんわりと、朱の線が走っていた。
「…もうちょっと気を付けるべきだったね。Cは、こういう怪我をしないよう注意してね」
自分が怪我をしたのに、それでもCがこういう怪我を負わないよう注意するアムロ。
年齢のわりにやや苦み走った表情を浮かべがちな青年は、自分自身に苦笑しながら少女に言う。
(まったく…他人(ひと)のことは言えないよな)
そして、言われた少女は。
「…怪我!!」
無言で身を翻した少女は青ざめた顔色すら見せないまま、青年の手元に顔を埋めると彼の大きな手を握る。
そして指先を口に含みちっ、ちっ、と小さな音をたててそこを吸った。
「し、C?!」
鈍く金を弾く頭髪が小さく揺れ動くたび、白い首筋がちらちらと覗く。
細い指先が優しく彼の手を握り、舌がそっと傷口を舐め…強く、力を込めて唇で吸う。
「あ、あの…C」
ようやく顔を上げた少女は見上げて、微笑む。
「もう…。わたしのことはいいから、自分のことを心配して下さい。」
そしてエプロンのポケットから小さな布きれを取り出すと、器用な手つきで指先にそれを巻き付け、言った。
「はいっ、これで大丈夫、です。」
「あぁ…ありがとう」
礼を言われると、少女はにっこりと笑う。
小首を傾げて、なにが可笑しいのか…笑う少女の首筋をささら、と金糸が洗う。
「そう言えば、前はアムロがこうしてくれたんですよね」
ほんの昔の、そんなことを思い出し…Cは笑う。
そしてアムロは、また別のことを思う。
「あぁ…Cは、髪を伸ばしたんだね」
「はっ!?はひゃいっ」
急に髪のことを持ち出され、俯くC。
「うん、似合うと思うよ。髪は長い方が色々と髪型を試せるし…、服装も色々、合わせられると思うな」
そろそろ背中まで届くくらい、伸びた髪先を指先に絡めて。
「あ…はい。あの、その…」
「あ。でも…ぼくもシャアも、髪型のセットは得意とは言えないから…あまり難しいのはちょっと、かな」
「えぇ、はい…その、あの」
俯いて指先で髪を弄るC…きゅ、と髪を握ると意を決したように、顔を跳ね上げる。
「あっ、アムロ!!」
「なんだい、C?」
決心は、真正面から。
「あ…あ、あた…し………その、わた………わたしっっ
………あ………どんな髪型が似合うと思いますか、アムロ!!」
儚く、玉砕。



624 名前:4/4 :2006/09/06(水) 23:43:56 ID:???
(違うよーorz)
心の中だけでがっくり膝をついたC。
そんな彼女に、ぼんやり(Cにはそう見えた)笑ったアムロは言う。
「そうだね。そのままロングでも清楚で綺麗に見えると思うけど…髪を編み込んでも
可愛く見えるかな。みんなにも聞いてみたらどうだい?」
「あ…はは、そうですよね…他のみんなにも聞いてみます…はぃ」
顔はにっこり。心の中では…聞けなかったことに後悔渦巻くC。
無理矢理だけれども、色々あってだけれども、浮かべた笑顔は満面の笑み。
照れ笑い…泣き笑い…誤魔化すような笑い…
それでも、少女に浮かんだ笑顔は確かに、内気な彼女が浮かべた最高の笑顔。
そんな笑顔に眩しさを感じたアムロは、視線を逸らし…そして気付く。
「?…なんか焦げ臭くないかな…」
「!!フライパン!!お料理!!焦げちゃう!!」
…その日、Cは料理方面でも玉砕した。


(あー。今日はなにやってもダメだったな…)
パチリと照明の消された、暗い室内。
闇に滲む天井を見上げながらCは思う。
料理は一応、フォローしたけれどもコゲコゲスパムはちょっと不評で。
夜にはアムロの部屋に向かったけれども、その日はシャアの部屋で深酒をしたらしくお裁縫は一人ぽっち。
いつまでも戻らないアムロに、その日のお裁縫分だった…手編みの毛糸パンツを置いて帰ると、Cは大人しくベッドに潜り込む。
(あーあ。あーあ。あーあ)
今、思っても今日は失敗。
せっかく…
髪を伸ばして私、可愛く見えますか、って聞きたかったのに…
少しだけ心の一部を誤魔化しながら、心の中だけで呟く。
(でも…)
それだけじゃなかった。
小さくCは思う。
(でも、アムロは私が髪を伸ばしていたのに、気が付いた)
それを思って、Cは毛布を口元まで動かし…小さく漏れそうだった声を隠した。
アムロが言った言葉を、唇だけ動かして、もう一度。
…髪を伸ばしたね、C…
ちょっとだけ。
ほんのちょっとだけど…私の背伸びが届いたような気がする。

わたしとアムロ。
背伸びしても届かない、2人の差。
それでも。
それでも。
もう10年もしたら…もう10年もしたら。
私は20を越えて。今のアムロに、もっともっと近づいて。

今の私は、早く大人になりたい、って思う。
今の私は、早く歳を重ねたい、って思う。
だって、私の夢見る未来は、とっても楽しそうな気がするから。



625 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/06(水) 23:49:52 ID:???
今日はいい日だなぁ
素晴らしいSSが二つも見れるなんて

626 名前:576 :2006/09/07(木) 00:10:33 ID:???
>>620
超GJです!!プルC健気だよプルC。



627 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/07(木) 00:14:16 ID:???
なんか9月入ったら一気にネタが来たみたいだ




ひょっとしたら職人さんは夏休みしてたかも

628 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/07(木) 00:30:46 ID:???
GJ!!
やべぇCが可愛すぎる

629 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/07(木) 00:46:31 ID:???
おふたかたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
激しく激しく
じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃじぇぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
健気なCに乾杯!

630 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/07(木) 23:27:46 ID:???
プルC可愛いよプルC

しかしJやIと違って相手のガードが固いからなぁ
アムロを思い続けて生涯独身になってしまいそうな気がするのは気のせいか

631 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/07(木) 23:32:37 ID:???
(▼∀▼)<>>631(ムサイ)ゲットだよ♪

632 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/07(木) 23:56:44 ID:???
当たり前だとわかっていても独立して離散した一家の話はチョット悲しくて淋しいな


うる星やつらって漫画にあった、しのぶが未来をかなえる話で
何も変わらない日常を願った一幕を思い出してしまった…


633 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/08(金) 00:24:22 ID:???
スレ違いすまんがうる星やつらの一幕をkwsk

634 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/08(金) 00:25:06 ID:???
離散してはいないだろ
距離は離れていても、ニュータイプは時間だって越えられるんだから

635 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/08(金) 02:08:17 ID:???
いま>>631がいいこといった!
絆だよ絆!

636 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/08(金) 07:22:18 ID:???
つまりムサイとコムサイは絆の力で合体していたんだよ!

637 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/08(金) 09:33:00 ID:???
な、なんだってー!
Ω ΩΩ

638 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/08(金) 10:41:15 ID:???
(▼∀▼)<アクシズの一家はムサイとコムサイのように固い絆で結ばれているというお話でした。めでたしめでたし

639 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/08(金) 19:57:12 ID:???
>>630
逆にJやIの方が大変かもよ
二人居る分、どちらも選ぶことが出来ず大佐逃げ出しちゃうかもw

640 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/08(金) 20:26:42 ID:???
プルB「なにか大事なことを忘れてる>>639には一日ミノ虫の刑を味わってもらおうかと思うがどうだ?」
プルL「……」(←ミノ虫刑は嫌いだけど今回は止めない)

色恋沙汰が絡むと女の子は恐ろしいというお話。

641 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/08(金) 22:01:52 ID:???
ごめん、カルラっつーたら、鉈みたいな大剣振り回す姐さんしか思い浮かばないや……

642 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/08(金) 23:42:25 ID:???
大剣振り回すC…
1日ミノムシの為、縄を編むB…
お父さん片手に涙目で見つめてくるL…

643 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/09(土) 11:45:10 ID:???
>>641

うたわれるもの乙

644 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/09(土) 14:33:19 ID:???
ごめん、>>642がうたわれるものに思えてきた……

645 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/09(土) 16:31:28 ID:???
>>641
ゴメン俺は姑息な策使いまくりなトリ男が浮かんだ

646 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/09(土) 23:19:24 ID:???
小説版だとラスボスだったりする奴か。

>>641の元ネタはワカンネ

647 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/09(土) 23:25:55 ID:???
そろそろスレ違いの生活はやめにしないか?

648 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/10(日) 00:12:58 ID:???
スパムまみれの生活に戻るか

649 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/10(日) 13:41:12 ID:???
次は精液まみれ、いい!!
それイこう!!
職人さん、かもーぉん!!

650 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/10(日) 14:01:49 ID:???
この板は未成年もいるから無理

651 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/10(日) 16:40:04 ID:???
なぜか持っていたスパム缶が爆発し、スパムまみれになるシャア吹いた

652 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/10(日) 18:25:16 ID:???
チョコパフェを作ろうとして練乳まみれになるのはどうか
ビジュアル的にはぶっかけとかわらんぞ

653 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/10(日) 18:34:12 ID:???

         ,-―- 、
        /ロ≠   ヽ
        .i    ノ|ノ)从)  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       ヾ、 イ' l l |l <   >>653(婿さん)ゲットだよ♪
         ゞl|、 ヮ,.イ!  .\_________
        . リへ.!]、リ


654 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/10(日) 18:50:10 ID:???
>>652
チョコパフェ作るのに練乳って使うか?
ホイップした生クリームとかならわかるが。

655 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/10(日) 19:58:13 ID:???
生クリームの代用で…めちゃめちゃ甘そうだな

656 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/10(日) 22:32:11 ID:???
(▼∀▼)<しかたない、では私の自家製クリームで代用するか…大人向でやや苦いが

657 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/10(日) 23:36:56 ID:???
「さあJしっかりと絞りとってくれ」
「は、ハイ!/////」
「う‥うまいぞ、もっと強弱をつけて、ウッ、うく…」

658 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/11(月) 00:28:32 ID:???
で、オチは?

659 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/11(月) 01:52:54 ID:???
>>656-657
こりゃ確実にアムロの鉄拳制裁コースだなw

660 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/11(月) 02:10:30 ID:???
         \
   r'⌒⌒^'、  \
  ( rνyy'ソ  \\
   ヾ ゚д゚ノ    | |
     ]¶[  )    | |
      / /    人 ガッ
     ヽ/    <  >⌒⌒ヽ ∩
    △/  //(V#"メ"""ミ) /
  ▽ν ▼ 彡  ヾ▼Д▼ノ /
  △ 鎚▲       ¥  /
    ▼


661 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/11(月) 18:26:26 ID:???
>>653が無視されてる件

662 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/11(月) 21:58:03 ID:???
>651
動物のお医者さんのしる粉缶爆発みたいだな

663 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/11(月) 22:01:14 ID:???
エロ希望してる奴マジ出てけよ
うぜー

664 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/11(月) 22:53:59 ID:???
スマスマ見て思いついたちょっとしたネタを貼り



古い映像記録の中からスパム料理特集号と題された料理番組の記録を見つける駄目オヤジ
・・・その口元は確かに笑みを浮かべていた


次の日の晩酌時にシャアは昨晩の映像記録のことをアムロに話し、
その映像記録を見せるかわりにアミキャシ料理番組第二段をやろうと詰め寄る・・・



どうだろう?

665 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/11(月) 23:53:41 ID:???
シャア「私は強いて言えばキムタク役か。お前はさしずめゴローかな」
アムロ「はいはい」

666 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/12(火) 00:36:35 ID:???
ゴローは実写版ガンダム や ら な い か という話になった時
「俺シャアやる!シャアがいい!」って言い出して周りから引かれたらしいぞ。

667 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/12(火) 00:44:07 ID:???
日本人がシャア役をやるのは無理ではなかろうか

668 名前:576 :2006/09/12(火) 01:38:44 ID:???
さて流れ断ちきって、JHシャア編が出来上がりましたので、投稿します。
またまったりと読んで下さい。




669 名前:12years after(JとHとシャア編) :2006/09/12(火) 01:42:08 ID:???
パーティが開かれる1日前。雪国の片隅にある酒場レッドスターでは、その準備のために少しはやめの
店じまいをしていた。といっても、こんな片田舎では酒場にくる客など、決まった常連か、それとも
物好きの観光客くらいなので、早く閉店しても別段誰も困らないのだが。

「では、少し買出しに行ってくる。後は任せたぞ、ジェーン」

この酒場のマスターこと、シャアはジェーンと呼ばれたカチューシャをした女性従業員…プルJに
そう伝えてエレカに乗り込んだ。

「はい、マスター。今日は少し吹雪いてますから、気をつけてくださいね」
「ありがとう、ではいってくる」

アクシズ時代、ふと見せたまぶしい笑顔でシャアはエレカを走らせ、この村から少し離れた町の市場にへと
向かっていった。片道1時間。大体、2時間半で帰ってくるだろう。
シャアもまた、アムロと同じように身分や名前などを隠し、静かに暮らしていくことを選んだ。
彼の正体を知っているのは、アムロとプルズ、そして一部の知合いのみである。
幸い、以前隠し持っていた財産が、一生遊んでいても暮らせる以上に残っていたので、
生活などは全く苦労しなかった。そこで、ぼうっと呆けて暮らすのもシャア自身の性分に合わないと
思い、酒場を開くことにしたのだった。
プルJはジェーンという名をもらい、ずっとシャアと行動を共にしてきた。
自分の道を進むべきでは?とシャアに言われたこともあったが、プルJはこの生き方こそ、もっとも
自分らしい道だと信じていると言った。それから、シャアは何も言わなくなった。
現在では、レッドスターの看板娘としてバーにくる村の親父達やご婦人の人気を得ている。

「さてっと…居間のうちに仕込みをしておかなきゃ…大佐には、ばれないようにしないと…」

プルJは握りこぶしを作ると、早速中に店の中に入って、モップを片手に掃除を始める。
そして、隅々まで掃除した後、モップを物置に片付け、今度は居住スペースへと入っていく。
窓から見える風景は白く、寒々しいが、家の中は赤橙に輝く暖炉のおかげで暖かい温度を保っている。
しかし、そんな部屋で温まることなく、プルJはすぐにある部屋に入った。
そこは一見、ただの倉庫にも見える、というより倉庫そのものなのだが、そこには隠し階段が隠されていて、
そこから秘密の部屋にいけるようになっていた。
そう、かつてプルKの婚約者がプルKとの結婚をかけ、シャアと決闘した場所。それがここなのだ。
階段から降りたプルJが横を向くと、重々しくサザビーが立っている。
何時見ても、その迫力はすごい…と思っているのはどうやらプルJだけらしく、他の姉妹には
未だに蟹だの何だのとバカにされていたりする。しかしまあ、ふざけているだけなので別に構わないが。
それに…このMSは最後の最後で姉妹達の命を守った。それだけでプルJはこの機体に愛情を向けられる。
そんなサザビーのコクピットのハッチを手馴れた手つきであけ、座席に座ってみる。
懐かしい心地。こうしてコクピットの座席に座るのは、アクシズでの生活以来だ。
暫くは、この機体の圧力に負けて、自分には乗ることは許されないと思っていたものだったが、
今回は少し思い切って乗ってみた。昔は大きかったそのコクピットでも、今ではほんの少し、狭く感じた。

「(ここには、色々な大佐の想いがこめられている。その想いを、私は全て受け止めたい…)」

深く、背中を預け、そして深呼吸をする。その想いにサイコフレームが反応したのか、少し暖かな空気がJを包み込む。

「(このまま眠ってしまいそう…心地良い…)」

その心地よい空気に酔いながらも、気を取り直して、サザビーから降りると別の場所にへと向かおうとした。

(優しいのね)

と、その時。サザビーのコクピットから何か、女性の声が聞こえた気がした。
どこの誰かわからない、でも大体は見当がついている。プルJは一度コクピットのほうを向きなおして、堂々と言った。

「一途なんだ」


670 名前:12years after(JとHとシャア編) :2006/09/12(火) 01:43:29 ID:???
正直に、そして挑戦的に。返事は聞こえなかったが、恐らく笑っているだろう。プルJは改めてサザビーから離れて、
少し大きめのステージに向かっていった。特設なため、少し寂しい気もするが十分だろう。

「照明は…うん、いいだろう。しっかし、Gもとっぴなことを思いつくものだ。まあ、驚かせるのは賛成だけどな。
 …あれ、上手くいくだろうか」

今から考えても緊張する。それに、下拵えは自分でやっておかなければならないから、余計だ。
このステージを作る事の目的を、シャアには「来年のパーティまでの御楽しみです」と伝えていただけなので、
いつバレるか冷や冷やして今年は過ごしたものだ。しかし、ついに本番は明日なのだ。

「まあ、何とかなるだろう!うん!なる!準備完了!」

そう自分に言い聞かせて、プルJは鼻歌まじりにその場所から店へと戻っていった。
心なしか、その動きはぎこちないものだったが、今はとりあえず気にしないで置こう。
戻る間に何とか落ち着きを取り戻したプルJは店の中に戻ると、そこには一人の女性が
立っていた。店は閉まっているはず。しかし、何故?

「あら、店の人かしら?」

と、女性がプルJに気がついて言う。帽子を深くかぶり、コートを着た女性は何処か大人なムードを漂わせている。
そして、綺麗な栗毛は女性の魅力を出していて、少しプルJを魅了していた。

「(い、いかんいかん!応対せねば!)えっと…お客様でしょうか?申し訳ございませんが、今日はもう閉店でして…」
「あら…そうなの?表の札がまだOPENになってたから、まだやっているものだと思っていたわ…」
「(やっぱりか…)」

思えば、慌てて作業などやるべきではなかった。確認のために外に出てみると、案の定札がOPENのほうを向いたままだった。
吹雪も、ひどくなっている。こんな状況でこんな女性を一人ほうっぽるのも危険だ。
そう思ったプルJは申し訳なさそうな顔をして、扉を閉めながら女性のほうを向いた。

「すいません、こちらのミスでしたね。今お酒入れます。今日は私の奢りということで」
「あら…サービスがいいのね。別に構わないのに…。じゃあ、一つ、お勧めを」
「はい」

よく見ると、女性のコートには雪が残っている。床にも落ちているから、多分長い間雪の中を歩いていたのだろう。
この様子をみたプルJは、もうすでに何を作るかを決めていた。

671 名前:12years after(JとHとシャア編) :2006/09/12(火) 01:44:52 ID:???
「では、アイリッシュコーヒーをどうぞ。温まりますよ」
「アイリッシュコーヒー…確か、旧世紀、アイルランドで作られたお酒ね…」
「ええ、そうですね。…画家、なんですか?」

ホットカクテルを造るその手を休めず、プルJは女性が座る席の隣、下ろされた椅子の上に
置かれている特長的なバックから、女性の職業を何となく予想してみる。女性は少し帽子の位置を直した後
静かに答えた。

「ええ。しがない流離の絵描きよ…。今の時代、流行らないかもしれないけどね」
「素敵ですよ」

プルJは素直に思ったことを口にした。その言葉を受けて、女性はふっと笑ってみせた。
帽子のせいで顔のほとんどが見えないが、どことなく、何処かで見たような雰囲気だ。

「(何処かで会ったのか…?)はい、どうぞ」
「ありがとう」

プルJは出来上がったアイリッシュコーヒーを女性に、丁寧に差し出す。
女性は上品に口に運び、少し口に入れる。暖かい湯気があがっているアイリッシュコーヒーは、
アルコールのお陰もあって、女性の体を温めていく。

「このお酒、あなたに似ているわ」
「え?」
「冷え切った人々に、暖かさを与えてくれる。それに、苦そうで甘い。それがあなたの良さ…。
 違うかしら?」
「は、はあ…」

突飛なことを言われ、プルJは軽く笑ってごまかしてみるが、何か見透かされているような感覚に
陥り、落ち着かない。一度深呼吸した後、自分もカウンターの席をおろして、水を一杯飲み干す。

「それに、ここにいる霊も居心地が良さそうだし」
「ぶっ!」

今度は完全に不意を突かれた。プルJは酌みなおして飲んでいた水を噴いてしまった。
当たり前だ。こんな事を言われて驚かない人間はいないだろう。
だが、その女性は余裕の笑みを浮かべている。そんな表情にプルJは疑念の視線を送ってみるが、
女性の表情は全く変わろうとしない。

「…霊能力者なんですか?」
「ええ、一応。といっても、別にここが特別な場所ではないのよ。霊はどこにでもいる。
 その霊がここにいたい、と強く思う限りはね…。大丈夫よ。悪い霊なんてものは本当に
 稀にしか現れないから」

そうは言われたものの、と思ったプルJだったが、もはや疲れてきたので考えるのをやめ、
背中を向け、適当に酒瓶の掃除をして、この客の相手を適当にして、早く雪がやむことを願った。が、それも見透かしたように、
女性はふふっと笑って言った。

「早く帰ってほしいなぁ、って考えているでしょう」
「いや、そんなことは…!」

女性のほうを振り向くと、女性の帽子がカウンターに置かれていて、はっきりと顔を出していた。
栗毛の髪。少し化粧されてはいるが、間違えようのない、プルJに似た顔。
…女性はプルHだった。

672 名前:12years after(JとHとシャア編) :2006/09/12(火) 01:52:21 ID:???
「エ、イチ…?」
「5ヶ月ぶり、といったところかしら?元気そうね」
「き、キサマァァァァ!!」

思わずプルJはカウンターから身を乗り出し、プルHの胸倉を掴んだ。しかし、プルHはおかしくて笑い続けている。

「もう、全然気がつかないんだもの。こっちが笑いをこらえるのに必死だったわ。素敵ですよ、って身内から言われるんだもの」
「それは貴様が言わないからだろうが!まさか、最初からこういうつもりだったのか!?」
「別に。明日丁度ここでパーティでしょ?丁度近く通っていたところだったから、せっかくだし、先に来たのよ。まあ、悪乗りしたのは謝るけど」
「悪乗りって…まさか…」
「ただいま、買い出し終わったぞ…おや?…なんだ、プルH。もうバレてしまったのか…」
「ごめんなさい、シャア。やっぱり我慢できなく…って…」
「む?おや、プルJ。どうしたんだ?あ、いや悪ふざけが過ぎたか?それなら謝るが…。
それにしたって、泣くことは…」
「…もう、良いお年なのですから…」

「悪ふざけも大概にしなさい!!!!」

…この時、180cmの長身であるシャアの頭を、プルJの飛び回転蹴りが直撃し、シャアは
一瞬だけだが、ララァが笑顔で手を振っているのを見たという。



673 名前:12years after(JとHとシャア編) :2006/09/12(火) 01:54:13 ID:???
「いい加減機嫌を直してくれ、プルJ。Hからの手紙を別に意地悪で隠していたわけではないのだ。
 ただのお茶目心なんだ。…いや、本当にすまなかった」
「もう、知りません!」

時間が経って、夜。リビングでプルJとH、そしてシャアが食事を済まして、先ほどの
惨事の続きが始まっていた。あの時からこの時までずっと、会話がなかった。
この状況には流石のプルHも呆れてきた。確かに、冗談が通じないという性格のプルJだから、
いくらかはすねて見せるだろうと、あらかじめ予想はしていたものの、ここまですねるとは、まだまだ子供だ。
呆れつつ、プルHは鉛筆を握って、少しその光景を眺めてみる。

「…こんな所を書かないでもらえるかな?H…」
「あら。画家としては、面白い光景は即座に絵にしたいのだけど…。それに、
私が絵にしたいのはシャアとJじゃなくって、Jとその肩にまとわりつこうとしているスケベなお爺さんの霊よ」
「!!!」

プルHの言葉に、プルJは体を命一杯強張らせて、思わずシャアに抱きついてしまった。
シャアも急なことだったので対応できず、固まってしまった。
そんな光景にプルHは腹を抱えて笑い飛ばしていた。

「あははは!冗談よ!もう、面白いんだから」
「な、あ、た、たたた大佐申し訳ごごごございません!こぉらH!またそんな嘘を!」
「あらまぁ、怖いこと。あらあら」

顔を真っ赤にしてプルHを追いかけているプルJと、それとは対照的にくすくすと笑いながら
逃げるプルH。まるで、アクシズの生活を思い出すような、そんな雰囲気にシャアは懐かしさを覚える。
そして、そんな彼女らを尻目に、リビングの片隅に飾ってあった写真―木星達成時プルズとシャアとアムロで
記念に撮った集合写真―を見て、ふっと笑った。

「ララァ…見ているのだろう?今、私は幸せだぞ…。多くの犠牲を払って得た幸せだが、私は、もう少しこの幸せに浸っていたい…彼女達の成長を、見守ってやりたいのだ。エゴだと言うか?それでも、私は…」
(わかっています、大佐。それ以上は言わないで)
「…そうか。わかった。できれば、彼女達のこと、見守ってやってほしい」

返事はなかった。だが、伝わっただろう。シャアは少し微笑んだ後、今度はプルJとHの間に割って入っていった。

「ほら、喧嘩はそこら辺でやめないか。元気なのはいいことだが、そろそろ寝なければ、明日の仕込みにも影響が出る。Hも今日は泊まっていきなさい。部屋は、客室を自由に使ってくれて構わない」
「あら、じゃあお言葉に甘えましょうか。丁度、宿がなかったのよ」
「(そのまま、雪に埋もれてしまえばよかったのに)」
「あら、何か言った?」
「いいや、なんでもございません!ほら、案内するからさっさと準備しろ!」
「はいはい。ではお世話になるわ」

ぷりぷりといまだ怒っているプルJに呆れながらも、荷物を持ってプルHは二階の客室へと向かった。
シャアはそれを見送ると、秘蔵の酒と二つのグラスを取り出して、両方に注ぐ。
そして、片方を机の反対側に置き、シャアはソファーに座って一言。

「このさり気なくも大切な幸せに」

乾杯をした。
ラスト 全員集合編に続く。

674 名前:12years after(JとHとシャア編) :2006/09/12(火) 01:54:59 ID:???
おまけ
自家製アイリッシュ・コーヒーの作り方
J* ‘∀‘ノ「まず、グラスをお湯ですすぎます。この時、熱いお湯に耐えられるグラスが
      いいでしょう」
J* ‘∀‘ノ「インスタントコーヒーをティースプーン一杯分グラスに入れます。
      量はお好みで結構でしょう。ここではあくまで基準です」
J* ‘∀‘ノ「砂糖をティースプーン2杯入れます。ブラウンシュガーだと
      色、香りが良くなりますよ」
J* ‘∀‘ノ「アイリッシュウィスキーを用意し、大さじ2、3杯入れます。
      これも好みよって量を変えてみましょう」
J* ‘∀‘ノ「グラスの75%までお湯を入れましょう。この時、一緒にスプーンで混ぜましょう」
J* ‘∀‘ノ「ホイップクリームをコーヒーの上に乗せます。そして、グラスが手をやけどしない
      程度までに放っておいて完成です」
       
J* ‘∀‘ノつ日カンセイヒンガコチラニゴザイマス。アタタカイウチニドウゾ。

(参考:INJ アイリッシュコーヒー レシピと歴史)
(参考2:シャアがバーを始めたようですスレ)

675 名前:576 :2006/09/12(火) 01:58:16 ID:???
とりあえず後一話です。がんばります。
とりあえず、シャアが別人なのはあまり気にしないでください…。
というか、改行エラー出すぎだ!勘弁して…。

676 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/12(火) 02:18:17 ID:vWTOZ/n1
GJ!!
思わずニヤニヤしながら読んでました。
Jは相変わらず可愛いなぁ

677 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/12(火) 02:19:03 ID:???
すまん
sage忘れた・・・。

678 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/12(火) 09:07:23 ID:???
超GJ!!

出来もいいけど、手が早いのが裏山シス。
Cが健気ならJは一途なんだな…


679 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/12(火) 11:58:24 ID:???
乙ガンダム

680 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/12(火) 15:12:44 ID:???
今更だがプルAとFとHの名前は?

681 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/12(火) 21:31:13 ID:???
どうでもいいんだけど、Jとシャアのその後のお話って何スレ目に出た話だっけ
まとめサイトの特別編には入ってなかったんだけど

682 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/12(火) 21:49:21 ID:???
>>681
どうでもいいんなら教えてやらないやい。

683 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/12(火) 21:54:15 ID:???
>>682に萌えた

684 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/12(火) 22:00:01 ID:???
>>681
つCtrl+F
というか、アレって特別編に入ってなかったんだ

685 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/12(火) 23:19:38 ID:???
>>680
A=アンジェラ
F=フランチェスカ
H=ヘレン




ごめん、テキトー
作者でもないし

686 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/13(水) 00:56:21 ID:???
まえにHはヘレンて名で出て滝がするな


687 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/13(水) 01:53:13 ID:???
A=アリョーナ

688 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/13(水) 07:47:36 ID:???
A=アンジェリカ
F=フランチェスカ
H=ヘンリエッタ

689 名前:576 :2006/09/13(水) 15:52:05 ID:???
米トンクスです!後一話、なるべく早く投稿したいと思います。

>>680
名前は一応考えた当時や妄想段階では一応ついていたのですけど、
たまたま出なくてもいい話になってしまったので、出ず仕舞いになってしまいました。
そして>>685氏、アンジェラ大正解です。
一応FとHは

F=フローラ
H=ヒルダ

の予定でした。

690 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/13(水) 18:11:51 ID:???
A=アレシェンカ

691 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/13(水) 22:44:12 ID:???
A=アミバ

692 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/13(水) 22:48:08 ID:???
そろそろ次の話題にしませんか?

693 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/13(水) 22:54:31 ID:???
A=アスハ・カガリ

694 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/13(水) 23:24:32 ID:???
アレシェンカ
テラコワス

695 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/13(水) 23:26:42 ID:???
>>691
激震孔でも突く気ですか、そのAは。

>>693
それだけは嫌。ガチで嫌。

696 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 00:01:30 ID:???
プル達の名前はみんなの心の中にある。
Aがアリスでもアンジェリカでもアスカでも正解なのですよ。

697 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 00:47:30 ID:???
>>696氏がいい事を言った!

ところで、プルJは料理が上手くなったのだろうか?
以前のスレ…確かプルJとシャアの距離を近づけようとするプルズの話で、
自分は料理が下手だと言っていた記憶があるんだけど…
プルJは人によって料理が出来たり出来なかったりして面白いなぁ。

698 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 00:49:13 ID:???
>>696
だからといってアミバは無しでしょう、さすがにw

699 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 03:03:55 ID:???
Jがジャギになってまうしなw

700 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 03:56:19 ID:???
んじゃKはケンになるな

701 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 04:30:20 ID:???
Bはバットだな

702 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 05:48:10 ID:???
Dはデビルリバースか

703 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 06:06:08 ID:???
Aがアスカならプルツーと同じパイロットスーツ着てアムロ相手にツンデレ

704 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 06:30:19 ID:???
AがアスカでLがレイ?
それだとSが付く人に色々されそうでおっかないですなw

705 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 07:09:24 ID:???
Sが付く人って誰さ

706 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 07:13:39 ID:???
プルL「レイ? アムロとおんなじなんだ…うれしい」
プルA「アスカ…アスカ・レイ?」
プルB「良く分からないが、それはNGな気がするよA」

707 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 07:16:47 ID:???
>>705
それはもちろん姉妹に生き写しで、今は亡き美少年のプルSですよ。
…もしかしてプルCがアムロスキスキなのはシャアの頭文字と同じCがついてるからなのかしらん。

708 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 09:02:49 ID:???
>今は亡き美少年
シンか

709 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 11:44:32 ID:???
たまにはカッコイイ2人を見てみよう
ttp://www.youtube.com/watch?v=Z2Uh6aLlNsw&mode=related&search=
ttp://www.youtube.com/watch?v=xoRnebTp9ys&mode=related&search=

710 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 21:55:03 ID:???
【史上初】モビルスーツ同士の格闘戦【アムシャアファン必見】
http://www.youtube.com/watch?v=30fZrYxxVpo&NR

711 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 22:46:16 ID:???
ククルスドアンじゃないのか

712 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/14(木) 23:38:50 ID:???
>>770氏711氏

プルG「こ、これだぁ!!これでプルIに勝てるぞぉぉ!」
プルD「夜中にうるさいぞ!!」

プルG「ということで、シミュレーターで勝負だ、I!ただし、拳のみで!」
プルI「また非常識なことを…。まあ、いい。掛かって来い」
プルG「審判は、Eな」
プルE「…(こくり)」

プルG「いくぞぉぉ!!そりゃぁぁぁ!!」
プルI「…あまぁぁぁい!」
プルG「へ?う、うわうわああ!」
プルE「…背負い投げ一本…」

プルG「何か、俺もう自信なくなってきた…」
プルE「…(なでなで)」
プルG「慰めてくれるかぁE。お前は良い子だなぁ…。よ〜し!次こそはGちゃん勝っちゃうぞ〜!」
プルE「頑張れ」

プルG「うおおお!次はこれだぁぁ!」
プルI「岩石を持ち上げるだとぉ!?め、めちゃくちゃだ!」
アムロ「…」
シャア「Gらしい作戦だが、本当にめちゃくちゃだ…って、アムロどうかしたか?」
アムロ「いや…昔ザクでこんな事をしていた人がいたなって…」
シャア「そんな兵がいたとは…」
アムロ「(ドアンさん…元気にやってるだろうか?)」

713 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/15(金) 00:32:17 ID:???
ローラと元気にやってるさ・・・




あれ?違ったか?



それだけ

714 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/15(金) 01:52:13 ID:???
ロランじゃなかったか。

715 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/15(金) 20:19:55 ID:???
>>714
釣り

716 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/15(金) 22:45:02 ID:???
ガチでロランじゃなかったっけ?

717 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/15(金) 22:50:02 ID:???
>>716
つまり、713氏は1stのロランと∀のロランをかけて、
それと更にローラとボケていたんだ。
と思う。

718 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/15(金) 22:56:11 ID:???
ギャグの解説はしちゃダメだよ
言った人が悲しくなるから

719 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/15(金) 23:47:03 ID:???
>>688
ガンスリンガーガール乙

720 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/16(土) 11:21:39 ID:???
Aの名前はアストライア…なんてな

721 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/17(日) 18:04:40 ID:???
A「///あーした・・」
B「ん?なんだ?」
A[なっ・・なんでもナイヨ・・・」

722 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/17(日) 23:19:23 ID:???
>>721

そんなこといったらママと駄目オヤジが・・・







白い悪魔と赤い彗星に戻ってしまうwwww

結末は・・・あはれシャングリラの惨事

723 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/17(日) 23:55:34 ID:???
一家お別れの後、旅に出たAがそれと知らずにシャングリラコロニーでリィナと出会い
結ばれて
アーシタ性を名乗るのって良さそうな気がした(´∀`)

724 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/18(月) 01:34:03 ID:???
Aとリィナ?

725 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/18(月) 02:06:25 ID:???
なかなかハードル高そうな恋ですな

726 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/18(月) 02:19:51 ID:???
                      -┬.┬-┬ー、
                    ∠|_|_|_|_  \
       __, -― ´ ̄ ̄´`ー、_ |         L_  |
      _,ノ        ヾ、、、、| ___ メ ___   L_ .|
     _ノ"        ヾ゛゛゛、i´◎`> <´◎`>  | |
      i_〈人ト、ir'ルレ'``"' y、,゛゛|  ̄、_,、_,  ̄    |_|
      7|=‐-、 v-‐=‐- ,ゞヾ,|    !.ノ        |.
        )i´◎`> <´◎`> 〉、.|              |.
       ,|  ̄、_,、_,  ̄   `iノ|              |
       |    !.ノ      |             | |
       ,|            ,|               | |
       |メ          |               | |


727 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/18(月) 14:22:23 ID:???
[アムロ] 攻撃:42 素早さ:96 防御:45 命中:12 運:40 HP:295
[シャア] 攻撃:15 素早さ:70 防御:97 命中:79 運:99 HP:131

アムロ vs シャア 戦闘開始!!
[アムロ]の攻撃 MISS [シャア]は攻撃を回避した。
[シャア]の攻撃 HIT [アムロ]は1のダメージを受けた。
[アムロ]の攻撃 MISS [シャア]は攻撃を回避した。
[シャア]の攻撃 HIT [アムロ]は78のダメージを受けた。
[アムロ]の攻撃 MISS [シャア]は攻撃を回避した。
[シャア]の攻撃 HIT [アムロ]は70のダメージを受けた。
[アムロ]の攻撃 MISS [シャア]は攻撃を回避した。
[シャア]の攻撃 HIT [アムロ]は82のダメージを受けた。
[アムロ]の攻撃 HIT [シャア]は52のダメージを受けた。
[シャア]の攻撃 HIT [アムロ]は1のダメージを受けた。
[アムロ]の攻撃 HIT [シャア]は24のダメージを受けた。
[シャア]の攻撃 HIT [アムロ]は12のダメージを受けた。
[アムロ]の攻撃 HIT [シャア]は23のダメージを受けた。
[シャア]の攻撃 HIT [アムロ]は4のダメージを受けた。
[アムロ]の攻撃 MISS [シャア]は攻撃を回避した。
[シャア]の攻撃 HIT [アムロ]は77のダメージを受けた。
[シャア]が[アムロ]を倒しました(ラウンド数:8)。
魔法のMD5 - MD5バトル http://www.newspace21.com/mix/btl.php


728 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/18(月) 15:17:22 ID:???
ジュド「これは!」
サード「・・・どうしました?」
ジュド「赤いおとーさんと白いおとーさん・・」
サード「・・・ジュドーさんの?」
ジュドー「いや、プルの・・」
サード「?」

729 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/18(月) 19:07:14 ID:???
[νガンダム] 攻撃:21 素早さ:99 防御:34 命中:25 運:77 HP:147
[サザビー] 攻撃:10 素早さ:23 防御:28 命中:72 運:95 HP:292

νガンダム vs サザビー 戦闘開始!!
[νガンダム]の攻撃 HIT [サザビー]は6のダメージを受けた。
[サザビー]の攻撃 HIT [νガンダム]は1のダメージを受けた。
[νガンダム]の攻撃 HIT [サザビー]は15のダメージを受けた。
[サザビー]の攻撃 HIT [νガンダム]は1のダメージを受けた。
[νガンダム]の攻撃 HIT [サザビー]は1のダメージを受けた。
[サザビー]の攻撃 HIT [νガンダム]は55のダメージを受けた。
[νガンダム]の攻撃 HIT [サザビー]は38のダメージを受けた。
[サザビー]の攻撃 HIT [νガンダム]は58のダメージを受けた。
[νガンダム]の攻撃 HIT [サザビー]は1のダメージを受けた。
[サザビー]の攻撃 HIT [νガンダム]は86のダメージを受けた。
[サザビー]が[νガンダム]を倒しました(ラウンド数:5)。
魔法のMD5 - MD5バトル http://www.newspace21.com/mix/btl.php


730 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/18(月) 22:59:57 ID:???
荒らしか、それとも…

731 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/18(月) 23:37:12 ID:???
生暖かい目で見守れば良いんじゃないかな

732 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/19(火) 06:03:38 ID:???
しかし、ここは何時見ても良いスレだな。
今日提出のレポートそっちのけでもうこんな時間だよ。
単位落としたなこりゃotz

733 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/19(火) 18:05:31 ID:???
>>730>>731
つ(シャアとサザビーの運)

734 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/19(火) 18:09:29 ID:???
>>730>>731
つ(シャアとサザビーの運)

735 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/19(火) 18:23:30 ID:???
へ〜、運がいいみたいだね〜

736 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/19(火) 22:36:14 ID:???
あ!昨日は敬老の日だった!

737 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/20(水) 21:28:46 ID:???
ごめんね!シャア大佐!

738 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/20(水) 23:32:23 ID:???
ヾ▼Д▼ノ<私は敬老の日に敬われるほど老いてはおらん!

739 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/21(木) 00:14:47 ID:???
A<カレーの匂いがするね♪
Σヾ▼Д▼;ノ<何?加齢の臭い!?

G<最近フケが凄いんだよな〜
Σヾ▼Д▼;ノ<老けが凄い!?


意外と気にしてるようです

740 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/21(木) 00:43:35 ID:???
シャアおもろいよシャア

741 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/21(木) 17:08:28 ID:???
724 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/09/21(木) 16:56:47 ID:???
ガンダムうろ覚えスレより
253 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 2006/09/21(木) 07:06:39 ID:7LfIFJuj
そういえば、逆シャアのOVAはアムロとシャアがMSで料理勝負する話だったよね。
「行け!ファンネル!」「そんなものでキャベツを切ろうというのか!」「包丁がもたんときがきているのだ。」「あ!エスカルゴだよ、それは!!」





なんか普通に想像できてワラタwwwww
725 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/09/21(木) 17:03:40 ID:???
ミーも藁た。

本当に逆シャアがこうであったなら今頃オイシイ料理が世界を包んで
平和になったのに!



またHがミョーな電波を受信しました

742 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/21(木) 18:52:13 ID:???
何このスレ?とてつもない良スレなんだが。

743 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/21(木) 20:12:30 ID:???
>>742
新しい住人を1名確保しました!

744 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/21(木) 20:40:01 ID:???
まとめサイト読み漁って、寝不足になるが良いさ!!

745 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/21(木) 21:09:03 ID:???
ガンダムをうろ覚えで語るスレ2
ttp://anime.2ch.net/test/read.cgi/x3/1154615040
ここだな


746 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/22(金) 01:32:02 ID:???
以前、バーのほうにこのスレの方が来てくださったので、簡単ではありますがお返しの文章を。

シャカシャカシャカシャカ……真夜中のアクシズに響き渡る不思議な音。
その不思議な音が気になったアムロは、発生源であろう台所に足を踏み入れた。

「……ん? こんな時間にどうしたシャア」
「いや、なに、スペースデブリの中でカクテル作成セットを見つけてな。少し、練習をしていたのだ」
「ほう。なら一杯、何か作ってもらおうか」
「まかせたまえ」

747 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/22(金) 01:45:13 ID:???
シャアは、材料をシェーカーに入れると、激しくシェークし始めた。

「なに! 通常の三倍の速度でシェークしているのか!?」

この星に取り残されて、幾年もたった。
確かに、恨んだ時もある。殺意を覚えたときもある。だが……
だが、今夜は良き友人に、この一杯をささげよう。

「……完成、だ」
「ああ、ありがとう……ところでこの、真っ赤なカクテルの名前はなんだ?」
「ファミリー……だ」
「ファミリー……」
「まあ、正直なことを話せば、ポートワインベースのオリジナルカクテルだがな」
「ふ……真っ赤なのがシャアらしいといえばシャアらしいか。では、いただくとしよう……ほう。甘くて結構クルが、キレがあってなかなかいけるな」
「本当かね?」
「ああ、この腕なら、今すぐにでもバーテンダーのマスターになれるよ」
「……そうか。マスターか……」


しかし次の日、プルズにシンデレラを出そうとして間違えてテキサス・サンライズを出してしまい、大騒動の上サウナ室送りになっているシャアの姿があった。
おちまい。

748 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/22(金) 04:19:54 ID:???
イカス!
そしてそのスレに続く・・・ってのは出演者からしてちょい無理だが、
なんだか素敵なネタでした。ありがとう。

749 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/22(金) 14:02:15 ID:???
>>746-747
某スレのマスター乙!

>>748
うん、あのスレはオリキャラは嫌われるからね

750 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/22(金) 22:07:30 ID:???
明日は秋分の日ですよ
おはぎの準備は大丈夫ですか?

751 名前:おはぎを作ろう(1/7) :2006/09/23(土) 14:24:17 ID:???
「ねぇプルK、今日は何の日?」
静かな書庫にプルAの大きな声が響き渡る。
「図書館で大きな声をだしてはいけませんよ。」
読書をしていたプルKがプルAをたしなめる。
もっとも、書庫にいるのはこの二人だけなのであるが…

プルA自身は本を読むのはあまり好きなのではないが、よく書庫に入り浸っている。
プルKの分かりやすくておもしろい話を聞くのが好きだからだ。
読書を中断されてもイヤな顔ひとつせずせっせと自分の読んだ本の話をしているプルK。
彼女も、自分の話を興味深そうに聞いてくれる相手がいるのが嬉しい。
最近のプルAの興味は、その日に歴史上何があったか、ということ。
冒頭のセリフはここ数日のプルAの口癖なのだ。

「今日は…『秋分の日』ですね。地球では一年に二度、昼の長さと夜の長さが同じになる日が
あるのですが、今日がその日です。」
読書好きで地球の文化に詳しいプルKが優しい語調で答える。
「へ〜、そうなんだ。地球っておもしろいね。アクシズだと明るい時間と暗い時間は自由に調整
できるのにね。」
「そうですね。それが自然ってものですよ。」
プルAの素直な感想に、プルKが得意気に頷いた。
「そして、秋分の日には…」

752 名前:おはぎを作ろう(2/7) :2006/09/23(土) 14:26:35 ID:???
「アムロ、『おはぎ』作って!」
夕食の準備をしていたアムロにプルAが飛びついた。
「なんだい、急に?それに『おはぎ』って…?」
娘の予期せぬ行動にとまどいつつ、プルAを優しく振りほどきながらアムロが尋ねた。
「知らないの?『しゅうぶんのひ』には『おはぎ』を作って食べるんだよ!だから作って!」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ…作ろうにも材料も作り方も…。あ、どうしたの、プルK?」
すっかりその気になっているプルAに困ったアムロが視線を外すと、申し訳なさそうに小さく
なっているプルKが立っていた。
「実は…」

「なるほど。興奮して話が大きくなって、プルAの食欲を刺激してしまったって訳か。」
「はい、プルAがあまりにも興味深そうにしてくれるものだから、つい・・・」
プルKから事情を聞いて合点がいったアムロであったが、まだ問題は解決していない。
「アムロ、『おはぎ』作ってくれるよね!?」
これだ…
甘いものに目がないプルAは、一度言い出すとしばらくは収まらない。
以前も似たような騒動を起こした気がする…

「ごめんなさい、プルA。アクシズには餡子もお餅もないから…」
「大丈夫だって、今までも代用品で何とかしてしたじゃない!」
なだめようとするプルKに、プルAが食い下がる。
「アムロ、代用できそうなもの、あります…?」
「う〜ん、お餅も餡子も作ったことないからなぁ…。代用しようにも…」
すっかりお手上げになってしまった二人を尻目に、プルAは相変わらずわがままを続けている。

753 名前:おはぎを作ろう(3/7) :2006/09/23(土) 14:30:42 ID:???
「ふ、話は聞かせてもらった。『おはぎ』は難しいが、『あべかわ』ならできるぞ!」
「シャア!」
不意に食堂の入り口から、赤いダメオヤジの声が聞こえてきた。
「『あべかわ』って?」
新しい言葉ににわかに期待を抱いたプルAが嬉しそうに尋ねた。
「ふふふ、きな粉をまぶしたお餅のことだ。お餅はミノ粉で代用するとして、きな粉の原料である
大豆は、今年少量ではあるが生産に成功したのだ。なあ、プルI、プルJ?」
農作業を終えて戻ってきたシャアは、一緒にいたプルIとプルJに自分の成果を確認した。
「はい。しかし…」
「やはり、いざというときはアムロより私の方が頼りになるだろう?見直してくれたかな、プルA?」
プルIとプルJが何かを言おうとしたが、それを遮るようにシャアが続けた。
「シャア、大好き!いつもバカにしてごめんね!」
「君たちを思う気持ち、少しは伝わったかな?」
プルAの後のセリフが気になったが、シャアは愛する娘のひとりと抱擁を交わした。

「しかし、それは大佐の指示で既に全て非常食(カロリー○イトのようなもの)に加工済みです。」
「大豆のままではいざというときに食べられない、ということだったな。」
プルJとプルIは至って冷静に事実を報告した。
プルAの無節操とも思える振る舞いに少々不快感をあらわしながら。

「そう、だったかな…。私としたことが少し記憶を違えていたようだ…。すまんな、プルA…」
「うわ〜ん!!!シャアのバカ〜!!!大っキライ!!!」
本気で忘れていたため、しどろもどろになったシャアはプルAになんとか謝ろうとした。
しかしプルAは大粒の涙をばら撒きながら、食堂から駆け出して行った。

「またこのパターン?進歩がないわね、シャアもプルAも…(ついでに作者もorz)」
「楽しみがダメになって、大丈夫かと思ったら結局ダメで…こりゃあしばらく立ち直れないな。」
「大人しく最初に説得して諦めさせればよかったんだよ。」
リビングのソファで様子を見ていた他の姉妹たちが辛辣な意見を口にする。

754 名前:おはぎを作ろう(4/7) :2006/09/23(土) 14:32:08 ID:???
「じゃあみんなで作ってみない?」
重い空気になっているところに、プルCが口を開いた。
「作るって、どうやって?」
隣にいたプルBがすぐに反論する。
「シャアがお餅は作れるって言ってたでしょ?あとは餡子とかきな粉の代わりになるものを作れば
いいわけだから。」
「でも、ねぇ…」
「そんな簡単にはなぁ…」
プルCの提案に、芳しい反応はない…ように思われた。

「私、手伝うよ。」
プルLが遠慮がちに申し出た。
「わたしが原因ですから、手伝わせてください。」
今回の騒動の黒幕(?)プルKも賛同する。
「こういう事態に知恵をしぼってみるのも、花嫁修業にはなるかしら?」
「あはは、プルFが花嫁修行だって?でも、なんとかなりそうならあたしも手伝うよ。」
「…手伝う…」
プルLをきっかけに一転してプルCに賛成し始めた姉妹たち。

「シャア、責任とれよな。」
「ああ、貴様にも手伝ってもらうからな。」
明るい雰囲気を取り戻したところで、大人二人も準備に取り掛かった。

755 名前:おはぎを作ろう(5/7) :2006/09/23(土) 14:33:16 ID:???

「何でわたしはいつもこうなんだろ…」
プルAは自室のベッドでうずくまっていた。
「わたしがひとりで勝手にその気になって…それで周りに迷惑かけて…いつも後悔してるのに…」
彼女は自分が発端になったこれまでの騒動も思い出し、沈んでいた。
「わたしはみんなのお姉さんなんだから。わがまま言っちゃダメなのに…」

―冷静で落ち着いているプルB。
―手先が器用でいつも優しいプルC。
―男気があって大胆なプルD。
―目立たないところでみんなに気を遣ってるプルE。
―大人っぽくていつも堂々としているプルF。
―度胸があって行動力のあるプルG。
―マイペースだけど自律してるプルH。
―頭脳明晰なプルI。
―責任感があるプルJ。
―いつも笑顔で親切なプルK。
―みんなに愛されてるプルL。

「わがままばかりのプルA、か…。もっとしっかりしなきゃ…」


756 名前:おはぎを作ろう(6/7) :2006/09/23(土) 14:34:01 ID:???
「プルA、夕食ですよ。」
「う〜ん、すぐ行くね…」
いつのまにか眠っていたようだ。
時計を見ると、普段の夕食の時間よりも2時間ほど遅い。
いつまでも戻ってこないから、他のみんなは先に食べたのだろう、とプルAは思った。
「プルK、いつもごめんね。」
「いいですよ。それよりもお腹すいたでしょ?」
呼びに来てくれたプルKに、彼女は素直に謝った。
と同時に、プルKの言葉がありがたかった。

「遅いよ〜!」
「腹へった〜!」
食卓で待っていた姉妹たちが文句を浴びせた。
「みんな!?先食べたんじゃなかったんだ…。本当にごめんね!」
家族が自分を待っていたことに申し訳なく思ったプルAは深々と頭を下げた。

「主役が来ないと始まらないじゃない。」
「やっぱり、言いだしっぺがいないとね。」
「え?」
一転して食堂が優しい雰囲気になったことにプルAはとまどった。

「「「じゃ〜ん!!!」」」

姉妹たちが一斉にテーブルの上に敷いてある布を取り払った。
「もしかして、これって…」
プルAは布のしたから出てきた皿を見つめた。
「そ、『おはぎ』と『あべかわ』だよ!」
「あくまでも代用だけどね。」
「みんなで作ったんだよ。」
「大佐の褌姿での餅つき、素敵でした…」
「え〜、どこがだよ?」
「アムロは嫌がってたけどな。」

757 名前:おはぎを作ろう(7/7) :2006/09/23(土) 14:35:11 ID:???
「みんな、ありがと…ホントに作れたんだ…」
ひとつひとつを食い入るように見つめながら、プルAは感謝の言葉を漏らした。
「お餅は、ミノ粉で。餡子もミノ粉と砂糖から作ったの。きな粉はシャアが作った非常食を砕いた
だけのものだけど。」
今回の指揮をとったプルCがおおまかな説明をする。
「餡子の原料は小豆。つまり穀物だ。ミノ粉で十分代用できるのだ。」
シャアが得意そうに補足した。

「どうでもいいが、なぜ餅を作るのにあんな格好をしなければならないんだ?」
先ほどから憮然としているアムロがシャアに詰め寄った。
「バカモノ!餅つきは神聖な儀式だ。男が褌姿で餅をつき、こねるのが慣わしなのだ。私が読んだ
本にそう書いてあった。」
「また例のインチキ本か…」
シャアの堂々とした説明に、アムロはもう何も言わなかった。

「ま、そんなことはいいから食べようぜ!」
「あたし『あべかわ』ね。」
「『おはぎ』って美味しいんだね。」

「みんな、ありがとう!大好き!」

アクシズの家族は、今日も団欒のようです。


758 名前:おはぎを作ろう(おまけ) :2006/09/23(土) 14:40:19 ID:???

その日、皆が寝静まったころ、プルAはひとりである場所にいた。

「今日は『お彼岸』なんだってね。姉さんたちも近くに来てるのかな?よかったら、これ食べて。
みんなで作ったんだよ。」

「わたし、今はみんなに迷惑かけてばかりだけど、必ずみんなのいいお姉さんになるから。
姉さんたちに約束するから。」

―私たちの分まで、幸せになってね―

「また、来るね。」



 ―了―

759 名前:アクシズの囚人 :2006/09/23(土) 14:44:54 ID:???
またいつものパターンで恐縮ですが、お付き合いいただければ幸いです。

おもしろいネタが見つかればまた来ます。
では。

760 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/23(土) 18:01:36 ID:???
>いつものパターン

人、それを偉大なるマンネリと呼ぶ。
GJです。

761 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/23(土) 22:19:39 ID:???
>>759
Gjです。
こういうほのぼの系がいちばんすきだ。
幸せな気持ちになりした。

762 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/23(土) 23:42:40 ID:???
「褌姿」を「袴姿」と勘違いして「何でアムロ嫌がってるんだろう」と思ったが
褌か、ふんどし。フンドシ。
似合わねえなあw


763 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/24(日) 00:21:38 ID:???
やっぱり赤フンなのかw

764 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/24(日) 10:21:28 ID:???
シャアは赤、アムロは白さ

765 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/25(月) 00:43:22 ID:???
もうすぐ運動会の時期ですねぇ

766 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/25(月) 01:20:59 ID:???
運動会とかスポーツネタって簡単そうで実は結構難しかったりするんだよね

767 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/25(月) 11:48:53 ID:???
良スレあげ

768 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/26(火) 23:15:14 ID:???
プルズ「赤勝〜て♪白勝〜て♪」
アムロ、シャア「ぬおぉぉぉぉぉ!!」


769 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/28(木) 11:49:17 ID:???
赤組
シャア(キャプテン)
プルD
プルF
プルG
プルH
プルI
プルJ

白組
アムロ(キャプテン)
プルA
プルB
プルC
プルE
プルK
プルL


次種目よろ↓

770 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/28(木) 12:06:44 ID:???
投げっぱなしのネタは却下。

771 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/28(木) 22:25:17 ID:???
やっぱエロネタが食いつきいいってばよ

772 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/28(木) 22:34:34 ID:???
えろ?

773 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/28(木) 22:48:04 ID:???
再びカレーにするー!

774 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/28(木) 23:04:30 ID:???
     r'⌒⌒^'、
     ( rνyy'ソ
     ヾ ゚д゚ノ   え゛? Aはカレーが良かったのか?
     /,/___( つ     今日はスパムシチューなんだが・・・
    (((((( ,/)
      しし'

775 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/28(木) 23:06:51 ID:???
スパイスを入れてホワイトカレーにすればいいジャマイカン

776 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/28(木) 23:15:34 ID:???
>>774

A ´Д`ノ「(カレー食べたいけど…我侭言っちゃダメだよね)」
A*^∀^ノ「ううん!アムロの料理だったらあたし、何でもいいよ!」

777 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/28(木) 23:19:45 ID:???
(▼∀▼)<>>777getだよ♪

778 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/29(金) 03:12:47 ID:???
J「嬉しそうですね、駄目親父♪」
       ・
       ・
       ・ 
       ・
J「・・・・あれ?泣きながらどっかへ行ってしまいました。
  ・・・Fがこう言ってあげると喜ぶっていってたのに・・」
       ・
       ・
       ・
       ・
       ・
J「さてはまた騙された!?」

779 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/29(金) 20:20:39 ID:???
プルJがオレオレ詐欺に引っかからないか心配だ…

780 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/29(金) 22:18:34 ID:???
Fも心配だ・・・

781 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/09/30(土) 12:45:24 ID:???
請求書

プルJ 様

このたびは弊社の提供するアダルトサイト「×××.com」をご利用いただきましてありがとうございます。
この通知が届いてから一週間以内に下記の口座に5万円のご入金をお願いいたします。
なお、ご入金が確認できない場合はご家族の方や職場に連絡をさせていただくことがございます。
今後とも弊社のアダルトサイトをよろしくお願いいたします。


782 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/02(月) 13:33:01 ID:???
今日は豆腐の日だそうです

783 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/02(月) 18:02:05 ID:???
今日の夕飯は湯豆腐ですね。

784 名前:マスター ◆1XhQ.sOAsU :2006/10/02(月) 18:50:23 ID:???
さて、そろそろ店を始めようかね。

785 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/02(月) 18:53:02 ID:???
誤爆です。すみませんorz

786 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/02(月) 22:13:24 ID:???
てっきり漂流アクシズに支店でも出すのかと思ったよ。

787 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/03(火) 11:35:48 ID:???
マスター、ドンマイ

788 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/03(火) 14:54:47 ID:???
逆に考えるんだ!マスターはアクシズで漂流中の誰かなんだよ!!

789 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/03(火) 18:12:51 ID:???
ああ、赤が好きなあの人か。

790 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/03(火) 23:44:36 ID:???
某姉妹スレに抜かされたくないです

791 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/04(水) 08:16:27 ID:???
>>789
赤が好きな・・・
JとかIとかwwww

792 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/04(水) 22:22:32 ID:???
ひまなのでまたリレーでも
プルA
おはぎみんなのおかげでよいことになったんだけどぉ
こないだ食べた赤いプリンおいしかったなぁー、でもアムロに作り方きいたら
頭に手を置いてほほえんだままくびを
横に振るだけだったのぉーなんでだろう?                 次Bねぇー

793 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/04(水) 23:57:59 ID:???
プルB
あまり深入りしないほうがいいと思うよ、プルA。いや、何となくさ。
今日はプルDが自主制作した小型ロケットのテストをLと一緒に見学してみた。
何でもアムロの部屋から拝借したジャンクパーツから作ったらしい。相変わらず器用だな、Dは。
だけど、テストは失敗。軌道が安定しなくて、危うく、何も知らないでやってきたGに直撃しそうになった。
まあ失敗は成功の母とも言うらしいし、頑張れD。
将来はこれをアクシズの外壁から外宇宙に向けて発射するそうだ。楽しみだね。

長くなったけど、次Cね。

794 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/05(木) 00:12:41 ID:???
かゆ…うま

795 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/05(木) 18:03:24 ID:???
プルC

このごろプルEが「ばいお☆はざあど」っていう旧世紀のゲームをやっています。
わたしはどんなゲームなのか見てないから分からないけど、プルEによれば面白いらしいです。
その中の「かゆ…うま」っていうセリフが凄い気に入ってるみたいで、さっきもこの日記帳に走り書きしてました。

それではプルDよろしくね。

796 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/05(木) 21:30:26 ID:???
プルD

かゆ、ってお粥の事かな?
春の七草粥っていうのアムロが作ってくれたけど、とっても美味しかったよね♪
アレさ、秋の七草粥っていうのは無いのかな? ボク、もう一回食べてみたいな〜
あっ、でもね。本当は七草粥って苦い味がするんだって。
それをプル達でも食べやすいように卵入れたりして美味しくしてくれたんだから、やっぱりアムロって優しい!
そんなアムロもプルEがプレイしてるの見たら注意するようなゲームって、どんなのだろ?

プルE、よかったら「ばいお☆はざあど」の解説お願いね。

797 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/06(金) 00:33:29 ID:???
バイオ説明できんのでとりあえず保守上げ


798 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/06(金) 01:00:17 ID:???
ttp://plaza.rakuten.co.jp/marosumi/
とうとうヌコチャソを…

799 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/06(金) 19:16:48 ID:???
天文板で聞いてきた、アステロイド帯や木星圏でも月は見えるらしい。
今夜は月見だ!


漏れん所は曇ってるがなorz


800 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/07(土) 13:08:36 ID:???
プルEの日記

(一部が破られている…誰かが持ち去ったようだ…)

あと、お月見楽しかった。
次、プルF。

801 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/10(火) 07:42:00 ID:???
あいだの空白埋め乙

しかしバスクの性格じゃミライさん死んじゃうなorz
ハサもチェーミンもまだまだ小さいし、閃ハサの為にも助かってほしいな

802 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/10(火) 07:47:04 ID:???
ごめん誤爆

803 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/10(火) 22:01:38 ID:???
>>802
君の誤爆のお陰で
『アムロがMK-Uのテストパイロットだったら』スレ
が復活したのに気づいたよ。
いや本当にdクス。

804 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/13(金) 21:11:34 ID:???


805 名前:576 :2006/10/14(土) 11:09:40 ID:???
お久しぶりです。復活しました。
実はまだ完成していないという失態ですが…とりあえず、前半戦投下します。
いや、本当に遅くなって申し訳ないです(′・ω・)

806 名前:12 years after 全員集合編―前半― :2006/10/14(土) 11:19:08 ID:???
「MS機能チェック…エネルギー残量満タン、駆動系問題なし。全て問題ありません」
「変形機構も問題なしか?」
「はい。全てのシステムが正常に稼働中。後は、実際に飛び立ってからの問題となります。まあそこはベラさんとディルナの腕に掛かっていると言うわけです」

パーティが始まる3日前。フォンブラウン・アナハイムエレクトロニクス社のMS開発工場の専用マスドライバー。
この場所に、戦闘機のようなものが設置されていて、その様子を整備員とノーマルスーツを着たプルBが見つめていた。
いよいよ、パーティ場に向かうと言う時だったのだが、その前にテストを行うこととなっていたので、そのための調整が進んでいた。

「しかし、また変形とは、ディルナらしい趣味と言うか何と言うかだな…全く」
「まあ、そのシステムは以前Zでも使われたものですから。基本コンセプトは変わりません。
ただ、リ・ガズィやZよりも安価。これでまた彼女の他の趣味がなければ製品化されてたでしょうね」
「…ああ、あれね…」

肩をすくめ、なんだか呆れたようにため息をつくプルB。そんな所へ、同じくノーマルスーツを着たプルDが
現れた。Bとは対照的に、何だか活き活きとした表情だ。恐らく、エンジニアとして、自分が手がけた作品、
いや子供が巣立つ姿は想像しただけでも嬉しくてたまらないのだろう。

「遅いぞ…ってうわ、何か酒臭い!」
「いやぁ、悪い悪い!ちょっとあいつらの付き合いしててさ!心配しなくても、あたしは酒飲んでないから大丈夫だよ!あはは!」
「そういう問題じゃない!」

やれやれ、と隣にいた整備員は肩をすくめた。何時ものコントがまた始まったかと。
しかも、後ろにいるのはプルDの同僚達、しかも酔っ払っている。まあ、本当ならば今日は休日のはずなので、
別におかしくはないはずなのだが。

「本当に酒飲んでないのか?」
「本当だって〜。ま、仮に飲んでいたとしても、一杯や二杯で酔うようなディルナ様じゃない!それよりもほら、皆毎年恒例のあれ行くぞ〜!」
「おおぉ!!」
「まさか…」

プルBは冷や汗をかいて後ろにたじろぐ。そんな様子にプルDは意地悪な笑顔を見せながら
真っ直ぐとプルBのほうを向く。何時の間にやら、酔っ払い達もきちんと整列している。

「お土産のほう、よろしくお願いしやす、姐さん!」
「ええい!また私に集るつもりか!いやだ、いやだぞ!今年限りは絶対に嫌だ!」
「そんな殺生なぁ!レッドスター名物「赤い粋清」!あんなに美味しい酒、買ってこれるのは姐さんだけなんだぁ!」
「ええい、ひっつくな男共があ!そんなにほしいのなら、ディルナにせがめ!」

プルBにまとわりつき、泣きながら懇願する男達。そんな男達を引っぺがそうと必死なプルBを尻目に、プルDは腹を抱えて笑っていた。

「あっはっは!何言ってるんだよぉ、ベラ!給料、あたしよりもらってるくせにぃ!」
「それだけで私にせがむか、こら!ああもう、離せ馬鹿!わかった、わかったから!!」
「わぁぁい!姐さん、大好きだぁぁ!」

これ以上酔っ払い達に付き合ってられるか、と疲れたプルBはついに折れ、そしてそれを聞いた酔っ払いたちは
狂喜してその場から立ち去っていった。プルBは疲れた表情でヘルメットを掴むと、
その部屋から出る前に整備員に手を振って言った。

「…行って来るよ…」
「達者で…」

整備員も、それ以上のことは言えなかった。プルBは部屋から出て、マスドライバーの元へと向かっていた。プルDもその後ろについていく。

「正直、スマンカッタ」
「謝るなら最初から連れてくるな!ったく…ん…あれは…」

プルBが正面に視線を送ると、マスドライバーに繋がる通路へのドアの前に、一人の男が立っていた。
白衣を着た見覚えのある男。間違いない。


807 名前:12 years after 全員集合編―前半― :2006/10/14(土) 11:22:45 ID:???
「カミーユさん!」
「やあ、久しぶりだね」

プル達に対し、優しく微笑み挨拶するカミーユ。もう、昔の面影は薄く、柔らかい人格になっていた。医者と言う職業がそうさせているのだろう。
因みに、プルDはデブリを蹴っ飛ばそうとして逆に骨折し、カミーユの病院で治療を受けていたという経歴がある。

「足の調子は、いいのかい?ディルナ君」
「うん!すっごくいいぞ!ほらこの通りだ!」
「カミーユさんには、散々お世話になりっぱなしだからね。何かお土産を買ってくるよ」
「ああ、そのことなんだけどさ…」

カミーユはあたりを一回見回した後、懐から何か袋のようなものを出した。それは軽い包装がされていて、どこをどう見てもプレゼントだ。

「…これは…?」
「クワトロ大尉…いや、今はしがないマスターか。そのマスターに、渡しておいてくれないか?
 今でも、正直許せてるわけじゃない。でも、遅くなったけど、新たな人生を送る事へのお祝いだ。
 匿名で…渡しておいてくれないか?」
「カミーユさん…わかった。ちゃんと渡しておくよ」

他の真意は聞かない。多分、悪いことじゃないんだ。そう、想い聞かせ、プルBはカミーユのプレゼントを受け取った。

「じゃあ…見送りくらいはさせてもらうよ」
「ああ。プルDが作った機体、折角だから見ていってよ」
「そうそう!初出なんだから!」

ふっと笑い、プルBはマスドライバーへの通路に入る。プルDも満面の笑顔でカミーユに手を振って同じく入り、扉を閉めた。カミーユも手を振って見送った後、先ほどプルB達がいたモニタールームへと向かった。

「しっかし、カミーユさんが渡したいものって何だろ…?な、B」
「知るか。でも、悪いものじゃないだろ?あの人からは、悪意なんてものは感じない。
 清清しい人だ」
「まあ、それもそうだな。さ、乗るぞ〜」

ワイヤーを機体につけ、その場所まで飛んでいく二人。そして、プルDは手際よくコクピットをあけた。
コクピットには座席が二つ。今までの機体とは異なり、二人乗りが前提とされているモノだった。
早速プルDはその複座にあたる場所に座り、色々とシステムを切り上げている。その傍ら、まだ外にいたプルBは、機体を見つめている。
戦争のためじゃない。戦いのためじゃない。ただ、自分達と共に「生きる」ために作られた機体。
アクシズのニュータイプ部隊にいた時には想像できなかった事。それが今実現した。

「おい、B早くしろよ!」
「ああ、すまない!」

プルBはDに促され、主席に勢いよく座り込む。そして、目の前の端末に向かう。

「パスワードは?」
「野暮なこと聞かない!」

野暮なこと、と言われてもなぁとプルBは頭を掻くが、ふと気がつき、ふっと笑って画面に打ち込む。
それは「A.X.I.S」だった。

「故郷はいつでも、あそこだからな…」
「そういう事。じゃあ、そろそろ行こうか。荷物の固定もすんだよ」
「OK。じゃあ、そろそろ…。これよりテスト飛行及び、大気圏突入など、長時間運営のテストを行う。
 データはしっかりと持ち帰るのでよろしく」

モニターに向かってOKサインを出すプルB。モニターには先ほどの整備員とカミーユの姿があった。
カミーユも親指を立て、見送る。

「了解。では、どうぞ!!」
「RX-96、発進する!!」

808 名前:12 years after 全員集合編―前半― :2006/10/14(土) 11:24:06 ID:???
プルBの気合の入った叫び声と共にメインスラスターが点火し、勢いよくマスドライバーを滑っていく。
加速と同時にGが二人にかかるが、すでに慣れている彼女達にとって、苦しいわけでもなく、そのまま
淡々と月の重力圏から抜け出してしまった。
それと同時に変形を行い、MA状態からMS状態へと移行した。
威風堂々としたそれは、簡素ではあるものの、彼女達のヒーロー、νガンダムを思わせるフォルムだ。

「…ふぅ…まずは成功といったところか」
「何心配してんのさ。あたしの設計とか以前に、これZガンダムのシステムとほとんど一緒なんだからさ」
「そうだけど。いや、ここから分離して、合体だ!とかいう展開にならなくて良かったよ」
「…予算の都合上できなかったんだよね〜…」
「何か言ったか?」
「いいや、何でも?ほら、そろそろ行くよ!目指すは地球、北アメリカだ!」
「了解。じゃあ、行くよ」

プルBは再びMA形態に変形させた後、操縦桿を握り、ペダルを踏んでスラスターを噴かせ、
真っ直ぐ地球にへと向かっていった。
それを見送ったカミーユは整備員に礼を一つしたあと、その場から立ち去った。

「…少女達の未来に、幸福あれ」

柄でもない台詞を残し、少し顔を赤らめながら。

809 名前:12 years after 全員集合編―前半― :2006/10/14(土) 11:30:27 ID:???
さて、ところ変わって北アメリカ大陸はカナダのとある空港。プルB,プルDを抜いて、集合するであろうここに、
すでにプルFとプルA、アムロとプルCがたどり着いていた。

「さ、寒い…何でシャアはこんな寒い地域好き好んで…」
「今年は例年より寒いらしいしねぇ。あたしはそうでもないけど…」

寒がりのFにはこの気候がつらくてたまらないらしい。対して、Aはそうでもなさそうだが。
アムロやCも別段そう感じていないらしい。とはいえ、少し寒いのは確かなのだが。

「シャアが来る時間まで、もう少し掛かりそうだな…」
「う〜…もう我慢できない!A、ちょっと付き合って頂戴!コーヒー買いに行きましょう!」
「あ、うん!わかった!」
「あ、じゃあ私も…」
「いやいや、Cとアムロはここに残っててよ。皆の目印にならなきゃいけないしさ、じゃあ行ってくるね!」

我慢の限界を感じたプルFは腕を組みながら震わせて、空港の購買に向かっていった。ただ、彼女の真意は
それだけではないらしく、プルAもその真意を汲み取って、プルCとアムロを制止してFについていった。

「あ、ちょっと!」
「まあまあ、二人だけでも大丈夫さ。それより、もう少しでG達も着くはずだし、待っていよう」
「う、うん…そう、する…」

アムロと二人っきりになり、プルCは妙な恥ずかしさを覚え、言葉も尻しぼみだ。
暫く、二人きりの沈黙が続く。あまり時間は経っていないのに、長い時間に感じる。
そうでもないのに、気まずく思えてくる。

「…」
「…」

ここにいるだけで、胸が苦しくなってくる。でも、聞きたいことは山ほどある。
今まで、聞けずにいたこと。いえなかったこと、一杯。

「…あ、あのね、アムロ…」

周りには誰もいない。アムロと、係員以外。係員だって、離れた場所にしかいない。
意を決したわけじゃない。けど、今聞けなかったら、何か…。そう想い、プルCは勇気を振り絞り、
口を開く。

「ん?どうかしたかい、C」
「あ、あのね…あ、の…私、アムロの事「おおぉ!二人とも!久しぶり!!」」


810 名前:12 years after 全員集合編―前半― :2006/10/14(土) 11:35:06 ID:???
…儚くも、プルCの告白はかき消されてしまった。タイミング悪く、いやCとしてはタイミング良く、
Gの声によって虚空の彼方へ消え去ってしまった。

「ああG、久しぶりだな!ん?EとIは一緒じゃないのか?」
「ああ、ちょっと買い物だって。まあ、こんな所で迷いようはないしさ。…ん、あ、AとFだ!」

お〜い!と大きな声で手を振るGだったが、それに答えることなく、AとFはずかずかとアムロ達の下へと歩いていく。

「ハイ、アムロコーヒードウゾ」
「ハイ、Cチャンノ。ア、Gチャンチョットツキアッテネ〜」
「ん、どうしたんだよ、二人とも。ちょっと、おい!ちょっと待て!オレがなにをしたんだ!?あー!」
「お、おい!二人とも。Gを連れてどこへ行くんだ!?」
「チョットカイモノ〜!」
「スグモドルヨー!」
「助けてくれー!」

素早くアムロとプルCにコーヒーを渡した二人は、まるで宇宙人を捕らえたかのようにプルGを
トイレまで連行していった。その様子を、買い物を済ませて、遅れて集合場所に来たプルEやプルIも目撃した。

「…どうしたのだ?あいつら…」
「…さあ?」
「あ、EにI!久しぶりだな。あの三人、どうかしたのか?」

この二人に気がつき、アムロは駆け寄って3人の…いや、Gが連れ去られたほうを見た。
本当ならば止めるべきだったが、何か得体の知れないプレッシャーに押され、何も出来なかった。

「さあな。どうせ、Gが余計なことをしたんだろ?」
「いや、挨拶しかしなかったけど…」
「そうなのか?」

と、Iがぽつんと俯いているCを見て、何となく事情がはっきりした気がした。なるほど、プルGも気の毒に。少し笑った後、プルIは言った。

「まあ、放っておけばそのうち帰ってくるだろう。それより、壮健そうでなによりだ」
「あ?ああ、IもEも元気そうで何よりだ」

プルIとアムロは互いに握手をして、久方ぶりの再会を祝う。プルEも黙ってはいるものの、普段見せない笑顔でアムロを見つめていた。

「ふふ、こっちには看護婦がいるからな。それより、Cに迷惑はかけてないだろうな?」
「…まあ、少しは」
「だと思った。Cも元気そうだな」

呆れてみせるプルIはアムロから視線をCに写し、話をふった。急にふられたCは体を強張らせたものの、何時もの微笑を浮かべて言った。

「うん。IもEも元気そうで!G…連れてかれちゃったけど、元気そうね」
「ああ。まあ、相変わらずタイミングが悪い奴だがな」
「そういえば、プルC。何か言いかけていたけど…」
「え?ああ、別にいいの。今日のアムロ、かっこいいなって思っただけなの」

うそつけ。と心の中で少し思ったが、プルCの気持ちもわからなくもないプルIはただ苦笑するだけにすることにした。


811 名前:12 years after 全員集合編―前半― :2006/10/14(土) 11:39:23 ID:???
「…うん。今年もアムロおしゃれ」

プルCの言葉を聴いたプルEがアムロの服の袖を掴んで、素直な意見を言った。アムロはそれを聞くと、恥ずかしそうに服をつかんで言った。

「ああ。今年もCに作ってもらったんだ。アクシズの時は逆の立場だったのに、Cも成長したんだな」
「そりゃあ。節操もなく縞パンとタンクトップだけで家をうろつかれた時はもう吃驚したもの。
アムロも、アクシズでの生活から解放されて、だらけてきちゃったのかしら?」
「アムロもダメ男の仲間入りか」
「ち、違う!確かに縞パンで歩き回ったのは悪かったけど!今だって家事を手伝ってるんだぜ!?」

プルCとプルIの指摘に、アムロは顔を赤らめて、慌てて言い訳をした。それを見ているCとIはくすくすと笑っている。ささやかな意地悪、といったところか。

「でも、やっぱり頼れる人よね、アムロは」
「そういってもらえると嬉しいよ…」

Cのフォローも、アムロの精神的ダメージは大きいようだ。一刻一刻とあのダメ親父に近づいている
という事実は、相当大きいのだろう。これからはもっとしっかりしよう。そう、アムロは思っていた。

「アームーロー!」
「何だ?うわぁ!!」
「アムロ!?」

と、その時だった。空港の搭乗口のほうから大きな声が聞こえてきた。と、思った瞬間、アムロに何かが
飛び込んできたと思った矢先、アムロが視界から消えていった。
プルCが悲鳴を上げた瞬間に見たものは、他のプルと同じ栗毛。成長していても、全く変わらない雰囲気。

812 名前:12 years after 全員集合編―前半― :2006/10/14(土) 11:41:48 ID:???
「Lか!?」
「うん!久しぶり、アムロ!」
「はぁはぁ…はぁ…あ、いた!L…もう、急に走ってしまうんですもの。あ、アムロお久しぶりですね」
「や、やあ…久しぶり二人とも…」

作り笑いで何とか痛みをごまかすが、やっぱり痛い。それに気がついたLは慌ててアムロの上から離れた。

「ご、ごめん、アムロ!嬉しくて、つい…」
「は、はは…元気のある事はいいことだよ。Kも元気そうだな。子供達も元気かい?」
「ええ。おかげさまで、夫ともども元気です。アムロもあまり無茶をしないでくださいね。Lも。アムロも昔のように若くはないし、あなただってもう大きいのだから」
「うん…ごめんなさい、アムロ」
「あ、はは…いいんだよ、L…」

追い討ちだ、とプルCとプルIとプルEは同時に思った。アムロはショックのあまり、乾いた笑いしかすでにでなくなり、今にも泣きそうだった。

「?え、私…何か悪いこと言いましたか?え、ええ?」
「放っておいてあげて…」

くっとプルCとプルIはプルKから目をそらして涙をこらえる。いまだ状況のわからないプルKはおろおろしているだけだ。
と、その時、プルEがそっとアムロの肩に手を乗せて、優しく語りかけた。

「人間、年をとっていく。けど、ただそれだけじゃなくって人として成長している。アムロはそういう人だと思うの」
「…ありがとう、プルE」
「お待たせ!ってあら、KにL!来てたの?」
「久しぶり〜!」

と、プルEの言葉にアムロが本気で感動を覚えていたその時、先ほどトイレのほうへ向かっていった、プルFとプルA、そして再び引きづられるようにプルGが現れた。
プルGをそのまま放り、プルFとプルAは真っ先にプルKとプルLの元へと走っていった。
プルKとLはその二人の異様な行動に戸惑いながらも、互いに握手を交わした。

「元気そうで何よりですね、二人とも。ところで…」
「ああ、あれ?大丈夫よ。ちょっと、色々あってね」
「そ、そうですか」
「Gちゃん、大丈夫かな?」
「平気だって〜。Gったら、頑丈だし」

これ以上、二人は聞くことが出来なかった。今日のこの二人のプレッシャーは異常だ。とりあえず、プルKとプルLは笑ってごまかすことにした。
そんな二人を尻目に、プルIはプルGの傍によって、しゃがんだ。

「大丈夫か?」
「…あんまり大丈夫じゃないです…」
「お前も災難だったな。ま、自分のタイミングの悪さを呪うがいい」
「そうします…」

暫くはダメか。そう判断したプルIはため息をついた。
と、その時。入り口のほうから車が止まる音が聞こえてきた。そして、それに連れて、
金髪の背の高い男と、帽子を被った女性がロビーに入ってきた。その女性が右手に持っているのは「おいでませレッドスター」という
風にかかれている小さな旗。

813 名前:12 years after 全員集合編―前半― :2006/10/14(土) 11:43:53 ID:???
「やあ諸君。揃っているな」

シャアと。

「久しぶりね、皆。元気だったかしら?」

プルHだった。しかし、帽子を被っているせいか、それとも別の理由か。一同はその女性を見てきょとんとしていた。

「えっと…J?」
「Hよ。もう、帽子被ってるだけでこんなにわからなくなるものかしら?」
「そんな事いって、お前極限にまで意識をなくして、自分がHだと悟られないようにしてるだろ」
「あらバレた?」

どうやら、彼女の悪戯心もあったようだ。そんなプルズのやり取りを尻目に、保護者二人は互いに握手をしていた。

「久しぶりだな。元気にしていたか?」
「ああ、まあな。あんたこそ、歳を考えず無理をしていないだろうな?」
「はは、まさか。それに、まだ心配されるほど歳を食ってはおらんよ」

変わりないな、と両者は素直に思う。短い会話だが、長き年月の付き合いだ。これだけで十分だった。

「さ、積もる話もあるだろうが、早く皆エレカに乗りたまえ。ロビーでは少し寒いだろう」
「それもそうね!さ、皆早く乗りましょう!」
「お、おいおい。プルF、そんなに慌てないでも…」

シャアの言葉にいち早く反応したのは、寒がりのプルFだった。ただっ広く、暖房機能もしっかりしていない
空港のロビーよりも、シャアのエレカの中のほうがまだ暖かいと思ったのだろう。
すぐシャアを引っ張り、荷物を持ってエレカのほうへと走っていった。他のプル達も、肩をすくめて、やれやれと想いながらその後を追っていく。

「あ、私一番後ろ!」
「あ、ずるい!」
「こらこら。子供じゃないんだから、席なんかに拘るなよ」

エレカに入り込むや、席取合戦が始まった。それを見てアムロは思わず呆れて注意する。

「隣、いいか?」
「あ、うん」

そんな中、適当に窓側に座っていたプルCの隣に、プルIが座った。珍しいな、とは思いつつもあまり気に留めずプルCは外の眺めを見ていた。
あたりは雪景色だが、空はいい天気だ。と、突然景色が少し揺れた。

「よし、忘れ物はないな?では出発するぞ」

814 名前:12 years after 全員集合編―前半― :2006/10/14(土) 11:49:35 ID:???
シャアのバス型エレカが発進した。それと連なって、景色が移動し始める。
他の姉妹が騒ぎ始める中、暫くはプルCとプルIは各々のことをしていた。Cは景色を、
Iは荷物から出していた小説を読んでいた。が、3ページも読まないでそれを閉じると、
ゆっくりとプルCのほうを向いて口を開いた。

「相変わらず鈍感なんだな」
「え…、何が?」

脈絡のないプルIの言葉にCは戸惑ったが、それに構わずIは続ける。

「…こんなにもいい女が、傍にいて、服を作って、世話をしてやっているというのに」
「…アムロの事?」
「ああ。おまえ自身、どう思っているんだ?もう一緒に住んで3年くらい経つだろうに」
「…う〜ん、どうなんだろ。まあ、一緒に暮らして楽しいし…これ以上のことは」
「それは、お前の本心なのか?」

プルCの微笑が消えた。見透かされたようなプルIの言葉に、プルCの心臓が高鳴る。
苦しい。締め付けられるような痛みが、プルCの胸を襲った。
だが、プルIの厳しい言葉は続けられていた。

「それが本心ならば、その痛みはあるまい。…アクシズにいた時から、ずっと思い続けているんだ。
まあ、私はお前がそれでいいのならば、それでいいと思うが。しかしだな」

プルCははっとした。いつの間にか、プルIの姿が自分のものになっている。

「ずっと自分の心をだまし続けるって、つらくない?」

その自分はにやっと笑った。プルCは気を取り戻すかように目を閉じて顔をぶんぶんと横に振り、
ゆっくりと目を開く。そこには何時もの表情の硬いプルIがいた。

「…どうかしたのか?」
「あ、いや…何でもない」
「…ふぅ。兎に角だな、もうそろそろ自分の心に素直になっていいと思うぞ。回りは誤魔化せても、
おまえ自身の心は誤魔化せないんだからな」
「うん…わかってる」

プルCはプルIの言葉に笑みを戻した。プルIの手厳しくも、素直な意見はプルCにとって嬉しかった。
やっぱりお姉さんだな、とプルCは改めて思った。

「でもさ、Iだって同じじゃないの?シャアの事…まだ好きなんでしょ?」
「ん?・・・ああ。その事だが、答えはずっと前から出てたんだ。でも、結局私も勇気がなくて言い出せなかったんだな。
だが…それも今日で終わりだ」
「え…?それって」
「うん、やってみるさ」

誰かが吐いたような台詞をプルIは吐いてみせた。それが意識してしないでか、それは本人にしかわからないだろう。
だが、何時もと変わらず、そして決意の固いプルIはプルCにとって憧れの存在となった。

「…Iは強いんだね」
「そうかな?」
「そうだよ」

町から離れ、バスの窓から見える風景は殺風景なものとなった。ただ雪景色だけが広がっている。

「…Iにだから言うね。…時々ね、私、幻覚を見るようになったの。Kから子供生まれた、ていう知らせを受けてから」
「幻覚?」

突然の言葉に、プルIは少し驚いた。プルCもそれ以上続けるのを少しためらいながらも、意を決して話す。


815 名前:12 years after 全員集合編―前半― :2006/10/14(土) 11:52:07 ID:???
「うん。寝るときにね、ベッドの近くに立っているの。12年前の、私が。子供のままなのよ。
声もね、幼いままなのよね。でも、一番私の事わかってるのよ。アムロの事とか、私に突きつけてくるのよ。
そんな日は決まって眠れなくなるの。お陰で商売にも影響するし、困ったものよね…」
「…幻覚、か。それもお前の精神状態に影響しているんだろうな。個人差があるとはいえ、私達だって
ニュータイプ能力がある。それが一層、影響を拡大させているんだろうな。まあ、そう気を病むことじゃない。
直に消えてくれるさ」
「そうだといいけど…」
「そうさ」

すっかり気が滅入ってしまっている。少しだけプルIは責任を感じつつも、何とかプルCを励まそうとした。折角のパーティだ。まずは楽しまなければ損だ。

「そういえば、アレ、練習したのか?」
「え、アレ?…ああ、そりゃあもう。私だって驚かせたいもの…。そういうIはどうなのよ」
「私か?私はばっちりだ。な、G…って寝てるか」

プルIは自信満々に答え、前の席にいるであろうプルGに同意を求めようとしたが、そのプルGは
涎を垂らして眠っていた。最初から寝るつもりだったのか、律儀に上着を掛け布団代わりにしている。
なるほど、先ほどから静かのはこのせいか、とプルIは苦笑して席に戻った。

「どうしたの、プルG?」
「ああ?ああ、まあこんな奴でも一介の教師だからな。飛行機の中とかで色々と課題のようなものを
やっていたから、そのせいだろう。寝かせてやってくれ」
「やっぱり、大変なんだね、先生って…」
「ま、パーティになればバカみたいに騒ぐから、大丈夫だろう」

やれやれと苦笑してみせるプルI。それに釣られてプルCも苦笑した。
と、そんな所にプルEとプルAがやってきた。

「ねぇねぇ。まだ後1時間も掛かるんだし、皆でウノでもして遊んでようよ」
「…しょうがない。付き合ってやるか。Cもどうだ?」
「ん、じゃあやろうかな」

と、後部席に向かおうとしたプルCはふと足を止めて、最前席に座っていたアムロの元へとやってきた。

「アムロもやりましょ?」
「え、俺もかい?う〜ん…いいけど、この赤い叔父さん一人残すのもなぁ」
「ええぃ、誰が赤い叔 父 さ ん か!私の事は心配していないで、娘達に付き合ってやれ」
「…はは。じゃあ、お言葉に甘えてやろうか」

シャアの相変わらずな元気さにアムロは苦笑しながらも、プルCに引っ張られて後部座席に移って
娘達とひと時のウノを楽しむ事にした。

「私だって、私だってウノがしたい…が、ここは娘達のため、ドライバーに徹底してやろうではないか」
「(オレもいること、気がついてほしいんだけどなぁ・・・スッカリオキルタイミングノガシチマッタヨ)」

寝ていたせいですっかり除け者にされてしまったプルGは、ただ意地を張って、眠ったフリをするしかなかった。

816 名前:12 years after 全員集合編―前半― :2006/10/14(土) 12:00:16 ID:???
さて。
彼らが地上をバスで移動中、プルBとプルDも中継地点である北米オークリー連邦基地を出ていたのだが、
その移動速度は尋常ではなかった。予定していた時刻より大分遅くなり、ほぼ遅刻決定という具合になっていた。
普通の人物であれば、だが。彼女らの乗っているMAは、並みの戦闘機よりも早く、多少無茶をすれば何とかなる…はずであった。

「くそ!あの禿頭仕官が!!お陰で遅刻すれすれじゃないか!」
「…Bがあんな賭けに乗らなきゃよかったのに」
「〜〜〜!!」

というのも、事の原因はプルB本人だったりするのだが。オークリー基地の責任者は実はネオ・ジオンの残党だった人物で、かつてのシャアと同じように別の名前、身分で生活していた人物で、シャアとも少なからず親交があったようだ。
だからこそ、プルBとDが何の障害もなく連邦の基地で補給を受けられるわけだったのだが、
今回ばかりはプルBもアナハイムの人間として『売り込み』に挑戦した。が、中々交渉は上手くいかず、結局MS同士の模擬戦で決着をつけることなったのだが。

「まさか、ウラキさんがあんなにやるとはね〜。あたし意外だったよ」
「私もだ!」

自慢ではないが、MSの操縦には自他共に絶大な評価を受けているプルBはRX−96で、余裕の構えで
戦いを待ち受けていた。相手はジェガンのカスタム機だったので、たいした相手ではないと油断していたが…。
相手はあの「幻の撃墜王」コウ・ウラキだった。
コウのベテランらしい無駄のない動きや的確な攻撃に手惑い、何とかD謹製の奥の手『ロケットパンチ』で
勝利(といっても、ロケットパンチに驚いた隙にカラーガンでメインカメラを潰したというプルBとしてはかなり不満な勝利だったが)した。

「兎に角!急がないと乾杯はおろか、大切な料理まで全部食われてしまうぞ!」
「よっしゃ!じゃあもっと加速!」
「了解!!」

プルBは操縦桿をしっかり握り、機体の速度を更に上げる。端末に出ているマップを見る限り、もう少しでたどり着くはずなのだが。
同時刻ではすでにシャアのバスは町の中に入り、店の近くまでたどり着いていた。

「皆、着いたぞ。忘れ物がないよう、気をつけて降りるといい。雪が積もっているからな」
「は〜い」

一斉に返事をしたプル達は各々の荷物を手にバスから降りていく。ずっと寝ていたプルGもやっと起きて、
意気揚々とバスから飛び降りて盛大に転んだ。

「…最近三枚目キャラが板についたんじゃないか?お前…」「うるせぇ」

とはさて置き。
プルBとプルDの機体もやっと、村の姿が確認できるくらいにまで近づいてきた。

「よし、見えた!このままいくぞ!」
「レッツゴー!」

プルBは操縦桿を前に倒し、高度を下げていく。そして、機体はどんどん村へと近づいていった。


817 名前:12 years after 全員集合編―前半― :2006/10/14(土) 12:02:51 ID:???
「でもさ」
「うん?」
「普通に着地して普通に搭乗してもかっこ良くないよね」
「…私は別に格好をつける必要ないと思うけど…」
「そう堅いこと言わない!それ、加速!」
「うわ、ちょっと!!」

飛び込んできたプルDが勝手に機体を加速させ(危ないので良い子も悪い子も真似しないように!)、一気に地上に近づく。
丁度その頃、アムロとシャアとプルズは留守番をしていたプルJに出迎えられていた。

「お帰りなさい大佐。準備は整ってます」
「うむ、ご苦労だった。すまんな、毎回準備をやらせてしまって」

「…!!」
「〜〜」

「そんな…大佐は皆の出迎えをしているわけですから、当然の役割です。さ、皆も中に…」

「「チェンジ、MSモード!!」」

プルJが店のドアを開けた瞬間、何か大きな声が聞こえたかと思えば、すぐに店の裏側から爆音が聞こえてきた。
その場にいた全員が驚き呆気にとられていたが、すぐさま何事かと店の裏側へと回りこんでみる。

「が、ガンダム!?もしかして、これに乗ってるのって…」
「そう!その通り!」

コクピットがゆっくりと開く。温度差のせいか、湯気のようなものも一緒に出ているせいで色々と異様な雰囲気だ。
そして、ゆっくりと、腕を組んだノーマルスーツの女性が姿を現した。

「プルD様、参ぐは!」
「いい加減にしろ!」

決め台詞を言おうとしたプルDだったが、後ろからプルBにコクピットから蹴落とされてしまった。
下が雪だったので、別段危険なことはなかったが。

「B!」
「…ああ、皆。驚かせてすまなかった。どうやら遅刻せずに済んだようだね」

先ほどの怒った表情から、プルBは普段見せているクールな表情に戻って挨拶をする。
その表情はガンダムの姿ともども中々様になっているのだが、それをぶち壊す一言がプルGから
発せられた。

「…チェンジ・MSモードは無しだと思う…」
「!!」

プルGの言葉を受けたプルBは、クールな表情を真っ赤に染めて、その体からは湯気が立っていたという。

後編に続く…

818 名前:576 :2006/10/14(土) 12:05:58 ID:???
長文申し訳ない…。とりあえず、マターリと読んでいただければと思います。
とりあえず、このスレが終わる前に、完結できれば…いいなぁ。

819 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/14(土) 14:09:41 ID:???
ウラキキター

820 名前:通常の名無しさんの三倍 :2006/10/14(土) 16:58:21 ID:???
>>806〜817
やっぱ
将来のカミーユ=医者
って定着してんすね
しかし「幻の撃墜王」・・・
まぁ本当に幻になっちゃったからなあ「笑」

821 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/14(土) 23:18:01 ID:???
個人的にはアクシズ放浪時代以降の未来の話はどうも趣味じゃないことが多いので読んでないのだが、
何故かなんとなくわかった。
アクシズの限定空間でエピソードをこしらえるという制限が無くなってるからだな。
妄想に枷をつけておかないとSSスレがどれだけ危険か今まで散々見てきたし。
とはいえ個人的にスルーしてやり過ごすのでやりたい方はどうぞ。
過疎になってもいかんだろうし。

822 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/14(土) 23:48:34 ID:???
自由度の高さが魅力のSSスレもあるけど
漂流アクシズは、逆に限定された状況で如何に面白い話を作るかってのが醍醐味みたいなとこあるしな

823 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/15(日) 00:00:58 ID:???
ま、確かにカミーユとか出すのはやりすぎだな。


824 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/15(日) 00:20:26 ID:???
あえて言おう、自演みたいだと。

825 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/15(日) 08:46:54 ID:???
>>576氏、GJ!!

>未来の話
これだけキャラがしっかりしてきていていると先々の話を考えたくもなると思うなぁ。

826 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/15(日) 13:07:54 ID:???
エピローグ系ストーリーが投下されると軽く荒れるのはもはや恒例だしねw

827 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/16(月) 01:42:16 ID:???
漏れとしてはGJだ

828 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/16(月) 04:06:22 ID:???
はじめからみてる俺にとっては激しく GJ だ!
最高!

829 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/16(月) 11:02:58 ID:???
ダメだ…あまりにうがちすぎて827、828すら自演に思えてきたorz
ちょっとプルLに慰めてもらってくる。

830 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/16(月) 14:05:02 ID:???
俺はツンデレなIに・・・












ビグロ食い過ぎた・・・腹痛ぇwwwww誰かさすってぇ〜

831 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/16(月) 14:31:35 ID:???
(^O^)ノ G
    J L(^O^)

832 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/16(月) 19:56:20 ID:???
話の内容は他の人が論じてるようなので置いとくが、
全体を通してちと読みづらいな
文節の切り方とか改行位置があまり良く無い気がする

833 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/16(月) 20:32:27 ID:???
今日の夕飯スパムが出てきた

834 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/18(水) 00:22:53 ID:???
俺としてははちゃめちゃな14人が外の世界で大暴れするのもいいと思うな
カミーユが出てきたのもこれが初めてじゃないし

835 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/18(水) 20:58:08 ID:???
>>834
いや、全然ハチャメチャしてないじゃん。
確かに木星帝国等と大立ち回りする話とかなら面白そうだが…


836 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/18(水) 21:05:49 ID:???
むしろイデオンとw

837 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/18(水) 23:39:42 ID:???
>>835
そしたら「鋼鉄の7人」が「更迭の7人」になってしまうじゃないか


838 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/19(木) 03:07:05 ID:???
>>837

だれがうまいことを(ry

839 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/20(金) 12:31:27 ID:???
寝不足になりながら最初のほうから勉強しました。
良スレですね。バースレのほうにプルズを出すと大変なことになりそうだし、
今の流れはこのような有様でいいかと思いますが、
確かにアクシズの閉鎖空間でのお話としたほうが各人の工夫が
生きてきそうですね…

がんばって私もなんか書こう!

この週末はROMもできないので、紙と鉛筆でネタ練ってみようか・・・


840 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/20(金) 12:42:05 ID:???
>>839
期待してます!

841 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/20(金) 16:47:03 ID:???
全ての既出ねたを確認できていないと困るのですが、プルの思春期ネタ、といおうか
お赤飯ネタ、見たいのは出たことがあるのでしょうか・・・やっぱりそういうまじめすぎるのは
だめかな・・・?


842 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/20(金) 18:03:33 ID:???
あるよ。
確かアムロとシャアがアミーとキャシーに変装して女の子の保健体育
(生理用品の使い方)を録画テープでやったはず。
かなり面白い内容だったからまだ覚えてる。

843 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/20(金) 20:50:18 ID:???
>>841
まとめサイトでSSごとに編集してあるので、そちらを参考に
新しい職人さんが増えて嬉しいなあ

844 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/21(土) 23:00:20 ID:???
ドコモのCMをネタにしてなんかこしらえようかと思ったが、挫折した。
セリフを引用して、突込みがはいるのか自信なかったし。
ttp://www.nttdocomo.co.jp/corporate/ad/radio/index.html


845 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/22(日) 13:27:55 ID:???
>>844
やってみたらいいさ

846 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/22(日) 20:59:03 ID:???
>>839

このスレの初期から観てるが、ストーリーの本流としては、やっぱり閉鎖空間内での生活ネタが多いよ。
あと、初期から中盤に多発したスパムねたとか、困った時のアクシズ弾劾裁判とか。

本流の目指せ木星編と、外伝のその後の14人編?が初期にきちっと分かれて、
パラレルワールド的な位置づけで分離してから、その後編は趣味に合わない人がスルーって形で
安定してるから、暗黙の書き分けは出来てるわけで。
その後編が投稿されると多少荒れても、すぐ収まるのはやっぱり、外伝といえども12人のプルと
二人のダメ男の基本性格が大きく変化しないからだろうな。

自分としては、本流にも外伝にも名作はあったと思う。
(初期の、終わりなき旅路なんかも凄かった)
でもこのスレの場合、日常のプル日記とかAAが訥々と続いてるのが、やっぱ大きいと思うな。
普段の、ちょっと非日常的な日常があるから、時々出る大作が光るって事もある。

いずれにしても、これからも観て行きたいスレだし、基本ギャグなんだから、軽くどんどんネタが
出てくればいいと思う。
長文スマソ。

847 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/22(日) 23:01:55 ID:???
帰ってきました。
>>842
ありがとさんです。そうですか、読み落としてそうですね。探してみます。

それにしても覚醒時10歳という設定は微妙だと思います。すでに思春期に片足以上
突っ込んでいるお年頃ですし、12歳にもなると生理が始まっちゃいますよね…
お洋服のサイズもぐんぐん変わってしまうだろうし、
男二人で育てるとなると確かに毎日パニックですよね。

プルたち、元が一人だから、生理はそろってくるのかなあ…それともみんなが少しずつ
ずれて、いつも誰かが生理って感じになっちゃうかなあ…後者のほうが怖い感じが
するけど。

もともとアクシズって女性はどの程度いたのでしょうね。それによって女性用品の
備蓄具合も変わってきますよね。塩素系漂白剤なんていうものはどの程度
残っているのでしょう。細かい設定を考え始めると、頭の中がいっぱいになって
わくわくしますね。

>>846
ありがとうございます。最初のほうから読んでいると次第にこの14人のことが身近にいる人たちのような
気分になってしまうし、そうなると多分親父二人が一番困りそうな部分について
考えてみたいなあと思ってるような状況です。とにかく、がんばって書いてみてます。

長文失礼しました。


848 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/22(日) 23:29:31 ID:???
外見は特に10歳の頃から変わってないようなイメージだプルズ

849 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/23(月) 00:42:36 ID:???
プルLなんて10歳より下っぽい感じ

850 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/23(月) 00:50:20 ID:???
でもでも、10歳と12歳では少なくとも乳房の発達段階は
1段階程度違ってもよいように思うんだけど
(Tanner stage 2から3)。となると、12歳になればそろそろ
ブラなしでは先端が見えちゃうように思うんだけど…

身長の伸びもかなりしっかりスパートのかかる頃だから
ズボンが短くなったりTシャツから臍が覗いたりしちゃいそうだよ

851 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/23(月) 01:04:47 ID:???
クローンでも成長や性徴には個人差があるわけだし

>>850
DとかGとかはむしろあえて小さいTシャツでヘソを出してそうなイメージがある

852 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/23(月) 01:08:32 ID:???
>>847

その後編へのリンクはここにまとまってるよ。
ttp://axis2000.hp.infoseek.co.jp/log/dame/dame_history/dame_historysp.html

だいぶまとめられてない作品もあるけど、初期のはここにある。

12姉妹の初期設定はこっち。
ttp://axis2000.hp.infoseek.co.jp/log/dame/dame_ex.html

年齢は少しズレがあるかも。
暇なとき冬眠させてたくらいだし、12人を完全に同時に作ったかどうかも不明。
クローンったって、
「遺伝子が同じだけだから、文字通り双生児や三つ子の姉妹と同程度にしか似てない」
・・・体の発育は環境で結構違ってくるから、先に育った子と微妙に遅れてくる子の
気持ちの差もカラフルで面白いかもね。
(ってーより、一卵性双生児ってのはそもそも天然クローンなんだ。同じ受精卵から
生まれてるから、全く同じ遺伝子を持ってる)

853 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/23(月) 01:09:58 ID:???
>>851
同じ服を渡されても着方や着こなし、そして手直しとかで(まあその実作業は
約一名に任されそうな気がするけどw)それなりに個性を主張しそうではある
よね、プルズは。

854 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/23(月) 01:17:21 ID:???
>>853
少なくとも作業着派とドレス派には分かれてるよね

855 名前:853 :2006/10/23(月) 01:24:22 ID:???
>>854
例えばTシャツとジーンズを渡されたら、それぞれがどう着るかに興味が湧くんだよね。

俺文才ない(あとこのスレ見たのが割と遅いんで、キャラの性格を掴みきれてない)んで、
もし職人の方々で興味持っていただけたら是非書いてもらいたいな、そういうのw

856 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/23(月) 01:28:31 ID:???
>>855
自分で書いてみるのがよろしい
一人あたり2〜3行でも十分描写できるだろうし

857 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/23(月) 02:17:54 ID:???
別に見はじめたのが早い遅いはあまり関係ないような…
実際Fなんかの設定がしっかりしたのは去年末か今年はじめ位だよね。
それまでは書く人によって幅の振れが大きくて俺は混乱してたw


858 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/23(月) 09:22:45 ID:???
あーわかるわかる。いまいち性格のつかみきれない所があったw
まぁ当然っちゃ当然なんだがねw


859 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/23(月) 21:21:33 ID:???
プルAの日記
大変大変…日記が途中で破れちゃったのでアムロに頼んでもらってきました
でも破れたのを見せれないのでおやつで汚したことにしちゃった。
アムロは何もいわなかったんだけどばれてるのかなぁ?やっぱり
はーい新品次Bねぇー!

860 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/23(月) 22:48:48 ID:???
プルB

そう言えば前の日記途中で途切れちゃったね。みんな、今度のは大事に使わないとね。
もうすぐハロウィンだけど、みんな、衣装の準備は進んでる?
私はバンパイアになろうと思ってるんだ。
じゃあ次はプルCだよ。

861 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/24(火) 00:19:31 ID:???
プルC

もちろんみんなのハロウィン用衣裳は私に任せてね

…でも、ハロウィンといえば、ジャックランタン、ジャックランタンといえば
かぼちゃ…シャア農園にはかぼちゃはあるのかしら?あるなら、ハロウィンには
腕によりをかけてパンプキンパイをつくるんだけど。


862 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/24(火) 10:12:18 ID:???
プルD

かぼちゃといえば、農園のコンポスト脇に生ごみからと思われるめっちゃ生きのいい
かぼちゃが出ていたぞ。
雌花のあるたびにこっそり受粉させて置いたから、今頃はいくつかなってるんじゃない
のかなあ、ちょっと見てこよう。


大小あわせて4個は確保できたけど、こんなんで足りるかなあ?お料理とお菓子には
何とか間に合いそうだけど?

863 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/24(火) 20:17:16 ID:???
プルE

アムロに「バイオハザード」を没収された…
アムロなんて大嫌い…










ウソだよ…

864 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/24(火) 20:33:44 ID:???
プルF

男の人を弄ぶ小悪魔の素質があるわねE
でも「ばいお☆はざあど」は残しておいてくれたのなら、それでいいじゃない。

865 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/24(火) 20:56:25 ID:TUIX4tyA
プルG

いや、「ばいお☆はざあど」を没収されたのはホントみたいだ。
ここ何日か落ち込んでたし。

結構あのゲーム面白かったのに、残念だよな。

866 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/24(火) 20:57:33 ID:TUIX4tyA
プルG

いや、「ばいお☆はざあど」を没収されたのはホントみたいだ。
ここ何日か落ち込んでたし。

結構あのゲーム面白かったのに、残念だよな。

867 名前:866 :2006/10/24(火) 20:58:57 ID:???
ミスった・・・
すまん・・・

868 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/24(火) 21:42:37 ID:???
流れを妨げてごめんなさい

カミーユが医者になったという話なんだけれども、
何かの医者なのかわかるかたおられます?
精神科、でしょうか、やはし・・・


869 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/24(火) 21:52:57 ID:???
プルH
にこにこ。ようやく久々に私のばんになったわ…

ばいお☆はざあどなんて
作り物のお話よりもまわりにたくさんいるというのに…
うふふふふ

さあて今日は何のお話をしましょうか……ねえ?

誰とお話しているか…それは想像におまかせします…わ

次はプルIね…お ま た せ


870 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/24(火) 22:18:26 ID:???
プルI
Hまたか?
変な電波受け取って同化しないような。
ところでハロウィンなんだが前回はアムロとシャアに教えてもらった通りにやったのだが。
今回は作戦をねらないか??
やっぱりお祭りはたのしくやらなきゃだとおもうんだ!
いつまでも二人におんぶにだっこというわけにはいかないし
服はCに頼むとしてなにかいい妙案がないものか??
次はプルJ

871 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/24(火) 22:44:38 ID:???
ヾ▼Д▼)ノ□ほう!ハロウィンか!
ふっふっふっ
コレでアムロになにもいわれることなく娘たちのコス…
ヾ゚ー゚ノシャア!!!
今日という今日はゆるさん!!!
あれほどのぞくなといっただろ!         ▼Д▼:)いやまつのだアムロこれには深い…

872 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/24(火) 23:27:17 ID:???
ヾ▼Д▼)ノ仮装して街を練り歩く行事だったと聞いたが…
検索 お祭り>仮装>街:歩く
ヾ▼Д▼)ノふむふむ。恐ろしい仮装をして、街に繰り出して、一軒一軒渡り歩き、
……悪い子になら無いように「悪い子はいないか〜」と、驚かしながら歩くお祭りだと。


873 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/24(火) 23:46:07 ID:???
 / ̄ ̄/_7_7 __/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7
..  ̄ .フ ./  /__  __  / ./__  __  / ./__  __  /  /__  __  / /__  __  /    _
 __/  (_ _./  //  /  ._./  //  /  _./  //  /   _./  //  / . _./  //  / _7_7 / /
/__.ノゝ_/ |_ノ |_/.    |_ノ |_/  . |_ノ |_/   |_ノ |_/   . |_ノ |_/    ノ_/
             \\\              //
             \ \ \\\  r'⌒⌒ヽ    ///  //
              \ \  (⌒\ ( rνyy'ソ⌒レm)///          スレ違いの話題をこれ以上続けるとこうだ!
             \\ (mJ \ ヽヽヾ#゚Д゚ノ/ レm)レm)/    
             \\ \\(mJ(mJ∩]¶[ イレm)レm)レm)/     
           (´⌒;; \\ (mJ(mJ(mJ| .|/ノハλ) //レm)/;;⌒`) ;;⌒`)
 (´⌒;;   (´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;/(mJ(mJ#Д▼||l レm)/;;⌒`);;⌒`)       シャアおとぼけはいい前にもやったろ!!
  (´⌒;; (´⌒;; \从从从从从(___へ_ノ ゝ__ノ从从从从从//;;⌒`);;      まてあむrfyhftふじこ


874 名前:873ミスった :2006/10/24(火) 23:50:24 ID:???
 / ̄ ̄/_7_7 __/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7
..  ̄ .フ ./  /__  __  / ./__  __  / ./__  __  /  /__  __  / /__  __  /    _
 __/  (_ _./  //  /  ._./  //  /  _./  //  /   _./  //  / . _./  //  / _7_7 / /
/__.ノゝ_/ |_ノ |_/.    |_ノ |_/  . |_ノ |_/   |_ノ |_/   . |_ノ |_/    ノ_/
             \\\              //
             \ \ \\\  r'⌒⌒ヽ    ///  //
              \ \  (⌒\ ( rνyy'ソ⌒レm)///          シャアおとぼけはもういいまえにもやったろ!!
             \\ (mJ \ ヽヽヾ#゚Д゚ノ/ レm)レm)/    
             \\ \\(mJ(mJ∩]¶[ イレm)レm)レm)/     
           (´⌒;; \\ (mJ(mJ(mJ| .|/ノハλ) //レm)/;;⌒`) ;;⌒`)
 (´⌒;;   (´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;/(mJ(mJ#Д▼||l レm)/;;⌒`);;⌒`)       待てあむsdrfgふじこ
  (´⌒;; (´⌒;; \从从从从从(___へ_ノ ゝ__ノ从从从从从//;;⌒`);;


875 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/25(水) 00:06:30 ID:???
娘の日記を盗み読みするダメ親父…

876 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/25(水) 13:01:39 ID:???
プルJ

た、大佐がまたアムロにズガガガ真拳をやられていたがなにがあったんだろう?
I妙案‥
前にやったビックリパーティは酔っ払いになっちゃってたいへんだったので
こんどこそとは思う
プルCじ‥自分は大佐と同じ衣裳ならなんでも…
(途中から破れていて読めない)
プルIこら抜け駆けはしない約束だろJ!!!
妙案をだせと書いたはずだ!
次はプルKだ!

877 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/25(水) 21:56:55 ID:???
ヾ▼Д▼)ノ妙案…気になるな
ヾ゚ー゚ノいい加減にしろシャア!
今度はカミーユの三倍修正してやる!
ヾ▼Д▼)ノ何!?それはまさか…
やめjhvgとfdhvgふじfdkvfnぶklいやああああ!!!

878 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/25(水) 22:22:55 ID:???
そしてまたまた吊されるシャア
ブラーンブラーン
ヾ▼д▼)「つぅ。アムロめ!娘の日記をみるのがおやくそくだとなぜわからん??」
「まあ私がこうされているうちは、幸せということか…」
(蓑虫AAないので誰かよろしく↓)

879 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/26(木) 00:16:26 ID:???
     ||
   ⌒||⌒ヽ
  ιミ ||  ι)
  (▼ソ || ミ丿
   ミ≡≡≡j
   ミ≡≡≡j
   ミ≡≡≡j
   ヽ)ヽ)
ツルサレテモシアワセ・・・

880 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/26(木) 21:20:40 ID:???
ハロウィンの前に降ろしてもらえるといいね大佐

881 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 12:04:51 ID:???
プルD「かぼちゃでちょっとしたものを作ってみたよ」
プルC「中身は後でお料理しますね」

| ▼Д▼ | | ゚ー゚ |
\___/  \__/ 

プルI「パーティーの日は中に明かりを入れるとよさそうですね。アムロに頼んでみましょう」



882 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 12:51:03 ID:???
ちょっとこのところ過疎化してますね…。

先月からここに来ているのですが。

がんばって書き上げつつあるのですが、ちょっとがんばりすぎて
175,000文字分ぐらいあるのです。(50×50×7枚)
この後うpしても大丈夫でしょうか。
次のスレにしたほうが無難でしょうか…。

883 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 13:45:57 ID:???
ヾ▼д▼)「いたたた!ようやくおりれたよJもIもたすけてくれなかったのでな。」
ピキーーン
ヾ▼д▼)「このシャアアズナブルがこのスレを埋めようというのだ!!」


884 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 16:03:30 ID:???
>>882
容量が残り32kbしかないから、多分このスレでは入りきらない

885 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 17:01:57 ID:???
>>884
ありがとうございます。
では分割して投下する事にします。

まだ手直し中だけど



886 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 17:25:08 ID:???
よっしゃ、待ってる

887 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 18:15:13 ID:???
アクシズの一番長い夜

アクシズの食事時はいつも喧騒の中に始まり喧騒の中に終わる。たとえ食事の内容が
豊かでなかったとしても、このにぎやかさがアクシズの幸せの源でもあった。この日も
いつもと同じようなにぎやかな食卓を12人の少女と2人の大人がともに囲んでいた。
しかし、アムロの隣に座っていたプルCは気づいていた。アムロの食事がいつもよりとても
少ないことに。そしてなんだか顔色もさえないことに。
プルC「アムロ、どこか調子でも悪いの?」
アムロ「あ、ああ、なんでもないよ。プルCが気にするようなことじゃないから」
プルCはいつもの大きな手で頭をなでられると少し安心した。
プルC「…でもやっぱりちょっと違う…」


888 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 18:44:31 ID:???
すみません、↑<アクシズの一番長い夜 1/20+α> でした。
慣れてないものですから、お許しくださいませ。

889 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 18:47:46 ID:???
<アクシズの一番長い夜2/20+α>

夕食後、いつものようにアムロとプルCは洗い物に追われていた。今日のアムロは普段より無口だな、
と思った次の瞬間、
アムロ「っつう、駄目だ・・・」
プルC「アムロ、どうしたの?」
アムロ「ああ、プルC、ち、ちょっとおなかが、痛いんだが・・・」
なんでもない、と言おうとしたがシンクに?まり床に膝をついて丸くなった姿勢からすでに起き上がることが
できなくなっていた。先刻あたりからにじんでいた気持ちの悪い汗がどっと噴出す感じがする。
思えば今朝あたりから腹具合はよくなかった。みぞおちの辺りに痛みを感じてはいたが、我慢できる範囲内
だったから、『胃でも荒れたかな・・・』とは思っていた。胃薬を飲んでもやっぱり不快な感じはあったが、そう気にも
留めず、いつもと変わらない日課をこなしていた。しかし午後になってもよくなるどころか、少しずつ痛みは増してくるし
吐き気も出てきたので、さすがのアムロもちょっと不安になっていたのだった。それでも12人の欠食児童と駄目親父
一人の世話に追われ、ついつい自分のことは後回しになる。結果的にとうとう立ち上がれなくなってしまったと言う
わけであった。


890 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 18:49:11 ID:???
<アクシズの一番長い夜3/20+α>

「アムロ、アムロ、大丈夫?」助け起こそうと思わずアムロに触れたプルCは驚いた。
熱い!プルLの言う「あったかいアムロ」を通り越している。39℃は出ていそう…緊急事態の
予感がした。
緊急事態でまずすることは「人を呼ぶ」ことである。プルCは直ちに食堂に残っていた
他のプル‘sを呼びに言った。
プルG「まっじかよ、大丈夫か?」 プルD「アムロ、何でこんなになるまで我慢するんだよ」
プルF「まあとりあえず、ここで苦しんでいても駄目ね、どこかへ動かして横になっていただかなくては」
プルK「でも自力で動くのは大変そうですよ。少なくとも担送する必要がありますね。」
さすがにF、Kは落ち着いたものだ。
プルJ「とにかく、大佐に来ていただかなくては。われわれだけでは動かすことも
ままなりませんから。」と言うとJは駆け出し、一緒にIも駆け出して行った。


891 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 18:50:40 ID:???
<アクシズの一番長い夜4/20+α>

あっという間にシャアは飛んできた。Cから簡単に事の次第を聞いてから、
アムロの傍らに膝まづく。
「アムロ、大丈夫か」
「・・・・・・悪いな、っシャア・・・っでも、っけっこうやばい、うっ・・・」
こういうとき、シャアの「士官学校卒(しかも実質主席)」という過去が非常に力を発揮することになる。
すなわち、士官が身に着けるべき知識・技能の中にいくらかの医学的知識も含まれている、
ということであった。プルIに毛布を持ってこさせ床に敷くと、すばやく静かにアムロを仰向けにさせて
腹部を触り始めた。だが、ちょっと触っただけで、今起きていることが少々面倒な事態であることに
シャアは気づいた。
シャア「お前、朝から調子悪かったらしいとCから聞いたが。」
アムロ「そ、そうだ。」
シャア「水臭いやつだ。それはともかく、歩くと右横っ腹に痛みが響くようになっていたのではないか?」
アムロうなづく。
シャア「痛いかもしれんが、腹を触らせてもらう」。そう言いつつ腹部を触診していく。
腹部は押し込むと硬く張るような手ごたえだ。痛くなさそうな場所から順にそうっとおさえていく。
左下腹部、左上腹部、右上腹部…あまりひどい痛みではなさそうだ…
右下腹部。「っつつつつ、痛い、痛い!」予想通り、ここが一番痛いようだ。
シャア「では痛いだろうがもうひと頑張りしてくれ。ここを押しこんだときの痛みと、
離すときの痛みではどちらがより痛いかな」
アムロ「…っはなす、ときだ…」
シャア「そうか。これでほぼ8割がた診断が付いた。」
プル’sが固唾を呑んでシャアの次の言葉を待っていた・
シャア「…君は虫垂炎のようだ。しかも腹膜炎になっているかもしれない」


892 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 18:51:59 ID:???
最後が完成していないので続は後日…お目汚しスマソ



893 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 19:19:26 ID:???
アッペかぁ!!
どうなるんだろうドキドキ

894 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 22:55:46 ID:???
腹膜炎になってたら外科手術か…

895 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 23:00:12 ID:???
うわっ怖いことに!どーすんのよドキドキ

896 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 23:07:44 ID:???
ここで自動手術機の登場ですよ。

897 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 23:12:34 ID:???
>>896
・・・それは考えませんでした。

予告しちゃうことになりますが、他スレの設定を一つ借りてきちゃってるんです。
きっと皆さんいろいろご意見もあるんだろうなあと思って、ドキドキなんですが、
せっかく書いたので、ゆっくり全弾投下してしてみますね。

898 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 23:12:43 ID:???
>>896
えええええええ!?wwww
「こんなこともあろうかと」作ってたのか、アムロw

899 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 23:23:12 ID:???
>>896

地球に帰還後、ミシンに取って代わることになる自動縫製器(過去スレに
あったヤツね)とともに、地球帰還後のアムロに莫大な収入をもたらす
ことになるのか(w

900 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 23:27:48 ID:???
お、大作だねぇ…
でも完全連作なら全部書いてから投下したほうがいいよ。待ってる間、
皆が他のネタを出しにくいし、何より後から設定を変更する必要がでても
後の祭りだからね。


後、ハロウィンネタがでているときに話をぶったぎるのは感心できないな。
どうせ容量の関係上、このスレで完結できないのだからじっくり推敲して
新スレで発表してほしかった。

901 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 23:31:42 ID:???
>>897
カビからペニシリンを作るのか?
しかし、それなら軍用の医療品とかアクシズ内の医務室に普通に
抗生剤のバイアルが残っているだろう?わざわざ作るまでもないだろう。
やはり、シャアがメスを持つのか?
それとも、法外な報酬を要求する全身ツギハギの無免許医の魂が
プルHに乗り移るのか?

902 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 23:40:07 ID:???
>>900
いや、本日20時をもって完成しているのですが、
スレの残りが少ないのでどうしようかと…

なんかあまりスレが伸びないので、次のスレを待つのがじれったかったんですョ

スマソ

903 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/27(金) 23:58:39 ID:???
いやいや、職人歓迎!
ここはまとめサイトがちゃんと機能してるから、作品自体はきちんとまとめてもらえますよん

904 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/28(土) 00:05:11 ID:???
このスレは過疎ったり、いきなり職人さん連続投下で盛り上がったりするスレですよ。
過疎などというほどの流れではないので、気にしなくても。

ただ、連続モノはいちどきに投下しないと言われることがあるので、どうせならこのスレで一気に投下した方がいいかも。

905 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/28(土) 00:12:18 ID:???
>>900
後半がシャアの声で聞こえたのでつらかったす。

せっかくぶった切ってしまったのだから、できるところまででも
投下してみます。


906 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/28(土) 00:14:18 ID:???
<アクシズの一番長い夜5/20+α>

ひとまずアムロを医務室に運び、アムロの傍を離れようとしないプルC、落ち着いて対処できるプルFとプルK、
伝令役にプルJを残して食堂で作戦会議となった。プルLはまだ泣いている。
プルA「チュウスイエン、って、なに?」
プルG「そりゃおめー、チュウスイのエンショウだろうよ」
プルD「馬鹿それじゃ、マンマじゃん。いったい何がどうしてどうなってるからアムロがこうなっているのかって
聞いてるんだろう、プルA?」
プルI「・・・腸の一部に細菌が感染して腫れているのだ。ほうっておくと穴が開いて、お腹の中全体に
炎症がひろがって、最終的には細菌が全身に感染して死んでしまう。」
プルL「!アムロ、しんじゃうの!?・・・そんなあ・・・」。お父さんを抱きしめてその場に泣き崩れた。
プルKがあわてて抱きしめる。
プルK「プルI!本当のことかもしれないけど、そこまではっきり言わなくてもいいじゃない!」。
シャア「だが、はっきり言わねばならんときもあるな。今はそういう時のようだ。」いつも駄目親父している
シャアもさすがに緊張を隠せない。掌にじっとり嫌な汗をかいているのがわかった。
プルG「シャア…。そんなに深刻な事態なのか」
シャア「ああ。軽いうちなら抗生剤の点滴で何とかなったかもしれんが、腹膜炎になりかかっているか、
あるいはすでになっているかもしれない場合には手術で炎症している虫垂を取らねばならん。」
プルD「し、しゅ、手術?!。誰が?!ここには医者はいないよ!」
シャア「そうだ、ここは宇宙の漂流島であって広大な無医村であるから、こういった場合も自前で
何とかしなくてはならないんだ・・・だがなあ、正直手が足りん。」
シャアは、戦場でもそうたびたび感じたことのない、背中が冷たくなるような、指先が冷たくしびれるような、
胃の辺りが締め上げられるような感じを覚えていた。それと同時に久しく感じていなかった戦略家としての
高揚感もまた感じているのだった。(大佐のこんな感じ、初めて感じる…?!)プルたちは感応度の差はあれ、
いつもと違うシャアを感じていた。それは、彼女らが初めて感じる、『赤い彗星のシャア』なのかもしれない。
プルL「シャアは、手術、できないの?」
シャア「うむ、士官学校では救急処置のための講義と実習があって手術にも何度か立ち会ったことが
あるだけだ。しかし、今はそうも言っていられまい。アクシズ中の電子媒体、紙媒体から情報を集めて
私が何とかするしかないだろう。」
プルB「では情報収集は私がやろう。他に参加してくれるものは?」
プルI「私が」 プルG「俺も行ってやる」
シャア「よし、では貴官らに情報収集をお願いする。あまり時間はないぞ。1時間以内に良い返事を聞かせてくれ」
プルB、I、G「了解!」
こういう類の情報はたぶん幹部の居住区付近か医務室周囲にあると踏んで、そのあたりをしらみつぶしに探しに行った。


907 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/28(土) 00:15:44 ID:???
<アクシズの一番長い夜6/20+α>

3人が出て行ったあと、少し離れて皆の話を聞いていたプルHがスッとシャアの前に出てきた。
プルH「手が足りないと、言いましたわね?」
シャア「手は何本でもほしい、技量のある手が。プルH、まさか…」
プルH「そう、あなたの考えているとおりですわ、こんなときだからこそ、この能力を存分に発揮したいと思いますもの」
シャア「つまり、医者を呼んでこようと、そういうわけだな。だが、向こうが承知してくれるだろうか。
しかも生きている相手を・・・いや、迷っている場合ではないな、やってみよう。」
了解したと言うようにプルHはにっこり微笑んだ。瞳の色が変わったような気がする。
プルH「ところで今、妹さんの名とカミーユ・ビダンという名が浮かんだようですが」
シャア「!!(まだ言葉にもしていなかった思考を読むとは…こ、この電波娘は、化け物か…)そ、そうだ、
私の知る限り、この場を救ってくれそうな医者はこの2人しかいない…しかもカミーユのほうは優れたNTでもある。」
すでに最大戦速に達しているプルHの実力にシャアは圧倒されている。あの娘と同じだ・・・。
プルH「…こんなときにその女性を思い出しているなんて、後で弾劾裁判ですわよ、ふふふ」
シャア「…すまなかった、勘弁してくれ(ええぃ、なんという早さだ)」
プルH「さて、では始めましょうか。」
シャア「長くやると消耗が激しくて危険だ。話がついたらいったん報告してくれ。準備が万端整ったら一気にはじめるぞ」
プルH、E「了解しました」
シャア「では、プルA、プルDはプルLが落ち着き次第医務室に集合していてくれ。」
プルD「まーかして。さあプルL、ちょっとあったかい物でも飲んで落ち着こう。」
3人はキッチンの方へ移動した。
プルHとEがソファーに座って意識を広げ始めると同時に、情報収集に出ていたプルたちが戻ってきた。
プルB「軍の研修医が使っていたと思われる手術書が手に入ったぞ」
プルI「指導用動画資料も一緒だ」
プルG「…この『Life and death』というゲームはちょっと、使えそうにもないかもしれんが…」
シャア「(プルG、何でそういうものを持ってくるか…)三人とも、ご苦労。」
さて、アクシズほどの要塞になると、戦艦の出入りが多く、ミネバ・ザビなどのVIPが長期滞在することもあるため、
それなりのユーティリティーはそろっている。医務室も戦艦のものとは桁違いであり、ちゃんとした手術室やICUがあり
入院設備も整っていた。しかしめったに病気をしないプル’sと鍛えられているためにちょっとのことでは大きな怪我には
ならない大人2人であるからそうした設備はほとんど全く必要なく、診察室一つ分程度を残して普段は生命維持装置もオフにし、
酸素や電力の節約をしていた。だがここへ来て急ぎシステムを立ち上げなくてはならない。一刻の猶予もなかった。
シャア「疲れている三人には申し訳ないが、そのまま医務室へ行ってくれ。アムロにパスワードを聞いて、
医務区画全体のシステムを稼動させておいてもらいたい。でき次第連絡を。」
プルI「こんな状況で疲れたなどと誰も言ってはいられまい。直ちに急行する。行くぞ、プルB、プルG」
この娘達も交感神経全開らしく、機敏で迅速な動きである。シャアは頼もしいものだと感じたが
その余韻に浸る暇なくプルHから声がかかった。


908 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/28(土) 00:17:13 ID:???
<アクシズの一番長い夜7/20+α>

プルH「シャア、アルテイシアさんからは了解が取れましたわ。アムロのことならnoはありえないとのことですが、
彼女のNT能力がやや弱いので、私がサポートすることにします。カミーユさんのほうは一言あなたと話をしてから
決めたいとのことなのですが…」
シャア「わかった。話を聞こう」
するとカミーユの声がシャアの精神に響いた。
カミーユ「大尉、いや大佐かな、お久しぶりです。死んでるような気がしないって、ブライトさんも話してましたが、
まさかこんなところに、アムロさんと一緒にいたなんて、驚きです。ところで、あなたがついこの間までやってたこと、
僕としては許せることではなかったと思うしできれば修正したいところです。そういうあなたが僕に頼みごとをするのであれば、
物の頼み方と言うものをわきまえていただきたいと思うのですが」
エゥーゴにいた頃よりは自制が聴いてはいるが、かなりのプレッシャーで言いたいことをぶつけてくるカミーユの言葉に、
あのときの頬の痛みが重なる。彼にとっては自分などよりアムロの方が明らかに尊敬の対象であるから、
そのアムロのためなら危険を冒しても力を尽くそうという気持ちがカミーユの中には必ずあるはずだと、
シャアは信じてもおり、感じてもいる。
シャア「(ここで私が何を言ったところで結論はあまり変わらないだろう。むしろ彼は私を試している、
私とアムロとの関係について、鎌を掛けようという気だ。私が本心としてどうしたいのかを聞き出してやろうと思っているのではないか。)」
そして、ここは何が何でもカミーユの力を借りなければならない。
シャア「そうだな、私が間違っていた、すまないと思っている。私のことはこの際いくら修正してくれてもよいが、
アムロのことは助けてほしい。このとおり。」
こういう時とりあえずちゃんと頭も下げてみせるところがこの人らしいところか。
カミーユ「あなたもガードの固い人ですね。そこがあなたらしいところかもしれませんが…それに僕はなんだか
ハマーンにでもなったみたいな気分ですよ。まあ本気で謝っているかどうかはさておいて、そこまでされては
悪い気がしませんね。いいでしょう、やってみますよ。」
プルH「話はつきましたね。アルテイシアさんには私の、カミーユさんにはプルEの体をお使いいただくことにします。
では、準備ができたら始めましょう。あ、それから、カミーユさんから伝言があります。点滴ルートを取って抗生剤を開始して置くようにと。」
医療区画の準備隊からも連絡が来た。
プルI「こっちのシステムは立ち上がった。あとは人の配置だけだ。指示を頼む、シャア。」
シャア「わかった、では、資料からわかる限りでよいので、必要な道具の準備に取り掛かってくれ。こちらも移動する。」
シャアには医務室においてきたアムロの容態が気がかりだった。喉がカラカラに渇いていた。


909 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/28(土) 00:18:06 ID:???
<アクシズの一番長い夜8/20+α>

アムロの容態はよくなかった。痛みが強いため鎮痛剤を内服させたが吐き出してしまう。
シャアの指示で痛み止めを筋肉注射していくらか良くはなったが、熱と吐き気は続いていた。
プルC「アムロ、今シャアが手術の準備をするそうです」
アムロ「な、なんだって、奴が切るのか?あ、っつつつ、しょ、正気か…」
プルC「プルHとプルEが、アルテイシアさんとカミーユさんという方をお呼びするそうですが…」
アムロ「セ、セイラさん?カミーユも・・・だが、そんなことをして彼らも、プルH達も、だ、大丈夫なのか…?
魂だけのものならいざ知らず、セ、セイラさんにもカミーユにも、そ、そういうやり方は非常に危険なはずだ…」
プルC「…彼らにとってもあなたがそれほどの苦労のし甲斐のある、大事な人だということでしょ?」
アムロ「そんな、あ、危ない橋を、渡ってまでして、助けようとす、るのか…も、元はと言えば、おれは、人殺し、なのに」
プルC「そんなこと、言わないでください。過去がどうでも、今では私たちにとって、なくてはならない人なんです…」
そう言うとプルCは下を向いたままアムロの手を握り締めた。
プルK「さあさあお二人とも、手術室も人手も準備ができているようです。心の準備をしてください。」
患者の不安を和らげようと努めて穏やかに振舞うプルK。
その間に術場内では様々な機械のセッティングが行われてゆく。


910 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/28(土) 00:20:03 ID:???
<アクシズの一番長い夜9/20+α>

プルB「目ぼしい道具類は出してみたが、この後はプロがいないと無理だ。」
シャア「では、いよいよプルH、プルE、お願いできるか」
プルH「わかりました。プルE、準備はいいかしら?」  プルE「…いつでも…」
瞳を閉じて、心を開いてゆく。と、瞳を開いた二人の表情はいつものプル達ではなかった。
はっきりとは見えないが、2人をふんわりと包み込む光のようなものを感じることができる。
ひとつは良く知っている雰囲気であり、もう一つはかつてともにすごしたことのある雰囲気であった。
目の前にいつ肉体はプルH、プルEのものなのだが、その雰囲気を通してみるとそれは
セイラ(アルテイシア)であり、カミーユ・ビダンであるように感じられるのだった。
セイラ(プルH)「あなたがカミーユね、よろしく。
カミーユ(プルE)「いえ、僕のほうこそ、ご一緒できて光栄です。」
セイラ「では急いで始めましょう。まずはアムロの容態よ。ちょっと診察させていただくわね。」
すばやくアムロの元へ行き、先ほどのシャアと同じように腹部を触っていく。
セイラ「なるほど確かに、そうに違いなさそうね。どう思って、カミーユ?」
カミーユ「そうですね、診断自体は難しくはなさそうですが、腹部単純写真やエコーができれば
もう少し詳しくわかると思うのですが、時間がありませんし、どの道開ける(開腹する)必要がありそうだし、
さっさと始めましょう。」
セイラ「では取り急ぎ、機械類の準備ね…滅菌してある手術道具入れから開腹セットを、
人工呼吸器に挿管チューブ、ジャクソンリース、それから…」
カミーユ「プルさんたちの中から第2助手に1人、外回りに3人、機械出しに一人選んで。
呼吸器とモニターの番は大尉、あなたがやってください。そのほかのプルさんたちも、
交代が必要になった場合に備えてナースステーションの監視モニターで術場の様子を見ていてくれませんか」
言葉はほとんど交わされないのに、スムーズに進んでいく。プル’sの中で最も指揮官としての資質の
高いFが自然と皆の中心になってゆく。いつもなら仕事の分担を決めるにもあれこれと大騒ぎになるはずなのに、
混乱する事もなく役割分担が決まって行った。外回りはプルB、F、Jが、
機械出し(術者に道具類を手渡す係り)はIが、第2助手はGが担当することとなった。
おのおのにはセイラ、カミーユから簡単な仕事の説明が行われた。
シャア「(緊張感のおかげでニュータイプ能力が程よく発揮されているのだ…)」

準備が整い、アムロに麻酔をかける段になった。
プルC「大丈夫です。目が覚めたら全部終わってますからね。」涙をこらえてささやいた。
プルL「…頑張って…アムロ」真っ赤になった目で見つめながら手を握った。アムロは
精一杯の笑顔でプルLの頭をなでてやった。そのほかのプル’sもかわるがわる手を握る。
シャア「正直私も、手のふるえが止まらんよ、だが私は何とかなると信じている。」
アムロ「ど、どのみちこのままでは、だめなんだし、し、信じるしかないね。たのみ、ました、よ。」
セイラ「アムロ、頑張るのは医者よ。あなたは寝てるだけなんだから」
カミーユ「そうですよ、アムロさん、あなたの虫垂を取れるなんて光栄です。」
アムロ「セイラさん、カミーユ、ありがとう…」
セイラ「さあ、時間がないわ、私たちも限界にならないうちにやってしまいましょう」
麻酔の導入が開始された。


911 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/28(土) 00:21:15 ID:???
<アクシズの一番長い夜10/20+α>

実は2人とも外科医ではないので日常的にメスを握っているわけではない。
研修医時代に外科でこうしたポピュラーな症例を経験したことがあるという程度に過ぎない。
虫垂炎はポピュラーな疾患ではあるが「急性腹症は虫垂炎に始まり虫垂炎に終わる」と言われるとおり、
場合によってはかなり高度な技術を要する手術なのである。2人とも、そのことを
十分承知してはいたが、この場合アムロを助けるためにはやってみるしかないと言うこともわかっていた。
セイラ「カミーユ、あなたの方が医者になってから日が浅いでしょ、あなたの方が知識が新しいわね。」
カミーユ「ええ、そうだと思います。」
セイラ「でしたらあなたに、執刀をお願いできないかしら。私は第1助手をしますから。」
カミーユ「それでは僭越ながらそうさせてもらいます。」
セイラ「他の方たちも、準備よろしくて?」
皆が無言でうなずく。
カミーユ「では、虫垂切除術、始めます。よろしくお願いします。」


912 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/28(土) 00:22:20 ID:???
<アクシズの一番長い夜11/20+α>

プルIはわずかな時間の間に必死で手術書を読み、術式と必要の器具について頭に叩き込んでいた。
今はそれを必死で思い出しつつ、他の姉妹よりも弱めのNT能力をフル稼働させてカミーユの必要とする
道具を感じ、渡し続けていた。また第2助手を務めるプルG、カミーユが考えている「ここをつまんで…
止血して…切って、開いて…止血して…」という思考を読み、それにあわせて動こうと懸命であった。
セイラ「兄さん、バイタルを5分おきに報告してください。アラームが鳴ったときも報告よろしく」
シャア「了解した」
カミーユ「プルG、つらいだろうけどもう少ししっかり鉤を引いてくれないかい?」
プルG「は、はい」。 モニターのアラームが鳴る。
シャア「む、血圧が上昇しているが」
セイラ「(モニターをちらっと見てから)麻酔が浅くて痛いのかもしれないわ。フェンタネスト0.05mg静注して。」
術場に入れなかったプル’sはナースステーションのモニター前に集合して手術の進行を見守っている。
怖がるプルLをプルDが抱きしめている。
カミーユ「よし、セイラさん、案外素直に虫垂が見えましたよ。ああ、良かった、まだ根元まで腐ってはいないようです。
外壁にも膿が付着していて、ピンホールぐらい開いてるかもしれませんがうまく腹膜が寄っていた為か、
周囲への波及は少なそうです。大丈夫、行けますよ。」
セイラ「ほっとしたわね。大きく破裂していたり、根元まで腐っていたりしたら最悪手に負えないところだった…。」
カミーユ「セイラさん、泣かないでください。まだ終わっていませんし、涙が落ちると術野が汚れますよ。さあ、
とっとと切り取って、お腹をきれいにして、終わりにしましょう。」
セイラ「そ、そうね、もう一息頑張りましょう。」
程なく赤くぼこぼこに膨れたアムロの虫垂が取り出された。腹腔内を滅菌ガーゼでぬぐい、ドレーンを入れて腹壁を閉じた。


913 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/28(土) 00:25:43 ID:???
<アクシズの一番長い夜12/20+α>

セイラ「ここから先は術者と第2助手で大丈夫です。麻酔は私が代わるわ、兄さん」
腹部の皮膚を閉じ、カミーユは終了のコールをした。
創を消毒してドレッシング(ガーゼなど)をあてる。平行して麻酔も徐々に切ってゆく。
と、アムロの体がもぞもぞと動いた。
セイラ「アムロ、アムロ、起きなさい、終わったわよ」
カミーユ「終わりましたよ、アムロさん、わかりますか、腫れてたところ、ちゃんと取りましたからね。
後で見てください。」
アムロはうっすらと目を開けた。頭がぼうっとしてはっきりしない。口の中から呼吸器の管を抜くと
ゴホゴホと大きく咳をした。
プルB「アムロ!終わったぞ」 プルF「気がついた?アムロ」駆け寄るプルたち。
セイラ「さあさあ、このままストレッチャーに移して、ICUまで運んでしまいましょう。後片付けもお願いね。」


914 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/28(土) 00:28:02 ID:???
<アクシズの一番長い夜13/20+α>

その後アムロはナースステーション待機組の手によってICUまで運ばれベットに移された。
たちまち周囲はプル’sでいっぱいになってしまったが、ICUが不潔になると言う医師たちの諌めがあって
プルCとプルKを残して自室待機とされてしまった。セイラとカミーユは簡単に今後数日間の管理のための
指示や注意点を話したり書いたりしてから、プルたちに後を任せて食堂へもどった。
シャア「2人とも、心から礼を言う、ありがとう。2人がいなければどうなっていたことか…」
セイラ「まだ安心するのは早くてよ。手入れが行き届いているとはいえない施設での手術なんですから、
二次感染が起きる危険性だって、十分あるわ。」
カミーユ「僕は、僕とこの娘たちの体力が回復し次第、また様子を聞きにきますよ。アムロさんのためですから。」
シャア「ありがとう、カミーユ君」
カミーユ「最初に言いましたけど、僕は純粋にあなたのためにしようと思って今回のことをしたんじゃないんです。もちろん、
苦しんでいるアムロさんをほうっておくこともできませんが、何よりも、この娘達のためなんです。
強化人間…少女達がどんな人生を送り、どんな最後を迎えたか、僕は良く知っている。だからこそ
この娘たちだけでも、救われてほしいんですよ。そのためにはアムロさんが必要不可欠だと思ったんです。
この娘…僕に体を貸してくれた娘だってアムロのために力を振り絞っているのを感じます。うらやましいですね、
アムロさん。…無事に戻って僕とセイラさんに手術料を払ってくださいね、ただ働きじゃあないんですから。
まあ、アムロさんの虫垂を切ったことだけでなく、あなたに頭を下げてもらったことも、僕にとっては大変な自慢ですよ。」
セイラ「正直、兄さんが私を頼ってくれるなんて思わなかったのよ。そのうえ、こんなに幸せそうにしてるなんて
思わなかった。この娘達、いい娘達ね。この娘達が兵器として作られたなんて、全然思えない。いいえ、
人間を兵器として作ると言うこと自体どうかしているのよね。兄さんもアムロも、本当はこの娘達を育てていると
言うよりはこの娘達に生かしてもらっているのでしょ。この娘達を大事にして、無事に戻ってくるのよ、兄さん。
で、くれぐれも、手なんか出すんじゃないのよ。そういうことがあったら、この娘が教えてくれるそうだけど。」
シャア「・・・・・(プルH、侮れん…)」



915 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/28(土) 00:29:53 ID:???
<アクシズの一番長い夜14/20+α>

セイラ「ではそろそろ、お暇するわ。この娘達ももう限界よ、私もだけど。よく休ませてあげてね。兄さん…いずれまた。」
カミーユ「この数日は油断しないでくださいね、大尉。」
シャア「ありがとう、すまなかった。2人も良く休んでくれ。」3人は固い握手を交わした…というまに
プルH,Eの体から力が抜けた。あわてて抱きかかえると2人は満足そうな寝顔を浮かべてすっかり眠っている。
アルテイシアの気配もカミーユの気配もすでになかった。普段ならアムロのいないときにこんな風に
抱き抱えていれば弾劾裁判は免れないであろうし、自分としてもすっかりロリコン駄目親父になっている可能性大だろう。
だが2人の寝顔を見つめていると今日はただ静かな感動がふつふつと沸いてくるだけなのだった。
シャア「お前たち、本当にご苦労だった…。」それだけ言うともう後が続かない。
消耗のひどい2人はアムロの脇のベットに寝かせ、一晩シャアが自分で面倒を見ることにした。
アムロの傍について離れようとしないプルCも説得して休ませ、ICUには自分とアムロとプルH、プルEだけが残された。


916 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/28(土) 00:37:47 ID:???
『Life and death』フイタ
それはヤバいだろ、それはw
ttp://ld12jp.hp.infoseek.co.jp/

917 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/28(土) 00:38:21 ID:???
<アクシズの一番長い夜15/20+α>

その頃アムロは夢を見ていた。湖のほとりに白鳥が飛ぶ、例の夢だった。
アムロ「ララア…来ているのか?」
ララア「フフフ、そう、私はいつでも傍にいるのよ、そういったでしょう?」
いつの間にか宇宙空間にベットが漂い、横たわるアムロの前にララアの幻がゆらりと佇む。
アムロ「ひどいざまだろ?だが、シャアが俺れを助けてくれたんだよ。シャアだけじゃないよ。
俺の大事な娘たちもみなそれぞれに力を発揮して、俺を助けてくれたよ。遠くから駆けつけてくれた古い友人も…。」
ララア「人は分かり合えるって、言ったじゃない?それに、シャアは純粋よ。あなたのことも、本当はとても純粋に
想っているのよ…わかるでしょう?」
アムロ「ああ、わかるよ。今となってはやつほど僕のことをわかっている人間はいないだろう。
でもそれを素直に認めることは…時間がかかることなんだろうな。」
ララア「私が、あなたたち2人の間にいたいというわけを、少しはわかったのかしら…?」
アムロ「…少しはね…たぶんでも、やっぱり俺は、全部をわかりたいとは思わないよ。」
ララア「フフフ…私はそういうアムロも好きよ…そしてシャアも…」
そう言って白鳥は飛び去っていった。

同じ頃シャアもまた夢を見ていた。
シャア「…なんだ、ララア、来ていたのか?」
ララア「大佐、ご立派でしたわ…」
シャア「そういうものではない。ただ、今夜あいつが死にそうだと思ったとき、そんな事にはさせん、
まだおわらんよ、そんなことは許せないとまで思ったのだ。なぜだろうな。」
ララア「…大佐は、ちゃんとご自分で、わかっておいでのはずですわ…」
シャア「そうだな。昔私たちは敵同士だった。ララアが死んだときには本気で殺したいと思ったものだった。
しかし今日私はアムロを生かした…いや、私がアムロによって生かされているのか?あいつが死ねば、
私もただではすまないと言うことか…?いかんとも埋めがたい意見の隔たりは明らかに存在すると言うのに、
一方でなぜあいつが私のことを最も理解している相手だと、失い難い友人だと感じるのだ?…ララア、
君とアムロが分かり合うには一瞬あればよかったのだろう?。私とアムロがわかりあうには20年近い時間を要している。
それですら十分とは思えない。私はまさに、NTのなり損ないなのだな…。」
ララア「慌てることはありませんわ…。人は分かり合えるということ、そのための希望を失わないことが必要なだけ…」

目を覚ますと、肩には毛布がかかっていた。ベッドサイドの椅子で眠っていたようだ。
傍らのサイドボードにはメモが置かれていた。
『大佐、お目覚めになられましたら食堂へおいでください。お食事を用意してあります。プルJ』
こうして、アクシズの一番長い夜は明けた。どんな作戦でも感じたことのないような疲れと、
寄せては返す波のような満足感がシャアを支配していた。


918 名前:通常の名無しさんの3倍 :2006/10/28(土) 00:40:36 ID:???
<アクシズの一番長い夜16/20+α>

さて、その後アムロはひどい発熱をすることもなく、創部の感染をすることもなく順調に回復した。
翌日にはICUを出ることができ、3日後には自室(もちろんプルCが腕によりを掛けて片づけをし、
かつ機械いじりをしないよう工具はすべてシャアの部屋へ没収されていた)に移動することもできた。
そして1週間後には皆と一緒に食事をし、2週間後には台所仕事や小さな機械類の修理などの軽労働が可能になった。
プルH、Eは翌日昼ごろ目を覚ましたが、ふらついて歩くこともできないため点滴して一日横になって過ごした。
しかしさすがは強化人間、翌々日からは普通の生活にもどったばかりか、心配したカミーユからの連絡(電波)を
受信してアムロの容態を報告したりしていた。カミーユは1ヶ月目までたびたび訪れて経過を観察していたが、
1ヵ月後、アムロが無事元通りの生活に戻ったことを確認して以後訪れることはなかった。

アムロ「カミーユ君、本当にありがとう、今の僕には言葉のほかに君への感謝を表すものが何もないんだ。
君とセイラさんがいてくれなければ、俺は死んでいた。困難な戦闘をあれほど潜り抜けてきた俺だと言うのに、
こんなところで虫垂炎で死んでしまうところだった。いつかまた、君に会って礼ができるよう、がんばって戻るよ」
カミーユ「僕への礼はいいです。エゥーゴの頃の僕は何も知らない少年でしたから、あちこち突っ張ってあなたにも
大変お世話になったと思います。両親は死んでしまいましたが、あなたを含めた多くの人に育てられて今の僕がいます。
あなたには今、育てるべき娘たち、それも強化人間として兵器にされるはずだった少女たちがいるんです。
彼女らはあなたといることに幸せを感じ、あなたが必要だと感じています。シャアにも言いましたが、
そういう彼女らのためにあなたには生きていてもらいたかった。あなたが彼女らを幸せな大人になれるよう育ててくれれば、
僕には何の礼もいらないんです。」
アムロ「よくわかった。君の好意を無駄にしないように心がけよう。ありがとう…カミーユ君。」




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