34歳にもなって結婚してないシャアは駄目オトコ
- 1 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/20 02:07 ID:/QObgEKh
- あらすじ
アクシズの落下を防ぎ、奇跡的に生き延びたシャアとアムロ。しかしアクシズは地球から遠ざかる。
漂流生活を始めた二人は偶然、冷凍睡眠状態のまま放置されていた12人のプル・クローンを発見する。
はたして14人の漂流者は困難を乗り越えて木星にたどり着くのか。
駄目オトコ2人と12人の少女が繰り広げる、笑いあり、涙あり、シリアスありの漂流記、乞う御期待
詳細は>>2->>5辺り
前スレは
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1033913190/
- 2 名前:登場人物投稿日:02/11/20 02:08 ID:???
- アクシズの愉快な仲間たち。主食はスパム、おやつはプリン。
シャア:このスレの主役。34歳独身。人類粛清のために小惑星アクシズを地球に落とそうとしたが
アムロに阻まれて失敗し、アクシズに取り残された。
英雄の器の男だが、サバイバル生活ではてんで役立たず。
プルたちにちょっかいを仕掛けてはアムロに制裁される毎日。でも幸せ。
アムロ:このスレの良心。29歳独身。シャアに人生を狂わされている元機械オタのヒッキー。
腐れ縁が続いて一緒にアクシズで漂流生活を送る羽目に。
技術力を生かして今日もアクシズのどこかで修理作業中。
プル達:ニュータイプの少女エルピー・プルをベースにグレミー・トトが兵器として作り出した
12人のクローン。肉体年齢は10歳。
プルA〜Lとぞんざいな命名でモルモット扱いされていた上に、
アクシズの冷凍睡眠カプセルに6年間も放置されていた。
漂流中のシャアとアムロに解放され、騒々しくも平和な毎日を送っている。
- 3 名前:更に詳しく投稿日:02/11/20 02:08 ID:???
- プルA…普通の「プル」の性格。いつかチョコパフェ食べたいな。
プルB…普通の「プルツー」の性格。たまには一人になりたくて散歩します。
プルC…おとなしくて無口。恥ずかしがりや。お裁縫はじめました。
プルD…オヤジっぽい。豪快の笑ったり人情話で泣いたり。はっきり物を言う。
プルE…無口無表情。ア○ナミ系。ママに潜在的甘えッ子。
プルF…辛口お姉さん系(セイラ風)。優しさ装いつつトゲがある。
プルG…普通の「プル」の性格だが、男言葉で喋る俺女。Eと仲良し。
プルH…やり手の電波娘。NT能力12人中最強。実は策略家か!?
プルI …マジメで理路整然と喋る。シャアと日夜壮絶なディベートを繰り広げるプチギレン
プルJ…軍人気質。シャアを「大佐」と呼ぶ。そして不器用に大佐ラブ。
プルK…人当たりがよく落ち着いている(ミライ風)。誰に対しても敬語で喋る。
プルL…怖がりですぐに泣く。末っ子系。マイナス感情に敏感。
ハロ…度重なる改造を加えられ、今その機能を正確に把握してるのはアムロのみ。
アムロ…前スレでめでたく30歳になりました。
おさんどんに繕い物、メカのメンテナンスまで引き受ける漂流一家の大黒柱。
ママと呼ばれると引きこもります。
シャア…前スレでめでたく35歳に(ry。この歳にして手に入れた
友人と幼女に囲まれた生活に、人生をやり直している気分との発言も飛び出す元総帥。
でもアクシズ弾劾裁判だけは勘弁な!
- 25 名前:無名さん・再放送投稿日:02/11/20 20:34 ID:???
- 〜「宇宙(そら)を翔(かけ)る」〜
1.LOST IN SPACE
アムロ「大質量の漂流物だと?」
シャア「ああ。あと5時間余りで軌道が交差する。手前にあった細かい岩石群がセン
サーを阻害して、発見できなかったようだ」
アムロ「この反応パターンから見ると戦艦、それもかなり巨大な艦のようだな…何か
回収出来る物資が残されているといいのだが」
シャア「…特に我々にも食える食料がな。スパムカレー1週間連続の悪夢はもう十分
だ…」━━(;▼Д▼)
のんきなようでも、アクシズ一家の生活は楽なものではない。
水、空気、食料、生活物資、推進剤、エレクトロニクス機器、等々…
人間が生活する上で必要な全ての物資は自分たちで調達し、浪費を制限しなければ、
待っているのは真空に漂う14人分の人間の干物という、滑稽で悲惨な末路である。
ある程度センサー探査で概略をつかむと、アムロとシャアは物資回収に出発した。
シャアのプチモビ(キュベレイカラー)をワイヤーで牽引しながら、νガンダムが宇宙
を跳んでいく。
プルたち、特にプルJは執拗についてきたがったが、今度ばかりは全員留守番させた。
戦闘の末に大破し、生者の手を離れて久しい亡霊船の探索である。
ありとあらゆる無惨な死の痕跡を残した乗員達の遺体が、そこかしこに漂っている事
は充分予想できた。
精神の成熟していないプルたちにはあまりに酷な光景を、できるだけ見せたくはない。
アムロとシャアの意見は、その親心で一致していた。
とはいえ戦艦1隻に積まれていた物資ともなればその100分の1でも膨大な量だ。
2人だけでそれを移動させるのは至難の業を通り越して無理である。
アムロとシャアは、今回は艦の状態確認をかねてそういったショッキングなものがな
いか確かめるつもりでいた。
もし実際遺体に出くわしたとしても出来ることはせいぜい安置程度だろうが、それで
も真空中にふらふら浮かんでいられるよりはいい。
プルシスターズに物資移動を手伝わせるのは、その後になる。
アムロ「何にしても、行ってみなければわかりはしない!」
光の尾をひいて、νガンダムは宇宙を突き進んでいった。
- 26 名前:無名さん・再放送投稿日:02/11/20 22:22 ID:???
- 〜「宇宙(そら)を翔(かけ)る」〜
2.記憶の残骸 その1
アムロ「シャア、この艦は…いったい」
シャア「これはまた…ずいぶんとなつかしい戦友にであったものだ」
誰も知らない目的地にむかって、慣性のまま宇宙に漂う巨艦。
かつてジオン公国軍で艦隊旗艦用として建造され、ザビ家支配の象徴とまで呼
ばれた宇宙戦艦…グワジン級。無数の破口と弾痕に艦体は傷つき、誉れある真
紅の装いはビームと爆発、そして長期間さらされ続けた宇宙線に灼かれて退色
してはいたが、その姿はかつての栄光をいまだ失いきってはいなかった。
シャア「艦番からみて、グラナダに駐留していたキシリア麾下の第6艦隊旗艦
だったグワラメルのようだ。1年戦争末期に抵抗部隊を率いて月軌道を離脱し
連邦軍の包囲網を突破できずに撃沈されたと思われていたが…こんなところま
で漂いついていたとはな」
アムロ「…」
いつになく饒舌なシャアと、沈黙したまま艦の周辺にガンダムを漂わせるアム
ロ。過去の遺物である戦艦は、それぞれに運命の始まりである1年戦争の記憶
を蘇らせていた。
- 27 名前:無名さん・再放送投稿日:02/11/20 22:23 ID:???
- 〜「宇宙(そら)を翔(かけ)る」〜
2.記憶の残骸 その2
1年戦争…その言葉は2人の精神に様々な忌まわしい記憶が棘の痛みをつきた
てるものの、まぎれもなく青春時代の甘美さをともなっていた。何も知らない
子供のまま戦った少年と、暗い復讐に魅入られた青年士官。
甘美な追憶の彼方にしかいない、運命を何も知らない自分たち。その面影が、
アムロを沈黙させシャアの舌を滑らかにしていた。
そうすることで、過去という古傷の疼きをいくらか和らげられたからだ。
言い換えれば、そうしなければ忌まわしい記憶の痛みに耐えられそうになかっ
たのだ。
シャア「…結局この艦は、アクシズにも荊の園にもたどり着くことはなかった。
最終的にはその目的は達成したとも言えるが、人間の意志によってではなく放
棄された艦のあてどもない航行がそれを遂行したとは…皮肉だな」
アムロ「……」
アムロとシャアは、しばらくの間それぞれのやり方で失われた時に思いを馳せ
ていた。
シャア「我々も、この船と同じだ。誰も知ることなく宇宙をさまよう。いや…
違うな。違う点はある。少なくとも我々にはあの子たちの未来という積荷があ
るのだから。亡霊しか乗せていない船とは、違うだろうよ」
黙ったまま、スピーカーから流れるシャアの声に耳を傾けるアムロ。
そして…未来という時間に思いが至った事をきっかけに、また現在と対面する
作業を再開したのだった。
- 29 名前:ハマーンの影(1/3)投稿日:02/11/20 23:25 ID:???
- MSN−100 百式。エゥーゴ時代のシャアの乗機。グリプス2域における戦闘にて大破。
第一次ネオジオン抗争では二号機が導入されたが、一号機ほどの戦果をあげることはなく
戦時下の急速な技術革新のなか、いつしか旧式扱いとなり姿を消した。
だが、大破し宇宙を漂っていた一号機の行方を知るものは誰もいなかった・・・
ある日シャアはデータベースの中に気になる記述を見つけた。
「トップシークレット・・・アクセス権限者ハマーン・カーンだと?」
データを開こうとしたが、パスワードが掛けられていた。
思いつく限りのパスを入れてみるが全て拒絶される。
「私がアクシズにいた頃、ハマーンが使っていたものは全て試した。残るは・・・」
『SHAR AZNABLE』
まさかと思いつつ自分の名前を入力するシャア。
だが予想に反し、モニタにパスワード確認のメッセージが表示される。
「これは百式?」
そこには回収された百式が修復され、アクシズ内部に厳重保管されたことを示すデータが入っていた。
「格納庫の位置は・・・運が良い、こちら側だ。そうか、開かずの間か!」
居住区からかなり離れた一角に扉にパスがかかっている格納庫があり、入り口も一つしかないため
アムロたちは『開かずの間』と呼んでいた。
扉のパスはデータベースと同様、シャアの名前になっていた。
「ハマーンは、私が帰ってきたときの為に・・・まさかな」
ゆっくりと開かずの扉が開く。これでアムロだけにいい格好はさせない。
期待に胸をふくらませるシャア。
「さあ、戻ってこい! 我が愛機よ!」
興奮のあまり、シャアは両手を広げ、叫んだ。
薄暗い格納庫の中に、それでもぼんやりと金色のモビルスーツの姿が浮かび上がる。
- 30 名前:ハマーンの影(2/3)投稿日:02/11/20 23:25 ID:???
- 全貌を現した百式を見て、シャアは膝をついた。
武器の試し打ちにでも使われていたのだろう。百式は脱出時よりも酷く破壊されていた。
もう使い物にはなるまい。期待が大きかった分、落胆も大きい。
それでもシャアはコクピットに入ってみることにした。
主が帰ってきたことを知ってか、軽く手で押しただけでハッチが開く。
中は真っ暗だったが、何度と無く乗りこんだ機体だ。内部の構造は手に取るように判る。
シートに座ったシャアは、不思議と安らかな気持ちになった。
(ガンダムのように第二の人生を送らせてやりたかったが、すまないな)
柄にも無くそんなことを思ったシャアは、感傷的になったかと自嘲ぎみに小さく笑う。
昔を思い出し、慣れた手つきで起動スイッチを入れる。するとかすかな起動音にあわせ、モニタが点灯する。
まだ生きてるぞ! そう喜んだのもつかの間だった。モニタの光に照らされたコクピット内部を見て
シャアはさらにショックを受けた。
- 31 名前:ハマーンの影(3/3)投稿日:02/11/20 23:26 ID:B6q4IR0V
- 『裏切り者』
『よくも私を捨てたな』
『少女好みの変態男』
『草の根分けても探し出す』
『お前の運命もこのモビルスーツと同じだ』
そこにはハマーンの文字で、自分に対する恨み言が所狭しと書き込まれていた。
あまりの恨みの深さに恐怖し、絶叫するシャア。その声に反応したかの様にハッチが閉まる。
「なんだと! あ、開かないではないか!? 嫌だ、こんなところに閉じこめられるのは!」
一度、二度と強くハッチをたたくシャア。だがその振動がいけなかったのだろうか。
嫌な音と共にモニタの明かりが消える。
さっきまではあれほど安らぎに満ちていたコクピット内が、突如として異質なものに変わったことを
感じるシャア。まるで生きたまま埋葬されたかのようだ。
「誰か、助けてくれ! アムロ! プル!? ゆ、許してくれ! ハマーン!」
無駄とは知りつつハッチを叩きつけるシャアは、暗闇の中に少女の笑い声を聞いた気がした。
夕食の時間になっても現れなかったことを心配したアムロとプルJによりシャアが発見されたのは、
それから三時間後のことだった。
- 44 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/21 02:30 ID:Uo+Lf+o7
- 閑話休題「こんなん拾いました」
ある日の事。いつも通り居住区のメンテナンスに出かけたアムロ。と、そこに大きなダンボール箱
を抱えたシャアがいた。
ア「ん? 何なんだ? それ?」
シ「?? ああ、これか。託児所跡で見つけた電子ゲームセットだ。かなりの数があったが、とりあえず
私にも解る様な物を選んで持ってきた」
ア「どれどれ…。『旧世紀名作シリーズ』? 随分と古いゲームばっかりだなあ…」
シ「そうなのか? 私は子供の頃もこのような物で遊んだことが無いからよく解らなかったんだよ…。
あっ、そういえばこのゲームは試しにやって非常に面白かったぞ」
そう言ってシャアは電源を入れる。そして…
丶 γ⌒⌒^'、
ヽ\\ヽ(m# ^^^^|/m)//
\ (m ヽ(#゚ー゚ノ/m)/
丶\(m\ m)//
(m\(m (m m)/
( (m /ノハλ)
ミヘ丿 ∩#∀▼||l
(ヽ_ノゝ __ノ ■←プリンセスメーカー(コンプリートコレクション)
シ「なな、ななな! 何をするんだ! アムロ!!」
ア「うるさい!! よりにもよって「ララァ」って名前つけやがって!!!!」
こうして、アムロによる検閲(独断)によっていくつかのゲームは封印されましたとさ。 (完)
- 45 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/21 02:34 ID:???
- >>44
ある意味リアルプリンセスメーカーじゃねえかあんた等(w
- 46 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/21 02:51 ID:???
- >>45
じゃあ、理想のエンディングは、娘と結婚お腹に子供付き、女神様に呆れられる
ですか…シャアならやりかねん。
- 47 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/21 02:57 ID:???
- >>46
アムロにガチでとどめをさされてるシャアしか思い浮かびませんが、何か?
- 48 名前:35投稿日:02/11/21 04:25 ID:???
- >>41
いろいろ考えながら書いてるのですね さすが職人さんは違う
ちなみに私はブルHが一番好きですよ
実際一番人気なのでは?
- 49 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/21 07:39 ID:???
- >>48
ブルGの絵を見つけたよ
ttp://www.asahi-net.or.jp/~mq6k-nso/dangan/gundam/g-armor/images/g-armor20.JPG
- 50 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/21 08:32 ID:???
- 漏れはプルCタンにハァハァ。
プルEタンも捨てがたいのぅ…
- 51 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/21 12:34 ID:???
- >45
アクシズでのプルたちの仕事ってほとんど家事手伝いの範囲内だな。
元のゲームでは家事手伝いをひんぱんにやらせるのが、娘との結婚の条件の一つだったが…。
- 52 名前:関係ないが投稿日:02/11/21 15:07 ID:???
- >>46>>51
(´-`).。oO(一体どんなゲームなんだプリンセスメーカー…)
- 53 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/21 15:39 ID:???
- >>29
sharじゃなくてcharだろ
- 54 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/21 17:36 ID:???
- >>53
アズナブルにばっかり気がいってたよ・・・
脳内訂正してくれい
- 55 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/21 17:59 ID:???
- >53
この板的にはsharで正解(∀
- 56 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/21 18:27 ID:???
- シャルル・アズナブールのスレで
シャルルはチャールズのフランス語読みだっていってたなぁ・・・
- 57 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/21 19:09 ID:5f00T3t8
- そうだよ。チャールズでカールでカルロスだ。
- 58 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/21 20:06 ID:???
- >>52
育成SLGの元祖の一つ。現在3作品が出ていて、それぞれ
1:魔王を倒した勇者が一人の孤児の少女を引き取って育てる
2:地下王(魔王。天帝の命令で堕落した人々に天罰を与えに来た)を退けた勇者が、
天界で生まれた少女を預けられ、育てる事になる。
3:一人の妖精が望んだ願い。それは王子様と恋をしてプリンセスなる事。そこで妖精の
女王様は特別にその子を人間の女の子にして、一人の人間の男に預ける事にしました。
(預けられた方は記憶操作で、「元から自分には娘がいた」という記憶があります)
という設定じゃ。
- 59 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/21 20:34 ID:???
- >>58
BS2でぷちぷりユーシィとかいうのやってるじゃん。
あれってプリンセスメーカーだよね?
- 60 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/21 22:10 ID:???
- >58
補足。
どの作品でも10歳の娘を18歳になるまで育てる。
その期間に成長させたパラメータやアルバイトの回数、人間関係や賞罰などで
王子と結婚してプリンセスになる他に、王位簒奪、将軍や大臣、芸術家から
風来坊、売春婦、魔王に勇者などの各種職業で何十ものエンディングがある。
娘と結婚というのもそのエンディングの一つ。
⌒⌒ヽ
|゛゛゛゛ミ)
|∀▼ソ ヤッテルナ
⊂)
γ⌒⌒^'、
(γ^ソソソソ
ヾ ; ゚ー゚ノ ∩
( つ._.|| ̄ ̄ ̄ ̄|
|\.||AMURO|
\,,|========|
- 61 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/22 01:12 ID:???
- >60
その髪型、アムロというよりジュドーに見えた。
- 77 名前:みんなでお風呂(1/4)投稿日:02/11/24 00:09 ID:???
入浴中に〜
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|[| |
| |
| ‐i~~~~i‐
| | | | | 。/
|
|────‐o| | | / ゚/゚ /
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o ~~~~ 。
/ ゚. / .
| | | ゚ 。o . ; 。/ 。o/゚ ゚
|[|
| o゚3,,゚^゚。 ' /(γ;゚。/o / .゚
|
|_____| ♪〜 (∩*ー)') 。 ,γ゙)*‘ー)/ l
/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ノ  ̄ ̄ ̄ノ '。 ,ノ' l
,(__⌒ ) ) 。(__⌒ ) 、。
⌒⌒ヽ | ̄ ̄|(_ノ_ノ
| ̄ ̄|(_ノ、_,)。
(γノ|ノ)从)___________________
‖*‘ー‘ノ───────────────────
~^ ~^ ~^~〜 〜〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜 〜
- 78 名前:みんなでお風呂(2/4)投稿日:02/11/24 00:09 ID:???
奴の影〜♪
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|[| |
| |
| ‐i~~~~i‐
| | ▼∀▼ | | |
|
|────‐o| | |
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ~~~~
| | | |
│|
|[| (__) |
|
|_____|
/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\キャッキャッ/ \シャンプーが目に〜/
- 79 名前:みんなでお風呂(3/4)投稿日:02/11/24 00:10 ID:???
アムロどうしてシャア吊るしてるの?
ハッハッハ。いいからいいから。おやつ食べなさい。
||
⌒||⌒ヽ
ιミ || ι) ホットケーキ
(▼ソ ||υミ丿 …
焼キタテ! 全クモッテコリン奴ダ!!
ミ≡≡≡j ⌒⌒ヽ ∫ ∬
r⌒⌒^'、 ∫
ミ≡≡≡j (γノ|ノ)从) ρ ( r^^^^^^| ∬
ミ≡≡≡j ‖*‘∇‘ノ ⊂ι ⊃ ヾ # ゚ー゚ノ ρ
ヽ)ヽ) ⊃____
,つ ⊂二υ⊃ /,/ ( つ⊆二⊇
(_(○)__(つ ⊆二二⊇ (((((( ,/)
しし'
- 80 名前:みんなでお風呂(4/4)投稿日:02/11/24 00:11 ID:???
- 大佐。あの、おやつ残しておきましたから…。
(ムッ。プルJ、有難いができれば縄をほどいてもらえんものか)
ヾ;、
⌒ノ ))⌒ヽ ムッ 喰エンヨ…;
(ミ゛゛(( (( ゛゛゛ミ)
ヽ▼Д三Д▼ソ ⌒⌒ヽ
ミ≡≡≡リ´ (ノ|ノ)从) )
ミ≡≡≡ソ、 ∫ (ー`*‖‖
ミ≡≡≡ゞ ∫
(巛 ⊃))
ヽ)ヽ) ρ Y 人
⊆二⊇ (__)J
- 81 名前:みんなでお風呂(あとがき)投稿日:02/11/24 00:12 ID:???
∫ アクシズに浴槽があるのはナニですが
⌒⌒ヽ ∫ スルーして下さい。
(γノ|ノ)从) ρ ホットケーキ♪
‖*‘ー‘ノ⊆二⊇
⊃____ ,つ
(_(○)__(つ
- 82 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/24 00:13 ID:???
- 萌えますた
- 83 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/24 00:14 ID:???
- >>77-81
ナイスです。
- 84 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/24 00:29 ID:???
- ||
⌒||⌒ヽ
ιミ || ι)
(▼ソ ||υミ丿 …
ミ≡≡≡j
ミ≡≡≡j
ミ≡≡≡j
ヽ)ヽ)
このAA気に入った。
- 85 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/24 00:42 ID:???
- >>77-81
ナイスAA職人!
- 86 名前:77投稿日:02/11/24 04:56 ID:???
- >>84
どうも。汗をかいていないverも作ってみました。こっちのが良かったかも。
||
γ⌒||⌒ヽ
│
ミ || )
(▼ソ || ミ丿 …
ミ≡≡≡j
ミ≡≡≡j
ミ≡≡≡j
ヽ)ヽ)
- 87 名前:通常の名無しさんの3分の1投稿日:02/11/24 08:24 ID:???
- >>77−81
(・∀・)イイ!
これがアクシズの日常か・・・・・・。
- 93 名前:名無しさん投稿日:02/11/24 17:48 ID:???
- 〜「宇宙(そら)を翔(かけ)る」〜
2.記憶の残骸 その3
アムロ「思っていたほど酷い状態ではないな」
シャア「大破漂流するまえに総員退艦命令が出たのだろうな。その他の浮遊する遺体
等は漂流中に破口などから宇宙に放出されたのだろう」
今、2人の姿は漂流するグワジンの艦内にある。外観ほど、艦内は荒れ果ててはいな
かった。その分、人の気配も機械の作動音も感じられない。広い通路の空間はおそろ
しい程の静かさに充ちていた。
シャア「私の記憶が確かなら、この通路を辿っていけば兵員居住区に出る。目指す備
品庫はその奥だったはずだ」
アムロ「どうだかな…お前の記憶は女性に関するもの以外、あてにはならないからな」
シャア(…(♯▼Д▼))
アムロ「すまん言い過ぎた。女性に関する記憶も、あてにはならなかったな」
シャア(…(♯▼Д▼♯)ゴルァ!!)
馬鹿漫才を続けながらも、2人は通路を跳んでいく。やがて、目指す兵員居住区の前
にたどり着いた…が。
シャア「整備要員以外立入禁止の表示だと…おかしい。居住区はここでまちがいない
はずだ」
アムロ「どうだかな…お前の記憶はともかく、戦時中のことだ。船ごとに違いがあっ
てもおかしくはない。ここは進んでみる手だろう」
アムロとシャアは、隔壁に設けられたエアロックを解除し、その先を目指した。
- 94 名前:名無しさん投稿日:02/11/24 17:51 ID:???
- 〜「宇宙(そら)を翔(かけ)る」〜
2.記憶の残骸 その4
エアロックの向こう側の空間は閉鎖されて暗く、しかもひどく立て込んでいた。
なにかをギッシリと詰め込んだような、息苦しさを感じさせる空間。
加えて言えば、息苦しさの原因はそれ以外にもありそうだった。
シャア「本来ここには兵員用の居住カプセルが並んでいるはずだが…奇妙だな」
アムロ「なんだ、この場所は?この感じ…重苦しいが、なじみもあるものだ…」
ふとおもいついて、アムロは壁際の照明スイッチを操作してみた。
非常電源が作動し、室内に灯りが点る。
アムロ・シャア「…これは!」
そこに写し出されたもの。それは、まるで地下墓地のようにパーツごと並べられた腕
や足、胴体や頭の数々…
狭い空間に詰め込まれた、様々なMSのパーツだった…。
- 96 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/24 18:32 ID:???
- アムロとシャアのノーマルスーツ着用AA作ってみました。
r'⌒⌒^'、
( rνyy'ソ
ヾ ゚ー゚ノ チャント留守番シテルンダヨ
丿~~[¶]Aヽ
○_‖_」))
‖ ‖ 」
"∪"∪"
アムロの前髪は試行錯誤中。
r'⌒⌒⌒ヽ
Cミ"""メ""ソ
tQ▼∀▼ノ ミヤゲハ何ガイイダロウ?
Я~~[¶]~ R
○_‖_」))
‖o‖o」
"∪"∪"
耳につけてるのはヘッドセットのつもり。
- 97 名前:名無しさん投稿日:02/11/24 20:21 ID:???
- 〜「宇宙(そら)を翔(かけ)る」〜
2.記憶の残骸 その5
うすぼんやりと明滅する照明灯にうつしだされたMSのパーツたち。
本来この部屋の中に蚕棚のようにしつらえられていた居住カプセル(カプセルホテルの
部屋を考えればそれに近い)は全て撤去され、その跡にまるでパズルのようにそれらは
詰め込まれていた。
アムロ「MS-09R…リックドム?いやに色々な形式がまじっているな」
シャア「艦載機の予備部品庫か?いや、脱出の際に使えそうなパーツを工場からあらい
ざらい持ちだしたのだろう」
そこにあったのは、ドム系と呼ばれるMSの部品だった。宇宙用の09Rのみならず改良
型の09RU、さらには陸戦型のトローペンや形式不明のパーツさえ混じっていた。
おそらくは生産ラインからとにかく形になっているものを抜き出したのだろう。
大半のパーツは下地処理以外、ろくな塗装もされていない。
その他にもザクからグフからゲルググからの細かい部品もあり、大きなパーツの隙間
にはパーツに限らずそれこそ雑多な物資が詰め込まれていた。
アムロ「兵士の休息の場所をつぶしてまでMSを持ち出そうとは…正気じゃないな」
シャア「連邦軍の包囲を抜けさえすれば、あとはなんとでもなると考えたのだろう。
せっぱ詰まった人間の心理に論理や整合性を求めるのはまちがいだ」
アムロ「…とにかく、ここにある物は後回しだ。俺達に必要なのは、戦いの道具では
なく生き延びるための物資だからな」
シャアにその言葉は、好きなオモチャをいじるのを我慢しているように響いた。
- 101 名前:甘いもの大好き投稿日:02/11/25 00:31 ID:???
- ∫
∫
⌒⌒ヽ ρ ママノアジ-! _ ⌒⌒ヽ
(γノ|ノ)从)⊆二⊇ /~~~ヽ (ノ|ノ)从) ) コッチハ
‖*‘∇‘ノ∩  ̄ ̄ ̄と(‘ー‘* ‖ プリン☆
⊂ソ ¥ ,ア ヽ¥_ (つ
(~⌒)⌒) ( L、_)
"∪"∪ "∪"
⌒⌒ヽ イツカ チョコパフェ
(γノ|ノ)从) タベタイナー
‖*‘η‘ノ Ψ
/__´ノ__アつ
(_(○)__(つ
- 113 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/26 01:04 ID:???
- シャア「アムロ、来月はクリスマスだな」
アムロ「ああ」
シャア「私がサンタ役をやるからな。君はトナカイだ。衣装もあるぞ」
.∩ ∩
| つ と |
いっ,,,,,c'_ノ
と/・ `マ.
_,,,,,,,__
(''' _((_,● /´.::::::::::::\.
|ノrνyy'ソ
,,,, ノ.:;; "ζイノハソ)ミ
|ヾTДTノ ミ,,,ミ--,,,''ヽ▼∀▼∩
|(ノ |.つ ミつ'"""''ミノ
|. | ノ..::::..:,,,,,,,"
レ、__,,ノ , ミ''"""( ノ''ミ
∪ ∪ (_)し'"'
アムロ(サンタは赤いって、誰が決めたんだ?)
- 115 名前:やや過労(1/2)投稿日:02/11/26 02:05 ID:???
⌒⌒ヽ
|゛メ゛゛ミ)
|Д▼ソ ……
⊂)
⌒⌒ヽ
(γノ|ノ)从) オンブー
‖*‘ー‘ノ
(0
⌒⌒^'、つ
(( r^^^^^^|
(,ヾ ; ゚ー゚ノ、ヲイヲイ…
(~~)_Υ,.)~)
人 Y
(( (( し(_)
- 116 名前:やや過労(2/2)投稿日:02/11/26 02:06 ID:???
- 〜その夜〜
君、私がやるとマウントポジションでボコるくせに!!!!
その見えみえの下心がなきゃ俺だって止めないさ…
テユーカ タマニハ
r⌒⌒^'、 カワッテホシイクライ
r'⌒⌒⌒ヽ =3 ( r^^^^^^| ,只
│ミ""""メ"ソ ヾ;´д`ノ∀ |悪|
ヾ#▼Д▼つ ( つ- つ |静|
|(つ__旦_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|二|____
‖ ∪∪ |
/ \ |
- 122 名前:名無しさん投稿日:02/11/26 18:45 ID:???
- 〜「宇宙(そら)を翔(かけ)る」〜
3.よみがえるもの
翌日から、アクシズファミリー総出での物資の搬入作業が始まった。
アムロが持ち帰ったMSのスラスターとランチの残骸から即席で組み上げた物資運搬用
キャリアーを2機交代で往復させ、アクシズと船それぞれに物資を載せるメンバーと
運ばれてきたそれを下ろすメンバーを配置する。
他にもアクシズの管制室で危険なデブリその他を監視するメンバーも配置するから、
プルたちは4人ずつまとまって作業していた。
アムロとシャアはアクシズと船の作業を監督する。無重力での作業には常に危険が
伴うし、いくら強化人間であるとはいえ彼女たちはこういう作業を行う訓練はされ
てはいない。素人よりはましだろうが監督者が必要なことに違いなかった。
プルB「これはなんだ?…壁面修復用パッチに0G用接着剤に極薄チタニウムテープ…」
プルC(…お菓子の材料になりそうなものとかドレスみたいに出来そうな布地でも…
ないかなぁ)
プルJ「大佐、未使用のエア循環ユニットと酸素フィルターを発見いたしました!」
プルH「…あら。シャア、この船にとどまるみなさんが私たちに力をくださるそう
です…」
シャア「あー…。誰か彼女に、この世ならぬ人間と対話するのをやめさせてくれん
かね…(口寄せでもされたらたまらん…)」
ちなみにメンバーはアムロとシャアを除いて日替わりである。
- 124 名前:名無しさん投稿日:02/11/26 22:14 ID:???
- 〜「宇宙(そら)を翔(かけ)る」〜
3.よみがえるもの 2
そのころのアクシズ…
プルA「…ひまだね…」プルD「ああ……そうだな…(かしゃかしゃ)」
プルK「危険なデブリとの衝突なんて彗星でも飛んでこない限りありえませんし…
かといって監視をおろそかにする訳にはまいりませんし…」
プルG「はぁぁ…こんなことならボク達も作業にまわるべきだったよね〜。色々と
面白そうな物がありそうだなぁ…あの幽霊船」
プルD「まぁ…明日の作業割り当てはあたし達が船の担当だし(かしかし)」
プルK「今日のところは我慢ガマン、ですわ」
プルA「ん〜……。ところで、なに読んでるのD?」
プルD「ああ…アムロが持っていたMSの電子マニュアル類」
プルA「ふ〜ん…面白い?」プルD「いやあんまり」
プルA「……」プルD「………」プルA「退屈だね…」
ぴーっ ぴーっ
プルA「あっ、通信だ。……はーい、了解。こちらハウスキーパー、ダメオヤジ応
答せよ。こちらハウスキーパー、アフロママは作業を終了。どうぞ〜」
シャア「…こちらシャア、了解した。次のキャリアーを送る。…それにしても、その
コールサインはやめてくれと何度…」 ブツッ
プルA「はああ…退屈だよぉ…Aたち何かおみやげに持ってきてくれないかなぁ…」
この後、プルHが目には見えないお客さんを連れてきて騒ぎになることなど、知る由
もないプル達であった。
- 125 名前:名無しさん投稿日:02/11/26 22:24 ID:???
- 最後の「Aたち」<間違い。
「Bたち」に脳内書き換えキボンヌ。
それにしても、プルシスターズはお互いをどう呼称しているのだろう。
個人的には、「プル」と言う語は苗字みたいなものだから、それぞれのアルファベット
が頭に来る名前でニックネームみたいに呼んでいても良いのではないかと。
例>プルA=「アンナ(ANNA)」みたいなかんじで。
このネタでも一本SSカキコ行けそうだね。
- 129 名前:なりたいもの投稿日:02/11/27 00:28 ID:???
- プルCの指には時々絆創膏がはってある。
熱心に縫い物に取り組むあまり、針で刺し傷を作ることがしばしばなのだ。
どうにも失敗はなくならない。
「なかなか上手くならないの」
と訴えたところで、アムロもシャアもそんなものだと笑ってこたえるばかりだ。
MSの操縦ならもっと上手くできる自信がある。プルシリーズはそういう教育を受けた。
(でも私はアムロみたいになりたい)
プルCは思った。アムロのようにモノを作る人になりたい。
アムロは何でも作ってしまう。ハロも、ご飯も、ふわふわのお洋服も。
あの手はまるで魔法の指を持っているようだ。いつか、自分の指もあんなふうに器用に動いたらいい。
だから彼女は裁縫をはじめた。
アムロはみんなにたくさん作るけれど、あのレース編み機を使って初めて作った服、あの服は自分のために作られた物だ。
そうなると、アムロのように服を作る人になるのは、プルCには特別素晴らしく思えた。
だから怪我をしても裁縫は楽しい。服が出来あがるのは嬉しくてたまらない。
寝食を忘れてハロを改造するアムロの気持ちも少しわかるようになった。
自分もレースの縫い付けに夢中になっていると、おやつに呼ばれているのに聞こえなかったりしたから。
そんな彼女を見て、プルFなどは「アムロに似てきたんじゃなくて?」とコメントしたが、プルCははにかむばかりだった。
プルCはもう覚えていないかもしれない。
昔、六年の眠りにつく前は、自分が何かになりたいなどと考えた事がなかったことを。
時を忘れるほどの楽しみを、何も持たなかったことを。
- 137 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/28 01:30 ID:???
- プルJのメインストーリーキヴォンヌ
- 138 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/28 03:13
ID:???
- アムロ「僕が一番布団をうまく敷けるんだ!
一つ!次!三つ! 」
r'⌒⌒^'、
(
rνyy'ソ
ヾ ゚ー゚ノ ))
/つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ
ノ
) \ ))
(__丿\ヽ :: ノ:::: )
丿 ,:' ))
(( (___,,.;:-−''"´``'‐'
シャア「14枚の布団が敷かれた!?3分も持たずにか!?
アムロめやるようになった!」
_,,,,,,,__
/´.::::::::::::\.
,,,, ノ.:;; "ζイノハソ)ミ
ミ,,,ミ--,,,''ヽ▼∀▼∩
/ _ノ⌒⌒⌒`〜、_
( ̄⊂人 //⌒ ノ ヽ)
⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃
- 143 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/28 14:25 ID:???
- しつけのことを考えて布団はプル達に敷かせよう。
しかしそのまま枕投げと、修学旅行の夜状態しか思い浮かばない罠。
ヾ ゚ー゚ノつほら、消灯!電気消すぞ〜
〜〜ツネルナ アムロ!(▼Д▼>⊂ヾ#゚ー゚ノだからお前は別の部屋だって
いや、もちろんアムロも別室ですよ?(w
- 144 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/28 15:01 ID:???
- しつけでふと思ったんだが、
アムロ達はプル達に通常の教育をしているんだろうか?
国語とか、数学とか、(保健とかna)\(▼∀▼)
そんなシーンキボンヌ
- 145 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/28 18:32 ID:???
- してないだろ・・・できるとも思えないし。
そもそもプルズは現在11歳。
- 146 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/28 18:43 ID:???
- プルズの教育うんぬん? たしか、今までのSSの描写に
戦闘パイロットとしての教育・訓練を受けた。みたいな記述があった気がする。
他に、アムロ&シャアが「この子達にも教えねばならぬこと…」云々…
みたような描写もあった気が…多分、職人サン方がネタを暖めてると思うのだが?
プルJの軍人気質はその辺(過去の訓練)から来てるみたいだし。
- 147 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/28 18:50 ID:???
- >>138
r'⌒''⌒^'、
< ノVWハリWゝ, シャア・アズナブル、
ヾ ■Д■ノ, そのナイトキャップは
(⌒~||~⌒) 私の星柄ステキパジャマへの挑戦か?
ゝ::Z¶::::::」, ユニバァァァァス!!
,(~⌒)⌒)
,∪ ∪ ←袖口をいじる特別ゲスト
>>145
兵士として使えないと困るから、訓練期間中にある程度の知識は与えられてるんじゃないかな。
元祖プルがコンパス無しでも太陽の位置などで方角を知る知識があったし。
むしろ、社会生活や一般常識などをしつける方が大事な気がする。
- 148 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/28 19:03 ID:???
- シャアもアムロも社会生活や一般常識は偏ってそうだがね。
- 149 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/11/28 19:26 ID:???
- …と、すると生まれも育ちも違うアムロ&シャアのズレた常識でプルズが右往左往する
SSとか?現在の地球上でも地域差で常識にはかなりのズレがあるんだし。
それが宇宙レベルになるとカナリ違うかも。
案外、そのネタでけっこぉな量ができるかも。「宇宙生活者」的な常識は共通項
多そうだけどナー プルズの見っけた情報媒体(ビデオ等)で「常識と違う!」的な
ドタバタSSできそーだねぇ。考えてるヒトいるんじゃないかな?
アムロ「こ、こら!こんなモノ観るんじゃない!おまえ達にはまだ早過ぎる!」
シャア「? 何を躍起になっているのだ?我々の間ではいざという時のため
見せておくことが常識なのだぞ?むしろプルズ達には遅すぎるくらいだ(真顔)」
とか。……一体、ナンの映像媒体を見つけてきたのだ。プル達よ…
- 150 名前:通常の名無しさんの3分の1投稿日:02/11/28 21:06 ID:???
- >>149
AVと開って見るテスト。
- 151 名前:なぞのひと投稿日:02/11/28 21:14 ID:91g+Orv9
- ある意味人生の教育者としてはシャアの方がネタはつきんかも・・・
シャア「いいか。こんな女にはなってはいかんぞ」
とかいってハマーンのビデオ(少女期と摂政期の二面)をみせるとか・・・
逆にシスプリ見せて洗脳しようとしてアムロに殴られる・・・・
- 152 名前:名無しさん投稿日:02/11/28 21:52 ID:???
- 〜「宇宙(そら)を翔(かけ)る」〜
3.よみがえるもの 3
グワジンで作業しているメンバー(通称・赤組)は、2時間に1回休憩していた。
幸い艦内にも気密が保てる区画はあったので、ヘルメットを取ってくつろぐことも
可能だった。
プルC「あ〜ん、私にもクッキー(アムロ謹製)ちょーだいよぅ〜」 ж
プルB「これは1人6本までだ。Cは食べ過ぎなんだよ」 †
プルH(ほ〜〜〜………Yl|┃)←電波受信中 (ノ|ノH) )
シャア(Hはあいかわらず何を考えているのか読めん…;▼Д▼)…→(‘ー‘*
とそこへ…
プルJ「あの、大佐…艦長室を調査中にこのような物を発見いたしました」と言って
彼女がもってきたのは、何点かの絵画だった。おそらく私物だろう。艦長が自分で描
いた作品かもしれない。技巧を凝らした物ではないが味わい深い絵だった。
シャア「ほぅ…絵画か。いい絵は心の奥深いところで楽しむものだ。よいものを見つ
けた」シャアは、常に軍人のような物言いをするプルJに芸術に関心を持つ心の余裕
があった事を喜んだ。彼女たちは軍人ではなく、まして戦争の道具ではない。
そう教えてきたことが、まっすぐ素直に受け止められている証拠だった。
絵画を手に笑うシャア。おだやかな時間…しかし。
それは長続きしなかった。
プルJ「風景画のほかにも、このようなものもあったのですが…」
そういって差し出された物を一目見た瞬間…
∵ ∴ ━━ν┃┃
(;▼∋▼≦━━――∴※/ ━━━━━━━━ ツ
∵ ∴ /
シャアは口の中のコーヒーを、拡散メガ粒子砲のように吹き出した。
- 165 名前:名無しさん投稿日:02/11/30 10:11 ID:???
- 〜「宇宙(そら)を翔(かけ)る」〜
3.よみがえるもの 4
シャアが吹いたコーヒーは無重力空間の水玉になって四方八方に飛び散る。
プルB「きゃあっ!」プルC「やーん!きたなーい」プルH「…エンガチョ」
プルズは悲鳴をあげながらAMBAC機動で必死にそれをかわしている。が、シャアの視
線はプルJのもってきた絵に釘付けだった。そこにあったものは…
演説するキシリア。閲兵式のキシリア。執務中のキシリア。プライベートのキシリア。
食卓のキシリア、スキー場のキシリア、ビーチサイドのキシリア(!)…
何枚もの、キシリア・ザビの肖像画だった…それもありとあらゆるシーンの。
描いたのは風景画と同じ作者だろうが、あきらかにこちらのほうに熱を入れこんで描
いている。キシリア本人の熱烈な信奉者であった事は想像するに難くない。
よほど近しい関係の者だったのか、キシリアを間近で写したプライベートフォトを寄
せ集めた額や、弟ガルマと2人で描かれている絵、あまつさえヌード画まであった。
シャア「モニターが死ぬッ!?」衝撃のあまりシャアは意味不明な叫びをあげた。
(恐ろしい…叫びたくなるほどにッ…;▼A▼)ガクガクブルブル
その全てから、作者の熱狂とか盲信とか法悦とかの感情が痛いほどにビシビシと伝わ
ってくる。キシリアをあの世送りにした張本人としては、文字通り痛すぎる絵だった。
プルJ「あの…大佐。どうかなさいましたか?」無論、これを持ってきたプルJに悪
意はない。そもそもシャアがキシリアを射殺した事実は、シャア本人以外誰も知らな
い事だった。アクシズ時代にもハマーンにさえ言わなかった事である。
プルJ「誰を描いたかわかりませんが、よくできた絵です。アクシズの通路とかトイ
レが殺風景なので、そこに飾ろうと思って持ってきたのですが…何か問題でもあるの
でしょうか」
プルJはそもそもキシリア・ザビの存在さえ知らなかった。強化人間として即戦力に
すべく施された教育には、ザビ家の歴史は含まれなかったらしい。
シャア(こんなものを見ながらでは、出すべきモノさえ出なくなるというものだよ…)
彼はその時宇宙にとどまる悪意の存在を、確かに感じた。
- 192 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/01 18:30 ID:???
- アムロ「何、ケコーンするから式の神父役をしろって?服はあるが、それにその前にやることがある」
シャア「……(プレッシャー!!)」
アムロ「つまり、
ま さ か の 時 の
r'⌒⌒^'、
( rνyy'ソ ⌒⌒ヽ
⌒⌒ヽ ⌒⌒ヽ
ヾ ゚∀゚ノ (D ノ|ノ)从 ) .(H ノ|ノ)从 ) (A ノ|ノ)从 )
ノヽ~ノヽ
‖*`∀´ノ ‖*´ー`ノ ‖*^∀^ノ
ん. † ) 丿~ † ~ヾ 丿~ † ~ヾ 丿~ † ~ヾ
.丿
八 .ゝ ん 八 ) ん 人 ) ん 人 )
.U〜U .んU〜Uゝ んU〜Uゝ .んU〜Uゝ
ア ク シ ズ 弾 劾 裁 判!」
シャア「ガクガク(▼Д▼;)ブルブル」
プルD「今回の裁判官は3人いや4人だ!」
プルH「アクシズの法の裁き、受けてもらいます」
シャア「(いつアクシズの法なんて出来たのだ?)……アムロ、ケコーンは二人の同意があればだな…」
アムロ「却下」
シャア「…(私が先にケコーンするからって妬まないでもらいたいものだ)」
- 201 名前:赤の騎士・白の騎士(1/3)投稿日:02/12/02 01:20 ID:???
- アクシズ内には『図書館』と呼ばれる部屋がある。
そこには探索中に見つけた本やビデオディスクを集めて置いてある。
ちなみに成人向けのものは、プルたちに見つかる前に廃棄している。
探索中見つけた新しい本を持って図書館に入ったアムロは、先客がいることに気づいた。
(プルKか・・・。彼女は本が好きだものな)
プルKはアムロが入ってきたことにも気づかずに、机に向かっている。
だが本を読んでいるわけではなく、ノートなにか書き物をしているようだ。
「一生懸命だね、なんの勉強をしてるんだい?」
気になったアムロは、そう声をかけ、後ろから覗き込もうとした。
「アムロ!? な、なんでもないです!」
急いでノートを閉じるプルK。その拍子に、机からペンが転がり落ちる。
いつもの落ち着いた彼女からは想像できない慌て振りだ。
「すまない、驚かせちゃったかな」
ペンを拾い上げ、プルKに渡すアムロ。
「いいえ、そんなことないですけど・・・。失礼します!」
ペンを受け取ると、プルKはノートを片手にして足早に部屋を出ようとしたが
「アムロ、今日の探索で新しい本を見つけたと聞いたが・・・、わっ」
部屋に入ってきたシャアにぶつかってしまい、しりもちをついた。
「プルKか。やけに慌てているな? アムロにお尻でも触られたか?」
「シャアじゃあるまいし、アムロはそんなことしません!」
立ち上がったプルKが、埃を払いつつ怒った。だがノートが無いことに気づき、辺りを探す。
- 202 名前:赤の騎士・白の騎士(2/3)投稿日:02/12/02 01:20 ID:???
- 「探し物はこれか?」
いつの間に拾ったのか。プルKのノートをパラパラとめくるシャア。
中は手書きの絵本だった。
「・・・赤の騎士と白の騎士? 君が考えた話か」
「そうです。いけませんか?」
秘密にしていたノートの中身を、あっけなく知られてしまい呆然としていたプルKが
シャアの質問に答える。しかし、その声は不機嫌そのものだった。
「二人の騎士が、魔法使いに囚われたお姫さまを助けに行く・・・か。
プルKはこういうおとぎ話が好きなのか?」
プルKの不満を知らずか、知ってあえて無視しているのか。ノートを読みつづけるシャア。
「・・・いけませんか」
プルKの声が、さらに刺刺しさを増す。見かねたアムロが間に入った。
「おい、そろそろ返してやれ。読むなら、こっちにしろ」
そう言って、今日見つけてきた本を渡す。
「ああ。勝手に中を見てすまなかった、プルK」
「もうしないでくださいね。では、失礼します」
プルKはようやく戻ってきたノートを、今度は落とさないようにだろうか、大事そうに胸に抱え
部屋を出ていった。
- 203 名前:赤の騎士・白の騎士(3/3)投稿日:02/12/02 01:23 ID:TQ6Oy009
- 「趣味の悪い男だ」
「隠されると見たくなる性でな。しかし、意外だったな。プルKにあんな趣味があったとは。
それにずいぶんと子供っぽい話だ。もっと大人だと思っていたが」
「あの子だって、まだ充分に子供さ。それに気づかなかったのか?」
「何がだ、アムロ」
「鈍い男だ。二人の騎士に、囚われのお姫様。モデルはおれたちじゃないか」
「そうか・・・」
さすがに悪いことをしたと思ったのか、しゅんとなるシャア。
「ところで色は塗ってあったのか?」
「いや、まだのようだったが。それがどうかしたのか?」
突然に話題を変えたアムロに、シャアは怪訝そうな顔を向ける。
「確か色鉛筆があったはずだ。あとで持っていってやれ」
「すまないな。気を使わせて」
「いいさ。・・・ただ一つだけ頼みがある」
「なんだ?」
「赤色だけ渡すような姑息な真似はするなよ」
「そ、そんなことするわけ無いではないか」
そう言いつつ、決して自分と目を合わせようとはしないシャアを見て
やはり自分が渡したほうがいいかもしれないと思うアムロだった。
- 211 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/02 21:52 ID:???
- ファンレターはサイド6のXXバンチ私書箱YY番へ、と。
r'⌒⌒^'、
r'⌒⌒⌒'、 (/y'y'ソν)
(ミ"""メ""ミ) (゚ー゚# ソノ まだサイド6に隠れ家持ってたのかよ、兄者。
ヽ▼ー▼ノ / ⌒i
/ \ | |
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/ シャア専用/ .| .|____
\/____/ (u ⊃
誰が兄者だゴルァ!!
丶 r'⌒⌒⌒'、
ヽ\\ヽ(m#""メ""ミ)/m)//
\ (m ヽ▼Д▼ノ/m)/
丶\(m\ m)//
(m\(m (m m)/
( (m /'ソν) 1. 「キャスバルにいにい」なら満足か!
ミヘ丿 ∩#Д`;||l 2. 穴兄弟じゃないか!
(ヽ_ノゝ __ノ 3.
セイラさんとケコーンしたらシャアは義兄じゃないか!
- 218 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/03 08:40 ID:???
- UC19X XX月X日 火元責任者・・・シャア=アズナブル
先のM発見場所付近において等身大のK人形を数体発見。(いやなものを見た)
製作者はMだと思われる。(肖像画の件もある)
使用目的は不明(想像したくもない)
放置しておくと危険との判断から地球へ向けて射出した。
(地球圏は未曾有の混乱に陥れられると推測する)
- 219 名前:わからないこと(1/2)投稿日:02/12/03 09:07 ID:???
- 「どうして、ああいう反応なの?」
プルFは一人つぶやいた。何のことかと問われれば、アムロに似てきたと言った時のプルCの顔である。
あれは、絶対喜んでいた。
それが何故だかサッパリわからない。
(男の人に似てるって言われて何が嬉しいのかしら?そりゃあ、シャアに似ているなんて言われるよりはいいでしょうけど)
でも、とプルFは二人の男を思い浮かべた。シャアの方が顔のつくりは上ね、額の傷跡がちょっと邪魔だけど。
彼女は、普段からプルBやプルIのような、武骨な教育は受けていないと自負していた。
しかし、プルCのわずかな成長を窺い知る細やかさに欠けた、自らの未熟には気がついていない。
そんなプルFにとって、プルJは不可思議だった。
一番軍事に特化した教育プログラムを進めていたプルJは、お堅くて面白味にかけるというのがプルFの評価なのだが、そのプルJはいまや恋する乙女なのである!
それもシャアを相手に。
そのことを最初にプルKから耳打ちされた時は「恋愛小説の読みすぎじゃなくて?」と一笑にふした。しかし、どうやらその見立ては正しかったようで、プルK曰く「プルJはシャアにお熱を上げている」状態なのだ。
- 220 名前:わからないこと(2/2)投稿日:02/12/03 09:08 ID:???
- (シャアか…シャアねぇ…)
恋をするという現象はこんなにも簡単に起こりうるものなのか。それもプルJのようなロマンスとは程遠い娘から。
これは普通のことなのだろうか。当たり前のことが、今やっと自分たちの身に起こっているのだろうか?
ネオジオンではいつも何かをやらされるばかりで、ましてや恋のような、おのずから感情が湧きあがる様子を、見せてくれる他人はいなかった。
これはプルKに倣って、恋愛小説でも読むべきか。
「白馬に乗った王子様って言い回しは知っているけれど…でもシャアでしょう?」
考え込んでいて、うっかりアムロの前でつぶやいたことがある。しまったと思った時にはアムロは顔を真っ赤にして笑いをこらえていた。
「いや…残念ながら、あの時の馬は…白じゃなかったな…ククッ…」
プルFには言葉の意味がサッパリわからなかったが、自分の子供っぽい連想を笑われたのだと思って拗ねてみせた。アムロは「誤解、誤解だよプルF」と繰り返しながらも笑いを止められない様子で、プルFは本当に拗ねてしまった。
(ああっわからないことだらけ!!)
きっとこの世界には、まだまだ自分に隠していることがいくらでもある。自分のクローンにですら理解不能な領域があるなど、なんてことだろう!
(…なら、いいわ)
プルFの思考は挑戦的だ。
なら、いいわ。わからないことがあったって。
今は自分で動けるんだもの。
この狭いアクシズだけじゃなく。いつか、いつかもっと大きな木星までだって。
- 230 名前:名無しさん投稿日:02/12/04 21:39 ID:???
- 〜「宇宙(そら)を翔(かけ)る」〜
3.よみがえるもの 5
その日の終わり。作業を終えたプルたちがアクシズに帰還した後の戦艦グワラメルの
残骸…そこに、まだ動く姿があった。
シャア「確かこのあたりだった…はずだ」
艦内の通路を記憶だけを頼りに跳んでいく赤いノーマルスーツ。手には平たい包みを
掴んでいる。常人には不可能な身のこなしで狭い空間を通り抜けていく。腐っても、
ニュータイプというべきだろうか。
シャア(このような過去の残像はすみやかに処置せねばならん…さもなくば!)
彼の脳裏には(これ…食堂に飾るのによさそうですねシャア…ふふ)と不思議笑いを
浮かべるプルHの顔が浮かんでいた。彼女が何を思考しているかは、かいもく見当が
付かなかったが、彼女の行動原理にはシャアをからかうことを目的にしているとしか
思えない部分がある。実際はもっと複雑な心理があるのだろうが、シャアにとっては
どちらにしても勘弁してほしかった。
シャア「あったか!」目的の物は舷側に繋がる通路に転がっていた。弾薬箱もその横
に残されている。幸いにもプチモビでも入り込める場所だった。
プチモビをリモートで呼び出すと、慎重にそれに近付いていく。巨大な砲身。人間が
入れる程の弾丸…鋼鉄巨人の武器、「280mmMS用バズーカ」だった。
ためらう様子も見せずに弾頭から信管を外し、炸薬を抜き取る。その跡に包みを放り
込み、弾丸を腕で装填する。
シャア「これでいい。後は…」舷側からやってきたプチモビに乗り込む。
宇宙空間へ移動してバズーカを構えさせる。狙いは宇宙、行く手にいかなるコロニー
も宇宙基地も存在しない方角。そして…
シャア「撃つッ!」砲尾から噴煙が吹き出し、弾丸は一瞬で見えなくなった。
これで理論上あの忌まわしい絵が再び彼の前に現れる確立は数兆分の1になった筈だ。
シャア(これでいい。あれはもはやこの時代において意味をなさない代物だ。そうで
あってほしい。いや…そうでなくては困るのだよ;)
ひとりごちながら、シャアはキシリアの肖像が飛び去った方向をいつまでも、執拗に
みつめつづけていた。食事時間の遅れに怒ったアムロがガンダムでとんでくるまで。
- 233 名前:ブラックメール・ショー投稿日:02/12/04 23:34 ID:???
- _______ アクシズ弾劾裁判が提供する、
/r'⌒⌒^'、___/| 「ブラックメール」の時間です。
|
( rνyy'ソ | | 次のフィルムから、オーバースキルで
│ ヾ ゚∀゚ノ______| | 透明になって隠れている人物を
/=/, つ=====/| | 探し出してください。
|(_(_, )_____|/ 当該人物から保釈金が振り込まれるまで、
エしし' このフィルムは続きます。
- 234 名前:ブラックメール・ショー投稿日:02/12/04 23:35 ID:???
- | ⊂⊃/ ̄\
| /〜〜〜⊂ ⊃ 艸艸艸
| / メ \ 艸艸 \艸
| ⊂⊃ (▽∀▽) \ 艸艸\艸艸/艸
| ⊂⊃ 〜〜〜 \/
| 〜〜〜〜 \
|
アクシズ温泉
──────────────────
/
─────────────────────
/ /| ⌒⌒ヽ
/
/ ⌒⌒ヽ (D ノ|ノ)从)ハービバノンノ
/ / (L ノ|ノ)从) ‖*´∇`∧
/
/ ‖*‘ ワ‘ノ∧_∧ ~^ ~^~~^~ r' ⌒⌒ヽ
((( (( (つ つ(▼∀▼)
)←「パパ」モ (ノ|ノ)从)K)
~^ ~^ ~^~~^~~^~ 入浴ナノ? (∀`*‖‖
[現在の保釈金 金塊0003コ] ~^ ~^ ~^~~^~
- 235 名前:ブラックメール・ショー投稿日:02/12/04 23:41 ID:???
- **** AN APOLOGY(おわび) ****
「オーバースキル」は冗談です。
こういう戯けたネタを付け加えた担当者も
アクシズ弾劾裁判にかける措置で、
お詫びに換えさせて頂きます。
- 236 名前:ブラックメール・ショー 追記投稿日:02/12/04 23:54 ID:???
- プルLが持っているのは、彼女曰く「お父さん」と呼んでるぬいぐるみです。
前スレの「12人の怒れるプル」のネタを拝借しました。
この「お父さん」は犯人ではないので、念のため。
- 237 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/05 04:09 ID:???
- >>234
いる…いるよ…赤飯が血で三倍赤く染まるまでνガンダムに踏まれちゃうよ(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
- 238 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/05 14:14 ID:???
- >>237
「アクシズの赤富士」 作アムロ・レイ の誕生ルーツだとか。
- 245 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/06 02:04 ID:???
- 「体育の時間」
○/ ̄\○ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ゚
∀ ゚ )< はいたまはいたま!
\_/ \_________
⌒⌒ヽ
r'⌒⌒ヽ ∩(ノ|ノ从G∩ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
∩Eノ|ノ从∩.\(^∀^*|| /< はいたまはいたまはいたま!
はいたま〜〜〜〜! >\||*’ー’//
|[プルG]/ \____________
________/ |[プルE/ ./~▼⌒/
/~▼⌒) (_/ \_)
(/ \_)
シャア「あの子達は何故「はいたまはいたま」と唱えながらハロを打ち上げているのだ?新しい遊びか?」
アムロ「バレーボールに見えるが、だとしたら『排球(はいきゅう)』を「はいたま」と読み間違えたんだろう」
シャア「そんなものか? …そういえば、アーガマにいた時にブライトが一人であれに似たことをやっていた」
アムロ「一人で?」
シャア「カツが命令違反をすると、内股になって『逝くわよー』と言いながら、
レシーブ・トス・スパイクの三連打を浴びせていたのだ」
アムロ(そ、それはきっとブライトの秘技『排球拳』…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル)
- 247 名前: 投稿日:02/12/06
08:35 ID:lzNCJv1W
- プルA「さっき図書館で面白いものみつけたよ」
アムロ「へぇ?見せてごらん」
シャア「(まさかまだキシリアの肖像画が・・・?)」
プルA「うん!これ!http://riga2000.hp.infoseek.co.jp/Flash/cg.avi」
シャア「・・・・・・・▼д▼!」
その後しばらくの間アクシズに笑いの絶えることはなかった。
- 265 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/08 02:43 ID:???
- 「仮面ネタならこっちにだってあるんだ!」
r'⌒⌒^'、
( rνyy'ソ
ヾ[▽_▽]
/。.<||> つ = @>━
○> ,,人_〈
/ ノ人_Y
.し人_)
|⌒⌒ヽ
|゛メ゛゛ミ)
|Д▽;]' タキシード仮面? アムロ、ネタがぬるいぞ!
⊂)
- 268 名前:名無しさん投稿日:02/12/08 23:53 ID:???
- 〜「宇宙(そら)を翔(かけ)る」〜
4 彼女の自己規定
漂流する艦の片隅で、作業合間の暇にプルHは自分の内面探索に耽溺していた。
彼女自身は自分の存在を「変わり者」にカテゴリーされる、と仮定していた。
仮定なのは彼女の知る人間社会の構成員が、分身と言ってもよい姉妹達と2人の成人
男性しかいないからである。他に比較対象が存在しない状況では断定は出来ない。
数ヶ月前に冷凍睡眠カプセルから解放されるまで、彼女にとって「社会」などという
ものは無縁の概念だった。彼女も、姉妹達もMSの部品としての扱いしか受けず、そこ
に人間との交流は存在しなかった。
もっとも、その時点でも彼女に与えられる評価は「NT能力に特筆すべきものはあるが
個体の性格形成に不安定な点あり」だったから、たぶんどんな社会と交流しても自分
の評価はそう変わらないだろうと、彼女自身でも自覚していた。
その評価も、悪い事ばかりではない。顔も体格もうり二つな姉妹達の中で自我を強固
に形成するには、「変わり者」というポジションも役に立つ。
特に、「赤い方」の男性に対して。
姉妹達の中でもより高い「能力」を(ほんのわずかに)使い、アプローチをかける。
それは楽しいと思える行為だし、他の姉妹より強い印象を与える事に役立つ。
必ずしも好印象に結びつくとは限らないが、行為それ自体は相手の怒りを誘うほどの
ことではない。むしろ少し困らせるくらいのほうが、プルHという個人の印象を強め
るだろうと彼女は考えていた。
「白い方」の男性や、他の姉妹達への印象はあまり考えていない。姉妹達とはこれま
でうまいつきあい方を形成してきたし、「白い方」の男性は自分がどんな行為をしで
かしたとしても、許されてしまうだろうという包容力を感じていた。
(なんていうのか…干渉のしがいがある、というのでしょうか。”赤い人”は…)
彼の少し困った顔、普段保とうとしている男のメンツが空回りしている時の表情を思
いうかべると楽しくなる。クスクスと笑いが零れるのを我慢できない。
そんな事を考えながら空間を漂っていた彼女がその「声」を拾ったのは、単なる偶然
だった。姉妹達でも、「赤い方」でも「白い方」でもない、おそらく男性の声。
いや、それは声ではなく…複数の人間の「思念」だった。
- 269 名前:今日は首都圏が大雪な訳だが。投稿日:02/12/09 08:57 ID:???
- 雷を知らないスペースノイドは当然雪も知らないわけで、
ましてアクシズの外から出たことのないプル達も当然、
氷が空から降るって、
\\ 本当かい? 本当かい? //
+ + \\ 本当かい?? //+
⌒⌒ヽ ⌒⌒ヽ ⌒⌒ヽ +
(A
ノ|ノ)从 ) (D ノ|ノ)从 )(G ノ|ノ)从 )
+ ‖*^∀^∩ (*`∀´||∩ ‖*´∀`ノ +
+ (( (つ ノ (つ 丿 (つ つ )) +
ヽ ( ノ ( ノ ) ) )
(_)し' し(_) (_)_)
ヾ ▼∀▼ノ ヾ ゚ー゚ノ 「本当だよ」
↑一応地球で育った経験のある連中
- 270 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/09 23:03 ID:???
- >>268
>152のプルHの電波受信だね。次も期待してますよ。
ж
.†
⌒⌒ヽ
(ノ|ノH) )
(‘ー‘*
- 290 名前:通常の(3+1)倍楽しい麻雀投稿日:02/12/12 17:23 ID:???
- |⌒^'、
|#yy'ソ
|゚ー゚ノ アソンデルンジャナイ!!
| V (つ━C
東家・シャア総帥
r'⌒⌒⌒ヽ
(ミ"""メ'""ソ 南家・エドワウ少年
ヽ▼∀▼ノ .ノ⌒'⌒ヽ
r'⌒⌒'ヽ ( つ¥ つ___ ノノハヽハ
( ノハλWヽ■ ◆ □ \(゚Д゚ yノ
ノyヾ ▼ノ ◇□ ■ ◇⊂ V⊂ )
く/ / (_つ□ ■ ノ⌒⌒ハ□ \ |
/ / |
\____ノノハ*゚ノ____\
(__/\ ※ ※ ⊂ヽ ヽ※ ※ \
北家 \.`ー──--(`──-)---───)
クワトロ大尉  ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ─'─' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
西家・キャスバル坊や
- 291 名前:通常の(3+1)倍楽しい麻雀(改訂版)投稿日:02/12/12 17:44 ID:???
- |~⌒~'、
|νyyソ 4ツノシャア?!
|;゚Д゚ノ 質量ノアル残像ダトイウノカ?!
| V (つ━C
※`_空間ではシャアは1人で4人打ち麻雀を打てるのだ!
カサ カサ
東家・シャア総帥 カサ
カサ r'⌒⌒⌒ヽ カサ
カサ (ミ"""メ'""ソ 南家・エドワウ少年
カサ
ヽ▼∀▼ノ .ノ⌒'⌒ヽ カサ
r'⌒⌒'ヽ ( つ¥ つ___ ノノハヽハ
( ノハλWヽ■ ◆ □ \(゚Д゚ yノ カサ
カサ ノyヾ ▼ノ ◇□ ■ ◇⊂ V⊂ )
く/
/ (_つ□ ■ ノ⌒⌒ハ□ \ | カサ
/ / | \____ノノハ*゚ノ___\ カサ
(__/\ ※ ※ ⊂ヽ ヽ※ ※ \ カサ
北家 \.`ー──--(`──-)---───) カサ
クワトロ大尉  ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ─'─' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄カサ
カサ カサ 西家・キャスバル坊や
- 301 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/13 11:24 ID:dnQtS2KV
- 「ニュータイプの力によって地球への落下を阻止されたアクシズ」
この図式って、
「ニュータイプの力が地球の引力に惹かれることから脱した」
と言う解釈をしたのだが…。
- 302 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/13 15:10 ID:???
- >>301
定説です。
- 303 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/13 17:14 ID:???
- >>301
そして現在木星に向かっておりますが、何か?
- 304 名前:名無しさん投稿日:02/12/13 18:35 ID:???
- r'⌒⌒⌒ヽわたし、シャア・アズナブルが説明しよう!
(ミ"""メ'""ソぶっちゃけて言うと地球へ落下しかけたアクシズが持ち上がったのは
ヽ▼∀▼ノ(ネオジオンが開発した)サイコ・フレームの力だ!
サイ・コミュニケーター略してサイコミュは、本来ミノフスキー粒子下の電波誘導不
可能な環境でも兵器の無線誘導を可能にするため開発された装置だ。
その原理は電波を妨害するミノフスキー粒子そのものの特性を情報の伝搬に使うとい
うもの。水の中では電波が届かないから水そのものを媒体に音波で探査を行うのと似
ているな。
ニュータイプとして覚醒した人間の脳波は、ミノフスキー粒子に対して物理的干渉を
加える事が可能だ。無論脳波は微弱なものだから、強度の干渉を行うにはこれを機械
的に増幅せねばならない。その為の機械がサイコミュだ。
さて…何をするアムロ!
|⌒^'、
|#yy'ソ
|゚ー゚ノ アソンデルンジャナイ!!
| V
(つ━C∂▼Д▼ノ≪続く!
- 305 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/13 23:51 ID:???
- >>304
説明ありがとう総帥!
- 306 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/14 00:24 ID:???
- シャアが遊んでいなかった事などあるのだろうか…。
と、思い返してみると有事にはきちんと問題に対処していたな、シャア。
やるときはやる駄目オヤジめ。
- 307 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/14 00:37 ID:???
- まさに愛すべきダメ親父>シャア
- 308 名前:名無しさん投稿日:02/12/14 04:02 ID:???
- ヒリヒリ∩∂▼Д▼ノ# 痛た…続きだ!
さて、サイコ・フレームがそれまでのサイコミュと比べてどう違うかというと、冶金
学の進歩により、脳波増幅デバイスを分子レベルで構築する材質の開発に成功したこ
とである。真空管コンピューターがシリコンウェハースになったみたいなものだな。
これの優れている点は、サイコミュそのものの機械的故障が格段に減ったことと、よ
り高いレベルの入力及び出力に耐えられる事だ。
サイコミュの出力はこのように図式化される。
(NTの脳波出力)×(サイコミュ機器による増幅率)×(ミノフスキー粒子散布率)
これは簡単化しすぎだがこんなものと考えてもらってよい。
NTの能力が高く、サイコミュの性能が高く、ミノ粒子が濃厚に散布されていればいる
ほど、ミノ粒子散布空間に対する物理的干渉力は高くなる。
アクシズ落下の時は、ブチギレ状態でNT能力垂れ流しのアムロがνガンダムに乗り、
おまけに自分を媒体に周囲の人間の意志の力まで吸ってNT能力を全開にした。
アムロのNT能力がνガンダムにより強大に増幅され、それによる物理的干渉を受けた
ミノ粒子はミノフスキー・クラフト現象を発生させアクシズを持ち上げた。
それがあの時観測された緑の光の正体だ。
まぁ力が強すぎて我々はこんな宇宙空間を放浪する事になったのだが…あぅっ
ドカッ ツ*■∀■,
⌒⌒ヽ /つ |
|
(γノ|ノ)从)γ⌒⌒^'、 イソガシインダヨ!
‖*‘ー‘,(γ^^^^^ソ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ つ ヾ ; ゚ー゚ノ / < 何油売っているシャア!
⌒⌒ヽ/
⌒⌒ヽ \___________________
(γノ|ノ)从) (γノ|ノ)从)
‖*‘ー‘,/δ ‖*‘ο‘, ドドドドドドドドッ
- 321 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/17 01:09 ID:???
- ⌒⌒ヽ
( Iノ|ノ)从)∩ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||* `ゥ´ノ /< 大佐に質問!
_ / /
/ \______
\⊂ノ ̄ ̄ ̄ ̄\
プルI「サイコフレームを通して物理現象を起こしたのはあの戦場でもアムロ以外にもいたようですけど、
(NTの脳波出力)×(サイコミュ機器による増幅率)×(ミノフスキー粒子散布率)という仮説が成り立つ場合、
その人物もNTだと考えていいのでしょうか?少なくともNTの脳波出力がゼロだったら起こせないはずですね?」
- 322 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/17 01:10 ID:???
- >321
>おまけに自分を媒体に周囲の人間の意志の力まで吸ってNT能力を全開にした。
上の節が説明となります。
- 323 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/17 01:11 ID:???
- プルIなら読み飛ばす事は無いべ。
- 324 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/17 04:19 ID:???
- 宇宙世紀じゃNTでない奴は居ないんじゃない?
TVに出てくる超能力者が言うみたいに「誰でも持ってる力」で強力なのがアムロ達。
カイやハヤトとかのWBクルーも最終回でアムロの電波受信できたし。
- 325 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/17 04:39 ID:???
- >あの子はサイコフレームを使わなくとも、
>ファンネルをコントロールできるニュータイプです
きっとあの世界の戦争や政治やってる人たちの一般的認識。
NTはファンネル使えるかどうか。
一方でインドで修行してるNTをもっと精神論的にとらえてる人たちもいる。
ってこの話題いい加減スレ違いすぎないか?
- 326 名前:名無しさん投稿日:02/12/17 19:54 ID:???
- (▼□▼)《その質問に答えるには、ニュータイプの定義とその起源にまでに言及し
なくてはならんな。
そもそも、「宇宙のどんな事象によってNT能力が発現するか」という問題は、いま
だに有効な回答が示されていない。しかし、たとえ地球生まれの地球育ちであっても、
宇宙生活が長い人間にNT能力が発現することがある。
また、宇宙空間での戦闘という高ストレス環境がその発現を促進させるというデータ
もある(対象者が精神異常をきたすか戦死しなければ、だが)。
私の解釈だが、NT能力とは広大かつ過酷な宇宙空間において人と人とがより適切に
言語や文化の差違による誤解を極限まで排して理解しあうために発達させたものだと
考えている。戦争時に発現するケースが多いのは戦争状況で生き延びるために、人間
の肉体がその変化を促す為だろう。便利ではあるが、かつて人が火を手にした事と同
様に、それ自体はほんのわずかな変異でしかない。
肉体も遺伝子も、能力発現前後で差違はほとんど見られないのだ。
また、1人NTに目覚めた人間の周囲の人間も連鎖反応的に能力発現するケースも多
い(便宜上これを「NT共鳴」と呼ぶことにする)。かのホワイトベースクルーなど
はその典型だ。
アバオアクー戦で生き残ったクルーほぼ全てが、その頃にはアムロの「声」が聞こえ
る程度には能力が発現していたという。アクシズ落下時の敵味方の将兵たちにも、同
様のNT共鳴があったと考えても不自然ではあるまい。
アムロの能力は素のポテンシャルの増大に加えてその増幅器たるサイコフレームの効
果もあるから、影響の大きさは一年戦争時とは比べものにならないだろうからな。
戦争時でなくても、宇宙空間で生活する者なら誰にでも起こり得る事。
多くの学者や政府高官が考えているほどたいした変化ではない…それがNTという現
象に関する、私の持論だ。
人類という種が宇宙に飛び出す日の事まで考えて作られた生物だとしたら…誰でも、
NTの因子は持ち合わせているのだろう。
もっともこれは科学的根拠のない、私個人の願望なのだがな。
#^^ソ
|゚ー゚ノ スレ違いなのでこれで終了だシャア!
| V
(つ━C∂▼Д▼ノセッカクシブクキメタノニ…
- 327 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/17 22:00 ID:+OW3xw2d
- 確かにスレ違いですな・・・
これはこれで悪くないけど・・・
- 328 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/17 22:04 ID:???
- ところでずっと思ってたんだけど、アムロの手の「━C」ってなあに?
- 329 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/17 22:18 ID:???
- マジックハンド?
だとしたら痛そう。
- 330 名前:290投稿日:02/12/17 23:01 ID:???
- >アムロの手の「━C」ってなあに?
>>290ではスパナのつもりだったけど、場面ごとに違っても良いんじゃない?
1.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━C
イツノ間ニオールレンジノマジックハンドナド!!
r'⌒⌒^'、 三 r'⌒⌒⌒'、
(
rνyy'ソ 三 ( ミ"""メ""ミ)
ヾ ゚ー゚ノ 三 ヽ;▼Д▼ノ
━━━━━━⊂) V (つ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜C 三 (
つ¥ つ
2.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━C
r'⌒⌒^'、
( rνyy'ソ
ヾ ゚ー゚ノ
━━━━━━⊂) V (つ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜C
r'⌒⌒⌒'、
(ミ"""メ""ミ) コノ距離デハマジックハントハツカエマイ!
ヽ▼∀▼ノ
3.
丶 r'⌒⌒^'、 アマイナ!!
ヽ\\ヽ(m#νy'ソ/m)//
\ (m ヽ(#゚ー゚ノ/m)/┓
┏丶\(m\ m)// ○
○ (m\(m (m ○/
(┗○/メ""ミ)
ミヘ丿 ∩#∀▼||l マタコノオチカ!!
(ヽ_ノゝ __ノ
- 337 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/19 02:46 ID:???
- .∩ ∩ シャア「アムロ、貴様はサンタクロースというおとぎ話を信じていたか?」
| つ と
| アムロ「昔俺がシャイアンの防空司令部で冷や飯を食っていた頃、」
いっ,,,,,c'_ノ シャア「何の話だ」
と/・ `マ. _,,,,,,,__
アムロ「毎年クリスマスには子供向けにサンタクロースのレーダーでの
(''' _((_,● /´.::::::::::::\.
追跡情報を公開していたんだ」
|ノrνyy'ソ ,,,, ノ.:;; "イノダメハソ)ミ
シャア「何なのだそれは。訳がわからんな」
|ヾ ゚ー゚ノっミ,,,ミ--,,,'ヾ▼∀▼ノっ アムロ「旧世紀の北米航空宇宙防衛司令部から引き継いだ連邦軍の伝統だ」
|(.
つ |,ノ ミ~~トつ""ミノ
|. | ノ..::::..:,,,,,,," 詳しくは、ttp://www.noradsanta.org/japanese/norad/whyTrackSanta.html
レ、__,,ノ , ミ(,,, ヽ ノ''ミ ttp://www.noradsanta.org/japanese/home/index.html
∪
∪ し'(_)"
シャア「ふっ、連邦軍も味なことをする。…ちょっと待て、ミノフスキー粒子がレーダーを妨害するだろう」
アムロ(マジレスカッコワルイ…)
- 342 名前:あくまで番外編ということで。投稿日:02/12/20 02:13 ID:???
- ⌒⌒ヽ / 10 :通常の名無しさんの3倍 :02/12/17 18:50 ID:???
|゛゛゛゛ミ)
怯エテヤガルゼ、 .| シャア −しゃあ−
|∀▼ソ コノパイロット | アクシズ落としちゃったの……くすん。
⊂) .| シャアは……ア・フランシから来ました。あの……ママンが……ね、
r'⌒⌒^'、. | シャアがジオンに帰ったらステキな隕石があってシャアにいろんな
(
rνyy'ソ. ガクガク | ことをさせてくれる……って言ってたの。アポリー……それ本当?
(( ヾ; ゚Д゚ノ. ))ブルブル
| ママンはホルストのこともそう言っていたけど、ホルストはとっても
(つ._.|| ̄ ̄ ̄ ̄| | 怖くてシャアのこと……きっとキライだったの。……くすん。……でも、
|\.||AMURO| < アムロやはとても優しそうね アムロは……シャアのこと、しかったりしない?
\,,|========| | Profile
| ●誕生日 11月2日
| ●星座 蠍座
| ●身長 183cm
| ココがポイント
| シャアちゃんはア・フランシから名を変えてやって来た鬼子。臆病な性格で、
| 困ったことになるとスグに「私はクワトロ・バジーナだ!」としらばくれてしまう
\ らしいですが、優しいアムロちゃんのことだけは大好きみたいです。
- 347 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/21 04:13 ID:???
- 漂流するアクシズの格納庫の片隅で
アムロ「シャア・・・・・俺たちはあとどれぐらいの間漂流しなければならないんだ!?」
シャア「何故私に聞く!?私の方こそ知りたい!」
アムロ「元々の原因は貴様が!!・・・・やめよう・・・無益だ」
シャア「・・・・・ただひとつ言える事は・・・・この旅は長くなりそうだということだけだ。」
アムロ「わかってる・・・・運命(職人さんたち)の悪戯によって・・・俺たちはどこまで行けばいい!?」
間
シャア「わからん・・・ただ・・・私がプルsの一人と結ばれるようなことがあれば・・・そのときは・・・」
アムロ「貴様・・・・・まだあきらめてなかったのか!?」
シャア「プルsに「お父さん」と呼ばれるたびに何かが芽生えそうになる自分が怖いのだよ。」
- 348 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/21 04:31 ID:???
- 一人昔を思い出すアムロ
アムロ「・・・12月・・・クリスマス・・・か・・・」
プルA「知ってる!2人のサンタさんがプレゼントを持ってくるんだよね!」
プルB「A・・・2人もサンタがいるわけはないだろ・・・」
たとえどんなに頭が良くても、プル達の中にサンタの存在を疑うものはいない。
プルA「えぇ〜!?そんなことないよ。図書室の記録フィルムにも載ってたもん!」
プルB「1人は誰かの変装に決まってるだろ!」
しかし、妙なところで大人であるBは反論する
プルA「そんなことないよ!・・・B!アムロママも見て!ほら!」
アクシズ内「育児施設」でのクリスマスパーティの一場面であろう
そこに映し出されたフィルムには赤と真紅・・・2人のサンタが映っていた。
S「ふふふ・・・赤い私が本当のサンタだよ!」
J「みんな!騙されるな!本当に紅いのは俺だ!」
- 349 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/21 04:49 ID:???
- 以前見つけた予備パーツ。アムロママは狂喜して組み立ててましたとさ
アムロ「良し!できた」
シャア「ほう、リックドムか・・・良く組み立て方がわかったな・・・才能か?」
アムロ「アクシズの図書館に設計図が残ってたんだ。簡単だよ」
シャア「そうか。・・・・!?他には何の設計図があるんだ?」
その数秒後シャアは後悔することになる
シャア「な・・・なんだこいつは!?」
アムロ「キュベレイ・・・だな。」
シャア「それは見ればわかる!なぜ「角」が付いて色は「赤」もしくは「金」になってるんだ!?」
アムロ「開発者のコメントがある「シャアが帰ってきた時に乗る機体を作ってほしいと頼まれた」と」
シャア「・・・・・・作るなよ・・・・・・・」
アムロ「もう遅い・・・・・・そこの布を取ってみろ・・・・」
アクシズで小さな幸福を手にするシャア。
その影には彼の若さゆえの過ちの結果が付きまとう・・・・
シャア「アムロ!こいつだけは・・・こいつだけは壊してくれ!」
アムロ「ははは・・・・。壊れても次があるぞ」
- 354 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/22 12:09 ID:NQBk9nSz
- プルズ「ねえアムロ、シャアへのクリスマスプレゼントに
赤 キ ュ ベ レ イ の 一 部 を 緑 に し て み る のってどうかな?」
アムロ「(プ …い、いや良いんじゃないかな。
あいつはきっと泣いて喜ぶよ…(ププ」
- 358 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/23 22:30 ID:???
- シャア「明日はクリスマス・・さてプル達は何をくれるのか・・(妄想中)」
アムロ「期待は禁物だぞ(プ」
シャア「・・?それはどういう意味だ・・?」
- 363 名前:名無しさん投稿日:02/12/24 21:46 ID:???
- 「宇宙の片隅より、メリークリスマス」
アムロ「…よし、と。全員寝付いたようだな」
あれだけ騒がしかったパーティ会場も、今は痛いほどの沈黙に包まれていた。
12人それぞれのやり方で騒ぎ、楽しみを表現していたプル達も、部屋のあちこちで
眠りこけていた。
プルL「おいーっすぅ…もいっちょ…おぃーすぅ…」
プルE「わたしのむーねでおやすみなーさーい…おんなーは…うみぃ…」
プルF「だっだん…だん…ぼよよん…よよん…」
なにやら口々に寝言をつぶやいているのが、そこはかとなく各自の性格を表している。
シャア「ふふふ…やはり子供だな。ホットワイン程度でもこうなってしまうのだから」
アムロ「その言葉に、まさか邪な発想はないだろうなシャア。あったらガンダムで踏
むぞ」
本気ともしれない言い合いをしつつも、2人は寝室へとプルズをおぶっていく。
それぞれのベッドに寝かせ、ついでに用意しておいた各個人用のプレゼントを枕元の
靴下に入れる。
(ちなみに、プルHのそれは何故かガーターでとめるようなストッキングだった…)
速やかにプル達を寝かしつける事…それが今夜の「作戦」の成否を左右する懸案であ
り、パーティ時に限って微量だがアルコールを許可した理由でもあった。
- 364 名前:名無しさん投稿日:02/12/24 21:46 ID:???
- 誰に何をプレゼントするか、時にひどく勘の良い少女達に感づかれず全ての品を用意
すること…作戦名「G」というプレゼント大作戦を2人は決行していた。
その作業を終えると、さすがの2人にも酔いが回ってくる。
どちらともなく宇宙が見渡せるラウンジに漂い出て、アムロとシャアは星を見上げた。
アムロ「とりあえず、作戦は成功…のようだな」
シャア「ふふっ…作戦立案者である私の判断が正しかったおかげだ」
アムロ「よく言うよ…プレゼントの用意を全部俺まかせにしたダメサンタが…」
とりあえず成功の喜びを、2人は胸の中でかみしめた。ひどく小さく、ほのかに暖か
な…ホットワインの酔いのような、生きる喜びを。
遠くに星の灯りが見える。地球の、月の、スペースコロニー群の、木星の光が。
アムロ「なぁ、シャア。俺達に…何が出来るというのだろうな、宇宙は」
シャア「わからんよ。所詮たいして大きな存在ではないのだからな、我々は。だが」
アムロ「なんだ?」
シャア「今言える、言うべき言葉は一つだけだ。私に言える資格があるかどうかも
わからないが」
シャアとアムロの脳裏にプル達一人一人の寝顔が浮かんだ。ほんのささやかな幸せを、
もう一つの心臓のように抱いて眠る少女たちを。
シャア「…メリー・クリスマス」アムロ「メリー・クリスマス」
2人の言葉は、果てしない宇宙の彼方へ吸い込まれていった。
- 375 名前:パンツとガーターベルトのみ着用投稿日:02/12/26 21:58 ID:???
- ⌒⌒ヽ
( γノ|ノ)从)
‖*‘ー‘,∩
ノ 。 。 ノ
( ノ |
|T▽T|
| ||
ム_)_ヽ
- 376 名前:通常の名無しさんの3分の1投稿日:02/12/26 23:17 ID:???
- >>375
r'⌒⌒⌒'、
(ミ"""メ""ミ) プルガーター&パンツノミ着用ハァハァ
ヽ;▼Д▼ノ
- 377 名前:お約束投稿日:02/12/27 00:37 ID:???
- >>376
||
γ⌒||⌒ヽ
│ ミ || )……
(▼ソ || ミ丿
ミ≡≡≡j
ミ≡≡≡j
ミ≡≡≡j r'⌒⌒^'、 ハー忙シイ!
ヽ)ヽ) ( rνyy'ソ =3
ε= ヾ# ゚ー゚ノ
⊂) V (つ
- 378 名前:180度回転投稿日:02/12/27 00:56 ID:???
- >>377
||
r'⌒⌒⌒'、
(ミ,""メ""、ミ)ショボーン
ヽ▼ω▼ノ
ミ≡≡≡j
ミ≡≡≡j
r'⌒⌒^'、 ハー忙シイ! ミ≡≡≡j
ε= (/ν ) (/(/
(# ソ
ソ ノ =3
⊂)  ̄ (つ
- 379 名前:更に続き投稿日:02/12/27 03:03 ID:???
ハァーイ♪
⌒⌒ヽ
(ノ|ノ)从) )
r'⌒⌒^'、 風呂上リデモ服ヲ着ナサイト
と(‘ー‘*∩ (/yy'ソν) イツモ言ッテルダロウ
(( ヽ
{:}_ア (゚ー゚; ソノ
ノ (○)_)⊂ Vと⌒i
(( ^^∪^ \ ヾ
↑着せている
- 380 名前:更に続き投稿日:02/12/27 03:03 ID:???
ヾ;、
⌒ノ ))⌒ヽ ムッ!?
(ミ゛゛(( (( ゛゛゛ミ) ムムッ!?
ヽ▼Д三Д▼ソ
ミ≡≡≡リ´
ミ≡≡≡ソ、
ミ≡≡≡ゞ
ホラソコ!
ヽ)ヽ)
r'⌒⌒^'、 突付クンジャナイ / \
( rνyy'ソ r'⌒⌒ヽ / \ ⌒⌒ヽ ワア〜
彡ヾ;
゚ー゚ノ ワア〜 ∩ ノ|ノ从 ∩. ∩(ノ|ノ从 ∩
⊂ Vと⌒i
\||*‘∇‘ノ/ \(^∀^*|| /
- 391 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/28 02:33 ID:???
- r'⌒⌒^'、
( rνyy、ソ
ヾ; ゚−゚ノ 人は過ちを繰り返す…全く!
r'⌒⌒⌒'、
(ミ.,""メ"'、ミ)
ヽ▼ω▼ノ 繰り返すだけでは時間の浪費だな。
- 404 名前:ニューイヤー:前夜祭(1/4)投稿日:02/12/29 21:42 ID:???
- アクシズの厨房にガチャガチャと食器が鳴る音が響く。
今はいつもながらの賑やかな夕飯が済んだ後。後片付けはプル達の当番制であり、今日の当番はプルJ、K、Fの三人だ。
大人びたメンバーのようであるが、やはり少女たちには違いなく、手と共に口を動かすのにも忙しい。目下の話題は年越しに行われる、ささやかなカウントダウンパーティーについてだ。
K「この前クリスマスを祝ったばかりなのに、今度は年越しでしょう?フフ、お楽しみが続くのって嬉しいわね」
F「大晦日だから、午前零時に起きているんですってよ。特別に夜更かしして構わないって。」
J「カウントダウンっていうのは年越しで日付が変わるのを数えるんだってな」
K「そういうの、はじめてよね」
プルKは声を弾ませて微笑んだ。それを受けてプルJの顔も緩みそうになる。
いやいや、まずは片付けを遂行せねばと気を引き締めるが、どうしたって楽しみなのは仕方がない。パーティーではクリスマス程ではないが、いつもより豪華な食事が出ることもアムロから公表されていた。
そんな楽しげな雰囲気をよそに、プルFが含みありげにこう切り出した。
F「ねえ、年越しに面白い習慣があるのを知っていて?」
K「習慣?」
F「そう。私たちの中じゃ、特にプルJに関係ある習慣ね」
J「私にか?…なんだ、勿体つけないで言ったらどうだ?」
F「ウフフ。ニューイヤーキスって言ってね、新年を迎えた瞬間は隣にいる人にキスしてもいいのよ!」
J「えっ!?」
- 405 名前:ニューイヤー:前夜祭(2/4)投稿日:02/12/29 21:43 ID:???
- K「ああ…」
F「あら、プルKは知ってたの。プルJはこういうことには疎そうだもの、ね」
クスクスと含み笑いをするプルFに憮然とするプルJ。
J「嫌な言い方。なんでそれが私と関係あるんだ?」
F「シャアとしたくないの?」
J「ぐっ!!」
直球を投げるプルF。思わずプルJの全身が硬直した。そしてプルKの手も止まった。
J「な、な、なんでそんなことっ」
F「あら、チャンスじゃなくて?だって堂々とそれをしてもいいのよ。そういう習慣なんだから」
J「チャ、チャンスって…いや、からかってるんじゃ…」
F「嘘じゃなくてよ。ねえ、プルK?」
プルJが動転しているのをしめた!とばかり、プルFは畳み掛ける。話を振られたプルKはそんなプルFの真意を測りかねていた。一体どういうつもりなのか?
K「ええ。そういう風習があるのは本当だけれど…。あ、そうね、シャアがそうするとは限らないし…」
F「シャアならするわよ」
J「そ、そうか…」
K(それで納得されるのもどうかしらね。というかプルJ、そんな相手でいいのかしら…)
F「せっかくのニューイヤーキス、他のみんなにとられてもいいっていうの?」
J「とっとられるって」
F「プルJは、シャアと、キスしたくないの?」
J「う、うっ」
駄目押しするように、一語一語区切って言葉を突きつけられると、真っ赤になって絶句したプルJはガチャンと皿を置いてあたふたとエプロンを外し始める。
J「わ、私洗い物終わったから!」
そして、火照った顔を両手で押さえながら、厨房から出て行ってしまった。
- 406 名前:ニューイヤー:前夜祭(3/4)投稿日:02/12/29 21:44 ID:???
- F「行っちゃったわ」
二人でプルJを見送った後、のんきに一息つくプルFに思わずプルKは噛み付いた。
K「一体どういうつもりなの?あんな、焚きつけるようなことを」
F「だって余りにも何もないんだもの!」
K「…………は?」
F「観察しようにも進展がないのよ!あれくらいしないとちっとも先に進まないじゃない!!」
K「か、観察って…。えっと、プルF?」
F「とにかくこうやって餌撒いとけば何かしら起きると思うのよね。そうでもしないと何も見れないというか。大丈夫、何をやろうとシャアだもの!」
K「え?ええ…」
プルKには、それじゃあ片付けも終わりね、と軽やかに去り行くプルFを呆然と見送る事しか出来なかった。彼女、あんな性格だったかしら?
K「どうしましょう。アムロに相談した方がいいのかしらね…」
H「もちろんよ。間違いがあってからじゃ遅いわ」
……
…
K「きゃあああ!!!」
H「声が大きいよ、プルK」
K「しっかり耳をふさいでるじゃない!って、そうではなくて。いつの間に!?」
突然後ろから声をかけられたのだ。当然の疑問である。
H「うふ。話を把握できるくらい前には」
K「もう、気配を殺して後ろに立つのはやめてちょうだい」
H「さあさあ、年明けまでもう日がないんだから、早速アムロに相談しに行かなくっちゃね」
K「ちょっ、あなたまでどうしちゃったの?ね、プルH?ちょっと…」
話は聞かず、微笑みは絶やさないプルHに引きずられて、プルKも退場していった。
- 407 名前:ニューイヤー:前夜祭(4/4)投稿日:02/12/29 21:44 ID:???
- そして物陰からうごめく三つの影。
プルG「面白い事してる!なんか面白い事してんぞ!!」
プルB「娯楽にしていい類のことだとも思わんがな」
プルD「プルBは堅く考えすぎなんだよっ。私は断然プルJの味方だゾー♪」
三人の手にはつまみ食い用の缶詰が握られていた。
つまり、子どもたちはいつでも娯楽に飢えているのである。
- 413 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:02/12/31 02:25 ID:Q7q6SNDj
- 24時間を切って大掃除に急がしのアムロ
アムロ「ほらほら!プル達はこっちで遊んでなさい!シャア!何をやっている!?」
シャア「片付けてもいずれ散らかるということが何故わからない!アムロ!」
アムロ「だからって、散らかしっぱなしじゃ人が住めなくなる!ゴミの山ができるぞ!」
シャア「だったら全てのゴミをリサイクルできるようにすることだな!」
アムロ「ふざけるな!」
こうしてアクシズの31日は始まった。
- 418 名前: