33歳にもなって結婚してないシャアは駄目オトコ(2ちゃんねる)
33歳にもなって結婚してないシャアは駄目オトコ
27 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/08 00:02 ID:???
アクシズは半分になっても生活できるんだよ・・・・ということで
CCA後日談
アムロ「ほら、シャア飯が炊けたぞ」
シャア「味噌汁にねぎが入ってないようだが?」
アムロ「あんなもんタダの飾りだ」
シャア「そうか・・・・」
アムロ「なあ?」
シャア「なんだ?」
アムロ「俺たち・・・いつ救助が来るのだろう?」
シャア「私の計算では、今アステロイドベルト付近だ・・・貴様のがんばりすぎだ」
アムロ「そうか・・・・・・」

長文スマソ


30 名前: 投稿日: 02/10/08 01:01 ID:???
シャア「ララァ(推定16,7)は私の母親に・・・・」
アムロ「だから・・・ミネヴァ(推定7?)をお嫁さんに・・・なんて通用するとでも思ってるのか!?シャア!」
シャア「だからこそ私、シャア=アズナブルが通用させようと言うのだ!アムロ」
アムロ「エゴだよそれは!未成年者に手を出したら犯罪だって事はお前も知ってるだろ」
シャア「ならば私に合法的にミネバと結婚できるようにしてみろ!」
アムロ「できるか!!」

再びスマソ


32 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/08 01:09 ID:???
クワトロ「このコロニーで黒いガンダムを見たという情報が入った。」
アポリー「では、早速偵察することにしますか?」
クワトロ「・・・そうだな・・・・今回の任務は私が指揮をとる。」
ロベルト「リックディアス3機!いつでも発進できます。」
クワトロ「よーし、ロベルト!お前はここに残れ!」
アポリー&ロベルト「!!!!!!!!!!!!」


33 名前: 投稿日: 02/10/08 01:31 ID:???
裏話(SEED)
シャア「今回の仮面はなんだ?」
ドレン「さあ、焼き直しされてSEEDというのが始まるそうで・・・」
シャア「ほう、今回は「妹」に期待できるのかな?」
ドレン「さあ、監督はともかく、作画を見ると・・・・」
シャア「まあいい、デニムとジーンとスレンダーは今回はいないのか?」
ドレン「いえ、未確認ながら「美少年」の部隊が存在するそうです。」
シャア「・・・・・MSの性能の差は戦力の決定的差ではない、
      しかし、性別の差は乗り越えることのできない決定的な差だ!
           サンライズは私に道化を演じろというのか!?」
ドレン「御武運をお祈りします」


34 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/08 01:36 ID:???
裏話(SEED)2
アムロ「へぇ・・・今回は5体もガンダムが出るのか!」
フラウ「良かったわね。草葉の陰でテムおじさんも泣いて・・・・」
アムロ「やめろよ・・・・今回は大人のお姉さんが最初から・・・・」
フラウ「第一話で銃で撃たれるんだって」
アムロ「・・・そんな・・・マチルダさーん・・・マチルダさーん・・・マチルダさーん・・・」
フラウ「落ち着いてアムロ!・・・・駄目だわ・・・・・」


36 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/08 02:00 ID:???
では・・・台詞の引用(なんでZZにシャアがいなかったのか・・・)

クワトロ  「いく度、監視カメラの目を盗んでここに忍び込んだことか・・・・
        待ちに待ったときが来たのだ!多くの英霊が・・・・無駄死にでなかったことの証のために」
オペレーター「なんだ!?屋根裏!?」
クワトロ  「隠し撮り成就のために!エゥーゴよ!私は帰って・・・ぐっ・・・」
オペレーター「目標、沈黙しました、現在MPによる身分の照会が行われております」
クワトロ  「私はクワトロ=バジーナだ!それ以上でもそれ以下でも無い!」
MP     「言い訳は後で聞く!連れてけ!」
クワトロ  「捕虜の扱いは南極条約にしたがってもらうぞ・・・・」


38 名前:   投稿日: 02/10/08 02:34 ID:nzrS3xFB
アムロ「クックックック」
シャア「何を笑っているんだっ!」
アムロ「私の勝ちだな・・・今計算してみたが、地上に帰った貴様には児童買春での裁判が待っている。
貴様らの頑張り過ぎだ!」
シャア「ふ・・・ふざけるな!たかが法律一つ、私の力で変えてみせる!」

シャア「年下命は伊達じゃない!」


39 名前:   投稿日: 02/10/08 02:35 ID:???
シャア「だからこそ・・・人類に私の生き様を見せねばいかんのだ・・・」


42 名前:   投稿日: 02/10/08 03:09 ID:???
シャア 「認めたくないものだな・・・自分自身の・・・若さゆえの過ちなど」
ガルマ 「それはキシリア姉さんに手を出したことか?」


43 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/08 07:48 ID:???
シャア「出されたこと、に決まっているだろう……」
ガルマ「…聞いた私が悪かった…」


44 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/08 11:53 ID:???
>27
勝手に続き

残った食料の備蓄を探してアクシズを徘徊するシャアとアムロ。
シャア「ここの倉庫はまだ開けていないな」
アムロ「ロックを解除してみる」
中に入ってみると、保育器のような物が12台も…。
アムロ「中に誰かいる。…女の子?!」
シャア「どけっ、アムロ!…これはプルシリーズか。まだ残っていたとはな」
アムロ「何でこの子達を起こそうとする!これではここにも住めなくなってしまう。食糧難が来るぞ!」

結局12人とも起こしてしまった。
シャア「馬鹿な。12人の少女で米一俵(60キロ)がたったの3分で食っただと」
アムロ「俺たちの飯も食われていきます!」


46 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/08 22:22 ID:???
さらに勝手に続き
シャア「アルテイシア…兄さんは頑張って生きているよ…」
アムロ「黙れ!シャア!現実逃避しているんじゃない!」
シャア「フッ、無粋だなアムロ…」
アムロ「プルシリーズを12人も目覚めさせて!俺たちの食物ももう
無いんだぞ!なんとかこの装置の使い方を理解して11人は
戻さなければな…」
シャア「11人…?フフ…ハハハ!!」
アムロ「何を笑っている…!?」
シャア「一人は残して置きたいか!貴様も同じ道を歩み始めたと
いう事か!無理も無い!あのプルはみんな萌え萌えだものなぁ…」
アムロ「…。だって一人位残して置かなきゃみんなシャアが
また目覚めさしてしまうだろう…?」
シャア「う…!」


64 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/08 23:08 ID:ZIZa3/zx
シャア「貴様はいい!!そうやってHAPPY☆LESSONをみていれば気がすむんだからな!!」
アムロ「俺がそんなに安っぽい人間ですか?!」


65 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/08 23:14 ID:???
シャア「ここからならば木星にいける」
アムロ「木星か・・・・」
シャア「かつてシロッコという男は木星から帰ってきたと自慢していた
     木星ならば輸送船で地球に帰ることもできるはずだ。
      それが駄目でも人が生きていけるだけの設備がある」
アムロ「よし、今一度νの力を借りてアクシズを木星のほうに向けよう!」
シャア「できるのか!?」
アムロ「νガンダムは伊達じゃない!」

本来は27の続き、ほかの2つにつながるようにもしてみました
長文スマソ


68 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/08 23:57 ID:???
>46
勝手に続き

(考えてみれば、シャアをあの機械で眠らせておけば、一番安全なんじゃないのか?)

秘密の作戦会議
プルA「当身を入れて気絶させちゃえば」
プルB「クロロホルムを嗅がせればいい」
プルC「これでダメでも、食事に睡眠薬を混ぜておけばうまくと行くと思うよ」
アムロ「良し、この三段構えで行こう。済まないがみんなの命をくれ」
一同敬礼。



73 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/10 00:58 ID:???
第一段階「シャアに当身を入れる」

シャア「アムロ、話とは何だ?」
アムロ「ああ、実は……」
歩み寄るアムロは不意に拳を固めてシャアの鳩尾に叩き込もうとしたが、紙一重でかわされた。
シャア「どういうことだアムロ…!! ロンデニオンでの続きをやるつもりか?面白い」
アムロ「何?」
シャアは袖をまくってシャドーボクシングを始めた。

取っ組み合いを始めた二人に注がれる二十四の瞳。
プルD「止めた方が良いんじゃない?」
プルE「でもシャアのおじさん楽しそうだよ」
プルF「おじさん友達いなかったんだね……」
プルG「ああやって殴り合って友情を確認するんだよ。最後に大の字になって「なかなかやるな」「お前もな」って。おやつのプリン賭けても良いよ」

最後の最後でスタミナが切れ、シャアはアムロに滅多打ちにされた。しかしすっくと立ち上がると、
シャア「今日はこれぐらいにしておいてやる。勝負はいつでも受けてたつぞ」
そんな捨て台詞を言いながら通常の3倍の速度で歩み去って行く。
アムロ「ハァハァ……あの引き際、鮮やかだな。………相変わらず」

結局、一人「シャアが負け惜しみを言う」に賭けたプルJがプリンを独り占めにしたのだった。

作戦第一段階・・・失 敗


76 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/10 21:34 ID:???
シャア「アムロ、君を友人と見込んで一つ頼みがあるのだが。これを見てくれ」
アムロ「『泣いた赤鬼』?子供向けの絵本じゃないか。これがどうかしたのか?」
シャア「読んだことはあるかね。友のために敢えて汚名を被ることも辞さない漢同士の友情の物語だ」
アムロ「それで?」
シャア「君がプルに悪戯をしているところに私が颯爽と現れて懲らしめれば…」
アムロ「俺はロリコンでもなければ性犯罪に手を染める気もない!」
赤い彗星は泣きました。
白い悪魔が、赤い彗星が泣くまで殴るのを止めなかったからです。

「泣いた赤い彗星」おしまい


81 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/11 20:53 ID:???
>80
シャア「アムロ、前は「父親代わりなど出来ない」と言っていたが、母親役はお似合いだな(藁)」
アムロ「息子が一番手を焼かしてくれるよな(w」


82 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/11 23:36 ID:???
>>80
それはそれでイイ!!(藁


83 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/12 00:09 ID:uEC+7Ej2
アムロ「1stガンダムはもともと、『十五少年漂流記』がモチーフの一つになっていたそうだ」
シャア「今回は十二少女、それから君が童顔中年で私は」
アムロ「33歳になっても結婚してない駄目オトコ」
シャア「このままアクシズに残るとしたら相手はプルしかいないわけだが、あの子らが成人するのを待っていたら貴様もそうなる」
アムロ「Σ(゚Д゚;) 俺は貴様ほど現状に満足していなければ帰る希望を捨ててもいない(つДT)」

アムロ「童顔中年というのも気に入らないな」
シャア「良いからアクシズの速度を上げろ。このままでは木星への到着もおぼつかん」


84 名前: お母やんの苦労日記 投稿日: 02/10/12 05:22 ID:???
アムロ「シャア、何度言ったらわかる?米を研ぐのに洗剤を使う奴がいるか!」
シャア「私、シャア・アズナブルに食事を作らせようというのが間違っているのだよ、アムロ」
アムロ「エゴだよ、それは」

プルA、B、C、D、Eがあらわれた!
プルたちは物欲しそうな目でこちらを見ている…
プルDのお腹が鳴った!

アムロ「くっ。まだ飯も炊けてないのに」
シャア「よかろう。私がプル達を昼寝させてこよう。あちらで添い寝を…」
アムロ「誰がさすか(バキッ)!!
この性犯罪者予備軍め。だいたい昼寝とは昼食の後、おやつの前にとるものであって…」

プルA「シャアのおじさん、聞こえてないよ」
プルB「気絶してるもんね」


85 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/12 11:31 ID:???
アムロ「気絶したならちょうど良い。今のうちにコールドスリープ装置に入ってもらおう」
しかし、カプセルに閉じ込めたのは良いが、肝心のコールドスリープ装置が起動しない。
アムロ「これはひどい。こんなガラクタばかりで今までよく動いたものだ」
シャア「アクシズは貧乏だからな。工期を繰り上げられればこうもなろう」
アムロ「もう起きた?!」
シャア「死んだふりと復活は私の特技だ」
アムロ「それは好都合だ。これから食事当番を代わってくれ」
シャア「何ぃ?」
アムロ「貴様と違って保父さんばかりやるわけにはいかないんだ!」

シャア「そういう訳で、アムロはコールドスリープ装置の修理をすることになった。食事は私に任せたまえ」
プル一同(いろんな意味で不安…)



91 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/13 23:50 ID:???
シャア「何をしているアムロ!」
アクシズのMSデッキで作業をしているアムロを見て、シャアは叫んだ。
νガンダムとサザビーの二体がデッキに運びこまれていたが、サザビーの方は手足をもがれて無残な姿になっていた。
シャア「サザビーを分解して何をするつもりだ」
アムロ「コールドスリープ装置に使えそうな部品を選んでいるんだ。俺たちのMSから集めるのが一番効率が良い」
シャア「ガンダムの方からは部品は取らないのか」
アムロ「外での作業に必要だから、ガンダムは残す。足りない部分はサザビーのパーツを使わせてもらう」
シャア「割に合わんな。自分のガンダムが可愛いか」
アムロ「片腕を斬られて頭部がメチャメチャになっては、ここでの修理は無理だ」
シャア「そうしたのは貴様だ」
憮然とするシャアの目の前でサザビーは分解されていく。
そして、分解された赤い手足の方は白菜やねぎや春菊と一緒に鍋に入れられた。
プルK「まだ出来ないの?」
シャア「まだだ」
プルH「もう出来たんじゃないの?お腹へったよ」
シャア「まだ終わらんよ」
アムロ「そうやって鍋奉行になって仕切ることしか出来ないんだ!」
シャア「ならばカニ雑炊は貴様が作って見せろ!」


99 名前: 第三回家族?会議 投稿日: 02/10/15 08:45 ID:???
アムロ「さて、今日の議題だがプルE(プル’s代表ジャンケンにて敗北)より
食事当番に対し改善要求が出ている」
シャア「なんだと!?」
プル’s「だってぇ〜(泣」
アムロ「正直言って、俺もそろそろ誰かしら文句が出るだろうと思っていた。
言ってやれ、プルE!!」

プルE「三日連続三食カレーはキツいよぅ…」

シャア「Σ(゚д゚lll)くっ、ボンカレーはどうつくってもうまいのダ!!」


100 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/15 13:54 ID:???
プルズの性格を考えてみた。

プルA…普通の「プル」の性格
プルB…普通の「プルツー」の性格
プルC…おとなしくて無口。恥ずかしがりや
プルD…オヤジっぽい。豪快の笑ったり人情話で泣いたり
プルE…無口無表情。ア○ナミ系
プルF…辛口お姉さん系。優しさ装いつつトゲがある
プルG…普通の「プル」の性格だが、男言葉で喋る俺女
プルH…おとなしめ電波娘。NT能力12人中最強
プル I …マジメで理路整然と喋る。シャアと日夜壮絶なディベートを繰り広げるプチギレン
プルJ…軍人気質。一人称「自分」
プルK…人当たりがよく落ち着いている。誰に対しても敬語で喋る
プルL…怖がりですぐに泣く。末っ子系


101 名前: 「ブルマー天国」 投稿日: 02/10/15 15:10 ID:???
赤いジャージのシャアがプルたちを連れて、作業中のアムロの所に来た。
シャア「アムロ、たまにはリフレッシュが必要だ。今日はバスケットをするぞ」
アムロ「まあ、いいか。それでどっちのだ?フルーツか。籠球か」
シャア「フルーツバスケットも捨てがたいが(▼Д▼*)、籠球だ。
    人が地球の重力に耐えるためには筋肉を動かして肉体を維持しなければならん。Gの低いアクシズでは尚更だ」
アムロ「それはスペースノイドにとって常識だが…、何でこんな物をこの子達に着せる?これでは…!」
シャア「私、シャア・アズナブルが見つけたのだ、アムロ!」
プルたちは体操服を着ていた。ブルマーは基本だ。そしてご丁寧に「プルA」とか書かれたゼッケンまでしている。
アムロ「見つけた?なんでこんな宇宙要塞に。てっきりお前が用意したのかと…」
シャア「私を何だと思っている(▼Д▼#)。グレミー・トトという男が用意したNT部隊の備品を見つけただけだ」
(続く)


102 名前: 「ブルマー天国」 投稿日: 02/10/15 15:35 ID:???
(前回の続き)
アムロ「グレミー・トト。NT部隊を率いてハマーンに反乱を起こした男か」
シャア「ザビ家の再興という妄執に囚われ、戦力としてクローンNTを作った。知っての通り、それがプルだ」
アムロ「それはわかる。あきれた話だ」
コールドスリープ装置から12人のプルを解放した時のことを二人は思い出す。
時間が第一次ネオジオン抗争の時点で止まっている彼女たちは、起こされたら戦場に送り込まれると思い込んでいた。
エルピー・プル、プルツーと違って兵士として未完成だったため、自分たちの運命に怯え、泣き出した子もいた。
それをなんとかなだめて、ようやく戦う必要がないと納得させたのだ。
アムロ「わざわざブルマーなんか用意していた割りに、あの子達のネーミングは適当だな」
シャア「…愛されるためではなく、鑑賞され使い捨てられる道具として作られた子たちなのだよ。
    たまには一緒に遊んでやれ。時間はたっぷりあるのだ」
(続く)


103 名前: 「ブルマー天国」 投稿日: 02/10/15 15:50 ID:???
(前回の続き)
さて肝心の試合だが、白組が勝った。
シャア「プルたちの運動能力はほぼ同等。
    今計算してみたが、このペースでは白組が逃げ切る。貴様の頑張り過ぎだ!」
アムロ「面目ない…」
途中交代で試合に出たアムロは容赦なく3ポイントシュートを連発していた。
そしてシャアが無理矢理引っ込ませた時にはもう30点以上の差がついていたのだった。

○白組     85 − 63   赤組●
(プルG−L&アムロ) (プルA−F&シャア)


113 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/17 03:10 ID:???
>112
そんな感じでシャア・アムロとプルたちの絵があったら良いですな。

「幕間」
アムロ「このまま木星に向かうとして、どれぐらいかかるだろう」
シャア「長くて3年だな。核パルスエンジンが使えれば良いが、そうも行くまい」
アムロ「となると、3年分の食料が14人分、一日三食食べるならトータルでおよそ5万食必要か。難題だな」
シャア「非常用の備蓄があるはずだが、連邦軍の査察があったならば見つかっているかも知れん」
二人で調べ回った結果、合計15000食のレーションが見つかった。一年ぐらいなら何とかなりそうだ。
…査察が厳重なら、見つかって接収されていたかもしれない。連邦政府の無能を、この時ばかりはアムロも感謝せざるを得なかった。


119 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/17 20:00 ID:???
「アクシズの一般的な食卓の風景」

シャアとプル達が食事をしている所へ、アムロが遅れてやってきた。
シャア「ご苦労だったな」
アムロ「今日の献立は?」
シャア「ベーコン・スパム※、ソーセージ・スパム、ベーコン・ソーセージ・スパム、スパム・ベーコン・ソーセージ・スパム、
    スパム・ベーコン・スパム・スパム・ソーセージ・スパム、スパム・ベークドビーンズ・スパム、
    スパム・スパム・スパム・スパム・スパム・スパム・スパム・スパム・スパム・スパム、
    ロブスター風蟹カマのスパム添え、好きなのを選びたまえ」
アムロ「スパムが入ってないのは無いのか?」
シャア「スパム・ベーコン・ソーセージ・スパムならスパムは少ないが?」
アムロ「スパム・ベークドビーンズ・スパムをスパム抜きでくれ」
シャア「ぬえぇぃぃ、スパムを食わないとは、化け物か!?」
アムロ「何が「ぬえぇぃぃ」だ!スパムなんて今時軍用食でも出さないぞ」
(続く)

※「スパム」:アメリカ製の肉の缶詰め。



120 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/17 20:00 ID:???
「アクシズの一般的な食卓の風景」
(前回の続き)

シャア「ほう、確かにエゥーゴでもそうだったな。しかしアクシズでは肉といえばまずスパム※なのだよ」
シャアがそう言うと、プル達が声をそろえて歌いだした。
プル一同「スパム、スパム、スパム、スパム、スパム、スパム…、大好きスパム、ステキなスパム、ラブリー・スパム、ワンダフル・スパム〜」
シャア「…アクシズで育ったあの子らはスパムでない肉を食べたことはあるまい。
    貴様もスペースノイドだろうに、重力に囚われている間にスペースノイドの窮状を忘れていたようだな?」
アムロ「……」
アムロは返す言葉が無かった。
(了)

※「スパム」:悪食のイギリス人にさえジョークのネタにされるほど不味い食い物。
       (というか、この話自体、そのイギリス人のジョークのアレンジ)
       「スパムメール」の語源とも言われる。


127 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/18 15:01 ID:???
>126
宇宙で水を手に入れるのが困難だから、風呂水のやりくりで苦労するかもしれませんよ。
地球ならともかく、月やコロニーでは生活用水の使用量は制限されてたんじゃないですかねえ。

シャア「……ハァハァ」
アムロ「……ハァハァ」
シャア「…アムロ、何が悲しくて貴様と二人でサウナに入らねばならんのだ」
アムロ「…風呂水の節約だ」
とか。
こんなのはどうですか?(次)


128 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/18 15:02 ID:???
「獄中のシャア」
プルA「あ」
ガチャリと音がしてシャワーが止まった。
プルA「どうしよう、お湯が出なくなっちゃったよ」
プルI「最初からはでにお湯を出すからでしょ」
慢性的な水不足のアクシズでは、シャワーは有料だった。
硬貨を入れると決まった分量のお湯が出てくるようになっていた。それも、決して多くはない。
最初からシャワーを全開にしていたプルAだったが、洗っている途中で払った分のお湯を使い尽くしてしまった。
プルA「ねえ、誰か少しお湯分けてよ」
プルI「私はもうすぐ使い切る」
プルK「ごめんね、こっちもそろそろ終わりなのー」
誰に聞いても答えは同じだった。
プルA「ちぇーっ、みんな自分勝手ー」
シャワー代のトークンもみんな一枚しか持っていないので、もう水は出せない。
(続く)




129 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/18 15:03 ID:???
「獄中のシャア」
(前回の続き)

石鹸まみれで途方にくれるプルAだったが、ドア越しに声を聞いた。シャアだった。
シャア「君、水を使い切ったのか?ならば私と入らないかね。私のトークンの分を使えば良い」(プルトニュウヨクハァハァ)○。(*▼Д▼)/I
プルA「え、良いの?」
何の警戒心もない反応にほくそえんだシャアだったが…。
アムロ「シャア、貴様!」
アムロに羽交い絞めにされ、サウナ室に放り込まれた。
ドアを押したが、外でアムロがドアを押さえつけていて開かない。
シャア「アムロ、開けろ!」
アムロ「たかがドア一枚、押し返してやる!」
押し合い圧し合いしている間に、プル達の数人が下着姿のまま何事か様子を見に来た。
プル達「ねえ、そこで何遊んでるの?」
アムロ「下がれ、来るんじゃない!」
サウナ室の温度が上がっていく。
シャア「熱い、正直スマンカッタ、私が悪かったから出してくれアムロ!」
プルF「ねえ、そろそろシャアのおじちゃん出してあげたら?このままサウナに入ってると水分を吸われて干からびちゃうよ?」
アムロ「良いから先に戻ってるんだ」
シャア「さっきから謝罪しているのに、なぜそれがわからんアムロ!」
熱さで全身を真っ赤にしたシャアが、通常の火事場のクソ力の三倍の力でドアをこじ開けたのは5分後のことだった。


136 名前: 127 投稿日: 02/10/18 23:28 ID:???
>131
貨幣経済は成り立ちません。ただ水の使用量の管理の必要性からアクシズの水道は硬貨を入れないと水を出してくれません(脳内設定)。
酸素と水は宇宙では貴重品というのはスペースノイドには常識なので、これらの消費にはやたら神経質になる、と想像しています。

>132
そして、シャアにアジられてトークンの増量を要求してストライキを始めるプルたち(w



137 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/18 23:36 ID:OOglqkID
「何をしているアムロ? これは・・・ハロか」
「壊れていたのを見つけてね。修理すればプルたちの遊び相手になるだろう?」
「そういえばカミーユが同じようにハロを見つけてきたことがあったな・・・」
「カミーユ・ビダンか? どうしてるかな」
「喪失状態からは回復したそうだ。元気にやっているだろう」
「戦うだけがニュータイプでは無いものな」
結局は戦いつづけることしか出来なかった互いの人生を思い、無口になる二人。
その沈黙を破ったのはシャアだった。
「ところでアムロ。ひとつ頼みがあるのだが」
「録画機能はつけないぞ」
「・・・優れたニュータイプとはいえ、むやみに心へ立ち入られるのは不愉快だな」
「そんなことせずにもお前の考えなぞ手に取るように判る。だいいちお前とリンクなどしたら
 こちらまで変質者になってしまう」
「はっきり言う。気に入らんな」
それでもあきらめきれないのか作業を見続けてシャアだが、アムロがハロの中に
小型カメラを取り付けるのを見て嬉しそうに言った。
「なんだライブカメラは付けるんじゃないか。なんだかんだ言って君も男だな」
「馬鹿言うな。いくら居住区とはいえアクシズは廃墟同然だ。どこで何があるかわからん。
 そのためのものだよ」
「素直じゃないなアムロ」
「ネオジオンの総帥までやった男が・・・情けない!」
「私は純粋なのだ」
「!」
(ララァ、純粋ってこういうことかい?)
もはや何か言う気力も無くし、もくもくと作業を続けるアムロの横で、シャアは子供のように
瞳を輝かせるのであった。


143 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/19 03:19 ID:MoysQdjR
>>127
さすがに豊かなコロニーや月あたりは平気なんじゃないの。
湖があったり雨降らせたりするくらいだし。その分税金高そうだけど。
貧乏コロニーや木星辺りはシビアなんだろうな。


144 名前: 127 投稿日: 02/10/19 12:51 ID:???
>143
非常時の備えや環境の維持などの目的で水と酸素は必要量より多めに確保してるでしょうが、
水と酸素を供給できるのは地球だけだから、供給量や価格は連邦政府の政策のさじ加減しだいでしょうね。
富野小説やジュドーの話で、酸素に税金がかかってるというネタがあったと記憶しています。

アクシズは最貧コロニーでしょう。
開発中の鉱山基地と防衛の軍事施設しかないド田舎へ大量の軍人(=穀潰し)が流入。
ロクな産業も満足に養えるだけの経済力もなく、口減らしに鼻つまみ者のシーマ艦隊を追い出したり、
都会に仕事を求めて出て行く連中(エゥーゴ参加組)がいたり。
それでも経済的に立ち行かなくなって、最後はアクシズごと豊かな地球圏へ民族大移動。
武器だけはふんだんにあるので、ハマーンはそれを背景にした外交で地球圏経済への割り込みを狙うと。
現実にも似たような国が…(((((;゚Д゚)))))アノクニナノカ?ガクガクブルブル

なお、木星船団はマグロ漁船のようなイメージ。


148 名前: 夕食にて(1/5) 投稿日: 02/10/20 00:31 ID:???
それはある日の夕食の。プルAの質問から始まった。
「ねえ、どうしてアクシズは割れちゃったの?」
「そうね、気になるわね。教えてよ、なんで宇宙を漂流するはめになったかもね」
12人の中で一番の理論家プルIが続く。他の10人も気になっているようだった。
無理も無い。彼女たちがコールドスリープする前のアクシズとは大きく変わっていたのだから。
「アクシズの地球落下を阻止するため、ロンドベルが爆破したからだ」
「シャア!」
即答するシャアを咎めるアムロ。気にせず更に進めるつもりのシャアだったが
自分の言葉でプルたちの様子が変わったことに気づいた。
「アクシズを・・・地球に落とすつもりだったんですか?」
最初に口を開いたのは自分からしゃべることの少ないプルCだった。
「酷いよ! 私たちが中にいたのに!」
プルDだった。自分の感情を隠すことの無い彼女は、いつものように憤りを口にした。
「しょうがないだろ。私たちがいることを知らなかったんだし。それに作戦に犠牲は付き物だ」
もっとも教育プログラムが進んでいたプルJは達観したことを言ったが、やはりショックは
大きいようだった。
それは他のプルたちも同じだった。怖がりのプルLなどすでに涙目になっている。
「わ、わたしたち、だれにも知られないまま、し、死んじゃう、と、ところ、だったの」
我慢出来なくなったのだろうプルLの目から涙がこぼれおちた。
「な、泣くなよ。落ちなかったんだからイイじゃん!」
プルGは強がったが、その声は震えていた。泣きつづけるプルLをプルFが慰めていたが
彼女も涙をこらえているようだった。


149 名前: 夕食にて(2/5) 投稿日: 02/10/20 00:31 ID:???
涙は連鎖的にプルたちに広まっていった。自分たちの運命が知らないところで決められようと
していたことの衝撃は少女たちにあまりに大きかった。
思いもよらぬ展開にシャアはアムロに助けを求めた。
「シャアの言うとうりだ。アクシズは分断された。その片方、僕たちがいる居住区は地球への
 落下を続けた」
アムロの言葉に、プルたちの泣き声はいっそう大きくなった。
「アムロ! もうよせ!」
「だがそのアクシズを僕とシャア、そして他の大勢の人たちが押し戻した」
「押した・・・? どうやって?」
プルBがしゃくりあげながら、それでも聞いた。
「モビルスーツでさ、すごいだろう?」
「う、うそです。いくら半分になったからって、アクシズみたいに大きいもの落下を、
 モビルスーツが何機あっても押し戻せるわけ、あ、ありません」
こんな時でも理路整然としたことをいうプルKに、アムロは苦笑した。
「それが本当なのさ。格納庫にガンダムがあるだろ。あいつで押し戻したんだ。
 もちろん他のモビルスーツも手伝ってくれたよ」
「で、でも」
納得しないプルKにアムロはつづけて言った。
「もちろん普通のモビルスーツじゃだめさ。ガンダムは特別なんだ。みんなの想いを
 力になったのさ。なあ、シャア?」
「あ、ああ、そうだ。サイコフレームの力だ。人の意思を力にした」
「みんながアクシズを地球に落としたくないと思った。だからアクシズを押し戻した。
 ・・・ちょっと力を入れすぎちゃったけどね」


150 名前: 夕食にて(3/5) 投稿日: 02/10/20 00:32 ID:???
「だから宇宙を漂流することになったの」
ようやく落ち着いたのか、感情を表に出すことの少ないプルEが言った。
「そういうこと。他のモビルスーツは振り落とされて、ガンダムだけがアクシズに残ったのさ」
「馬鹿みたいです。もう少し加減してください」
プルFがLの頭をなでながら、トゲのあることを言った。だがその顔には泣き顔ではなく
笑顔が戻りつつあった。
「ひ、必死だったのさ。あの時は」
ようやく会話に参加する間を見つけたシャアが答える。
「でもさ、シャアのモビルスーツはどこいっちゃったの? やっぱりガンダムに乗ってた?」
「違う! 私のはもっと強くてカッコイイ、サザビーというのだ」
プルAの問いに、むきになるシャア。
「でもさあ、そのつよーいササビーはどこいったのよ」
「プルB、気づかないの。ガンダムが手に持ってる赤いポッド。あれよ」
即答するプルH。
「な、なぜ知っている。たしかに君のNT能力は抜群だが、どこまで知っている!?」
慌てるシャアに、プルHは澄ました顔で答えた。
「だってシャアさんたら、いつも未練そうにあのポッド見てるじゃないですか。そしてその後は
 決まって憎そうにガンダムを見る。もしかして、アムロさんに撃墜されました?」
もっとも触れられたくないことをつかれ、絶句するシャア。見かねたアムロが助ける。
「サザビーはアクシズを押し出すとき摩擦熱で壊れたんだ。脱出ポッドを運良く
 僕が拾ったということさ、プルH」
「ふふ、そういうことにしておきましょうか。シャアさん?」
「なんだ。ぜんぜん弱いじゃん、サザビー」
プルGがシャアに追い討ちをかける。笑い出すプルたち。アムロが気の毒になるほど
シャアはしょげてしまった。


152 名前: 夕食にて(4/5) 投稿日: 02/10/20 00:32 ID:???
「でもガンダムってすごいんだね。神様みたいだね」
ようやく落ち着き、デザートのプリンを食べながらプルLが言った。
「ホントだよね。想いが力になっちゃうんだもんね」
プルAがプリンをほおばりながら同意する。
「・・・サザビーの力もあった」
「だってガンダムに拾われたのですよね? 押すときにアクシズに埋まったのでは」
辛らつなプルIの一言。実際埋められていた時の屈辱を思い出し黙り込むシャア。
「手も無いしぃ、ボールより弱いよねぇ。いまのサザビーは」
無邪気なプルL。愛機がボール以下の扱いを受けたことに激しいショックを受けたシャアは
反論する気力すら無くした。
「とりあえず、もっとプリンが食べられるようにお願いしてみるか」
いち早く食べ終えたプルJがアムロをちろっと見た。
「わかった、わかった。今日は特別に、もう一個ずつな」
アムロの言葉に喜ぶプルたち。それを横目に自分の世界にこもった男がいた。
「・・・ガンダムが凄いんじゃない。サイコフレームの力だ。ネオジオンの技術だぞ・・・」
力無いシャアのつぶやきはだれの耳にも届かなかった。


153 名前: 夕食にて(5/5) 投稿日: 02/10/20 00:33 ID:v0dnOsD2
いつもは食事がおわるとそれぞれ好きなことをし始めるプルたちが、その日は率先してアムロの
片付けの手伝いをした。それが終わっても誰一人シャアとアムロのいる部屋から離れようとしなかった。
結局みんなそこで寝てしまい、シャアとアムロで寝室まで運ぶことになった。
「やれやれ。一時はどうなることかと思ったが、何とかごまかせたな・・・。シャア?」
全員を運び終え部屋に戻る途中、アムロはシャアの様子がおかしいことに気付いた。
「・・・さっきは助かった。礼を言う」
「いいさ。ただ、いつか真相を知る時がくるだろうがな」
「私は自分の行いが間違ったことだとは思っていない。地球にすむものたちは粛清されるべき
 という考えをすてたわけではない」
そこにいるのはプルたちに振り回されているれているシャアではなかった。
自らの理想を求め、またスペースノイドの自治のため連邦に戦いを挑んだ男だった。
「だが、あの子達と会うことが出来た奇跡には感謝する。アクシズが落ちなくて良かったと
 今はそう思う」
「・・・どうだ、一杯やるか。奇跡を祝って。倉庫でいいブランデーを見つけてある」
「私も秘蔵のワインをだすとしよう」
「こいつ・・・食料品の管理担当はおれだぞ」
「いいではないか。どうせつまみはスパムだろう」
「わかってるくせに」
「それこそ管理者特権ではないのか、アムロ」
「ちがいない」
「それはそうと、先ほどの話、ガンダムを立てすぎてやしないか? 私が道化ではないか」
「事実だろう?」
「く・・・、プルたちの心象を悪くしたではないか? 私の計画に支障が出る」
「計画? まだそんなことを言っているのか。このロリコンめ」
「なんとでもいえ。いつかプルたちに『旦那様』と言わせて見せる。
 いや『お兄様』がいいかな。『あなた』も捨てがたい。・・・くくく」
今夜は悪い酒になりそうだ。気味の悪い笑いを浮かべるシャアをみてアムロは少し後悔した。


155 名前: 夕食にて(あとがき) 投稿日: 02/10/20 00:33 ID:v0dnOsD2
プルたちの性格設定は>>100を参照にしました。
なおサザビーの扱いが>>91が『さよならサザビー』と矛盾していますが
時間軸は>>91より前と考えてください。
のちに外部作業中アムロが発見したということで、どうか・・・



156 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/20 00:46 ID:gRb9w7Br
本当に、ギャグなのかシリアスなのか解らない所がいい。
どっちにも偏っていないのが、読んでいて楽しいんですけどね。

なんとなく、ZZのように感じてしまうのは、プルーズの存在か?


167 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/20 22:42 ID:57bOU4td
プルA「ねえねえシャア! アムロに大人になる踊り教えてもらったのー。みてみてー」
シャア「(余計なことを!) ああ、見せてもらおうか」

プルA「ふゅー」 とことこ
プルB「じょん!」 びしぃ
プルA・B「「やっ」」 びかあ
アムロ「!」

ハマーン「・・・・・・」
アムロ「失敗だ・・・。『じょん』の時、プルBの指先が伸びていた」
シャア「これでは、愛せない・・・」
ハマーン「なに!」

シャアに跳びかかり、馬乗りになるハマーン。
シャアは30分の間叩かれつづけました。


173 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/20 23:23 ID:???
30分後・・・

プルA「ごめんね・・・、こんどはちゃんとやるから」
シャア「た・・頼むぞ・・・」

プルA「ふゅー」 とことこ
プルB「じょん!」 びしぃ
プルA・B「「やっ」」 びかあ
アムロ「!」

キシリア「・・・・・・」
アムロ「今度は『やっ』のとき、二人の指先が合っていなかった・・・」
シャア「い・・・嫌だぁぁぁ!」


178 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/20 23:40 ID:???
3度目も失敗し、プルたちはレコアになってしまった。
プルたちの集中力も切れてきたため、今日はお開きということになった。

シャア「これ以上失敗されては身が持たんよ・・・」


179 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/20 23:40 ID:???
番外編「木星で見る夢」1/4

|干                              ∩
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|┼               ヾ、イ l l |||  ヮノ、  ノ    /
|┼         ‐=≡___ゞ||  ヮノ、_  \/ .∩/
|┼       ‐=≡  / .__ '||  ゛ \/\ ∩\/ /
|┼      ‐=≡  / /  /    /\ \/人\_/
|┼     ‐=≡  ⊂_/  /    / / \_//\ \
|┼       ‐=≡    /    / / \_ノ     > )
|┼        ‐=≡   |  _|__ |__      / /
|┼       ∩ ‐=≡  \__ \\    / く
|┼    ,─//ヽ   ‐=≡/ / / /    ヽ )
|┼``)/ロ≠/ /从)  ‐=≡ // / /       し
|┼`)⌒`)|/ /Д`)‐=≡ / | /| /
|┼ ;;;⌒`)   )ニニニ/ /レ レ
|┼ ;;⌒`)⌒`)‐=≡ (   ̄)


___________________________________
|                                                  |
| エルピー・プル記念障害レーススタートしました。                    |  ∧∧
| イイスタートを切ったのはプル、続いてプルがそれを追います。            > (▼Д▼ )
| その後プル、プル、プルと続きます。プルはちょっと出遅れ。              |  | |
|                                                  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


180 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/20 23:41 ID:???
番外編「木星で見る夢」2/4

                 / )
             ,- ./ /、
            /ロ / /  ヽ       ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
      ,─― 、 | / /|ノ)从)      <                              >
     /ノ⊃  ヽヾ/ / l l |    ,´つ<        ジュドー〜〜〜〜!          >
    //ノ|ノ|ノ)从)/ /|| ヮノ⊂ヽ/__ノ <                              >
    | | イ l l | |   ||   \ レ´ / l l | ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
    | | ||  ヮノ |    へ/´/ ||  ヮノ/ ノ|ノ)从)
    \こ||    `|    レ' /、二つ  、イ l l ||
   __|____ |___/____|__ ゞ||  ヮノ ⌒)____
   │┼┼┼┼干干┼┼干┼┼┼┼ /´/干干干U┼┼┼┼│
   │┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼ | |┼┼┼┼┼┼┼┼│
   │┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼ U┼┼┼┼┼┼┼┼┼│

___________________
| さあ最初の障害です!             |
| 先頭プルジャンプ!プルが続く!       |  ∧∧
| その後少し遅れてプル、             > (▼Д▼)
| あーっと、プルは障害に引っ掛かったか?  |   | |
|                            |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




181 名前: 定期コピペ 投稿日: 02/10/20 23:42 ID:???
プルA…普通の「プル」の性格
プルB…普通の「プルツー」の性格
プルC…おとなしくて無口。恥ずかしがりや
プルD…オヤジっぽい。豪快の笑ったり人情話で泣いたり
プルE…無口無表情。ア○ナミ系
プルF…辛口お姉さん系。優しさ装いつつトゲがある
プルG…普通の「プル」の性格だが、男言葉で喋る俺女
プルH…おとなしめ電波娘。NT能力12人中最強
プル I …マジメで理路整然と喋る。シャアと日夜壮絶なディベートを繰り広げるプチギレン
プルJ…軍人気質。一人称「自分」
プルK…人当たりがよく落ち着いている。誰に対しても敬語で喋る
プルL…怖がりですぐに泣く。末っ子系


182 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/20 23:42 ID:???
番外編「木星で見る夢」3/4

レース後・・・

    ,─― 、
/ロ≠   ヽ
 ⊂二 ̄⌒\  |   ノ|ノ)从)      ノ)
     )\  \ヾ イ l l |     / \  ←優勝者
   /__   )ゞ||  ヮノ     //^\)
  //// /   ||    ⌒ ̄ ̄/
 / / / // ̄\      | ̄ ̄ ̄     >ジュドー〜
/ / / (/     \    \___
((/          )       _ )
            /  / ̄ ̄/ /
           /  /   / /   .      ((柔道)).
         / /    / /           (; ´Д`) キモイよー
        / /     / /´            ⊂  ._.つ
      / /       し′            人 Y
     ( /                       し'(_)
     | /
     し′




183 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/20 23:44 ID:???
番外編「木星で見る夢」4/4
           ○
  ((柔道))。○
「 ̄(; ´Д`) ̄ ̄|
|\ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒\
|  \            \  
\  |⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
  \ |_______|

木星船団で働くジュドー・アーシタ、この時20歳。


作者より:ズレまくってすいません。


188 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/21 00:15 ID:???
おまけ。

   , '" ̄ ヽ    !!
  |  ,,,,,,,,,,, l ((柔道))
| ̄|  リ#‘Д‘リ ̄(´Д` ;) ̄| 
|\⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒\
|  \                  \
\  \                \
  \  |⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
   \ |____________|


また寝言でプルって呼んだわね!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      , '" ̄ ヽ   _ _ ──`:,´ ((柔道))
     |  ,,,,,,,,,,, l ― -     ̄ ∴:,´(;;;)Д`)
     |  リ#‘A‘リ =――  __・’`:,´    )
     .[|||]{( Y )}/―- ̄ ̄     / /   /
     し | >| Y |           (__(__./
     ノ (_)_)



「Two Dead Men」1/3

作業の手を止めて考え込んでいたアムロがシャアに話しかけた。
アムロ「なあ、地球は今頃どうなっているんだろうな」
シャア「ほう、ホームシックかな?大尉殿は」
アムロ「そういうのじゃないが、ブライトやロンド・ベル、お前ならネオジオンの同志がどうなったかとか、
    俺達がやったことが宇宙と地球の人たちに何か残せたのかとか、気にならないか?」
シャア「残せたところで、連邦政府やスペースノイドと地上の連中の関係がすぐに変わるわけでもあるまい。貴様自身そう考えていただろう」
アムロ「……」
シャア「それでも貴様達はいつかは変える力になると信じて行動した。そして私は負けた。
    「虚仮の一念岩をも通す」と言うが、文字通りこのアクシズを押し返したのだからな。
    貴様は甘いが、まあそれも良いだろう」
「虚仮の一念」と言われて、アムロは複雑な表情になった。
シャアは相変わらずの自嘲的な調子なので、褒めているのか貶しているのかわからない。



201 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/21 18:17 ID:???
「Two Dead Men」2/3

アムロ「しかし俺が心配なのは、スペースノイドへの反発がロンド・ベルを第二のティターンズにすることだ」
シャア「ブライトがいる限り大丈夫だろう。彼はものの解る男だ」
アムロ「連邦政府が問題だ。かえって反乱を防止できなかったことを責めかねない。
    それを理由に、政府にとって扱いやすいタカ派の連中が取って代わったら」
シャア「その心配は無いな」
断言する。今頃、連邦政府は一大スキャンダルに揺れているはずだ。
連邦政府内の強硬派の領袖たちとネオジオン内の不満分子の密約。
ネオジオンを使って宇宙の政情不安を煽り、強硬的なコロニー政策を取り易くさせるというシナリオだった。
これが明るみになった今、彼らの立場は間違いなく、無い。
この最後の秘策はシャア・アズナブルがアムロ・レイに敗北した時に使うことになっているが、
ナナイ・ミゲルなどのブレーンたちでさえこのことは知らない。
シャア「ブライトたちはやりやすくなるかも知れんなぁ」
アムロ「まだ何か隠してるな。…やっぱりお前は政治家になった方が良いんじゃないか?」
シャア「フフ。まさか今更ジオン・ダイクンの不肖の息子なぞ支持するお人よしなどおらんよ」



202 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/21 18:19 ID:???
「Two Dead Men」3/3

アムロ「それでは、ネオジオンはどうなる?」
シャア「ネオジオンの役目はもう終わった。作戦が失敗に終わった以上、戦力は残っていない。
    あれは連邦政府をつぶすかネオジオンが滅びるかの乾坤一擲の作戦だったが、
    ああなっては白旗を揚げざるを得まい。滅びるなら完全に滅んだ方が良いのだろうがな」
アムロ「完全に、とは再起の可能性が?」
シャア「大義があればな。しかし、そのよりどころになるシャア・アズナブルもミネバ・ザビももう居ない」
アムロ「ハマーンが立てたミネバ・ザビは影武者だったんだろう。本物はどこへ行ったんだ」
シャア「知らないな」
アムロ「本当にか?」
絶対嘘だとアムロは思ったが、その場で深く追求はしなかった。
放っておけばそのうち向こうから勝手にしゃべりだすだろう。

(終わり)


206 名前: 百年基準(1/2) 投稿日: 02/10/21 22:27 ID:???
あっ、シャアがおもちゃで遊んでるー」
「おもちゃではない、プチモビのテストだ。アムロに修理してもらったのだ」
プルAの言葉に、自分はいつも遊んでいる風にしか見られないのかと不服そうななシャア。
「ん? プルHはいないのか?」
「あれ? さっきまでいっしょだったのに、どこいったんだろ。なんか用があるの?」
プチモビに触れながらプルBが答える。
「いや、そういうわけでは・・・」
苦手なプルHがいないことに少しほっとするシャア。
「でもこれ、色がはげててみすぼらしいね」
そう言ったプルBが触った部分の塗装がさらに崩れ落ちる。
「せっかくだからさ、みんなできれいにしようよ。どんな色がいいかな」
プチモビをキャンバスに見立ててプルDがはしゃぐ。
「基本は黒だろう。宙間戦闘や夜間においてカムフラージュにもなる」
「またプルJはそういうふうに考える。だめです、もっと女の子らしい考え方しなきゃ」
プルFにたしなめられ、照れるプルJ。
「そ、そうだな。でもどんな色が女の子らしいのだ?」
「やっぱりパステルカラーだよね」
プルLの言葉に控え目にうなずくプルC。
「・・・ガンダムカラー」
「うんうん、強そうでいいかも」
プルEの提案にはプルGが同意した。
「・・・良い趣味してる。いくらなら売る?」
「ちょっと売れないねー♪」
「相変わらず仲が良いわね。でも、わたしはもう少し落ち着いた色がいいです」
そう言ったプルFだが、具体的イメージはまだ沸かないようだ。
「色は任せます。でも私たちにちょうど良いシートを用意してください」
「そうね。こんな面白そうなおもちゃ、シャアに独り占めさせるにはもったいないもん」
プルIとプルBはプチモビへの興味が勝っているようだった。


207 名前: 百年基準(2/2) 投稿日: 02/10/21 22:27 ID:q0ma1AiZ
おいおいメインパイロットは私だぞ。ならばカラーリングは赤・・・」
「金色ですよね」
いつの間に来たのか、シャアの後ろにはプルHがいた。
「えー、金色ぉ。趣味悪いよプルH」
プルDがまず抗議する。他のプルたちもそれぞれ『成金趣味』『感性を疑う』などと非難する。
それを聞いたプルHは右手を頬にあて、いかにも困ったという振りをしながら含みのある目で
シャアを見て言う。
「残念です、お似合いになると思いましたのに・・・。ねえ、クワトロさん」
「クロワッサン? どこにあるの!?」
会話に参加せずにうとうとしていたプルAだが、食べ物の話題だと勘違いして目を覚ました。
「馬鹿だな、クワトロ山って言ったんだよ。まったく食べることしか興味ないのか?」
「どこにある山だよー、聞いた事無いよ」
プルGにからかわれた不満で口をとがらすプルA。
「あたしが知るわけないだろ。・・・どしたのシャア、顔色悪いよ?」
「気分が悪い、休ませてもらう。色は皆の好きにしてくれ」
「行っちゃった・・・。大丈夫かなシャア」
心配するプルたち。ただ一人を除いて。
「ふふ、ちょっとやりすぎたかしら」
シャアがもし見たら震えそうな微笑をプルHは浮かべた。
「それより色はどうしようか。プルK、あなたは何色がいい?」
それまで黙っていたプルKを気にするF。
「そうですね・・・、こういうのはどうでしょう」

後日、白をベースにピンクと紫があしらわれたキュベレイカラーのプチモビを見て
シャアは自分の言葉を後悔することになる。


210 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/21 22:45 ID:???

プルA「アムロママ〜おなかすいた〜。」
アムロ「…ママは勘弁してくれよ…。」
シャア「なんだ、違ったのか?」
アムロ「!!俺はマシンじゃない!プル達の母親代わりなどできない!」
シャア「そうか、プル達は母親を求めているのか。それではこれから私がプル達の
    生活全般の世話をしてやろう!」
アムロ「貴様のような男にそんな真似させられるかぁぁぁ!!!」



プルC「シャアおじちゃん動かないね。」
プルF「あれだけどつかれたらねぇ…。」
プルB「30分は殴り続けてたな。」
アムロ「みんな、ご飯できたからおいで〜。」
プルD「なんか機嫌よくなったねー。アムロ。」
プルI「日頃の育児ストレスを解消したんじゃないか。」

…ところでプル達ってアムロのことなんて呼んでるんだろう?
流れ無視してスマソ。


215 名前: これまでのまとめ1 投稿日: 02/10/21 23:15 ID:???
あらすじ
アクシズの落下を防ぎ、奇跡的に生き延びたシャアとアムロ。しかしアクシズは地球から遠ざかる。
漂流生活を始めた二人は偶然、冷凍睡眠状態のまま放置されていた12人のプル・クローンを発見する。
はたして14人の漂流者は困難を乗り越えて木星にたどり着くのか。
駄目オトコ2人と12人の少女が繰り広げる、笑いあり、涙あり、シリアスありの漂流記、乞う御期待。

>27 シャアとアムロの漂流生活
>44 12人のプル登場
>65 目的地は木星に決定

登場人物
シャア:このスレの主役。34歳独身。人類粛清のために小惑星アクシズを地球に落とそうとしたがアムロに阻まれて失敗し、アクシズに取り残された。
     英雄の器の男だが、サバイバル生活ではてんで役立たず。プルたちにちょっかいを仕掛けてはアムロに制裁される毎日。でも幸せ。
アムロ:このスレの良心。29歳独身。シャアに人生を狂わされている元機械オタのヒッキー。腐れ縁が続いて一緒にアクシズで漂流生活を送る羽目に。
     アクシズ漂流一家の大黒柱で、技術力を生かして今日もアクシズのどこかで修理作業中。おさんどんまでさせられてすっかりお母さん役。
プル達:ニュータイプの少女エルピー・プルをベースにグレミー・トトが兵器として作り出した12人のクローン。肉体年齢は10歳。
     プルA〜Lとぞんざいな命名でモルモット扱いされていた上に、アクシズの冷凍睡眠カプセルに6年間も放置されていた。
     漂流中のシャアとアムロに解放され、騒々しくも平和な毎日を送っている。各人の性格は>100を参照。



216 名前: これまでのまとめ2 投稿日: 02/10/21 23:34 ID:???
アクシズ漂流一家が木星に行く理由:
宇宙生活の時代ではヘリウムが重要な資源になっており、木星がその供給源になっている。
そのため木星船団が派遣されて開発が進められている。ここまで行けば救助してもらえるはず。

ゲスト出演予定?
ジュドー:20歳。6年前の第一次ネオジオン戦争の英雄で、プル達のオリジナル、エルピー・プルが兄と慕った。
      現在は木星船団に参加している様子。
ルー・ルカ:23歳。6年前の戦争でジュドーと共に戦い、木星船団にも一緒に参加した。
       恋人同士だが、別れたという説もある。プルのクローンを作ったグレミーとは腐れ縁だった。


217 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/21 23:40 ID:???
>211
でも地球と木星の往復は何年もかかるから、ベルトーチカがそれまで待ってくれるか解らないね。
感動の対面のはずが、ベルトーチカが他の男と再婚してたり、子供に「おじちゃん誰?」とか言われたら悲惨。

…って、おい、チェーンたんは現地妻ですか?


218 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/21 23:42 ID:???
242 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 02:10 ID:???

プルJ「大尉、プチモビの使用条件についてですが…」
アムロ「うん?あれはシャアに任せてあるけど」
プルJ「了解しました」
アムロ「…そういえば、プルJだけ俺のこと大尉って呼ぶよね。どうして?」
プルJ「え?どうしてって…」
苦笑するアムロに動揺するプルJ。
プルJ「大尉は上官ですから…」
アムロ「俺はアクシズの軍人じゃないけどな。それに君達のことを部下だと思ったこともないな(笑」
プルJ「えっ…でも…」
アムロ「君がそういう教育を受けたことはわかるけどね」
さらに動揺するプルJ。
プルJ「…大尉と呼ぶのは、ご迷惑でしたか?」
アムロ「ああ、そういう意味じゃないんだ。うん、でも、そうだな。プルJが名前で呼んでくれたら嬉しいかもな(笑」
少しの沈黙の後、プルJは答えた。
プルJ「…努力します」

去り際のプルJが、何か深刻な表情で振り向いた。
プルJ「あの、たい…ア、アムロ。大佐も名前で呼ばれることを望むと思いますか?」
アムロ「え?う〜む、それは…」
プルJの不安げな表情が、アムロに少女の必死な心を伝えてきた。
彼女は嫌われたくないのだ。自分たち二人の大人に。
アムロ「それは、プルJが直接聞いた方がいいと思うな。俺だって奴の考えが全てわかるわけじゃない。それに…君が聞けば必ず答えてくれるさ」
プルJ「…了解、しました」
アムロは、不安な表情のまま去っていくプルJの後姿を長くみつめていた。


245 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 02:26 ID:???
「隠し子疑惑」

アムロ「シャア、こんな映像ディスクを見つけたんだが」
シャア「ほぉ?」
プレイヤーにディスクを入れて再生を始めた。
シャア「これは…」(▼Д▼;;)
赤ん坊とローティーンの女の子が遊んでる映像が映し出された。
アムロ「誰が写してるかは知らないけど、父親らしい視線だな」
シャア「父親…。アムロ、それは…」(((▼Д▼;;)))ガクガク
アムロ「ブライトがさ、子供が生まれてからこういうの録りまくって見せるんだ。それに似た感じがする。……どうした、落ち着かないようだが」
シャア「いや。…ちょっと出てくる」
シャアはそそくさと部屋を出て行った。釈然としないものを感じながら、アムロは映像を見続ける。
少女が呼ぶ声でカメラが被写体の二人の方に近づいていく。「大佐」と呼んでいるのでアクシズで大佐だった人物がビデオを回しているのだろう。‘‘
(以下ビデオ画面)
少女『あ、しゃべった』
大佐『しゃべった?』
赤ん坊『パ、パ。パァパ』
赤ん坊はカメラの方を見て、うれしそうに手を叩いて笑った。
少女『大佐のこと、パパだって』
大佐『パパか。ははは…参ったな』

アムロは呆然となった。「大佐」という男の声は、さっきまで隣に居た男のものだった。隠し子の一人や二人居てもおかしくない男ではあるが…。
しかしすぐに冷静さを取り戻し、どういうことか考え込む。アムロがその答えを出すのに五秒もかからなかった。そして、
アムロ「シャャャャアアアア!!どこだー!!!」
(続く)


246 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 02:46 ID:???
>>245
激しく続きをキボンヌ


247 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 02:57 ID:???
>>242>>245
激しく続きをキボンヌ


248 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 03:18 ID:???
>>235
はっきり言おう。その通りだ(∀
漏れ的には回りに冷やかされながら着実に愛をはぐくむ二人キボンヌ。









でも>>236の意見に激しく同意してしまう罠


249 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 03:22 ID:???
十歳児を相手に着実に愛を育む三十四歳は微妙だ!

映画ならラストで大人が身を引くな(w


250 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 03:28 ID:???
何げに>>201には感心したなぁ・・・


251 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 03:31 ID:???
プルH「シャア これは?」
シャア「認めたくない物だな若さゆえの過ちと言う物は」

シャア(ウリジナル版)
http://ime.nu/www.petitpark.com/kenzan/toro/pics/blackn.jpg


252 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 03:34 ID:???
>>251
なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ!


253 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 04:04 ID:???
>>251
こ、こんなのシャアじゃない!!
きっと…ツョァ=ウゼナベロとかそんな名前のパチモンだ!!(。´Д⊂ヽ


254 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 05:01 ID:???
>>248
シリアス路線でいくと、十歳NT少女とはシャアにとって
少女期のハマーンだったり、17歳のカミーユだったり、13歳のクェスだったりしてしまう罠。
なによりもララァとか言い出した日にゃ、
刺し違える怒りを持ってアムロに修正されるだろう二重罠。


255 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 06:36 ID:???
>>253
チョア=アン=ズブンとよそうしてみる


256 名前: 245 投稿日: 02/10/22 08:49 ID:???
(前回の続き)
アムロ「シャア!!今の父親ってのは何だ!?」
捕まえて問い質すが、
シャア「ふっ、何を驚く?この私に隠し子の一人や二人いてもおかしくないだろう」
シャアは居直ってうそぶいた。しかしアムロの論点は少しずれていた。
アムロ「貴様に隠し子がいようと俺の知ったことじゃない。問題は母親だ。あんな女の子に手を出して捨ててきたのか!このロリコン親父!」
シャア「何…?…ははは、あの子が母親に見えたのか。それは傑作だ」
アムロの言う意味を理解してシャアはあきれた様子で笑い顔を浮かべたが、すぐに真顔に戻って叫んだ。
シャア「全く、冗談ではない!そこまでやるわけがなかろう。気の早い男だ」
アムロ「…じゃ、あの子達は何なんだ」
一瞬シャアは答えるか迷ったが、
シャア「あれは…、13年前のミネバ・ザビとハマーン・カーンだ。当時、私はミネバの後見をし、
    ハマーンはミネバのベビーシッターをしていた。それ以上の関係はなかった」
アムロ「それでは俺の早とちりだったのか? 悪かった」
シャア「お前らしからぬ勘違いだな。この貸しは重いぞ? ミネバは顔を覚える前に父親をソロモンで失ったからな。
    物心付く頃に側に居た私を父親と思い違っても仕方あるまい。しかしその責任の一端はお前にもあるのだよ、アムロ」
アムロ「俺が??」
シャア「そうだ。ミネバの父親、ドズル・ザビをソロモンで落としたのはお前だったのだからな」
アムロ「……うっ」
釈然としないが事実は事実なので返す言葉のないアムロだった。


アムロ「それはともかく、ハマーン・カーンって13年前はこうだったのか」((('Д';)))ガクガクブルブル
シャア「ああ。14歳の頃は可憐だったが…女は化けるのさ」(((▼Д▼;)))ガクガクブルブル
アムロ「化ける、って言葉の使い方が違ってないか?」


266 名前: プルとプルツースレより(1/3) 投稿日: 02/10/22 21:55 ID:???
http://ime.nu/comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1035085864/173-177

あの日…エルピー・プルがまだ子供でいられた頃。
彼女はどんな夢を見たのか

素描エルピー・プル
絵・北爪宏幸
協力・銀河剽六
まるしー日本サンライズ・創通エージェンシー

 からだが、フワッと浮いた。
 アッと思った時、少女は温かい空間にとりまかれた自分を感じていた。肌をつつみこむ
温かい液体、夢の中で空中を漂うようなもどかしい浮遊感、そして乳白色の霧…。ずっと
昔に、これと似た場所で、長い長い眠りをむさぼっていた。とっても気持ちいい。自分が
誰で、昨日まで何をしてたのか、いや、ついさっきまでのことも、何も思い出せない。
「私は誰だろう」そうした感覚すら、少女は不安ではなかった。むしろ、胸のずっと深い部分
で、この状況を楽しむ気持ちが芽生えていた。
 ココハ、アタシガウマレタバショニ、ニテル――

 少女がそう気付いた時、ポシャン!と音が
して、少女をつつんでいた液体に波紋が起っ
た。液体の表面をおおっていた、乳白色のア
ワがゆらめく。その波紋が広がるにつれて、
頭の中の霧が少しずつ晴れてゆく。ふいに、
少女は、すべてを思い出していた。
 アタシノナマエハ、えるぴぃ・ぷる――ココハ、あくしずノナカニアル、にゅうたいぷ
ノケンキュウジョ、ダ――
 そう気付いた時、少女は幸福な夢から急に現実に引きもどされた。楽しい手品の種明し
をされたようなさみしさが、胸をしめつける。
 そう、少女の名はエルピー・プル。彼女は、宇宙要塞アクシズの中で、モビルスーツ戦用
のニュータイプ戦士候補生。昼夜を問わぬ「実験」の被験者であった。



267 名前: プルとプルツースレより(2/3) 投稿日: 02/10/22 21:56 ID:???
 プルは、まだ子供だ。
 彼女を「管理」している青年はグレミー・トトという。彼もまた、背がスラリと高いだ
けの、少年の面影を残した男だった。その顔立ちも、声も、甘く優しい。だからといって、
プルはグレミーに親しみをおぼえなかった。
 コノヒトニハ、ドコカハイリコメナイトコロガアル――
 プルはまだ10歳に満たない。身長も、140センチを切る。長身のグレミーの前に立つと、
プルの目はいつも、彼の手を見るかたちになる。目や口ではなく、手を見ながら、グレミ
ーの「指示」を受けるのが、プルのくせだ。そうすると、いろいろなことがわかってくる。
グレミーの言葉は優しい。物腰はノーブルだ。だが、その手、手の表情が、こわい。全体的な印象と、彼の手の無遠慮で、粗野な動きは、
まったくそぐわないものだ。プルには、それが面白かった。だから彼女は、グレミーの語
る対人論やら精神論を聞きながら、つい彼の手の動きにひきつけられてしまう。それは醜
いが、妙にプルの心をとらえるものがあった。

 ユガンデイル――
プルの知るはずのない、そんな言葉が、彼女の頭の片隅をよぎる。グレミーはどこか「変」
なところがある。その「変」なところは、プルの「変」なところと似ている。だからプル
はグレミーが嫌い。
 プルは知らず知らずのうちに、そんなことを考えるようになっていた。

闇の中に、細長い箱がひとつ、浮かび上がる。長さは2メートル強。表面のガラス板を
透かして、内部をうかがうことができる。非常灯の緑がかった明りは、ほどよく調節され
箱の中の少女の長い眠りをさまたげることはない。切れ長の大きな瞳を優しくふさぐ瞼。
勝気そうな眉。細く鋭ったあごの先端(じゃれついて、押しつけられたら、さぞや痛いだ
ろう)、まるで死んでいるかのように、その少女は夢をむさぼっている。



268 名前: プルとプルツースレより(3/3) 投稿日: 02/10/22 21:57 ID:???
 アレハ、アタシ、ナノカシラ?
 明け方の浅い眠りの中で、プルはよくそんな少女の夢を見た。夢の中で、眠っている「自
分」を見つめる。少女は、目覚めたためしがない。ひっそりと息づくその寝顔を、プルも
また夢の中で、息をひそめて見つめ続ける。少女はプルに似ている。自分自身なのかも知れなかった。友達がいないプルにとって、
夢の少女は、ただひとりの同年代の同性だった。友だちとのつき合い方を知らないプルは
声をかけて少女を起こしてしまうのが怖い。
 コノコガ、ユメカラサメテ、アタシトカオヲアワセタラ、ナカヨシニナレルカシラ。ソレ
トモ――
 いつもプルは、そんなことを考えながら、少女の枕もとで頬づえをつくのだった。やが
て、夢の中で眠りに落ちたプルは、現実の世界で目覚め、ベッドから飛び出す。
 プルの頭の中に、もう夢の中の少女はいなかった――。



269 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 22:11 ID:???
プルA「ねえねえ、シャア!アムロ! こないだの躍り、改良したの〜。みてみて〜」
シャア「(今度は誰だ?だが、断るのはかわいそうだ)ああ、見せてもらおう」

プルA「行くよ」
プルB「ふゅー」
プルC〜L「じょん!!」
シャア・アムロ「!!!!」

ララア「大佐、お久しぶりです」
アムロ「これは失敗だ!! 俺の名前を最初に呼んでくれなかった」
シャア「えーい、黙れ。アムロ=レイは私の母親になってくれたかも……」
変身が解けて、重なり合って倒れるプルs
シャア「貴様の所為で台詞を間違ってしまたではないか!!」
アムロ「俺の所為にするな!!」
プルJ「大佐と大尉はそういう関係でいらっしゃったんですね」
プルA「やっぱりアムロはママだったんだ〜」
プルH「怪しいとは前々から存じてはおりましたが」
シャア・アムロ「断じて/絶対、違う!!」



271 名前: 1/2 投稿日: 02/10/22 22:26 ID:???
薄暗い場所で一人機械を修理するアムロの元に
シャアがやってきた…
シャア「頑張ってるな、アムロ…。」
アムロ「シャアか…どうした?何か用かい?」
シャア「…すまんな…。」
アムロ「なんだいきなり?プルの一人でも孕ませたか?」
シャア「フ…茶化すなよ…。修理は全てアムロに任せきりだからな。
私も出来ればいいのだが…。あいにくそんな技術は持ち合わせていない。」
アムロ「ハハ、珍しく殊勝だな。構わないよ。機械いじりは俺も好きだからな。」
シャア「地球は………。」
アムロ「ん?」
シャア「いや…地球では君は英雄だろうな。無事に帰還できれば、フフ、
連邦政府の大統領も夢では無いかもな。」
アムロ「かもな。…だが、あなただってアースノイドの英雄だろう?
地球を貪り続けた人々に怒りを覚えて絶望した気持ちは分かるさ…。」


272 名前: 2/2 投稿日: 02/10/22 22:26 ID:???
シャア「…アムロ…私は間違っていたのだろうか…。」
アムロ「さぁな…。分からないよ。俺もシャアもお互いに信じた
道を歩んだだけだろう…。それがお互いに微妙にずれていただけさ。
どっちが正しいのかは神様か、何百年、何十年後かの人々が決めることだ。」
シャア「信じた道か…。そうだな。私はあの作戦を最良の道と信じたのだな。
己が信じた道を歩むのは、間違いでは無いのだな…」
アムロ「まぁ、そういうことだ。今更言っても始まらないし。とにかく
今は一刻でも早く機械を修理してどこかに辿り着き生き延びることだ!」
シャア「信じた道…自分が信じた道か…」
アムロ「シャア…?おい!シャア!」
シャア「ならば!自分が信じた道ならば!フハハ!プル達よ!待っていろ!
私が手篭めにしてやるぅ〜!ハハハ!…ハハハ…ハハ…」
アムロ「そ、それは確実に間違っているぞ!シャア!」
既に走り去ったシャアに向けたアムロの言葉は空しくアクシズに
響き渡った………



274 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 22:45 ID:???
木星船団便り

   , '" ̄ ヽ オーウオーウ
  |  ,,,,,,,,,,, l((柔道))ハァハァ
| ̄|  リ*´∀`リ(・≦・* ) ̄| 
|\⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒\ ))
|  \                 \
\  |⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
((\ |___________|



275 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 22:49 ID:???
>>272
ふっ、とプルHが顔をあげた。
「……シャアが来る…」
その場にいたプルズ全員、「は?」と振り返る。

〜♪ピロリピロリピロロピロリ シャア! シャア! チャララララランラ〜〜♪

「え?! ちょっと何このヘンな音楽…」

♪今はいいのさ全てを忘れて 一人残った傷ついた俺が♪……

「危険だわ」
プルHが呟く。『危険』という単語にプルJが反応した。
「総員迎撃体制に!」


276 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 23:03 ID:???
     -= γ⌒⌒^'、 アムロイキマース!!
  -=≡ (γ^^^^^|
   -=  ヾ# ゚ー゚ノ
    -=( つ┯つ┏━
   -=≡/  / //   ↑スタンガン
  -=≡(__)/ )
   -= (◎) ̄))



277 名前: プル強襲(1/4) 投稿日: 02/10/22 23:21 ID:???
「ここにいたか」
自室で本を読んでいたシャアは、作業着姿のアムロに声をかけられた。
「何の用だ、アムロ」
「おれたちが漂流を始めてから7ヶ月過ぎた」
「そんなになるか。代わり映えしないアクシズ内では気付かんものだ」
窓の外に目をやるシャア。そこから見えるものはアクシズの岩肌だけだった。
「おれたちは構わんが、あの子達には少しでも季節というものを感じさせてやりたい」
「どうしろと? コロニーのようにはいかんぞ」 
「シャア、お前の分だ」
小さめの袋をシャアに放るアムロ。中にはお菓子が詰まっていた。
「なんだこれは。どういうことだ、アムロ」
「すぐに判る。つまみ食いするなよ。おれはまだ仕事が残っている、じゃあな」
「子供ではあるまいし、そんなことする訳無かろう。それに甘いものは苦手なのだ」
抗議するシャア。だがそれに答えずアムロは去っていった。


278 名前: プル強襲(2/4) 投稿日: 02/10/22 23:22 ID:???
「自分の言いたいことだけ伝えるやつがあるか」
読書を中断され不機嫌になるシャア。気を取り直し続きに戻ろうとしたが、いきなり廊下が騒がしくなった。
「トリック・オア・トリート! シャア、お菓子ちょうだいー」
勢いよくドアが開かれ、黒いシーツを頭からかぶったプルAがシャアの部屋に入ってくる。
「馬鹿、自分から催促するやつがあるか」
頭に猫の耳、腰の後ろには尻尾をつけたプルBが顔を覗かせる。他のみんなもそれぞれ仮装している。
「そうか。今日はハロウィンか」
ようやくアムロの言葉を理解するシャア。
「早くちょうだいー」
うさぎの着ぐるみ姿のプルDが両手をだす。
「わかった、わかった。順番だぞ」
苦笑しながら一人一人にお菓子を手渡していくシャアだったが、不気味な白い顔のマスクをかぶったプルが
無言で手を出してきたのにはさすがに驚く。
「だ、誰だ!」
「・・・私です。早くお菓子ください」
「プルEか、驚かすな。その格好はいったいなんだ?」
「・・・ブギーマン」
「旧世紀の怪物なんだろ?」
そう言うプルDはアイスホッケーのマスクをかぶっていた。
「どこで仕入れたそんな知識。プルHとプルJはどうした?」
「二人はもう少し準備かかるって。よぉし、アムロのとこにしゅっぱーつ」
吸血鬼の仮装をしたプルGに先導され部屋を出て行くプルたち。その様は、数こそ十分の一だが百鬼夜行であった。


279 名前: プル強襲(3/4) 投稿日: 02/10/22 23:22 ID:???
「ようやく静かになったか、まったく。入って来る時も出る時も騒がしい、それにドアくらい閉めて行けないのか」
本を読む気を無くし、ベッドに仰向けになるシャア。しかし誰かが近づいてくる気配に再び身を起こした。
「大佐・・・」
そこにはジオンの女性将校の服に身を包んだプルJが立っていた。
「ん、プルJか? よく似合うではないか」
シャアの言葉に頬を染めるプルJ。
「あ、あの、これ受け取ってください!」
そういって後ろに隠していた小さい箱をシャアに差し出す。
「あ、ああ。だが今日はバレンタインでは無いぞ」
「え? だってプルHから今日は女の子がチョコレートを渡して・・・、あっ!」
顔を赤くして走り去るプルJ。
「またプルHの仕業か。しまった、プルJにお菓子を渡し損ねたな」
シャアはベッドに腰掛けると、プルJから渡された箱を眺めた。
慣れないことだったのだろう。決して綺麗とはいえない包みかた。
リボンを取ろうとして、固すぎる結び目に気付いたシャアは思わず笑顔になる。
「チョコレート。もらったのは何年振りになるか・・・」
「大佐」
「プルJ、戻ってきたのか? ちょうど良かった、君にもお菓子を・・・」
顔を上げたシャアは絶句した。予想に反し、そこに立っていたのはプルHだったのだ。
そしてその姿は黄色のワンピースを着て、髪の毛を左右で丸く結ぶという
明らかにララァをイメージしたものであった。
「トリック・オア・トリート。ふふ、似合いまして大佐?」
そう言って小さく両手を広げ回ってみせるプルH。そのたびに薄手のスカートがひらめく。
魅了されたようにプルHを眺めるシャア。あろうことか口が半開きになっている。
もしナナイがこの場にいたら嘆くことは間違い無い。
その情けない姿に満足したのか、プルHはシャアの前に立ち右手を差し出す。
「さあ大佐、わたしにもお菓子をください」
ぎごち無い手つきでお菓子を渡すシャア。その姿はまるでプルHの操り人形のようだ。


280 名前: プル強襲(4/4) 投稿日: 02/10/22 23:23 ID:13KLn1b/
「見つけたぞプルH! よくも騙したな!」
怒りを含んだ声に振り向くプルH。そこにはさっきとは違う理由で顔を赤くしたプルJが仁王立ちしていた。
「いやです、騙すなんて人聞きの悪い。それにいいのかしらプルJ? 大佐の前でそんな怖い顔して」
「うっ!」
あくまで冷静なプルHの指摘に、言葉に詰まらせるプルJ。
「さあ、今度はアムロのところに行きましょう。そうそうシャアからお菓子をもらうの忘れないでね」
いつのまにか部屋の端に置いてあった袋を抱え、立ち去るプルH。
「もうプルH! ごめんなさい大佐、お菓子いただきますね」
放心状態のシャアの手からお菓子を受け取りプルHを追いかけるプルJ。
そんな二人を呆然と見送るシャア。
「・・・ちょっとこれを持ってください、プルJ」
「・・・なにこれ? 連邦の制服に金髪のかつら? また着替えるのプルH?」
「・・・ふふ」
しだいに小さくなる二人の会話を聞きながらシャアは思った。
(ビデオに撮っておけば良かったな・・・)
意外に打たれ強いシャアだった。


283 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 23:28 ID:???
>プル強襲
(・∀・)イイ!! (゚∀゚)ブラボー!!

シャアとアムロの誕生日がそろって11月なので、そのネタもここで出来たらいいですな。


284 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 23:42 ID:???
  ,'⌒⌒ヽ
 / λWλiヽ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 く ゝ` ‐´ノ,,ゝ < Trick or treat, Char! (お菓子くれるか脅かされるか、シャア!)
 ( .)16歳)つ┏ \___________________________
 レノ人__人!
   (/(/



290 名前: ママン誕生(1/6) 投稿日: 02/10/23 01:12 ID:???
それは、平凡な夕食の席での出来事・・・

C「ねぇ・・・ちょっと聞いてもいい?」
ア「ん?なんだい?」
シ「身体の悩みなら私が・・・(*´Д`)ハァハァ…(バキィっ)グハぁっ!!」
ア「・・・これは気にしないでいいから、なんでも言ってごらん?」
顔面を真っ赤に染めて、ぴくりとも動かないシャアと、額に青筋を浮かべながらも、
優しく微笑むアムロを交互に見て、プルCは戸惑ったような表情で問う。
C「あのね・・・シャアとアムロは、どっちが・・・・・・お母さんなの?」
和やかな食卓の空気が、一瞬にして凍りつく。
あまりにも予想外の質問に、笑顔を張りつけたまま、アムロの思考は停止した。
そんな中で、プルIが静かに箸を置く。
I「プルC・・・どっちも男だから、お母さんにはなれない、そもそもこの二人は
私達の血縁でもない・・・私達の置かれた状況の特殊性を考えろ」
いつにも増して冷たいプルIの言いぐさに、関係のないプルLが半泣きになってしまった。
L「やめてよ、けんかしないで」
K「プルL、落ち着いて、大丈夫ですよ・・・でも、お母さんかぁ・・・ちょっと憧れますね」
強化人間の彼女達には、いくら望んでも、両親と呼べる者は存在しない。
常人には及びもつかない、優れた肉体と知性を得た、その代償の一つである。
重い沈黙が、一時、あたりを支配する。
そんな、しんみりとした空気を吹き飛ばそうとするかのように、プルDが口を開いた。
D「・・・別にいいじゃんか、好きな方を『お母さん』って呼べばいいだけだろ?」




291 名前: ママン誕生(2/6) 投稿日: 02/10/23 01:13 ID:???
ア「いや、さすがにそれはどうかと・・・」
F「そうよね、二人とも、とっっっても仲がいいし、まるで夫婦みたいだもの」( ̄ー ̄)ニヤリ
E「・・・ホモ?」
…Σ(゚Д゚;)エーッ!?
A「ひそひそ(ねぇ・・・ホモってなに?)」
G「ひそひそ(俺に聞くなよ・・・)」
H「・・・二人の心は、深く結びついているわ・・・私にはわかる」
E「真性なのね」
ア「ちーがーうー」
D「どっちでもいいって」
ア「良くない!」
わーわーぎゃーぎゃーぺちゃくちゃぺちゃくちゃ・・・

バン!

あまりに騒がしくなった為か、プルBが怒って、テーブルを強く叩く。
B「そんなのはどうでもいいだろ!?こっちにつばを飛ばすな!!」
J「まったく・・・貴様らは食事時くらい静かにできないのか?」
プルJも、もううんざりといった表情だ。
L「・・・怒ってるの?なんで怒ってるの?怖いよう・・・」
K「大丈夫、大丈夫、いつもの事でしょう?すぐにおさまりますから・・・」
プルKの言葉とはうらはらに、事態はますます混迷の度合いを増していった。



292 名前: ママン誕生(3/6) 投稿日: 02/10/23 01:13 ID:???
原因は、プルFの言い出したこの一言だ。
F「・・・いっそのこと、多数決でどちらがお母さんか決めるのはどうかしら?」
I「ふむ・・・民主的解決と言うわけか、悪くは無いな」
ア「反対!」
A「あ、じゃああたし、アムロに一票」
G「俺もー」
D「じゃあアムロでいいや」
ア「こっちの意見を・・・」
アムロの発現をさえぎるように、プルFが奥の二人に話しを振る。
F「ねぇそっちの二人は?」
L「え!?・・・じゃあえっと・・・アムロ」
K「私は皆の決定に従います」
ア「だからこっちの話しを・・・」
F「そっちは?」
ア(くっ・・・わざとなのか!?)
またしても、話をさえぎられてしまった。
プルBとプルJは「勝手にしろ」、と、異口同音に応えて、黙々と食事を続けている。

H「人はわかり会えるわ・・・あせらないで」
気がつけば、プルHがアムロの隣で静かにほほえんでいた。
ア「・・・そうだね、いいから、ご飯たべちゃいな」
シャアが、うめき声をあげる・・・できれば、事態が収まるまでは眠っていて欲しい物だ。



293 名前: ママン誕生(4/6) 投稿日: 02/10/23 01:15 ID:???
C「どちらかといえば、アムロがいい・・・かな?」
I「シャアでは母親としてのスキンシップに問題がある、ここはアムロだろう」
F「プルIの言うことにも一理あるわね・・・私もアムロさんにしとくわ」
E「好きにすれば・・・」

I「ふむ、参加者14名中、賛成7票、反対1票、白票6、か、厳密には有効とは言えんな」
F「いいんじゃない?お遊びみたいなものなんだから」
D「そーだそーだ」
C「えっ・・・?できれば真面目に決めてほしいな」
G「そーだそーだ」
ア「ったく・・・お前ら、いいかげんにしないか!」
とうとうアムロが切れた。
バンバンと机を叩いて、皆を静かにさせる。
音が響いたのか、シャアが頭を振りながら起き上がる。
ア「いいからさっさと食事をすませなさい、おしゃべりは抜き!」
『はーい』
返事は、きれいにそろって聞こえた。
ア「シャアも早く食べろよ、全然食べてないじゃないか」
シ「わかっている・・・(ちっ、誰のせいで)」
ア「・・・何か言ったか?」
シ「いや、実に美味いスパムだ、いくらでも食えそうな気がするな、ハハハハハ」
(くっ・・・この私にプレッシャーをかけるとは・・・いったい何が起こったのだ!?)


294 名前: ママン誕生(5/6) 投稿日: 02/10/23 01:16 ID:???

C「ひそひそ(ねえ、やっぱりアムロがお母さんなの?)」
F「ぼそぼそ(そうね・・・いったいどっちが攻めなのかしら?)」
C「ひそひそ(せめ?)」
F「ぼそぼそ(ううん、なんでもないの、忘れて(はぁと))」
ア「・・・そこ、静かにしなさい」
会話の内容までは聞こえてこないが、どうせさっきの続きに決まっている。
C&F「はーい」
怒られたプルCとプルFは、おとなしく食事に戻った。

その様子を見て、シャアが突然笑い出した。
突然の事に、皆がシャアに注目した。
シ「はっはっはっ・・・そうしているとまるで母親だな、なんならママと呼んでやるぞ、アムロ!」
(気絶するほど強く殴られたのだ、このぐらいはいってもよかろう)
プル's&アムロ「!」

I「・・・賛成票8、過半数を超えたため、アムロ・レイを私達の母親と認めます」
プルIが、厳かに判決を読み上げた。
一瞬の静寂の後、12人のプル達は、いっせいに口を開いた。
プル's『ママー、お母さん、お袋〜・・・』
シ「(ふっ、これほどまでにうけるとは・・・)ママ、すまんが塩をとってくれ、プッ」
アムロは、歓声の中で、笑いつづけるシャアめがけて、塩の瓶を力いっぱい投げつけた。


295 名前: ママン誕生(6/6) 投稿日: 02/10/23 01:17 ID:???

後日、「ママと呼ぶなら部屋から出ない!」と、
アムロが引きこもってしまった為、
表立ってアムロを「ママ」と呼ぶ者は少なくなった。
だが、この事件が、プル達に与えた影響は大きく、
「アムロは私達のお母さん」、というイメージは、
深く定着することとなった・・・



302 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/23 09:24 ID:???
>>301
一度に倒れられたらそれはそれで大変だろ・・・

アムロ「ぜ、全滅?12人のプルが全滅?3分もたたずにか?」
シャア「ああ」
アムロ「ええい、今年の風邪は化け物か!!」
シャア「全員医務室に運んである。何か栄養のつく物でも作ってやるのだな」
アムロ「言われなくたって!!」


うん、やっぱりアムロはママが似合う。


303 名前: 再放送中 投稿日: 02/10/23 10:14 ID:???
215氏に続き300超えたので一旦まとめ

シャア&アムロ+プル'sの南極漂流記(仮)再放映

二人旅
>>27 >>30 >>38-39

一旦27に戻り再スタート及びプル's登場
>>44 >>46 >>65 >>68




304 名前: 再放送中 投稿日: 02/10/23 10:14 ID:???
アムロがお母さんと公認されるまで(w
>>73 >>84-85 >>91-92 >>99 >>101-103 >>113
>>119-120 >>127-129 >>137 >>148-150 >>152-153
>>155 >>200-203 >>206-207 >>210 >>242 >>245
>>256 >>271-272 >>275 >>277-280 >>290-295

ふゅーじょん編
>>167 >>173 >>269


305 名前: 再放送中 投稿日: 02/10/23 10:20 ID:???
かちゅでみたらでかくなり過ぎたので、もう一度

アムロがお母さんと公認されるまで(w
>>73 >>84-85 >>91-92 >>99 >>101-103 >>113
>>119-120 >>127-129 >>137 >>148-149 >>150
>>152-153>>155 >>200-203 >>206-207 >>210
>>242 >>245 >>256 >>271-272 >>275
>>277-278 >>279-280 >>290-293 >>294-295




306 名前: 再放送中 投稿日: 02/10/23 10:21 ID:???
番外
215氏による設定まとめ
>>215-216
小ネタ編
>>76 >>83 >>302
木星で見る夢編
>>179-180 >>182-183 >>188



307 名前: 再放送中 投稿日: 02/10/23 10:22 ID:???
プルとプルツースレより編
>>266-268
関係ないネタ編
>>32-34 >>36 >>42-43

こまかいネタに関しては、今後の扱いが
わからないので分けておきました。

職人さん達ガンバレ


308 名前: 再放送中 投稿日: 02/10/23 10:24 ID:???
プル'sの性格もコピペ

プルA…普通の「プル」の性格
プルB…普通の「プルツー」の性格
プルC…おとなしくて無口。恥ずかしがりや
プルD…オヤジっぽい。豪快の笑ったり人情話で泣いたり
プルE…無口無表情。ア○ナミ系
プルF…辛口お姉さん系。優しさ装いつつトゲがある
プルG…普通の「プル」の性格だが、男言葉で喋る俺女
プルH…おとなしめ電波娘。NT能力12人中最強
プル I …マジメで理路整然と喋る。シャアと日夜壮絶なディベートを繰り広げるプチギレン
プルJ…軍人気質。一人称「自分」
プルK…人当たりがよく落ち着いている。誰に対しても敬語で喋る
プルL…怖がりですぐに泣く。末っ


309 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/23 13:16 ID:???
単なるネタ。「翔べ!ガンダム」より

アムロ「悔しいけど、俺は母親役なんだな」

フラウ「ブライトさん、ア、アムロがおさんどんをしている」
ブライト「ああ、あいつのいいところだ。追い詰められていても生き抜くことを忘れちゃいなかった」
フラウ「ええ。アムロ、強くなったわね」

   タリー       
 (\_/)ノ⌒ヽ、 タリー
(▼∀▼ )_人__) )) <働かない男

ブライト(つД`)<(アムロ、今までの私の苦労がわかっただろう)
フラウ(つД`)<(アムロ、父親役からどんどん離れていくのね)
ララァ(つД`)<(大佐は生き抜く努力じゃなくて息抜く努力ばかりしておいでなんですね)



311 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/23 13:50 ID:???
「家庭のマナー」

シャアが作業中のアムロに話しかけた。
シャア「アムロ、言っておきたいことがある」
アムロ「何だ」
        γ⌒⌒^'、
        (γ^^^^^^| イソガシインダヨ
        ヾ # ゚ー゚ノ v
        /,/ ( つ|
       (((((( ,/) ^
         しし'

シャア「面倒だからといって下着のままで作業をするのは、やめた方が良い。プル達が真似するぞ」
アムロ「……」


314 名前: ジオンの亡霊(1/3) 投稿日: 02/10/23 17:25 ID:???
シャアが、アステロイドベルト内に点在する戦艦(の残骸)の中から食料を大量に入手してきた。
こう言う現地調達をやらせると、シャアは非凡な才能を発揮する。
「ふっふっふ、見ろアムロ、キャビアにフォアグラ、鴨にチーズの詰め合わせ、
ローストビーフにエスカルゴもあるぞ・・・全部缶詰だがな」
「すごいな・・・高級食材ばかりじゃないか」
「ああ、偶然、ジオン高官の専用艦を見つけてな・・・水もあるだけ回収してきた、
 後で確認しておいてくれ」」
「ああわかった・・・ん?ジオン・・・って、1年戦争当時の物資か!?」
「もともと保存食なのだから問題はないと思わんか?」
「良く残っていたな・・・しかし、平気なのか?」
「なに、当らなければどうということはない」

浮かれているシャアを尻目に、アムロは運び込まれた食料を調べてみる事にした。
高級食材以外にも、一般兵用の軍用レーションや缶詰が大量に見つかっており、
これが使えるのならば、食事の幅がかなり広くなる事は間違いない。
だが、どの缶にも、15年前の製造年月日のみが印字されており、消費期限はわからない。
不安ではあるが、食糧事情は切迫している、何しろ食べ盛りが12人もいるのだ。
それに、正直、スパムはもう飽きた。
「・・・開けてみるか」
アムロはとりあえず、くだもの、野菜、レーション、高級食材の中から、
一つずつ選んで、キッチンで缶を開けてみる事にした。



315 名前: ジオンの亡霊(2/3) 投稿日: 02/10/23 17:26 ID:???
皿に移し、詳細に観察する。
見た目にも匂いにも、異常は感じられない。
「何も問題はなさそうだが・・・」
「・・・うん、おいしいよ(もぐもぐ)」
「これ何?なんかぶよぶよしてるけど・・・甘〜い!もっとちょうだい!!」
「ももっていう果物みたいね」
「ああ、桃はたしかにぶよぶよしてるよな」
「こっちは・・・ふかひれ?・・・フカヒレってなんだろう?」
「うん、それは地球にいるサメという魚のヒレを・・・ってプル!?みんないつの間に!!」

気がつけば、食堂内には12人のプル達がそろって、好き勝手に缶詰を開けている。
疑問の回答は、戸口からもたらされた。
「私が呼んできた、こう言う物は皆で分かち合わないとな
(ふっふっふ、これでプル達の好感度アップ間違いなしだ!!)」
「馬鹿な、危険だ!そろって食中毒になったらどうする!?」
「アムロ、お前の考えすぎだ、見ろ、みんな美味そうに食べているではないか」
プル達は、それぞれの缶詰を交換しあったり、和気あいあいと食事を続けている。
「・・・確かに、だがそれは・・・」
なお言い募ろうとするアムロを制して、シャアは缶詰を差し出す。
「我々も、久しぶりに、スパムではないまともな飯を食おうではないか、なあ、アムロ?」
アムロは、ため息をつきながら、缶詰を受け取った。
「・・・そうだな」
高級食材の缶詰は、確かにとてもおいしかった。


316 名前: ジオンの亡霊(3/3) 投稿日: 02/10/23 17:28 ID:???
―2時間後―
シャアとアムロは、仲良くトイレの住人となっていた。
「すまん・・・アムロ」
「気にするな・・・久しぶりに美味い飯を食えたんだ、よしとするさ・・・くっ」
「ちぃぃ・・・完璧な作戦にならんと、はぁぁぁっ!」
調子にのって食べ過ぎたシャアの腹具合は、アムロよりも悪かった。
「・・・しかし、なんでプル達は平気だったんだろうな・・・ぁぁ・・・」
「簡単な事だ、彼女達は強化人間・・・我々とは身体の強さが違、うぅ!」
「なるほどな・・・あの食料は、無駄にしないですみそうっ・・だ」
「我々は、またスパムに逆戻りか・・・」
「どうしても食いたいなら、止めはしないぞ、シャア」
「・・・いや、やめておこう」

こうして、プル達(だけ)の食糧事情は、少し改善されましたとさ・・・ちゃんちゃん♪

少しだけシャアを役立ててみましたw
汚いオチで申し訳無いでつ(´Д`;)ゞ



326 名前: 1/3 投稿日: 02/10/23 21:11 ID:???

>>311
縞パンアムロがあまりにイケてたので
        γ⌒⌒^'、
        (γ^^^^^ソ 
        ヾ # ゚ー゚ノ
        /,/ ( つ
       (((((( ,/)
         しし'


かぼちゃパンツプルを作ってみました。
    ⌒⌒ヽ
  (γノ|ノ)从) 
   ‖*‘ー‘,
   /  つつ
  (~⌒)⌒)
   "∪"∪"


327 名前: 2/3 投稿日: 02/10/23 21:13 ID:???
さらに頑張って
              ∩
          ⌒⌒ヽ
        (γノ|ノ)从)
         ‖*‘ー‘, アソボー
    ⌒⌒ヽ  /つ | |
  (γノ|ノ)从)γ⌒⌒^'、 ダッコ♪
   ‖*‘ー‘,(γ^^^^^ソ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   /  つ  ヾ ; ゚ー゚ノ /  < ちょ、プル達、ちょっと今仕事中だから…
  ⌒⌒ヽ/   ⌒⌒ヽ    \___________________助けて…
(γノ|ノ)从)  (γノ|ノ)从)
‖*‘ー‘,/δ ‖*‘ο‘, ネェーアソブ゙ー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/  つつ
         (~⌒)⌒)

>>112っぽくしてみますた。


328 名前: 3/3 投稿日: 02/10/23 21:14 ID:???

赤い人は羨ましそうです。

⌒⌒ヽ
|゛゛゛゛ミ)
|Д▼ソ ジー
⊂)
| /


赤い人の造形がテキトーぽいのは気のせいです。


333 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/23 22:02 ID:???
>326-328
(・∀・)イイ!


334 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/23 22:17 ID:???
ζ ,λ,ノハλ)
ζζ▼∀▼) ワタシハビキニハダガ
 /,_  つ
(▼_, )
  しし'



335 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/23 22:20 ID:???
なんかAAもいいの来るな〜



336 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/23 23:15 ID:???
>>334
ζζ▼∀▼)← もいいけど、逆シャア後だからこっちのビジュアルじゃない?
              _,,,,,,,,,,,,,_
             ,,r;:r""      ヽ、
          ,r'" "     ,r''"`   ヽ、
         ,r"  /   ,,r ,r"rヾ、`ヽ、 ヽ、
        ,|、_ (_   _ (_,r"'"  ヽ、 `ー、i
         ,|ヾl`'ー`ヽ!`i'"      ゙i、  _,〕
         tヽ|     ゙i、      ヾー[」-!、 
         ヾ|     ゙i、,|  _,,,;;;=''"`  ヽノ、 〕   <ミニAAキボンヌ
          !i,‐-;;;;;;、,゙i、r'"-,ニlア    |i、゙`イ|
          |`i;-、ニlア i、 "      |、ヾ|l|゙
          | ゙i,    |:|         | ゙i, ノ,
            ゙l、  `!_,,.       | ゙i |
             ゙!、  ,,,,.. -'''    /  | .|
              ゙i、   --    ,r'   ゙i_!-;
               `!、     ,r"_,,,r-'''ニ-‐''゙i
              rヾ、`ーr‐''ニ""-‐'"     ヽ,.........,___
             __λ i,ヾ| i''"       _,,.r-t"_,r'"_:_:_
    ____,......r-i'",r'ヽ | |:| |     _,,--'"   ~ヽ、:::::  !


340 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/24 00:05 ID:???
縞パンアムロを少し改造
        γ⌒⌒^'、
        (γ^^^^^^| シマパンガオレノユニフォーム
        ヾ  ゚ー゚ノ
        /,/ _( つ
       (((((( ,/)
         しし'



341 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/24 01:11 ID:???
>>336
少なくとも服はただのつなぎのような気もする。
ネオジオン総帥の華麗な軍服はもうお払い箱かと。
にしても、CCAのあのクールな物腰で服がつなぎと言うのも笑えるな。
>>323-324
ありがとうございました。見つけられましたっす。


342 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/24 01:24 ID:???
>>340
>>326のが改造されてないか?頭とか。


343 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/24 01:27 ID:???
>341
最初は二人とも体一つでアクシズに住みついたから、パイロット用ノーマルスーツと
吸水性のある肌着(ジュドーがラクダシャツみたいなのを着ていた)と下着ぐらいしかないと思う。
軍服なんかは着てられないだろうね。後の着替えは倉庫とかあさって見つけるしかないか。

プル達は体操服にブルマーにハロウィン仮装セットまであったぐらいだから、服には困りそうもない。
…あれってみんなグレミーが生前に用意してたのか?(((゚Д゚;)))ガクガクブルブル


344 名前: プル追撃(裏設定?) 投稿日: 02/10/24 02:02 ID:???
>>343
仮装の衣装は大体はアムロと一緒に作ったという設定。
それと>>282の訂正に追加。
うさぎの着ぐるみがプルL、ジェイソンがプルG、吸血鬼がプルDってことにしてくれい
重ねての訂正すまない・・・
あとプルFは雪子姫みたいなミニの着物って考えてたけど、書くの忘れてた


345 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/24 02:16 ID:???
>仮装の衣装は大体はアムロと一緒に作ったという設定。

どこまでお母やんなんだアムロ(´Д⊂


346 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/24 02:30 ID:???
アムロ「僕が、ミシンを一番上手く扱えるんだ!!」
ひとつ!ふたつ!みっつ!・・・
シャア「12着のドレスが、3分もたたずに完成だと!?馬鹿な!!」

・・・機械には強いアムロママw


351 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/24 11:27 ID:???
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 出してくれぇ〜 童貞のままで氏にたくないよぉ
\_________  __________
          |   / \, ∨         ,|| .|| .|| .|| .|| .||
  ,, ,,, ,,,,   |    ̄ ̄~~  ,          || .|| .|| .|| .|| .||/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ,,, ,,, ,,, |  _____   ガリ..,, ,, || .|| .|| .|| .|| .||| 潔く散れ と言っただろうが
          | ,┃‖‖‖‖┃ l|l ガリ..,,,,,|| .|| .|| .|| .|| .|||   騒ぐと懲罰房に入れるぞ、ゴルァ
 ,,,, ,,,,   ,  | ,┃‖‖‖‖┃ |||  l|l ,,, || .|| .ii‐ii‐ii‐ii\___  __________
,,,,  ,,,, ,    |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,, ΛΛ |||  || .|| .ll .|| .|| .||        ∨____
          | ,,     ,,,    (  ;)∩,,,,..|| .|| .|| .|| .||=||D     ヽ=@=ノ
 ,   ,,,,  ,, |_____,,,____/>>1 ノ___.||_,||_,||_,||_,||_,||_____________(´∀` ;)
        /,,  ,,, ,     〜/  ノ     ,,\|| .ll .|| .|| .||       ( (y)  )
      / , ,,, , ,,,      .. U U         \!!、|| .|| .||       |=◎=|
    / ,,           ,              \!!、|| .||      (_(__)
  /    ,,  ,,,       ,,  ,,         \!!、||
/,,_________________,,.____\!!




358 名前: 1/2 投稿日: 02/10/24 22:38 ID:???
プルL「え〜ん…ママァ〜痛いよ〜」
アムロ「ヲイヲイ…ママは止めてくれよ…で、どうしたんだ?」
プルL「転んでひざを擦りむいちゃったの…」
アムロ「ああ…これは痛そうだね。確かパイロット用の
応急処置ツールが残ってたはず……あった!…ほら」
スプレーをプルの膝に吹いてやり、テープを貼ってあげた。
アムロ「ほら!もう大丈夫だろ!遊んできな!」
プルL「うん!ママ!ありがとう!」
アムロ「…ママは止めてくれって…」



359 名前: 2/2 投稿日: 02/10/24 22:38 ID:???
シャア「フフ、大人気だなアムロママは」
アムロ「お前までママって言うのか…」
シャア「しかし君は小さい子のあつかいが上手なのだな」
アムロ「まぁ一年戦争の時にはカツ・レツ・キッカがいたしな
子供の扱いには慣れているよ」
シャア「ほう………時にアムロ!!」
アムロ「な、なんだよ?」
シャア「キッカたんは可愛かったか?ハァハァしたか?」(;▼Д▼)ハァハァ
アムロ「…貴様は、病気だな…」


360 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/24 22:57 ID:???
>359
シャア(ぬぅ、なんでジャブローで赤鼻戦隊は捕まえたキッカをそのまま連れて来なかったのだ。
    しかしそうなるとあのカツも付いて来るわけだな。ええい、なぜ物事がうまく運ばんのだ!)

ζζ,λ,ノハλ)ノ⌒ヽ、  <アムロめ、私を病人扱いにしおって。
(▼∀▼;)_人__) ))  暑苦しいな…誰かこの拘束衣を外してくれないか。


361 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/24 23:39 ID:???
おまいたち!素敵すぎです。


362 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/24 23:55 ID:???
>>360
プルJが解くかも(w


363 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 00:21 ID:???
プルたちもだんだんキャラ立ちしてきたなあ。
プルHが好き(w


364 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 00:34 ID:???
プルEはみんながさんざん懐いたり騒いだりしたあと、
去り際にそっとアムロの服のすそをぎゅっと握ってみたりしてくれると萌え。

昨日シスプリを見たのが悪かったかな…(;´Д`)


365 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 00:48 ID:???
やっぱプルJだな
唯一シャアの味方?だし
その事でアムロママをマジでハラハラさせそうだし(w



366 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 03:14 ID:???
>>364

(>>358の続きで)
シャアを始末しおえたアムロは、服のすそを引っ張られているのに気がついた。
振り返るとプルEがいる。
「どうしたんだい?」
「…これ…」
そう言って、手の甲をアムロの目の前に差し出した。
そこにはかすかな擦り傷ができ、少しだけ赤くなっていた。どうということのない傷である。
プルEは相変わらず無表情だったが、じっとアムロをみつめている。
アムロは思わず微笑みそうになった。
「プルEも怪我をしたんだね。これは手当てをしなきゃあな」
プルLと同じようにスプレーを噴いてテープを貼ってやると、その手の甲をじっとみつめ、
「…どうも」
と小さく礼をいってプルEは去っていった。

礼をいった時のプルEが無表情ながら喜んでいたように見えたり、
なんだか、温かいものがこみ上げてくるように思えたりしているアムロは、
だから自分はママと呼ばれてしまうのだろうか?といささか複雑な気分だった。


367 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 03:34 ID:???
>366
>シャアを始末しおえた
の「始末」の内容が>360なら

ノζ,λ,ノハλ)ノ⌒ヽ、)) <プルE、私を感じていたら助けてくれ!
(▼Д▼;)_人__) ))  


368 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 03:38 ID:???
>367
アムロにかまってもらえて内心有頂天だったプルEは
どっかで転がっている元総帥には気がつかすに行ってしまいますたとさ。


369 名前: コバヤシ 投稿日: 02/10/25 09:19 ID:RLV+GHp8
コバヤシ丸船長の航海日誌
0094年○月△日
本日未明巨大な物体とニアミス
地球からの通信では「アクシズ」の片割れとの見解
あのままいくと木星へと衝突する事になるのだが大丈夫だろうか?


370 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 09:40 ID:???
シャアって木星帝国に一役買ってる?


371 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 10:04 ID:???
>369
マジですか?!Σ(゚Д゚;)!


372 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 10:16 ID:???
>>371
地球ではシューメーカー・レビー第9彗星以来の大スペクタクルとして話題沸騰
木星では観測チームが発足

・・・シャアたちは、その前に脱出するだろう。
ガンダムのコクピットに全員入るとかなり窮屈だろうが、シャアは大喜び


373 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 10:21 ID:???
>>372
サザビーの脱出ポッドを忘れてないかい?
さて、プルズは、何人がどっちのコクピットの収まるか?
プルJは、間違いなくシャアの方だろうけどネ・・・・・

それよりもアムロが、アクシズに残っているパーツで、
下駄くらいは作ってしまいそうなヨカ〜〜ン


374 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 10:42 ID:???
まだスレの4割も消費してないんだし、木星到着の話まではもっと引っ張っても良いんじゃない?
でもガンダム・サザビー・キュベレイカラーのプチモビのコックピットだけでは14人全員収容って
無理そうだし、ランチとかゲタとか見つけてないとやばいよな。


375 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 12:00 ID:???
アクシズ内のどっかにギラ・ドーガくらい残っててもいいかも。


376 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 12:08 ID:???
実は、プルズのためにグレミーが、アクシズ最深部の誰も知らなかった格納庫に
12機のキュベレイを隠していたとか・・・・
となると、シャアのMSのみ無いので、誰のMSに乗るかで、ドタバタが有るかも・・・


379 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 12:20 ID:???
12機のキュべがみつかるよりも
スパムよりまともな肉がみつかる方が嬉しそうなんだが


380 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 12:33 ID:???
>>379
いや、SPAM缶しか喰ってない所為で、SPAM=うまい肉と考えてる可能性も否定できない。
その場合、デッキでSPAMの缶詰とプリンがイパーイ見つかったら、それで大満足してる可能性も。

シャア(はまーんカラーのプチモビに乗り込み)「えーい、食料はないのか。見つけてポイントを稼がねばならんのだぞ!!」

って感じだろうか?


381 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 12:45 ID:???
シャアがプチモビに乗ってると想像するだけで笑えるなあ(藁
ブライトやアムロが乗っている分にはおかしくはないのに。


382 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 13:41 ID:???
>372
こうなる?
              ∩
         ⌒⌒⌒ヽ
        (γツ゛゛゛゛ミ)
         ツ*▼∀▼, アソボー
    ⌒⌒ヽ  /つ | |
  (γノ|ノ)从)γ⌒⌒^'、 ダッコ♪
   ‖*‘ー‘,(γ^^^^^ソ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   /  つ  ヾ ; ゚ー゚ノ /  < ちょ、ちょっと操縦の邪魔しないでくれ…
  ⌒⌒ヽ/   ⌒⌒ヽ    \___________________前見えない…
(γノ|ノ)从)  (γノ|ノ)从)
‖*‘ー‘,/δ ‖*‘ο‘, ヒザノウエゲット
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/  つつ
         (~⌒)⌒)


383 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 13:54 ID:???
>>382
一人混じってル━━Σ(゚Д゚;)━━!


384 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 18:20 ID:???
ワラタ
やはりシャアはボケがよく似合う


385 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 18:35 ID:???
しかもハマーンカラー・・・
ZZがモウサごと爆砕したキュベレイの残骸を発見したりして・・・


386 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 21:58 ID:???
>>382 幸せなシャアの物語


387 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 22:02 ID:???
本当にこのスレのシャアって幸せそうだよな〜。


388 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 23:15 ID:???
幸せだけど、一番立場が低いという罠(藁


389 名前: 投稿日: 02/10/25 23:28 ID:???
アムロ「シャア喜べ!貴様の用にMSを作ってやったぞ!」
シャア「なんだ?やけに嬉しそうだな。」
アムロ「アクシズの廃棄物置き場をハロが見つけてくれたんだ」
シャア「(ああ、こいつはガラクタさえ与えておけばいいのか・・・・)」
アムロ「とにかく見てくれよ!最高の機体が出来上がったんだぞ」
シャア「あ・・・・ああ!」

アムロに誘われるままに格納庫を目指すアムロとシャア
格納庫でシャアが見たものは・・・・


390 名前: 389 投稿日: 02/10/25 23:37 ID:2eWSQd3j
シャア「こ・・・これは!」
アムロ「どうだ!気に入ったか?」
そこにあったものはかつて「シャアザク」の名称で敵からは恐れられていた機体であった・・・・一部を除いて。
シャア「足が・・・・・足が・・・」
アムロ「ああ、ザクタンクに改造されていたんでそこにあった足をつけたんだ。タンクの方が良かったのか?」
シャア「(この色・・・この形!!キュべレイではないか!!)」
いつの間にか行方不明となったかつての愛機とアクシズで再開したシャア。
しかし、誰にも気づかれないように格納庫の奥へと再び封印された事は言うまでも無い


391 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/25 23:59 ID:???
>>389
 スレ初期時の寡男ぶらりアクシズ二人旅を思わせるお話(w


392 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/26 00:03 ID:???
>382
サングラスのはみ出し具合からすると、シャアのサングラスを借りて
物真似しているプルの一人かもしれないが。
こんなマターリしているシャアを見たらナナイが泣きそうだ(w


393 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/26 00:34 ID:???
>>392 それも萌える!


394 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/26 00:38 ID:???
どうして小惑星でザクタンクが出てくるのかと小一時間

しかし面白いです。続けてください。


395 名前: 帰るべき場所(1/7) 投稿日: 02/10/26 01:14 ID:???
まだアクシズには先の戦いで撃破された戦艦やモビルスーツが振り落とされずに残っている。
そういった中から使い物になる物資を探すのもアムロの仕事だった。
シャアがガンダムに乗るのを頑なに拒むためだ。
因縁のある機体に抵抗があるのか、ただ仕事をしたくないのか。どちらかは判らなかったが。
破壊されたマシンの中には大概は乗員の死体があり、そんなところで物資を探す自分は
まるでハイエナのようだとアムロは思う。
だがアムロはこの作業が嫌いではなかった。生き抜く為に必要な行為。なんと云う事は無い。
また死体など疾うの昔に慣れた。
そして唯一ガンダムを操縦している時だけアムロは独りになれた。
「・・・ちょい右。そこをまっすぐ。5・4・3・2・1・0」
何度も通った坑道、目を閉じていても体が覚えている。アムロはゆっくり目を開けた。
モニターから見えるいつもとかわらぬ宇宙。あの時とは違う。
「・・・なにかのおまじないですか?」
いきなり声をかけられ驚くアムロ。振りかえるとそこにはノーマルスーツを着たプルHがいた。
「プルH! いつのまにガンダムに乗りこんだ!」
「たまには外の景色を見てみたかったんです。頼んでも乗せてはくれないでしょう?」
「君がこんなことをするとはね」
プルHはすこし変わっているが、聞き分けは良いほうだった。
「ずっとアクシズの中にいては息が詰まってしまいます。それよりわたしの質問には答えてくれないの?」
「おまじない・・・そうだね、そう思ってくれて構わないよ」
勝手なことをしたプルHに腹をたてたアムロが突き放したように答える。悲しげに目を伏せるプルHを見て
少しきつく言いすぎたかとアムロは後悔した。
「まあ、たまには良いさ」
そう言ってアムロはガンダムをアクシズ外周に沿って飛ばす。
自分を許してくれたことを感じのか、プルHがアムロの首に軽く腕を回し抱きつく。
感謝の気持ちか、それとも甘えてるのか。アムロには判らなかった。


396 名前: 帰るべき場所(2/7) 投稿日: 02/10/26 01:15 ID:???
プルHが一緒では探索は無理だな。少女に死体を見せるのはショックが大きいだろう。
そう考えアムロは探索済みのエリアを適当に流すことにした。
「やっぱり迷惑でしたね」
「そんなことは無いさ。それより前に座ったらどうだい」
サブシートを展開しプルHを座らせたアムロは、始めてνガンダムに乗った時、チェーンを
こうして座らせたことを思い出した。そのチェーンも、もういない。
漠然とチェーンのことを考えていたアムロだが、ほほを軽くつねられ我に返った。
「なんだい、プルH」
「女の人のこと考えてました。女性の前で、他の女の人のこと考えるの失礼です」
「ははは。済まないな、お嬢様」
こんな子供でも女というわけか。アムロは苦笑する。
「でも不思議な気がします」
「何がだい?」
「わたしはアクシズの強化人間。それが連邦のエースパイロットと同じコクピットにいる。もしかしたら
 戦場で会っていたかもしれないのに」
確かに女性パイロットの数は少ないが珍しいというほどではない。戦艦の乗組員なども含めれば
かなりの数の女性軍人がアムロの周りにいた。
セイラさん、フラウ、ミライさん、マチルダ中尉、ケーラ、チェーン。
アムロの脳裏に最初は生者の顔が、次に死者の顔が浮かんだ。そして最後に浮かんだ少女、ララァ。
ララァ、彼女の魂は遠く地球を離れたこのアクシズにも漂っているのだろうか。


397 名前: 帰るべき場所(3/7) 投稿日: 02/10/26 01:15 ID:???
「ごめんなさい。嫌なことを思い出させてしまって」
プルHの声に現実へ引き戻される。泣いている。背中を向けているので顔を見ることはできないが
アムロには判った。プルHのニュータイプ能力は高い。考えを全て読まれないまでも、自分の哀しみを
敏感に感じ取ってしまったか。自分の無神経さをアムロは恥じた。小さく震えるプルHの肩。
こんなときプルHの頭を撫で「大丈夫だよ」と安心させてやれればいいのだろうが、それをすることに
何故かためらいがあった。代わりにアムロはプルHに語りかける。
「さっきのおまじないだけどね」
「え?」
「一年戦争の最終戦・・・ア・バオア・クーから脱出するときを思い出してるんだ。
 ああやって呟いて外に出たら、あのときみたいにホワイトベースの皆が待っているんじゃないかと。
 馬鹿みたいだろ」
「ホワイトベース・・・第13独立部隊旗艦。知ってます、教育プログラムで習いました」
「おれにとってはホワイトベースはただの戦艦ではなかった。
 あそこはおれの家。そして乗組員は家族みたいなものだった」
「今のわたしたちみたいに?」
「そうだな。食事は作る側では無かったけどね」
そう言って笑うアムロ。つられてプルHも笑う。
そんなプルHを見たアムロは急にスティックを倒し、近くの坑道に入った。狭い坑道内を急速ですり抜けるガンダム。
「わわ」
いきなりの行動にプルHは驚く。緊張で体がピンと張っている。
「いきなり酷いです」
「退屈だと思ってね。スリリングだったろう?」
「もしぶつかったらどうするんですか。ガンダムが壊れたら大変です」
「おれが一番ガンダムを上手く操縦できるのさ」
「自惚れです」
「男はすこしぐらい自惚れてるほうがいい。昔、そう言われた・・・いてて」
今度はももをつねられる。なぜフラウが女性だとわかったのだろう? アムロは顔をしかめた。


398 名前: 帰るべき場所(4/7) 投稿日: 02/10/26 01:16 ID:???
「さて、もう戻るとするか」
酸素残量を示す針が半分まで下がっていた。二人だと酸素の減少が早い。酸素は貴重だ、無駄遣いは出来ない。
「待って。もう少し、もう少しだけ」
アムロは少し驚いた。プルHがわがままを言うのはめずらしい。ならば、もう少しつきあってあげてもいいだろう。
「しっかりつかまってろ、プルH」
ガンダムが再び坑道を抜ける。今度はプルHも驚かなかった。むしろ楽しんでさえいる。
事前に知っていればジェットコースターのようなものだ。しかも操縦しているのは地球圏で
十指にはいるパイロットだ。こんな安全なアトラクションも無い。
そうやって何度か坑道を抜けたときだった。
「アムロ、あそこ」
プルHの指差す先にモビルスーツらしき影。見落としか? 気をつけてはいたんだが。
アムロは自分の不注意を悔やんだ。せめて無人であるようにと祈る。
ゆっくりとガンダムを近づける。その機体を確認して、アムロは思わず笑ってしまった。
「どうしました? アムロ」
「ははは、あれはシャアのモビルスーツだ。ええと、何て言ってたかな」
「サザビーです」
「そう、サザビー。まったく、持ち主と同じでしぶとい奴だ」
「せっかくです。持って帰りましょう」
「そうだな。あいつにならシャアも乗るだろう」


399 名前: 帰るべき場所(5/7) 投稿日: 02/10/26 01:16 ID:???
サザビーにワイヤーを巻きつけ、曳航するガンダム。
「サザビー、直せますか?」
モニター越しにサザビーの状態を確認するアムロ。
左脚は大きく変形し、左腕も無い。また頭部も取れかけている。
「難しいな、損傷が激しい。特に動力パイプの損傷が致命的だ。スペアも無い」
こんなことになるんだったら、あの時もう少し加減しとくべきだったか。
いや、いっそのこと徹底的にやっておくべきだった。全く面倒ばかりかける男だ。
近いうちに理由をつけて分解する。パーツ取りくらいは出来るだろう。
それがアムロの出した結論だった。
「残念です。今度こそ金色に塗ろうと思ったのに」
金色・・・百式のことか。アムロは他に金色のモビルスーツなど知らない。
確かにあのカラーリングは最悪だった。カラバ時代、ハヤトとよく笑ったものだ。
「あまりシャアをいじめるなよ」
「だって・・・面白いんですもの」
こんな少女にからかわれるとは赤い彗星も形無しだな。思わず同情してしまうアムロ。
やはりサザビーの修理を考えてやってもいいかもしれないと少しだけ思った。


400 名前: 帰るべき場所(6/7) 投稿日: 02/10/26 01:16 ID:???
「良かった。いつものアムロに戻った」
「いつもの? どういうことだい」
「ガンダムに乗ったアムロ、すこし怖い人だった。いつもの・・・お母さんみたいな感じじゃなかった」
お母さんと言うのをプルHは少しためらった。
「まだ言ってるのか」
あの食事の一件以来、プルたちはアムロを母親扱いするようになった。何度か止めさせようとしたが
そのたび無駄に終わっている。
「でもみんながアムロはお母さんだって」
「シャアはお父さんかい? おれが女なら、あんな自堕落な男はごめんだけどね」
「ふふ、そうですね」
「君もおれのことをお母さんだと思ってるのかい?」
やはり母親扱いはショックだ。シャアが仕事をしないせいだ。戻ったら分担をやり直す。
最低でも掃除と洗濯だけは奴にやらせる。アムロはそう決めた。
「わたしは違います。どちらかというと・・・」
「お父さん?」
「・・・お兄さん・・・です」
それもどうだろう。シャアなら大喜びするだろうがな。複雑な心境のアムロ。
だが『おじさん』と言われるよりはましだ。そう気を取り直す。
しかし怖い人か。そういえばチェーンもおれのことがたまに怖いと言っていたな。
またチェーンのことを思い出していたアムロの脛を、プルHが思い切り蹴る。
3度目は無い、そう言う事か。痛みにうめきながら反省するアムロだった。


401 名前: 帰るべき場所(7/7) 投稿日: 02/10/26 01:17 ID:???
「アムロ、お願いがあります」
ようやく脛の痛みが引いた頃、プルHが言った。思いつめた顔。
「なんだい、プルH」
「おまじないのことです。もう止めてください」
他愛の無い行為だ。何故プルHはこだわるのだろう。アムロには不思議だった。
「あんなことを続けていたら、いつかこの宇宙に呑まれてしまうかもしれない。
 アムロの帰る場所はアクシズです。わたしたち・・・家族のところだけです」
そうか、そういうことか。自然にアムロの手がプルHの頭を撫でる。
「わかった。約束する」
掌越しに伝わってくるプルHの安堵。アムロの胸に久しく忘れていた安らぎが沸いてくる。
不思議な擬似家族。不本意だがしばらくは母親役も我慢してみよう。
しかしこのおれが母親とはな。人生、なにが起きるかわからないものだ。
思わず含み笑いをするアムロ。
「アムロ? 何がおかしいんです?」
不思議そうな表情でプルHがアムロを見た。
「いや、手のかかる子供が多くて困ると思ってね」
「ひどい。わたしは良い子です」
「どうかな。良い子は黙ってガンダムに乗ったりしない」
「アムロのいじわる」
「さあ、そろそろ戻ろう。今日のことは他のプルたちには内緒だぞ」
「ふふ、わかってます。そのかわり、時々はガンダムに乗せてくださいね」
これではシャアのことを笑えないな。アムロはまた苦笑した。


402 名前: 帰るべき場所(あとがき) 投稿日: 02/10/26 01:28 ID:pk0x7B0D
ようやくサザビーを登場させて、>>91とのつじつまを合わせられたかな・・・
今度は訂正は無いはず。そう思いたい


413 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/26 03:48 ID:???
「シャアの一日(朝編)」

シャアの朝は早い。早起きは苦ではない。軍隊暮らしの長い彼にとっては規則正しい生活は当たり前のことだ。
朝食はいつも彼が当番だった。当番の仕事といってもレーションを温めたりスパム缶を開けたりトマトを切ったりするしかない。
準備をしているうちにプルたちが起きだしてきて、最後に食卓に現れるのがアムロだ。

食後の片づけをするのがプル達で、その間にシャアとアムロが簡単な打ち合わせをする。
この日は水耕プラントでピーマンが一月ぶりに出来るので、シャアが収穫に行くことになった。
幸運なことにアクシズの水耕プラントのいくつかは使用可能のままで残っていた。
この水耕プラントのおかげでトマトやピーマンなど新鮮な野菜が定期的に供給され、
アクシズの14人はビタミン不足を免れている。

洗濯は最初シャアがやっていたが、今はプル達がやっている。コインランドリーなので簡単だ。
生活用水の使用量の制限もあって、以前からアクシズでは洗濯はコインランドリーしかない。
ほとんどの物資は連邦軍に接収されていたので、そのコインを集めるのが一苦労だったのだが。


422 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/26 14:13 ID:???
>420
アムロ「俺は何とかなるだろうが、お前はどうする。事によってはお前を連邦政府に引き渡さなければならないかも知れないぞ」
シャア「変装して、逃げ遅れた一ネオジオン兵とか言い張るかな。ひげを生やすのはどうだろう」
アムロ「ごまかせるのか?そんなに甘くはないぞ」
シャア「私は千の偽名と偽戸籍を持つ男だ。逃げ切って見せる」
アムロ(……おかげでスウィートウォーター占領まで足取りがつかめなかったわけだ)

UC100年代にザンスカール帝国を操ったカガチとか木星帝国のドゥガチ皇帝なんかを輩出したように、
木星船団は連邦政府からの独立性が強いから、シャアが意外にカリスマ扱いかも知れない。
しかし、祭り上げられたシャアにアムロやジュドーが反発してまた戦闘ってのも嫌だな。


424 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/26 14:26 ID:???
>>422

シャア「だいたい、アバオアクーからも、さらには百式から手がかり一つ残さず逃げおせた私が、察知されるようなへまをすると考えているのが甘い。
 例え、プル12(トゥエルヴ)がついていても、犯ってみせるさ」
アムロ「そうだな……
 って、貴様、その漢字はなんだ!!」
シャア「ち、ニュータイプはこれだから困る。漢字変換くらい見逃せ」



425 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/26 14:27 ID:???
ジュドーの好意で、密かにシャングリラで行くことになった14人。
ビーチャの勧めもあり、コロニーの片隅にジャンク屋を開く。

ある雨の日、テラスに二人の男が並んで座っている。
「二人ともー、そんなところにいると風邪ひくよー」
家の中から少女の呼ぶ声がする。だが反応は無い。
「もう、返事くらいしてよ・・・」
返事が無いことに不満そうに、一人の少女が男たちに近づく。
その時、右側に座っていた男の手が肘掛からずり落ちた。
「アムロ? シャア!?」
少女の声に驚いたのか、3匹の白鳥が水面を飛び立っていった。


426 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/26 15:02 ID:???
>>425
ヽ(`Д´)ノワァァン
そ、それは、悲しすぎる・・・・・
ありがちだけど・・・・

それに、まだ、そこまで行くには、早すぎるよ。
いくら通常の3倍男でも・・・・


427 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/26 15:17 ID:???
このままアクシズが木星に接近すれば、木星側から攻撃くらうんじゃない?
木星が太陽系最大の惑星でも小惑星(の破片)が落ちてきたらかなわんよなぁ…

アムロは特にそれを嫌がりそうだし。
アクシズから脱出するのは爆薬なり何なり仕掛けて質量を分散させてからかなー

シャア「行け、アクシズ! 忌まわしい記憶とともに!」
アムロ「俺は結構楽しかったけどね」
プルズ「(・∀・)激しく同意」

って先走りすぎか。
〜引き続きアクシズ14人家族をお楽しみください〜


428 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/26 15:24 ID:???
>425
もういい加減二人ともララァの影から解放してやれと小一時間(以下略)

シャア「アムロ、あんなところに白鳥が居るぞ」
アムロ「本当だ。野生の動物は居ないと思っていたのに」
シャア(‥‥‥)
アムロ(‥‥‥)
シャア「アムロ、今夜は焼き鳥だ!!」
アムロ「ヒャッホーィ!!」
白鳥「!!」Σ(゚∈゚)

冗談です。スマソ。


429 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/26 15:39 ID:???
>427
地球でアクシズの破片を落としかけたのは減速のしすぎで地球軌道の周回速度を下回ったからでしょ。
逆に言えば、進入角と速度をうまく調整してやれば、木星の軌道を周回する新しい衛星になるかも知れない。

それ以前に、アクシズの接近を木星の公転周期に合わせないと意味がないな。


430 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/26 15:48 ID:???
衛星をバランスよく配置するというのは難しいもんだ。
http://ime.nu/www.colorado.edu/physics/2000/applets/satellites.html


438 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/26 18:54 ID:???
>>432

プルI「あえて言おう、すかであると!!」
シャア「!!く、今日のところは引下がっておこう。だが、このままでは終らンよ」
プルI「くくくく、赤い彗星も地に落ちたモノだ」
アムロ、エプロンで手をぬぐいつつ現れる
アムロ「なんの話をしていたんだ」
プルI「アムロのパンツはブリーフよりもしまパンがふさわしいと言う話」
アムロ「……」

こんな感じだろうか?



445 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 00:10 ID:???
「シャアの一日(昼編)」
昼食は、収穫してきたばかりのピーマンを使って、シャアが腕を振るった。
チンジャオロースーだ。

アムロ「これが?」
シャア「チンジャオロースーだ」
アムロ「スパムのピーマン炒めは、チンジャオロースーとは言わないぞ」
シャア「アクシズではそう言うな」
アムロ「嘘をつけ!」


446 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 00:39 ID:???
>>425さん
ごめん、ちょっと続き書いてみちゃったyo。
(1/2)
羽ばたきの音に混じって、ふぇっくしょい!という間の抜けたくしゃみをしたのは
シャアだった。その余りの煩さに薄っすらと目を開けたアムロが不機嫌そうにそちらを
見る。
「なんだ…煩いな」
「アムロ! シャア! よかった…びっくりしたよぅ」
半べそをかいて首根っこに齧りつくプルLの頭を撫でていたアムロがプルFの声に振り
向いた。
「だからそんなとこで寝てたら風邪引くよっていったのに。気をつけないと二人とも
もう年なんだから、特にシャアは」
「うぐっ…」
プルFの鋭いツッコミに言葉を失ったシャアを気遣うようにプルCが床に落ちていた
ひざ掛けを拾い上げ、そっとかけ直した。
「プルLはいつも怖がってたんだ、二人になにかあったらどうしよう、って。俺たち
みんなそうだけどさ」
そういいながら同じ様に少し不安げな顔をするプルGにアムロは答えた。
「心配しなくていい、そりゃ人間はいつかは別れなければならない時が来るけど…
それまではずっとプルたちの側にいるよ。な、シャア。そうだろう?」
もっけの幸いとばかりにプルCを膝に抱き上げようとしていたシャアの向う脛に容赦
ない蹴りを入れつつ、アムロは同意を求めた。
「痛っ! も、勿論そうだとも…(こら、アムロ。もう少し手加減したらどうだ)」
「判っただろ? ほら、中に入ろう、でないとプルたちの方が風邪を引いてしまう」
あまりの痛みに思わず涙目になりながら自分を睨みつけるシャアを他所にアムロは
プルたちを促して、屋内へと入った。




447 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 00:41 ID:???
(2/2)
「大丈夫?」
ひざ掛けを畳みながら気の毒そうに尋ねるプルCの頭に手を置き、シャアが微笑み
かける。
「大丈夫だ。ほら、中に入らないと…」
「シャア! いい加減にしろ」
再び開いたドアから間髪入れずアムロの怒鳴り声が聞こえてくる。プルCは肩を竦め、
シャアを見上げて笑う。
「怒られちゃったね?」
「私がな。いいから先に行きなさい。私も直ぐに行くから」
シャアに背中を押され、プルCがアムロの側をすり抜けて屋内に消えた。
「さっさと入れ、そこの年寄り」
「誰が年寄りだ。君とは5歳しか違わんだろう」
アムロの憎まれ口に言い返しかけたシャアがまたくしゃみをひとつ。
「言わんこっちゃない。いいからさっさと…」
「入ってこないと風邪ひいちゃうよ?」
アムロの脇からひょこんと顔を覗かせたプルCが、小さく手招きしている。
苦笑いを浮かべたシャアは二人に呼ばれるまま、薄暗いテラスを後にした。

 
勝手に書いちゃってスマソ。




454 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 02:24 ID:???
中だるみだなあ。みんなネタ出そうぜ。

「B作戦」その1

みんなが寝静まった夜。
…実際にはシャアとアムロが交代でアクシズの進行状態をチェックしているので、
今のアクシズで「みんなが寝静まった」状態はないのだが、それはともかく。
消灯時間のはずのプル達の寝室に明かりが灯ると、12人のプルはその明かりの周りに輪になって座った。
プルJ「みんな準備は良いか?時計の時間を合わせよう」
プルG(みんな同じ電波時計を持ってるんだから、時間合わせの必要なんてないのに)
プルE(…プルJの気分の問題よ)
プルG(そんなものかねえ)
他のプル達より訓練期間が長かったプルJは、アクシズの古参兵が作戦前の時計合わせをしているところを見たことがあった。
自動的に時間を調整する電波時計が主流だから、時間合わせは無意味な行為だ。愚かな事だとグレミー・トトは笑っていた。
実際意味はない。時計を合わせるのが目的ではない。部隊の仲間達の呼吸を合わせるための儀式のようなものだった。
プルJにはその古参兵達の儀式が格好よく見えた。グレミーへの生理的な反抗心もあったろう。
そういうわけで、プルJはこの儀式をやってみたかったのである。
プルJ「それでは、アクシズ時間10月28日フタマルフタマルをもってB作戦を開始する!」
プルF(要するに、お二人の誕生日のサプライズパーティの準備なんですけどね)

注:アムロの誕生日は11月4日、シャアの誕生日は11月17日です。


455 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 02:45 ID:???
「B作戦」その2

妙に気合の入りまくったプルJの号令で、B作戦は始まった。
プルA「誕生日といえば、ケーキ、ケーキ♪」
プルB「お前が食べるわけじゃないんだぞ」
ヤレヤレという表情のプルBに構わず、プルAは用意していたお菓子のレシピの本を取り出した。
プルA「どんなケーキがいいかな?」
プル達は何百もあるケーキのレシピを吟味した。
本格的な料理を作ったことのない彼女達にはロールケーキもショートケーキも、
ティラミスもミルフィーユもチーズケーキも、フルーツケーキもカップケーキも未知の世界だ。


456 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 03:01 ID:???
「B作戦」その3

ケーキのレシピ本を読み出して2時間。
深夜の寝室で、プル達は頭を抱えていた。
ケーキを作るのに欠かせない卵が、今のアクシズにはないのだ。
考えてみれば、今まで一度も食卓に卵が出てきたことはない。
昔はアクシズにも養鶏場があって卵は手に入ったが、今は自分達とシャア・アムロ以外の生き物さえ居ないのだ。
プルL「これじゃケーキ作れないかも…」
プルI「泣き言を言わないで。必ず方法はあるはずよ」
半ベソをかくプルLを冷静沈着なプルIが叱咤した。
プルI「アクシズでは卵は高級品だった。卵を使わないケーキの作り方もあるはずだ」
(作者注:実際、卵アレルギーの人向けに卵無しのケーキはあります)
プルK「これは、卵は要らないみたいですね」
プルD「なになに…、材料は暑苦しい忠誠心、侍魂、MSの操縦技術、銀髪、ちょんまげ、ど根性、四字熟語…何だこりゃ」
プルE「……印刷ミスね」
そう結論付けたプルEは、「ガトーショコラ」の次にあった「アナベル・ガトー」のページを破り捨てた。


457 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 03:11 ID:???
               γ⌒⌒^'、
           (⌒\(γ#^^^^^| 
            \ヽヾ  ゚ー゚ノ
             (m   ⌒\
              ノ    / /
              (   /ノハλ)
           ミヘ丿 ∩∀▼;)
            (ヽ_ノゝ _ノ


458 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 03:15 ID:???
>457
おお、アムロの十八番、マウントポジションでタコ殴り!


459 名前: 454さんの途中ですみません 投稿日: 02/10/27 03:21 ID:???
連打
        丶    γ⌒⌒^'、
         ヽ\\ヽ(m# ^^^^|/m)//
         \ (m ヽ(#゚ー゚ノ/m)/
          丶\(m\  m)//
           (m\(m (m m)/
              ( (m /ノハλ)
           ミヘ丿 ∩#∀▼||l
            (ヽ_ノゝ __ノ


460 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 03:21 ID:???
>>B作戦
イイ!
しかし、ガトーショコラの次が何故アナベル・ガトーなんだと小一時間(以下略)
ところで、アクシズではプリンはどうやってプリンを作ってたんだろう?
(牛乳も卵も無いだろうからプリンの元?)



461 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 03:33 ID:???
>460
「B作戦」は今回はここで中断ですが、長編の予定です。
プル達の初めてのケーキ作りとかも書かないと話になりませんからね。

プリンはプリンの素を使ったんでしょうね。水だけでOKでしたっけ?
ニワトリがいないので卵は(加工済み以外は)無いということにしましたが、
牛乳は冷凍保存とか粉乳がレーションについているとかいうことにして下さい。


462 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 03:44 ID:???
プリンは手作りだったのかΣ(゚д゚ )!?
そっちの方が驚きだ。
ママはおやつまで作ってくれてたのか…。


463 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 03:50 ID:???
>>461

シャア「うむ、今日の収穫はこのケーキの元各種詰合わせセットが1ダースか。これならプル達も喜ぶだろうな」

って感じで、シャアがどっかから水だけで作れるケーキの元を発掘してくる可能性もアリマスな。
もしくは、ホットケーキでバースデーケーキ?
なんにしろ、続き期待してます♪


464 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 04:10 ID:???
ホットケーキミックスって要卵ですよ。
宇宙世紀のホットケーキミックスは高性能という事か。

あ、でもホットケーキミックスがあれば卵ナシでもスコーンやカップケーキは作れるな。


465 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 05:20 ID:???
>>459
シャア死にそう(藁
1stラストのフェンシング対決でもだけど、
アムロって生身の格闘でもシャアに負けたことないんだよな。引き分けか?


466 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 12:49 ID:???
シャアはマスクが無ければサーベル眉間貫通
アムロは実際に肩を負傷
結果としての負傷の度合いはさて置き
剣技の勝負としてはアムロの勝ちと思う


473 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 17:21 ID:???
場つなぎネタ
「UC0085 シャイアン脱走作戦」

       . /⌒\..  __
      .//( 人  )//Wλiヽ
  __[//_ )‘ー‘/[] (゚ー゚*ノ,,ゝ γ⌒^'、←トランクに潜伏中
 lロ|=== |ロロ゚| ̄ ̄| ̄ ̄ ̄∪| ̄ ̄ ̄ ̄||.
 | ∈口∋ ̄_l__l⌒l_____|___l⌒l___||   
   ̄ ̄`ー' ̄   `ー'  `ー'   `ー'

旅行者の車に潜んでシャイアンを脱走しようとしたアムロだったが、この試みは失敗に終わる。

アムロ「何でお前がそんなこと知ってるんだよ」(;´Д`)
シャア「私は何でも知っているのさ」(▼ー▼)←アムロ研究歴14年


474 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 17:36 ID:???
>>462
自分もプリンはレトルトだと思ってた...
マジでアムロママ倒れちゃうよ(w


475 名前: コインランドリーの謎 [1/5] 投稿日: 02/10/27 17:57 ID:???
遊び盛りのプルたちは一日中アクシズの中を走り回っている。
今日もプルAとプルDが普段着にしているブルマーをふざけている間に破いてしまったので、
アムロは夜更かしして破れたブルマーを縫っていた。

シャア「アムロ、昼間も機械いじりをしていることだしもう疲れたろう。
    後は私がやっておいてやるからもう休んだらどうだ?」
アムロ「いや、結構だ。お前にブルマーなど渡した日には何をするかわかったものじゃないからな」
シャア「なっ、何を言うか!人が親切心で言ってやったというのに!
    別に私はプルのブルマーでハァハァしようとか頭にかぶってみたいとかそんなことは一度も・・・ハッ!!」

               γ⌒⌒^'、
           (⌒\(γ#^^^^^| 
            \ヽヾ  ゚ー゚ノ
             (m   ⌒\
              ノ    / /
              (   /ノハλ)
           ミヘ丿 ∩∀▼;)
            (ヽ_ノゝ _ノ

アムロ「まったく!貴様の考えていることなどお見通しだ!!くだらない事を考えていないでさっさと寝ろ!!」

と、アクシズでの見なれた光景が繰り返されているとプルIがやってきた。


476 名前: コインランドリーの謎 [2/5] 投稿日: 02/10/27 17:58 ID:???
コインランドリーの謎 [2/5]

プルI「アムロ、少し話があるのだが、いいか?」
シャア「なんだ?体調が悪いと言うなら私が診察して・・・ドグシャァ!!」
アムロ「どうしたんだい?プルI」
プルI「・・・・・、コインランドリーのことなのだが、コインの数が合わないのだ。
    他のプルたちにも聞いたのだが誰も知らないと言う。
    アムロは何か洗濯していないか?」
アムロ「いや、洗濯は全部プルたちにまかせているよ。
    シャアはどうだ?・・・・って返事ができる状態では無いようだな」
プルI「血が出ているようだが・・・・大丈夫なのか?」
アムロ「平気だ、この程度で死ぬような奴じゃない。
    目が覚めたらシャアにも聞いておくよ、今日はもう遅いからおやすみ」
プルI「分かった、では先に休ませてもらう。おやすみアムロ」

数時間後、、、

シャア「うぅっ、アムロめ、ちょっと冗談を言ったくらいで本気で殴りおって。
    5時半だと!?もう朝ではないか!・・・ハッ!!プルのブルマーは!?」
シャア「あるわけ無いか・・・。仕方ない、部屋に戻って寝なおそう・・・」

広間を出て自室へ向かっていると、廊下の先を小さな影が横切った。

シャア「こんな時間にいったい誰が・・・?あの大きさからするとプルのうちの誰かだろうな。
    このアクシズにいる間は私もプルの保護者だ、見届けねばなるまい!(プルの秘密(;▼Д▼)ハァハァ)」

周りを気にしながらこそこそと行くプルの後をつけていると、コインランドリールームへ入っていった。

シャア「あれはプルL・・・、シーツのようなものを持っているがこんな時間に洗濯か?」

開いたままのドアからそっと覗くと、プルLはコインを使って洗濯を始めるところだった。


477 名前: コインランドリーの謎 [3/5] 投稿日: 02/10/27 17:58 ID:???
プルL「ぐす・・・、またおもらししちゃったよぅ・・・。
    みんなはだいじょうぶなのになんでプルLだけ・・・」
シャア「(;▼Д▼)!!!!!!!プッ、プルLのおもらしだというのかああああ!!!!!!」
プルL「あっ!シャア!!」
シャア(しまった、つい口に出して・・・)
シャア「や、やあプルL、随分早いな・・・こんな時間にどうしたんだい?(*▼Д▼)ハァハァ」
プルL「あうぅ・・・シャアおねがい・・・だれにもいわないで・・・」
シャア「ん?言わないでって何のことかな?(*▼Д▼)ハァハァ」
プルL「あのぅ・・・そのぉ・・・」
シャア「分からないな、プルL。用が無いのなら私はもう行くが(*▼Д▼)ハァハァ」
プルL「・・・・おねしょ・・・」
シャア「おねしょがどうしたって?(*▼Д▼)ハァハァ」
プルL「プルLのおねしょのこと・・・だれにもいわないでぇ・・・」
シャア「ああ!!何だ、そんなことか・・・(キタ━━━━━━(▼∀▼)━━━━━━ !!!)
    勿論誰にも言わないよ、安心するがいい」
プルL「ほんとに!?シャアありがとうぅ・・・」
シャア「ははっ、泣くなよ。大切なプルLのためだ、当然だろう?
    そうだ、今度またおねしょしてしまったらシーツや下着を私のところに持ってきなさい。
    私がみんなに内緒で洗っておいてあげよう」
プルL「・・・・・・・・・・・・・・」
シャア(うっ、さすがにこれは露骨だったか!?)
プルL「・・・・・・・・シャア、だいすき・・・・」

(*▼Д▼)!!!!!;あおひん;えおいあvまお;しええふぁnyr;あ、あ;ごあ!!!!!!!!


478 名前: コインランドリーの謎 [4/5] 投稿日: 02/10/27 18:00 ID:???
シャア「よっ、よし。あのシーツは私が後でこっそり届けてやるからプルLは先に帰っていなさい」
プルL「ありがとう、シャア!!じゃああさごはんのときにね」
シャア「ああ、朝御飯の時にな・・・」
アムロ「朝御飯の時に、何だ?」
シャア「ハッ!!きっ、貴様何故ここに!?」
アムロ「ちょっと酷く殴りすぎたと思ってな・・・心配になって見にきたらこのザマだ」
シャア「違う!!待てアムロ!!何度も言うが私は常に100%純粋に親切心でだな!!!」


        丶    γ⌒⌒^'、
         ヽ\\ヽ(m# ^^^^|/m)//
         \ (m ヽ(#゚ー゚ノ/m)/
          丶\(m\  m)//
           (m\(m (m m)/
              ( (m /ノハλ)
           ミヘ丿 ∩#∀▼||l
            (ヽ_ノゝ __ノ


479 名前: コインランドリーの謎 [5/5] 投稿日: 02/10/27 18:01 ID:???
朝食時

プルL「あれ?シャアがいないよ」
プルF「あんなロリコン親父ほっときなさいよ、せっかくの朝食が冷めるわ」
プルG「俺シャアの分も食っちゃおっと」
プルL「はぅ・・・、ねえアムロはシャアしらない?」
アムロ「さあねえ、シャアのことだからどうせ寝坊してるんじゃないか?」
プルL「そっか・・・」
アムロ「そうだ、プルL、おねしょのことだけど気にする必要は無いよ」    
プルL「えっ」
アムロ「誰だって経験することだし、他のプルには俺からよく言っておくから馬鹿になんかさせやしないよ」
プルL「・・・・うん、ありがとうアムロ」


その頃、人知れずコインランドリールームで動く洗濯機があった。
ひび割れたサングラスをその足元に置いて・・・。


486 名前: 1/4 投稿日: 02/10/27 21:30 ID:???
アムロは日課の探索に出かけた。ガンダムを軽やかに操り
狭い坑道を右に左に駆け抜ける。
アムロ「!?…アレは?」
ガンダムのモニターに生体反応アリと現れたのだ。ズームすると
赤いノーマルスーツが確認できる。向こうもアムロに気付いたようだ。
近づき、ハッチを開け確認するとプルBだった。
アムロ「プルBか…こんな所で一人で何してるんだい?」
アムロは優しく話し掛けた。
プルBはブースターを上手に噴かすと、ハッチまでやって来た。
プルB「探索さ…モニターじゃ確認できない物を肉眼でなら見つけられる
かも知れないだろ?現に…ほら!食料缶を見つけた。」
そう言ってプルBは缶詰を3個ほどアムロに差し出した。
アムロ「すまないな…気を使わせて。本当なら僕ら大人がしっかりして
君等に苦労を掛けないようにしなけりゃいけないんだが…」


488 名前: 2/4 投稿日: 02/10/27 21:31 ID:???
プルB「大人とか子供とか言ってられる状況じゃ無いことは理解して
いるよ。アムロが頑張っている事も分かってるし。あたしは自分が
出来る事をしているに過ぎない。」
アムロ「プルBは大人なんだな…30過ぎたシャアなんかよりずっと」
そう言うとアムロはにっこりと微笑んだ。だが、プルBが何か心の
奥に隠しているのを感じていた。
プルB「そんな事は無いよ…」
プイと他所を向いてプルBは言った。きっと顔が赤らんでいるのだろう。
照れているのだ。
アムロ「さて、もう少し探索しなきゃ。プルBはもう戻った方がいい。
みんなでゲームをやっていたから一緒に楽しんでおいで。シャアがカモに
されていた。プルBもかっぱいでやればいい」
プルB「…うん…」
そう返事をしたものの、プルBは浮かない顔をしていた。


489 名前: 3/4 投稿日: 02/10/27 21:33 ID:???
アムロ「どうしたんだ?誰かと喧嘩でもしたのかい?」
プルB「そんなんじゃ無いよ。みんな仲良しだ。でも…」
アムロ「でも…?」
プルB「あたしは…実は…長時間みんなで和気あいあいって雰囲気が…苦手
なんだ。時々無性に一人になりたい時がある。そんな時に探索をしてる…
あたしは異常なのかな?アムロ」
アムロ「異常なんかじゃないさ。僕だって一人になりたい時がある。ここ
だけの話だが、そんな時は僕も探索しているんだ。人間は皆違うんだ。
一人一人。大勢の人が苦手な人がいてもおかしいことじゃ無いんだよ」
プルB「…うん!」
プルBは満面の笑みを浮かべた。
アムロ「だけどいいかい?一人であんまり遠くに行っちゃいけないよ。
危険な所は一杯あるんだからね。君に何かあったらシャアも悲しむし
プル達も悲しむ。勿論、この僕もね…」


490 名前: 4/4 投稿日: 02/10/27 21:35 ID:???
プルB「ああ。気をつけるよ。」
アムロ「じゃぁ今日はガンダムに乗って一緒に探索するかい?」
プルB「一緒に乗っても…いいのか?」
アムロ「ああ…構わないよ。さぁおいで」
そう言ってアムロはサブシートを展開したが、プルBはちんまりと
アムロの膝の上に乗った。アムロは苦笑した。
アムロ「ま、いいか…」

アムロがプルBと戻ると、シャアは素っ裸だった。
アムロ「…何をしているんだ?貴様は!」
シャア「ク…!プル達が強くてな…身ぐるみはがされてしまったのだ!」
アムロ「…情けない奴…」


498 名前: 2/1 投稿日: 02/10/27 22:56 ID:???
プルD「アムロー、ねぇ、一緒にトランプやろうよ」
 食器の片付けをやっているアムロに、お風呂上りで下着姿のプルDがトランプ片手に駆け寄ってきた。
アムロ「トランプ?・・ああ、後でね」
プルD「やったーー!、トランプ♪トランプ♪」
 アムロの周りをピョコピョコ飛び跳ねる。
アムロ「ほら、ひっぱるな」
プルD「あ、プルKだ!」
 分厚い本を大切そうに抱えて歩いている寝巻き姿のプルKを見つけ、呼び止めた。
プルD「プルK,一緒にトランプやろうよ!」
プルK「えっ・・えっと・・・」
 アムロの顔をちらっと見る。アムロは苦笑する。
プルK「ええ・・・いいですよ」
プルD「やったーーっ!」
シャア「・・私も参加していいかな?」
 どこからともなくシャアが現れた。話を聞いていたらしい。
プルD「だめ!」
シャア「ガクッ!」
プルD「うそうそ、いいよ!」
シャア「(ク・・・このシャア・アズナブルを翻弄するとは・・・
    まあよい・・アムロ、今日までの屈辱をはらさせて貰う!頭脳戦では負けん!)」
 シャアの目がめらめらと燃えていた。それと同時にプルDの下着姿にも萌えていた。
シャア「(ヨウジョノ純白パンティ(;▼Д▼)ハァハァ)」
 ゴツッ!
アムロ「ほら、早く着替えてきなさい」
プルD「はーい!」
 あまりの痛みにうずくまるシャア。炎はさらに燃え上がるのだった・・。


499 名前: 2/2 投稿日: 02/10/27 22:58 ID:???
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シュッ・・・
プルK「・・シャアさん・・・それババですよ」
シャア「(くっ・・またかっ)」
プルD「やったーーっ!シャアがまたババ引いたー!」
 アムロどころかプルたちにさえ勝てず、6回連続でビリになるシャア。
プルD「・・・・これかな?・・・やった、いっちばーーん!」
シャア「(なに!?)」
プルK「えっと・・・私も上がりです」
シャア「(なんてことだ・・)」
 ジョーカーとスペードの1がシャアの手元に残っている。
 ということはアムロが持っているのはなにかしの1だ。
シャア「さあアムロ、引くがいい」
アムロ「言われなくたって!」
 アムロは迷い無くシャアの持っているスペードの1に手を伸ばす。
 しかし、シャアは頑なにカードを離さない。
アムロ「(なっ!・・・貴様ほどの男が、なんて器量の小さい!)」
シャア「(・・・私に道化を演じろというのか?)」
アムロ「(俺に順番が回ってきただけだ。シナリオを書き換えたわけじゃない)」
シャア「(くっ・・アムロ・・・)」
アムロ「あ、あれはプルH」
シャア「なに、どこだ!?」
・・スッ・・・
 シャアが気をそらしたうちにスペードの1を掠め取る。
アムロ「俺も上がりだ」
プルK「えっと・・これでシャアさんは7回連続で最下位ですね・・」
シャア「(何故だ・・何故勝てんのだ・・・!?)」
 カードに集中するあまり、アムロやプルたちに殺気を感じ取られてしまっている
のを、シャアは知るよしもなかった・・・・


500 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 23:15 ID:???
なにがすごいって、アムロの声が古谷徹でちゃんと聞こえてくるのがすごい。


501 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 23:29 ID:???
>500ゲトおめ。
同意だが、それに関しては我々の脳の構造も重要な要因であると思われるが。

あと最近のシャアがヘタレ一直線なので少々挽回を期待。


502 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/27 23:44 ID:???
そしてシャアとプルズの声もそのまま聞こえる罠。
この板の住人はそのくらい自動で変換できなければ始まらんのです。


503 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/28 00:21 ID:???
正直アムロとシャアの声は細胞レベルで脳内に刻まれてるガノタは多いとみた。


504 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/28 01:05 ID:???
>>498
大した事じゃないんだが、1/2では?
揚げ足取りでスマソ


505 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/28 02:17 ID:???
>>499とか読んでると、シャアとアムロがニュータイプって設定がうまく
生かされてるな、って思う。トミーノもまさかこんな使われ方されるとは
思ってなかったろうけど。



506 名前: 1/2 投稿日: 02/10/28 04:20 ID:???
夜中にアクシズを徘徊する黒い影がひとつ
シャア「たしかこのあたりに・・・・あった」
シャワールームの片隅に仕掛けられたビデオカメラを回収するシャア
シャア「まさか私が13年も前に仕掛けていた物がまだ残ってようとはな・・・」
さすがに錆が出てきているところも有るが中のHDは無事のようであった。
シャア「仕方が無い・・・・カメラの方はアムロに修理してもらうか。」
上手い言い訳を考えつつアムロのもとに急ぐシャアであった。


507 名前: 2/2 投稿日: 02/10/28 04:31 ID:IPbwgcD7
アムロ「修理は一応できたぞ。」
シャア「すまんな。これでプル達の遊ぶところを撮ってやれる。」
(ふふふ、こんな嘘にだまされるとは・・・・・)
アムロ「安心しろ。盗撮には使えないようにしてある。」
シャア「別にそういうつもりは無い・・・・・・」
(ミネバとハマーンで充分さ。)

数分後、グレミーとマシュマーの裸がHDの大半を占めていた事を知るシャアであった。
「なんだこいつ等は!?ええい!ミネバを映せ!」


513 名前: ママが倒れた日(1/6) 投稿日: 02/10/28 08:46 ID:???
その日もいつもと変わらない朝食の風景から始まる…はずだった。
C「アムロこないねー」
H「いつもにもましてお寝坊ですね」
A「はいはーい!私起こしてきまーす♪」
G「あ、早っ。もう見えないでやんの」
しばらくすると、行きと同じようにバタバタとあわただしく走る音が聞こえてきた。
F「プルA、食事中よ。埃が立つじゃない」
E「…いつものこと」
しかし部屋に飛び込んできたプルAはいつも通りではなかった。
真っ赤な顔をくしゃくしゃにして、目には涙を浮かべていたのである。
シャア「どうしたのかね!?」
さすがに驚いたシャアは席を立ちプルAに駆け寄った。プルAは懸命に答えようとしてるようだが、泣いている上に動揺していて、何を言っているか要領を得ない。
B「アムロを起こしにいったんだろう?」
K「何かあったんですか?」
プルAとシャアを取り囲んだ、他のプル達にも動揺は伝わっていく。
恐怖に敏感なプルLなどは、パニックが伝染してすでに泣きはじめていた。
シャア「落ち着きたまえ君たち。私が見に行くから大丈夫だ。それに、私たちの内の誰かに、本当に重大なことが起きれば…多分君たちにはわかるだろう?」
シャアはアムロに叱られてばかりのくせにいつでも自信たっぷりだが、それが今はプル達を安心させていた。
みな、シャアの言う通りだと思った。


514 名前: ママが倒れた日(2/6) 投稿日: 02/10/28 08:46 ID:???
結局シャアは12人のプルを引き連れてアムロの部屋に向かう事になった。
シャア「アムロ、入るぞ。一体プルAに何を…」
アムロ「☆◎÷∬♭℃@◯〒£‰※〜〜(貴様と一緒にするなと言いたいらしい)」
シャア「はあ?どうしたんだね君は?」
アムロ「∇♪$£†ρ∪★○※&#〜〜(プルAがパニックを起こしていたから騒ぎになるとは思っていたが)」
シャア「何を言っているかわからん! なんだ?熱があるのか?」
D「アムロ病気なの!?」
プルDの叫びをきっかけに、ドアの外から不安げに部屋を覗き込んでいたプル達が、いっせいにアムロのベッドの周りに雪崩れ込んできた。
L「ママ死んじゃヤだよう〜」
J「馬鹿なこというなっ」
A「うわぁあああん」
プル達が収拾つかなくなりはじめているのを尻目に、シャアは『家庭の医学アクシズ版』の入った端末を取りに部屋を出た。


515 名前: ママが倒れた日(3/6) 投稿日: 02/10/28 08:47 ID:???
シャア「つまりは過労だな」
『家庭の医学アクシズ版』片手にシャアが下した診断である。
シャア「発熱はあるが、咳はなし。喉・鼻に異常は見られない、と。君、軍人が体調管理もできないのはいただけんな」
アムロ「∪★○※&#っ(誰が一番(略)」
I「ならば大事ではないのだな?過労ならば栄養をとってよく休めば回復するはずだ」
シャア「その通り。栄養剤を与えてこのまま寝かしておけばよかろう」
L「ひっく…私ママの看病する」
E「私も…」
全員が看病すると言い出しかねない状況に待ったをかけたのはプルKだった。
K「でもみんなでアムロのそばにいたら、落ち着いて休めないでしょう?何よりアムロのしていたお仕事は誰が代わるの?ご飯だって私たちで作らなくてはいけなくてよ」
G「そっか。第一仕事しすぎでこうなったんだろ?シャアはピンピンしてんのになあ」
シャア(…余計なお世話だ)


516 名前: ママが倒れた日(4/6) 投稿日: 02/10/28 08:48 ID:???
さて、それからが一騒動。
アクシズの航路調整や水耕プラントのメンテなど、管理部分でプル達では手を出せない部分をシャアが引き受け、少女たちは掃除や洗濯を分担することにする。
なにせ14人分の家事である。慣れない上に膨大な量の洗濯物。
誰かが「一回に沢山洗えばコインの節約になるよ」と言えば、沢山詰めすぎからんで洗濯機はストップ。洗剤は入れすぎで床は泡だらけになったし、ぎゅうぎゅうに詰めた乾燥機は途中で膨らんだ衣類に押されて蓋が開き、せっかく乾いた服が濡れた床にダイビングしていった。
F「…洗い直しですね」
12人「はぁ…」
………
I「溜息をついてもはじまらん。少なくとも、同じ失敗を繰り返さぬようにしよう」
プルIの発言を合い言葉に、掃除班と洗濯班に分かれ12人は再び家事に取り組んでいった。
絡んだ服をほどいた時に破けた所を繕うことも、誰も上手くできなかった。
アムロがしていたのを思い出しながら、本を頼りに針を使おうとするけれど、誰も裁縫なんかしたことがないのだ。
そんなことは誰も教えてくれなかった。強化人間のクローン兵には覚える必要すらないことだった。
少なくとも今までは。

昼食はシャアと一緒に作った。少女たちだけで厨房を使わせるのは危ないとシャアが判断したからだ。
いつもは昼食と夕食は限られた材料を少しでもおいしく食べようと、アムロが工夫を凝らしてくれる。
だが、残念ながらシャアとプル達ではそこまでの腕は期待できない。
プルHはプルEが本当に悲しんでるのを感じてそっと慰めた。
寝込んでいるアムロには、ちゃんと栄養があっておいしい物を作って食べさせてあげたかったのだ。
プルHも、同じ気持ちだった。


517 名前: ママが倒れた日(5/6) 投稿日: 02/10/28 08:49 ID:???
いささか沈んだムードで食事を終えた12人は、残った家事をこなすためにそれぞれ散っていった。
プルJだけが、洗い物も終わった厨房からシャアが離れないのをみて、こっそりと残った。
J「あの。大佐、何してるんですか?」
シャア「デザートだよ。今日はプリンの日だろう?」
J「アムロがいないから今日はなしだと思ってました…」
シャア「ふん、やってみるさ。私にだってこれくらいはな」
シャアはあらかじめ調整されたプリンの素をボールに移し、分量分の水をそそごうとした。
J「あっ」
シャア「?」
J「大佐、水じゃなくて」
シャア「間違ってるのか?作り方にはまず水で溶いてと書いてあるが」
J「アムロはいつも粉末乳を水に溶かしたので煮込んで作ってたんです。その方がおいしいからと」
シャア(あの男そんなことまでコダワリを…。マメと言うか凝り性と言うか)
J「あ、あのっ。自分も手伝います!プリンならいつもアムロが作っているのを見てたし!」
シャア「そうかね。では早速その粉末乳とやらがどこにあるかなんだが」
J「はい!わかります!!」
プルJは顔を輝かせてシャアの手伝いをはじめた。シャアと二人で料理をするのが嬉しいし、なんだかシャアも楽しそうにしている。
こんな幸運が訪れたのはアムロが病気になったおかげかな、とちらと考えて、プルJはあわててその考えを打ち消した。
ごめんなさい、アムロ。今のは嘘です。アムロが病気じゃない方がずっといいです。


518 名前: ママが倒れた日(6/6) 投稿日: 02/10/28 08:50 ID:???
《栄養があっておいしい》プリンは、熱で食欲の減退したアムロにも食べられるものだった。
その日の夜、プルIによって緊急家族会議が招集され、提案された14人全員による家事の分担案は満場一致で可決された。
(シャアが渋い顔をみせたのは当然のごとく黙殺された)
こうして回復したアムロは、少しだけ家事から解放されたのである。



519 名前: ママが倒れた日/あとがき 投稿日: 02/10/28 08:51 ID:???
このお話は、シャアがなんぼか料理をしたり、
プルsがお手伝いをはじめる前のお話だと思ってください。
それでも辻褄があわなさげな所があったらさっくりスルーしてください。

ほんとはクレイマー・クレイマーねたやろうかと思ってたけど
アクシズ卵ないし(w


530 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/28 19:11 ID:???
表に出れば有能な政治家であり優れたMSパイロット、しかしいったん家に帰ればダメな
パパってわけか。いいキャラクターだな。


531 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/28 19:40 ID:???
   タリー       
 (\_/)ノ⌒ヽ、 タリー
(▼∀▼ )_人__) ))


532 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/28 20:09 ID:???
↑このシャアかあいい


533 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/28 20:30 ID:???
駄目オトコというのは褒め言葉である。


534 名前: 父として(1/2) 投稿日: 02/10/28 20:43 ID:???
プル’sも眠る丑三つ時。
アムロは、どうしてもシャアの普段の態度が腑に落ちないため、
呑むことを口実に、シャアを呼び出して詰問してみる事にした。
「シャア・・・おまえほどの男が、なぜ、あんなみっともないまねばかりを・・・」
「家にあっては粗大ゴミ、これが父親としての正しい姿ではないかね?アムロ」
「そんな詭弁を・・・いったい何を隠しているんだ!!」
シャアは、アムロから視線を逸らすと、グラスの中を見つめて黙り込んでしまった。
アムロは、勢いよく自分のグラスをあおる。
グラスを置く音が、やけに大きく響く。
長い沈黙の後で、シャアが小さくつぶやいた。
「・・・解答をくれる相手しかいない状況で育てば、人はそれに頼り切り、
自ら考える事を放棄してしまうようになる・・・ミネバのようにな」
そこには、いつもの、どこか抜けたような雰囲気は無く、
深い苦悩と、孤独の陰を背負った一人の男が、悲しげに微笑んでいるのみだ。
「ミネバには、大人の汚い面を見る機会がなかった、いや、少なすぎた・・・
純粋すぎる人間はもろいものだ・・・反面教師も必要なのさ、特に・・・子供には、な」
「おまえ・・・今までずっと演技を?」
「・・・あの娘たちには、より良く・・・いや・・・
せめて、もっとましに育ってほしいのだよ・・・」
シャアもまた、勢いよくグラスをあおる。
沈黙は、より重く、二人の上にのしかかっていた。


535 名前: 父として(2/2) 投稿日: 02/10/28 20:43 ID:???
「・・・すまない・・・辛いことを聞いた」
「なに・・・道化をやるのは慣れている・・・たまには三枚目もいいものさ」
「・・・」
アムロは黙って、二人のグラスに酒を注いだ。
「・・・我々には、プルたちを立派に育てる義務がある・・・私は今後も道化に徹するつもりだ、
また迷惑をかける事になるだろうが・・・これからもよろしくな、アムロ」
「ああ・・・お前も、あまり羽目をはずしすぎないでくれよ」
「ふっ、どうかな?・・・プルたちはかわいいからな」
「・・・このロリコンめ!いいかげんにしろ!!」
アムロが腕を振り上げると、シャアは、素早く頭をかかえてうずくまる。
そう、いつもと同じように。
二人は顔を見合わせ、ひとしきり笑いあうと、どちらからともなくグラスをあわせた。
「彼女たちの輝かしい未来と、偉大なるダメ親父殿へ・・・」
「・・・そして、我らが母、アムロ・レイへ」
『乾杯』

それぞれの想いを乗せ、アクシズは行く。
一路、木星を目指して・・・

FIN



536 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/28 20:45 ID:???
・・・やりすぎの気もしますが、ちょっとシャアをかっこよくしてみました。



※へタレが好きな方のみ、続きをご覧下さい※


537 名前: 父として(後日談) 投稿日: 02/10/28 20:47 ID:???
(ふっ・・・あれだけ言っておけば、風当たりも、少しは弱まるだろう・・・
最近のアムロは、つっこみがきつすぎるからな・・・さて、プルの着替えでも・・・♪)
アムロ「シャア!またそんな事を・・・くらえ!!」バキィ!!!!
(お前の本気に、俺も本気で応えてやる!・・・それでいいんだろ?シャア!!)
シャア「ブベラッッ!!!!(か、完璧な作戦にならんとは・・・)」




538 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/28 20:52 ID:???
以上です。
スレ汚し失礼いたしました(´Д`;)ゞ


539 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/28 21:09 ID:???
>>534

感動しますた!(感涙)


542 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/29 00:26 ID:???

(もしもまた俺が倒れたりしたら…)
アムロは考えていた。
(誰があの男を止めるって言うんだ!!)
そこまで思考して彼は部屋にこもり何かを作り始めた。


「アムローさっきから何やってるの?」「…今日ずっと部屋にいるわ…」
プルLとプルEだ。どうやら心配して、この二人が代表として来たらしい。
「やぁ2人とも。ごめんよ、もうこんなに時間が経ってたのか」
「それより何、作ってるの?」
明らかに熱中して何か工作しているらしいアムロにプルLは尋ねた。
何だか丸い。なんだろう。
「これかい?これはハロっていうんだけどね。まぁ本来はホビーなんだけど」
「わぁ〜これ何かするの?」
「うん、しゃべったり、跳ねたりね…」
「出来上がったら持っていってもいい?」
「もちろん。皆のために作ったんだしね」
そう笑顔で答えると、今日はここまでにしてご飯作らなきゃな、と立ち上がる。
「じゃあハロ出来るの楽しみにしてるね!」
そう言ってプルLは皆の所に戻ったが、ずっと黙っていたプルEは何か聞きたそうに立ったままだった。



543 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/29 00:27 ID:???

「どうしたのプルE?戻ろう?」
不思議そうにアムロが聞くと、ちょっと考えて、
「…本来ってことは他にも?」
そう口を開いた。
「おや、するどいね。実はこのハロはただのホビーじゃないんだ。」



「これは対赤い彗星用兵器!!“お守りハロ3号機”だ!!」
作っているうちにアムロの開発魂が燃えてきたらしく実は2号機までは納得のいく出来ではなかったらしい。やけに楽しそうだ。
「お守り…」
「そう、これは奴の体温の変化等を感知し通常の3倍の硬度、そしてスピードで君たちが危険になったときのみ奴だけを目指して特攻する兵器となる!」
そう力説するアムロをよそに、プルEは作りかけのハロを抱えあげた。
「…デザインはとても好きだわ」
「気に入った?やっぱり量産しようかなぁ。奴が何もしなきゃホビーなんだしな」


小ネタ終了。
「ママが倒れた日」はとても(・∀・)イイ!
スルーしていいでつ(´・ω・`)


544 名前: 12人の怒れるプル(1/8) 投稿日: 02/10/29 00:37 ID:???
通路を歩いていたシャアの足下に緑の物体が転がってくる。
「ハロか、ようやく修理が終わったのか」
シャアの周りをうるさく飛び跳ねるハロ。始めは無視していたシャアだったが
「にゅーたいぷ、ナリソコナイ」という言葉に、思わず蹴り上げてしまう。
悲鳴を上げ飛んでいくハロ。だが運悪く、通路の角を曲がってきたプルEとぶつかる。
「す、すまないプルE。わざとでは無いんだ」
すぐに謝るシャアだったが、プルEは無言で恨めしい目を向けるだけだった。
そしてハロを拾い上げると、やはり何も言わず立ち去ってゆく。
確かにプルEは無口だが、いつもと感じが違うな。当たり所が悪かったのだろうか。
シャアは心配になり後を追ったが、既にプルEの姿は見えなかった。


545 名前: 12人の怒れるプル(2/8) 投稿日: 02/10/29 00:37 ID:???
広間に来たシャアだが、そこには誰もいなかった。
いつもなら誰か一人ぐらいはいるものだが。そう思いながらソファーに腰掛けたシャアは
背中で何か柔らかいものを押し潰した事に気づいた。
背中のものを引っ張り出すシャア。
「なんだ、このぬいぐるみは。猫の様にも見えるが・・・」
背中で押したせいか、もとの材質が粗悪だったのか。
赤いぬいぐるみの腹部がへこんでしまっている。
何気なくへこんだ部分をさらに押しこむシャア。
「あっ、わたしのおとうさんをいじめないで!」
いつのまにか現れたのか。プルLがシャアの手からぬいぐるみを奪い去る。
「ああ、すまない。だがおとうさんとは、その猫のような物体のことか?」
シャアの質問には答えず、懸命にへこんだ部分を直そうとするプルL。
だが一度へこんでしまった部分は、なかなか元に戻らない。
徐々に涙目になるプルLを見て慌てるシャア。
「済まなかった。私が直してやろう」
ぬいぐるみを受け取ろうと手を差し出したシャアであったが、プルLに睨まれ手を引っ込める。
「シャアの馬鹿! いやしんぼ! だいっきらい!」
そう言ってプルLはぬいぐるみを抱えて、走り去ってしまう。
「いやしんぼ? 何の関係がある」
それよりも『おとうさん』なる物体にシャアはひどく興味を引かれた。
あれは赤かったが、まさか私ではあるまいな。


546 名前: 12人の怒れるプル(3/8) 投稿日: 02/10/29 00:38 ID:???
「今日は厄日だったな」
自室に戻ってきたシャアは、そう呟いた。
夕食時、再度謝ろうとしたシャアだったが、二人には避けられてしまった。
いや二人だけではない、プルたち全員がよそよそしい感じだった。
「なんとか許してもらわんとな。アムロに相談してみるか」
そんなことをぼんやり考えていると、辛そうな顔をしたプルJが部屋に入ってきた。
「すみません大佐。一緒に来てもらえますか」
「なんだ?」
「みんなが大佐を裁判にかけるって」
「裁判だと?」
また新しい遊びを考えたかと、黙ってついて行くことにしたシャアだったが
プルJがひどく緊張していることに気付いた。
やはり何かがおかしい。そう思ったシャアはプルJに話しかけた。
「今日は皆の様子が変だったが、この裁判と関係があるのか?」
「ええ。・・・すみません大佐。詳しくは法廷で」
「そうか。プルJがそう言うのならば、我慢するとしよう」
プルJの顔がより辛そうなものになる。会話が途切れる二人。
突然、意を決したかのようにプルJが言った。
「安心してください大佐。わたしが守ってみせます」
「弁護人はプルJか。頼もしいな」
シャアの言葉に顔を赤くするプルJ。だがすぐ真顔になる。
「大佐、気をつけてください。相手検事は手強いです」
手強いか・・・。まあ所詮は子供、ダカールやスイートウォーターの時のような完璧な演説で
プルたちを驚かしてやるさ。そう思うシャアだった。


547 名前: 12人の怒れるプル(4/8) 投稿日: 02/10/29 00:38 ID:???
アクシズ居住区の一角にある簡易裁判所跡地。
「それではこれより公判を始める。被告人前へ」
裁判官役のプルKが開廷を告げる。
やけに本格的ではないか。そう思いながらシャアは被告人席に立つ。
検事役はプルI。シャアが検事役と予想していたプルHは傍聴席で退屈そうにしている。
与し易し。シャアはプルIをそう判断した。
「シャア・アズナブル。本名キャスバル・レム・ダイクン。間違いないですね」
「・・・ああ、間違いない」
久しく忘れかけていた本名を呼ばれ、シャアは少し驚いた。
なるほど少しは気を引き締めてかかるとするか。そう思い、周りを見渡す。
緊張した表情のプルJ。シャアが見つめていることに気付くと、わずかに笑顔がこぼれる。
安心して、私に任せてください。そう言っているように感じる。すこしほっとするシャア。
だが、この雰囲気はおかしい。怒りにも似たプレッシャーが室内に満ちている。
遊びではないのか? シャアは一抹の不安を覚えた。


548 名前: 12人の怒れるプル(5/8) 投稿日: 02/10/29 00:39 ID:???
一人目の証人はプルLだった。紙袋を持っている。
「シャアはわたしの人形を壊しました」
そう言って、袋の中から壊れたアッガイの模型を取り出す。
「おい、ちょっと待て! 私が潰したのはぬいぐるみで、そもそも少しへこんだだけ・・・」
「被告は犯行を認めるのですね」
プルIがシャアの言葉尻を捕らえる。
「異議あり。これは誘導尋問です」
すかさず抗議するプルJ。
「異議を却下します」
冷たく言い放つプルKを見て、プルJは悔しそうな表情になる。
なんだこれは? シャアの疑念は一層強まる。いつものプルHのいたずらだろうか?
そう思い傍聴席を振り返ったが、他のプルと違ってプルHは明らかに裁判には興味が無い様子。
考えごとでもしているのか、静かに目を閉じて座っている。
「では二人目の証人、前へ」
プルKにうながされ、包帯姿のプルEがプルGに支えられながら出てくる。
ハロが軽くぶつかっただけだ! そんな怪我するわけ無いだろう!
思わず叫びそうになるシャアだったが、さっきの誘導尋問のことを思い出し、なんとか堪える。
「・・・あの男に襲われました」
これは裁判では無い、公開処刑だ。シャアは確信した。処刑の前に、まず私をからかっているのだ。
だが私が何をしたとういうのだ。自分を抜きにして意見をぶつけ合うプルJとプルIの声を聞きながら
シャアは記憶を探った。だが思い当たることは何もなかった。


549 名前: 12人の怒れるプル(6/8) 投稿日: 02/10/29 00:40 ID:???
いつのまにか法廷には三人目の証人、プルAが立っていた。
今度は何だ? 注目するシャア。
「シャアがプリンを盗み食いするのを見ました」
そのことか。ようやく納得のいくシャア。
「ああ、済まない。いつも皆が美味しそうに食べてるのを見て、私も食べてみたくなったのだ。
 だが、やはり私の口には合わなかったようだ。一回だけだよ、もうしない。約束しよう」
努めて明るく振る舞って許してもらおうとするシャア。だが淡い期待は裏切られた。
「裁判長、聞きましたか! 被告人はプリンが口に合わなかったと、つまり不味いと言いました。
 これはわたしたちプリンを愛する者に対する最大の侮辱です!」
机から身を乗り出し、声を荒立てるプルI。
「う・・・そんなつもりでは無かったのだ、許してくれ。それにストックはたくさんあるからいいではないか」
「そ、そうです。それに大佐は甘い者が苦手だから、今後は大丈夫です」
「異議あり! 弁護人は個人的感情による推測のみで被告を庇っている!」
プルIがプルJに右手の人差し指を突きつける。個人的感情という指摘に言葉を詰まらせてしまうプルJ。
「判った。私の食べた分は責任を持って補充しよう。それで許してくれないか」
「補充? どのように補充するというのか」
プルIはそう言うと小さく笑った。
「それはもちろんアクシズ内で見つけて・・・」
「笑止! アクシズのプリンは全て12人のプルのものである。全プリンの所有権はわたしたちが握っている。
 勿論、まだ見つかっていない分に関してもだ! そう、失われたプリンはもはや戻ってこない!
 このような喪失状態を作り出した被告の罪は重大である。被告には銃殺刑が相応しい!」
銃殺刑だと!? この流れではバルカンの標的にされかねない。シャアは震えた。
「大佐の食べた分は、私が我慢するから! ね、許してあげてプルI!」
「プリンは個人的所有物ではない。その提案は到底認められない!」
同意の声を上げる傍聴席のプルたち。静粛にとプルKが木槌を叩く。その乾いた音をシャアは呆然と聞いていた。


550 名前: 12人の怒れるプル(7/8) 投稿日: 02/10/29 00:40 ID:???
「判決。被告シャア・アズナブルをサウナ室送りとする」
なんとか銃殺は免れたか。ほっとするシャアだが、サウナ室という言葉に再び恐怖する。
「待て! あれは、あれだけは勘弁してくれ!」
以前アムロに閉じこめられた苦しみを思い出すシャア。
逃げるしかない。シャアは覚悟を決める。敵は11人。逃げ切れない数ではない、私は赤い彗星だ。
「執行人、前へ」
執行人!? 驚愕するシャアの前に、黒い三角頭巾をかぶり、脇には拘束具を抱えたアムロが現れる。
お前もグルだったか!? それにしてもその格好・・・お前こそ道化ではないか!
その隙に慣れた手つきでシャアを拘束するアムロ。 
「おねがい、みんな! 十分で許してあげて!」
うつぶせにされたシャアの耳にプルJの哀願が聞こえる。
十分! 冗談ではない、せめて五分にしてくれ! そう叫ぼうとしたシャアの口がふさがれる。
だれだ!? プルH! このタイミングが狙いか! 錯乱するシャア。
もはや呻くことしかできないシャアをアムロが抱え上げる。
「デッドマンウォーキング!」
プルIが声を上げる。アムロを先導に、サウナ室へ行進する一行。
やはり死刑ではないか。アムロ助けてくれ! 君なら聞こえているだろう。
実はアクシズ落下のとき以来、熱くて狭い場所に一人で閉じこめられるのはだめなんだ。
頼む、逃がしてくれ! 心の中でシャアは必死に呼びかけるが、アムロは黙ったままだ。
もはや頼れるのは自分だけと激しく体をよじるシャア。だが抵抗むなしく、ついにサウナ室に入れられてしまう。
「三分で許してやるよ」
笑いを堪えながらアムロがドアを閉める。
(熱いよ、狭いよ、怖いよー!)
シャアの呻きがサウナ室に響いた。


551 名前: 12人の怒れるプル(8/8) 投稿日: 02/10/29 00:41 ID:HXIfdrgj
「・・・酷い目にあった」
サウナ室から開放され、プルJから渡されたミネラルウォーターを飲むシャア。
更衣室に残ってくれたのは彼女一人だけだった。
「ごめんなさい大佐。わたしが不甲斐ないばかりに」
うなだれるプルJ。
「いやプルJはよくやってくれたよ。しかしプルIがあそこまでやるとは思わなかった」
「プルIは十二人で一番の理論派ですから」
理論? 詭弁の間違いではないのか。自分のことを棚に上げ、シャアは思った。
「確かに迫力だけは一級品だったな。それにしてもアムロめ、酷い奴だ。
 プルたちの手先になるなど」
「実はその水、アムロがくれたんですよ。水分が不足してるだろうからって」
相変わらずマメなことだ。そう思いながら、シャアは残りを一気に飲み干す。
「さて私はシャワーを浴びてから部屋に戻るとする。君はどうする?」
「わたしもみんなのところに戻ります。おやすみなさい、大佐」
おやすみとプルJを見送るシャア。そこにアムロが現れる。
「ふん。ずいぶん男前になったじゃないか、シャア」
「何のようだ。お前こそ、あの頭巾がお似合いだったぞ」
「言ってろ。つまみ食い常習者のお前には良い薬だ」
そう言ってアムロはトークンを指ではじく。
「受け取れ。持ってないだろ?」
「本当にマメな男だよ、お前は」
「でなければあの娘らの母親など出来るかよ」
「違いない」
風邪引くなよ。そう言い残して出て行くアムロを、どこまでも気配りの男だなと
半ばあきれて見送るシャアだった。


563 名前: 新キャラ?1/2 投稿日: 02/10/29 10:42 ID:???
アムロ「ここにはまだ来た事が無かったな。」
シャア「しかしここには何も無かったはずだが?」
アクシズの片隅に在る格納庫からハロが生命維持装置の発見を知らせてきた。
アムロ「ひょっとすると誰にも気づかれること無く眠り続けていたのかもな。」
シャア「またプルが一人増えるのか・・・・・・」
アムロ「しかし・・・・この扉は頑丈すぎる。まるで封印だな。」
トーチで扉をこじ開けた二人は静かに格納庫へと入っていった。


564 名前: 新キャラ?2/2 投稿日: 02/10/29 10:49 ID:???
シャア「こ・・・これは!?」
アムロ「間違いない!昔テキサスで見た奴だ!」
二人の目の前には一機の戦闘機とコールドスリープ装置があった。
シャア「ギ・・・・ギャンファイター!実在してたとは!」
アムロ「このカプセルの奴があのときの!?」
何も知らずに眠り続ける冷凍睡眠中のマ・クベ
シャア「私たちは何も見なかった!いいな!」
アムロ「ああ、こんな奴を解き放ったりするものか!」
カプセルに衝撃を与えないように再び格納庫を封印する二人。
マ・クベ目覚めの時はまだまだ遠い。


565 名前: 新キャラ?あとがき 投稿日: 02/10/29 10:52 ID:???
と、いうわけであえて禁忌の新キャラ(?)に挑戦!

いつの日かプル´sのイタズラによってマ・クベが目覚めるそのときまで
お預けです。
(ハンマ・ハンマも登場させる予定でしたが・・・・・断念)
いつの日か・・・・700辺りで自分がやりたいのですがw


593 名前: シャアの苦悩1/3 投稿日: 02/10/29 22:03 ID:???
シャア「相変わらずプルJは堅苦しいな。構わんよ。」
プルJ「申し訳ありません。実は…大佐がサングラスを
お好きだと聞いて、自分のお気に入りのサングラスを大佐に
プレゼントをしたいと。…ご迷惑ですか?」
シャア「フフ。もちろん迷惑なんて事は無いさ。私も
サングラスを貰えるとは嬉しい。」
プルJ「それはアリガトウございます!!これです!どうぞ!」
そのサングラスは普通のサングラスの下に付け鼻と付けヒゲが
付いていた。パーティ用の物と思われた。


594 名前: シャアの苦悩2/3 投稿日: 02/10/29 22:04 ID:???
シャア「…え、と…コレかね…?」
プルJ「はい!先日、瓦礫の下に落ちていたのを拾いました。
埃まみれだったのできれいに掃除したんです。大佐がサング
ラスをお好きだと聞いて、ぜひ大佐に愛用していただきたいと。
大佐ならお似合いになると思います!では、失礼します!」
プルJははにかんだまま走り去って行った。
シャア「コレを…愛用しろと?」
チープなパーティーグッズを手にシャアは呆然としていた。


596 名前: シャアの苦悩3/3 投稿日: 02/10/29 22:05 ID:???
プルは…私に道化を演じろと?いや、本当にコレが良いものだと
思ってるのかもしれないな。そうするとムゲにするわけにもいかない
な…まさか、ノコノコとコレを着けていった私を皆で笑いものに
するつもりか…いや、あの生真面目なプルJの事だ。本当にコレを
私に愛用して欲しいと…しかし!…アムロの入れ知恵とか…だが
もしプルJの真の好意だとしたら…だが!…しかし!…いや!…

その晩、シャアの部屋には一日中明かりがついていた…


602 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/29 22:43 ID:???
サングラスで思い出したんだが
度々登場する大佐AA、間違ってないか?

   タリー       
 (\_/)ノ⌒ヽ、 タリー
(▼∀▼ )_人__) ))

逆三角形は「ユニヴァ----------------ス!」だぞ。
大佐は・・・
 
     ★     
   ( ■◇■)  ワラウナヨ プルBガミテイル
  ⊂( ○ )つ
  (__)_)



603 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/29 22:51 ID:???

   タリー       
 (\_/)ノ⌒ヽ、 タリー
(■∀■ )_人__) ))

じゃあ、正しい?大佐か


604 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/29 23:25 ID:???
>>591
ラン○・ラ○かとオモタ
なんで禁断だよ>漏れ
逝ってきます・・・


605 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/29 23:46 ID:???
「B作戦」第二部・クッキングプルズ
(その1)

アクシズでは生鮮食料品は、水耕プラントで自動生産される野菜以外には手に入らない。
他の食料は全て加工済みなので、お菓子に欠かせない生卵を手にいれる方法がなかった。
B作戦開始早々に大ピンチを迎えたプルたちだったが、天は彼女達を見捨てなかった。
プルI「ほら、私が言った通りだったじゃないか」
本屋の跡から卵を使わない料理の本を何冊も見つけ出してきたプルIは鼻高々だ。
プルAとプルHも古ぼけたノートをどこからか持って来た。
プルH「喫茶店の跡から見つけてきました。お店の人が自分用に作ってたようですね」
店主の残した手垢にまみれたレシピのノートには消したり書き直した跡がたくさんあり、物資の制限の多いアクシズで良い物を作るための苦闘がうかがわれる。
プルA「これ、チョコパフェなんかおいしそうだね」
と、一番食い意地の張ったプルAは作り方を読んでいるだけでよだれをたらしている。


606 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/29 23:48 ID:???
「B作戦」第二部・クッキングプルズ
(その2)

プルJ「さて、これから、シャア大佐にもアムロ大尉にも知られないようにケーキを作らなければならないわけだが」
次に問題になったのは、使える台所が自分達が暮らしている家にしかないということだった。
以前からの相次ぐ戦闘行為で、アクシズ内の電気・水道などのライフラインは相当なダメージを受けており、
大人達の判断で安全が確認できない区域へのエネルギー供給は止められていた。
だいたい14人しか住んでいないのだし、管理するだけの労力もない。それにエネルギーを節約する必要もあった。
プルG「アムロに他の台所を使えるようにして下さいって言うわけにもいかないしなあ」
プルK「お二人に知られたら、「サプライズ」になりませんものね」
これでは、別の場所でこっそり料理するというわけにもいかない。
シャアもアムロもいない間にこっそり家の台所を使うしかなさそうだった。
プルB「アムロもシャアも昼間は仕事に行くから、台所には来ないだろう」
プルA「それじゃ、いない間に台所でケーキを作って、それから隠してアムロにもばれないように後片付けして…」
プルI「そうだけど、万が一のことがあるわ。戻って来た時に見られたら、元の木阿弥よ」
用心深いプルIはこう言い、何人かでシャアとアムロについて彼らの動きを牽制して
何が何でも二人を台所に近づけないようにするという作戦を言い出した。多数決でこの意見は通った。



607 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/29 23:57 ID:???
「B作戦」第二部・クッキングプルズ
(次回予告)

シャアについて回るプルHとプルJ、アムロを手伝うプルEとプルI。

プルJ「お、お手伝いします!」
シャア「燃える男には赤いトラクターだと思わんかね?」
プルH(萌えている大佐にはピンク色のトラクターじゃないでしょうか?)

アムロの目の色が変わる。
アムロ「よく聞いてくれた!」
プルI(あれはマッドサイエンティストの目だ…)
プルE(ZZZ…)

そして台所に残ってケーキ作りをするプルA達は…?
プルD「何だこの瓶はぁ」
プルG「とにかく試してみようぜぇ」


619 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/30 16:29 ID:???
「12人の怒れるプル」より

    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |  シャアは有罪!
    |
   \_____  ________________
─────┐    ∨
   ⌒⌒ヽ│  ⌒⌒ヽ    ⌒⌒ヽ
 (Hノ|ノ)从) | (Kノ|ノ)从) (D ノ|ノ)从)
  ‖*‘ー‘ノ |  ‖*´ー`ノ  ‖*^∀^ノ      _______________
  丿~, ~ヾ│  丿~, ~ヾ  丿~, ~.ヾ、    /
 ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  | そんな・・・
    |          ⌒⌒ヽ           |  |
    |.       (F ノ|ノ)从)         |  \
    |         ‖*‘∀‘ノ        |    ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |          ノ~,Oi   )、          |  ノζ,λ,ノハλ)      ⌒⌒ヽ / ̄ ̄ ̄
  ⌒⌒ヽ| ̄ ̄|~. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (∀■; ,)    (ノ|ノ)从)J)| 直ちに
( I ノ|ノ)))   |               ┌─┬┴⊂)) 赤 )γ⌒⌒'、(`Д´*‖< 控訴します!
ヾ‖Vーノ    |               │  │  │ | │ |^^^^^^ν)( Y `つ────
┏━┳┓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|   │  │  (__)__,)(´∀`;ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄
┃  ┃┗┓        |      |   │  │ ̄ ̄ ̄| ̄~i ( =|=,~ ),,        |
┗━╋━┛        |      |   │  │ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|⌒(⌒))))          |
  ┏┻┓_         │,   │   │  │ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|(__) ̄ ̄ ̄| ̄|、  │
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ⌒⌒ヽ      ⌒⌒ヽ   ⌒⌒ヽ    ⌒⌒ヽ  ⌒⌒ヽ   ⌒⌒ヽ
   (Cノ|ノ)从)    (ノ|ノ)从)A) (Bノ|ノ)从)  (Lノ|ノ)从))(E ノ|ノ)从) (ノ|ノ)从)G)
    ‖ *‘ーノ    (ー’*‖‖ ‖  ‖*)  (*‖  ‖‖*‘ー‘ノ  (’* ‖‖
   絞首刑かな?  ザワザワ 電気椅子だな ザワザワ  いや、宇宙漂流刑だ!



622 名前: 619 投稿日: 02/10/30 20:13 ID:???
プルHの位置を後ろの傍聴席に修正するついでに若干の改造。

    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |  シャアは有罪!
    |
   \_____  ________________
─────┐    ∨
   ⌒⌒ヽ│  ⌒⌒ヽ    ⌒⌒ヽ
 (Bノ|ノ)从) | (Kノ|ノ)从) (D ノ|ノ)从)      _______________
  ‖*`ー´ノ |  ‖*´ー`ノ  ‖*^∀^ノ     /
  丿~, ~ヾ│  丿~, ~ヾ  丿~, ~.ヾ、    | そんな…(認めたくないものだな。
 ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  | プリンの盗み食い故の罪とは…。)
    |          ⌒⌒ヽ           |  \
    |.       (F ノ|ノ)从)         |    ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |         ‖*‘∀‘ノ        |   γ⌒⌒'ヽ
    |           ノ~,Oi  )、          |  ノζ,λ,ノハλ)      ⌒⌒ヽ / ̄ ̄ ̄
  ⌒⌒ヽ| ̄ ̄|~. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (∀■; ,)    (ノ|ノ)从)J)| 直ちに
( I ノ|ノ)))   |               ┌─┬┴⊂)) 赤 )γ⌒⌒'、(`Д´*‖< 控訴します!
ヾ‖Vーノ    |               │  │  │ | │ |^^^^^^ν)( Y `つ────
┏━┳┓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|   │  │  (__)__,)(´∀`;ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄
┃  ┃┗┓        |      |   │  │ ̄ ̄ ̄| ̄~i ( =|=,~ )イキノビルコトガ |
┗━╋━┛        |      |   │  │ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|⌒(⌒)))) デキルカ?  |
  ┏┻┓_         │,   │   │  │ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|(__) ̄ ̄ ̄| ̄|、 │
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ⌒⌒ヽ      ⌒⌒ヽ   ⌒⌒ヽ    ⌒⌒ヽ  ⌒⌒ヽ   ⌒⌒ヽ
   (Aノ|ノ)从)    (ノ|ノ)从)G) (Eノ|ノ)从)  (Lノ|ノ)从))(Cノ|ノ)从) (ノ|ノ)从)H)
    ‖ *‘ーノ    (ー’*‖‖ ‖  ‖*)  (*‖  ‖‖*‘ー‘ノ  (’* ‖‖
   流星拳かな?  ザワザワ 電気按摩だな ザワザワ  いや、一日宇宙漂流刑だ!



630 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/31 02:23 ID:???
「コスモスを君に」(1/3)

シャアが居住エリアの自然公園にひっそりと立つ墓標を見つけたのは偶然だった。
石と組み合わせた木片で作られた名前も無い粗末な墓標は12基あり、捧げられている花はまだ新しかった。

数日後、墓標のある公園に現れたシャアはそこにプルA・プルE・プルKの姿を見て、自分の予測が正しいことを確信した。
プルB「シャア…?」
シャア「やあ。私も君達の姉さん達に花をあげて良いだろうか?」
3人のプルは顔を見合わせたが、無言でうなずいた。



631 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/31 02:24 ID:???
「コスモスを君に」(2/3)

無言で花を一輪ずつ並べていくシャア。プルEが口を開いた。
プルE「…それは、何の花?」
シャアは花を愛でる趣味はない。バラやサボテンはそれなりに知っているが、この花は名前しか知らない。
シャア「コスモスの花だ。生えていたのを摘んで来たのだが、いけなかったか?」
プルE「…別に。知りたかっただけ」
シャア「そうか…」
プルEもそれっきり押し黙った。
シャア「…この墓は君達が作ったのか?」
プルK「みんなで作りました。それで交代でお参りに来ています」
プルA「プル3姉さん達のことなんて、私達しか覚えてないもの」

グレミー・トト達の反ハマーン派はプルツーに続いてプル3から14までの12人のクローンNTを作っていた。
生まれてから番号でしか呼ばれることのなかった彼女達はグレミー・トトの反乱で切り札として動員され、
このアクシズで、ハマーン・カーンのロイヤルガードと相打ちになって全滅している。
短い命を散らしたのはプルもプルツーも同じだが、
自力でグレミー・トトのマインドコントロールを逃れて自分のために生きて死んだプル・プルツーの二人と違って、
この12人は生き方を選択する権利は無いままだった。



632 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/31 02:25 ID:???
「コスモスを君に」(3/3)

家への帰り道。シャアのエレカには3人のプルも同乗していた。
プルK「私達も早く起こされていたら、姉さん達のようになっていたのかも知れないのですね」
プルA「私達は今幸せだけど、死んでいった姉さんたちに悪いなという気がする」
ここで生きているプル達は、自分達がクローンであることを知っている。
姉と呼んでいるプル・ナンバーズはただの肉親ではなく自分自身なのだ。
シャア「…胸を張って、自分達が幸せだと言ってやれば良い。
    君らが死んだ姉さん達を自分自身というのなら、彼女らにとってもそうだ。
    だったら、生きて幸せにしているのを見せるのが、死んだ彼女らへの一番の供養になるというものだ」
プルE「…姉さん達は私達に嫉妬するかも知れない」
シャア「プルE、その思い込みはこれまで無数の生きている人間を不幸に追い込んできた。止めた方が良い。
    …死んだ姉さん達は代わりに君達にもう一つ命をくれた。だから、一人で二倍幸福になれば良いのだ」
言っているシャア本人もそんな考えが正しいのかどうかわからない。
ならば修羅道に生きて無数の人間を不幸にした自分には幸福に生きる権利はあるのだろうか。
死ねばその苦しみから逃れられると考えたことも何度もある。…ララァが夢枕に立った夜は特にそうだ。
プルA「とりあえず、今日の晩御飯のデザートがチョコパフェだったら私は幸せかな」
プルE「…プルAは即物的過ぎ」
そう言うプルEも胸のつかえが取れたのか、たしなめる顔は笑っていた。
プルK「地球圏に帰れたら、プル姉さんとプルツー姉さんのお墓にもお参りしたいですね」
シャア「そうだな。帰ったらみんなで行こう」
これでまた一つ地球圏に戻る理由が増えてしまったな。シャアは内心でそう呟いた。


633 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/31 02:28 ID:???
「コスモスを君に・エピローグ」

エルピー・プルはアイルランドのダブリンで死んだ。彼女のための墓はそこには無い。
ただ、ハマーンの落としたコロニーが、彼女と幾十万のダブリン市民の墓標のようにダブリンに突き立っている。
プルツーはハマーンの戦死とほぼ時を同じくして、眠るように死んだ。
彼女の遺体はプルの遺品の猫枕と一緒に荼毘(※)に付され、シャングリラの土になった。
シャングリラに帰った少年少女が二人の墓の世話をしているという。
NT研究のため連邦軍がプルツーの遺体を手に入れようとしたが、ブライトはサボタージュした。
「ブライトからは、そう聞いている」
後日、アムロはシャアにそう語った。

※土地の節約のためスペースノイドには火葬が一般的だと、想定しています。


634 名前: 630 投稿日: 02/10/31 02:39 ID:???
修正です。
1/3でプルBの台詞と出ていますが、プルAです。


648 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/01 00:40 ID:???
プルの法廷AAをいじってみますた。

ま さ か の 時 の

      ⌒⌒ヽ    ⌒⌒ヽ    ⌒⌒ヽ
    (γ ノ|ノ)从 ) (γ ノ|ノ)从 ) (γ ノ|ノ)从 )
     ‖*`∀´ノ  ‖*´ー`ノ  ‖*^∀^ノ
     丿ヽ~ノヾ  丿ヽ~ノヾ   丿ヽ~ノ.ヾ
     ん  †  ) ん  †  )  ん  †  )
     丿 八 ゝ  丿 八 ゝ  丿 八 ゝ
      U〜U    U〜U     U〜U

               ア ク シ ズ 弾 劾 裁 判!

元ネタはモンティ・パイソンのコント「スペイン宗教裁判」です…。


675 名前: でもアムロはセンスなさそう 投稿日: 02/11/02 11:40 ID:???
>>659
アムロ「プルC?熱心に何を読んでるんだい?」
C「アムロ、あのね。これ…」
プルCが差し出したのは、どこから拾ってきたのか少女服のカタログである。
アムロにはよくわからなかったが、デコレーションの多い、人形の着るような愛らしい服が並んでいる。
アムロ「ああ…」
C「外にはこんな可愛いの着てる子がいるのね。アムロはこういうの作れる?」
期待に満ちた目で見上げられて、アムロは少なからず動揺した。
アムロ「あー…いや、いくら俺でも一からレースを編んだりするのはちょっと…」
C「そっかぁ」
無理な注文である事はわかってはいたのだろう。
それ程気落ちした様子を見せずに、プルCはカタログに視線を戻した。

その日から、レース編み機械の発明にいそしむアムロの姿が見られたという。


680 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/02 14:09 ID:???
>675
「ほう、これがレース編み機か」
シャアは怪しい笑みを浮かべた。
数時間後。
「これで、パンツ一丁でうろつくなんて真似はするまい」
アムロの縞パン全部にレースの縁取りを施したシャアは満足げだった。社会の窓にまでも縁取りした。

翌日、シャアが愛用する赤いジャージに赤いレースの縁取りがつけられていた。
ネオジオンの軍服にも、マントにまで、レースの縁取りがされていた。


681 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/02 14:17 ID:???
>>678
コレ系ではブリブリすぎですか?
ttp://www.babyssb.co.jp/order/js/126207.html
ttp://www.babyssb.co.jp/order/op/126310.html
それ以前にこんなもんに挑戦するんですか?彼は。

そして>>680
何を張り合っているのですか彼らは(ハゲワラ


682 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/02 15:04 ID:???
10歳くらいの女の子だったら、>681みたいな服好きだよね
プルCが着てるのを見て、他のプルズもアムロに期待の視線をじーっと…。
そしてまた夜なべの日々…おかーさんは大変だね
おとーさんも縞パンにレース付けるくらいなら、少しはおかーさんの手伝いしたらどうか


683 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/02 15:22 ID:???
そして服を作る順番で喧嘩と。
「なんでプルCばっかひいきなの〜!!」


688 名前: 夜なべ続きアムロ 投稿日: 02/11/03 01:58 ID:???
>>682
アムロ「フッ…ふははははっ コレで12着!」
シャア「やるな、アムロ。確かにその技術は賞賛に値するが…」
アムロ「ピンタックもギャザー寄せもシャーリングだってやってやるさ!!」
シャア「……君、自分の知識の広がり具合に疑問を覚えることはないか?」


689 名前: 688 投稿日: 02/11/03 02:01 ID:???
(´-`).。oO(ちなみにアムロが言っているのは
少女服によく使われるフリフリを作る装飾技術の事です)



690 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/03 02:20 ID:???
ところでグレミーが残した備品でブルマー>101が出てくるけど、
他にもセーラー服とかスクール水着とかあったのだろうか…。


691 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/03 02:28 ID:???
シャア「これは・・・新しいドレスの型紙か?」
アムロ「ああ、MS開発のノウハウを活かして、一から図面を引いてみたんだ」
シャア「ふむ、この芸術的なドレープに、懐古調なAライン、気品を
失わずにサイコフレームをも内蔵するとは・・・さすがだな、アムロ」


とか、想像してしまいますた!(w


692 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/03 02:31 ID:???
どうすんだよサイコフレーム(藁


693 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/03 02:36 ID:???
>>691
どうせならファンネルも搭載汁!


694 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/03 03:50 ID:???
>>692
迷子防止センサー(嘘


695 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/03 04:04 ID:???
まて、そのままだと服と言うかどっちかというと増加装甲(藁


696 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/03 04:05 ID:???
>>692
プルにプレゼントする。
シャアの意志に感応して官能の世界へ。


697 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/03 04:19 ID:???
うっかり、12プルのMS少女部隊を想像してしまい
萌 え 死 に そ う に な り ま す た (w


698 名前: お約束 投稿日: 02/11/03 04:28 ID:???
>>696

        丶    γ⌒⌒^'、
         ヽ\\ヽ(m# ^^^^|/m)//
         \ (m ヽ(#゚ー゚ノ/m)/
          丶\(m\  m)//
           (m\(m (m m)/
              ( (m /ノハλ)
           ミヘ丿 ∩#∀▼||l
            (ヽ_ノゝ __ノ



699 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/03 13:10 ID:???
>>698
アムロ「喰らえ! ペガサス流星拳!! こんなオヤジ、修正してやる!」


700 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/03 14:44 ID:???
「ぬうっ!ならば、これではどうだ!スカーレットニードル!!」


702 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/03 23:59 ID:???
プルD「ま さ か の 時 の

      ⌒⌒ヽ    ⌒⌒ヽ    ⌒⌒ヽ
    (γ ノ|ノ)从 ) (γ ノ|ノ)从 ) (γ ノ|ノ)从 )
     ‖*`∀´ノ  ‖*´ー`ノ  ‖*^∀^ノ
     丿~ † ~ヾ  丿~ † ~ヾ   丿~ † ~ヾ
     ん  八  ) ん 人  )  ん 人  )
     んU〜Uゝ  んU〜Uゝ   んU〜Uゝ

               ア ク シ ズ 弾 劾 裁 判!」
プルB「日付が変わればアムロの誕生日だ」
プルK「アムロは29になると言い張ってますが、もう30になりますね」
プルD「本当はどうなのか告白せよ!」
プルB「告白せよ!」
プルK「告白しないとクッションと安楽椅子で拷問ですよ」


703 名前: マ・クベアクシズに立つ 投稿日: 02/11/04 00:31 ID:???
マ「こ・・・ここは・・・?」
コールドスリープ装置から目覚めたマ・クベは一瞬立ちくらみを起こす。
プルL「あ・・・J・・・こわいよぉ」
プルJ「落ち着いて・・・L・・・あなたは誰なんですか?」
目の前には同じ顔の少女が二人こちらを見上げている
マ「私は・・・・マだ。ジオン公国軍大佐だった男だ。」
何故過去形で話したのかは自分でも分からない。
しかし、記憶によれば自分はアクシズで眠っていたはずなのだが・・・・
マ「良ければ。君たちのことを聞かせてもらえないか」
J「了解しました。先ずはミーティングルーム(居間)へとお越しください」
マ「(この子も軍人なのか)よかろう」


705 名前: マ・クベ散る? 投稿日: 02/11/04 00:37 ID:???
アムロ「なんでこいつを連れてきたんだ!?
     これでは、食糧不足が激しくなる」
L   「だ・・・だって・・・そのまま頬っておけなかったし」
シャア 「ならば今すぐ元いたところに戻すのだな!」
J   「エゴですよ、それは
      今までだってどうにかやって来れたんです
         みんなの知恵はそんなことぐらい乗り越えられます」
とりあえず自分は歓迎されてないようだ・・・・しかしこの男・・どこかで
マ「シャア・・・シャアなのか?」
シャア「ええい!記憶を取り戻しおったか!時間が無い!急げ!」
J「しかし・・・・・」


706 名前: マ・クベ再び 投稿日: 02/11/04 00:49 ID:???
アムロ「ハロ!撃て!」
アムロの命令と共にハロから電撃が放たれる
マ「う・・・・謀ったな・・・シャア」
昏倒するマ・クベ
シャア「良くやったぞアムロ!しかしこれ・・・・何のために付いてるんだ?」
アムロ「気にするな!さあ、J、L手伝ってくれ、仕方が無い事なんだ」
J「了解・・・・・」
L「わかりました」
普段めったに怒らない2人があんなに怒ったと言う事はこの人は危険なのかもしれない
アムロ「・・・・・仕方が無いさ。後で新しいハロを作ってやるから」

数分後、再び冷凍睡眠装置に入れようとしたアムロは装置の故障を知る事となる
アムロ「いいか!直るまでだぞ。ハロ!見張ってろよ!」
シャア「眠らせるよりも、どっかに飛ばした方が早いぞ・・・・」
マ  「そんな決定権がお前にあるのか?」

かくして、装置の修理が完了するまでの間、苦労の種は増える事となる・・・・


707 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/04 01:02 ID:???
シャア…父
アムロ…母
マ……「マ」男

…こんな下らんことしか考えつかないくらいモニョモニョだよう(´д⊂)


708 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/04 01:03 ID:???
お母やんオメデトウ。
ケーキ作戦続編キボン!


709 名前: 「B作戦」執筆者 投稿日: 02/11/04 01:12 ID:???
今書いてます。
第2部の残りと完結編の第3部「つまみ食い宇宙」、今日中に完成すればいいのですが。


710 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/04 01:18 ID:???
マ・・・・ペット並みの扱いだな・・・・・


711 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/04 01:30 ID:???
>>702
「ああ、気持ちいい…こうして転寝できる場所があるなんて、こんなに嬉しいことは…クゥ…スゥ…」


「…告白してからにしてよ」
「…駄目だよ、ママ、毎晩駄目夫の相手で疲れてるんだから、少し寝かしてあげよ?」
「…Confess?」
「…だから静かに寝かせてあげようってばー」


712 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/04 01:39 ID:???
シャア「Something completely deferent...」
プル's「It's!!!!」


シャア「誰がロリコソだというのだ!!」
プル's「そんなこと聞いてないよぅ!!シャアの馬鹿ァ!!」


        丶    γ⌒⌒^'、
         ヽ\\ヽ(m# ^^^^|/m)//
         \ (m ヽ(#゚ー゚ノ/m)/
          丶\(m\  m)//
           (m\(m (m m)/
              ( (m /ノハλ)
           ミヘ丿 ∩#Д■;|l
            (ヽ_ノゝ __ノ

        丶    γ⌒⌒^'、
         ヽ\\ヽ(m# ^^^^|/m)//
         \ (m ヽ(#゚ー゚ノ/m)/
          丶\(m\  m)//
           (m\(m (m m)/
              ( (m /ノハλ)
           ミヘ丿 ∩#Д■;|l
            (ヽ_ノゝ __ノ


713 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/04 01:40 ID:???
アクシズの片隅で酒宴をこっそりと開く男二人
アムロ「なあ、プルの性格って誰のものをコピーしたんだろう?」
シャア「正気か?確かに気になるのでは有るが・・・・」
アムロ「JとかIとかを見ていると軍人かららしいな。心当たりは無いか?」
シャア「(Iはギレンだな・・・・・)ああ!残念ながら無い・・・・」
アムロ「そうか・・・・」


714 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/04 01:51 ID:???
>>712
アムロ容赦ねえなあ(ハゲワラ


715 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/04 01:56 ID:???
ドズルな性格のプルはいないものか。
かわいげな顔で「ワシは最後に残る!」
・・・萌え。いや、燃え。


716 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/04 02:45 ID:???
「B作戦」第二部・クッキングプルズ

その3(606からの続き)
プルIの作戦に従い、シャアとアムロが午後の仕事に出ている間に台所で作業を済ませる。
作業中にシャアに張り付くのはプルHとプルJ、アムロに張り付くのはプルEと作戦を提案したプルI自身が選ばれた。
立候補したプルI以外の3人はジャンケンで決められた。
偶然の結果だ。
偶然にも11人全員がプルJが最初にチョキを出す癖があることに気づいていただけの話だ。

(続きは夜までお待ち下さい)


717 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/04 03:29 ID:???
>>716
11人全員がじゃんけんのときピキーン!と(w


718 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/04 04:44 ID:???
>>711
シャア「待ちたまえ君たち!!
  パパだろうがママだろうが百歩譲るとして夫とはなんだ夫とは!?しかも"駄目"?
  それだけは言わせはせん、言わせはせんぞ!
  ええいっ貴様ものんきに寝ているなっ、起きんかアムロ!」
プルD「だから起こしちゃだめってばー」

プルK「……裁判?」ビクゥΣ(((■Д■;;)))…ガクガクブルブル


722 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/04 21:08 ID:???
「B作戦」第二部・クッキングプルズ
(716より)
その5・プルEとプルIの場合
午後の仕事に行くためにアムロがエレカのエンジンをかけていると、プルEとプルIが駆け寄ってきた。プルEの方はハロを抱きかかえている。
プルI「アムロ待って!」
アムロ「どうしたんだい?」
プルE「…手伝う」
プルI「機械関係でも簡単なことなら、私達もわかる。それに私達が手伝えることが増えればアムロの負担もこれから減らせるだろうし」
アムロ「大丈夫だよ」
アムロは一人でじゅうぶん間に合うと言ったが、結局二人に根負けしてエレカに乗せた。

3人の仕事は早く終わった。
プルEとプルIの二人とも仕事の飲み込みは早かったので、効率良く仕事が進んだのだった。
しかし、早く終わったためにアムロが早く家に戻ってくれば、プルIの作戦は失敗ということになってしまう。
この作戦の目的は、シャアとアムロの両方を出来るだけ長く台所から引き離して料理の時間を確保することなのだ。
プルE「…どうするの?プルI」
まさか機械いじりが面白くて忘れていた、とはプルIは言えなかった。平静を装ってこう答える。
プルI「手はある。…『将を射んと欲すればまず馬を射よ』と言うだろう」
プルE「??」
プルI「あるいは、愛犬家に気に入られるには、犬をほめることだ」
そう言って、プルIは視線をプルEの横にずらした。プルEの横で器用に踊っていたハロが手足を引っ込めて転がり、「アシガシビレタ、コシガシビレタ」と合成音声を発していた。
プルE「ハロは犬じゃない。…腰なんてないもの」
プルI「丸いからな。…いや、そういうことを言いたいんじゃなくて」
プルE「…??」


723 名前: 722 投稿日: 02/11/04 21:09 ID:???
ようやくアムロにご自慢のハロの話を持ちかけて時間を稼ごうという意味なのをプルEに理解させると、
プルIはアムロにハロを作ったときの話をして欲しいとせがんだ。
仕事が早く終わって機嫌の良かったアムロはプライドをくすぐられ、「良くぞ聞いてくれた」と嬉々として話し出した。

数時間たって、プルIは自分がパンドラの箱を開けてしまったことを理解した。
プルI(あれはマッドサイエンティストの目だ…)
プルE(ZZZ…)
プルIの憔悴した様子と、彼女のひざを枕にして寝息を立てているプルEにも気づかないまま、
アムロは様な眼光を放ちながらハロがなぜゴムマリのように跳ねたり銃弾を跳ね返したりするのか、
その場にいたハロを教材に講義を続けていた。
アムロ「ハロはハンドガンの銃弾ぐらいは跳ね返すよう計算して作ってある。弾の命中する、角度とか」



741 名前: プル強襲ほか 投稿日: 02/11/05 01:14 ID:???
>>738
参考までに・・・

 一人称は基本的に「わたし」。「私」を使っていても読みは「わたし」で。
 イメージ的に折り目正しいしゃべり方をしそうなI・J・Kが「私」。
 Gだけは「あたし」・・・ごめん、俺女が個人的に苦手だから。

 アムロやシャアはどの娘も「アムロ」「シャア」。Jだけシャアのことを「大佐」と
 呼ぶ(アムロは「アムロ」)

 あとEとGが仲が良い

という設定で書いてるよ。


742 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/05 02:33 ID:???
あー自分もGは意識的に一人称を避けて書いてるよ。同じ同じ(w
それでも支障なしだからいいんだけどね。話し方だけで特徴出るんで。

で、Eは無口無表情だけど内心特別ママに甘えッ子のつもりで書いてます。
ア○ナミ系ってあったから、つい…。
たしかにFとKは区別つけがたいですね。
しいて言えばFの辛口さはセイラで、Kの落ち着きと人当たりのよさはミライでしょうか?
(パーソナリティの問題ではなく、話し方のイメージとして)


743 名前: 「B作戦」作者 投稿日: 02/11/05 18:23 ID:???
昨夜からマイPCの調子がおかしくなり、どうも修理に出す必要がありそうです。
しばらくネタが書けないかも知れません。


744 名前: 734 投稿日: 02/11/05 21:01 ID:???
 >たしかにFとKは区別つけがたいですね。
しいて言えばFの辛口さはセイラで、Kの落ち着きと人当たりのよさはミライでしょうか?
(パーソナリティの問題ではなく、話し方のイメージとして)

 ・・・納得です。さすが職人(笑)

 ・・・ところで>>739でも書きましたが、次スレ立てると、また、その次。
・・・とか、際限がなくなりそうなので、どうせなら1スレで切りよくまとめて欲しい。
だから、
【編集】アムロとシャアと12人のプル【会議】
で別スレを立て、編集方針とか要望、疑問はこっちで書き込み、本スレの消費を抑え
ませんか?
 ・・・それとも、成り行きに任せるのが美しいんだろうか?ご意見募集。


745 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/05 22:23 ID:???
成り行きにイピョーウ
成り行きでこうなったんだし


746 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/05 22:32 ID:???
1000いくまでに14人が木星に着くか、
それともシャアは駄目オトコで結論が付くか…

成り行きでいいんじゃないかね。


747 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/05 23:07 ID:???
<<成り行き>>
編集とかする必要自体そもそもないし、書きたい人が
書きたい設定でやりゃーいいんでないかと思われ。
この流れになった以上、アクシズ一家の基本?は守った
方がいいとは思うが。


748 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/05 23:43 ID:???
1スレのみで終わらせるには惜しいネタだと思うのですが・・・
とにかく自分はもっとみなさんのネタ読みたいです。>他力本願でスマソ。


749 名前: 734 投稿日: 02/11/06 00:21 ID:???
 ・・・そっかー。じゃ、成り行きと言う事で。

 ただ、クライマックス(締め切り?)があった方が、ネタ切れで締め括るより
この良スレを終わらせるのにいいかなーと思った物で。締め切りが近い方が
緊張感が出てクライマックスが盛り上がる、という単純な発想でした。
 ちなみに、この場合の編集がさす物は、物語と、感想以外。・・・要望、設定、
疑問、相談全ての意味のつもりです。>>747
 スレ汚しで失礼しました。


750 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/06 01:08 ID:???
「B作戦」第二部・クッキングプルズ
その5・プルEとプルIの場合
1/2
シャア「ええい、その角度>723などどうでも良いのだ。カメラの角度とかを考えろ、アムロ!」
こんなこともあろうかとサングラスにハロのカメラアイからの画像を受信する小型の網膜投影モニターと小型イヤホンを仕込んでおいたのに、
あまり良い画像が見られない。おまけにハロが跳ね回るとモニターの画像も激しく動くので、感覚がおかしくなりそうだった。
プルJ「大佐、ハンドル右です!」
プルJの叫びであわててトラクターのハンドルを切り直した。モニターに神経が集中していて、うかつにも自分自身の注意を忘れていたのだ。
シャア「危ないところだった。プルJのおかげで助かった」
プルJ「じ、自分は当たり前のことをしただけです」
照れるプルJに後ろからプルHがささやく。
プルH(大佐のためなら何でも出来ます、ってとこかしらね)
プルJ(さっきからしつこいぞ!)
シャアに何か言われるたびにプルJがテンパって応答しプルHが茶々を入れるというパターンを繰り返しながら、水耕プラントで作業をしていた。
こっちの方は、二人のプル同士で密かに不協和音を立てながらも、作戦通りにシャアの仕事を遅らせていた。


751 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/06 01:09 ID:???
2/2
完全な作戦にはならなかった。作戦の破綻を察知したのはプルHだ。
プルH「ひっ」
脳裏に突然台所に横たわる8人の姉妹達というビジョンが突然割り込み、驚いた彼女は思わず悲鳴を上げていた。
プルJ「どうしたんだ、突然」
プルJがプルHの取り落としたトマトを拾いながら問う。
プルH「プルJは見えなかったの?何も感じなかったの?!台所でプルD達が倒れてるのよ!」
プルJ「倒れている?私は感じなかった」
プルH「早く、帰らないと!」
(プルJから見て)面の皮が厚くて小賢しいプルHが珍しく感情を露わにしていた。いつもと違う様子にプルJも不安をかきたてられ、シャアの所へ走るプルHを追う。

シャアはプルHの直感を信じた。そして急いで戻って来ると、彼女が言った通りプルAたち8人が台所に横たわっていた。
プルH「一体何が起こったの…?」
NT能力が高くても人生経験の足りない二人はこんなときどうすればいいかわからず、シャアが8人の様子を調べるのを見ているだけだった。
そのシャアは8人の様子を調べて「いけないな」と首を横に振る。二人はいよいよ不安になった。



765 名前: なにして遊ぶ?(1/2) 投稿日: 02/11/08 00:21 ID:???
A「人に発見されない方法ー。教訓その1、立ち上がらない!」
K「プルA、水を差すようだけど、この面子でかくれんぼというのはやっぱり無理があると思うの」
B「隠れたところで、本気でみつけようと思えば勘が働かないわけでもないしな」
G「そもそも隠れるとこが限定されるもんな〜アクシズ(ここ)じゃ」
A「じゃあどうするのよお?」
G「普段行かねーところでやるとか」
I「いかん。怒られるに決まっている。この前ハロでボーリングをしてアムロが涙目になってたのを忘れたのか?」
F「あれはプルDが悪いのじゃなくて?ハロの手足が引っ込まなくなるくらい投げたり、振り回したり」
D「えー私のせい〜!?みんなだってやってたじゃなーい!」
I「ボーリングとは玉を床に転がすものであって、ダイレクトに壁にぶち当てるものではない」
K「あれは、さすがにどうかと思ったわ。…とにかくアムロを怒らせるような遊びはやめないとね」
E(…シャアならいいのかしら…)
D「じゃあシャアで遊んでこよう。行こっプルE。プルJもくるよね!」
J「私!?」
D「まったまた〜。わかってんだから!」
J「ちょっ…どういう意味だっ…おい!」
プルDは有無を言わさずEとJの手を引っ張って連れて行ってしまった。
ちなみにプルEは姉妹たちの唐突な行動には慣れっこである。


766 名前: なにして遊ぶ?(2/2) 投稿日: 02/11/08 00:22 ID:???
A「ねえ、何して遊ぶの〜?」
H「プルC?さっきから、何か気にかかることでもあるの?」
C「え。気にかかるというか…。あのね、お洋服、やりかけのがあるから…」
プルCは服を作ってもらって以来、アムロに裁縫を習うようになった。
まだ大きなものは作れないが、今のところ一番の自信作は、アッガイに合わせた人形サイズのエプロンドレスである。アムロが作ってくれたものとほぼ同じデザインの物を、苦心して作ったのだ。
アムロも誉めてくれたし、多少縫製のお粗末なところはご愛嬌。
今はアッガイのお友達のジムに空色のワンピースを作っている途中だった。
L「わあ。出来上がったら絶対見せてね」
H「じゃあプルCはお裁縫?」
L「私もアムロに何か習おうかなぁ」
A「もう!!だから何して遊ぶのってば〜」

この日はアムロの呼ぶ「おやつ」の声が聞こえるまで不毛な議論が続いたのだった。


767 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/08 00:49 ID:???
隠れたままだと爆破されますか?


768 名前: 765 投稿日: 02/11/08 00:57 ID:???
>767
わかってくれてありがd(´Д⊂


769 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/08 01:30 ID:???
>>765
危険なアナウンサーはアムロでしょうか?
このスレでモンティ・パイソン知っている人どれぐらいいるんでしょう?


770 名前: 765 投稿日: 02/11/08 01:35 ID:???
人様のモンティ・パイソンネタが羨ましくて、必死でやってやろうとしたら
なぜかこうなりますた。一行しか入らなかった…ウツウツウツ(;´Д`)


771 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/08 01:59 ID:???
>770
まあ、本当に爆発させるとシャレにならないしね。
「ブラックメール」で切なる思いをつづった他人の秘密日記を朗読するプルHとか。
一節読むごとに画面下のプリンの数が跳ね上がっていく。…人口14人じゃ脅す相手もバレバレか。


772 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/08 04:10 ID:???
・・・アッガイ?友達のジム?
・・・・連邦のにっくきMSが、友達?


773 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/08 22:04 ID:???
>769
アムロはケツをまくったAAがあることだし、

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
|     It’s!     |
\            /
   ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄
   _______    
  γ⌒⌒^'、___/|
  |(γ ^^^^^^|    | |
 │ヾ ゚∀゚ノ_____| |
/=/,   つ====/| |
 |(_(_, )____|/
   エしし'

全裸でオルガンを弾く男。
しかしアクシズ一家最後の良心の地位を失いかねないという罠。


776 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/09 12:19 ID:???
>>773
娘が泣いて止めそうですが(w


777 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/09 17:25 ID:???
>750
誤:その5・プルEとプルIの場合
正:その6・プルHとプルJの場合

「B作戦」クッキングプル

その7・台所の惨劇
1/4
シャアとアムロがそれぞれ仕事に出た後、台所に残ったのは8人。
プルA、プルB、プルC、プルD、プルF、プルG、プルK、プルLだ。
プルG「それじゃ始めようぜ、まずは材料だ」
プルGが音頭をとる。メニューは打ち合わせで決まっているので、材料を集めてレシピに従って作るだけだ。
自分で料理をしたことがあるのがほとんど居ないので、レシピ通りのことが出来るかどうかが問題ではあるが。

各々が食料の貯蔵庫や冷蔵室から小麦粉や粉ミルクやショートニングやフルーツ缶を集めてきたが、
その材料を見てプルFは何か考えている様子だ。
プルF「何かが足りないわね」
プルK「何か、って何かしら。これで本に書かれていた通りよ」
プルF「参考にした本は子供用のお菓子の本でしょ。プルD、脚立を持ってきて」
プルD「脚立なんか何に使うのさ」
プルF「上に乗る以外に目的があって?」
取ってくると今度は
プルF「私が上ってる間脚立を押さえてて」
プルD「人使い荒いなあ!」
直情的なプルDは文句を言いながら脚立を押さえた。脚立の上に乗ったプルFは台所の一番上の棚に手を伸ばす。
プルF「やっぱりここにあったわ」
プルたちの身長では目の届かないところに目的の物を見つけたプルFは会心の笑みを浮かべた。
プルF「これが何だかわかるかしら?」
棚から下ろしてきた物を掲げて聞く。



778 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/09 17:25 ID:???
2/4
プルD「何だその瓶はぁ?」
プルF「ブランデーよ」
プルL「ブランデーってお酒じゃないの?シャアとアムロが夜中に二人で飲んでたよ」
プルB「子供の体には毒だから飲んではいけないと言っていたな」
プルF「あら、大人も子供も同じ人間の体なのに毒なわけないでしょう?」
プルD「酒は百薬の長って言うしな。な、プルC」
プルDはプルCに同意を求めた。プルCは最近家事もするようになってきたから、わかるはずだ。
プルC「うん、それからお菓子にも使ったりするよね…。苦味がついて美味しくなるはずだよ…」
プルA「苦いの?苦いお菓子って変だよー」
プルF「甘ったるいだけより少し苦味がある方が、味にメリハリがあって大人の口には合うのよ。プルAにはわからないでしょうね」
プルA「プルF私のこと子ども扱いしてない?」
プルK「まあまあけんかはそれぐらいにして。今回はシャアとアムロが主役ですから、お二人の口に合うのを作りましょう。その方が喜んでくれるでしょ」
へそを曲げだしたプルAをプルKがなだめた。



779 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/09 17:26 ID:???
3/4
ブランデーを使うことは決まった。しかし。
プルD「ブランデーってどんな味なのかなあ」
プルF「きっと苦いわね。『良薬は口に苦し』って言うもの」
プルB「ちょっと待て、酒と薬は根本的に違うだろう?」
プルG「まあ、味見すればわかるこった。とにかく開けてみようぜぇ」
プルL「勝手に飲んだら怒られるよぅ」
プルG「少しならバレやしないよ。いいから飲んでみようぜ」
プルFとプルGがブランデーの中身を一杯二杯と飲み干し始めた。
プルG「シャアもアムロも「毒」だって言ったけど、飲んでみるとそうでもないな。
    一口飲んでも二口飲んでも酔いもせず」
プルF「体も温まるわね」
二人が美味そうに飲んでいるのを見て、プルLも飲みたそうな顔をした。
やがて3人がすぐに5人になり、5人が7人になり、最後まで我慢したプルBも誘惑に負けてグラスを手にしてしまった。



780 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/09 17:26 ID:???
4/4
ブランデーの瓶が空になった頃には、8人の酔っ払いが出来上がっていた。
すでに当初の目的も忘れ、
プルK「こんなのもありましたー」
プルG「せっかくだから俺はこの赤のラベルを選ぶぜ!アヒャヒャヒャヒャ」
アクシズ製のウイスキー「ジョニー・ライデン」(通称「ジョニ赤」)を見つけて開ける始末。
しかし、身体を強化された強化人間といえども、血液中のアルコール分解能力まで強化されていたわけではない。
そして子供だから、大人と比べてアルコールの分解能力は未成熟だ。

8人の様子を見て「いけないな」と首を振るシャアに突っかかったのはプルHだ。
プルH「いったいみんなどうしちゃったんですか!?」
シャア「困ったものだ。酒を見つけて飲んだらしい」
2人のプルは顔を見合わせた。シャアはそんな二人にてきぱきと指示を出す。
シャア「すぐに介抱せねばならん。プルJ、ここにあるだけのトークンで汲めるだけの飲料水を用意してくれ。
    プルHは毛布と枕を8人分。居間で休ませる」
プルJ「大尉も呼びますか?」
シャア「プルH、毛布の方が済んだらアムロを呼べ。点滴剤を用意するよう伝えておけ」

8人に点滴を打ち終わったアムロは疲れ果てた顔をしていた。
アムロ「まさかこんなことになるとはな…。シャアの応急処置がなければとんでもないことになっていた」
シャア「我々の考えも甘かったのさ。聞き分けが良いので忘れていたが、あの子達は普通の生活をしていない分、
    社会常識に疎いところがある。酒のことも知らなかったのだろう」
アムロ「なるほど」
シャア「ちゃんと時間をとって、我々が教師としてこういうことを一から教えなければならんかも知れんな。
    木星なりに着いてから一般社会での生活にもすぐに溶け込めるようにな」
アムロ「ああ。……シャア、先生をやるんなら生徒には手を出すなよ」
シャア「なぜそう思う。貴様の論理は飛躍しすぎだ」(■Д■;)

(第三部「つまみ食い宇宙」へ続く)


781 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/09 17:47 ID:???
>780
>アムロ「ああ。……シャア、先生をやるんなら生徒には手を出すなよ」
>シャア「なぜそう思う。貴様の論理は飛躍しすぎだ」(■Д■;)

番外編
プルD「起立、着席、礼」
ゴツン
アムロ「シャア、そこは生徒の席だぞ」
シャア「私は生徒のクワトロ・バジーナだ。それ以上でもそれ以下でもない」
アムロ「……」
シャア「アムロ先生、生徒同士の恋愛なら自由ということだな?私はそう解釈したぞ」
アムロ「
        丶    γ⌒⌒^'、
         ヽ\\ヽ(m# ^^^^|/m)//
         \ (m ヽ(#゚ー゚ノ/m)/
          丶\(m\  m)//
           (m\(m (m m)/
              ( (m /ノハλ)
           ミヘ丿 ∩#Д■;|l
            (ヽ_ノゝ __ノ」



782 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/09 19:24 ID:???
和露他


783 名前: 通常の名無しさんの3分の1 投稿日: 02/11/09 19:49 ID:???
>>777-781
最高!
オチも(・∀・)イイ!


784 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/09 21:08 ID:???
>781
いつもそのAA見て思うんだけど、
アムロが軽く笑ってるのが最高に怖い…(∀


785 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/09 21:41 ID:???
たしかに薄笑いしてる


786 名前: 通常の名無しさんの3分の1 投稿日: 02/11/09 22:21 ID:???
>>784
これなら如何?
        丶    γ⌒⌒^'、
         ヽ\\ヽ(m# ^^^^|/m)//
         \ (m ヽ(#゚−゚ノ/m)/
          丶\(m\  m)//
           (m\(m (m m)/
              ( (m /ノハλ)
           ミヘ丿 ∩#Д■;|l
            (ヽ_ノゝ __ノ」


787 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/09 22:33 ID:/IVo+93+
 丶    γ⌒⌒^'、
         ヽ\\ヽ(m# ^^^^|/m)//
         \ (m ヽ(#゚−゚ノ/m)/
          丶\(m\  m)//
           (m\(m (m m)/
              ( (m /ノハλ)
           ミヘ丿 ∩#∀■;|l
            (ヽ_ノゝ __ノ」



788 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/10 00:42 ID:???
コレは?
        丶    γ⌒⌒^'、
         ヽ\\ヽ(m# ^^^^|/m)//
         \ (m ヽ(#゚Д゚ノ/m)/
          丶\(m\  m)//
           (m\(m (m m)/
              ( (m /ノハλ)
           ミヘ丿 ∩#Д■;|l
            (ヽ_ノゝ __ノ」


789 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/10 00:47 ID:???
        丶    γ⌒⌒^'、
         ヽ\\ヽ(m# ^^^^|/m)//
         \ (m ヽ(#゚ Д ゚ノ/m)/
          丶\(m\  m)//
           (m\(m (m m)/
              ( (m /ノハλ)
           ミヘ丿 ∩#Д■;|l
            (ヽ_ノゝ __ノ」



790 名前: 通常の名無しさんの3分の1 投稿日: 02/11/10 01:36 ID:???
ならば!
        丶    γ⌒⌒^'、
         ヽ\\ヽ(m# ^^^^|/m)//
         \ (m ヽ(#゚∀゚ノ/m)/
          丶\(m\  m)//
           (m\(m (m m)/
              ( (m /ノハλ)
           ミヘ丿 ∩#Д■;|l
            (ヽ_ノゝ __ノ」


791 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/10 02:32 ID:???
     丶    γ⌒⌒^'、
         ヽ\\ヽ(m# ^^^^|/m)//
         \ (m ヽ(#゚ 仝 ゚ノ/m)/
          丶\(m\  m)//
           (m\(m (m m)/
              ( (m /ノハλ)
           ミヘ丿 ∩#Д■;|l
            (ヽ_ノゝ __ノ」



801 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/10 11:50 ID:???
シャア、男の生き甲斐は2つある。

   _______
  γ⌒⌒^'、___/|
  |(γ ^^^^^^|    | |
 │ヾ ゚∀゚ノ_____| |
/=/,   つ====/| |
 |(_(_, )____|/
   エしし'

ひとつは裸になること。


もうひとつは人前で裸になることだ。


802 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/10 12:35 ID:???
>>799
アムロが一番恐ろしいのは、キレるんじゃないかという場面において
冷静に敵を屠っていくところだと思ふ(((( ;゚Д゚)))ザクグフゲルググ


803 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/10 14:50 ID:???
さて問題です。シャアはアムロに何発殴られたでしょう?

1:軽く2〜30発
2:ちょっとヘヴィに5〜60発
3:数え切れないのでアムロに聞いてくだちい


809 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/11 15:47 ID:???
  ,'⌒⌒ヽ    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 / λWλi ヽ   < あれほどまで無垢に生きてもみたかった……かなうものならな
 く ゝ` ‐´ノ,,ゝ \___________________________
 ハマーン・カーン(享年22)

「ハウスメイド・ソング」

(1/4)
アムロ「古いMSのコックピットの残骸に、こんなデータディスクが残っていたんだ」
シャア「ほう。この紋章はグレミー・トトの反乱軍が使ったものだな」
そのデータディスクをロードすると、筋骨隆々とした色黒の男が映った。
シャア「反乱に参加したラカン・ダカランだな。何のつもりなのだ」
何なのかと二人が見ていると、ピアノの音に合わせてラカンが深々とおじぎをした。
アムロ「歌でも歌う気か…?」
シャア「古来より歌は士気高揚の手段に使われていたからな」
アムロ「お前も使っていたな。『シャア アズ ビリービング』とか」
シャア「あれはいい。しかしあのむさ苦しい男が『私の彼はパイロット』とか歌ったらどうする?」
アムロ「…かなり嫌だぞ、それは」
シャア「しかし、事実は得てして、我々の想像を上回るものだな」
アムロ「……俺たちはパンドラの箱を開けたのかも知れん」
ブラウン管の中の軍服を脱いだラカンは、黒いメイド服をまとい、白いエプロンをつけていた。
筋肉質の男が女性向けのデザインの服を着ているのは不気味なものだ。
更にラカンはピンク色のウィッグをかぶり、少女の姿を模した下手くそな人形を抱きかかえた。
シャア「あれはハマーン・カーンのつもりか…」
アムロ「そうなると、あの人形はミネバ・ザビだな…」

アムロ「…ハマーンって、本当にあんなメイドの格好してたのか?」
シャア「しとらんよ。残念ながらな」



810 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/11 15:51 ID:???
(2/4)
ハマーンの扮装をしたラカンが語りだした。
I didn't want to be the chief minister anyway. (私は摂政になりたかった訳ではない)
I want to be a house-maid. (本当はメイドさんになりたかった!)

その叫びが終わるとピアノの伴奏が入り、ラカンは歌いだす。
I'm a house-maid and I'm OK, (私は陽気なメイドさん)
I sleep all night and work all day. (よく働いてよく眠る)

ラカンの部下のスペースウルフ隊のコーラスが続く。
She's a house-maid and she's OK, (彼女は陽気なメイドさん)
She sleeps all night and works all day. (夜はよく寝て、昼はよく働く)

ラカン独唱。ミネバ人形を振り回している。
I nurse the princess, I eat my lunch, (姫様をお世話して、お弁当食べて)
I go to the lavatory. (トイレに行く)
On Wednesday I go to shopping, (水曜日には買出しに行って)
And have buttered scones for tea. (ついでにスコーンとお茶を買い食いよ)

コーラスも続く。
She nurses the princess, she eats her lunch, (姫様をお世話して、お弁当食べて)
She goes to the lavatory. (トイレに行く)
On Wednesday She goes to shopping, (水曜日には買出しに行って)
And has buttered scones for tea. (ついでにスコーンとお茶を買い食いしましょ)
She's a house-maid and she's OK, (彼女は陽気なメイドさん)
She sleeps all night and works all day. (夜はよく寝て、昼はよく働く)


811 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/11 15:51 ID:???
(3/4)
アムロ「この歌は要するに、女子供はすっこんでろ、と言ってるのか」
シャア「そのようだな。しかし、そういう下衆なことしか出来ん奴等だから、アクシズは負けたのだがな。
    戦争屋はいても、政治を理解する者はハマーンなどごくわずかだった」
アムロ「俺が言うのは変だが、お前が残っていた方が彼女には良かったんじゃないか?」
シャア「私がいれば、私が反乱軍の御輿を強制されたろう。私がアクシズを出ればその問題は収まると思ったが、
    反乱軍は代わりの御輿を用意していたというわけだ」
アムロ「お前ならその反乱に歯止めをかけてハマーンと和解できると思ったんだがな。全く…」
アムロとてハマーンのダブリンへのコロニー落としを止められなかった恨みはあるが、少しだけ彼女に同情した。


812 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/11 15:54 ID:???
(4/4)
ラカンのハマーンを小馬鹿にした歌はまだ続く。
I nurse the princess, I skip and jump, (姫様世話してスキップアンドジャンプ)
I like to press wild flowers. (押し花するのが大好き)
I put on a teacher's clothing, (女教師の格好すれば)
And hang around in a junior-high. (ウブな中学生はイチコロよ)

コーラスも続く。
She nurses the princess, she skips and jumps, (姫様世話してスキップアンドジャンプ)
She likes to press wild flowers. (押し花するのが大好き)
She puts on a teacher's clothing, (女教師の格好して)
And hangs around in a junior-high. (純朴な中学生をたぶらかそう)
She's a house-maid and she's OK, (彼女は陽気なメイドさん)
She sleeps all night and works all day. (夜はよく寝て、昼はよく働く)

アムロ「品性のない歌だな。どういう意味なんだ」
シャア「ハマーンはZZのパイロットのジュドー・アーシタという14歳の少年に執着していた。
    スカウトするために自ら変装してネェル・アーガマに潜入したこともある。ないがしろにされたアクシズ兵はこれで反感を抱いたのだがな」
アムロ「わかりあうことは出来ても、敵同士ではしがらみが大きすぎたか。人は同じ過ちを繰り返す!」

ノリノリのラカンは、舞台の袖から飛んできた新しいアクセサリーをつけると、ひときわ声を張り上げた。
I nurse the princess, I wear high heels, (姫様世話してハイヒール履いて)
Blonde wig and sunglasses, (ブロンドのかつらにサングラス)
I wish I'd been a kid-hunter, (年下食いになりたいな)
Just like my dear Char. (シャアみたいな人に)
そして、メイド服の上に赤いガウンを羽織り、金髪のウィッグとサングラスをつけたラカンと
コーラスグループは、満場の拍手の音響効果の中で深々とお辞儀したのである。
データディスクに入っていたのはそれだけだった。

アムロ「……」
シャア「アムロ、やはりザビ家は許せん」


813 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/11 16:02 ID:lNy5qQks
よく出来た話だけど、ラカンのイメージには合わないというか・・・
合わない故のラカン起用だろうけど


814 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/11 17:05 ID:???
女装趣味でスプラッターな変態床屋か。


815 名前: 809 投稿日: 02/11/11 20:53 ID:???
「ハウスメイド・ソング」の元ネタはモンティ・パイソンの劇中歌で、
男らしい仕事をしたいという床屋が歌ううちに女装趣味をカミングアウトする

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
|Lumberjack song(木こりの歌)|
\            /
   ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄
   _______    
  γ⌒⌒^'、___/|
  |(γ ^^^^^^|    | |
 │ヾ ゚∀゚ノ_____| |
/=/,   つ====/| |
 |(_(_, )____|/
   エしし'

でした。
ちなみに現在放送中のナイキのCMソングに、モンティ・パイソンのメンバーが作った
「Always look on the bright side of life」が使われています。


818 名前: プルK 投稿日: 02/11/12 00:11 ID:???
今日、アクシズの資料保管室で記録資料を見つけたんです。
その資料によると
「地球を発した光の帯は、アクシズに太陽に至る道を示して、なだらかに波のように
 たゆたっていた。(中略)そして、そのベルトが消えた頃、アクシズのふたつの
 巨塊は、太陽に向かって落下するように宇宙を走った。」
とあるのですが・・・

私たちが生活しているアクシズは、本当に木星に向かっているのでしょうか?
とりあえずアムロだけには相談してみようと思うのですが・・・


819 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/12 01:26 ID:???
>818
お答え:シャア・アズナブル
「私、シャア・アズナブルが答えよう。航法については、艦隊指揮の経験もある私の方が詳しいのだよ。
 結論から言うと、アクシズは現在順調に木星へ向かっている。プルKが心配することはない。
 惑星の重力を利用して軌道を変更する、「スイングバイ」という航法がある。
 惑星探査機に使われる方法で、推進剤を無駄に使わずに軌道変更・加速・減速が出来る経済的な方法だ。
 今回は金星の重力圏に一度入ってから公転速度を利用してアクシズを一気に外宇宙方向へ加速した。
 この金星スイングバイで木星へ飛んだ最初の例は、AD1990年の木星探査機ガリレオだ。
 詳しくは、ttp://spaceboy.nasda.go.jp/note/tansa/j/tan02c_j.html などで調べたまえ。
 我々もガリレオの例に習った。質量が桁違いで失敗も許されないので、ヒヤヒヤものだったがね。
 私とて遊んでいるばかりではないのだよ。君たちにはもっと私のことを信用してもらいたいものだな。
 それやり思春期の悩みの相談とかそういうのは無いのかね?」

(小説版に言及されたのだと思いますが、木星への進路が取れた理由はこれで納得いただけたでしょうか?)


821 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/12 08:56 ID:???
>「それやり」思春期の悩みの相談とかそういうのは無いのかね?

本音が漏れ出たあまり、どもっております、シャア先生!
完璧な作戦になっておりません!!


824 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/13 12:26 ID:???
              ∩
         ⌒⌒⌒ヽ
        (γツ゛゛゛゛ミ)
         ツ*■∀■, マダダ マダオワランヨ
    ⌒⌒ヽ  /つ | |
  (γノ|ノ)从)γ⌒⌒^'、 ダッコ♪
   ‖*‘ー‘,(γ^^^^^ソ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   /  つ  ヾ ; ゚ー゚ノ /  < ちょ、ちょっと保全の邪魔しないでくれ…
  ⌒⌒ヽ/   ⌒⌒ヽ    \___________________重い…
(γノ|ノ)从)  (γノ|ノ)从)
‖*‘ー‘,/δ ‖*‘ο‘, ヒザノウエゲット
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/  つつ
         (~⌒)⌒)




832 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/13 21:06 ID:???

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 `゙ ''''''"i'i'::::::::::::::::::::';;;;;'、::::::::';::::::       ..:::,,:::,'   ,. '
  :::::::::::::','、::::::::::::::::::. ';;;;`、:::::'、:::     ,. _ ::-‐′ /     
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   ::::::::::::::::::::::::::::::::::;   〉;;;;;' ;::::` 、    ,`" /      このスレの主役は私か?     
   ::::::::::::::::::::::::::::::/  /;;;;;;;;;;;;'、::::::`..、.   /`、
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833 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/13 21:09 ID:???
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.   ' 、 '、' ,.i ', ',',        r‐ -‐ァ ,イ', ゙i '、   
     ` 、' ', ', ','、     ` =i´゙!'゙ !', ',゙,、'、  
       `'!;:'、'、 ',',` 、       |.│  '、, ',i,',ゝ  
        '  '、'、'、'、 `゙ ' ┬- ' ! i   ゙、','.,i:,
             ,i` 、'、'、    !   '、 '‐、   '、,!',
    ,. -‐'""i""゙ヽ '、`,    `「','゙´‐' "'`、 、 'i !
   .,r'     `' 、_,..ゝ i; 'i  ,‐'゙i i´ , -'" 'i `、 '
   !       '、_ゝ'   ヽ 'i`!.,i -<" '、 `、



834 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/13 21:27 ID:???
  ゚  o   .  。   .  .   ,  . , o 。゚. ,゚ 。 + 。 。,゚.。
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      。                 ゚   .           。
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                ( :;;;;;:::)  ( :;;;;: )
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      ‐''"´'''"""''"`''""`"""''''''"´'''"""''"`''""""'''"''''''"`"""''''``'‐

良スレage  嗚呼刻が見える





848 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/15 23:34 ID:???
「B作戦」第三部・つまみ食い宇宙

プロローグ
プルAたちの症状は急性のアルコール中毒だったが、
シャアの迅速な措置のおかげもあって翌朝には回復した。
その日の夕食後、いつも使うブリーフィングルームにはシャア、アムロ、プルF、プルGの4人がいた。
毅然としたプルFも活発なプルGもこの時ばかりは大人二人の前でうなだれている。
自分たちがきっかけで自分たちを含めた8人が生命の危険にさらされたのだ。
こうなることは知らなかったとはいえ、二人は大きな罪の意識を感じ、謝りにきていたのだった。

アムロ「自分たちのやったことを理解しているのならもう良いよ。その代わりもう二度とこんなことはしないでくれよ」
プルG「…修正はないの?」
アムロ「して欲しいのかい? さっき言った通り一週間おやつ抜きでペナルティは十分だよ」
シャア「我々は軍隊ではないからな。修正で威を示す必要はない」
実際はシャアもアムロもどう対応すればいいのかわからなかったのだ。
それで、プルFとプルGが出て行った後、二人とも大きく息を吐いて「父親というのは難しいものだな」と言ったのだった。


863 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/16 15:19 ID:???
そういえば疑問(愚問)なんだが、何らかの形で
交信はできんのかね?

…遠距離電波交信はミノフスキーの影響で無理だし
レーザーは目的決めないといけないし、大出力ジェネ
レータはないしと問題だらけではあるが。

そもそも最初救助を求めていたわけだが、
受信されなかったという解釈でOK?

アムロ「…まだ生きてるな」
シャア「…うう」
アムロ「シャア、お前も生きてるのか」
シャア「そのようだな」
アムロ「とりあえず、救助信号を出さないと…」

…12時間後。

アムロ「誰も気づいてくれない…」
シャア「実はものすごくまずいのではないか?これは…」
>>26に続く。



864 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/16 23:42 ID:???
>861
プルE・プルH・プルI・プルJの4人は飲んでないぞ。
しかしシャアがいくら恥知らずでも、注意した手前やりにくいと思われ。

>863
救助に来たのが連邦軍ならシャアは間違いなく処刑。
ではネオジオンが救助に来た場合、アムロはどうなるかな。

アムロの顔を少し改造してみる。
       r'⌒⌒^'、
      ( r^ννν
       ヾ ゚ー゚ノ


865 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/16 23:44 ID:???
ずれたので修正。
       r'⌒⌒^'、
      ( r^ν^ν^ν
       ヾ ゚ー゚ノ



866 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/16 23:50 ID:???
もっぺん。
       γ'⌒⌒^'、
      ( γνννν
       ヾ ゚ー゚ノ

ところで、アクシズでサバイバル生活している間も髪は伸びるわけだが、連中はどうしてるんだろうな。
アムロが散髪屋もさせられますか。


867 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/16 23:51 ID:7GqgF1rW
おれの環境では>>864のほうがアムロっぽい


868 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 00:03 ID:???
>>864-865
努力は認めるからAAエディタ使ってから書き込んでみれー


869 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 00:08 ID:???
デコッパチなのが気になってたんで。もう一度だけ。
当方のブラウザはIEの最新版ですが、そちらのブラウザは?

               γ⌒⌒^'、
           (⌒\(γ#ννννν 
            \ヽヾ  ゚ー゚ノ 貴様にはバリカンで十分ですが何か?
             (mコm  ⌒\
              ノ    / /
              (   /ノハλ)
           ミヘ丿 ∩∀■;) 人を組み敷いて散髪とは初めて聞くぞアムロ!
            (ヽ_ノゝ _ノ  



870 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 00:16 ID:???
かちゅで見てる人には>>864アムロが一番きれいに見えるはず


871 名前: 通常の名無しさんの3分の1 投稿日: 02/11/17 01:04 ID:???
アムロバリカン攻撃を受けたあとのシャアをキボンヌ。


872 名前: 861 投稿日: 02/11/17 01:35 ID:???


プルA…普通の「プル」の性格
プルB…普通の「プルツー」の性格
プルC…おとなしくて無口。恥ずかしがりや
プルD…オヤジっぽい。豪快の笑ったり人情話で泣いたり
プルE…無口無表情。ア○ナミ系
プルF…辛口お姉さん系。優しさ装いつつトゲがある
プルG…普通の「プル」の性格だが、男言葉で喋る俺女
プルH…おとなしめ電波娘。NT能力12人中最強
プル I …マジメで理路整然と喋る。シャアと日夜壮絶なディベートを繰り広げるプチギレン
プルJ…軍人気質。一人称「自分」
プルK…人当たりがよく落ち着いている。誰に対しても敬語で喋る
プルL…怖がりですぐに泣く。末っ子系

>864
>プルE・プルH・プルI・プルJの4人は飲んでないぞ。
プル’sの性格確認のついでにコピペしてみたが…
 ソレ、逆にSSネタにしたらスッゴク楽しくいぢれそう…
 他のプル達はナンダカンダと回避できそうだが。
  色色とドタバタが楽しめそうだ。具体的な話が思いつかない自分が歯痒いが…
   そのメンバーの中ではプルEが一番危険かな?

>救助に来たのが連邦軍ならシャアは間違いなく処刑。
たしか誰かのSSで一般兵のフリをして逃げ切るとかゆってたな…シャア



873 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 01:48 ID:???
「B作戦」番外編(時期的には第一部と第二部の間ぐらいで)

その1
シャア「何か探してるのか?」
アムロ「洗濯に出したパンツが一枚足りないんだ。プルたちにも確認したし、コインランドリーも探したんだが」
シャア「一枚ぐらい気にすることもあるまい。…それとも貴様は何か、今まではいたパンツの枚数を覚えているのか?」
アムロ「一つ、二つ、三つ…」
シャア「………(▼Д▼;)」
アムロ「冗談だとわかってたら突っ込めよ」

その2
プルCが珍しく自分からシャアに話しかけてきた。
シャア「何かな?」
プルC「寸法を測るの」
最近、プルCは裁縫に興味を持ち出した。つたない手つきで人形の服を作っている姿がよく見られた。
シャア「今度は私に服を作ってくれるのかな?」
プルCはしばらく考えたが、首を縦に振った。
シャア「人の服を作るのは初めてかな?」
プルC「うん」
シャア「ハッハッハ。それは光栄だな」
シャアはプルCの頭をなでようとしたが、
プルC「腕、曲げちゃだめ」
シャア「…それは悪かった」
おとなしく腕を伸ばして腕と肩の寸法を測ってもらったのだった。


874 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 01:57 ID:???
>873
>シャア「…それは悪かった」
>おとなしく腕を伸ばして腕と肩の寸法を測ってもらったのだった。

若干アレンジ。
シャア「正直スマンカッタ」(▼┏┓▼)
おとなしく腕を伸ばして腕と肩の寸法を測ってもらったのだった。

アムロ「シャア、ヒゲが伸びたままだぞ」ヾ  ゚ー゚ノつコm ソレ!!
シャア「変装用に伸ばしているのが何故わからんアムロ!」(▼┏┓▼;)


875 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 02:58 ID:???
マを強制的に冷凍睡眠させてほっと一息するアムロとシャア、
「機械の修理は大丈夫なんだろうな、アムロ」
「ああ、問題無い、修理は完璧だ」
「アレが起きてきたときには正直びっくりしたぞ」
「そうだな…」
ぶるり、と身を震わすアムロ、
「もうカプセルは無いんだろうな、シャア?」
返事が返ってこず訝しげにシャアのほうを見る、
「どうした…、何を見て…、!!
 ハマーン!なぜここに!
 どういうことだ!シャア!」
「知らん!私が教えて欲しいくらいだ!」
「とりあえず逃げるぞ!」
「応!」
プシュー
「何ッ!」
「勝手に動いただと!?」


876 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 03:02 ID:???
新キャラ(゚听)


877 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 03:22 ID:???
身を起こし頭を振るハマーン、と、そこにシャアが目に入ったようだ、
「大佐!」
シャアの元に駆け寄るハマーン、
「ああ!大佐!会いたかったです!」
胸の中で涙目に語りかける。
(おい!話で聞いたハマーンとは違うぞ!どうなっているんだ!マジで怖いぞ!)
(わからん!私も怖い!)
カプセルを調べてみたところ、ハマーンに何かあった時の為のクローンらしい、
無理矢理眠らせるわけにもいかず連れ帰ってみた所、
甲斐甲斐しく皆の世話をして家事全般完璧、
おまけにシャアにぞっこんラブラブ(死語)、
アムロも家事の手間が減ってラッキー、だったりで、
新たな展開を迎える漂流一家の展開は!?


878 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 03:27 ID:???
勝手な展開を作っちゃっいました、
ハマーンの性格は14歳バージョンということで、
乙女乙女しています、
「こんな展開気に食わん!」
と思うなら記憶から消去しちゃってください。
「ハマーンのクローンは無理あるだろう!」
というツッコミはご勘弁を。


879 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 03:49 ID:???
>>878
(゚听)


もう少し空気は読んで欲しかったか
アクシズは空気貴重なんだからさぁ


880 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 04:02 ID:GajYEhet
新キャラ増やすのは不可の方針で。



881 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 04:04 ID:???
≪消去≫


882 名前: 投稿日: 02/11/17 04:31 ID:???
ハマーン´「あなたは誰なのですか?」
ハマーン「私はお前だ。」
夢の中でもう一人の自分と出会うハマーン(14)
ハマーン´「良く分かりません・・・・私は何をすればいいのですか?」
ハマーン「なに、ちょっとの間身体を貸してもらいたいだけだ。」
強制的に身体をのっとられるハマーン´それと同時に意識が遠のいていく。
ハマーン「ふふふ・・・シャアめ・・・この格好なら油断するだろう」
身体の全感覚・・・久しぶりに触れるアクシズの空気を確認し、ハマーンはシャアの元へ急ぐ。


883 名前:   投稿日: 02/11/17 04:32 ID:???
もう一度ただ眠らせるのもなんだから

ネタにして眠らせる。


884 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 04:38 ID:???
ハマーン「大佐♪」
親しげな声でシャアに背後から声をかける
シャア「なんのようかな?ハマーン?」
上官のように他人行儀な口ぶりだが、言葉には動揺が見られる。
ハマーン「私は二人目のハマーンなんですか?」
いきなり微妙な話題に触れる。これでシャアが自分(1代目)の事をどう思っていたかが分かるはずである
シャア「何を言う!二人目だろうが君は君だ!ハマーンじゃないか!」
以前から用意されていたかのようにシャアは即答した。


885 名前:投稿日: 02/11/17 04:44 ID:???
ハマーン「じゃあ・・・・大佐はもう一人の私と私を比べてどちらが好きですか?」
少しはにかみながら聞いてみる事にする
シャア 「若い・・・ゴホッ!君に決まってるじゃないか!▼∀▼!」
(こいつ・・・言い切りやがった・・・・)
ハマーン「でも・・・もう一人の私の方が・・・・」
シャア 「過去の話さ!」
突如拳を振り上げシャアを殴り飛ばすハマーン
ハマーン「粛清してやる!!!!」
シャア 「ま・・・待て!?どうしたと言うのだ!いきなり!」
ハマーン「五月蝿い!!恥を知れ!俗物!」
シャア 「そ・・・・その口調はハマーン!・・・ちぃ!」


886 名前:投稿日: 02/11/17 04:49 ID:???
アクシズ内に警報が鳴り響く(アニメでおなじみのあれ)
ハマーン「シャア!どこだ!どこにいる!?」
作業用のプチモビ(キュべレイカラー)を駆りスタンガンを振り回すハマーン
シャア 「あんなものまで・・・どこにあったのだ!?」
無論・・・答えるまでも無くアムロの手製である。
シャア 「やむをえん!撤退する!」
ハマーン「おのれ!逃がすか!シャア!」
格納庫内での逃走劇は続く。


887 名前:投稿日: 02/11/17 04:55 ID:???
ハマーン「どこに行ったのだ・・・・」
シャアを見失ったハマーンは一度スタンガンの電源を落とす。
ゴトッ・・・・・・・何かが転がる音と共にシャアの声が聞こえる
シャア 「これでその武器は使えまい」
バッテリー(プチモビ用)を外し得意げなシャアが背後に取り付いている。
ハマーン「それはどうかな・・・死ね!!」

プチモビからもぎ取ったハマーンのスタンガンの一閃はシャアをきれいに昏倒させたのであった。


888 名前: 後日談1 投稿日: 02/11/17 05:02 ID:???
プル’s「どうやら・・・・おとなしくなったようね」
    「ハマーン様ですもの当たり前です」
    「さすがはハマーン様・・・といったところですか。」
    「シャア大佐もかわいそうに」
誰の発したかもわからない雑談が広がっていく。
アムロ「これで奴もしばらくはおとなしくしてるだろう。」
プルG 「でも、大変な事になりますね。」
アムロ「心配はいらない。シャアがおとなしくなれば俺の仕事は減るからな。」


889 名前: 後日談2 投稿日: 02/11/17 05:08 ID:???
ハマーンはその日一日をシャアのそばで過ごした。
無論・・・・ハマーンの手にはスタンガンが握られたままであったが。
シャア「(何故私がこんな目に遭わねばならんのだ!?)」
ハマーン「日ごろの貴様の行いが悪かったと言う事だ!」
シャア「こ・・・心まで読むとは!(これでは・・・・)」
シャアの妄想を引き裂くがごとく電撃がシャアの意識を中断させた。。


890 名前: 中断 投稿日: 02/11/17 05:10 ID:???
続きは今日の夜書くわ。

必ず眠らせるから!安心してくれ!


891 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 13:01 ID:???
「B作戦」第三部・つまみ食い宇宙

その1
プルIは不機嫌だった。
完璧な作戦を立てたはずなのに、プルFとプルGが余計なことをしたせいでふいになってしまった。
腹を立てた彼女は回復した8人に愚かなミスだと当たった。
ほんのいたずら気分がおおごとになって8人ともかなりこたえていたところに、
傷口に塩を塗るようになじられたのだからたまらない。
感情家のプルGが「何様のつもりだ」とカンシャクを起こし、他の7人も不服顔。
一触即発の剣呑な雰囲気の中で残ったプルE、プルH、プルJの3人は顔を見合わせた。

べそをかきながら訴えるプルEに驚いて大人二人が子供の寝室に駆けつけた時には、
プルIとプルGの掴み合いが始まっていた。
プルHとプルJが2人を引き離そうとしているが、他の7人は動こうともしない。


892 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 14:35 ID:GoX3MJLD
シャアを大人しくさせるためのアムロの策略とかって落ちは無しの方向で。


893 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 17:15 ID:???
「B作戦」第三部・つまみ食い宇宙

その2
夜更けのブリーフィングルーム。
大人2人と喧嘩の当事者の2人がいる。プルGは数時間前にもこの部屋に来たばかりだ。
加えて証人にプルHとプルKが呼ばれていた。この二人は冷静で公平に思えた。

詳細は略す。
冷静さを取り戻したプルIは、自分の暴走がシャアとアムロに疑念を生ませたことに気付いていた。
そして4人とも、サプライズパーティーの計画の尻尾でもつかませるわけには行かないという計算があった。
だから、状況を理解すると、プルIは変わり身も早くしおらしくプルGに頭を下げ、プルGもそれで引き下がった。
…あっけなく収拾がついたことに大人二人は安心したが、出来過ぎているとも感じたのも事実だった。

(プルたちのいさかいや和解はそれでエピソードになりそうですが、
 分量が多くなると今回の本筋からそれるのでスキップします。ご了承下さい。)


894 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 21:20 ID:???
自分で書いていて思ったのだが、クローンとして生まれて、クローンだということを理解しているプルA〜Lに、
「誕生日」という概念を理解したり、他人の誕生日を祝うというのを思いついたりするのだろうか。
終盤の今頃になってこんなことに気づいたのかよ。>俺

「B作戦」第三部・つまみ食い宇宙

その3
日付は11月の4日になっていた。アムロの誕生日だったが、いつもと変わりの無い始まりだった。
アムロ自身が誕生日のことには触れない。忘れているのか、何か
アムロ・シャアの誕生日のサプライズパーティー「B作戦」の最終日はこの日だ。
シャアの実際の誕生日は11月17日。2週間の空きがある。
しかしこの日も続けてサプライズパーティーをやっても新鮮味が無いだろう。
だからプルたちはこの日にまとめて二人分のサプライズパーティーをするつもりだった。

大人二人が留守の間にパーティーの準備をする、という作戦は前回と変わらない。
おとりが二人の仕事に張り付いて準備に近づけさせない、というのも同じだ。
前回おとりになったプルE、プルH、プルI、プルJは準備側に回る。
プルGがシャアに、プルFがアムロに張り付くことになった。志願だった。


895 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 22:26 ID:???
「B作戦」第三部・つまみ食い宇宙
その4
夕方。刻々と変化するアクシズの岩窟の環境映像は天井のスクリーンを赤く染めていった。
1時間もすれば夜の時間だ。
プルたちの準備もようやく整っていた。
ケーキは焼け、パーティー用の食事も用意され、部屋のデコレーションも終わっている。
プレゼントも、満足できるものではないがとりあえずは完成した。
後はプルFとプルGが大人二人を連れて帰るのを待つだけだ。

暗くなるまでプルFとプルGに引きずり回されて帰ってきたシャアとアムロは、居住区の入り口で顔を合わせた。
シャア「疲れた顔をしているな」
アムロ「お前もだ」
軽口を叩いていると突然。

プルA「ま さ か の 時 の

      ⌒⌒ヽ    ⌒⌒ヽ    ⌒⌒ヽ
    (γ ノ|ノ)从 ) (γ ノ|ノ)从 ) (γ ノ|ノ)从 )
     ‖*`∀´ノ  ‖*´ー`ノ  ‖*^∀^ノ
     丿~ † ~ヾ  丿~ † ~ヾ   丿~ † ~ヾ
     ん  八  ) ん 人  )  ん 人  )
     んU〜Uゝ  んU〜Uゝ   んU〜Uゝ

               ア ク シ ズ 弾 劾 裁 判!」
アムロ「シャア、今度は何をしたんだ?!」
シャア「知らんよ」
プルD「アムロ・レイ、今日は何の日か告白せよ!」
アムロ「俺なのか?!」
プルB「ここでアムロに教えるか拷問か、選択しろシャア・アズナブル!」
シャア「!?」


896 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/17 23:37 ID:79H+SjLK
昔は九月だったのにな。


897 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/18 00:00 ID:???
「B作戦」第三部・つまみ食い宇宙

その5
2人とも弾劾裁判官(プルA・プルB・プルD)の問いに答えられず、
プルD「ならば2人とも拷問部屋に案内だ」
目隠しをさせられると歩かされた。
しかし、メインカメラが使えなくても、体が道を覚えている。歩数で食堂に着いたのがわかった。
食堂に入ると2人は無理やり座らされる。
アムロ「いったい何なんだ…」
プルたちのひそひそ声に耳を澄ませた。「用意はいい?」とか聞こえる。
そして。同時に目隠しが外された2人が次に見たものは、
デコレーションされた部屋と、口々に「誕生日おめでとう」という12人のプル。

アムロは自分の30回目の誕生日が今日だということをやっと思い出したのだった。


898 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/18 00:42 ID:???
シャア「ようこそ三十路の世界へ。歓迎する!」


900 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/18 01:23 ID:???
「B作戦」第三部・つまみ食い宇宙

その6
29の次が30なのは当たり前だが、アムロはまだ30代になるということに抵抗があった。
戸惑う新人の独身30男に横からアクシズ最年長の男が、
シャア「私は30代独身の同志を得たというわけだ。よろしく頼む」
とニヤニヤ笑いながら言った。
そこへすかさず、
プルJ「少し早いですけど、大佐のも一緒にお祝いしますよ」
というフォロー。…プルJは肝心な時に空気が読めない。そして、
アムロ「お前は俺の5つ上だから、四捨五入で40歳という心強い人生の先輩が出来たわけだ。今後ともよろしく」
無邪気に祝ってくれているプルJには悪いが、シャアは冷や水をぶっ掛けられたような気がした。

昨年の誕生日はチェーン・アギが側にいた。わずかな例外を除いて彼の誕生日は誰かしら祝う人がいた。
しかしこれだけ騒がしく(弾劾裁判官が口にした)「拷問」に程遠い誕生パーティーはなかっただろう。
…ある意味では拷問だったかも知れない。
自分の好みよりはるかに甘い味付けのケーキを、作ってくれた人の手前平らげる必要があったので。
シャアはいつの間にか自分のケーキの皿と共に姿を消していた。
目立ちたがりのクセに気配を消して逃げるのが得意な男だ。

ようやくケーキの拷問から解放されると、プルCが何か包みを持ってきた。
プルF「私達からアムロへのプレゼントです。受け取ってくださいます?」
無論、拒む理由は無い。喜んで受け取ったが、開けて現物を見て、アムロの笑みは少し引きつった。


901 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/18 02:17 ID:???
>シャアは冷や水をぶっ掛けられたような気がした。

想像して少しワラタヨ


902 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/18 02:17 ID:???
その7
シャアは一人でラウンジにいた。今の自分の顔を見せる気は無い。
彼にとっては、愛人たちの誕生日などの記念日を祝って歓心を得るのはお手の物だったが、
自身の誕生日には無頓着だった。
家族がいた子供の頃はともかく、「シャア・アズナブル」を名乗るようになってからはただの人生の節目でしかない。
そしてジオンの後継者たることを自らに課すようになると、失われた時間を感じてあせりを生む原因でしかなかった。
わざわざ祝う類のものではなかった。今回だけは違った。プルIが言った。
プルI「シャアが私達を起こしてくれなければ、こんな生き方を知ることはなかった。シャアに会えて感謝している」
シャアもその言葉は本心から言っているとわかった。
…昔、似たことを言った女がいた。口調は全くプルIと違う。言った状況も与えた生き方も違う。
シャアはだいぶ時間がたってから彼女のその言葉を反芻し、失ったものの大きさに涙した。
彼女を失ったのが全ての因縁の始まりだった。
ラウンジで一人なのは、因縁のもつれた糸の片方を握る男と一緒にいるのが辛くなったからだ。
アムロ・レイは憎き仇敵だが同時に最も必要な男だというのは、百も承知のことだった。

まあ、それはともかく。
彼が「シャア・アズナブル」を名乗ってからケーキを作ってもらったのは初めてだった。
(ナナイ・ミゲルは作るスキルはあったがシャアに作ることは無かった。
 シャアは家庭的な女という役割を求めてはいないことを、彼女は悟っていたのかも知れない)
悲嘆の涙と歓喜の涙を両方流しながら、シャアはプルたちが初めて作ったケーキを貪り食った。
味など知ったことではない。

シャアを探しに来たプルJは声をかけそびれていた。
シャアが泣く理由を理解するには、プルJはまだ若すぎるようだった。 


905 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/18 02:36 ID:???
その8

少し時間を置いて、プルJはもう一度ラウンジの入り口に立った。探している男は背を向けていたが、
シャア「プルJか?」
そのままの姿勢で言った。自分だと気づいた。この時のプルJの感情は彼女自身説明出来ない。
プルJ「はい。あの、食堂に戻って下さい。みんな大佐を探しています」
シャア「そうか。待たせるわけにはいかんな。すぐ行く」
男はすぐに来た。サングラスで隠れて顔はプルJからは見えない。

シャアが食堂に戻ると、「シャアにもプレゼント」と包みを渡された。
シャア「ほう、誕生日プレゼントか」
シャアは相好を崩した。…視線の隅にアムロの引きつり気味の顔が見えたが、優越感を感じていた。
プレゼントの包みがアムロの持つ包みより三倍は大きかったからだ。


906 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/11/18 03:08 ID:???
その9

プルH「開けてみて下さい」
シャア「良いのかね?」
シャアはアムロのうらやましそうな(<シャア主観)を感じながら包みを開いた。
プルL「みんなで編んだから、使ってね。約束だよ」
中身は赤い毛糸のカーディガンに見えた。この前寸法を測ったのは>873、このためだったようだ。
だが、開いてみると袖が無かった。これではチョッキだ。
プルK「ごめんなさい。袖はうまく出来なかったので省きました」
シャア「構わんよ。君達の気持ちが何よりのプレゼントだ」
正直、編みはデコボコで出来は良くない。サイズも少し大きい。
しかし出来は問題ではない。いそいそと赤いチョッキを着て見せた。
シャア「それで、アムロは何をもらったのだ?」
アムロがシャツのすそをまくって見せたのは、白い毛糸の腹巻だった。やっぱり編みがデコボコだ。
シャア「ハッハッハ、腹巻か。君はよく寒そうな格好で仕事しているからな。それがあれば腹を冷やさなくて良い」
アムロ「そうだな…ハハ」
アムロは苦笑した。
プルA「本当は毛糸のパンツだったんだよ、股の部分がうまくいかなくて腹巻になっちゃったんだ」
シャア「ぶははは!だから私がいつも注意していただろう、アムロ!!」
シャアは珍しく大口を開けて馬鹿笑いした。


その10(完結)

パーティーが終わって寝静まってから、独身30男の2人はラウンジで口直しを飲んでいた。
シャアが珍しく饒舌だった。
シャア「今のアクシズの生活は良い。人生をやり直している気分だ」
アムロ「そうか?まあ、俺もそれなりに楽しんでるが」
一拍置いてアムロが言葉を続けた。
アムロ「還暦というのを知っているか?」
シャア「カンレキ?何だそれは」
アムロ「東洋の古い風習だ。昔の暦の一巡りの60年を生きた人に、赤ん坊に戻っての新しい人生を祝うという意味で、
    お前が着ているのに似た赤いちゃんちゃんこを送ったそうだ。
    人生をやり直すのならぴったりの贈り物だな」
シャア「……アムロ、勝手に25年も上乗せするな」
アムロ「そうふて腐れるな。ほらいい子にするでちゅよ。アバババブー」
アムロはいつの間にか取り出したガラガラをシャアの目の前で振ってあやすまねをした。
シャア「ええい、ふざけるのもたいがいにしろ。私は寝る。……!」
そこで悪寒を感じた2人がラウンジの入り口を見ると、プルHがいた。
プルH「大佐、今夜はアムロママと赤ちゃんプレイですか?うふふふ」

そして、プルHは、「口は災いの元」という言葉の意味を理解して少しおとなしくなった。


916 名前: 無名さん 投稿日: 02/11/18 19:11 ID:???
〜「宇宙(そら)を翔(かけ)る」〜

アムロ「大質量の漂流物だと?」
シャア「ああ。あと5時間余りで軌道が交差する。手前にあった細かい岩石群がセン
サーを阻害して、発見できなかったようだ」
アムロ「この反応パターンから見ると戦艦、それもかなり巨大な艦のようだな…何か
回収出来る物資が残されているといいのだが」
シャア「…特に我々にも食える食料がな。スパムカレー1週間連続の悪夢はもう十分
だ…」━━(;▼Д▼)
のんきなようでも、アクシズ一家の生活は楽なものではない。
水、空気、食料、生活物資、推進剤、エレクトロニクス機器、等々…
人間が生活する上で必要な全ての物資は自分たちで調達し、浪費を制限しなければ、
待っているのは真空に漂う14人分の人間の干物という、滑稽で悲惨な末路である。
ある程度センサー探査で概略をつかむと、アムロとシャアは物資回収に出発した。
シャアのプチモビ(キュベレイカラー)をワイヤーで牽引しながら、νガンダムが宇宙
を跳んでいく。
プルたち、特にプルJは執拗についてきたがったが、今度ばかりは全員留守番させた。
戦闘の末に大破し、生者の手を離れて久しい亡霊船の探索である。
ありとあらゆる無惨な死の痕跡を残した乗員達の遺体が、そこかしこに漂っている事
は充分予想できた。
精神の成熟していないプルたちにはあまりに酷な光景を、できるだけ見せたくはない。
アムロとシャアの意見は、その親心で一致していた。


917 名前: 無名さん 投稿日: 02/11/18 20:07 ID:???
アムロ「シャア、この艦は…いったい」
シャア「これはまた…ずいぶんとなつかしい戦友にであったものだ」
誰も知らない目的地にむかって、慣性のまま宇宙に漂う巨艦。
かつてジオン公国軍で艦隊旗艦用として建造され、ザビ家支配の象徴とまで呼ばれた
宇宙戦艦…グワジン級。
無数の破口と弾痕に艦体は傷つき、誉れある真紅の装いはビームと爆発、そして長期
間さらされ続けた宇宙線に灼かれて退色してはいたが、その姿はかつての栄光をいま
だ失いきってはいなかった。
シャア「艦番からみて、グラナダに駐留していたキシリア麾下の第6艦隊旗艦だった
グワラメルのようだ。1年戦争末期に抵抗部隊を率いて月軌道を離脱し、連邦軍の包
囲網を突破できずに撃沈されたと思われていたが…こんなところまで漂いついていた
とはな」
アムロ「…」
いつになく饒舌なシャアと、沈黙したまま艦の周辺にガンダムを漂わせるアムロ。
過去の遺物である戦艦は、それぞれに運命の始まりである1年戦争の記憶を蘇らせて
いた。
1年戦争…その言葉は2人の精神に様々な忌まわしい記憶が棘の痛みをつきたてるも
のの、まぎれもなく青春時代の甘美さをともなっていた。
何も知らない子供のまま戦った少年と、暗い復讐に魅入られた青年士官。
甘美な追憶の彼方にしかいない、運命を何も知らない自分たち。
その面影が、アムロを沈黙させシャアの舌を滑らかにしていた。
そうしなければ、忌まわしい記憶の痛みに耐えられそうになかったのだ。
シャア「…結局この艦は、アクシズにも荊の園にもたどり着くことはなかった。最終
的にはその目的は達成したとも言えるが、人間の意志によってではなく放棄された艦
のあてどもない航行がそれを遂行したとは…皮肉だな」
アムロ「……」
黙ったまま、スピーカーから流れるシャアの声に耳を傾けるアムロ。
アムロとシャアは、しばらくの間それぞれのやり方で失われた時に思いを馳せた。


918 名前: 無名さん 投稿日: 02/11/18 21:28 ID:???
\\朝ご飯はスパムご飯とスパムみそ汁、昼はスパム焼き、おやつは普通のスパム、//
  晩ご飯はスパムカレー!シャンプーもリンスもスパム汁、一週間はもつね!!

      ⌒⌒ヽ    ⌒⌒ヽ    ⌒⌒ヽ
    (γ ノ|ノ)从 ) (γ ノ|ノ)从 ) (γ ノ|ノ)从 )
     ‖*`∀´ノ  ‖*´ー`ノ  ‖*^∀^ノ
     丿~ † ~ヾ  丿~ † ~ヾ   丿~ † ~ヾ
     ん  八  ) ん 人  )  ん 人  )
     んU〜Uゝ  んU〜Uゝ   んU〜Uゝ

 νννν   ___
;゚ー゚ノ ━(;▼Д▼):カンベンしてくださぃ…


953 名前: 再放送中その2 投稿日: 02/11/20 18:22 ID:???
ネタ・タイトル別に分けてみました。(再放送中その1は>>303-308
少々抜けているかもしれませんが。
家庭のマナー     >>311
ジオンの亡霊     >>314-316
           >>358-360>>366
           >>389-390
帰るべき場所     >>395-402
シャアの一日(朝編) >>413
シャアの一日(昼編) >>445
「B作戦」その1   >>454-456
コインランドリーの謎 >>475-479


954 名前: 再放送中その2-2 投稿日: 02/11/20 18:23 ID:???
           >>486>>488-490
           >>498-499
           >>506-507
ママが倒れた日    >>513-519
父として       >>534-537
           >>542-543
12人の怒れるプル  >>544-551>>619>>622
シャアの苦悩     >>593-594>>596>>598
「B作戦」第二部・クッキングプルズ >>605-607>>716>>722-723
                  >>750-751>>777-780>>781


955 名前: 再放送中その2-3 投稿日: 02/11/20 18:24 ID:???
「コスモスを君に」  >>630-634
           >>675>>680>>682>>691(680から十数レスは服ネタ)
           >>702>>711>>718
なにして遊ぶ?    >>765-766
ハウスメイド・ソング >>809-812
           >>818-819
「B作戦」第三部・つまみ食い宇宙 >>818-819>>891>>893-895>>897-898
                 >>900>>902>>905-906>>911
「B作戦」番外編(時期的には第一部と第二部の間ぐらいで)>>873-874
宇宙(そら)を翔(かけ)る >>916-918


956 名前: 再放送中その2-4 投稿日: 02/11/20 18:25 ID:???
番外(不評な新キャラ編)
マ・クベ編      >>563-564>>703>>705-707
ハマーン編      >>875>>877-878>>882-889


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